JPS6348463Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6348463Y2 JPS6348463Y2 JP1983199180U JP19918083U JPS6348463Y2 JP S6348463 Y2 JPS6348463 Y2 JP S6348463Y2 JP 1983199180 U JP1983199180 U JP 1983199180U JP 19918083 U JP19918083 U JP 19918083U JP S6348463 Y2 JPS6348463 Y2 JP S6348463Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- vehicle body
- side outer
- body side
- frame member
- flange portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 claims description 7
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 claims description 7
- 239000000853 adhesive Substances 0.000 claims description 6
- 230000001070 adhesive effect Effects 0.000 claims description 6
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 5
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 3
- 230000002787 reinforcement Effects 0.000 description 7
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 2
- 239000000446 fuel Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- 229920000515 polycarbonate Polymers 0.000 description 1
- 239000004417 polycarbonate Substances 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は、合成樹脂を主体とする車体側外板を
車体骨格部材に接合するに際し、その接合作業を
容易且つ確実に行い得るようにした車体側外板の
構造に関する。
車体骨格部材に接合するに際し、その接合作業を
容易且つ確実に行い得るようにした車体側外板の
構造に関する。
近年、車体の軽量化やデザインの自由性の向上
を企図して車体側外板等を合成樹脂を主体とした
もので成形することが行われつつある。この場
合、車体としての強度を確保する車体骨格部材と
して現在ではやはり板金を用いたものがあらゆる
点で有利となつており、原理的にこの板金による
車体骨格部材と合成樹脂を主体とする車体側外板
とを従来のようにスポツト溶接することは不可能
である。そこで、通常はボルト及びナツトや接着
剤にてこれらを接合するようにしているが、従来
のものではその接合作業手順がめんどうであり、
しかも接合に要する時間も比較的長いために高コ
スト化し易い欠点を有している。
を企図して車体側外板等を合成樹脂を主体とした
もので成形することが行われつつある。この場
合、車体としての強度を確保する車体骨格部材と
して現在ではやはり板金を用いたものがあらゆる
点で有利となつており、原理的にこの板金による
車体骨格部材と合成樹脂を主体とする車体側外板
とを従来のようにスポツト溶接することは不可能
である。そこで、通常はボルト及びナツトや接着
剤にてこれらを接合するようにしているが、従来
のものではその接合作業手順がめんどうであり、
しかも接合に要する時間も比較的長いために高コ
スト化し易い欠点を有している。
本考案はかかる知見に基づき、車体骨格部材と
の接合作業を容易且つ確実に行い得る車体側外板
を提供することを目的とする。
の接合作業を容易且つ確実に行い得る車体側外板
を提供することを目的とする。
この目的を達成する本考案の車体側外板の構造
にかかる構成は、周縁部を内側にほぼ180度折り
曲げて接合フランジ部を形成した合成樹脂を主体
とする車体側外板の上側の前記接合フランジ部に
位置決め突部を突設するとともに前記車体側外板
の下側の前記接合フランジ部にナツト或いはボル
トを一体的に埋設し、この車体側外板の上側の前
記接合フランジ部を板金製の車体骨格部材に形成
された受金部に掛け止めるとともに前記車体骨格
部材に形成された位置決め孔に前記位置決め突部
を遊嵌して前記車体側外板を位置決めし接着剤に
より前記車体側外板の上端部と前記車体骨格部材
とを相互に接合する一方、前記車体骨格部材に係
止するボルト或いはナツトを前記接合フランジ部
のナツト或いはボルトにねじ込んで前記車体側外
板の下端側と前記車体骨格部材とを接合するよう
にしたことを特徴とするものである。
にかかる構成は、周縁部を内側にほぼ180度折り
曲げて接合フランジ部を形成した合成樹脂を主体
とする車体側外板の上側の前記接合フランジ部に
位置決め突部を突設するとともに前記車体側外板
の下側の前記接合フランジ部にナツト或いはボル
トを一体的に埋設し、この車体側外板の上側の前
記接合フランジ部を板金製の車体骨格部材に形成
された受金部に掛け止めるとともに前記車体骨格
部材に形成された位置決め孔に前記位置決め突部
を遊嵌して前記車体側外板を位置決めし接着剤に
より前記車体側外板の上端部と前記車体骨格部材
とを相互に接合する一方、前記車体骨格部材に係
止するボルト或いはナツトを前記接合フランジ部
のナツト或いはボルトにねじ込んで前記車体側外
板の下端側と前記車体骨格部材とを接合するよう
にしたことを特徴とするものである。
従つて本考案によると、車体側外板の上側の接
合フランジ部を車体骨格部材の受金部に掛け止め
した状態で、車体側外板の下側の接合フランジ部
に埋設したナツト或いはボルトに対して車体骨格
部材に係止するボルト或いはナツトをねじ込むよ
うにしたので、ボルト或いはナツトの操作が車体
側外板の下側だけで済み、しかも作業者が車体側
外板から手を離してもその接合フランジ部の上側
が車体骨格部材の受金部に係止した状態となつて
いるため、車体側外板が車体骨格部材から脱落し
てしまうような虞が全くなく、接合作業を容易且
つ確実に行うことが可能である。
合フランジ部を車体骨格部材の受金部に掛け止め
した状態で、車体側外板の下側の接合フランジ部
に埋設したナツト或いはボルトに対して車体骨格
部材に係止するボルト或いはナツトをねじ込むよ
うにしたので、ボルト或いはナツトの操作が車体
側外板の下側だけで済み、しかも作業者が車体側
外板から手を離してもその接合フランジ部の上側
が車体骨格部材の受金部に係止した状態となつて
いるため、車体側外板が車体骨格部材から脱落し
てしまうような虞が全くなく、接合作業を容易且
つ確実に行うことが可能である。
以下、本考案による車体側外板の構造をリヤク
オータパネルに応用した一実施例についてその外
観を破断状態で表す第1図及びその接合状態を表
す第2図及びそのA矢視部、B矢視部をそれぞれ
拡大した第3図a,bを参照しながら詳細に説明
する。なお、本考案はこのリヤクオータパネル以
外にフロントフエンダパネル等の車体側外板にも
当然応用することが可能である。
オータパネルに応用した一実施例についてその外
観を破断状態で表す第1図及びその接合状態を表
す第2図及びそのA矢視部、B矢視部をそれぞれ
拡大した第3図a,bを参照しながら詳細に説明
する。なお、本考案はこのリヤクオータパネル以
外にフロントフエンダパネル等の車体側外板にも
当然応用することが可能である。
ポリカーボネートや繊維強化合成樹脂等の高強
度の合成樹脂を主体として形成されるリヤクオー
タパネル11の周縁部には、内側に180度折り曲
げられた補強を兼ねる接合フランジ部12が一体
的に形成されており、本実施例では燃料注入口部
13もこのリヤクオータパネル11に一体成形さ
れている。リヤクオータインナ14の上端部には
リンホースメント15の上下両端部が溶接止めさ
れ、このリヤクオータインナ14の下端部には当
該リヤクオータインナ14を挾んで対向するサイ
ドシルアウタ16及びサイドシルインナ17の上
下両端部が一体的に溶接止めされている。板金で
形成されるこれらは本実施例の車体骨格部材の一
部を構成し、リヤクオータインナ14はリヤクオ
ータパネル11とほぼ同一形状を有すると共にリ
ンホースメント15やサイドシルアウタ16、サ
イドシルインナ17は車体の前後方向に沿つて配
設される。リンホースメント15には堰状をなす
受金部18が一体的に突設されており、この受金
部18にリヤクオータパネル11の上側の接合フ
ランジ部12が掛け止めされ、これらの間に接着
剤19が介装されてリヤクオータパネル11の上
端部がリンホースメント15に接合される。本実
施例では受金部18に複数の位置決め孔20を形
成し、リヤクオータパネル11の上側の接合フラ
ンジ部12に突設した位置決め突部21がこの位
置決め孔20に遊嵌された状態でリンホースメン
ト15に対するリヤクオータパネル11の大ざつ
ぱな位置決めがなされるようにしている。一方、
リヤクオータパネル11の下側の接合フランジ部
12にはあらかじめ複数のボルト22の頭部が一
体的に埋設されており、サイドシルアウタ16に
はこれらボルト22が貫通するボルト貫通孔23
が形成され、これらボルト22にねじ込まれるナ
ツト24はサイドシルインナ17及びリヤクオー
タインナ14に形成した作業孔25を通してボル
ト22に装着される。これによりサイドシルアウ
タ16とリヤクオータパネル11の下端部とが接
合される。
度の合成樹脂を主体として形成されるリヤクオー
タパネル11の周縁部には、内側に180度折り曲
げられた補強を兼ねる接合フランジ部12が一体
的に形成されており、本実施例では燃料注入口部
13もこのリヤクオータパネル11に一体成形さ
れている。リヤクオータインナ14の上端部には
リンホースメント15の上下両端部が溶接止めさ
れ、このリヤクオータインナ14の下端部には当
該リヤクオータインナ14を挾んで対向するサイ
ドシルアウタ16及びサイドシルインナ17の上
下両端部が一体的に溶接止めされている。板金で
形成されるこれらは本実施例の車体骨格部材の一
部を構成し、リヤクオータインナ14はリヤクオ
ータパネル11とほぼ同一形状を有すると共にリ
ンホースメント15やサイドシルアウタ16、サ
イドシルインナ17は車体の前後方向に沿つて配
設される。リンホースメント15には堰状をなす
受金部18が一体的に突設されており、この受金
部18にリヤクオータパネル11の上側の接合フ
ランジ部12が掛け止めされ、これらの間に接着
剤19が介装されてリヤクオータパネル11の上
端部がリンホースメント15に接合される。本実
施例では受金部18に複数の位置決め孔20を形
成し、リヤクオータパネル11の上側の接合フラ
ンジ部12に突設した位置決め突部21がこの位
置決め孔20に遊嵌された状態でリンホースメン
ト15に対するリヤクオータパネル11の大ざつ
ぱな位置決めがなされるようにしている。一方、
リヤクオータパネル11の下側の接合フランジ部
12にはあらかじめ複数のボルト22の頭部が一
体的に埋設されており、サイドシルアウタ16に
はこれらボルト22が貫通するボルト貫通孔23
が形成され、これらボルト22にねじ込まれるナ
ツト24はサイドシルインナ17及びリヤクオー
タインナ14に形成した作業孔25を通してボル
ト22に装着される。これによりサイドシルアウ
タ16とリヤクオータパネル11の下端部とが接
合される。
なお、本実施例ではボルト22をリヤクオータ
パネル11の接合フランジ部12に埋設したが、
ナツト24を埋設してボルト22をねじ込むよう
にしても良い。又、このリヤクオータパネル11
の下側の接合フランジ部12とサイドシルアウタ
16との間にあらかじめ接着剤を塗布しておくよ
うにしても良く、位置決め突部21と同様の突起
をリヤクオータパネル11の下側の接合フランジ
部12に形成し、ボルト22の位置決めを容易化
することも可能である。更に、リヤクオータパネ
ル11の上側の接合フランジ部12にもボルト或
いはナツトを埋設し、リヤクオータパネル11の
上側の接合フランジ部12とリンホースメント1
5とをボルト及びナツトとで更に確実に連結する
ようにしてもよい。
パネル11の接合フランジ部12に埋設したが、
ナツト24を埋設してボルト22をねじ込むよう
にしても良い。又、このリヤクオータパネル11
の下側の接合フランジ部12とサイドシルアウタ
16との間にあらかじめ接着剤を塗布しておくよ
うにしても良く、位置決め突部21と同様の突起
をリヤクオータパネル11の下側の接合フランジ
部12に形成し、ボルト22の位置決めを容易化
することも可能である。更に、リヤクオータパネ
ル11の上側の接合フランジ部12にもボルト或
いはナツトを埋設し、リヤクオータパネル11の
上側の接合フランジ部12とリンホースメント1
5とをボルト及びナツトとで更に確実に連結する
ようにしてもよい。
第1図は本考案による車体側外板の構造をリヤ
クオータパネルに応用した一実施例の外観を破断
状態で表す斜視図、第2図はその接合状態の断面
図、第3図aはその矢視A部の拡大図、第3図b
は第2図中の矢視B部の拡大図であり、図中の符
号で 11はリヤクオータパネル、12は接合フラン
ジ部、14はリヤクオータインナ、15はリンホ
ースメント、16はサイドシルアウタ、18は受
金部、19は接着剤、22はボルト、24はナツ
トである。
クオータパネルに応用した一実施例の外観を破断
状態で表す斜視図、第2図はその接合状態の断面
図、第3図aはその矢視A部の拡大図、第3図b
は第2図中の矢視B部の拡大図であり、図中の符
号で 11はリヤクオータパネル、12は接合フラン
ジ部、14はリヤクオータインナ、15はリンホ
ースメント、16はサイドシルアウタ、18は受
金部、19は接着剤、22はボルト、24はナツ
トである。
Claims (1)
- 周縁部を内側にほぼ180度折り曲げて接合フラ
ンジ部を形成した合成樹脂を主体とする車体側外
板の上側の前記接合フランジ部に位置決め突部を
突設するとともに前記車体側外板の下側の前記接
合フランジ部にナツト或いはボルトを一体的に埋
設し、この車体側外板の上側の前記接合フランジ
部を板金製の車体骨格部材に形成された受金部に
掛け止めるとともに前記車体骨格部材に形成され
た位置決め孔に前記位置決め突部を遊嵌して前記
車体側外板を位置決めし接着剤により前記車体側
外板の上端部と前記車体骨格部材とを相互に接合
する一方、前記車体骨格部材に係止するボルト或
いはナツトを前記接合フランジ部のナツト或いは
ボルトにねじ込んで前記車体側外板の下端側と前
記車体骨格部材とを接合するようにしたことを特
徴とする車体側外板の構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19918083U JPS60108586U (ja) | 1983-12-28 | 1983-12-28 | 車体側外板の構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19918083U JPS60108586U (ja) | 1983-12-28 | 1983-12-28 | 車体側外板の構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60108586U JPS60108586U (ja) | 1985-07-23 |
JPS6348463Y2 true JPS6348463Y2 (ja) | 1988-12-13 |
Family
ID=30758862
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19918083U Granted JPS60108586U (ja) | 1983-12-28 | 1983-12-28 | 車体側外板の構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60108586U (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6143659Y2 (ja) * | 1981-01-20 | 1986-12-09 | ||
JPS5890881U (ja) * | 1981-12-16 | 1983-06-20 | 日産自動車株式会社 | フエンダ−取付構造 |
-
1983
- 1983-12-28 JP JP19918083U patent/JPS60108586U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60108586U (ja) | 1985-07-23 |
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