JPS6348100B2 - - Google Patents

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JPS6348100B2
JPS6348100B2 JP58233230A JP23323083A JPS6348100B2 JP S6348100 B2 JPS6348100 B2 JP S6348100B2 JP 58233230 A JP58233230 A JP 58233230A JP 23323083 A JP23323083 A JP 23323083A JP S6348100 B2 JPS6348100 B2 JP S6348100B2
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JP
Japan
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signal
circuit
output
frame
register
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JP58233230A
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JPS6085466A (ja
Inventor
Toshio Tomizawa
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Yamaha Corp
Original Assignee
Yamaha Corp
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Publication date
Application filed by Yamaha Corp filed Critical Yamaha Corp
Priority to JP58233230A priority Critical patent/JPS6085466A/ja
Priority to US06/658,154 priority patent/US4727530A/en
Priority to DE8484112274T priority patent/DE3483864D1/de
Priority to EP84112274A priority patent/EP0138211B2/en
Publication of JPS6085466A publication Critical patent/JPS6085466A/ja
Publication of JPS6348100B2 publication Critical patent/JPS6348100B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B19/00Driving, starting, stopping record carriers not specifically of filamentary or web form, or of supports therefor; Control thereof; Control of operating function ; Driving both disc and head
    • G11B19/20Driving; Starting; Stopping; Control thereof
    • G11B19/28Speed controlling, regulating, or indicating

Description

【発明の詳細な説明】
発明の技術分野 この発明は、再生同期信号と内部同期信号との
位相差データに基づいて線速度一定(CLV)制
御するコンパクトデイスク(CD)等の回転制御
回路に関し、光ビームのフオーカスが外れるなど
して再生同期信号が得られなくなつた場合に、そ
の前の位相差データを保持して制御することによ
り、規定の線速度で引き続き回転することができ
るようにしたものである。 発明の背景 コンパクトデイスクは線速度一定で情報が記録
されており、再生の際この線速度が得られるよう
に、再生EFM(cight to fourteen modulation)
信号(デイスクから再生されたEFM信号)から
作成されたフレーム同期信号と、水晶発振子で作
成された内部同期信号との位相を比較して、位相
制御により、デイスクの回転制御を行なつてい
る。したがつて、再生中に何らかの原因で、光ビ
ームのフオーカスが外れるなどして、再生EFM
信号が得られなくなつた場合には、位相差データ
が得られなくなり、デイスクを線速度一定に制御
することができなくなる。 発明の目的 この発明は、上述の点に鑑みてなされたもの
で、再生同期信号が得られなくなつた場合でも、
規定の線速度で引き続き回転することができるよ
うにしたデイスク回転制御回路を提供しようとす
るものである。 発明の構成 この発明は、再生同期信号と内部同期信号との
位相差デイジタルデータを用いてデイスクモータ
の駆動パルス幅をPWM制御しデイスクの回転制
御を行なう回路において、前記位相差デイジタル
データをデイジタル積分演算し該位相差デイジタ
ルデータの所定期間の平均値を求めるデイジタル
積分回路を具備してなり、前記再生同期信号が得
られないときには、前記デイジタル積分回路の出
力データに基づいてデイスクの回転を制御すると
ともにこの出力データを該デイジタル積分回路の
入力とするようにしたものである。 発明の実施例 以下、この発明の実施例を添付図面を参照して
説明する。 なお、以下の実施例では図面を解りやすくする
ため、論理回路の表記方法を単純化している。第
1図aにそれぞれ示した表記方法がその一例で、
これらは一般的な表記方法で示すとそれぞれ第1
図bの構成に対応している。 第2図は、この発明が適用されるデイスク制御
系の全体構成例を示したものである。このデイス
ク制御系はデイスク回転サーボ系の他に、光ビー
ムのフオーカス合せをするフオーカスサーボ系、
光ビームをトラツクに追従させるトラツキングサ
ーボ系を具えている。 なお、この発明の位相差データ保持機能は、こ
の実施例では、後述するように、第2図のデイス
クモータドライブ制御回路2を具体化した第5図
のシミユレーシヨン回路51で行なつている。 第2図において、フレーム正同期信号生成回路
1は、デイスクモータ3の回転が安定状態(所定
の線速度が得られる回転速度−以下これを同期速
度という−で安定回転している状態)にあるか、
あるいは非安定状態(同期速度から外れて回転速
度が変動している状態)にあるかを検出するもの
で、安定状態のとき、フレーム正同期信号SYEQ
を出力する。このフレーム正同期信号生成回路1
は、例えば第3図に示すように、クロツク再生回
路15でEFM信号からクロツク信号Pcを再生
し、この再生クロツクPcでカウンタ16をカウ
ントアツプするとともに、フレーム同期信号再生
回路17でEFM信号における各フレーム先頭の
フレーム同期信号を検出し、その検出信号P22
出力されるごとにカウンタ16をリセツトしてカ
ウントを繰り返し、その際カウンタ16の588カ
ウント目が出力されるタイミングと検出信号P22
が出力されるタイミングとが一致した場合に、ア
ンド回路18を介して正同期信号SYEQを出力す
るように構成される。すなわち、コンパクトデイ
スクのデータフオーマツトは第4図aに示すよう
に、1フレームが588チヤンネルビツトで構成さ
れ、各フレームの先頭にはフレームの先頭を示す
ためのフレーム同期信号が配置されている。フレ
ーム同期信号再生回路17はこの同期信号を検出
し、第4図bの再生同期信号P22を出力する。一
方、クロツク再生回路15はEFM信号の過去の
データに基づいて、1フレーム588パルスの再生
クロツクPcを出力する。従つて、デイスクモー
タ3が同期速度で安定に回転していれば、第4図
cに示すように、再生同期信号P22の間に正確に
588パルスの再生クロツクPcが得られる。従つ
て、この時、再生クロツクPcをカウンタ16で
カウントし、再生同期信号P22が得られるごとに
カウンタ16をリセツトすれば、再生同期信号
P22が出るとき常にカウンタ16が588カウントと
なるため、第4図dに示すように再生同期信号
P22に同期して、フレーム正同期信号SYEQが得
られる。しかし、デイスクモータ3の回転が同期
速度から外れている場合は、デイスク回転サーボ
の働きで、同期速度に近づくように制御されるの
で、回転速度が変動し、再生同期信号P22の発生
周期が変動する。これに対し、再生クロツクPc
はEFM信号の過去のデータに基づいて作成され
るので、回転速度が変動しても即座にはこれに追
従しない。このため、再生同期信号P22の発生タ
イミングと再生クロツクPcの588カウントのタイ
ミングにずれが生じる。例えば、同期速度より速
い場合は、再生同期信号P22の発生周期が短くな
り、再生クロツクPcを588カウントする前に次の
再生同期信号P22が発生する。また、同期速度よ
り遅い場合は、再生同期信号P22の発生周期が長
くなり、次の再生同期信号P22が発生する前に再
生クロツクPcの588カウントが終了する。このよ
うに、デイスクの回転が同期速度から外れて変動
している場合は、再生同期信号P22の発生タイミ
ングと再生クロツクPcの588カウントのタイミン
グにずれが生じるため、フレーム正同期信号
SYEQは得られない。以上のようにして、フレー
ム正同期信号SYEQの有無により、デイスクの回
転が安定状態にあるか、非安定状態にあるかを検
出することができる。 第2図において、デイスクモータドライブ制御
回路2は、デイスクモータ3の回転制御をするも
のである。この回転制御はDM+、DM−の2種
類のPWM(pulse width modulation)変調され
た駆動信号により行なわれる。これらの駆動信号
DM+、DM−は同時に存在することはなく、正
回転方向の駆動はDM+で、逆回転方向の駆動
(正回転方向に対するブレーキ)はDM−で行な
われる。回転速度は駆動信号DM+、DM−のパ
ルス幅によつて制御され、DM+の場合パルス幅
が広がるほど高い回転速度が得られ、パルス幅が
狭くなるほど回転速度は低くなる。DM−の場合
はパルス幅が広がるほどブレーキ効果が大でパル
ス幅が狭くなるほどブレーキ効果が小さい。 光学系サーボ回路4は、光ビームをデイスク5
に照射して、その反射光を受光する光学系の位置
制御を行なうもので、フオーカスサーボ、トラツ
キングサーボ、フイードサーボの各サーボ回路を
具えている。 フオーカス制御回路6は、光ビームの焦点制御
をするためのもので、フオーカスが外れている
時、フオーカスアウト信号FCCをデイスクモー
タドライブ制御回路2に出力するとともに、フオ
ーカスをたてなおす制御を行なう。すなわち、初
期設定信号FCSにより、フオーカスアクチユエー
タを初期位置に戻し、そこから除々に送り出し
て、反射光が4分割フオトダイオードでとらえら
れていること、すなわち、焦点付近に近づいたこ
とを検出し(検出信号FRF)、かつ4分割フオト
ダイオードの2つの対角線出力の差信号がゼロク
ロスしたことを検出したら(検出信号FZC)、焦
点が合つたと判断し、フオーカスアウト信号
FCOを解除して、フオーカスアクチユエータを
停止させる。 トラツキング制御回路7は、光ビームがデイス
ク5上のトラツクを正確に捉えるように、光ビー
ムのデイスク径方向の位置を制御するもので、大
まかな制御はフイードモータによつて光学ヘツド
全体を移動して行ない、精密な制御はトラツキン
ゲアクチユエータにより光学ヘツドにおける対物
レンズの相対位置を移動して行なう。トラツキン
グ制御回路7から出力されている各制御信号のう
ち、TROFはランダムアクセス等のサーチ動作
において、トラツキングサーボをオフするための
トラツキングサーボオフ信号、TRGLはトラツ
キングサーボゲインを切換える信号で、トラツク
ジヤンプ等を行なつた後トラツク捕捉を容易にす
るために、トラツキングサーボのゲインをハイゲ
インに切換える信号である。TRHDはトラツキ
ング制御のためのトラツキング誤差信号を一時保
持するホールド信号で、フイードまたはトラツク
ジヤンプ(キツク)動作を行なう際に、トラツク
を横切ることに伴つて発生するトラツキング誤差
信号の影響により、フイードまたはトラツクジヤ
ンプ終了後にトラツキングサーボが不安定になる
のを防止するため、フイードまたはトラツクジヤ
ンプ等のトラツキング誤差信号を一時保持してお
き、フイードまたはトラツクジヤンプ終了後に、
その保持したトラツキング誤差信号によりトラツ
キング制御を復帰させるものである。KP+は正
方向(トラツキングアクチユエータの移動が外周
方向)のキツクパルス、KP−は負方向(トラツ
キングアクチユエータの移動が内周方向)のキツ
クパルスである。EFM±はサーチモード等にお
いて、フイードモータを強制的に駆動する信号で
FEM+は外周方向の駆動信号、FEM−は内周方
向の駆動信号である。FEOFはフイード信号
FEM±を出している間フイードサーボをオフす
る信号である。 入力装置8は、再生、サーチ、早送り、戻し等
の動作モードおよびサーチモードにおける曲番設
定などを行なう操作スイツチである。マイクロコ
ンピユータ9は、入力装置8の操作に応じて各種
コマンド(動作指令)を出力するものである。マ
イクロコンピユータ9から出力されるコマンド名
およびその内容を以下に示す。 Γ0モード(STOP) すべての動作を停止する指令 Γ1モード(FEED) ●1−0モード(FEED FORWARD):光学ヘ
ツドを外周方向へフイードする指令 ●1−1/2モード(FEED RETURN):例えば、
再生を終了するとき、光学ヘツドを内周の端部
位置までフイードして戻す指令 Γ2モード(FOCUS START) 光ビームの焦点合せを行なう指令 Γ3−0モード(DISK START) デイスクを載せるトレイをCD装置内に収納し
た時、少し回転して、その慣性により、トレイ上
にデイスクが載つているかどうかを検出するため
の指令 Γ3−1/2モード(DISK BRAKE) デイスク回転モータのブレーキ(逆電圧を加え
る)指令 Γ4モード(PLAY) 再生動作の指令 Γ5モード ●5−0モード(+):早送り指令 ●5−1/2モード(−)戻し指令 Γ6モード ●6−0モード(+):高速早送り指令 5−0モードの操作を例えば2秒間行なう
と、自動的にこのモードに移行する。 ●6−1/2モード(−):高送戻し指令Γ 5−1/2モードの操作を例えば2秒間行なう
と、自動的にこのモードに移行する Γ7モード(SEARCH) 目標アドレスの検索指令 マイクロコンピユータ9から出力されるコマン
ドは、I/O回路12を介してコマンドレジスタ
10に格納され、コマンドデコーダ11でデコー
ドされて、デイスクモータドライブ回路2および
トラツキング制御回路7に加わる。デイスクモー
タドライブ回路2では、このコマンドに対応した
デイスクモータ3の回転が得られるように、駆動
信号DM±を出力する。また、トラツキング制御
回路7においても、このコマンドに対応したトラ
ツキング制御が行なわれる。このトラツキングの
状態(例えばサーチモードにおける目標位置と現
在位置との差)はマイクロコンピユータ9に伝え
られ、目標位置に到達した時、コマンドをサーチ
モードから再生モードに切換えるのに利用され
る。表示装置13は再生位置の時間情報やサーチ
モードにおいて設定した曲番を表示するものであ
る。メモリ回路14はサーチモードにおいて、設
定した曲番等を記憶するものである。 デイスクモータドライブ回路2の構成を第5図
に示す。第5図において、変化検出回路21は、
EFM信号における“1”から“0”、または
“0”から“1”への変化を検出するものである。
パターン判定回路22は、変化検出回路21の検
出に基づき、EFM信号のパターンから所定の線
速度が得られているかどうかを判定するものであ
る。すなわちEFM変調信号はフレーム同期信号
として11チヤンネルビツト“1”を連続し、続い
て“0”を11チヤンネルビツト連続するパターン
が最大のパルス幅として定められており、他に11
チヤンネルビツト以上“1”または“0”を連続
するパターンは1フレーム内に存在しないから、
正しい線速度が得られている時の1フレームの時
間に相当する136μs(以下この時間を1フレーム周
期という)を588分割したクロツク(4.32MHz)
を水晶発振子で作り、EFM信号の“1”または
“0”の連続する時間をそのクロツクでカウント
すれば、12カウント以上連続する部分がある時は
正常の速度より遅いことが解り、11カウント連続
する部分がなく、かつ12カウント以上連続する部
分もない時は正常回転より速いことが解る。パタ
ーン判定回路22はこのようにして、EFM信号
に基づき規定の線速度に対して実際の線速度が速
いか、遅いかを判定して、速い場合は判定信号
DEを出力し、遅い場合は判定信号AEを出力す
る。またパターン判定回路22はデイスクの回
転、停止を検出するために、フレームごとに
EFM信号の変化の有無を検出し、1フレーム周
期の間に1度でも変化がある場合は回転している
と判断して、判定信号PXを出力する。 カウンタ回路23は2つの用途を有し、1つは
フレーム正同期信号SYEQおよびその反転信号
SYEQ(回転が非安定であることを示す信号)に
基づき、デイスクの回転が安定状態を持続してい
るかどうかの判定に用いられ、他の1つは回転検
出信号PXに基づき、デイスクの回転が止まつた
かどうかの判定に用いられる。これらの用途の切
換えはマイクロコンピユータ9からの3−1/2モ
ード(DISK BRAKE)のコマンド信号S3 1/2
によつて行なわれる。すなわち、コマンド信号
S3 1/2が出されてない場合すなわちデイスクの
回転にブレーキをかける以外の動作モードではデ
イスクの回転の安定、非安定の判断を行ない、コ
マンド信号S3 1/2が出されている場合、すなわ
ちブレーキをかける場合は、デイスクの回転の安
定、非安定を判断する必要がないから、信号PX
に基づきデイスクの回転が止まつたか否かの判定
を行なう。 カウンタ回路23によるデイスク回転の安定、
非安定の判定は、フレームごとに得られるフレー
ム正同期信号SYEQ、またはフレーム非同期信号
SYEQに+4と−1をそれぞれ対応させて、フレ
ーム正同期信号SYEQが発生されるごとに4ずつ
カウントアツプし、フレーム非同期信号が
発生されるごとに1ずつカウントダウンすること
により行なつている。すなわち、安定回転状態が
続けばカウント値は上昇していくので、カウント
値が予め設定したある値(この実施例では1024カ
ウント)に達すれば、安定回転が持続していると
判断して、レジスタ32にPLLフラグを立て、
デイスク回転制御をPLLによる位相制御に切換
える。また一旦PLLフラグが立つても、その後
非安定になつた場合はフレーム非同期信号
が出るごとに1ずつカウントダウンして、カウン
ト値が0に戻つたらPLLフラグを下ろして、デ
イスク回転制御をPLL位相制御から予め規定さ
れた駆動信号による直接制御に切換え、デイスク
回転の早急な立て直しを図る。 カウンタ回路23によるデイスク回転が停止し
たか否かの判定は、デイスク回転検出信号PXを
インバータ105で反転して作成したデイスク停
止検出信号をカウントすることにより行なわ
れる。すなわち、3−1/2モードに移行したら、
上述したデイスク回転の安定、非安定の判定のた
めのカウント値をリセツトし、1フレーム周期ご
とにデイスク停止検出信号をカウントして、
それが4カウントに達したら完全に回転が停止し
たと判断して、レジスタ34に4フラグを立て
る。この4フラグはインバータ35で反転され
て、ブレーキイネーブル信号BEとしてブレーキ
用逆電圧の印加解除指令に用いられる。 以上の機能を有するカウンタ回路23は、18ビ
ツトのシフトレジスタ24と加算器25とからな
るシリアルカウンタと、カウンタ制御回路26に
より構成されている。シリアルカウンタはカウン
タ制御回路26から所定のタイミングで送られて
くるパルスを加算器25のA入力に入力し、シフ
トレジスタ24の最終ビツト出力を加算器25の
B入力に帰還し、加算器25のキヤリー出力C0
をレジスタ27で1ビツト遅延してそのキヤリー
入力Ciに入力するように構成されている。シフト
レジスタ24は18ビツト構成であり、1フレーム
周期を18分割したクロツクφA、φBによりシフト
されるから、1フレーム周期ごとに一巡する。カ
ウンタ制御回路26は、デイスク回転の安定、非
安定の判定に用いる時は、フレーム正同期信号
SYEQが発生されるフレームごとに、フレームの
3Bのタイミングで“1”を加算器25のA入力
に加える。ここで3Bのタイミングとは第6図に
示すように、クロツクφA、φBにより1フレーム
周期で18カウントする中のLSB3ビツト目のタイ
ミングであり、シフトレジスタ24のカウント値
のLSBから3ビツト目がシフトレジスタ24か
ら出力されて、加算器25のB入力に入力されて
いる状態に相当する。すなわち下位から3ビツト
目は10進数の4に対応しているから、ここで
“1”を入れることは、4の加算を行なうことに
なる。なお、カウンタ制御回路26は、フレーム
非同期信号が発生されるごとに、1つのフ
レームの期間中“1”を出力してシフトレジスタ
24の全ビツトに“1”をを加算する。すなわち
1の減算を行なうことになる。シフトレジスタ2
4の値が1024に達すると、レジスタ31がセツト
されて1Kフラグが出力される。この1Kフラグは
安定回転状態が持続していることを示す信号であ
る。1Kフラグが立つとレジスタ32がセツトさ
れて、前述のPLLフラグが出力され、安定回転
状態であることが示される。安定回転状態がくず
れると、シフトレジスタ24はカウントダウンさ
れるが、カウント値が0に戻るまではPLLフラ
グは立ち続ける。カウント値が0になると、レジ
スタ33がセツトされて0フラグが立ち、レジス
タ32がリセツトされて、PLLフラグが立下が
る。これにより、非安定回転状態であることが示
される。 第7図は、シフトレジスタ24のカウント値と
PLLフラグの関係を示したものである。カウン
ト値はカウント開始からフレーム正同期信号
SYEQが出されるごとに4ずつカウントアツプ
し、フレーム非同期信号が出されるごとに
1ずつカウントダウンし、安定回転が持続してカ
ウント8値が1024に達すれば、PLLフラグが立
ち、安定回転状態であることが示される。その後
非安定になりカウントダウンを続けると、カウン
ト値が0になつたところでPLLフラグが下りて
非安定回転状態であることが示される。 第5図のカウンタ回路23において、3−1/2
モードのコマンドが出ると、変化検出回路38で
その立ち上がりが検出されてカウント値がリセツ
トされ、1フレーム周期ごとに、停止検出信号
PXがカウントされる。カウント値が4になると、
レジスタ34がセツトされて4フラグが出力され
る。この4フラグはインバータ35で反転され
て、ブレーキイネーブル信号BEとして利用され
る。すなわち、ブレーキイネーブル信号BEが
“1”になつていることはデイスクが少しは回つ
ていることを意味し、3−1/2モードにおいて、
この信号BEの立ち下がりによりデイスクの回転
が停止したことを検出して、ブレーキをかけるた
めの逆電圧の印加を解除する。3−1/2モードの
コマンドの立ち下がると、その立ち下がりで再び
カウント値がリセツトされて次のモードにおける
フレーム正同期信号SYEQ、フレーム非同期信号
SYEQのカウントに備える。 上記各フラグを出力するレジスタ31〜34
は、1フレームごとに1回信号MSB(第6図)の
タイミングで更新される。また、ブレーキイネー
ブル信号BE、1Kフラグをインバータ36で反転
した信号1、0フラグをインバータ37で反転
した信号はそれぞれカウントを停止するのに用
いられる。 第5図においてPWM回路41は、ラツチ回路
42と、内部クロツク(水晶発振子により作成さ
れたクロツク)により自走し1フレーム周期ごと
に循環するカウンタ43との一致を一致検出回路
44で検出し、その一致検出に基づいて規定され
たパルス幅でモータ駆動信号DM±を出力し、モ
ータ制御部45を介してデイスクモータ3を駆動
するものである。 モータ制御部45は、例えば第8図に示すよう
に、定電流回路55で構成され、モータ駆動信号
DM±をアンプ54を介して入力し、ドライブア
ンプ56によりデイスクモータ3を駆動するよう
に構成される。 第5図において、カウンタ43は0〜293まで
の294カウントするカウンタで、水晶発振子で作
られた1フレーム周期294パルス(2.1609MHz)
のクロツクφ1、φ2で駆動されて自走し、1フレ
ーム周期で一巡する。デコーダ46はカウンタ4
3のカウント値をデコードする。前記第6図に示
した1フレーム周期を18分割した信号LSB、2B、
3B、……、17B、MSBもここで作られる。ラツ
チ回路42は、PWM信号であるモータ駆動信号
DM±のパルス幅を規定するデータをラツチする
もので、制御ロジツク48からのPLL、SIM、
OFF、BLKの各制御モード信号によつてラツチ
するデータが決められる。一致検出回路44は、
ラツチ回路42とカウンタ43との一致をとつ
て、モータ駆動信号DM±の立上り、立下りのタ
イミングを制御するものである。カウンタ43
は、1フレーム周期で一巡するから、1フレーム
周期ごとに一致信号が得られ、モータ駆動信号
DM±のパルスが1発出力される。 選択回路47は制御ロジツク48からのPLL、
SIMによつてシミユレーシヨン回路51の出力あ
るいはフレーム残量カウンタ52の出力を選択し
て出力し、ラツチ回路42にラツチするものであ
る。 フレーム残量カウンタ52はデイスクから再生
されるEFM信号と水晶発振子で作られた内部ク
ロツクとのずれを検出する目的を持つものであ
る。このフレーム残量カウンタ52は上位カウン
タ52Aと下位カウンタ52Bからなる。上位カ
ウンタ52Aはフレーム単位のずれを検出するも
ので、アツプ/ダウンカウンタで構成され、
EFM信号のフレーム同期信号によりEFM信号の
フレームごとに1ずつカウントアツプし、内部ク
ロツクにより1フレーム周期(136μs)ごとに1
ずつカウントダウンする。従つて、規定の線速度
より速い場合はカウントアツプされる回数が多い
のでカウント値は増大し、規定の線速度より遅い
場合はカウントダウンされる回数が多いのでカウ
ント値は減少する。下位カウンタ52BはEFM
信号のフレーム同期信号と内部クロツクによるフ
レーム同期信号との位相のずれを検出するもの
で、EFM信号のフレーム同期信号によりEFM信
号の1フレームごとにリセツトされて、EFM信
号のシンボルに同期したEFMシンボル信号
(EFM信号の17チヤンネルビツトごとに出力され
る信号)をカウントアツプする。下位カウンタ5
2B自体は、ずれに関係なくEFMシンボル信号
により1フレームごとに常に所定のカウント値に
達するが、そのカウント値は後述するように、内
部クロツクに同期した1フレームに1度出力され
る293カウント信号のタイミングで出力される
PLL制御モード信号によりラツチ回路42にラ
ツチされるので、位相差の大小によつてラツチさ
れるタイミングが変化し、そのラツチされた値
が、フレーム内での位相差の大きさに対応したも
のとなる。 シミユレーシヨン回路51はラツチ回路42の
出力をある時定数(例えば18sec)で積分するも
のである。ラツチ回路42のデータはデイスクモ
ータ駆動パルスDM±のパルス幅を規定するか
ら、その積分値はデイスクモータ駆動パルスDM
±のパルス幅を一定期間にわたつて平均したもの
となり、現在におけるデイスクモータ3の回転状
態を示すものとなる。このシミユレーシヨン回路
1の出力データは再生モード等において、フオー
カスが外れて再生クロツクが得られなくなり、
PLLによる位相制御ができなくなつた時、制御
ロジツク48からのSIM制御モード信号によつて
選択され、ラツチ回路42にラツチされて、デイ
スクモータ駆動パルスDM±の作成に利用され
る。この時ラツチされた値はシミユレーシヨン回
路51にそのまま帰還されるので、シミユレーシ
ヨン回路51の出力は所定値を保持し続ける。す
なわち、デイスクモータ3はSIM制御モードに切
換わる前の速度を維持し続けることになる。ま
た、シミユレーシヨン回路51の出力は、デイス
クモータ3の回転状態を示すものとなるので、こ
の出力はデコーダ53を介して制御ロジツク48
に入力され、制御モードの切換えにも利用されて
いる。 デコーダ53は、シミユレーシヨン回路51の
出力をデコードして、、ML+MZ、ML+
MM、、の5種類の信号を出力する。こ
こで、MH、MM、ML、MZはそれぞれ、次の
速度領域を表わす信号である。 MH:+2000rpm以上 MM:+100〜+2000rpm ML:0〜+100rpm MZ:0rpm以下(逆回転) 制御ロジツク48はマイクロコンピユータ9
(第1図)からの動作モード信号S2〜S7、光ビー
ムのフオーカスが合つているか外れているかを示
すフオーカス状態表示信号FCO、前記レジスタ
32からの安定回転表示信号PLL、前記信号BE、
AE、DE、デイスク回転状態表示信号MH〜MZ
の各信号を入力してPLL、SIM、OFF、BLKの
各制御モード信号を択一的に出力する。これら各
制御モード信号は、ラツチ回路42にラツチする
データを決めて、それぞれに対応した制御モード
を実行させる働きを有するものである。各制御タ
モードにおいてラツチされるデータおよびそれに
よる制御内容は次の通りである。 ΓPLL制御モード デイスクから再生されるEFM信号と水晶発振
子により作られた内部クロツクとのずれを示す目
的のフレーム残量カウンタ52の出力データを選
択回路47から選択出力してラツチ回路42にラ
ツチする。これによりPLL位相制御によるデイ
スクモータ3の回転制御が行なわれる。 ΓSIM(HOLD)制御モード シミユレーシヨン回路51の出力データを選択
回路42から選択出力して、ラツチ回路42にラ
ツチする。これにより現状の回転速度を維持する
制御が行なわれる。 ΓOFF制御モード ラツチ回路42に駆動パルスDM±を全幅にわ
たつて“0”(DM+=0、DM−=0)とする
データを強制的にラツチして、このデータによる
直接制御を行なう。DM±=0であるから、デイ
スク駆動モータ3は駆動されず、惰性で回転す
る。 ΓBLK制御モード ラツチ回路42に駆動パルスDM−を全幅にわ
たつて“1”(DM+=0、DM−=1)とする
データを強制的にラツチして、このデータによる
直接制御を行なう。この時、逆方向の駆動力がか
かるので、正方向の回転に対してブレーキがかか
る。 ΓFO制御モード 上記PLL、SIM、OFF、BLKのいずれの制御
モード信号も出ない時はFO制御モードとなる。
すなわち、ラツチ回路42に駆動パルスDM+を
全幅にわたつて“1”(DM+=1、DM−=0)
とするデータを強制的にラツチして、このデータ
による直接制御を行なう。この時、正方向の駆動
力がかかるのでで、正方向に加速される。 制御ロジツク48は、これらPLL、SIM、
OFF、BLK、FOの5つの制御モード、0〜7の
動作モード、デイスクモータ3の回転状況、フオ
ーカスの状況、PLLフラグの有無に応じて第9
図に示すように切換えて実行する。各動作モード
0〜7における制御モードの切換えについて説明
する。 Γ0(STOP)、1(FEED)モード デイスクの回転は必要ないから、全速度領域で
OFF制御モードが利用される。 Γ2(FOCUS START)モード 2モードはフオーカスが合つてない場合に、フ
オーカスを合わせるために行なうものである。従
つて、この時再生クロツクは得られてないから
PLL制御モードでは制御できない。従つて、シ
ミユレーシヨン回路51によりHOLD制御モー
ドで制御を行なう。なお、MHの速度領域では高
回転防止のため、OFF制御モードとする。また
MZの速度領域では、逆回転防止のため、OFF制
御モードとする。 Γ3(DISK START)モード DISK STARTモードではデイスクトレイを
CD装置内に押し込んだ時、デイスクモータを少
し回転させて、その時の慣性によりデイスクがト
レイ上に装着されているかどうかを検出するもの
であるから、FO制御モードにより加速する。た
だし、MHの速度領域に入つた場合には高回転防
止のためOFF制御モードとする。 Γ4(PLAY)、5−0(早送り)、5−1/2(戻
し)、6−0(高速早送り)、6−1/2(高速戻
し)、7(SEARCH)モード フオーカスが合つており、かつPLLフラグが
立つている時は、フレーム残量カウンタ52を用
いてPLL制御モードによるロツク制御を行なう。 フオーカスは合つているがPLLフラグが立つ
てない場合は、前記信号AE、DEによる制御
(AFC:automatic frequency control)を行な
う。すなわち、信号AEが出ている場合(規定の
線速度より遅い場合)は、FO制御モードにして
加速する。また、信号DEが出ている場合(規定
の線速度より速い場合)は、BLK制御モードに
して減速する。そして、このFO制御モードまた
はBLK制御モードにより、規定の線速度に達し
て信号AEまたはDEがなくなつたらOFF制御モ
ードとする。この制御により、いずれPLLフラ
グが立つたら、PLL制御モードに切換える。な
お、MHの速度領域では高回転防止のため、OFF
制御モードとする。ML、MZの速度領域では、
FO制御モードにして正方向に加速する。 フオーカスが外れた場合には、再生クロツクは
得られずPLL制御モードまたはAFC制御モード
による制御は行なえないので、シミユレーシヨン
回路51によるHOLD制御モードを用いる。そ
して、このHOLD制御モードの実行中にフオー
カスが立て直されたら、PLL制御モードまたは
AFC制御モードに切換える。MHの速度領域で
は高回転防止のため、OFF制御モードとし、MZ
の速度領域では逆転防止のため、OFF制御モー
ドとする。 Γ3−1/2(DISK BRAKE)モード 逆電圧を加えて減速する。デイスクモータ3の
回転が止まつたことがブレーキイネーブル信号
BE=“0”により検出されたら、BLK制御モー
ドを解除する。MZの速度領域では逆転防止のた
めOFF制御モードにする。 第10図は、以下の第9図の制御を行なうため
の制御ロジツク48の構成を示したものである。
アンド回路181〜188に対応する第9図の各
領域を第9図にa〜hの符号を用いてそれぞれ示
す。第9図のOFF制御モードの領域に対応する
アンド回路がないのは、アンド回路181〜18
8のいずれにも対応しない領域をOFFモードと
して扱つているからである。アンド回路183〜
188の出力はオア回路191でまとめられて
FO制御モードを指示する信号となる。アンド回
路184の出力はPLL制御モードを指示する信
号となる。アンド回路185,186の出力はオ
ア回路192でまとめられて、HOLD制御モー
ドを指示する信号となる。アンド回路187,1
88の出力はオア回路193でまとめられて
BLKモードを指示する信号となる。ノア回路1
94はオア回路191,192,193およびア
ンド回路184の出力を入力し、これらのすべて
が“0”の時“1”を出力する。このノア回路1
94の出力“1”は、OFF制御モードを指示す
る信号となる。 制御ロジツク48からはPLL制御モード、
HOLD制御モード、BLK制御モード、OFF制御
モードをそれぞれ指示する信号PLL、SIM、
BLK、OFFが出力される。なお、FO制御モード
は、これら4つの制御モード信号のいずれも出力
されていない状態として取扱うことができるた
め、オア回路191からのFO制御モードを指示
する信号は、制御ロジツク48から出力しない。 ここで、第5図にAで囲んだ部分の具体例を第
11図に示す。第11図において、EFM信号の
変化検出回路21は2ビツトのシフトレジスタ6
1と排他的オア回路62とで構成されている。シ
フトレジスタ61は水晶発振子から作つた1フレ
ーム588パルス(4.32MHz)のクロツクφ3、φ4に
より駆動されるもので、入力されるEFM信号を
クロツクφ3、φ4で内部同期に整合してシフトす
る。排他的オア回路62はレジスタ61の第1
段、第2段の出力を入力することにより、EFM
信号の立上り、立下りごとにクロツクφ3、φ4の
1周期分(136μs/588)のパルス幅で“1”を出力す る。 パターン判定回路22は、変化検出回路21の
出力パルスのクロツクφ3、φ4によつて順次シフ
トしていくレジスタ63−1乃至63−11を具
えている。レジスタ63−2乃至63−11の入
力にはそれぞれアンド回路64−2ないし64−
11が設けられ、変化検出回路21の出力パルス
がインバータ65を介してそれぞれ入力されてい
る。従つて、変化検出回路21から1つパルスが
出されると、その後“0”が続く限りレジスタ6
3−1から63−2,63−3,……へと転送さ
れていくが、途中で再びパルスが入力されるとア
ンド回路64−2ないし64−11がオフされる
ため、転送されていた前のパルスは消滅する。従
つて、もとのEFM信号で“0”あるいは“1”
が11個連続して初めて、第11番目のレジスタ63
−11がセツトされることになり、このレジスタ
63−11の出力“1”により、0が少なくとも
11個連続していることが解る。更にレジスタ63
−11の出力はインバータ65の出力とともにア
ンド回路68およびオア回路66を介してレジス
タ63−12に加わる。従つてレジスタ63−1
2は、レジスタ63−11がセツトされた次のビ
ツトでEFM信号に変化がない時、すなわち12個
“0”が連続した時セツトされる。このレジスタ
63−12のセツト状態はEFM信号に次に変化
が生じるまでの間、アンド回路67を介して自己
保持される。 レジスタ64−11の出力は、変化検出信号と
ともにアンド回路71およびオア回路72を介し
てレジスタ73に入力される。従つて、レジスタ
73がセツトされれば11個“0”が連続した次に
変化が生じたことすなわち、EFM信号にちよう
ど11個“0”あるいは“1”が連続するところが
あつたことが解る。レジスタ73のセツト状態
は、信号587をインバータ78で反転した信号で
自己保持される。ここで、信号587は、前記デコ
ーダ46(第5図)の最終ビツト(293カウント)
の信号293を2ビツトのシフトレジスタ75に入
力し、その第1段の出力と、第2段の出力をイン
バータ76で反転した信号とをアンド回路77に
入力して作成した信号で、1フレームを0〜587
の588分割した時の最終ビツトの信号に相当する
ものである。従つて、レジスタ73は、フレーム
の終わりに自己保持が解除されて更新される。レ
ジスタ73の出力は信号587とともにアンド回路
81に入力され、オア回路82を介してレジスタ
83に加わる。従つて、レジスタ73がセツトさ
れると、そのフレームの終りでレジスタ83がセ
ツトされる。レジスタ83のセツト状態は、信号
587によつてアンド回路84を通して、次に信号
587が出るまでの1フレームの間自己保持される。
従つて、レジスタ83の出力11Eが“1”となつ
ている状態は、前のフレームでEFM信号に0が
ちようど11個連続する部分が存在したことを示す
ものとなる。 前記レジスタ63−12の出力は、EFM変化
検出信号とともにアンド回路85に入力され、オ
ア回路86を介してレジスタ87に入力される。
レジスタ63−12はEFM信号に12個以上0が
連続した場合、セツト状態を保持しているから、
次にEFM信号に変化が生じた時レジスタ87は
セツトされる。なお、この時レジスタ63−12
はリセツトさせる。レジスタ87のセツト状態は
信号587によつて、アンド回路88を介して、そ
のフレームの終りまで自己保持される。レジスタ
87の出力は信号587とともにアンド回路91に
入力され、オア回路92を介してレジスタ93に
入力される。従つてレジスタ87がセツトされる
とそのフレームの終りでレジスタ93がセツトさ
れる。レジスタ93のセツト状態は信号587によ
つて、アンド回路94を介して次に信号587が出
るまでの1フレームの間自己保持される。従つ
て、EFM信号に0が12個以上連続し、かつその
後EFM信号に変化があると、その次の1フレー
ムの期間中レジスタ93から“1”が出力される
ことになる。このレジスタ93の出力“1”は、
前述の信号AEすなわち規定の線速度より遅くな
つていることを示す信号として用いられる。 ノア回路99には信号11Eと信号AEが入力さ
れ、それらがともに0の時すなわち前のフレーム
でEFM信号に11個0が連続した部分がなく、か
つ12個以上0が連続した部分もなかつた時、ノア
回路99から“1”が出力される。この信号が前
記規定の線速度より速くなつていることを示す信
号DEとして用いられる。 EFM変化検出信号は、アンド回路95および
オア回路96を介してレジスタ97をセツトす
る。このセツト状態は信号587によつてアンド回
路98を介してそのフレームの終りまで自己保持
される。レジスタ97がセツトされると、そのフ
レームの終りで信号587のタイミングで、アンド
回路101およびオア回路102を介してレジス
タ103がセツトされ、次に信号587が立下るま
での1フレームの間アンド回路104を介してそ
のセツト状態が自己保持される。このレジスタ1
03の出力“1”は、その前のフレームで少なく
とも1回EFM信号に変化が生じたこと、すなわ
ちデイスクが回転していることを示す信号であ
り、前述した信号PXとして用いられる。この信
号PXはインバータ105で反転されて信号と
して出力される。上記パターン判定回路22から
出力される信号AE、DE、は信号587、587に
よつて1フレームごとに更新される。 変化検出回路38はブレーキモードの動作信号
S3 1/2を信号MSB(第6図)のタイミングで、ア
ンド回路111およびオア回路112を介してレ
ジスタ113に入力して、これをセツトする。レ
ジスタ113のセツト状態は信号MSBをインバ
ータ118で反転した信号によつて、アン
ド回路114を介して自己保持され、信号S3 1/
2が持続している間中フレームごとに信号MSBに
よつて更新される。信号S3 1/2が立下ると、そ
の次の信号MSBのタイミングでレジスタ113
はリセツトされる。レジスタ113の出力および
ブレーキモード信号S3 1/2は排他的オア回路1
15に入力される。従つて、排他的オア回路11
5からはブレーキモード信号S3 1/2の立上り、
立下りで信号MSBのタイミングで信号“1”が
出力される。この信号は動作モードを他のモード
から3−1/2モードに切換える際、あるいは3−
1/2モードから他のモードに切換える際に、レジ
スタ24のカウント値をリセツトするのに用いら
れる。 シフトレジスタ24は、前述のように18ビツト
で構成され、加算器25のS出力の信号を入力し
て1フレーム136μsを18分割したクロツクφA−
φBでその信号をシフトし、最下位段の出力をア
ンド回路109を介して加算器25のB入力に帰
還して、1フレーム周期ごとに循環している。加
算値は加算器25のA入力から入力され、それが
どのタイミングで入力されるかによつて、その加
算値が異なつてくる。すなわち最下位ビツト
LSBのタイミングで入力されれば1が加算され
ることになり、下位第3ビツト3Bのタイミング
で入力されれば4が加算されることになる。加算
器25のキヤリー出力Coは、レジスタ27で1
ビツト遅延されてアンド回路110を介してキヤ
リー入力Ciに入力されて、桁上げが行なわれる。 加算器25のA入力には3つのアンド回路12
3〜125が設けられている。アンド回路123
は3−1/2モード時に回転していないことを示す
信号が出され続けているフレーム数をカウン
トするためのものである。すなわち3−1/2モー
ドの時は、ブレーキモード信号S3 1/2によつて
アンド回路123が動作可能になり、ブレーキモ
ード信号S3 1/2をインバータ126で反転した
信号でアンド回路124〜125は動作不能にな
る。そして1フレームの間EFM信号に変化がな
いと信号が“1”となつて、信号LSBのタイ
ミングでアンド回路123およびオア回路127
を介して加算器25のA入力に信号が入力され
る。このようにして、信号が出されるとフレ
ームごとに1ずつカウントアツプされる。そして
4フレームの間信号が“1”となつて、シフ
トレジスタ24のカウント値が4になると、信号
MSBのタイミングでアンド回路131およびオ
ア回路130を介してレジスタ34がセツトされ
る。レジスタ34のセツト状態はアンド回路13
3を介して自己保持される。レジスタ34の出力
すなわち、前述の4フラグは4フレームEFM信
号の変化がなかつたことを意味する。この4フラ
グ信号はインバータ35で反転されて、ブレーキ
イネーブル信号BEとして、3−1/2モードにおい
て、デイスクの回転が停止したことの判定信号と
して、ブレーキ用の逆方向電圧DM−の印加を終
了させるタイミング信号に利用される。 4フラグが立つてブレーキイネーブル信号BE
が“0”になると、アンド回路123がオフされ
てカウントは停止される。この状態はブレーキモ
ード信号S3 1/2が出されている間持続し、ブレ
ーキモード信号S3 1/2が立下ると、変化検出回
路38でその立下りが検出され、インバータ13
5を介して加算器25のA入力およびB入力をす
べてオフし、1フレーム循環する間にシフトレジ
スタ24はリセツトされる。シフトレジスタ24
がリセツトされると、信号MSBのタイミングで
レジスタ34の自己保持が解除され、ブレーキイ
ネーブル信号BEが“1”に戻る。 3−1/2モード以外の動作モードにおいては、
加算器25のA入力のうち、アンド回路124,
125が動作可能な状態となる。この状態でフレ
ーム正同期信号SYEQが得られると、このフレー
ム正同期信号SYEQはレジスタ141で内部同期
に整合された後、信号MSBのタイミングでアン
ド回路142およびオア回路143を介してレジ
スタ144に加わりこれをセツトする。そして1
フレームの間、信号によつてアンド回路1
45を介して自己保持される。レジスタ144が
セツトされると信号3Bにより、シフトレジスタ
24の下位3ビツト目のタイミングで“1”がア
ンド回路124を介して加算器25のA入力に加
わり、10進数で4の加算が行なわれる。またフレ
ーム正同期信号SYEQがセツトされなかつた場合
には、レジスタ144はセツトされず、インバー
タ146を介して信号が出力される。信号
SYEQはアンド回路125に入力される。アンド
回路125には3B等、特定のタイミングで加算
のタイミングをとる信号が入つていないので、信
号が入るとそれが持続する1フレームの
間、A入力に“1”が入力され続ける。すなわ
ち、これで1の減算が行なわれることになる。信
号SYEQ、はフレームごとにいずれかが出
力されて、そのつど4カウントアツプ(S′YEQ)
または1カウントダウン()がなされる。 カウント値が1024に達しシフトレジスタ24の
1K(1024)に対応するビツトに“1”が立つと、
信号MSBのタイミングでアンド回路151およ
びオア回路152を介してレジスタ31がセツト
される。レジスタ31のセツト状態は信号
によつて、アンド回路153を介してそのフレー
ムの間自己保持される。シフトレジスタ2431
がセツトされるとその出力はインバータ36を介
してアンド回路123をオフし、それ以上のカウ
ントアツプは禁止される。しかしカウントダウン
は禁止されていないので、フレーム非同期信号
SYEQが入ればカウントダウンされる。カウント
ダウンされればシフトレジスタ31はリセツトさ
れるので、再びカウントアツプも可能となる。定
常運転時はこのようにして、カウント値は1024を
最大にその付近を上下に変動している。 シフトレジスタ24の1Kに対応するビツトの
出力は、また、そのまま1Kフラグとして信号
MSBのタイミングでアンド回路161およびオ
ア回路162を介してレジスタ165に加わりこ
れをセツトする。レジスタ165のセツト状態は
信号によつて、アンド回路164を介して
そのフレームの間自己保持される。レジスタ16
5からはセツト状態でPLLフラグが出力される。
シフトレジスタ24のカウント値は前述のよう
に、1Kまでカウントアツプした後もその付近を
変動するが、レジスタ165は一旦自己保持され
れば、シフトレジスタ24が1Kから下がつても
セツト状態を持続し、PLLフラグを出力し続け
る。しかし、デイスクモータの不安定状態が続い
てカウントダウンが続き、カウント値が0まで下
るとシフトレジスタ24はすべてのビツトが
“0”となるので、ノア回路172の出力が“1”
となり、この信号が信号MSBのタイミングでア
ンド回路173およびオア回路174を介してレ
ジスタ175に加わり、これをセツトする。レジ
スタ175のセツト状態は信号によつて、
そのフレームの間自己保持される。また、カウン
ト値が0まで下ると、レジスタ175の出力がイ
ンバータ37を介して加算器25のA入力のアン
ド回路125をオフし、それ以上の減算は禁止さ
れる。また、ノア回路172の出力“1”はイン
バータ167を介してアンド回路163をオフ
し、信号MSBのタイミングでレジスタ165を
リセツトする。これによりPLLフラグが下りる。 以上のようにして、第11図の回路からは
PLLフラグと信号AE、DE、BEがそれぞれ出力
される。 次に、制御ロジツク48の出力により制御され
る第5図に符号Bで囲んだ部分の具体例について
第12図に示す。第12図において、294カウン
タ43は9ビツトのハーフアダーで構成されてい
る。各段43−1乃至43−9のS出力はアンド
回路201〜209を介してレジスタ211〜2
19に入力される。レジスタ211〜219は水
晶発振子で作つた1フレーム周期(136μs)を294
分割した(すなわち2.1609MHz)クロツクφ1、
φ2により駆動され、その出力を各段43−1乃
至43−9のA入力に加える。各段43−1乃至
43−9のキヤリー出力Coは次段のキヤリー入
力Ciに入力され、初段43−1のキヤリー入力Ci
にはVDD(=“1”)が常時入力されている。従つ
て、294カウンタ43はクロツクφ1、φ2の速度す
なわち、1フレーム周期の時間136μsで0〜293の
294カウントするカウンタを構成する。アンド回
路201〜209には信号XFSYNCがインバー
タ221を介して入力され、294カウンタ43が
イニシヤルリセツトされる。ここで、信号
XFSYNCは内部クロツクにより作られた1フレ
ーム周期ごとに1/294のパルス幅で出力される信
号である。レジスタ211〜219のカウント値
はデコーダ46に入力され、必要なタイミングが
デコードして取り出される。前記LSB、3B、
MSB等の信号もこの出力に基づいて作られる。
また、この第12図の回路の制御のため、293カ
ウントと292カウントの信号がデコードされてい
る。293カウント信号はオア回路222からイン
バータ221を介して各アンド回路201〜20
9に加わり、293カウントごとにリセツトするの
に用いられる。これにより1フレームごとに0〜
293までの294カウントするカウンタが構成され
る。292カウント信号はフレーム残量カウンタ5
2のダウン信号に用いられる。 フレーム残量カウンタ52は、上位カウンタ5
2Aと下位カウンタ52Bとで構成されている。
下位カウンタ52Bは5ビツトのハーフアダーで
構成され、各段52B−1乃至52B−5のS出
力はアンド回路231〜235を介してレジスタ
241〜245に入力される。初段52B−1の
キヤリー入力Ciには、EFMシンボル信号が入力
される。EFMシンボル信号は1フレームを構成
する32シンボルデータのシンボルデータごとに出
力される信号である。1シンボルデータは14ビツ
トのデータビツトと3ビツトのマージンビツトの
合計17ビツトで構成される。従つてEFMシンボ
ル信号は、EFM信号から再生した再生クロツク
を17ずつカウントして作成することができる。下
位カウンタ52BはこのEFMシンボル信号によ
り、1ずつカウントアツプしていく。下位カウン
タ52Bの各段52B−1乃至52B−5の出力
を入力するアンド回路231〜235には、
EFMフレーム信号をインバータ201で反転し
た信号が加わつている。EFMフレーム信号は
EFM信号のフレームごとに1回出力される信号
で、フレーム先頭のフレーム同期信号を検出して
出力される。このEFMフレーム信号が出力され
ると、アンド回路231〜235がオフされるの
で、下位カウンタ52はEFM信号のフレームご
とにリセツトされる。 上位カウンタ52Aは4ビツトのフルアダーで
構成され、各段52A−1乃至52A−4のS出
力はアンド回路236〜239を介してレジスタ
246〜249にそれぞれ入力されている。レジ
スタ246〜249の出力は各段のB入力に入力
され、各段のキヤリー出力は次段のキヤリー入力
に入力されている。上位カウンタ52Aの初段5
2A−1のキヤリー入力CiにはEFMフレーム信
号が入力されて、EFM信号のフレームごとに1
ずつカウントアツプしていく。また各段のA入力
には、前記デコーダ46からの292カウント信号
が入力され、292カウント信号が出力される136μs
ごとに1ずつカウントダウンしていく。従つて上
位カウンタ52Aは、正規の線速度が得られてい
る時は、アツプパルスとダウンパルスが交互に加
わるので、一定値に安定している。しかし正規の
線速度より速い場合には、アツプパルスの周期が
短かくなるのでカウント値は増大してくる。ま
た、正規の線速度より遅い場合には、アツプパル
ス周期が長くなるので、カウント値は減少してく
る。 上位カウンタ52Aはカウント値が8になる
と、アンド回路223およびインバータ224を
介してアンド回路203をオフし、それ以上のカ
ウントアツプが禁止される。またカウント値が0
になると、アンド回路225およびインバータ2
26を介してアンド回路227をオフし、それ以
下のカウントダウンが禁止される。 なお、PLLフラグが立つとインバータ228
を介してアンド回路236、237、239がオ
フされて、レジスタ246,247,249がリ
セツトされ、オア回路238を介してレジスタ2
48がセツトされて初期設定が行なわれる。 選択回路47は、制御ロジツク48からの制御
モード信号PLL、SIM、によつて、フレーム残
量カウンタ52の出力またはシミユレーシヨン回
路51の出力を選択して出力するものである。選
択信号PLL、SIMは、アンド回路281,28
2によつて293カウント信号のタイミングで出
力される。SIMモードが選択された場合には、ア
ンド回路241が動作可能となつて、シミユレー
シヨン回路51の対応するビツト出力がオア回路
243を介して出力される。また、PLLモード
が選択された場合には、アンド回路242が動作
可能となつて、フレーム残量カウンタ52の対応
するビツト出力がオア回路243を介して出力さ
れる。選択信号は内部クロツクによる293カウン
ト信号のタイミングで出力されるのに対し、フレ
ーム残量カウンタ52の下位カウンタ52Bは内
部クロツクに非同期のEFMフレーム同期信号に
よりリセツトされて、EFMシンボル信号により
カウントしていくので、EFM信号と内部クロツ
クのずれ(位相差)によつて293カウントのタイ
ミングでのカウント値が変化し、これによつて1
フレーム内でのずれ(位相差)の大きさを知るこ
とができる。 ラツチ回路42は各ビツト信号をラツチするレ
ジスタ251〜260を具え、選択回路47によ
り選択された信号を入力し、293カウント信号を
インバータ245で反転した信号293によつてア
ンド回路244を介して自己保持する。なお、ラ
ツチ回路42において、レジスタ257,25
8,259に接続されているアンド回路246
は、入力されるVssが“0”であり、機能上意味
を有しないものである。また、制御ロジツク48
でOFF制御モードが選択された場合には、アン
ド回路247を介してレジスタ259にのみ
“1”がラツチされる。また、制御ロジツク48
でBLK制御モードが選択された場合には、アン
ド回路128を介してレジスタ260にのみ
“1”がラツチされる。 なお、ラツチ回路42の最下位ビツトのレジス
タ251は、シミユレーシヨン回路51からの信
号のみ入力される。シミユレーシヨン回路51に
よる制御の精度を上げるため、シミユレーシヨン
回路51の出力ビツト数をフレーム残量カウンタ
52よりも下位1ビツト増やしているからであ
る。 一致検出回路44は、ラツチ回路42の出力と
294カウンタ43のカウント値とを対応させて、
これらの一致をとるものである。一致検出回路4
4は排他的オア回路EX1〜EX9を具え、これに
それぞれラツチ回路42の各ビツト出力と、294
カウンタ43の各ビツト出力を入力している。排
他的オア回路EX1〜EX9の出力は、ノア回路2
61に入力されている。したがつて、ラツチ回路
42の出力にカウント値が一致するとノア回路2
61から一致信号EQ(=“1”)が出力される。 PWM回路41は正方向の駆動パルスDM+を
出力するレジスタ262と、負方向の駆動パルス
DM−を出力するレジスタ263とを具えてい
る。レジスタ262はアンド回路264のオンに
よりセツトされ、アンド回路265のオンにより
自己保持される。アンド回路264には3つの信
号128、EQ、256が入力されている。信号
GE128はラツチ回路42のレジスタ259,26
0の出力をオア回路272に入力し、インバータ
273で反転した信号であり、レジスタ259,
260のいずれにも“1”が立つていないこと、
すなわち負方向の駆動でないことを意味する。信
号EQは一致信号である。信号GE256は294カウン
タ43のカウント値256に対応するレジスタ21
9の出力をインバータ271で反転した信号で、
カウント値が256まで達していないことを意味す
る。したがつて、正方向の駆動で、カウント値が
256まで達していない状態で一致が出たときアン
ド回路264はオンし、オア回路264を介して
レジスタ262がセツトされる。レジスタ262
のセツト状態は信号256によりカウント値が
256になるまでアンド回路256を介して自己保
持される。カウント値が256になると信号256
=“0”となつて、アンド回路264,265と
もオフし、レジスタ262はリセツトされる。以
上の動作はフレームごとに行われる。これによ
り、レジスタ262からは、立上りがラツチ回路
42にラツチされた値で規定され、立下りが294
カウンタのカウント値256で規定される幅を持ち、
1フレーム(136μs)の周期を持つPWM変調さ
れた正方向駆動パルスDM+が出力される。 レジスタ263は、アンド回路267のオンに
よりセツトされ、アンド回路268のオンにより
自己保持される。アンド回路269には4つの信
号GE128、、256、GEOが入力される。
GE128は負方向の駆動であることを示す信号、信
号は一致信号EQをインバータ274で反転し
た信号、GEOは293カウント信号をレジスタ27
5で1ビツト遅延した信号すなわち294カウンタ
43が0カウントのタイミングを示す信号であ
る。したがつて、負方向の駆動で、294カウンタ
43のカウント値が0のときアンド回路267が
オンされ、オア回路267を介してレジスタ26
3はセツトされる。レジスタ263のセツト状態
はアンド回路268を介して自己保持される。そ
して、一致信号EQが出ると、アンド回路267,
268はオフされ、レジスタ263はリセツトさ
れる。これにより、レジスタ262からは、294
カウンタ43のリセツトとともに立上り、一致で
立下る幅を持ち、1フレーム(136μs)の周期を
持つPWM変調された負方向駆動パルスDM−が
出力される。 このように、正方向駆動パルスDM+は、一致
で立上り、256カウントで立下るのに対し、負方
向駆動パルスDM−は、0カウントで立上り、一
致で立上るから、一致の位置が変化すると一方の
駆動パルスのパルス幅は広くなるのに対し、他方
の駆動パルスのパルス幅は狭くなる。例えば、一
致位置が早くなると、正方向駆動パルスDM+の
パルス幅は広くなるのに対し、負方向駆動パルス
DM−のパルス幅は狭くなる。逆に一致位置が遅
くなると、正方向駆動パルスDM+のパルス幅は
狭くなるのに対し、負方向駆動パルスDM−のパ
ルス幅は広くなる。第13図はラツチ回路42の
各出力に対するPWM回路41の出力パルスの変
化を示したものである。 次に各制御モードにおける第12図の回路の動
作について説明する。 ΓPLL制御モード 前記第9図に示したように、4〜7モードで回
転がMM(100rpm〜2000rpm)の領域にあり、フ
オーカスが捉えられていて、PLLフラグが立つ
と、制御ロジツク48からPLLモード信号が出
力されて、選択回路47でフレーム残量カウンタ
52からのデータが選択される。またPLLフラ
グにより、フレーム残量カウンタ52の上位4ビ
ツトのレジスタ249,248,247,246
が「0100」に初期設定される。これにより、
PLLによるロツク制御に移行する。すなわち、
規定の線速度より速い場合はEFMシンボル信号、
EFMフレーム信号の周期は短くなるから、ラツ
チ回路42にラツチされるフレーム残量カウンタ
52のカウンタ値は増大する。その結果、一致検
出回路44で一致がとれるまでの時間が長くな
り、駆動パルスDM+のパルス幅が短くなり、速
度は下降する方向に変化する。逆に規定の線速度
より遅い場合は、EFMシンボル信号、EFMフレ
ーム信号の周期は長くなるから、ラツチ回路42
にラツチされるフレーム残量カウンタ52のカウ
ント値は減少する。その結果、一致検出回路44
で一致がとれるまでの時間が短くなり、駆動パル
スDM+のパルス幅が長くなり、速度は上昇する
方向に変化する。このようにして、ラツチ回路4
2にラツチされるフレーム残量カウンタからのカ
ウント値は規定の線速度となるパルス幅が得られ
る値で安定する。CDの回転速度は480rpm(内周)
〜210rpm(外周)であるから、第9図のシミユレ
ーシヨン出力と回転速度との関係によれば、定常
状態ではラツチ回路42の値は上位から
【式】程度で安定する。 動作モードが2モードあるいは4〜7モード
で、回転がMMの領域にある場合に、フオーカス
が外れた場合、再生クロツクが得られずPLLロ
ツク制御ができないので、SIM制御モードに切換
わる(第9図)。すなわち、制御ロジツク48か
らのSIMモード信号により、選択回路47はシミ
ユレーシヨン回路51からのデータを選択してラ
ツチ回路42にラツチし、このラツチした値によ
り駆動パルスDM+のパルス幅が認められる。ラ
ツチ回路42にラツチされた値はそのままシミユ
レーシヨン回路51に帰還されるので、シミユレ
ーシヨン値は変化せず、回転速度は一定値に保持
される。 ΓOFF制御モード 制御ロジツク48からOFF制御モード信号が
出力されると、アンド回路284によつて293カ
ウント信号のタイミングでラツチ回路42のレジ
スタ259がセツトされる。このとき、他の制御
モード信号は出力されないので、ラツチ回路42
の他のレジスタ251〜258,260はセツト
されない。 したがつて、レジスタ259の出力が“1”に
なつて、信号XFSYNCの発生タイミングすなわ
ち294カウンタ43のカウント0のタイミングで
レジスタ263がセツトされようとするが、ラツ
チ回路42から排他的オア回路EX1〜EX9への
入力はすべて“0”となつて、即座に一致信号
EQが出るため、レジスタ263は結局出力され
ず、駆動パルスDM+、DM−はいずれも出力さ
れない(DM+=0、DM−=0)。したがつて、
デイスクモータ3による駆動は行われず、単に惰
性で回ることになる。 ΓBLK制御モード 3−1/2モードで、回転がMHまたはMMの領
域にある場合は、制御ロジツクからBLK制御モ
ード信号が出力され、アンド回路283によつて
293カウント信号のタイミングでラツチ回路42
のレジスタ260がセツトされる。このとき、他
の制御モード信号は出力されないので、ラツチ回
路42の他のレジスタ251〜259はセツトさ
れない。したがつて、レジスタ260の出力が
“1”になつて、信号XFSYNCのタイミングでレ
ジスタ263がセツトされて駆動パルスDM−が
出力される。レジスタ263は、294カウンタ4
3のレジスタ219がセツトされて一致信号EQ
が出力されてはじめてリセツトされるので、駆動
パルスDM−は0〜256の全区間“1”となる。
これによりデイスクモータ3は逆方向の駆動力が
生じてブレーキがかけられる。 ΓFo制御モード Fo制御モードでは制御ロジツクからいずれの
制御モード信号も出力されない。したがつてラツ
チ回路42のレジスタ251〜260はすべてリ
セツト状態であり、294カウンタ43のカウント
値0のタイミングで一致検出信号EQが出力され
て、レジスタ262がセツトされ、駆動パルス
DM+が出力される。レジスタ262は294カウ
ンタ43のカウント値が256になるとリセツトさ
れる。したがつて、駆動パルスDM+は0〜256
の全区間出力されることになる。したがつて、正
回転方向にデイスクモータ3は加速される。 発明の効果 以上説明したように、この発明によれば、再生
同期信号と内部同期信号との位相差データに基づ
く位相制御によりデイスクの回転制御を行なう場
合において、再生同期信号が得られなくなつた場
合に、その前の位相差データを保持して制御する
ようにしたので、規定の線速度で引き続き回転す
ることができる。 また、この発明ではデイジタル積分演算を採用
しているため、CR時定数回路によるアナログ演
算と異なり本質的にデータ保持能力は完全であ
り、かつ、平均化時間等の設定も比較的容易であ
る。また、再生同期信号の欠落時には自己出力を
再び自己入力としているため、欠落時動作もそれ
以前と全く同様に同種デイジタルデータの積分動
作であり、回路の特別な変更も不要で、動作もス
ムーズに推移し、確実に過去の回転状態から連続
した回転制御を行なうことができる。また、再生
同期信号の欠落が極めて長時間に及んだとして
も、欠落直前の回転状態で回転させ続けることが
可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの出願の図面において用いている論
理回路の表記方法の説明図、第2図はこの発明が
適用されるデイスク再生装置の制御系統を示すブ
ロツク図、第3図はフレーム正同期信号SYEQの
作成回路の一例を示すブロツク図、第4図は第3
図の回路の動作説明図、第5図はこの発明の一実
施例を示すブロツク図、第6図は制御信号LSB、
2B……、MSBの説明図、第7図はカウンタ回路
23の動作説明図、第8図はモータ制御回路45
の具体例を示す回路図、第9図は制御ロジツク4
8による制御モードの切換例を示す図、第10図
は第9図の切換え実施するための制御ロジツク4
8の構成例を示す回路図、第11図は第5図にA
で囲んだ部分の具体例を示す回路図、第12図は
第5図にBで囲んだ部分の具体例を示す回路図、
第13図は第12図のラツチ回路42にラツチさ
れるデータと作成されるデイスクモータ駆動パル
スDM±の関係を示す図である。 3……デイスクモータ、5……デイスク、23
……カウンタ回路、51……シミユレーシヨン回
路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 再生同期信号と内部同期信号との位相差デイ
    ジタルデータを用いてデイスクモータの駆動パル
    ス幅をPWM制御しデイスクの回転制御を行なう
    回路において、前記位相差デイジタルデータをデ
    イジタル積分演算し該位相差デイジタルデータの
    所定期間の平均値を求めるデイジタル積分回路を
    具備してなり、前記再生同期信号が得られないと
    きには、前記デイジタル積分回路の出力データに
    基づいてデイスクの回転を制御するとともにこの
    出力データを該デイジタル積分回路の入力とする
    ようにしたことを特徴とするデイスク回転制御回
    路。
JP58233230A 1983-10-14 1983-12-09 デイスク回転制御回路 Granted JPS6085466A (ja)

Priority Applications (4)

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JP58233230A JPS6085466A (ja) 1983-12-09 1983-12-09 デイスク回転制御回路
US06/658,154 US4727530A (en) 1983-10-14 1984-10-05 Disc rotation control device for a disc player
DE8484112274T DE3483864D1 (de) 1983-10-14 1984-10-12 Plattendrehzahlsteueranordnung fuer einen plattenspieler.
EP84112274A EP0138211B2 (en) 1983-10-14 1984-10-12 Disc rotation control device for a disc player

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JPS6085466A JPS6085466A (ja) 1985-05-14
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JPH0740400B2 (ja) * 1985-12-02 1995-05-01 パイオニア株式会社 スピンドルサ−ボ装置

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