JPS6346035Y2 - - Google Patents

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JPS6346035Y2
JPS6346035Y2 JP8700684U JP8700684U JPS6346035Y2 JP S6346035 Y2 JPS6346035 Y2 JP S6346035Y2 JP 8700684 U JP8700684 U JP 8700684U JP 8700684 U JP8700684 U JP 8700684U JP S6346035 Y2 JPS6346035 Y2 JP S6346035Y2
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JP
Japan
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saucer
bottom plate
protrusion
inner cylinder
cylinder
Prior art date
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JP8700684U
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JPS612815U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、口紅などの棒状固形化粧品を収容す
る繰出容器の受皿戻り防止機構に関するものであ
る。
「従来の技術」 従来、収容された棒状固形化粧品を回転操作に
よつて繰り出すようにした1例に第6図および第
7図に示す繰出容器がある(実公昭55−20253
号)。この繰出容器は、内周面にらせん溝30が
形成されたらせん筒31と、このらせん筒31内
に回転自在に挿入され軸線方向に沿う長孔32が
形成された内筒33と、この内筒33の長孔32
を介して前記らせん筒31のらせん溝30に係合
する突起34が形成された受皿35とを主体とし
て構成され、該受皿35にたとえば口紅などを嵌
着させておき、らせん筒31および内筒33を相
対的に回転させた際に受皿35を繰り出し得るよ
うにしたものである。そして、口紅の収容状態に
おいては、受皿35の底板部35aに設けた弾性
脚部36の反発力により、受皿35の突起34を
長孔32下端の傾斜溝37に嵌入させることで、
口紅の突出を防止していた。
また、第8図は、実公昭51−32615号公報に開
示された口紅の突出を防止する構造を示すもの
で、これは、長孔32の下端部に先細り状の横溝
38を設け、該横溝38内に受け皿の突起34を
押し込んで、横溝38の突起34をはさむ力によ
つて突起34の移動(すなわち口紅の突出)を阻
止するものである。
「考案が解決しようとする問題点」 しかしながら、これら輸送時や携行時における
口紅の突出を防止した従来構造のものでは、次の
ような問題点があつた。
まず、第1に、実公昭55−20253号に開示され
た繰示容器では、口紅の突出を防止するために、
受皿35の底板部35aに弾性脚部36を付設し
ているので、該弾性脚部36を収納するスペース
が余分に必要で、容器の長さが長くなる点。
第2に、実公昭51−32615号の構造では、受皿
の突起34を横溝38で強制保持する為に、突起
34や横溝38の上下縁に無理な力がかかり、耐
久性に劣る点。などである。
「考案の目的」 本考案は、以上の点を考慮してなされたもの
で、受皿の弾性脚部をなくして余分なスペースを
省略し、しかも耐久性を向上させた繰出容器の受
皿戻り防止機構を提供することを目的としてい
る。
「考案の構成」 本考案は、内筒の長孔下端部に、上方へ向かつ
て傾斜した係止孔を長孔に連通する形態で形成す
るとともに、内筒の底板部およびこの底板部に対
向する受皿の底板部の何れか一方に、該底板部に
対し1以上の連結部を残して周囲を切欠き形成し
てなる弾性板を設け、他方に前記受皿の下降限位
置において前記弾性板を押圧する突部を設けたこ
とを特徴としている。
「実施例」 以下、本考案の一実施例を第1図ないし第3図
を参照して説明する。図において、符号1はらせ
ん筒、符号2は該らせん筒1内に回転自在に挿入
される内筒、符号3は該内筒2内に回転自在に挿
入され前記らせん筒1と内筒2との相対回転によ
り操作される受皿であり、これら符号1〜3によ
り繰出容器の主要部材を構成している。
そして、前記らせん筒1の内周にはらせん溝4
が形成されるとともに、外周には化粧筒5が固定
的に嵌め込まれている。
また、前記内筒2は全体が細長い有底円筒状に
形成され、その上端の周突条6と下端の内筒把持
部7との間に前記らせん筒1を嵌合することによ
つて、らせん筒1に回転自在に支持された基本構
成となつている。一方、内筒2の周壁の相対向す
る位置には、軸線方向に延びる長孔8があけられ
るとともに、該長孔8の下端部に内筒2の軸線と
ほぼ直交するように傾斜が緩められたガイド孔9
が長孔8に連通する形態で形成され、このガイド
孔9の端部に連続して上方へ向つて傾斜した係止
孔10が形成されている。さらに前記内筒2の底
板部2aの内面側には、受皿3の下降限位置にお
いて受皿3の底板部3aを押圧する突部11が、
底板部2aの中心に位置して突設されている。
前記受皿3は、全体が有底円筒状に形成された
もので、その内部に口紅などの棒状固形化粧品1
2を収納するようになつている。該受皿3の外周
部の相対向する位置には、前記長孔8を介してら
せん溝4に係合する突起13が突設されている。
そして、受皿3の底板部3aには、第3図に示す
ように、底板部3の中心を基点として半径方向に
延びる4本の連結部14を残して周囲を切欠き形
成してなる弾性板15が設けられている。
以下、本考案の作用について説明する。
第1図に示すように、らせん筒1、内筒2、受
皿3などを組み込んで、受皿3に棒状化粧品12
を収納させ、繰出容器の先端部が上方を向いてい
る状態でらせん筒1を右回転させると、らせん溝
4が右回転して受皿3の突起13を押し、受皿3
の先端部方向に移動させられる。この操作によつ
て、受皿3に取り付けられた棒状化粧品12は、
受皿3とともに先端部方向に移動させられ、内筒
2の先端より突出する。
一方、逆にらせん筒1を左回転させると、らせ
ん溝4が受皿3の突起13を基端方向に押すか
ら、棒状化粧品12が基端方向にもどされて内筒
2内に収容される。前記らせん筒1の左回転を続
けると、突起13がガイド孔9に導かれる一方、
突部11によつて弾性板15の連結部14が弾性
変形し、その反発力で突起13が係止孔10の先
端部に収容され、らせん筒1が回転不可能とな
り、受皿3および棒状化粧品12の移動が停止さ
れる。第2図に示すように、受皿3の突起13が
係止孔10に係合されている状態にして、棒状化
粧品12を収容した繰出容器が保管、運搬、販売
されることになる。この状態は、第2図に示すよ
うに、突起13が受皿3の弾性板15の反発力に
よつて係止孔10の先端部方向へ持ち上げられて
動きが制限された状態となつており、全方向に対
して安定状態となる。そして、この安定状態で
は、突起13は係止孔10に係合された状態とな
つてらせん筒1および内筒2の相対的な回転をも
制限することとなる。このように、一度、突起1
3を係止孔10に係合した状態とすると、受皿3
の突起13はその移動が全方向に対して制限され
るので、繰出容器がどのように傾けられても、ま
た振動が加えられても、棒状化粧品12の突出を
防止することができる。
第4図は弾性板15の変形例を示すもので、こ
こに示す弾性板15′は、受皿3の底板部3aに
対して1つの連結部を残すように周囲をコ字状に
切欠き形成して構成されたものである。なお、弾
性板15′をこのような舌片形状にしても先の実
施例と同様の効果を奏することができる。
また、第5図は、本考案の他の実施例を示すも
ので、受皿3′に棒状化粧品12の基端を保持す
るホルダ20を着脱自在に設ける構成とされる。
前記受皿3′の内周には周突条21が形成され、
前記ホルダ20の外周には周突条21と係合する
係合突部22が突設される。
なお、本実施例にあつては、ホルダ20に棒状
化粧品12を取付ける構成としたので、棒状化粧
品12を裏充填方式によつて成形することができ
る。
なお、前述した各実施例にあつては、受皿3の
底板部3aに弾性板15を形成し、内筒2の底板
部2aに弾性片15を押圧する突部11を設ける
構成としたが、これらを逆に形成する構成として
も良い。
「考案の効果」 以上説明したように、本考案によれば次のような
優れた効果を奏することができる。
(1) 棒状固形化粧品を収容して保管する際に、受
皿の突部を係止孔に係合させた状態としておく
と、繰出容器が倒立や傾むけられた状態などで
振動が加えられる等の苛酷な条件下で運搬され
ても、棒状固形化粧品が繰り出されて、表面に
傷がついたり、キヤツプを汚損するなどの現象
を防止して、信頼性を高くすることができる。
(2) 内筒あるいは受皿の何れか一方の底板部を切
欠いて弾性板を形成し、該弾性板の弾発力によ
つて受皿の突起を係止孔に係合させた状態とす
るので、容器の長さは全く従来の長さのものと
変わらず、その長さを長くする必要がなく、ま
た耐久性についても優れているなどの利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本考案の一実施例を示す
もので、第1図は中央縦断面図、第2図は要部の
断面図、第3図は受皿を底板部から見た正面図、
第4図は弾性板の変形例を示す第3図と同様の正
面図、第5図は本考案の他の実施例を示す中央縦
断面図、第6図ないし第8図は従来の構造例を示
すもので、第6図は中央縦断面図、第7図は要部
の断面図、第8図は横溝の構造例を示す正面図で
ある。 1……らせん筒、2……内筒、2a……底板
部、3……受皿、3a……底板部、4……らせん
溝、8……長孔、9……ガイド孔、10……係止
孔、11……突部、12……棒状化粧品、13…
…突起、14……連結部、15,15′……弾性
板。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内周にらせん溝4が形成されたらせん筒1と、
    該らせん筒内に回転自在に挿入され軸線方向に沿
    う長孔8が形成された内筒2と、該内筒内に移動
    可能に挿入され、外周部に内筒の長孔を介してら
    せん筒のらせん溝に係合する突起13が形成され
    た受皿3とをもつ繰出容器において、前記内筒2
    の長孔8の下端部に、上方へ向つて傾斜した係止
    孔10が長孔に連通する形態で形成されるととも
    に、前記内筒の底板部2aおよび受皿の底板部3
    aの何れか一方には、該底板部に対し1以上の連
    結部14を残して周囲を切欠き形成してなる弾性
    板15が設けられ、他方には受皿3の下降限位置
    において前記弾性板を押圧する突部11が設けら
    れていることを特徴とする繰出容器の受皿戻り防
    止機構。
JP8700684U 1984-06-12 1984-06-12 繰出容器の受皿戻り防止機構 Granted JPS612815U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8700684U JPS612815U (ja) 1984-06-12 1984-06-12 繰出容器の受皿戻り防止機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8700684U JPS612815U (ja) 1984-06-12 1984-06-12 繰出容器の受皿戻り防止機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS612815U JPS612815U (ja) 1986-01-09
JPS6346035Y2 true JPS6346035Y2 (ja) 1988-11-30

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ID=30638826

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8700684U Granted JPS612815U (ja) 1984-06-12 1984-06-12 繰出容器の受皿戻り防止機構

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JPS612815U (ja) 1986-01-09

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