JPH11214844A - 多層板の製造方法 - Google Patents

多層板の製造方法

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JPH11214844A
JPH11214844A JP1455298A JP1455298A JPH11214844A JP H11214844 A JPH11214844 A JP H11214844A JP 1455298 A JP1455298 A JP 1455298A JP 1455298 A JP1455298 A JP 1455298A JP H11214844 A JPH11214844 A JP H11214844A
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JP
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adhesive resin
interlayer insulating
thickness
insulating layer
metal foil
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JP1455298A
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English (en)
Inventor
Nobumitsu Onishi
信光 大西
Yasufumi Fukumoto
恭文 福本
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 耐熱性が高く、表面の平滑性に優れた多層板
の製造方法を提供する。 【解決手段】 金属箔1の片面にエポキシ樹脂系の接着
樹脂2を50〜90μmの厚みで形成する。表面に内層
回路3を形成した回路板4の表面に接着樹脂2の側で金
属箔1を重ねる。この後、接着樹脂2の最低溶融粘度が
6000ポイズ以下となる加熱条件で加熱加圧成形し
て、接着樹脂2による層間絶縁層5を介して回路板4の
表面に金属箔1を積層一体化する。加熱加圧成形時の接
着樹脂2の流動性が良好になって、内層回路3の間を接
着樹脂3による層間絶縁層5で完全に埋めることができ
る。また50〜90μmの厚みの接着樹脂2で十分な厚
みで層間絶縁層5を形成することができ、内層回路2と
その間の部分の高低差を層間絶縁層5で埋めて吸収する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビルドアップ工法
に対応した多層プリント配線板として用いられる多層板
の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】多層プリント配線板に加工する多層板を
製造するにあたっては、表面に内層回路が形成された回
路板の表面にプリプレグを介して銅箔などの金属箔を重
ね、これを加熱加圧成形することによって、プリプレグ
が完全硬化して形成される層間絶縁層を介して回路板に
金属箔を積層一体化する工法で行なうのが一般的であ
る。
【0003】一方、図1に示すように、金属箔1の片面
に予めエポキシ樹脂等の半硬化状態の接着樹脂2を塗布
したものを用い、表面に内層回路3を設けた回路板4に
この接着樹脂2付の金属箔1を重ね、これを加熱加圧成
形することによって、接着樹脂2が完全硬化して形成さ
れる層間絶縁層5を介して回路板4に金属箔1を積層一
体化する工法も、多層板の製造方法として実用化されて
いる。
【0004】前者のプリプレグを用いる工法で製造した
多層板では、プリプレグはガラス布等の基材を用いて形
成されているために、層間絶縁層にはガラス布等の基材
が存在し、層間絶縁層にレーザ加工でビアホールを加工
することが難しく、ビルドアップ工法に対応する多層プ
リント配線板として用いることが困難である。これに対
して、後者の金属箔に接着樹脂を塗布したものを用いる
工法で製造した多層板では、層間絶縁層にはガラス布等
の基材が存在しないので、層間絶縁層にレーザ加工でビ
アホールを加工することが容易であり、ビルドアップ工
法に対応する多層プリント配線板として用いることが容
易になるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし後者のように、
金属箔1に接着樹脂2を塗布したものを内層回路3を設
けた回路板4に重ねて加熱加圧成形することによって多
層板を製造するにあたっては、内層回路3の間が接着樹
脂2による層間絶縁層5で完全に埋められず、内層回路
3間にボイドが発生するおそれがあり、また表面の金属
箔1に内層回路3とその間の部分の高低差が凹凸となっ
て表れ、表面を平滑に形成することが難しいものであっ
た。
【0006】そしてこのように多層板にボイドが存在す
ると、多層プリント配線板に加工する際の半田付け時な
ど、高温が作用するとフクレが発生するおそれがあっ
て、耐熱性が悪くなるという問題が生じるものであり、
また上記のように表面の金属箔1が平滑でないと、この
金属箔1にプリント加工して回路形成をする場合に、微
細な回路を形成することが難しくなるという問題が生じ
るものであった。
【0007】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、耐熱性が高く、表面の平滑性に優れた多層板の製
造方法を提供することを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る多層板の製
造方法は、金属箔1の片面にエポキシ樹脂系の接着樹脂
2を50〜90μmの厚みで形成し、表面に内層回路3
を形成した回路板4の表面に接着樹脂2の側で金属箔1
を重ね、接着樹脂2の最低溶融粘度が6000ポイズ以
下となる加熱条件で加熱加圧成形して、接着樹脂2によ
る層間絶縁層5を介して回路板4の表面に金属箔1を積
層一体化することを特徴とするものである。
【0009】また請求項2の発明は、上記の加熱加圧成
形を40kg/cm2 以上の加圧条件で行なうことを特
徴とするものである。また請求項3の発明は、層間絶縁
層を40μm以上の厚みで形成することを特徴とするも
のである。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。金属箔1としては厚み12μmや18μmの銅箔
を用いることができるものであり、この金属箔1の片面
にエポキシ樹脂系の接着樹脂2を塗布してある。この接
着樹脂2は加熱乾燥することによって半硬化状態(Bス
テージ)にしてある。エポキシ樹脂系の接着樹脂2とし
ては、例えば、エポキシ樹脂とn−ブチルゴムなどのゴ
ムと直鎖状ブチラール樹脂(1000〜4000の重合
度)などの熱可塑性樹脂をブレンドしたものを用いるこ
とができる。そしてこの接着樹脂2は50〜90μmの
厚みで形成されるものであり、60〜80μmの厚みが
より好ましい。
【0011】回路板4は両面銅張りエポキシ樹脂積層板
など、両面に金属箔を張った積層板の金属箔をプリント
加工して表面に内層回路3を設けて形成されるものであ
り、この内層回路3を形成する金属箔としては、例えば
厚み18μmや36μmの銅箔が用いられる。そして図
1(a)に示すように、内層回路3を設けた回路板4の
片面あるいは両面に接着樹脂2の側で金属箔1を重ね、
これを加熱加圧成形することによって、接着樹脂2が溶
融した後に完全硬化して形成される層間絶縁層5を介し
て回路板4に金属箔1を積層一体化させ、図1(b)の
ような多層板を製造することができるものである。図1
(b)のように形成される多層板は、表面の金属箔1を
プリント加工して回路を形成すると共に、内層回路3を
設けた箇所において層間絶縁層5にレーザ加工等してビ
アホールを形成し、ビルドアップ工法に対応した多層プ
リント配線板に仕上げることができるものである。
【0012】ここで、上記の加熱加圧成形は、接着樹脂
2の最低溶融粘度が6000ポイズ以下となるように加
熱条件を設定して行なうものである。このように加熱加
圧成形時の接着樹脂2の最低溶融粘度が6000ポイズ
以下であると、接着樹脂2の流動性が良好になって、内
層回路3の間を接着樹脂2による層間絶縁層5で完全に
埋めることができるものであり、内層回路3間にボイド
が発生することを防ぐことができるものである。接着樹
脂2の最低溶融粘度が6000ポイズ以下となるように
するためには、昇温速度や加熱温度、加熱時間などを調
整することによって行なうことができるものである。接
着樹脂2の最低溶融粘度が低過ぎると、加熱加圧成形す
る際に接着樹脂2が回路板4の外側へ流れ出してしま
い、接着樹脂2によって形成される層間絶縁層5の厚み
が薄くなったり不均一になったりするおそれがあるの
で、接着樹脂2の最低溶融粘度が2000ポイズより下
回らないようにするのが好ましい。
【0013】また、上記の加熱加圧成形は、40kg/
cm2 以上の加圧条件で行なうのが好ましい。このよう
に加熱加圧成形を40kg/cm2 以上の加圧条件で行
なうことによって、内層回路3の間を接着樹脂2で埋め
ることが容易になり、内層回路3間にボイドが発生する
ことを防ぐ効果を高く得ることができるものである。加
圧条件が高過ぎると、加熱加圧成形する際に接着樹脂2
が回路板4の外側へ流れ出してしまい、接着樹脂2によ
って形成される層間絶縁層5の厚みが薄くなったり不均
一になったりするおそれがあるので、加圧条件は50k
g/cm2 を超えない範囲に設定するのが好ましい。
【0014】さらに、金属箔1に設けた接着樹脂2は上
記のように50〜90μmの厚みで形成してあるので、
十分な厚みで層間絶縁層5を形成することができ、内層
回路3とその間の部分の高低差を層間絶縁層5で埋めて
吸収することができ、表面の金属箔1に内層回路3とそ
の間の部分の高低差が凹凸となって表れることを防い
で、表面を平滑に形成することができるものである。表
面粗度(凸と凹との差)は1.5μm以下になるように
するのが好ましい。接着樹脂2の厚みが50μm未満で
は、このような表面を平滑に形成する効果を十分に期待
することができないものであり、逆に接着樹脂2の厚み
が90μmを超えると層間絶縁層5が厚くなり、レーザ
加工性に問題が生じるものである。
【0015】ここで、内層回路3の表面と金属箔1の内
面との間の厚みが40μm以上になるように層間絶縁層
5の厚みtを形成するのが好ましい。回路板4の内層回
路3を厚み18μmの銅箔で形成してるときには、残銅
率が10%以上(すなわち回路板の表面の10%以上の
面積に内層回路3が形成されている)であれば、厚みt
が40μm以上になるように層間絶縁層5を形成するこ
とができる。また、回路板4の内層回路3を厚み35μ
mの銅箔で形成する場合、接着樹脂2の厚みを60μm
に設定すると、残銅率25%以上で厚みtが40μm以
上になるように層間絶縁層5を形成することができ、接
着樹脂2の厚みを80μmに設定すると、残銅率10%
以上で厚みtが40μm以上になるように層間絶縁層5
を形成することができる。層間絶縁層5の厚みtが厚く
なり過ぎるとレーザ加工性に問題が生じるので、層間絶
縁層5の厚みtは80μmを超えないようにするのが好
ましい。
【0016】
【実施例】次に、本発明を実施例によって具体的に説明
する。 (実施例1)厚み18μmの銅箔1の片面に、エポキシ
樹脂とn−ブチルゴムと直鎖状ブチラール樹脂を10
0:20:18の重量比でブレンドして調製したエポキ
シ系樹脂を塗布し、60μmの厚みの接着樹脂2を設け
た。また板厚0.2mm、銅箔厚35μmの518mm
×345mmサイズのFR−4材を用い、図2のような
成形ボイドの発生しやすいパターンの内層回路3を設け
て回路板4を作製した。この内層回路3には黒化処理
(酸化処理)して表面を粗面化してある。そしてこの回
路板4の両面に接着樹脂2側で銅箔1を重ね、接着樹脂
2の最低溶融粘度が6000ポイズになるように、5℃
/分の昇温速度で175℃まで昇温させ、トータル加熱
時間を75分に設定した加熱条件で、且つ40kg/c
2 の加圧条件で、加熱加圧成形を行ない、4層構成の
多層板を得た。この多層板の層間絶縁層5の厚みtは4
5μmであった。
【0017】(比較例1)加熱加圧成形を、接着樹脂2
の最低溶融粘度が10000ポイズになるように、1.
5℃/分の昇温速度で175℃まで昇温させ、トータル
加熱時間を75分に設定した加熱条件で、且つ30kg
/cm2 の加圧条件で行なうようにした他は、実施例1
と同様にして4層構成の多層板を得た。この多層板の層
間絶縁層5の厚みtは55μmであった。
【0018】上記の実施例1及び比較例1で得られた多
層板について、表面の粗さを表面粗度計で測定した。ま
た、実施例1及び比較例1で得られた多層板の表面の銅
箔をエッチングして除去した後、外観観察して成形ボイ
ドの有無を検査した。さらにこの銅箔をエッチングして
除去した多層板を、100℃のオーブンで2時間加熱し
た後に260℃の半田浴に30秒間浸漬する耐熱性試験
(耐熱試験1)、100℃のオーブンで4時間加熱した
後に260℃の半田浴に30秒間浸漬する耐熱性試験
(耐熱試験2)をそれぞれ行なった。これらの結果を表
1に示す。
【0019】
【表1】
【0020】(実施例2)厚み18μmの銅箔1の片面
に、実施例1と同じエポキシ系樹脂を塗布し、60μm
の厚みの接着樹脂2を設けた。また板厚0.2mm、銅
箔厚35μmの518mm×345mmサイズのFR−
4材を用い、表2のように残銅率10〜80%になるパ
ターンで内層回路3を設けて回路板4を作製した。そし
てこの回路板4の両面に接着樹脂2側で銅箔1を重ね、
接着樹脂2の最低溶融粘度が6000ポイズになるよう
に実施例1と同じ加熱加圧条件で成形を行ない、4層構
成の多層板を得た。
【0021】このようにして得た多層板について、層間
絶縁層5の厚みtを表2に示す。また表面の粗さ、成形
ボイドの有無を測定し、耐熱試験1、耐熱試験2を行な
い、その結果を表2に示す。
【0022】
【表2】
【0023】(実施例3)厚み18μmの銅箔1の片面
に、実施例1と同じエポキシ系樹脂を塗布し、80μm
の厚みの接着樹脂2を設けた。そして実施例2と同じ回
路板4の両面に接着樹脂2側で銅箔1を重ね、接着樹脂
2の最低溶融粘度が6000ポイズになるように実施例
1と同じ加熱加圧条件で成形を行ない、4層構成の多層
板を得た。
【0024】このようにして得た多層板について、層間
絶縁層5の厚みtを表3に示す。また表面の粗さ、成形
ボイドの有無を測定し、耐熱試験1、耐熱試験2を行な
い、その結果を表3に示す。
【0025】
【表3】
【0026】(実施例4)厚み18μmの銅箔1の片面
に、実施例1と同じエポキシ系樹脂を塗布し、60μm
の厚みの接着樹脂2を設けた。また板厚0.2mm、銅
箔厚18μmの518mm×345mmサイズのFR−
4材を用い、表4のように残銅率10〜80%になるパ
ターンで内層回路3を設けて回路板4を作製した。そし
てこの回路板4の両面に接着樹脂2側で銅箔1を重ね、
接着樹脂2の最低溶融粘度が6000ポイズになるよう
に実施例1と同じ加熱加圧条件で成形を行ない、4層構
成の多層板を得た。
【0027】このようにして得た多層板について、層間
絶縁層5の厚みtを表4に示す。また表面の粗さ、成形
ボイドの有無を測定し、耐熱試験1、耐熱試験2を行な
い、その結果を表4に示す。
【0028】
【表4】
【0029】(実施例5)厚み18μmの銅箔1の片面
に、実施例1と同じエポキシ系樹脂を塗布し、80μm
の厚みの接着樹脂2を設けた。そして実施例4と同じ回
路板4の両面に接着樹脂2側で銅箔1を重ね、接着樹脂
2の最低溶融粘度が6000ポイズになるように実施例
1と同じ加熱加圧条件で成形を行ない、4層構成の多層
板を得た。
【0030】このようにして得た多層板について、層間
絶縁層5の厚みtを表5に示す。また表面の粗さ、成形
ボイドの有無を測定し、耐熱試験1、耐熱試験2を行な
い、その結果を表5に示す。
【0031】
【表5】
【0032】(比較例2)ガラスクロスに熱硬化性樹脂
ワニスを含浸して乾燥することによってプリプレグを調
製し、実施例2と同じ回路板(内層回路の厚み35μ
m)の両面にこのプリプレグを介して厚み18μmの銅
箔を重ね、1℃/分の昇温速度で175℃まで昇温さ
せ、トータル加熱時間を75分に設定した加熱条件で、
且つ40kg/cm2 の加圧条件で、加熱加圧成形する
ことによって、4層構成の多層板を得た。
【0033】このようにして得た多層板について、表面
の粗さ、成形ボイドの有無を測定し、耐熱試験1、耐熱
試験2を行ない、その結果を表6に示す。
【0034】
【表6】
【0035】(比較例3)ガラスクロスに熱硬化性樹脂
ワニスを含浸して乾燥することによって厚み0.06m
mのプリプレグを調製し、実施例4と同じ回路板(内層
回路の厚み18μm)の両面にこのプリプレグを介して
厚み18μmの銅箔を重ね、1℃/分の昇温速度で17
5℃まで昇温させ、トータル加熱時間を75分に設定し
た加熱条件で、且つ40kg/cm2 の加圧条件で、加
熱加圧成形することによって、4層構成の多層板を得
た。
【0036】このようにして得た多層板について、表面
の粗さ、成形ボイドの有無を測定し、耐熱試験1、耐熱
試験2を行ない、その結果を表7に示す。
【0037】
【表7】
【0038】
【発明の効果】上記のように本発明は、金属箔の片面に
エポキシ樹脂系の接着樹脂を50〜90μmの厚みで形
成し、表面に内層回路を形成した回路板の表面に接着樹
脂の側で金属箔を重ね、接着樹脂の最低溶融粘度が60
00ポイズ以下となる加熱条件で加熱加圧成形して、接
着樹脂による層間絶縁層を介して回路板の表面に金属箔
を積層一体化するようにしたので、加熱加圧成形時の接
着樹脂の流動性が良好になって、内層回路の間を接着樹
脂による層間絶縁層で完全に埋めることができ、内層回
路間にボイドが発生することを防ぐことができるもので
あって、多層板の耐熱性を高めることができるものであ
る。しかも50〜90μmの厚みの接着樹脂で十分な厚
みで層間絶縁層を形成することができるものであり、内
層回路とその間の部分の高低差を層間絶縁層で埋めて吸
収することができ、表面を平滑に形成することができる
ものである。
【0039】また請求項2の発明は、上記の加熱加圧成
形を40kg/cm2 以上の加圧条件で行なうようにし
たので、内層回路の間を接着樹脂で埋めることが容易に
なり、内層回路間にボイドが発生することを防ぐ効果を
高く得ることができるものである。また請求項3の発明
は、層間絶縁層を40μm以上の厚みで形成するように
したので、内層回路とその間の部分の高低差を層間絶縁
層で確実に埋めて吸収することができ、表面を平滑に形
成する効果を高く得ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】多層板の製造の工法の一例を示すものであり
(a),(b)はそれぞれ正面図である。
【図2】内層回路の試験用のパターンの一例を示す平面
図である。
【符号の説明】
1 金属箔 2 接着樹脂 3 内層回路 4 回路板 5 層間絶縁層

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属箔の片面にエポキシ樹脂系の接着樹
    脂を50〜90μmの厚みで形成し、表面に内層回路を
    形成した回路板の表面に接着樹脂の側で金属箔を重ね、
    接着樹脂の最低溶融粘度が6000ポイズ以下となる加
    熱条件で加熱加圧成形して、接着樹脂による層間絶縁層
    を介して回路板の表面に金属箔を積層一体化することを
    特徴とする多層板の製造方法。
  2. 【請求項2】 上記の加熱加圧成形を40kg/cm2
    以上の加圧条件で行なうことを特徴とする請求項1に記
    載の多層板の製造方法。
  3. 【請求項3】 層間絶縁層を40μm以上の厚みで形成
    することを特徴とする請求項1又は2に記載の多層板の
    製造方法。
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