JPS6346238A - 高発泡フェノール樹脂発泡体の製造法 - Google Patents

高発泡フェノール樹脂発泡体の製造法

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JPS6346238A
JPS6346238A JP8340487A JP8340487A JPS6346238A JP S6346238 A JPS6346238 A JP S6346238A JP 8340487 A JP8340487 A JP 8340487A JP 8340487 A JP8340487 A JP 8340487A JP S6346238 A JPS6346238 A JP S6346238A
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Kimimichi Masui
増井 公道
Shigetoshi Tanaka
田中 重利
Yoshikazu Kobayashi
由和 小林
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この発明は、高発泡フェノール樹脂発泡体及びその製造
法に関する。さらに詳しくは、建築用断熱材等の断熱材
や、遮音材さらには!1衝材として有用な高発泡フェノ
ール樹脂発泡体及びその製造法に関する。
(ロ)従来の技術 フェノール樹脂発泡体は、断熱性、緩衝性でかつそれ自
体難燃性であるため、種々の建築材料として有用である
。かかるフェノール樹脂発泡体は、通常、ノボラック型
又はレゾール型フェノール樹脂初期縮合物に無機や有機
の分解型発泡剤及び必要に応じて硬化剤を適量混合した
後、この混合物を所定形状の型内に充填し、発泡硬化温
度以上に加熱することにより行なわれている。そして通
常、発泡硬化は、樹脂の軟化(50〜90℃)、発泡剤
の分解(90〜120℃)及び樹脂の硬化(130〜1
50℃)の過程を経て行なわれる。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上記従来の方法では、分解型発泡剤の添
加量を増加させてもまた初期縮合物の分子母や発泡硬化
条件を種々適合化させても、せいぜい60倍程度の発泡
倍率の発泡体を得ることしができなかった。
この発明はかかる問題点に鑑みかつ絶えず望まれる発泡
体の軽量化のための高発泡体の要請に応ずべくなされた
ものであり、ことに従来製造が困難であった70倍を越
える高発泡フェノール発泡体を簡便に製造しうる製造方
法を提供しようとするものである。
(ニ)問題点を解決するための手段 かくしてこの発明によれば、フェノール樹脂初期縮合物
、分解型発泡剤及び必要に応じて加えられる硬化剤から
なる発泡性フェノール樹脂組成物に該フェノール樹脂初
期縮合物100重量部に対しくω0.5〜20重量部の
界面活性剤及び(b)1〜30重聞部の上記フェノール
樹脂初期縮合物の軟化温度以上でかつ上記発泡性フェノ
ール樹脂組成物の硬化温度未満の温度範囲内の沸点を有
する溶剤を含有させ、この組成物を所望形状の型内に充
填し、発泡硬化温度以上に加熱して、平均気泡径0.1
〜0.9mm、発泡倍率70〜200倍のフェノール樹
脂発泡体を得ることを特徴とする高発泡フェノール樹脂
発泡体の製造法が提供される。
この発明の最も特徴とする点は、フェノール樹脂初期縮
合物を含む発泡性フェノール樹脂組成物を用いて加熱発
泡させるに際し、該組成物中に界面活性剤と水やアルコ
ール等の特定の溶剤を特定量存在せしめることにより、
著しく高発泡のフェノール樹脂成形体が提供される点に
ある。ことに従来、フェノール樹脂の発泡においては、
水などは成形時にできるだけ避けるのが好ましいとされ
通常乾燥処理後に発泡成形に供されている事実から上記
事実は意外なものといえる。
(発泡性フェノール樹脂組成物) この発明におけるフェノール樹脂初期縮合物としては、
ノボラック型とレゾール型のフェノール樹脂初期縮合物
があげられる。ここでノボラック型フェノール樹脂初期
縮合物とは、フェノール類とアルデヒド類とを酸性触媒
の存在下反応させて得られる当該分野で知られたいわゆ
るノボラック型フェノール樹脂と称せられ、硬化剤の存
在下で更に重合が進行しうるちのを意味する。この樹脂
は一般に常温で粉末状である。一方、レゾール型フェノ
ール樹脂初期縮合物とは、フェノール類と過剰のアルデ
ヒド類とを塩基性触媒の存在下反応させて得られる当該
分野で知られたいわゆるレゾール型フェノール樹脂と称
せられ、通常、加熱で重合が進行しうるちのを意味する
。このうち粉末状のレゾール型フェノール樹脂を用いる
のが好ましい。
上記フェノール類とは、フェノールの他に、3.5−キ
シレノール、m−クレゾール、2.5−キシレノール、
3.4−キシレノール、2.4−キシレノール、0−ク
レゾール、p−クレゾールなどが含まれる。またアルデ
ヒド類とは、ホルムアルデヒド、パラホルムアルデヒド
、ヘキサメチレンテトラミン、フルフラール、アセトア
ルデヒド、アセタール類などが含まれる。この発明に使
用するのに好ましい初期縮合物は、フェノールとホルム
アルデヒドとの縮合物である。
この発明におけ分解型発泡剤とは、上記フェノール樹脂
初期縮合物と混合した組成物中で加熱硬化時に分解して
ガスを発生しうる無機及び有機の発泡剤を意味する。こ
れらの代表例としては、N。
N′−ジニトロソペンタメチレンテトラミン、ベンゼン
スルホニルヒドラジド、アゾビスイソブチロニトリル、
アゾジカルボンアミド、パラトルエンスルホニルヒドラ
ジドなどの有機分解型発泡剤、並びに重炭酸ナトリウム
、炭酸アンモニウム、重炭酸アンモニウム、亜硫酸アン
モニウム、アジド化合物(例えばCa Ns )などの
無機分解型発泡剤が挙げられる。これらは全て粉末状で
ある。
発泡剤の添加量は、所望する最終の発泡体の密度を主に
考慮してその所要口とされるが、フェノール樹脂初期縮
合物100重ω部に対し1〜50重量部か適当であり、
5〜10重發部が好ましい。
硬化剤は、ことにノボラック型フェノール樹脂初期縮合
物を用いた時に使用される。この硬化剤は、加熱で分解
し、ノボラック型フェノール樹脂初期縮合物と架橋反応
しうる化合物を意味する。
このような化合物としては、ホルムアルデヒドと同様に
フェノール類との反応でフェノール樹脂形成に用いられ
る化合物で通常粉末状のものがある。
その具体例としては、ヘキサメチレンテトラミン、パラ
ホルムアルデヒド、メチラール、ジオキソラン、トリオ
キサン、テトラオキサン、トリメチロールホスフィン、
S−トリアジンなどが挙げられる。
硬化剤の添加量は、一般にノボラック型フェノール樹脂
初期縮合物100重量部に対し、1〜30重量部が適当
であり、4〜15重山部が好ましい。
この発明における発泡性フェノール樹脂形成物は、通常
、上記したフェノール樹脂初期縮合物、分解型発泡剤及
び必要に応じて加えられる硬化剤とを発泡硬化温度未満
の温度下で加熱ロール等により混練して均一に混合し、
粉砕して外径1 mm以下の粉末形態で使用される。も
ちろん、顆粒化したものを用いてもよい。また一時的に
塊状のものであってもよい。
なお、斯かる!M脂組成物中には充填剤等の付加的な添
加剤が混合されていてもよく、その−例としてクレイ、
タルク、ホウ砂、酸化亜鉛、炭酸カルシウム等の無機粉
末状物質や、フッ素系、シリコン系の有機高分子粉末な
どが挙げられる。
(界面活性剤) 整泡剤や気泡調整剤として作用するものである。
かかる界面活性剤としては、公知の種々のものを用いる
ことができる。かかる界面活性剤の具体例としては、ア
ルコール、アルキルフェノール、脂肪酸、アルキルシラ
ンポリシロキサン等にポリアルキレンオキシド(ことに
ポリエチレンオキシド)が付加した非イオン性界面活性
剤(例えば、ポリオキシフルキレンアルキルエーテルポ
リオキシアルキレンアルキルフェノールエーテル、脂肪
酸アルキレンオキシド付加物、ポリオキシアルキレン脂
肪酸エステル、アルキルシランアルキレンオキシド付加
物、ポリオルガノシロキサンアルキレンオキシド付加物
、ポリオキシエチレン・ポリオキシプロピレン共重合体
等)、多価アルコールの脂肪酸エステルのごとき非イオ
ン性界面活性剤(g4えばソルビタンモノラウレート、
ソルビタンモノパルミテート等)、第四級アンモニウム
塩型のカチオン性界面活性剤(例えばセチルジメチルベ
ンジルアンモニウムクロライド、オクタデシルジメチル
ベンジルアンモニウムクロライド、オクタデカノール−
9−ジメチルエチルアンモニウムブロマイド、ジイソブ
チルフェノキシエチルジメチルベンジルアンモニウムク
ロライド等)などが挙げられる。
これらのうち、特に好適であるのはシリコーン型の界面
活性剤であり、ジメチルポリシロキサン系界面活性剤が
好ましく、特に好ましいものはジメチルポリシロキサン
−ポリオキシアルキレン共重合体である。界面活性剤の
使用mはその樟類により変動しうるが通常、フェノール
樹脂初期縮合物100重囚部に対し約0.5〜20重歴
部用いられ、約0.5〜5重囚部とするのが好ましい。
これらの使用jが多すぎると成形時のフオームの崩壊等
を招く虞れがあるため適さない。
(溶剤) フェノール樹脂初期縮合物の軟化温度以上でかつ上記発
泡性フェノール樹脂組成物の硬化温度未満の温度範囲内
の沸点を有するものが用いられる。
この範囲外のものは上記縮合物の軟化迄に揮散したり、
硬化後に揮散するため高発泡化に役立たない。
ただしフェノール樹脂初期縮合物の軟化温度が溶剤によ
って低下する場合には、溶剤沸点が樹脂軟化温度以下の
ものでも用いることができる。なお、ここで沸点とは加
熱成形時における沸点を意味するが、若干の変動はある
ものの通常常圧沸点とほぼ同じであるため、常圧沸点を
基準として判断すれば充分である。
一般的に上記縮合物の軟化8度は約50〜90℃、硬化
温度は約130〜150℃であるので、上記溶剤として
は通常常圧沸点約50〜150℃のものが選ばれ、約9
0〜130℃のものが好ましい。
これらの溶剤としては親水性のもののみならず親油性の
ものであっても使用可能であるが、通常親水性のものが
適しており、水や親水性溶剤が挙げられる。親水性溶剤
としてはアセトン、メタノール、エタノール等が適して
いる。口れらは混合物であってもよい。
これらの溶剤は前記発泡性フェノール樹脂組成物中のフ
ェノール樹脂初期縮合物100mff1部に対して1〜
30重量部含有される。1mm部未満では高発泡化に役
立たず、また30重口部を越えると破泡が著しくなり成
形体としての体をなさなくなり不適当である。これらの
うち、通常、♂剤の含有量を3〜20重量部とするのが
好ましく、特に 100倍を越える高発泡体を得るため
には5〜20重量部とするのが好ましい。
なお、これらの溶剤及び前記活性剤の配合は、前記発泡
性フェノール樹脂組成物の形態にもよるが、通常、該樹
脂組成物として粉末又は顆粒状のものを用いこれに直接
添加混合して行なうのが適している。ただし、粒状化前
の樹脂組成物の塊状体を上記溶剤中に浸漬して含浸させ
ることにより行なってもよく、また樹脂組成物混合調整
時に添加して同時に行なうこともできる。
(成形) 上記溶剤及び界面活性剤含有発泡性フェノール樹脂組成
物を所望形状の型内に充填し、発泡硬化温度以上に加熱
することにより、この発明の高発泡フェノール樹脂発泡
体が得られる。この際の加熱は通常、約130〜200
℃の温度下で行なうのが適している。また上記組成物は
通常、含溶剤聞が低い場合には粉末や粒状の形態で型内
に充填するのが好ましいが、場合によってはペレット状
や破片状の形態で充填してもよい。含溶剤吊が多い場合
には粘度状やペースト状で用いられる。充填率は意図す
る発泡倍率に対応して調整され少なくとも70倍以上の
倍率が得られるよう設定される。成形型は、ガス抜き孔
を備えたものが用いられ、上下や左右に分割できるもの
を用いるのが適している。成形時に発泡膨部する中間体
は型で閉鎖されているため圧力を受けるが、この圧力は
従来より小さくかかるように設定するのが適しており、
通常0.5〜2.0Kgf/c1j程度が適している。
なお、成形型内ことに底部や上部に離形紙を設定してお
くことにより発泡後の離形が容易となる点好ましく、場
合によっては、この離形紙の代りに面材(例えば、木製
、合成樹脂製等の化粧板や合成樹脂、合成m維等のフィ
ルム材など)を用いることにより、簡便に表面に該面材
を有する形態の本発泡成形体とすることができる。
このようにして得られる発泡体は平均気泡径0.1〜0
.9mmであるが、その発泡倍率は70〜200倍とい
う高発泡のものであり、しかも充分にその型状を保ちう
る形態性の良好なものである。従ってその高発泡倍率に
より熱伝導率の著しく低いものである。
かかる発泡体はそれ自身新規であり、かつ建材等の用途
に有用なものである。従って、この発明は、基材樹脂が
フェノール樹脂からなり、平均気泡径0.1〜0.9m
m、発泡倍率70〜200倍である高発泡フェノール樹
脂体をも提供するものである。
もちろんこの発泡体自体、表面に面材を有する形態のも
のであってもよい。
(ホ)作用 この発明において、高発泡の発泡体が良好に得られる作
用は明らかではないが、それ自身発泡剤として作用する
硬化だけではなく、溶剤が分解型発泡剤の発泡作用をそ
の揮発性作用に基づいて補助する作用、溶剤の気化熱に
より樹脂温度の急激な硬化温度迄の上昇を抑えて発泡を
優先的に進行させる作用及び局部加熱を防止する作用、
及び樹脂初期縮合物に対する可塑剤的作用並びに界面活
性剤により気泡が調整される作用などに基づいているも
のと考えられる。
(以下余白) (へ)実施例 実施例1 [イ コ 未硬化ノボラプク型フェノールーネルムアル
デヒド樹」旨100重量部 [口〕 へ1号メチ9ンテトラミン(硬化剤I)   
    8重量部[ハ] ジニトロソペンタメチレンテ
トラミン (発泡剤I) 10重量部なお、上記[イ]
の未硬化フェノール樹脂は、オルソ位−パラ位ランダム
構造であって、平均分子量530、フリーフェノール公
約2%である。
上記[イ] [ロコ [ハコにさらにシリコーン型界面
活性剤(ジメチルポリシロキサン−ポリオキシアルキレ
ン共重合体、トーレシリコーン(昧)製 商品名S H
−193)を5重量部添加し、ロール混合機において、
80°C下 約5分間混練し、冷却后、粉砕して、10
0メツシユパスの発泡性フェノール樹脂粉末を調整した
なお、この発泡性フェノール樹脂組成物は、融点76℃
でゲル化時間は、150℃において150秒、130℃
において270秒であり、125℃における流れ性は4
9mmであった。
次いで、この発泡性樹脂組成物100gに水25gを散
布し、約50℃で5分間混和した。
なお、得られた発泡性樹脂混和物の含有水分量を、J 
I S−に6910の手法に従って、シリカゲルを乾燥
剤としてデシケータ−中で96時間乾燥し、測定した結
果、1B、 26wt%(乾燥樹脂100gに対して1
9.42gの水分量)であった。
この含水混和物は、黄色味を帯びた粘土状の形態で約3
0℃以上において、可塑性(流動性)をもつものであっ
た。
次に型内の寸法が、高さ25 m m %広さ250m
mX 250mmで底面がフラットで平板の開閉可能な
フタを有する金型の底面に雌型紙を敷いた后、発泡性樹
脂混和物の粉砕品17.5gを敷き、金型の上面に雌型
紙を敷いた后、フタをして、150℃の加熱温度で2k
g/cm”の成形圧力で30分間プレス加熱を行った。
得られたフェノールフオームは、型内金体に均一にフェ
ノールフオームが充満した均一で微細な平均気泡径0.
3mmφの気泡構造を有する黄色味を帯びた発泡体であ
った。
なお、このフェノールフオームの密度は、9kg/、3
で、発泡倍率150@ (フェノール樹脂真比重1.3
5)という非常に高倍率のフェノールフオームであった
この成形体の物性を下表に示す。
(以下余白) 実施例2 実施例1で用いたと同じ発泡性フェノール樹脂組成物粉
末100Fにアセトン(特級試薬)20fを添加し、常
温で5分間混合して発泡性樹脂混和物を調整した。
このアセトンと発泡性樹脂の混和物は、常温においても
流動性をもつ粘稠物であった。
次に実施例1と同様の金型に上記発泡性樹脂混和物10
9を置き、実施例1と同様の成形条件でプレス加熱した
得られたフェノールフオームは、0.4 m/m−の平
均気泡径を有する茶色味を帯びた高発泡体であり、フリ
ーの状態で最高の発泡倍率を示していた。
なお、このフェノールフオームの密度は15.7kq/
rrlであり、発泡倍率は、86倍であった。
実施例3 実施例1で用いたと同じ発泡性フェノール樹脂組成物粉
末1009にメチルアルコール(特級試薬)20gを添
加し、常温で5分間混合して発泡性樹脂混和物を調整し
た。
このメチルアルコールと発泡性樹脂の混和物は、常温に
おいても流動性をもつ粘稠物であった。
次に実施例1と同様の金型にと記発泡性樹脂混和物10
ダを置き、実施例1と同様の成形条件でプレス加熱した
得られたフェノールフオームは、0.7m/mφの平均
気泡径を有する黄色味を帯びた高発泡体であり、フリー
の状態で最高の発泡倍率を示していtこ。
なお、このフェノールフオームの密度は10.0に9/
dであり、発泡倍率は、135倍であった。
実施例4 実施例1で用いたと同じ発泡性フェノール樹脂組成物粉
末100gにエチルアルコール(特級試薬)20ノを添
加し、常温で5分間混合して発泡性樹脂混和物を調整し
た。
このエチルアルコールと発泡性樹脂の混和物は、常温に
おいても流動性をもっ粘稠物であった。
次に実施例1と同様の金型に上記発泡性樹脂混和物10
yを置き、実施例1と同様の成形条件でプレス加熱した
得られたフェノールフオームは、0.7m/mφの平均
気泡径を有する黄色味を帯びた高発泡体であり、フリー
の状態で最高の発泡倍率を示していた。
なお、このフェノールフオームの密度は13.3に9/
n?であり、発泡倍率は、102倍であった。
実施例5 実施例1で用いたと同じ発泡性フェノール樹脂組成物粉
末100gにエチルアルコール(特級試薬)49とキシ
レン(特級試薬)16gを添加し、常温で5分間混合し
て発泡性樹脂混和物を調整しtこ。
このエチルアルコールとキシレンと発泡性樹脂の混和物
は常温において粘土状の可塑性のあるものであった。
次に実施例1と同様の金型に上記発泡性樹脂混和物10
gを置き、実施例1と同様の成形条件でプレス加熱した
得うれたフェノールフオームは、0.8m/mφの平均
気泡径を有する黄色味を帯びた高発泡体であり、フリー
の状態で最高の発泡倍率を示していた。
なお、このフェノールフオームの密度は18.0kq/
vlであり、発泡倍率は、75倍であった。
実施例6 実施例1で用いたと同じ含水の発泡性樹脂組成物の混和
物(水分量16.42wt%)を使用し、この混和物粉
砕物を槽内風速8m/secの熱風循環式恒温槽で乾燥
し、含水量の異なる発泡性樹脂組成物を調整した。
なお、乾燥条件及び得られた発泡性樹脂組成物の含有水
分量を下表に示す。
次に実施例1と同様の金型に上記の含水組成物粉末を1
0f敷き、同様の成形条件でそれぞれプレス加熱した。
得うれたフェノールフオームは、いづれも微細な気泡構
造を有する黄色味を帯びた高発泡体であり、フリーの状
態で最高の発泡倍率を示していた。
この成形体の重量と体積及びフェノールフオームの密度
と発泡倍率を下表及び第1図に示す。
実施例7 ((]  ]未硬化ノボラック型フェノールーホルムア
ルデヒド樹脂オルソ位、パラ位うンダム構造型。
平均分子量540.フリーフェノール2%)[ロ]未硬
化ノボラフタ型フェノール一本ルム了ルftF樹脂(へ
イオルソ構造型、平均分子量500、 フリーフェノー
ル2%)[ハコヘキ号メfレンテトラミン(1i!化i
J)[エコジニトロ1ベンタメfレンテトラミン(発泡
、II)上記、[イコ [口] [ハコ [二]を下表
の配合比率でトライブレンドしさらにシリコーン型界面
活性剤(ジメチルポリシロキサン−ポリオキシアルキレ
ン共重合体、トーレ、シリコーン(株)製商品名S H
−193)を5重量部添加し、発泡性樹脂組成物を調整
した。
(重蛍部) これらの発泡性樹脂組成物を実施例1と同様に含水混和
物に調整した。なお、このときの含有水分量はいずれも
16.1〜16.7vt%の範囲であった。
次にこの含水発泡性樹脂組成物混和物の粉砕物Logを
実施例1と同様の金型で同様の成形条件でプレス加熱し
た。
得られたフェノールフオームはいづれも微細な気泡構造
を有する黄色味を帯びた高倍率の発泡体であり、フリー
の状態で最高の発泡倍率を示していた。
これらのフェノールフオーム成形体の密度と発泡倍率を
下表に示す。
実施例8 実施例1とシリコーン型界面活性剤を含まない以外同様
の原料、配合、処方で発泡性フェノール樹脂組成物粉末
を調整した。
この発泡性フェノール樹脂組成物100gに有機界面活
性剤(ポリプロピレングリコールにポリエチレングリコ
ールが付加したもの、日本油脂(抹)製商品名プロノン
208)5g及びメチルアルコール25gを散布し、常
温で約5分問屋合して、発泡性樹脂混和物を調整した。
次に実施例1と同様の金型に上記発泡性樹脂混和物10
gを置き、実施例1と同様の成形条件でプレス加熱した
得られたフェノールフオームは0.9+u+φの平均気
泡径を有する黄色味を帯びた高発泡体であり、フリーの
状態で最高の発泡倍率を示していた。
なお、このフェノールフオームの密度は、18.0kg
/m3であり、発泡倍率は、75倍であった。
実施例9 実施例1とシリコーン型界面活性剤を含まない以外同様
の原料、配合、処方で発泡性フェノール樹脂組成物粉末
を調整した。
この発泡性フェノール樹脂組成物100gにシリコーン
型界面活性剤、及び溶剤を下表に示す配合比率で混合し
、発泡性樹脂混和物を調整した。
(以下余白) 次に実施例1と同様の金型に上記発泡性樹脂混和物Lo
gを置き、実施例1と同様の成形条件でプレス加熱した
得られたフェノールフオームは、いずれも黄色味を帯び
た高倍率の発泡体であり、フリーの状態で最高の発泡倍
率を示していた。
これらのフェノールフオーム成形体の密度と発泡倍率及
び平均気泡径を下表に示す。
実施例10 [イコ 未硬化レゾール型フェノール−ホルム1ルデヒ
ド樹脂    100重量部[ロコ ジニ)[+7ベン
タメチレンテトラミン(発泡斉1)         
 10η【置部上記[イ] [口]をロール混合膿にお
いて80℃下約5分間混練し、冷却後粉砕して、粉末の
発泡性樹脂組成物を得た。この発泡性樹脂組成物は10
0メツシユバスで融点75℃であった。
この発泡性フェノール樹脂組成物100 gにシリコー
ン型界面活性剤(ジメチルポリシロキサン−ポリオキシ
アルキレン共重合体、トーレシリコーン(株)製、商品
名SF 2933)3 g及び水20gを散布し、約5
0℃で5分間混和し、発泡性樹脂混和物を調整した。
この含水混和物は、赤褐色を帯びた粘土状の形態で約3
0℃以上において可塑性をもつものであった。
次に実施例1と同様の金型に上記発泡性樹脂混和物の粉
砕物logを置き、実施例1と同様の成形条件でプレス
加熱した。
得られたフェノールフオームは均一で微細な平均気泡径
0.31φの気泡構造を有する黄色味を帯びた高発泡体
であり、フリーの状態で最高の発泡倍率を示していた。
 なお、このフェノールフオームの密度は10.3Kg
/m3であり、発泡倍率は131倍であった。
比較例 実施例7で用いたと同じ5種の発泡性フェノール樹脂組
成物を用い、水と混和することな〈実施例7と同様な金
型、樹脂量、成形条件でプレス加熱した。
得られたフェノールフオームは緻密な気泡構造を有する
発泡体であり、フリーの状態で最高の発泡倍率を示して
いたが、フェノールフオーム密度は25〜40に9/r
rl程度の成形体であった。
これらフェノールフオームの密度と発泡倍率を下表並び
に第2図、第3図に示す。
(ト)発明の効果 この発明によれば、従来製造が困難であった極めて高発
泡のフェノール樹脂発泡体が簡便に得られることとなる
。そして成形性も良好なため、成形用の型を選択するこ
とによって任意の形状とすることができ、例えば板状と
して建築用の断熱板や円筒状としてパイプをカバーする
断熱材とすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の実施例における溶剤含量と発泡密
度との関係を例示するグラフ図、第2図及び第3図は同
じ〈実施例の発泡密度を比較例と共に示すグラフ図であ
る。 第1図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、基材樹脂がフェノール樹脂からなり、平均気泡径0
    .1〜0.9mm、発泡倍率70〜200倍である高発
    泡フェノール樹脂発泡体。 2、フェノール樹脂初期縮合物、分解型発泡剤及び必要
    に応じて加えられる硬化剤からなる発泡性フェノール樹
    脂組成物に該フェノール樹脂初期縮合物100重量部に
    対し (a)0.5〜20重量部の界面活性剤及び(b)1〜
    30重量部の上記フェノール樹脂初期縮合物の軟化温度
    以上でかつ上記発泡性フェノール樹脂組成物の硬化温度
    未満の温度範囲内の沸点を有する溶剤 を含有させ、この組成物を所望形状の型内に充填し、発
    泡硬化温度以上に加熱して、平均気泡径0.1〜0.9
    mm、発泡倍率70〜200倍のフェノール樹脂発泡体
    を得ることを特徴とする高発泡フェノール樹脂発泡体の
    製造法。 3、界面活性剤が、シリコーン型界面活性剤である特許
    請求の範囲第2項記載の製造法。 4、シリコーン型界面活性剤が、ジメチルポリシロキサ
    ン系界面活性剤である特許請求の範囲第3項記載の製造
    法。 5、シリコーン型界面活性剤が、ジメチルポリシロキサ
    ン−ポリオキシアルキレン共重合体である特許請求の範
    囲第3項記載の製造法。 6、溶剤が、常圧沸点約50〜150℃の溶剤である特
    許請求の範囲第2項記載の製造法。 7、溶剤が、水又は親水性有機溶媒である特許請求の範
    囲第6項記載の製造法。 8、親水性有機溶媒が、アセトン、メタノール又はエタ
    ノールである特許請求の範囲第7項記載の製造法。 9、溶剤が、フェノール樹脂初期縮合物100重量部に
    対し、5〜20重量部含有される特許請求の範囲第2項
    記載の製造法。
JP8340487A 1986-04-04 1987-04-03 高発泡フェノール樹脂発泡体の製造法 Granted JPS6346238A (ja)

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