JPS634917A - 積層板の製造方法 - Google Patents
積層板の製造方法Info
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- JPS634917A JPS634917A JP14842886A JP14842886A JPS634917A JP S634917 A JPS634917 A JP S634917A JP 14842886 A JP14842886 A JP 14842886A JP 14842886 A JP14842886 A JP 14842886A JP S634917 A JPS634917 A JP S634917A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[技術分野]
本発明は、孔明きの積層板を製造するための方法に関す
るものである。
るものである。
[背景技術]
近年、電子機器の軽薄短小化はめざましく、特にICカ
ードなどにみられるように非常に薄いものが要求される
ようになり、そのために#2図に示すようにプリント配
線板5の中にICチップなどの電子部品6を埋め込むこ
とが必要になってきている。プリント配線板5は絶縁層
となる積層板7の表面に回路8を設けて形成されるもの
であり、第2図のものにあっては積層板7に凹部9を設
けてこの四部9内に電子部品6を埋め込み、電子部品6
と回路8とをリード線10で接続することで電子部品6
の実装がなされる。
ードなどにみられるように非常に薄いものが要求される
ようになり、そのために#2図に示すようにプリント配
線板5の中にICチップなどの電子部品6を埋め込むこ
とが必要になってきている。プリント配線板5は絶縁層
となる積層板7の表面に回路8を設けて形成されるもの
であり、第2図のものにあっては積層板7に凹部9を設
けてこの四部9内に電子部品6を埋め込み、電子部品6
と回路8とをリード線10で接続することで電子部品6
の実装がなされる。
そして上記のような四部9を設けたプリント配線板5を
得るために従来は、プリント配線板5の積層板7に機械
的ざぐりで凹部9の加工をおこなうようにしていた。し
かしこの方法は高度な精度が要求されるされるために非
常に非能率的であり、歩留まりも悪いという問題があっ
た。
得るために従来は、プリント配線板5の積層板7に機械
的ざぐりで凹部9の加工をおこなうようにしていた。し
かしこの方法は高度な精度が要求されるされるために非
常に非能率的であり、歩留まりも悪いという問題があっ
た。
そこで、複数枚のプリプレグ及び金属箔を積層成形して
積層板を製造するにあたって、プリプレグに予め孔をあ
けておいて積層板の製造と同時に上記のような四部9が
形成されるようにすることが検討されている。すなわち
、複数枚の各プリプレグに所定の位置で所定の大きさ形
状に孔を明けておき、孔が合致する状態でプリプレグを
重ねると共にさらに銅箔などの金属箔を重ね、これを加
熱加圧成形することによって、プリプレグに設けられた
孔で電子部品6を埋め込むための四部9を形成した金属
箔張の積層板を得るのである。しがしこの方法において
はプリプレグの樹脂の溶融粘度が低いと加熱加圧成形の
際にプリプレグの樹脂が孔内に流入して所望の四部9を
形成させることが困難であるという問題があった。そこ
で溶融粘度の高い樹脂を含浸乾燥したプリプレグを用い
ることがなされるのであるが、このようにプリプレグの
樹脂の溶融粘度が高いと加熱加圧成形の際の樹脂の流れ
が悪くてプリプレグに含まれる気体成分を十分に抜くこ
とができず、これが積層板中にボイドとして残って十分
な性能の積層板を得ることができないという問題が生じ
るものであった。
積層板を製造するにあたって、プリプレグに予め孔をあ
けておいて積層板の製造と同時に上記のような四部9が
形成されるようにすることが検討されている。すなわち
、複数枚の各プリプレグに所定の位置で所定の大きさ形
状に孔を明けておき、孔が合致する状態でプリプレグを
重ねると共にさらに銅箔などの金属箔を重ね、これを加
熱加圧成形することによって、プリプレグに設けられた
孔で電子部品6を埋め込むための四部9を形成した金属
箔張の積層板を得るのである。しがしこの方法において
はプリプレグの樹脂の溶融粘度が低いと加熱加圧成形の
際にプリプレグの樹脂が孔内に流入して所望の四部9を
形成させることが困難であるという問題があった。そこ
で溶融粘度の高い樹脂を含浸乾燥したプリプレグを用い
ることがなされるのであるが、このようにプリプレグの
樹脂の溶融粘度が高いと加熱加圧成形の際の樹脂の流れ
が悪くてプリプレグに含まれる気体成分を十分に抜くこ
とができず、これが積層板中にボイドとして残って十分
な性能の積層板を得ることができないという問題が生じ
るものであった。
[発明の目的]
本発明は、上記の点に鑑みて為されたものであり、孔を
設けたプリプレグを用いて孔明きの積層板を製造するに
あたって、孔に樹脂が流れ込むことを防止できると共に
ボイドの発生を防止することができる積層板の製造方法
を提供することを目的とするものである。
設けたプリプレグを用いて孔明きの積層板を製造するに
あたって、孔に樹脂が流れ込むことを防止できると共に
ボイドの発生を防止することができる積層板の製造方法
を提供することを目的とするものである。
[発明の開示]
しかして本発明に係る積層板の製造方法は、プリプレグ
1に孔2を設けると共にこの孔2内に離型性充填物3を
充填した状態でプリプレグ1を減圧雰囲気下で加熱加圧
成形することを特徴とするものであり、以下本発明の詳
細な説明する。
1に孔2を設けると共にこの孔2内に離型性充填物3を
充填した状態でプリプレグ1を減圧雰囲気下で加熱加圧
成形することを特徴とするものであり、以下本発明の詳
細な説明する。
プリプレグ1は基材に熱硬化性樹脂のフェスを含浸して
加熱乾燥することによって形成されるものであり、基材
としては〃ラスWL維布、ガラス不織布等の無機繊維物
、テトロン布、紙基材等の有機繊維物及び無機繊維と有
機繊維との任意の割合の混抄基材などを用いることがで
き、また熱硬化性樹脂としてはエポキシ樹脂、ポリイミ
ド樹脂、ポリエステル樹脂、フェノール樹脂及びこれら
の樹脂の変性樹脂などを用いることができる。ここで、
プリプレグ1に含浸され乾燥されてBステージ状態にあ
る樹脂は、プリプレグ1に設ける孔2への成形時の流れ
込みを低減させると共に積層板の板厚精度を確保するた
めに、その溶融粘度が300〜5000ポイズ(測定温
度120°C)の範囲に設定されるのが好ましく、特に
溶融粘度の下限は1000ポイズに設定されるのが望ま
しい。上記のようにして形成されるプリプレグ1に所定
の位置において所定の形状大トさに孔2を設ける。
加熱乾燥することによって形成されるものであり、基材
としては〃ラスWL維布、ガラス不織布等の無機繊維物
、テトロン布、紙基材等の有機繊維物及び無機繊維と有
機繊維との任意の割合の混抄基材などを用いることがで
き、また熱硬化性樹脂としてはエポキシ樹脂、ポリイミ
ド樹脂、ポリエステル樹脂、フェノール樹脂及びこれら
の樹脂の変性樹脂などを用いることができる。ここで、
プリプレグ1に含浸され乾燥されてBステージ状態にあ
る樹脂は、プリプレグ1に設ける孔2への成形時の流れ
込みを低減させると共に積層板の板厚精度を確保するた
めに、その溶融粘度が300〜5000ポイズ(測定温
度120°C)の範囲に設定されるのが好ましく、特に
溶融粘度の下限は1000ポイズに設定されるのが望ま
しい。上記のようにして形成されるプリプレグ1に所定
の位置において所定の形状大トさに孔2を設ける。
孔2はパンチングその他の適当な手段で打ち抜きや切り
抜きで形成することができる。
抜きで形成することができる。
そして上記プリプレグ1を1枚乃至複数枚重ね、孔2に
離型性充填材3を充填した状態でさらに第1図(a)(
b)のように銅箔などの金属箔4を重ね、これを加熱加
圧することで積層成形に供する。ここでプリプレグ1を
複数枚重ねる場合は各プリプレグ1の孔2が合致するよ
うにプリプレグ1を重ねるようにする。また、離型性充
填材3としてはプリプレグ1の樹脂に対して離型性のあ
るもの、例えばテフロン(四7ツ化エチレン樹脂)やシ
リコンによって形成することかで外、シート状の他に粉
末状や粒状の形態で用いることができる。離型性充填材
3をシート状に形成した場合、その大きさはプリプレグ
1に設ける孔2の大きさの+01oI11−−2.0m
a+、好ましくは十〇mto−−1,OLomに、厚み
は孔2の深さくプリプレグ1を複数枚重ねて成形をおこ
なう場合は孔2の合計深さ)の+0.5mm−Omm、
好ましくは+0.11Il+n −−0[+1111に
設定するのがよく、また離型性充填材3を粉末状または
粒状にした場合は、孔2の容積の+10%〜−0%、好
ましくは+5%〜−〇%の体積で使用するのがよい。ま
た、積層成形は減圧雰囲気条件下でおこなわれるもので
あり、例えば積層成形装置を減圧室内に設置することで
減圧雰囲気条件下での積層成形をおこなうことがでとる
。減圧条件は150Torr以下、好ましくは100
Torr以下の真空状態に設定するのがよい。
離型性充填材3を充填した状態でさらに第1図(a)(
b)のように銅箔などの金属箔4を重ね、これを加熱加
圧することで積層成形に供する。ここでプリプレグ1を
複数枚重ねる場合は各プリプレグ1の孔2が合致するよ
うにプリプレグ1を重ねるようにする。また、離型性充
填材3としてはプリプレグ1の樹脂に対して離型性のあ
るもの、例えばテフロン(四7ツ化エチレン樹脂)やシ
リコンによって形成することかで外、シート状の他に粉
末状や粒状の形態で用いることができる。離型性充填材
3をシート状に形成した場合、その大きさはプリプレグ
1に設ける孔2の大きさの+01oI11−−2.0m
a+、好ましくは十〇mto−−1,OLomに、厚み
は孔2の深さくプリプレグ1を複数枚重ねて成形をおこ
なう場合は孔2の合計深さ)の+0.5mm−Omm、
好ましくは+0.11Il+n −−0[+1111に
設定するのがよく、また離型性充填材3を粉末状または
粒状にした場合は、孔2の容積の+10%〜−0%、好
ましくは+5%〜−〇%の体積で使用するのがよい。ま
た、積層成形は減圧雰囲気条件下でおこなわれるもので
あり、例えば積層成形装置を減圧室内に設置することで
減圧雰囲気条件下での積層成形をおこなうことがでとる
。減圧条件は150Torr以下、好ましくは100
Torr以下の真空状態に設定するのがよい。
上記のようにプリプレグ1と金属箔4との積層物を加熱
加圧して成形することによって、電子部品6を埋め込む
ための四部9が孔2で形成された金属箔張積層板を得る
ことができ、この金属箔をエツチング等で加工して回路
8を形成することによって、第2図のようなプリント配
線板5に仕上げることでトる。ここで、加熱加圧成形は
減圧雰囲気下でおこなわれるためにプリプレグ1の樹脂
の溶融粘度が高くてもプリプレグ1中の気体成分は脱気
され、積層板にボイドが生じるおそれはない。従って樹
脂の溶融粘度が高いプリプレグ1を用いてプリプレグ1
に設けた孔2に樹脂が流れ込むことなく成形をおこなう
ことができることになる。また孔2に充填した離型性充
填材3によって孔2は埋められているために、プリプレ
グ1の溶融樹脂が孔2に流れ込むことを離型性充填材3
によっても防止することができる。離型性充填材3はも
ちろん成形の後に除去される。そして、上記のように成
形は減圧雰囲気下でおこなわれるために、プリプレグ1
に重ねた金属箔4は孔2の部分で孔2の内方へ吸引され
る作用を受けてへこみ変形し易いが、孔2に離型性充填
材3を充填しておくことによってこのようなおそれはな
い。尚、孔2はプリプレグ1に設ける他、必要に応じて
金属箔4や、三層以上の多層積層板の場合には内層材に
も設け、これらの孔2に離型性充填材3を充填して成形
をおこなうことがで外る。
加圧して成形することによって、電子部品6を埋め込む
ための四部9が孔2で形成された金属箔張積層板を得る
ことができ、この金属箔をエツチング等で加工して回路
8を形成することによって、第2図のようなプリント配
線板5に仕上げることでトる。ここで、加熱加圧成形は
減圧雰囲気下でおこなわれるためにプリプレグ1の樹脂
の溶融粘度が高くてもプリプレグ1中の気体成分は脱気
され、積層板にボイドが生じるおそれはない。従って樹
脂の溶融粘度が高いプリプレグ1を用いてプリプレグ1
に設けた孔2に樹脂が流れ込むことなく成形をおこなう
ことができることになる。また孔2に充填した離型性充
填材3によって孔2は埋められているために、プリプレ
グ1の溶融樹脂が孔2に流れ込むことを離型性充填材3
によっても防止することができる。離型性充填材3はも
ちろん成形の後に除去される。そして、上記のように成
形は減圧雰囲気下でおこなわれるために、プリプレグ1
に重ねた金属箔4は孔2の部分で孔2の内方へ吸引され
る作用を受けてへこみ変形し易いが、孔2に離型性充填
材3を充填しておくことによってこのようなおそれはな
い。尚、孔2はプリプレグ1に設ける他、必要に応じて
金属箔4や、三層以上の多層積層板の場合には内層材に
も設け、これらの孔2に離型性充填材3を充填して成形
をおこなうことがで外る。
次ぎに本発明を実施例によってさらに説明する。
犬111−
硬化剤含有エポキシ樹脂ワニスを200g/m2のガラ
ス布に含浸させ、乾燥することによって400g/m2
のプリプレグを作成した。このプリプレグは樹脂の溶融
粘度が1200ポイズであった(プリプレグA)、この
プリプレグに第3図に示すように9箇所で直径10mm
の孔をパンチングによって設けた。
ス布に含浸させ、乾燥することによって400g/m2
のプリプレグを作成した。このプリプレグは樹脂の溶融
粘度が1200ポイズであった(プリプレグA)、この
プリプレグに第3図に示すように9箇所で直径10mm
の孔をパンチングによって設けた。
このプリプレグを2枚重ね、直径101で厚み0 、3
amのテフロンシート(第1図における離型性充填材
3)を第1図(a)(b)に示すようにプリプレグの孔
に挿入し、さらに片面に厚み0.070+I1mの銅箔
を重ねると共に他の片面に離型紙を配設し、この積層体
を金属プレート間に挟み、50Torrの減圧雰囲気下
で成形圧力50 kg/ Cm2、成形温度170℃、
成形時間100分間の条件で加熱加圧成形し、厚み0.
41の銅張積層板を得た。
amのテフロンシート(第1図における離型性充填材
3)を第1図(a)(b)に示すようにプリプレグの孔
に挿入し、さらに片面に厚み0.070+I1mの銅箔
を重ねると共に他の片面に離型紙を配設し、この積層体
を金属プレート間に挟み、50Torrの減圧雰囲気下
で成形圧力50 kg/ Cm2、成形温度170℃、
成形時間100分間の条件で加熱加圧成形し、厚み0.
41の銅張積層板を得た。
犬1」[η
硬化剤含有エポキシ樹脂フェスを200g/+a2のガ
ラス布に含浸させ、乾燥することによって400g/m
2のプリプレグを作成した。このプリプレグは樹脂の溶
融粘度が800ボイズであった(プリプレグB)。この
プリプレグを用い、その他は実施例1と同様にして厚み
0 、4 mmの銅張積層板を得た。
ラス布に含浸させ、乾燥することによって400g/m
2のプリプレグを作成した。このプリプレグは樹脂の溶
融粘度が800ボイズであった(プリプレグB)。この
プリプレグを用い、その他は実施例1と同様にして厚み
0 、4 mmの銅張積層板を得た。
犬11」−
硬化剤含有エポキシ樹脂フェスを200g/m2のガラ
ス布に含浸させ、乾燥することによって400g/+a
2のプリプレグを作成した。このプリプレグは樹脂の溶
融粘度が500ボイズであった(プリプレグC)。この
プリプレグを用い、その他は実施例1と同様にして厚み
0.41の銅張積層板を得た。
ス布に含浸させ、乾燥することによって400g/+a
2のプリプレグを作成した。このプリプレグは樹脂の溶
融粘度が500ボイズであった(プリプレグC)。この
プリプレグを用い、その他は実施例1と同様にして厚み
0.41の銅張積層板を得た。
ル(jl−
プリプレグAを用い、加熱加圧成形を常圧雰囲気でおこ
なった他は実施例1と同様にして厚み0゜41の銅張積
層板を得た。
なった他は実施例1と同様にして厚み0゜41の銅張積
層板を得た。
土、!!Jl
プリプレグBを用い、加熱加圧成形を常圧雰囲気でおこ
なった他は実施例1と同様にして厚み0゜4m+*の銅
張積層板を得た。
なった他は実施例1と同様にして厚み0゜4m+*の銅
張積層板を得た。
ル負1」−
プリプレグCを用い、加熱加圧成形を常圧雰囲気でおこ
なった他は実施例1と同様にして厚み0゜41の銅張積
層板を得た。
なった他は実施例1と同様にして厚み0゜41の銅張積
層板を得た。
肛1匠1
プリプレグAを用い、プリプレグの孔にテフロンシート
を挿入しない状態で加熱加圧成形をおこなった他は実施
例1と同様にして厚み0.4111I11の銅張積層板
を得た。
を挿入しない状態で加熱加圧成形をおこなった他は実施
例1と同様にして厚み0.4111I11の銅張積層板
を得た。
K1九影
プリプレグBを用い、プリプレグの孔にテフロンシート
を挿入しない状態で加熱加圧成形をおこなった他は実施
例1と同様にして厚み0.41の銅張積層板を得た。
を挿入しない状態で加熱加圧成形をおこなった他は実施
例1と同様にして厚み0.41の銅張積層板を得た。
&1九彰
プリプレグCを用い、プリプレグの孔にテア0ンシート
を挿入しない状態で加熱加圧成形をおこなった他は実施
例1と同様にして厚み0 、4 IImの銅張積層板を
得た。
を挿入しない状態で加熱加圧成形をおこなった他は実施
例1と同様にして厚み0 、4 IImの銅張積層板を
得た。
上記実施例1乃至3及び比較例1乃至6の条件をまとめ
て第1表に示す。また実施例1乃至3及び比較例1乃至
6で得た銅張積層板について、成形性、板厚のバラツキ
(R)、孔への樹脂の流れ、孔部分のmtiの外観をそ
れぞれ測定した。結果を第2表に示す。第2表において
「成形性」は積層板中にボイドが発生しているか否かで
評価をおこない、ボイドが発生していないものを「○」
、ボイドがやや発生したものを「Δ」、ボイドが多数発
生したものを「×」で示した。また「板厚バラツキ」は
マイクロメーターで板厚を測定してその最大厚み寸法と
最小厚み寸法との差の寸法で示した。「孔への樹脂流れ
」及び[孔部分の銅箔外観]は目視観察でおこない、そ
れを第4図及び第5図に図示して示した。第4図におい
て孔2内に流れ込んだ樹脂を符号11で示す。また「孔
部分の銅箔外観」において「OK]は孔部分で銅箔にへ
こみ変形が生じな第2表の結果、減圧雰囲気下で成形を
おこなうようにした各実施例のものは、プリプレグの樹
脂の溶融粘度が高くてもボイドの発生を低減することが
できることが確認され(比較例1乃至3を比較参照)、
またプリプレグの孔にテフロンシートを挿入した状態で
成形をおこ4゛うようにした各実施例のものは、孔への
樹脂の流れを低減できると共に孔部分で銅箔にへこみ変
形が発生することを防止でとるこが確認される(比較例
4乃至6を比較参照)。また、孔への樹脂の流れ込みを
完全に防止するためにはプリプレグとして樹脂の熔融粘
度が1000ボイズ以上のものを用いるのが望ましいこ
とが確認される。
て第1表に示す。また実施例1乃至3及び比較例1乃至
6で得た銅張積層板について、成形性、板厚のバラツキ
(R)、孔への樹脂の流れ、孔部分のmtiの外観をそ
れぞれ測定した。結果を第2表に示す。第2表において
「成形性」は積層板中にボイドが発生しているか否かで
評価をおこない、ボイドが発生していないものを「○」
、ボイドがやや発生したものを「Δ」、ボイドが多数発
生したものを「×」で示した。また「板厚バラツキ」は
マイクロメーターで板厚を測定してその最大厚み寸法と
最小厚み寸法との差の寸法で示した。「孔への樹脂流れ
」及び[孔部分の銅箔外観]は目視観察でおこない、そ
れを第4図及び第5図に図示して示した。第4図におい
て孔2内に流れ込んだ樹脂を符号11で示す。また「孔
部分の銅箔外観」において「OK]は孔部分で銅箔にへ
こみ変形が生じな第2表の結果、減圧雰囲気下で成形を
おこなうようにした各実施例のものは、プリプレグの樹
脂の溶融粘度が高くてもボイドの発生を低減することが
できることが確認され(比較例1乃至3を比較参照)、
またプリプレグの孔にテフロンシートを挿入した状態で
成形をおこ4゛うようにした各実施例のものは、孔への
樹脂の流れを低減できると共に孔部分で銅箔にへこみ変
形が発生することを防止でとるこが確認される(比較例
4乃至6を比較参照)。また、孔への樹脂の流れ込みを
完全に防止するためにはプリプレグとして樹脂の熔融粘
度が1000ボイズ以上のものを用いるのが望ましいこ
とが確認される。
[発明の効果]
上述のように本発明にあっては、プリプレグに孔を設け
ると共にこの孔内に離型性充填物を充填した状態でプリ
プレグを減圧雰囲気下で加熱加圧成形するようにしたの
で、プリプレグの樹脂の溶融粘度が高くても減圧雰囲気
下においてプリプレグ中の気体成分は脱気され、積層板
にボイドが生じるおそれはないものであって、樹脂の溶
融粘度が高いプリプレグを用いて孔に樹脂が流れ込むこ
となく成形をおこなうことができるものであり、しかも
孔に充填した離型性充填材によって孔は埋められており
、孔への樹脂の流れ込みをこの離型性充填材3によって
も防止することができるものであり、この結果、孔を設
けたプリプレグを用いて孔明きの積層板を製造するにあ
たって、孔に樹脂が流れ込んだりボイドが発生したりす
るおそれなく成形をおこなうことができるものである。
ると共にこの孔内に離型性充填物を充填した状態でプリ
プレグを減圧雰囲気下で加熱加圧成形するようにしたの
で、プリプレグの樹脂の溶融粘度が高くても減圧雰囲気
下においてプリプレグ中の気体成分は脱気され、積層板
にボイドが生じるおそれはないものであって、樹脂の溶
融粘度が高いプリプレグを用いて孔に樹脂が流れ込むこ
となく成形をおこなうことができるものであり、しかも
孔に充填した離型性充填材によって孔は埋められており
、孔への樹脂の流れ込みをこの離型性充填材3によって
も防止することができるものであり、この結果、孔を設
けたプリプレグを用いて孔明きの積層板を製造するにあ
たって、孔に樹脂が流れ込んだりボイドが発生したりす
るおそれなく成形をおこなうことができるものである。
第1図(aHb)は本発明の一実施例の一部切欠斜視図
と一部切欠断面図、第2図は電子部品を埋め込んだプリ
ント配線板を示す一部切欠断面図、第3図は孔を設けた
プリプレグの縮小平面図、第4図(、)乃至(i)は第
2表の「孔への樹脂流れ」の状態を示す一部の平面図、
第5図(a)(b)(c)は第2表の[孔部分の銅箔外
観]の状態を示す一部の断面図である。 1はプリプレグ、2は孔、3は離型性充填材である。
と一部切欠断面図、第2図は電子部品を埋め込んだプリ
ント配線板を示す一部切欠断面図、第3図は孔を設けた
プリプレグの縮小平面図、第4図(、)乃至(i)は第
2表の「孔への樹脂流れ」の状態を示す一部の平面図、
第5図(a)(b)(c)は第2表の[孔部分の銅箔外
観]の状態を示す一部の断面図である。 1はプリプレグ、2は孔、3は離型性充填材である。
Claims (2)
- (1)プリプレグに孔を設けると共にこの孔内に離型性
充填物を充填した状態でプリプレグを減圧雰囲気下で加
熱加圧成形することを特徴とする積層板の製造方法。 - (2)プリプレグはその樹脂の溶融粘度が1000ポイ
ズ以上であることを特徴とする特許請求の範囲第1項記
載の積層板の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14842886A JPS634917A (ja) | 1986-06-25 | 1986-06-25 | 積層板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14842886A JPS634917A (ja) | 1986-06-25 | 1986-06-25 | 積層板の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS634917A true JPS634917A (ja) | 1988-01-09 |
JPH0329574B2 JPH0329574B2 (ja) | 1991-04-24 |
Family
ID=15452575
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14842886A Granted JPS634917A (ja) | 1986-06-25 | 1986-06-25 | 積層板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS634917A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02227220A (ja) * | 1989-02-28 | 1990-09-10 | Tonen Corp | 繊維強化プラスチック板を用いた構築物の補強方法 |
US20120048457A1 (en) * | 2010-08-30 | 2012-03-01 | Gm Global Technology Operations, Inc. | Method For Integral Vent Screen In Molded Panels |
-
1986
- 1986-06-25 JP JP14842886A patent/JPS634917A/ja active Granted
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH02227220A (ja) * | 1989-02-28 | 1990-09-10 | Tonen Corp | 繊維強化プラスチック板を用いた構築物の補強方法 |
US20120048457A1 (en) * | 2010-08-30 | 2012-03-01 | Gm Global Technology Operations, Inc. | Method For Integral Vent Screen In Molded Panels |
CN102380952A (zh) * | 2010-08-30 | 2012-03-21 | 通用汽车环球科技运作有限责任公司 | 用于模压板中的整体通风筛的方法 |
US8303751B2 (en) * | 2010-08-30 | 2012-11-06 | GM Global Technology Operations LLC | Method for integral vent screen in molded panels |
DE102011110747B4 (de) * | 2010-08-30 | 2015-10-01 | GM Global Technology Operations LLC (n. d. Gesetzen des Staates Delaware) | Verfahren zur Herstellung einer faserverstärkten Platte zum Einschluss eines integralen Lüftungsgitters |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0329574B2 (ja) | 1991-04-24 |
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