JPS6346297Y2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6346297Y2 JPS6346297Y2 JP1980033320U JP3332080U JPS6346297Y2 JP S6346297 Y2 JPS6346297 Y2 JP S6346297Y2 JP 1980033320 U JP1980033320 U JP 1980033320U JP 3332080 U JP3332080 U JP 3332080U JP S6346297 Y2 JPS6346297 Y2 JP S6346297Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- reservoir
- buttful
- air bubbles
- supply pipe
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000003921 oil Substances 0.000 claims description 38
- 239000010720 hydraulic oil Substances 0.000 claims description 12
- 230000001133 acceleration Effects 0.000 description 6
- 239000010410 layer Substances 0.000 description 2
- 238000013019 agitation Methods 0.000 description 1
- 238000002474 experimental method Methods 0.000 description 1
- 238000005187 foaming Methods 0.000 description 1
- 239000002344 surface layer Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Fluid-Pressure Circuits (AREA)
- Supply Devices, Intensifiers, Converters, And Telemotors (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は自動車の油圧式パワー・ステアリング
装置におけるオイル・リザーバの改良に関する。
装置におけるオイル・リザーバの改良に関する。
大型車両等に多く使用される自動車のパワー・
ステアリング装置におけるオイル・リザーバ（オ
イルタンク）は従来第１図に示すように、リザー
バ内が縦方向のバツフル０１で区画され、オイル
供給パイプ０２は要すればバツフル０１を貫通し
てリザーバの中央下部に開口し、オイル・リター
ンパイプ０３は油面下部の適当な位置に開口して
いた。勿論バツフル０１には交通孔が設けられて
おり、またバツフルは自動車に加えられる加速度
の大きな前後方向に対し直角に設けられるが、運
動が激しく横方向の加速度も大きな自動車に対し
ては要すれば前後方向の縦型バツフルを加設して
もよい性質のものであつた。
ステアリング装置におけるオイル・リザーバ（オ
イルタンク）は従来第１図に示すように、リザー
バ内が縦方向のバツフル０１で区画され、オイル
供給パイプ０２は要すればバツフル０１を貫通し
てリザーバの中央下部に開口し、オイル・リター
ンパイプ０３は油面下部の適当な位置に開口して
いた。勿論バツフル０１には交通孔が設けられて
おり、またバツフルは自動車に加えられる加速度
の大きな前後方向に対し直角に設けられるが、運
動が激しく横方向の加速度も大きな自動車に対し
ては要すれば前後方向の縦型バツフルを加設して
もよい性質のものであつた。
このようにして、加速度に基づくリザーバ内オ
イル０４の移動、ひいては油面の大傾斜を防止し
てオイルパイプ０２の開口部からオイルポンプへ
の空気の直接吸込みを防止したかに見えたが、バ
ツフル０１による各縦割区画のためにオイル０４
はその動揺によつて表面に泡立つ気泡０５をして
比較的容易に下層への撹乱移行を許し、気泡はオ
イルと共に供給パイプ０２からオイルポンプに、
さらにはコントロールバルブ、パワーシリンダ等
に送られ、圧縮性による諸機能の防害および耳障
りな異音発生をもたらしていた。
イル０４の移動、ひいては油面の大傾斜を防止し
てオイルパイプ０２の開口部からオイルポンプへ
の空気の直接吸込みを防止したかに見えたが、バ
ツフル０１による各縦割区画のためにオイル０４
はその動揺によつて表面に泡立つ気泡０５をして
比較的容易に下層への撹乱移行を許し、気泡はオ
イルと共に供給パイプ０２からオイルポンプに、
さらにはコントロールバルブ、パワーシリンダ等
に送られ、圧縮性による諸機能の防害および耳障
りな異音発生をもたらしていた。
本考案は上記従来のものの欠点を除くためにな
されたもので、リザーバ内下部の作動油中に水平
バツフルを設け、その下側区画にオイルポンプに
オイルを供給するオイル供給口を設け、オイル表
層で発生の気泡を下層に撹乱移動し難くしたオイ
ル・リザーバを提供する。
されたもので、リザーバ内下部の作動油中に水平
バツフルを設け、その下側区画にオイルポンプに
オイルを供給するオイル供給口を設け、オイル表
層で発生の気泡を下層に撹乱移動し難くしたオイ
ル・リザーバを提供する。
以下、本考案を図面に示す一実施例に基づいて
説明する。
説明する。
第２図において、１はリザーバ、２は上殻、３
はオイル補給蓋、４は下殻、５は水平バツフル、
６は水平バツフルに設けられた交通孔、７はオイ
ル・リターンパイプで上殻２、バツフル５間の上
側区画９に開口し、他端はホースを介して図示し
ない流量調整バルブ、圧力調整バルブ、コントロ
ールバルブに接続するものであり、８はオイル供
給パイプで下殻４の底板４′とバツフル５間の下
側区画１０に開口し、他端はオイルポンプに接続
するものであり、また１１は作動油、１２は気
泡、１３は作動油表層の泡立ち、矢符号は作動油
の流出入方向をそれぞれ示している。
はオイル補給蓋、４は下殻、５は水平バツフル、
６は水平バツフルに設けられた交通孔、７はオイ
ル・リターンパイプで上殻２、バツフル５間の上
側区画９に開口し、他端はホースを介して図示し
ない流量調整バルブ、圧力調整バルブ、コントロ
ールバルブに接続するものであり、８はオイル供
給パイプで下殻４の底板４′とバツフル５間の下
側区画１０に開口し、他端はオイルポンプに接続
するものであり、また１１は作動油、１２は気
泡、１３は作動油表層の泡立ち、矢符号は作動油
の流出入方向をそれぞれ示している。
しかして、第３図に示すように水平バツフル５
は上殻２と下殻４のフランジ間にほぼ水平に固定
的にクリンチされ、両殻は該フランジ部で溶着１
４されている。また、水平バツフル５に穿設され
る交通孔６は要すれば複数個であつて、その孔縁
は上方に盛上げられたオリフスを形成しており、
その孔径ｄはリザーバの大小、形状、作動油の供
給速度等により異にするが、作動油の流下と共に
気泡の上昇を許すことが好ましく実験等によつて
適当なサイズが求められる性質のものである。さ
らに、水平バツフル５は油高に対し比較的下位に
設けることが好ましい。
は上殻２と下殻４のフランジ間にほぼ水平に固定
的にクリンチされ、両殻は該フランジ部で溶着１
４されている。また、水平バツフル５に穿設され
る交通孔６は要すれば複数個であつて、その孔縁
は上方に盛上げられたオリフスを形成しており、
その孔径ｄはリザーバの大小、形状、作動油の供
給速度等により異にするが、作動油の流下と共に
気泡の上昇を許すことが好ましく実験等によつて
適当なサイズが求められる性質のものである。さ
らに、水平バツフル５は油高に対し比較的下位に
設けることが好ましい。
本考案は上記のように構成したから、自動車の
上下運動や水平加速度によつてリザーバ１内の作
動油１１が動揺し、表層に泡立ちが起つて油中に
気泡１２が発生しても、その気泡を含む作動油は
バツフル５にその大部が遮られて下側区画１０に
は殆ど移動することがなく、従つて従来のものに
比しオイル供給パイプ８に気泡１２を供給する機
会が格段に少ない。交通孔６を経て気泡を含む作
動油の一部が下側区画に進入したとしても、やが
て気泡１２は上昇してバツフル５の下面にたま
り、次いで上方盛上り、即ち上方に曲げられた孔
縁を有する交通孔６から上側区画９に移動するよ
うになる。
上下運動や水平加速度によつてリザーバ１内の作
動油１１が動揺し、表層に泡立ちが起つて油中に
気泡１２が発生しても、その気泡を含む作動油は
バツフル５にその大部が遮られて下側区画１０に
は殆ど移動することがなく、従つて従来のものに
比しオイル供給パイプ８に気泡１２を供給する機
会が格段に少ない。交通孔６を経て気泡を含む作
動油の一部が下側区画に進入したとしても、やが
て気泡１２は上昇してバツフル５の下面にたま
り、次いで上方盛上り、即ち上方に曲げられた孔
縁を有する交通孔６から上側区画９に移動するよ
うになる。
特に上記前段の効果は従来のものの縦方向バツ
フルではなし得なかつたものである。加えて、従
来のものにおいて自動車の前後、左右方向の加速
度に対処するためには縦方向バツフルをクロスし
て少なくとも２枚を必要とするが、本考案のもの
では１枚の水平バツフル５を設けることで充分で
あり、コスト低減につながる。
フルではなし得なかつたものである。加えて、従
来のものにおいて自動車の前後、左右方向の加速
度に対処するためには縦方向バツフルをクロスし
て少なくとも２枚を必要とするが、本考案のもの
では１枚の水平バツフル５を設けることで充分で
あり、コスト低減につながる。
次に、油高の比較的下位に水平バツフル５を設
けたから、下側区画１０の作動油は加速度による
移動傾斜が殆どなく、従つてオイル供給パイプ８
を下側区画１０内に短かく開口させることがで
き、コスト低減につながる。
けたから、下側区画１０の作動油は加速度による
移動傾斜が殆どなく、従つてオイル供給パイプ８
を下側区画１０内に短かく開口させることがで
き、コスト低減につながる。
さらに、オイル・リターンパイプ７はバツフル
５の上方である上側区画９に開口させたから気泡
混りの作動油が還流してきてもそれがオイル供給
パイプ８に吸込まれる可能性を防止している。
５の上方である上側区画９に開口させたから気泡
混りの作動油が還流してきてもそれがオイル供給
パイプ８に吸込まれる可能性を防止している。
上記のように本考案は気泡混りの作動油がオイ
ル供給パイプに吸込まれることを各面において防
止したもので、これによつてオイルポンプ等に気
泡を送ることなく、それらの諸機能の低下を防ぐ
と共に耳障りな異音の発生や振動を防止すること
ができたものである。
ル供給パイプに吸込まれることを各面において防
止したもので、これによつてオイルポンプ等に気
泡を送ることなく、それらの諸機能の低下を防ぐ
と共に耳障りな異音の発生や振動を防止すること
ができたものである。
第１図は従来のオイル・リザーバの説明的縦断
面図、第２図は本考案の一実施例の説明的縦断面
図、第３図は第２図Ａ部の拡大図である。 １：リザーバ、４′：底板、５：バツフル、
６：交通孔、７：オイル・リターンパイプ、８：
オイル供給パイプ、９：上側区画、１０：下側区
画。
面図、第２図は本考案の一実施例の説明的縦断面
図、第３図は第２図Ａ部の拡大図である。 １：リザーバ、４′：底板、５：バツフル、
６：交通孔、７：オイル・リターンパイプ、８：
オイル供給パイプ、９：上側区画、１０：下側区
画。
Claims (1)
- リザーバ内の下部に底板と間隔を存してほぼ水
平に設けられ同リザーバ内の作動油中に位置して
同リザーバを上側区画および下側区画に２分する
水平バツフルと、縁部を上方に曲げて同水平バツ
フルに設けられた交通孔と、上記下側区画に開口
するオイル供給パイプと、上記上側区画に開口す
るオイル・リターンパイプとによつて構成したこ
とを特徴とする自動車パワー・ステアリング装置
のオイル・リザーバ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1980033320U JPS6346297Y2 (ja) | 1980-03-14 | 1980-03-14 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1980033320U JPS6346297Y2 (ja) | 1980-03-14 | 1980-03-14 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56134273U JPS56134273U (ja) | 1981-10-12 |
| JPS6346297Y2 true JPS6346297Y2 (ja) | 1988-12-01 |
Family
ID=29628998
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1980033320U Expired JPS6346297Y2 (ja) | 1980-03-14 | 1980-03-14 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6346297Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH049443Y2 (ja) * | 1985-12-17 | 1992-03-10 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5539218B2 (ja) * | 1976-04-02 | 1980-10-09 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS50139310U (ja) * | 1974-05-01 | 1975-11-17 | ||
| JPS5539218U (ja) * | 1978-09-06 | 1980-03-13 |
-
1980
- 1980-03-14 JP JP1980033320U patent/JPS6346297Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5539218B2 (ja) * | 1976-04-02 | 1980-10-09 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56134273U (ja) | 1981-10-12 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US6170180B1 (en) | Excavator, in particular a mini-excavator | |
| US7261123B2 (en) | Reservoir tank of a power steering system for a car | |
| JPH0618053Y2 (ja) | 燃料カットバルブ | |
| EP2748454B1 (en) | Liquid fuel trap device | |
| JPH11315766A (ja) | 液体タンク用通気回路 | |
| JPS5828129B2 (ja) | トクニジドウシヤヨウヨウ ノ ネンリヨウヨウキ ノ カンキソウチ | |
| JPS6346297Y2 (ja) | ||
| JP3677005B2 (ja) | 車輌用燃料タンク | |
| CN101204973A (zh) | 前围上盖板排水结构 | |
| JP4062700B2 (ja) | マスタシリンダ用リザーバ | |
| JPH05321902A (ja) | 作動油タンク装置 | |
| CN202991673U (zh) | 一种汽车液压动力转向系统储油罐 | |
| US4182404A (en) | Radiator top tank with plural sump lines | |
| JP3377273B2 (ja) | 燃料タンク構造 | |
| JPH0339847B2 (ja) | ||
| JPH06156254A (ja) | リザーバタンク | |
| JPH07217694A (ja) | 複筒式油圧緩衝器の泡立ち防止装置 | |
| JP3916432B2 (ja) | リザーバ | |
| KR100682568B1 (ko) | 액화 가스용 연료공급 장치 | |
| JPH04166461A (ja) | ウォッシャ液タンク | |
| JPH081951Y2 (ja) | 自動車の燃料タンク構造 | |
| JP4735710B2 (ja) | 作動流体貯留装置 | |
| JPH02237867A (ja) | 動力舵取装置用リザーバタンク | |
| JPH0635071U (ja) | 油圧機器用リザーバ | |
| JPS5824299B2 (ja) | タンデムマスタ−シリンダのリザ−バ |