JPH1129066A - 自動車のルーフ構造 - Google Patents
自動車のルーフ構造Info
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- JPH1129066A JPH1129066A JP18533297A JP18533297A JPH1129066A JP H1129066 A JPH1129066 A JP H1129066A JP 18533297 A JP18533297 A JP 18533297A JP 18533297 A JP18533297 A JP 18533297A JP H1129066 A JPH1129066 A JP H1129066A
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Abstract
のルーフパネルを用いて構成する場合において、ルーフ
リインホースの有無に関係なく、シーラ切れのない良好
なシール性を得ることができる自動車のルーフ構造を提
供する。 【解決手段】 ルーフパネル1のフランジ1aをルーフ
サイドパネル2のフランジ2aに重ねて結合するルーフ
構造において、ルーフパネル1のフランジ1aには、ル
ーフパネル1の内面に沿って横架状に配置されるルーフ
リインホース5の端部を差し込み可能な取付溝7を成形
するとともに、その取付溝7におけるルーフリインホー
ス差し込み方向の先端部に段差部1bを設けてルーフサ
イドパネル2のフランジ2a上面に密着するように構成
した。
Description
造に係り、特にサンルーフを有しない自動車(以下、サ
ンルーフ無し車という)と、サンルーフを備えた自動車
(以下、サンルーフ付き車という)との仕様の違いに伴
う不具合を解消する上で有効なルーフ構造に関する。
付き車を生産するに当たり、コスト低減のために、ルー
フパネルの共通化を図っている。つまり、サンルーフ付
き車を生産する場合には、サンルーフ無し車用として成
形されたルーフパネルに後工程でサンルーフ開口部の追
加加工を行い、これをサンルーフ付き車用のルーフパネ
ルとするものである。
あり、図8は図7のE−E線断面図である。また、図9
はサンルーフ付き車のルーフ平面図であり、図10は図
9のF−F線断面図である。なお、図中の矢印FRは車
両前方を示している。ルーフの左右両サイドは、ルーフ
パネル21のフランジ21a、ルーフサイドパネル22
のフランジ22a、ルーフサイドレールインナ23及び
ルーフサイドレールアウタ24のフランジ23a,24
aが4枚重ねでスポット溶接によって結合される構造と
なっている。
に示すように、ルーフパネル21の面剛性を上げるため
に、そのルーフパネル21の室内面側に左右(車幅)方
向に延在する複数のルーフリインホースが配置され、図
7ではそのうちの車両前側2個の第1及び第2のルーフ
リインホース25,26が示されている。そして、ルー
フリインホース25、26はその両端部が、図8に示す
如く、ルーフパネル21とルーフサイドパネル22のフ
ランジ21a,22a間に挟着される構造となってい
る。このため、ルーフパネル21のフランジ21aに
は、ルーフリインホース25,26との対応部をそれぞ
れ一般部よりもルーフリインホース25,26の板厚分
だけ上側に膨出することによってルーフリインホース2
5,26の端末差込用の取付溝27を成形した構造とし
ている。
すように、ルーフパネル21の室内面側には、第1及び
第2のルーフリインホース25,26に代わって、サン
ルーフハウジングアッセンブリ(図示省略)を取り付け
るためのサンルーフハウジングリテーナ28がサンルー
フ開口部29を取り囲むように取り付けられ、そのサン
ルーフハウジングリテーナ28は、左右両端部において
図10に示すように、サンルーフブラケット30を介し
て支持されている。なお、サンルーフブラケット30の
場合、強度の関係でルーフリインホース25,26より
も板厚の厚いものが用いられ、その端部がサンルーフハ
ウジングリテーナ28とルーフサイドレールインナ23
に対してそれぞれボルト・ナット31,32によって締
結される構造となっている。
なルーフパネル21の共通化を前提とした従来のルーフ
構造の場合、サンルーフ付き車を構成する場合には、図
10に示すように、サンルーフ無し車で用いられる第1
及び第2のルーフリインホース25,26が差し込まれ
る取付溝27がそのまま隙間として残留する。その結
果、塗装ラインでルーフパネル21とルーフサイドパネ
ル22との合わせフランジ端末にシーラ33を塗布する
場合に、ルーフパネル21のフランジ21aのうち、取
付溝27に対応する部位がルーフサイドパネル22のフ
ランジ22a上面から浮き上がっているために、シーラ
33が塗布し難く、シーラ切れを生ずる虞があり、シー
ルの信頼性に劣るという問題がある。
ンルーフ無し車とサンルーフ付き車を共通のルーフパネ
ルを用いて構成する場合において、ルーフリインホース
の有無に関係なく、シーラ切れのない良好なシール性を
得ることができる自動車のルーフ構造を提供することに
ある。
に、本発明は次のように構成したものである。即ち、請
求項1の発明は、ルーフパネルのフランジをルーフサイ
ドパネルのフランジに重ねて結合するルーフ構造におい
て、前記ルーフパネルのフランジには、ルーフパネルの
内面に沿って横架状に配置されるルーフリインホースの
端末を差し込み可能な取付溝を成形するとともに、その
取付溝における前記ルーフリインホース差し込み方向の
先端部に段差部を設けてルーフサイドパネルのフランジ
に密着したことを特徴とする。
よれば、ルーフパネルのフランジをルーフサイドパネル
のフランジに重ねて結合するときに、ルーフリインホー
スの有無に関係なく、ルーフリインホース差込用の取付
溝の先端部に設けた段差部が他のフランジと同様にルー
フサイドパネルのフランジに密着される。このため、塗
装ラインでルーフパネルとルーフサイドパネルの合わせ
フランジ端末にシーラが塗布し易くなり、シーラ切れの
ない良好なシール性を得ることができる。
に基づいて具体的に説明する。図1はサンルーフ無し車
のルーフ平面図であり、図2は図1のA−A線断面図、
図3は図2のB−B線断面図である。また、図4はサン
ルーフ付き車のルーフ平面図であり、図5は図4のC−
C線断面図、図6は図5のD−D線断面図である。な
お、図中の矢印FRは車両前方を示している。また、ル
ーフは左右対称に構成されるが、図1及び図4ではルー
フの右前側を示している。
端末結合構造は、ルーフパネル1のフランジ1a、ルー
フサイドパネル2のフランジ2a、ルーフサイドレール
インナ3及びルーフサイドレールアウタ4のフランジ3
a,4aが4枚重ねでスポット溶接によって結合される
が、この点については、サンルーフの有無に関係なく同
様の構成となっている。
の場合は、図1に示すように、ルーフパネル1の面剛性
を上げるために、そのルーフパネル1の室内面側には、
左右(車幅)方向に延在する複数の帯状のルーフリイン
ホースが横架状に配置され、図1ではそのうちの車両前
側2個の第1及び第2のルーフリインホース5,6が示
されている。そして、ルーフリインホース5,6の両端
部は、図2及び図3に示すように、それぞれルーフパネ
ル1とルーフサイドパネル2のフランジ1a,2a間に
差し込んだ状態で結合される構造となっている。このた
めに、ルーフパネル1のフランジ1aには、図3に示す
ように、ルーフリインホース5,6との対応部を一般部
よりもルーフリインホース5,6の板厚分だけ上側に膨
出することによって、ルーフリインホース5,6の端末
差込用の取付溝7を形成してある。
付溝7の一端、つまり第1のルーフリインホース5の差
し込み方向の先端部には、該ルーフリインホース5の板
厚相当分の段差部1bを設けることによって取付溝7の
先端部を潰した構成としている。この場合、ルーフパネ
ル1のフランジ1aにルーフリインホース5との結合代
として従来と同様の寸法を確保するには、ルーフパネル
1のフランジ1aを前後方向の全長にわたって横方向に
延長し、そして取付溝7に対応する部位の延長端部にル
ーフリインホース5の板厚相当分の段差部1bを設ける
ように構成される。
示すように、ルーフパネル1の室内面側には、第1及び
第2のルーフリインホース5,6に代わって、サンルー
フハウジングアッセンブリ(図示省略)を吊下げ状に取
り付けるためのサンルーフハウジングリテーナ8がサン
ルーフ開口部9の全体を取り囲むように配置される。サ
ンルーフハウジングリテーナ8は、図5に示すように、
その内周縁がサンルーフ開口部9の開口縁9aにスポッ
ト溶接で結合され、その外周縁が左右両端部において、
サンルーフブラケット10を介して支持されている。
でルーフリインホース5,6よりも板厚の厚いものが用
いられ、その一端がサンルーフハウジングリテーナ8の
外端部に溶着されたボルト11に室内側からナット12
によって締結され、他端がルーフサイドレールインナ3
に溶着されたナット13に室内側からボルト14によっ
て締結される。
フパネル1のフランジ1aには、図示の如く、ルーフリ
インホース5の端末差込用の取付溝7がそのまま残留さ
れるが、本実施の形態においては、取付溝7の端部にル
ーフリインホース5の板厚相当分の段差部1bを設けて
溝端を潰した構成としてあるため、ルーフパネル1のフ
ランジ1aの結合時に段差部1bが他の一般部と同様に
ルーフサイドパネル2のフランジ2a上面に密着され
る。このため、塗装ラインにおいて、ルーフパネル1と
ルーフサイドパネル2のフランジ1a,2aの合わせ端
末にシーラ15を塗布する場合、2枚のパネル合わせの
形態でかつ密着状態でシーラ15を塗布できるため、シ
ーラ15の塗布がし易くなり、シーラ切れのない良好な
シール性を得ることが可能となる。
はサンルーフ付きの場合と全く同様に行われるので、そ
のシール性が損なわれるといった問題は発生しない。む
しろルーフリインホース5が差し込まれる部位も他の一
般部と同じ2枚のパネル合わせの形態でのシーラ塗布と
なるため、ルーフリインホース5が差し込まれる部位で
は3枚合わせでシーラ15を塗布していた従来に比べて
シーラ15の塗布がより適正化される。
スのうち、第1のルーフリインホース5を対象にして説
明したが、第2のルーフリインホース6を含むその他の
ルーフリインホースに関して適用できることは勿論であ
る。
サンルーフ無し車とサンルーフ付き車のルーフを共通の
ルーフパネルを用いて構成する場合において、ルーフリ
インホースの有無に関係なく、ルーフパネルとルーフサ
イドパネルの合わせフランジ端末に対するシーラ塗布を
2枚のパネル合わせの形態でかつ密着状態で行い得るの
で、シーラが塗布し易くなり、シーラ切れのない良好な
シール性を確保して水漏れ防止に対する信頼性を向上す
ることができる。
面図である。
面図である。
る。
る。
Claims (1)
- 【請求項1】 ルーフパネルのフランジをルーフサイド
パネルのフランジに重ねて結合するルーフ構造におい
て、 前記ルーフパネルのフランジには、ルーフパネルの内面
に沿って横架状に配置されるルーフリインホースの端末
を差し込み可能な取付溝を成形するとともに、その取付
溝における前記ルーフリインホース差し込み方向の先端
部に段差部を設けてルーフサイドパネルのフランジに密
着した自動車のルーフ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18533297A JP3968827B2 (ja) | 1997-07-10 | 1997-07-10 | 自動車のルーフ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18533297A JP3968827B2 (ja) | 1997-07-10 | 1997-07-10 | 自動車のルーフ構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1129066A true JPH1129066A (ja) | 1999-02-02 |
JP3968827B2 JP3968827B2 (ja) | 2007-08-29 |
Family
ID=16168967
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18533297A Expired - Fee Related JP3968827B2 (ja) | 1997-07-10 | 1997-07-10 | 自動車のルーフ構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3968827B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008213694A (ja) * | 2007-03-06 | 2008-09-18 | Toyota Auto Body Co Ltd | 自動車の車体上部構造 |
JP2010188797A (ja) * | 2009-02-17 | 2010-09-02 | Fuji Heavy Ind Ltd | 車両用ルーフ構造 |
JP2011006055A (ja) * | 2009-05-29 | 2011-01-13 | Nippon Steel Corp | パネル組立体、パネル部材及びパネル組立体の製造方法 |
-
1997
- 1997-07-10 JP JP18533297A patent/JP3968827B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008213694A (ja) * | 2007-03-06 | 2008-09-18 | Toyota Auto Body Co Ltd | 自動車の車体上部構造 |
JP2010188797A (ja) * | 2009-02-17 | 2010-09-02 | Fuji Heavy Ind Ltd | 車両用ルーフ構造 |
JP2011006055A (ja) * | 2009-05-29 | 2011-01-13 | Nippon Steel Corp | パネル組立体、パネル部材及びパネル組立体の製造方法 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3968827B2 (ja) | 2007-08-29 |
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