JPH072365Y2 - 板部材結合構造 - Google Patents

板部材結合構造

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JPH072365Y2
JPH072365Y2 JP4985088U JP4985088U JPH072365Y2 JP H072365 Y2 JPH072365 Y2 JP H072365Y2 JP 4985088 U JP4985088 U JP 4985088U JP 4985088 U JP4985088 U JP 4985088U JP H072365 Y2 JPH072365 Y2 JP H072365Y2
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JP
Japan
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adhesive
plate
nut
plate member
insertion hole
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JP4985088U
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JPH01152874U (ja
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政一 加藤
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Subaru Corp
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Fuji Jukogyo KK
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  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Connection Of Plates (AREA)
  • Standing Axle, Rod, Or Tube Structures Coupled By Welding, Adhesion, Or Deposition (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は板部材間に接着剤を塗布して重畳するとともに
ナットプレートを用いてボルト及びナットにより固着す
る板部材の結合構造に関する。
(従来の技術) 従来の板部材の結合構造をサンルーフ車のルーフ部構造
を例に説明する。
自動車用ルーフパネルに開口窓を設けたサンルーフ車に
あっては、開口窓を設けたルーフパネルの下面に開口部
を開口したフレームが固着してある。フレームは実開昭
60-168623号公報に記載のようにサイドレール等の車体
部材にボルト及びナットにより固設してある。
しかしながらフレームは大形板部材からなる補剛部材で
あって、かつ開口部が設けてあるので特に剛性向上の面
からも強固に取付ける必要がある。
そこで第5図に示すようにサイドレール1のフランジ部
1a即ち板部材にボルト挿通孔1bを穿設し、このフランジ
部1aの上面に接着剤(図示せず)を塗布し、ボルト挿通
孔2bが穿設してあるフレーム2のフランジ部2a即ち別の
板部材を重畳する。
更にこのフランジ部2aのボルト挿通孔2b上にナットプレ
ート3を重畳し、ボルト4及びナット(図示せず)によ
り締付け固定している。
従ってナットプレートを用いてボルト及びナットのみに
より固着するだけでなく、サイドレールのフランジ部と
フレームのフランジ部を全周に亘り接着剤により接着す
るので結合部の強度の向上、従って車体全体の剛性の向
上が期待される。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、従来の板部材の結合構造は、板部材間に
塗布した接着剤がボルト及びナットの締付けにより圧縮
されて流出し、過剰に塗布された接着剤が押し出されて
ボルトやナットに付着することがある。従ってボルト及
びナットを締付け固着する際完全に締付けて結合する前
に規定トルクに達し、充分な結合力が得られない状態で
締付け作業を終了してしまうという問題があった。
本考案は上記の点に鑑み、ボルト及びナットに接着剤が
付着することを未然に防ぎ、板部材の結合を確実にし
て、充分な結合力が得られる板部材結合構造を提供する
ことを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために本考案は、ボルト挿通孔を穿
設した2枚の板部材間に接着剤を塗布して重畳し、該挿
通孔にナットプレートを更に重畳するとともに、ボルト
挿通孔にボルトを貫通せしめ、ナットにより結合する結
合構造において、ナットプレートと接合する板部材のボ
ルト挿通孔近傍に接着剤流通孔を設けるとともに、ナッ
トプレートの前記接着剤流通孔との対向部に板部材とナ
ットプレートとの間に間隙部を形成するビードを設けた
ことを特徴とする。
(作用) ボルト及びナットにより2枚の板部材が締め付けられ、
板部材間に塗布した接着剤の内、余分に塗布された接着
剤が板部材に穿設した接着剤流通孔から流出し、板部材
とナットプレートに設けたビードにより形成された間隙
部内へ流入することにより、接着剤がボルト及びナット
に付着することを防止するとともに、2枚の板部材とナ
ットプレートとを接着剤により一体的に固着し、剛性の
向上を得る作用をする。
(実施例) 以下本考案の板部材結合構造を自動車サンルーフの構造
に適用した実施例を第1図乃至第4図(ロ)に基づいて
説明する。なお第1図乃至第4図(ロ)において第5図
に対応する部分には説明の便宜上同一符号を付する。
第4図(イ)は中央部にサンルーフ用開口窓5aが開口し
ているルーフパネル5であって、ルーフパネル5の下面
にはルーフインフォース5bを設けて補剛してある。この
ルーフパネル5の下方に第4図(ロ)に示すように開口
部2dを設けたサンルーフ用のフレーム2を固着して自動
車用ルーフを形成している。このフレーム2はサイドレ
ール1に固着してあって、固着部は第4図(イ)のB−
B線に沿う断面図である第1図に示すように構成してあ
る。すなわち、板部材であるサイドレール1のフランジ
部1a上に接着剤(図示せず)を塗布し、このフランジ部
1aの上面に他の板部材であるサンルーフ用のフレーム2
のフランジ部2aを重畳する。更にナットプレート3を重
畳し、サイドレール1のフランジ部1a及びフレームのフ
ランジ部2aに穿設したボルト挿通孔1b2bのボルト4を挿
通してナット(図示せず)により結合する。
この結合部について第2図乃至第3図に基づいて詳細に
説明すると、サイドレール1のフランジ部1aにボルト4
を挿通するボルト挿通孔1bを穿設し、このフランジ部1a
の上面に接着剤6を塗布する。
次にボルト挿通孔2bを設けるとともに、この挿通孔2bの
近傍に挿通孔2bを挟んで囲むように長形の接着剤流通孔
2c、2cを設けたフレーム2のフランジ部2aを重畳する。
前記フレーム2と当接するナットプレート3は、前記フ
レーム2のフレンジ部2aに設けた相対向する長形の接着
剤流通孔2c、2cと対向して上方へ凸なるビード3a、3a及
び必要に応じて両側縁に折曲部3c、3cを形成している。
このナットプレート3をフランジ部2a上に重畳し、ボル
ト4をフレーム2のフランジ部2a、サイドレール1のフ
ランジ部1aに形成したボルト挿通孔1b、2b及びナットプ
レート3の挿通孔3bに貫通せしめ、ナット(図示せず)
を螺合し第1図及び第2図(ロ)に示すようにサイドレ
ール1とフレーム2を結合する。
上記のように構成することによって、サイドレール1の
フランジ部1a上面に塗布した接着剤6はナットプレート
3を介してボルト4及びナット(図示せず)の締付けに
よりサイドレール1のフランジ部1aとフレーム2のフラ
ンジ部2aに圧接される。圧接に伴い、過剰に塗布された
接着剤6は圧縮され、フレーム2のフランジ部2aに形成
された接着剤流通孔2c、2cを通りフランジ部2aとビード
3a、3aにより形成された間隙部7に流入する。
従って余分に塗布された接着剤6は間隙部7に流入しボ
ルト4及びナットに付着することが防止でき、確実な締
付力を得ることができる。
以上説明では、自動車構造におけるルーフ部に適用した
実施例について記載したが、自動車産業の外、他の産業
での板部材結合構造に適用できる。
(効果) 板部材間に塗布された接着剤は、ボルト及びナットによ
り圧縮され、過剰な接着剤は板部材に設けた接着剤流通
孔より流出し、板部材とナットプレートのビードにより
形成された間隙部に流入することにより、ボルト及びナ
ットに接着剤が付着することを阻止し、確実なボルトの
締付力を得ることができる。更にビードによりナットプ
レートの剛性の向上が図れるとともに、ナットプレート
及び2枚の板部材の3者を接着剤により一体的に固着で
きるので全体の剛性の向上が図れ、簡単な構成と相俟っ
て実用的価値大なるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を説明する第4図(イ)のB
−B線に沿う断面図、第2図(イ)及び第2図(ロ)は
実施例の要部を説明する断面図、第3図は同斜視図、第
4図(イ)及び第4図(ロ)は本実施例を用いる自動車
用ルーフ部の斜視図、第5図は従来例を説明する断面図
である。 1……サイドレール、2……フレーム 3……ナットプレート、4……ボルト 6……接着剤、7……間隙部 1a……フランジ部、1b……ボルト挿通孔 2a……フランジ部、2b……ボルト挿通孔 2c……接着剤流通孔、3a……ビード 3b……ボルト挿通孔

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボルト挿通孔を穿設した2枚の板部材間に
    接着剤を塗布して重畳し、該挿通孔にナットプレートを
    更に重畳するとともに、ボルト挿通孔にボルトを貫通せ
    しめ、ナットにより結合する結合構造において、ナット
    プレートと接合する板部材のボルト挿通孔近傍に接着剤
    流通孔を設けるとともに、ナットプレートの前記接着剤
    流通孔との対向部に板部材とナットプレートとの間に間
    隙部を形成するビードを設けたことを特徴とする板部材
    結合構造。
  2. 【請求項2】ビード及び接着剤流通孔がボルト挿通孔を
    囲むように配設したことを特徴とする請求項第1項記載
    の板部材結合構造。
JP4985088U 1988-04-15 1988-04-15 板部材結合構造 Expired - Lifetime JPH072365Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH01152874U JPH01152874U (ja) 1989-10-20
JPH072365Y2 true JPH072365Y2 (ja) 1995-01-25

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