JPS6345332A - 粉体の混合・搬送方法及びその装置 - Google Patents

粉体の混合・搬送方法及びその装置

Info

Publication number
JPS6345332A
JPS6345332A JP62100755A JP10075587A JPS6345332A JP S6345332 A JPS6345332 A JP S6345332A JP 62100755 A JP62100755 A JP 62100755A JP 10075587 A JP10075587 A JP 10075587A JP S6345332 A JPS6345332 A JP S6345332A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
powder
pressure
pipe
reservoir tank
blowing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP62100755A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2569324B2 (ja
Inventor
Yoshitaka Oiwa
大岩 美貴
Shoichi Hiwasa
章一 日和佐
Hideo Take
武 英雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JFE Steel Corp
Original Assignee
Kawasaki Steel Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Steel Corp filed Critical Kawasaki Steel Corp
Publication of JPS6345332A publication Critical patent/JPS6345332A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2569324B2 publication Critical patent/JP2569324B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F27FURNACES; KILNS; OVENS; RETORTS
    • F27DDETAILS OR ACCESSORIES OF FURNACES, KILNS, OVENS, OR RETORTS, IN SO FAR AS THEY ARE OF KINDS OCCURRING IN MORE THAN ONE KIND OF FURNACE
    • F27D3/00Charging; Discharging; Manipulation of charge
    • F27D3/16Introducing a fluid jet or current into the charge
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D11/00Control of flow ratio
    • G05D11/02Controlling ratio of two or more flows of fluid or fluent material
    • G05D11/13Controlling ratio of two or more flows of fluid or fluent material characterised by the use of electric means
    • G05D11/131Controlling ratio of two or more flows of fluid or fluent material characterised by the use of electric means by measuring the values related to the quantity of the individual components
    • G05D11/133Controlling ratio of two or more flows of fluid or fluent material characterised by the use of electric means by measuring the values related to the quantity of the individual components with discontinuous action
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C22METALLURGY; FERROUS OR NON-FERROUS ALLOYS; TREATMENT OF ALLOYS OR NON-FERROUS METALS
    • C22BPRODUCTION AND REFINING OF METALS; PRETREATMENT OF RAW MATERIALS
    • C22B9/00General processes of refining or remelting of metals; Apparatus for electroslag or arc remelting of metals
    • C22B9/10General processes of refining or remelting of metals; Apparatus for electroslag or arc remelting of metals with refining or fluxing agents; Use of materials therefor, e.g. slagging or scorifying agents
    • C22B9/103Methods of introduction of solid or liquid refining or fluxing agents
    • GPHYSICS
    • G05CONTROLLING; REGULATING
    • G05DSYSTEMS FOR CONTROLLING OR REGULATING NON-ELECTRIC VARIABLES
    • G05D11/00Control of flow ratio
    • G05D11/02Controlling ratio of two or more flows of fluid or fluent material
    • G05D11/13Controlling ratio of two or more flows of fluid or fluent material characterised by the use of electric means
    • G05D11/131Controlling ratio of two or more flows of fluid or fluent material characterised by the use of electric means by measuring the values related to the quantity of the individual components
    • G05D11/132Controlling ratio of two or more flows of fluid or fluent material characterised by the use of electric means by measuring the values related to the quantity of the individual components by controlling the flow of the individual components

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、異なる複数の粉体を搬送過程において混合
することによって、複数の粉体の混合割合を必要に応じ
て自由に調整することの出来る粉体の混合・搬送方法、
及びこれを行うための装置に関するものである。特に、
本発明は、溶銑予備処理設備、二次精錬設備等における
トピードインジェクション、鍋インジェクション等の溶
銑、溶鋼等の熔融金属の精錬をおこなうブラックスイン
ノエクンヨンに用いるのに適した粉体混合・搬送方法及
びその装置に関するものである。
[従来の技術] 従来より提案されている溶銑、溶鋼等の熔融金属の精錬
における、熔融金属への粉体の吹き込み技術は、例えば
実公昭57−21032、特開昭57−67422に示
されている。これらの従来技術に於いては、単一の吹き
込みタンクとこれに直接接続されたランスを有している
。このような従来の設備に於いては、吹き込みタンクに
あらかじめ所望の混合割合で混合した吹き込み粉体材料
を収容し、これを所定圧力に加圧するとともに、タンク
内圧力を所定圧力に制御して、ランスより吹く込むガス
流量を制御して粉体吹き込み速度を制御している。
従来の溶銑予備処理設備、二次精錬設備では上記または
これに類似した単一の混合粉体を吹き込む構成がとられ
ていた。一方、周知のように精錬作業においては、熔融
金属を所望の純度に精製する場合に、複数の不純物の除
去作業が必要とされている。例えば、溶銑予備処理にお
いては、通常、溶銑中の珪素成分、燐成分及び硫黄成分
を除去する必要があり、しかも製造する鋼の性質に応じ
て珪素成分、燐成分、硫黄成分の許容含有量が異なるも
とのなっており、除去する成分に応じて吹き込む混合粉
体の成分が異なり、しかも目標含有量に応じてフラック
スの混合割合、吹き込み量等が変化する。
そこで、従来の溶銑予備処理設備においては、溶洗を収
容したトピードカーを脱珪位置、脱燐像 ・置、脱硫位
置に移動させて、各位置において除去する不純物成分に
応じて調製された反応剤をリザーバタンクよりランスを
介して吹き込むようにしている。
[発明の解決しようとする問題点コ 上記した従来の溶銑予備処理に於いては、通常脱珪、脱
燐、脱硫作業を行うためには、各作業位置において異な
る反応剤を用なする必要があり、また、反応剤の成分は
あらかじめ調製段階で調整する以外には調整不能となり
、単に吹き込み量の調整のみが可能となっている。従っ
て、異なる材質の鋼を製造する場合における対応範囲が
狭いものとなっており、製造する鋼によっては、反応剤
を交換することも必要となる。この場合、前に吹き□込
みタンクに投入されている反応剤の抜き取り作業等が必
要となり、反応剤の交換作業が繁雑であるとともに、交
換作業に長時間を要するので作業性が悪いものとなって
いた。
さらに、異なる作業位置で脱珪、脱燐、脱硫を行う場合
においては、各作業位置における作業を完了する毎に、
生成されるスラリーの除去が必要のなっていた。
本発明は、こうした従来の問題を解消して、複数の材料
の混合比を自由に変更できるようにした粉体の混合・搬
送方法及び装置を提供しようとするものである。
さらに、本発明の目的は溶銑、溶鋼等の熔融金属の精錬
を簡素化し得るようにした、粉体の混合搬送方法及び、
その方法の実施に用いる装置を提供することにある。
[問題を解決するための手段] 上記の目的を達成して、複数の粉体材料の混合比を自由
に設定するためにポストミックス方式を採用し、それぞ
れに異なる粉体を搬送途中で混合するようにするととも
に、混合過程に供給する粉体の供給…を制御することに
よって、混合粉末中の各材料粉末の混合比を調整するよ
うにしている。
本発明の第一の発明による粉体の混合・搬送方法は、そ
れぞれ異なる粉体が収納された複数の圧力容器を加圧し
ながら、各圧力容器に接続された各輸送管内に各収納粉
体を切出して搬送気体で気送し、該各輸送管の合流点で
気送粉体を混合し、混合粉体を該合流点下流側のランス
先端から溶融金属中に吹込む粉体混合搬送方法であって
、前記搬送気体を送給するラインとして、iM2圧力容
器を加圧し、且つ、前記粉体を気送する容器加圧吹込み
ラインと、気体送給ラインを、各圧力容器とそれに接続
される輸送管中へ設け、前記粉体の切出し気送中は前記
加圧吹込みラインから、前記粉体の切出し停止中は前記
気体送給ラインから搬送気体をそれぞれ供給して輸送管
内に搬送気体を流出させる一方、前記ランスに溶融金属
が逆流するのを阻止し得る該ランスの所定の背圧を得る
ため、前記合流点において必要とされる圧力を導出し、
1i)配合流点の圧力が導出された圧力となるように各
圧力容器内の圧力を設定し、前記ランスの背圧を前記所
定背圧に確保した状態で、設定された圧力を基準とする
と共に、各粉体毎の切出し量に応じて該粉体の気送に要
求される固気比をもとに、I前記加圧吹込みラインの搬
送気体流j、tをそれぞれ制御することを特徴としてい
る。
本発明の第二の発明による粉体の混合・搬送方法は、そ
れぞれ異なる粉体が収納された複数の圧力容器を加圧し
ながら、各圧力容器に接続された各輸送管内に各収納粉
体を切出して搬送気体で気送し、該各輸送管の合流点で
気送粉体を混合し、混合された粉体を該合流点下流側の
ランス先端から溶融金属中に吹込む粉体の混合搬送方法
であって、前記搬送気体を送給するラインとして、前記
圧力容器を加圧し、且つ、前記粉体を気送する容器加圧
吹込みライン及び気体送給ラインを各圧力容器とそれに
接続される輸送管中へ設け、前記粉体の切出し気送中は
、前記加圧吹込みラインと気体送給ラインから、前記粉
体の切出し停止中は、前記気体送給ラインから前記搬送
気体をそれぞれ供給して前記輸送管内に搬送気体を流出
させる一方、前記ランスに前記溶融金属が逆流するのを
阻止できる所定背圧を該ランスで得るため、前記合流点
において必要とされる圧力を求め、前記合流点の圧力が
求められた圧力となるように各圧力容器内の圧力を設定
し、前記ランスの背圧を前記所定背圧に確保した状態で
、設定された圧力を基準とすると共に、面記各粉体毎の
切出し量に応じて該粉体の気送に要求される固気比を基
に、前記気体送給ラインの搬送気体流量をそれぞれ制御
することを特徴としている。
本発明の第三の発明による粉体の混合・搬送方法は、複
数のリザーバタンク内にそれぞれ異なる粉体を収容し、
各リザーバタンク内の粉体を各リザーバタンクに対応す
るとともにそれぞれの端部を共通の合流管に接続した搬
送路に供給し、前記搬送路に供給された粉体を搬送路に
導入する搬送気体にて搬送し、前記粉体を前記搬送気体
とともに前記搬送路を介して前記合流管に導入して、各
リザーバタンクより前記合流管に導入される粉体を混合
して混合粉体を形成し、合流管に接続された供給管に前
記混合粉体を導入し、前記合流管を通って前記供給管に
流れる搬送気体によって前記混合粉体を供給先に供給す
るようにしたことを特徴としている。
本発明の第四の発明による粉体混合・搬送方法は。複数
のリザーバタンク内にそれぞれ異なる粉体を収容し、各
リザーバタンク内の粉体を各リザーバタンクに対応する
とともにそれぞれの端部を共通の合流管に接続した搬送
路に供給するとともに、該粉体供給量を経時的に制御し
、前記搬送路に供給された粉体を搬送路に導入する搬送
気体にて搬送するとともに、該搬送気体の圧力を所定圧
力に制御し、前記粉体を前記搬送気体とともに前記搬送
路を介して前記合流管に導入して、各リザーバタンクよ
り前記合流管に導入される粉体を混合して混合粉体を形
成し、合流管に接続された供給管に前記混合粉体を導入
し、前記合流管を通って前記供給管に流れる搬送気体に
よって前記混合粉体を供給先に供給するようにしたこと
を特徴としている。
本発明の第五の発明による粉体の混合・搬送方法は、複
数のリザーバタンク内にそれぞれ異なる粉体を収容する
とともに、各リザーバタンクを搬送通路、合流管及び供
給管を介して熔融金属を収容した容器に接続し、前記リ
ザーバタンク内を所定圧力に加圧し、前記粉体を各リザ
ーバタンクに対応するとともにそれぞれの端部を合流管
に接続した搬送路に供給し、前記搬送路に供給された粉
体を搬送路に導入する加圧された搬送気体にて搬送し、
前記粉体を前記搬送気体とともに前記搬送路を介して前
記合流管に導入するとともに、該合流管内の圧力を前記
供給管内圧力が前記容器に収容された熔融金属の逆流を
防止するのに十分な背圧として機能するように設定し、
各リザーバタンクより前記合流管に導入される粉体を混
合して形成した混合粉体を搬送気体とともに供給管に導
入し、前記混合粉体を前記容器内に挿入された前記供給
管の端部より混合粉体を前記容器内の熔融金属に吹き込
むようにしたことを特徴としている。
更に、本発明の第六の発明によれば、異なる精錬材料の
粉体を収容した複数のリザーバタンクをそれぞれに対応
し、相互に独立した搬送通路を介して共通の合流管に接
続し、該合流管を熔融金属を収容した精錬容器に挿入し
た吹き込みランスに供給管を介して接続し、各精錬材料
の所定精錬時間内に於ける吹き込み量の変化パターンと
上記吹き込み量の変化パターンに応じてリザーバタンク
、合流管及び吹き込みランスに付与する搬送気体圧力を
設定し、前記変化パターンに応じて精錬作業の経過時間
に応じて各リザーバタンク内の圧力を設定圧力に自動制
御するとともに、各リザーバタンクより搬送通路への粉
体供給量を自動制御し、前記搬送通路に供給された粉体
を搬送路に導入する加圧された搬送気体とともに前記合
流管に導入・混合して混合粉体を形成し、合流管に接続
された供給管に前記混合粉体を導入し、前記供給管内の
背圧を所定圧力に調整しつつ前記吹き込みランスに供給
して熔融金属内に吹き込み前記熔融金属の精錬を行うよ
うにしたことを特徴とする粉体の混合・搬送方法が提供
される。
一方、本発明の第七の発明による粉体の混合・搬送装置
は、それぞれ異なる粉体が収納された複数の圧力容器と
、各圧力容器に接続され、該圧力容器からロータリフィ
ーダで切出された前記粉体を搬送ガスで気送するための
各輸送管と、を備え、該各輸送管の合流点で気送粉体を
混合し、混合粉体を該合流点下流側のランス先端から溶
融金属に吹込むようにされた粉体混合搬送方法であって
、前記各圧力容器とその輸送管中に設けられた、前記圧
力容器を加圧し、且つ、粉体を気送する容器加圧吹込み
ラインとガス送給ラインからなる搬送ガスの送給ライン
と、前記粉体の切出し気送中は前記容器加圧吹込みライ
ンから、前記粉体の切出し停止中は前記ガス送給ライン
から搬送ガスをそれぞれ供給して輸送管内に搬送ガスを
流出させる手段と、前記ランスに溶融金属が逆流するの
を阻止し得る該ランスの所定背圧を得るため、前記合流
点において必要とされる圧力を導出する手段と、前記合
流点の圧力が導出された圧力となるように各圧力容器内
の圧力を設定する手段と、前記ランスの背圧が前記所定
背圧となった場合に、該ランスを前記溶融金属中に浸漬
する手段と、 浸漬されたランスの背圧を前記所定背圧
に確保する手段と、設定された圧力を基準とすると共に
、各粉体毎の切出し量に応じて該粉体の気送に要求され
る固気比に基づき、各輸送管内のガス流量を制御する手
段と、を備えたことを特徴としている。
本発明の第への発明による粉体の混合・搬送装置は、そ
れぞれに異なる材料を収容した複数のリザーバタンクと
、各リザーバタンクより供給される粉体を混合して混合
粉体を形成する合流管と、前記リザーバタンクと合流管
間を接続する粉体搬送通路と、前記合流管と前記混合粉
体を供給する容器とを接続する供給管と、各リザーバタ
ンクとこれに対応する搬送通路間に介在し、所定量の粉
体をリザーバタンクより切り出す粉体切り出し手段と、
前記搬送通路に前記粉体を搬送するための加圧気体を導
入する搬送気体導入手段とにて構成したことを特徴とし
ている。
また、本発明の第九の発明による粉体の混合・搬送装置
は、それぞれに異なる材料を収容した複数のリザーバタ
ンクと、各リザーバタンクより供給される粉体を混合し
て混合粉体を形成する合流管と、In記リザーバタンク
と合流管間を接続する粉体搬送通路と、前記合流管と前
記混合粉体を供給する容器とを接続する供給管と、各リ
ザーバタンクとこれに対応する搬送通路間に介在し、リ
ザーバタンク内の粉体を経時的に粉体供給量変化を設定
した供給パターンに応じて切り出す粉体切り出し手段と
、前記搬送通路に前記粉体を搬送するための加圧気体を
導入するとともに、前記搬送気体の圧力を前記供給管内
圧力が所定圧力に保持されるように設定するよう制御す
るに搬送気体導入手段とにて構成したことを特徴として
いる。
更に、本発明の第十の発明による粉体の混合・搬送装置
は、それぞれに異なる精錬材料にてなる粉体を収容した
複数のりザーバタンクと、各リザーバタンクより供給さ
れる粉体を混合して混合粉体を形成する合流管と、前記
リザーバタンクと合流管間を接続する粉体搬送通路と、
熔融金属を収容した熔融金属収容容器と、該熔融金属収
容容器に挿入された粉体吹き込みランスと、該ランスを
前記合流管に接続する供給管と、各リザーバタンクとこ
れに対応する搬送通路間に介在し、所定量の粉体をリザ
ーバタンクより切り出す粉体切り出し手段と、前記搬送
通路に前記粉体を搬送するための加圧気体を導入する搬
送気体導入手段と、あらかじめ設定され、所定の精錬時
間内における精錬材料の吹き込み量の経時変化を設定す
る複数の精錬材料吹き込みパターンより選択された吹き
込みパターンに従って前記粉体切り出し手段の動作を制
御する制御手段とにて構成され、前記熔融金属収容容器
内の熔融金属にそれぞれの精錬操業時間及び選択した吹
き込みパターン応じて各精錬材料の混合割合を変化する
混合粉体を吹き込むようにしたことを特徴としている。
更にまた、本発明の第十−の発明は、溶銑予備処理に用
いるそれぞれに異なる精錬材料の粉体を収容した複数の
リザーバタンクと、前記リザーバタンクに加圧気体を導
入してリザーバタンク内を所定圧力に加圧するタンク加
圧手段と、リザーバタンク内の圧力を検出しタンク圧力
を示す第一のセンサ信号を発生する第一のセンサと、各
リザーバタンクより供給される粉体を混合して混合粉体
を形成する合流管と、該合流管内の圧力を検出して合流
管圧力を示す第二のセンサ信号を発生する第二のセンサ
と、前記リザーバタンクと合流管間を接続する粉体搬送
通路と、溶銑を収容したトピ−ドカーと、該トピードカ
ー内の溶銑内に挿入された粉体吹き込みランスと、該ラ
ンスに付与される背圧を検出し、該背圧を示す第三のセ
ンサ信号を発生する第三のセンサと、前記ランスを前記
合流管に接続する供給管と、各リザーバタンクとこれに
対応する搬送通路間に介在し、所定虫の粉体をリザーバ
タンクより切り出す粉体切り出し手段と、前記搬送通路
に前記粉体を搬送するための加圧気体を導入する搬送気
体導入手段と、萌記第一、第二及び第三のセンサ信号値
をそれぞれに関して設定する基準値と比較して、各部の
圧力がそれぞれに設定する圧力に保持するように前記タ
ンク加圧手段及び前記搬送気体導入手段を制御するとと
もに、あらかじめ設定され、所定の精錬時間内における
精錬材料の吹き込み量の経時変化を設定する複数の精錬
材料吹き込みパターンより選択された吹き込みパターン
に従って前記粉体切り出し手段の動作を制御する制御手
段とにて構成され、前記トピードカー内の溶銑にそれぞ
れの精錬操業時間及び選択した吹き込みパターン応じて
各精錬材料の混合割合を変化する混合粉体を吹き込み脱
珪、脱燐及び脱硫の少なくとも二つを一回の精錬作業に
て行うようにしたことを特徴とする溶銑予備処理のため
の粉体の混合・搬送装置を、提供するものである。
[作 用] 上記の本発明による粉体の混合・搬送方法及び装置によ
れば、ポストミックス方式を採用することによって合流
管に供給するそれぞれに異なる粉体の供給量を適宜調節
することによって、合流管内にて形成される混合粉体中
の各成分の混合比を自由に設定出来るものとなる。
これを、例えば溶銑予備処理に適用した場合に於いては
、−回の精錬作業によって操業時間に応じて粉体の混合
によって形成する反応剤の成分比を変化させることによ
って、脱珪、脱燐、脱硫を行うことが出来る。
更に、上記の第四、第六乃至第への発明によれば、各粉
体の供給量を所定のパターンによって設定された量に自
動制御するようにして、混合する各粉体の成分比を経時
的に制御するようにして、所望の成分比の反応剤を自動
的に生成することが出来る。
[実 施 例コ 以下に、本発明の好適実施例について詳述する。
第1図及び第2図は、本発明の第一実施例による粉体の
混合・搬送装置を示している。図示の実施例による装置
には、二種類の粉体材料を収容する二つの粉体材料リザ
ーバタンクIOA、IOB及び、各粉体材料リザーバタ
ンクに接続した搬送ライン14A、14Bが設けられて
いる。
なお、図示の実施例においては、二つのリザーバタンク
より二種類の粉体を混合して用いる構成として示したが
、本発明による装置は二種類の粉体を混合するものに限
定されるものではなく、三種類または三種類以上の粉体
を混合するようにすることも、当然可能である。
第1図に示すように、リザーバタンクIOA。
10Bは粉体材料供給制御弁34A、34Bを介して図
示しない粉体材料供給源に接続されている。
各リザーバタンクlOA、10Bにはそれぞれロータリ
ーフィーダ12A、12Bが取り付けられている。これ
らのロータリーフィーダ12A、12Bの下流側には、
それぞれ粉体供給遮断弁42A、42I3が設けられて
おり、その開閉によってロータリーフィーダ12A、1
2Bによって切り出される粉体材料の前記搬送ライン1
4A、14Bへの供給、遮断を制御している。一方、各
搬送ライン14A、14Bはそれぞれ合流管16に接続
されている。合流管16にはその内部に、各搬送ライン
14A、14I3を通って導入される粉体材料を混合し
て混合粉体を形成するする混合室が形成されている。合
流管16の混合室は、混合粉体供給ライン18を介して
、容器22内に挿入された噴射ノズル20に接続されて
いる。
各粉体材料リザーバタンクIOA、IOBはそれぞれ、
加圧ガス供給ライン23、バルブユニット23A、23
B、加圧ライン24A、24Bを介して加圧ガス供給源
(図示せず)に接続されている。従って、リザーバタン
ク10A、10B内には加圧ガスが導入されて、タンク
内の粉体材料を所定圧力で加圧する。この加圧力は、ロ
ータリフィーダ12A、12I3による粉体材料の切り
出し時に、リザーバタンク内の粉体材料をロータリーフ
ィーダに向かって圧送して、粉体材料の切り出しが確実
に行われるようにしている一0加圧ガス供給ライン23
に供給される加圧ガスはさらにバルブユニット23A、
23B及び搬送ガス供給ライン26A、26Bを介して
粉体/ガス混合器46A、46Bに導入される。粉体/
ガス混合器46A、46Bは、搬送ガス供給ライン26
A、26Bより導入される加圧ガスとロータリーフィー
ダ12A、12B及び供給遮断弁42A、42Bを介し
て導入される粉体とを混合して、粉体を流動状態とする
。この時、搬送ライン14A、14Bに導入された加圧
ガスは粉体を搬送するための搬送ガスとして機能する。
このようにして流動状態となった粉体は搬送ガス流によ
って合流管16の混合室内に搬送され、他の粉体材料リ
ザーバタンクより切り出され、上記と同様にして他方の
搬送ラインより合流管16の混合室に導入された粉体と
、混合室内にて混合され、混合粉体を形成する。
バルブユニット23A、23Bは相互に同一の構成とな
っている。そこで、第1図においてはバルブユニット2
3Aについてのみ詳細を示し、バルブユニット23Bに
ついては詳細な構成は省略する。第1図に示すように、
バルブユニット23Aにはガス流量制御弁48と、圧力
制御弁28及び搬送ガス制御弁30を有している。ガス
流量制御弁48は、加圧ガス供給源よりバルブユニット
23Aに導入する加圧ガスの流量を制御する。一方、圧
力制御弁28は、加圧ライン24Δ内に配設されており
、粉体材料リザーバタンクIOAに供給する加圧ガスを
調整してタンク内の圧力を調整する。一方、搬送ガス制
御弁30は搬送ガス供給ライン26A内に配設され、搬
送ライン14Aに導入する搬送ガスの流量を制御するこ
とによって、搬送ラインに流通するガス流量及びガス圧
力を制御している。
バルブユニット23A、23B、ロータリーフィーダ1
2A、12B、供給遮断弁42A、42Bはコンピュー
タにて構成するコントロールユニットlOOにより制御
されている。ロータリーフィーダ12A、12Bはそれ
ぞれ駆動モータ102A、102Bにて駆動されるよう
に構成されており、この駆動モータはコントロールユニ
ット100が発生するフィーダ制御信号Sfによってそ
の動作を制御される。供給遮断弁42A、42Bはアク
チュエータ104A、104Bにて開閉駆動されており
、このアクチュエータはコントロールユニット100の
遮断弁制御信号Smに応じて供給遮断弁を開位置と閉位
置に動作させる。同様に、加圧ガス流量制御弁48は流
用制御アクチュエータ106によって弁位置を制御され
ている。この流量制御アクチュエータ106は、コント
ロールユニット100の発生するガス流M制御信号Sg
に応じて流量制御弁の弁位置を制御することによって、
バルブユニット23A、23Bを通過する加圧ガスの流
量を制御する。圧力制御弁28は圧力制御アクチュエー
タ108にて開閉駆動されており、この圧力制御アクチ
ュエータはコントロールユニットlOOの圧力制御信号
spに応じて圧力制御弁の弁位置を制御して、リザーバ
タンク10A内の圧力を制御する。同様に、搬送ガス供
給制御弁30には搬送ガス供給制御アクチュエータll
Oが設けられており、このアクチュエータはコントロー
ルユニット100の搬送ガス制御信号SCに応じて搬送
ガス供給制御弁の弁位置を開閉制御して、搬送ライン1
4A内に流通するガス流量を制御する。
一方、コントロールユニット100は上記の各制御信号
を発生するために、各種のセンサに接続され、これらの
センサによって検出された装置の動作状態を示す運転パ
ラメータを人力データとして制御値を決定している。図
示の実施例においては、コントロールユニット100は
、粉体重量センサ36A、36B、タンク圧力センサ3
8A。
38B、混合室圧力センサ52及び背圧センサ54、ガ
ス流Mセンサ50に接続されている。粉体重量センサ3
6A、36Bは、例えばロードセルにて構成され、粉体
材料リザーバタンクIOA。
10B内に収容された粉体材料の重量を検出して、重量
検出信号を発生する。粉体重量センサ36A。
36Bはそれぞれ信号発生器37A、37Bに接続され
ており、この信号発生器に重量検出信号を送出する。信
号発生器37A、37Bは粉体重量センサ36A、36
Bに基づいて粉体重量信号Wa、Wbを発生し、コント
ロールユニット100のインプットユニット130に設
けるA/D変換器112A、112Bを介して、コント
ロールユニットにリザーバタンク内の粉体の残量データ
として入力する。タンク圧力センサ38A、38Bは、
それぞれ対応したリザーバタンクIOA、10B内に配
設され、タンク内の圧力を検出して圧力検出信号を発生
する。この圧力検出信号は、タンク圧力センサに接続さ
れた信号発生器113A。
113Bに入力される。信号発生器113A、113B
は圧力検出信号に基づいてタンク圧力信号Pa、Pbを
発生し、これをインプットユニット+30のA/D変換
器114A、114Bを介してコントロールユニット1
00に人力する。
これと同様に、混合室圧力センサ52は合流管16の混
合室内の圧力を検出して混合室圧力検出信号を発生し、
これを信号発生器115に出力する。信号発生器115
は、混合室圧力検出信号に基づいて混合室圧力信号Pm
1xを発生し、これをA/D変換器116を介して、コ
ントロールユニット100に、合流管内の混合粉体の圧
力を示すデータとして入力する。また、背圧センサ54
は、合流管16の下流及び噴射ノズル20の上流に配置
され、混合粉体を噴射するノズルに背圧として作用する
供給ライン18内の圧力を検出し、背圧検出信号を発生
する。背圧センサ54はこの背圧検出信号を信号発生器
117に送出する。信号発生器117は、背圧検出信号
の信号値に応じて背圧信号Pbackを発生し、これを
A/D変換器118介してコントロールユニット100
に入力する。更に、加圧ガス流量センサ50は、ガス流
量制御弁48の上流側に配設され、ガス流量制御弁の開
閉によって変化する加圧ガス供給ライン23に流通する
加圧ガスの流量を検出して、ガス流m検出信号を発生す
る。ガス流量センサ50は、ガス流量検出信号を信号発
生器119に送出する。信号発生器119は、ガス流量
検出信号に基づいてガス流量信号Paを発生し、これを
A/D変換器120を介してコントロールユニットlO
Oに入力する。
以下に上記の実施例における粉′体の搬送供給動作を第
1図及び第2図を参照して説明する。尚、リザーバタン
ク10B1搬送ライン14Bを含む粉体搬送回路におけ
る搬送動作は、リザーバタンクIOA及び搬送ライン1
4Aを含む回路と同一となるので、第2図においてはこ
れを省略して示されており、従って、以下の動作説明に
おいては搬送ライン14Aの搬送動作のみを説明し、搬
送ライン14Bを含む回路の動作に関する説明は割愛す
る。
粉体材料リザーバタンクIOA内の粉体を合流管16の
混合室に供給する場合には、まず、加圧ガス供給制御弁
48を開放して加圧ガス供給ジイン23より加圧ガスを
バルブユニット23Aに導入する。リザーバタンクIO
Aに加圧ガスを供給するために、アクチュエータ108
が駆動されて圧力制御弁28Aが開放される。これによ
り、加圧ガスが圧力制御弁28A1加圧ライン24Aを
介してリザーバタンクIOA内に供給され、リザーバタ
ンク内の粉体が所定の圧力で加圧される。
これと同時にフィーダ駆動モータ102Aが駆動されて
ロータリフィーダ12Aが起動される。ロータリーフィ
ーダ12Aは、所定量の粉体を切り出す。このとき、供
給遮断弁42Aは閉位置に保持されているので、ロータ
リフィーダ12Aが粉体を切り出しているにもかかわら
ず、搬送ライン14Aには粉体は供給されない。一方、
搬送ライン14Aに投入される粉体を搬送するために、
アクチュエータ110が駆動されて搬送ガス供給制御弁
30が開放され、搬送ガスは搬送ラインに流入する。
アクチュエータ104Aは所定のタイミングで駆動され
てロータリーフィーダによって切り出される粉体を搬送
ライン14の上流に設ける粉体/ガス混合器46Aに送
出する。この粉体/ガス混合器46Aには、搬送ガス供
給ライン26Aより搬送ガスが導入されており、搬送ガ
スと混合されて流動状態となった粉体は、搬送ライン1
4Aを経て合流管16の混合室に流入する。
合流管16の混合室には、上記と同様にして、リザーバ
タンクIOBより供給される粉体が搬送ライン14Bを
経て供給され、前記したリザーバタンクIOAの粉体と
混合室内にて混合されて混合粉体を形成する。
なお、リザーバタンクIOAの粉体を合流管16に供給
しない場合、または供給を停止する場合には、アクチュ
エータlO8が不作動とされることによって圧力制御弁
28は閉位置となる。これと同時に、フィーダ駆動モー
タ102Aが停止されて、ロータリーフィーダ12Aの
運転が停止され、アクチュエータl 04Aも不作動と
なって供給遮断弁42Aを供給遮断位置に動作させる。
この時、アクチュエータ106A及びll0Aは作動状
態に維持されており、ガス流量制御弁48及び搬送ガス
供給制御弁30は開放されており、搬送ライン14Aに
は、粉体/ガス混合器46Aを介して搬送ガスが供給さ
れている。したがって、粉体が供給されていない時にお
いても、搬送ライン内は加圧状聾に保持され、この結果
、混合室内の粉体が搬送ライン14Aに逆流することを
効果的に防止し得るものとなる。
第3図に示すように、コントロールユニット100はコ
ンピュータにて構成されている。コントロールユニット
100は、インプットユニット130、CPU 132
、ROM 134、RAMl36、パターンテーブルメ
モリ+38、クロック発振”14140及びアウトプッ
トユニット142にて構成されている。図示の実施例に
おいては、パターンテーブルメモリ138には種々の粉
体供給パターン及びガス圧変化パターンがプリセットさ
れている。パターンテーブルメモリ138にプリセット
されたパターンテーブルは各粉体について他の粉体のパ
ターンと独立に設定することも可能であるが、複数の粉
体のパターンを組み合わせて設定することも可能である
。また、要すれば、パターンテーブルメモリ138に換
えてRAM内にテーブルを設定することもできる。しか
しながら、パターンテーブルメモリ138を例えばフロ
ッピーディスク、ハードディスク、磁気テープ等の記憶
媒体を用いた外部メモリに設定することが好ましい。外
部メモリを用いてパターンテーブルを設定すれば、パタ
ーンの設定、変更を容易とすることが出来る。
なお、好適実施例において採用するコントロールユニッ
トに用いるCPU l 32は、複数の制御ループを平
行して、かつ、相互に独)γして処理ずろことの可能な
ものが選択される。
なお、ガス流噴、ガス圧力、粉体流jt1は上記した動
作パラメータを制御パラメータとしてフィードバック制
御することも可能である。しかしながら、好適実施例の
制御システムにおいては、粉体重j1N信号Wa、Wb
、ガス流)l信号Fa、Fb。
タンク圧力信号Pa、Pb、混合粉体圧力信号Pm i
 x 、及び背圧信号Pbackはいづれもフィードバ
ック制御には用いられていない、従って、好適実施例に
おける粉体供給制御では、経過時間または、処理時間よ
り計算的に得られる粉体の処理囁をパラメータとしてフ
ィーダ駆動モータ102A、102B、アクチュエータ
104A、104B、106A、l06B、108A、
108B。
110A及び110Bを制御する。従って、CPU13
2内に設けるクロックカウンタ144によってクロック
発振器140のクロックパルスをカウントする。そこで
、CPUは、経時的に設定されたテーブルのパターンに
したがって、フィーダ制御信号Sfa、Sfb、供給制
御信号Sma、Sm ’o 、圧力制御信号Spa、S
pb、搬送ガス制御信号Sea、Scb及びガス流量制
御信号Sga、Sgbを決定する。
第4図は、本発明の好適実施例に於いて採用する合流管
の詳細を示している。合流管16は分岐i< + 61
と合流部!62とにて構成されている。
分岐部161には複数の分岐管163が設けられており
、各分岐管はそれぞれ対応した搬送ライン14A、14
Bに接続されている。一方、合流部内には混合室164
が形成されており、各分岐管はこの混合室に接続され、
各搬送ラインを通って合流管に流入する粉体及び搬送ガ
スは、分岐管163を通って合流部162の混合室16
4に流入する。混合室164は出口に向かって先細のほ
ぼ円錐形状に形成される。合流部162には空気導入0
166が形成されており、この空気導入口を介して空気
を混合室に導入する。混合部1B2の内周壁面に対向し
てメツシュ状の隔壁167が設けられている。隔壁16
7は混合部162の内周壁面と離間して配設され、環状
の空隙部168を形成している。空気導入口166より
導入された空気はまずこの環状空隙部168内に導入さ
れ、隔壁167のメツシュ構造を通して混合室164内
に流入する。
空気導入口166より導入される空気の圧力は正圧とし
て、混合室164内に導入された粉体が、混合室内に滞
留しないようにする。上記のように構成して、空気を空
気導入口166より噴出させることによって、合流管の
詰まりを完全に防止することが出来る。
次に、上記の実施例における粉体の混合搬送装置の制御
動作について説明する。上記のように、リザーバタンク
IOA、IOBにはそれぞれあらかじめ選択した粉体材
料が粉体材料供給制御弁34A、34Bを介して投入さ
れる。この間、コントロールユニット100は、粉体重
量信号W a 。
wbに基づいてリザーバタンク内の粉体材料の量をモニ
タする。リザーバタンク10A、10B内の粉体材料の
電型が所定重量以上となった時点で、粉体材料供給制御
弁34A、34Bを閉鎖して、粉体材料の供給を停止す
る。その後、コントロールユニット100は圧力制御信
号Spa、Spbを発生して、アクチュエータ108A
、108Bを駆動して圧力制御弁28A、28Bを開放
する。
これと同時に、コントロールユニット!00はガス流量
制御信号Sga、Sgbを発生してアクチュエータ10
6A、106Bを駆動して、加圧ガス供給ライン23の
ガス流量制御弁48A、48B全開として、加圧ガスを
バルブユニット23A。
23B内に導入する。これによって、加圧ガスは圧力制
御弁28A、28Bの介して各粉体材料リザーバタンク
10A、lOBに導入され、リザーバタンクを加圧する
。コントロールユニット100はリザーバタンクIOA
、IQB内の加圧状態をタンク圧力センサ38A、38
Bより出力されるタンク圧力信号Pa、Pbに基づいて
検出する。
コントロールユニット100はタンク圧力信号Pa、P
bの信号値を所定のセット値と比較して、信号値がセッ
ト値以上となったときに、これを検出して圧力制御信号
Spa、Spbの出力を停止して、アクチュエータ10
8A1108Bを不作動として、圧力制御弁28A、2
8Bを閉止する。
従って、加圧ガスのリザーバタンク10A、lOBへの
供給は停止される。リザーバタンクIOA。
10Bの加圧が終了した時点で、本実施例の粉体の混合
・搬送装置はスタンバイ状態となり、粉体の供給開始指
令があるまではこの状態を維持する。
コントロールユニット100は、これに接続したキーボ
ード又は操作盤122より入力される粉体供給コマンド
Cstが検出されるまで、装置をスタンバイ状態に維持
し、粉体供給コマンドCsLを検出すると動じに搬送ガ
ス供給制御信号Sca、Scbをアクチュエータ110
A、110Bに出力してこれを駆動し、搬送ガス供給制
御弁30A、30Bを開放する。搬送ガス供給制御弁3
0A、30Bの開放によって加圧ガス供給ライン23は
搬送ライン14A、14Bの上流に配設された粉体/ガ
ス混合器46A、46Bに連通され、搬送ガスとして機
能する加圧ガスが、混合器46A、46Bを介して搬送
ライン14A、14Bに流入する。この間、コントロー
ルユニット100はガス流ぢlセンサ50A、50Bよ
り出力されるガス流量信号Fa、Pbに基づいて加圧ガ
ス7A量制御弁48A、=18Bに流通する加圧ガス流
量をモニタするとともに、このガス流量信号Fa、Fb
に基づいて、加圧ガス流r1を制御弁48A、48Bの
開度をフィードバック制御して、ガス流量を所定値に維
持する。この状態において、コントロールユニット10
0は、フィーダ制御信号Sfa。
Sfb及び供給遮断制御信号Sma、Smbを出力せず
、したがってリザーバタンクIOA、10B内の粉体材
料は未だに搬送ライン14A、14Bには投入されない
。従って、この状態においては、搬送ガスのみが搬送ラ
イン14A、14Bを介して合流管16の混合室164
に供給され、供給ライン18を介して噴射ノズルに供給
される。
コントロールユニットlOOは、この間、混合室圧力セ
ンサ52の混合室圧力信号Pm1x及び背圧センサ54
の背圧信号Pbackに基づいて混合室164内部の圧
力及び供給ライン18に負荷された背圧をモニタする。
コントロールユニット100は、混合室内部の圧力及び
背圧がそれぞれに設定された所定値に達するまで、フィ
ーダ制御信号Sfa、Sfb及び供給遮断制御信号S 
m a 。
S m bのみの出力を禁止して、粉体の供給が行われ
ないように装置を制御する。
この時、合流管内の混合室164及び供給ライン18に
おいて必要となる圧力は、噴射ノズルが挿入された容器
22内の圧力よりも高い圧力であり、特に、背圧を容器
の内圧に比して十分高く設定することによって、噴射ノ
ズル及び供給ラインへの逆流を防止するように設定され
る。したがって、噴射ノズル20において必要となる背
圧をPLとすると、混合室164において必要となる圧
力Pm1xは、供給ライン18内を流通する過程に於け
る圧力損失を考慮にいれると、以下の式で表される。
P、=PL + ΔPL m i x m  I  X なお、ΔP L m i xは合流管16より噴射ノズ
ルへ流れるガスの最大圧力損失である。
ここで、供給ライン単位長当たりの圧力損失が一定であ
り、供給ラインに配設する背圧センサ54と合流管16
及び噴射ノズル20の距離をそれぞれdl、d2とする
と、合流管の混合室において必要となる圧力Pm1x’
は、背圧センサ配設位置における圧力との関係において
以下の式で表される。
1′ ・ ・−Pm i x − m  l   X 噴射ノズル20に負荷された背圧がP Lに達するまで
は、噴射ノズルを容器22より離間した位置に保持する
。背圧が所要圧力に達した時点で、噴射ノズル20は容
器内に進入する。そこで、コント【1−ルユニット10
0は、混合室圧力信号Pm1x及び背圧信号P b a
 c kの信号値をそれぞれに対応する基準値と比較し
て、混合室圧力信号Prn l X及び背圧信号Pba
ckの信号値が前記基墾値以上となった時に、これを検
出してDOWN信号Sdownを第3図に示すノズル駆
動装置129に送出して、これを駆動し、噴射ノズル2
0を容器に向かって下降させる。ノズル駆動装置129
の動作を制御するために、コントロールユニット100
はノズル位置センサ128に接続されている。コントロ
ールユニット100は、ノズル位置センサより出力され
るノズル位置信号N p o sに基づいて噴射ノズル
20の位置を検出して、容器内のノズル位置が所定位置
となったときにノズルの下降動作を停止するようにノズ
ル駆動装置を制御する。
噴射ノズル20を容器内の所定位置に挿入した後、コン
トロールユニット100は、フィーダ制御信号Sfa、
Sfbの出力を開始して、フィーダ駆動モータ102a
、102bを駆動してロータリフィーダ12a、12b
の運転を開始し、所定h1の粉体をリザーバタンクIO
A、IORより切り出す。これと同期して、コントロー
ルユニット+00は、供給遮断制御信号Sma、Smb
をアクチュエータ+04A、104Bに送出して、供給
遮断弁42A、42Bを開放し、ロータリーフィーダ1
2A、12Bによって切り出された所定量の粉体を搬送
ライン14A、14Bに導入する。その後、粉体の搬送
ラインに対する供給量、搬送ガスの流引、搬送ガスの圧
力等は、選択したパターンに従ってコントロールユニッ
ト100により自動制御される。
第6図(A)乃至(D)、第7図(A)乃至(D)及び
第8図(A)乃至CD)は、粉体の供給パータンの一例
を示している。図示の例においては、四つの粉体をポス
トミックス方式で混合して供給するようにしたものを示
している。従って、図示の例における粉体の混合・搬送
においては四つのリザーバタンクより四種類の互いに異
なる粉体材料がそれぞれに対応し、且つ、相互に独立し
た搬送ラインを介して合流管に導入されることになる。
以下の説明を明解にするために、各粉体はそれぞれ粉体
A1粉体B1粉体C及び粉体りとし、各粉体を供給する
リザーバタンク、搬送ライン等を含む系をそれぞれ供給
系A、供給系B1供給系C及び供給系りとして説明する
。第6図(A)乃至(D)は各粉体A、B、C9Dの吹
き込み屯の変化パターンを示すもので、横軸には操業時
間、縦軸には吹き込み量を示している。図示の例におい
ては、粉体吹き込み開始当初は粉体B及びCのみが合流
管に供給されるような設定となっている。従って、この
間、粉体A及びDは合流管に供給されない。。
吹き込み作業はこの状態で所定時間、例えば8分間、継
続され、しかる後に、粉体B及びCの供給量が所定量減
量されると同時に、粉体A及びDの吹き込みが開始され
る。従って、吹き込み作業開始後、所定時間、例えば8
分間、粉体B及びCのみが合流管内で混合され、粉体B
、Cの混合粉体が容器に噴射ノズルを介して導入される
。その後、合流管には粉体A、B、C,Dの全てがそれ
ぞれに設定された供給量で供給され、従って合流管にて
形成される混合粉体は、粉体A、B、C,Dの混合粉体
となる。
上記の粉体供給動作において、各供給系A、B。
C,Dの搬送ラインにおける圧力は、第6図(A)乃至
(D)の粉体吹き込みパターンに対応して、第7図(A
)乃至(D)に示すように変化する。
第7図(A)乃至(D)より分かるように、各搬送ライ
ンの圧力はそれぞれ他の搬送ラインの圧力と同一に設定
されており、この結果、各搬送ラインの圧力は、合流管
内の混合室の圧力と同一または僅かに高く維持されてお
り、合流管より搬送ラインへの逆流を確実に防止出来る
ようにしている。
また、第7図(A)乃至(D)より明らかなように、吹
き込み開始より所定時間、例えば10分間、は、搬送ラ
インの圧力を所定の圧力よりも高く維持して、作業開始
後、約8分経過後より圧力を徐々に低下させて、約10
分後に、所定圧力まで圧力を引き下げるように設定する
第8図(A)乃至(D)は上記第6図(A)乃至(D)
及び第7図(A)乃至(D)の設定に基づいて実際の吹
き込み作業を行った場合の実際の粉体吹き込み量を示し
ている。図示の吹き込み結果より分かるように、上記の
設定にしたがって粉体の吹き込みを行うと、粉体の実吹
き込み量は、はぼ設定値に近似したものとなる。
−[−記の粉体吹き込み作業において、搬送ラインにお
ける圧力及びリザーバタンクより搬送ラインに供給され
る粉体圧力は、それぞれ逆流を防出するように設定され
なければならない。これらの搬送ラインにおける圧力及
びリザーバタンクより搬送ラインに供給される粉体圧力
は、それぞれガス流?d制御弁、圧力制御弁及び搬送ガ
ス供給制御弁の開閉により所定値に制御される。そこで
、リザーバタンクにおける所要圧力Piについて説明す
ると、圧力Piは以下の式によって表される。
P、   =   P   、     →  ΔP 
 。
l          m  l  X       
     m  I  X  ”  1ナオ、ΔPm1
x−jは搬送ラインiにおける最大圧力損失を示す 搬送ラインの圧力と粉体の吹き込みr+1との関係は第
5図に示されている。即ち、合流管内における粉体の吹
き込み速度Wv Lo t a l (kg/m1n)
及び混合室内の圧力Pm1xの関係は第5図に示された
通りとなる。したがって、合流管の粉体の吹き込み速度
Wvtotalより混合室内の圧力を計算的に推定する
ことが可能である。この推定圧力をPm1xとすると、
この推定圧力Pm i xを上記によって算出した所要
圧力Pm1xと比較する。比較結果が 1)  、  −P  、  >  αm  l  X
          m  I  Xの場合にはPm1
xが合流管内の圧力として採用され、 P    、    −P    、    <   
3m  l  X         m  l  Xの
場合にはP m i x+βが合流管内の圧力として採
用される。
さらに、各リザーバタンク内の圧力Pi (iはそれぞ
れA、13.C,Dを示す)は、上記により求めた合流
管圧力P m i xに基づいて算出される。
ここで、各リザーバタンクにおける吹き込み速度Wvi
とタンク圧力Piのと相関関係は第5図のグラフより求
めることが出来るので、所要圧力Piはこの相関関係を
基にして推定することができる。このとき、各リザーバ
タンクの吹き込み速度Wv i (i =A、B、−n
)に関して、各粉体材料毎に決まる最大吹き込み速度を
用いてタンク圧力Piを計算的に求めることが出来る。
この結果、各リザーバタンクの圧力Piは、以下の式に
て表される。
Pi’ =  max(Pi、Pi) P=ma x (P i ’ ) Pi=P ここで、搬送ラインを流れる搬送ガスの流速■1は以下
の式で表される。
■1−Fi/に−Di″・(Pi+1)、、(1)なお
、kは比例定数、Diは搬送ラインの内径である。
上記の式(1)より固/気比(S/G比)は以下の式に
て表される。
S/G 1=Wv i/ (F iXδ)、、(2)な
お、δは搬送ガスの比重である。
搬送ガスの最低流速と最大因/気圧は各粉体材料に応じ
て決定されるので、最低流速V i m i nと最大
因/気比S / G rn a xは粉体として使用す
る材料の銘柄、搬送ガスの種類等によって一義的)式を
用いて所要ガス流ff1Filを決定することが出来る
。これと同時に、前記(2)式を用いて所要ガス流fm
Fi2も求めることが出来る。そこで、両ガス流量Fi
1.Fi2より、所要ガス流fiF’iはmax (F
 i 1. F i 2)に設定される。
同様にして、合流管と噴射ノズル間に配設する供給ライ
ンにおけるガス流Q F m i xと固/気比S /
 G m i xは以下の式より求めることが出来る。
Vmix=Fmix (k−Dmix″・(Pmix+
1)) S/Gm i x=Wvm i x/ (Fm i x
 ・δ)なお、Vmixは供給ラインにおけるガス流速
である。
上記と同様に最低ガス流量FrrljX+++ln及び
最大因/気比S / G m i x wa□は噴射ノ
ズルにおけガス流量Fm1xl、Fm1x2は前記のF
it。
Fi2と同じ要領で求めることが出来る。従って、供給
ラインにおける所要ガス流量は Fmix=max (Fmixl、Fm1x2)によっ
て求めることが出来る。
上記の要領で決定された搬送ライン14A、14Bのガ
ス圧力、ガス流量等に基づいて、コントロールユニット
は装置各部の動作を制御する。なお、要すれば、粉体供
給量を、粉体重量信号の信号値変化の微分値を用いて算
出し、これを用いて装置をフィードバック制御すること
も可能である。
また、搬送ライン、合流管、供給ライン等におけるガス
圧力、ガス流量等は、上記のように設定圧力及び設定流
量のガスを供給して制御してもよいが、要すればフィー
ドバック制御によりより精密な制御を行うことも可能で
ある。
しかしながら、本実施例においては、ロータリフィーダ
12A、12Bの回転数を計測することによって、粉体
供給量を近似的に求めることが出来るので、粉体の供給
量はロータリーフィーダの回転数を制御することによっ
て制御している。さらに、上記のように、ガス流量は粉
体の供給量に応じてプリセットされた設定値に基づいて
制御される。また、リザーバタンク、搬送ライン、合流
管、供給ライン等のガス圧力も、上記の要領で粉体の供
給量に応じて設定される設定値に制御される。
第9図は、本発明を精錬工程中の溶銑予備処理に適用し
た具体実施例を示している。第9図の実施例においても
先の実施例と同様に粉体の供給はポストミックス方式で
行われている。周知のように溶銑予備処理に於いてはト
ピードカーにて搬送される溶洗の脱珪、脱燐、脱硫処理
が行われる。
本実施例に於ける溶銑予備処理設備に於いては、従来各
別の作業位置にて行われていた脱珪、脱燐、脱硫処理を
単一の作業位置で、−回の処理作業によって行うことが
可能となっている。周知のように、脱珪用の反応剤とし
てはダスト(FeO,Feto3)及び石灰が用いられ
、脱燐用反応剤としては上記ダスト、石灰に加えてホタ
ル石、ソーダ灰が用いられる。また、脱硫用の反応剤と
しては石灰とソーダ灰が用いられる。従って、脱珪、脱
燐、脱硫を本発明のポストミックス方式で行う場合には
ダスト、石灰、ホタル石、ソーダ灰のそれぞれを収容す
るための四つのリザーバタンク202.204.206
及び208が必要となる。各リザーバタンク202.2
04.206.208は、搬送ライン212.214.
216.218を介して合流管210に接続されている
。一方、合流管210は、吹き込みランス220に供給
ライン222を介して接続されている。
各リザーバタンク202.204.206.208は上
記の実施例と同様に反応剤の計量供給装置c 224.
226.228.230に接続されている。この計量供
給装置224.226.228.230はそれぞれロー
タリフィーダにて構成されており、反応剤の供給量はそ
の回転数によって制御されており、このロークリフィー
ダの回転数はコンピュータにて構成するコントロールユ
ニット300にて制御される。
リザーバタンク202.204.206.208より計
量供給装置224.226.228.230を介して供
給される反応剤を搬送ライン212.214.216.
218を通って搬送するために、各搬送ラインには図示
しない加圧ガス供給源が接続されており、バルブユニッ
ト231.233.235.237にて流q及び圧力を
調整された搬送ガスがこの搬送ラインに供給される。バ
ルプユニッ231,233.235.237はさらにリ
ザーバタンク202.204.206.208に接続さ
れており、加圧ガス供給源の加圧ガスをリザーバタンク
内に導入する。
前記の実施例と同様に、コントロールユニット300は
ガス流量センサ234.236.238.24010−
ドセル等の反応剤重量センサ242.244.246.
248、タンク圧力センサ250.252.254.2
56、混合室圧力センサ258及び背圧センサ260に
接続されている。
コントロールユニット300は混合室圧力センサより出
力される混合室圧力信号Pm1xに基づいて混合室内の
圧力を検出する。また、コントロールユニット300は
背圧センサ260の出力する、背圧信号P b a c
 kによって吹き込みランス220にかかる背圧を検出
する。上記の実施例と同様に本実施例においても、混合
室圧力信号及び背圧信号に基づいて、バルブユニット2
311233.235.237の開度をフィードバック
制御して搬送ガスの流量、圧力を制御することは可能で
ある。しかしながら、前記の実施例と同じく、本実施例
における搬送ガスの流量及び圧力は、反応剤の吹き込み
虫に対応してステップ的に制御される。従って、コント
ロールユニット300は、混合室圧力、背圧等をシステ
ム異常を検出するための装置の運転パラメータとして検
出している。
各リザーバタンク202.204.206.208に収
容された反応剤の供給量を調整して、各脱珪、脱燐、脱
硫処理に必要となる混合反応剤を調製するために、コン
トロールユニット300は種々の吹き込みパターンを設
定、記憶したパターンテーブル302に接続されている
。このパターンテーブルに記憶された吹き込みパターン
の一例は第10図に示されている。第10図の例におい
て、A、r(、C,Dの各行は各リザーバタンク202
.204.206.208の吹き込みパターンを示し、
l、■、■、■の各列は各リザーバタンク202.20
4.206.208の吹き込みパターンを組み合わせた
パターンを示している。
即ち、パターンIが選択された場合には、各リザーバタ
ンクより各一定量の反応剤が供給され、従って一定の混
合比の混合反応剤が形成される。一方、パターン■が選
択された場合には、吹き込み開始後、比較的多い量の反
応剤がリザーバタンク202.206.208より供給
され、リザーバタンク204よりは比較的少ない反応剤
が供給される。
所定時間を経過した後、リザーバタンク202.206
.208より供給される反応剤は所定の過渡期間内に所
定の供給量まで減少し、一方、この過渡期間にリザーバ
タンク204の反応剤の供給量は、所定の量まで増加す
る。パターン■を選択した場合における、反応剤の実際
の吹き込みパターンは第1t図に示されている。第11
図に示すように、各反応剤の吹き込み量はほぼ選択され
たパターンテーブル302のパターンHにそって変化し
ている。プリセットされたパターンのうちより一つを選
択するために、コントールユニット300には制御盤3
04が接続されている。制御盤304は、例えば溶銑中
のSi、P及びSの濃度、製造する鋼の種類等の、デー
タを入力出来るように構成されており、これらのデータ
とともにパターンの選択コマンドが入力される。なお、
コントロールユニット300が溶銑中のSi、P及びS
の濃度、製造する鋼の種類等の人力データに基づいて、
吹き込みパターンを自動的に選択するように構成するこ
とも当然可能である。
第12(a)図乃至第12 (c)図はそれぞれ相互に
独立してコントロールユニット300が実行する制御ル
ープを示している。上記のように本実施例においてコン
トロールユニットを構成するために採用されているコン
ピュータは複数のループを同時に平行処理することが可
能となっているので、第12 (a)図乃至第12 (
c)図に示すそれぞれの制御ループは相互に独立し、且
つ同時に平行して実行されるものである。
第12(a)図は、溶銑予備処理設備の動作状態をモニ
タするための第一の制御ループを示している。この第一
の制御ループの実行中に、リザーバタンク202.20
4.206.208の圧力は加圧ガスの導入により、所
定の圧力まで昇圧される。このため、各搬送ライン21
2.214.216.218の圧力、合流官210内の
圧力及び供給ライン222の圧力が、ステップ1002
にてチエツクされる。更に、ステップ1002において
は、反応剤重量センサ242.244.246.248
、バルブユニット231,233.235.237、タ
ンク圧力センサ250.252.254.256、混合
室圧力センサ258及び背圧センサ260がチエツクさ
れる。ステップ1002におけるチエツク結果は、ステ
ップ1004にてチエツクされる。ステップ1004に
て異常が検出された場合には、ステップ1006で警報
が発生される。異常状態の警報は、例えば警報ランプの
点灯、ブザー、ベル等の吹鳴等にて行われる。
一方、ステップ1004にて異常が検出されなかった場
合には、ステップ1008にて、制御盤304の動作ス
タートボタンが操作されたか否かをチエツクする。コン
トロールユニット300は、このステップ1002、l
 004及び1008を、制御盤304の動作スタート
ボタンが操作されるまで、反復して実行し、制御盤の動
作スタートボタンの操作があるまでは装置の全システム
をスタンバイ状態に維持する。動作スタートボタンが操
作されると、ステップ1010にてコントロールユニッ
ト300は制御信号を発生して、バルブユニット231
,233.235.237を介してリザーバタンク20
2.204.206.208を加圧ガス供給源に接続し
て、加圧ガスをリザーバタンクに導入する、リザーバタ
ンク202.204.206.208の圧力は前記した
タンク圧力センサ250.252.254.256にて
検出されており、コントロールユニット300はこのタ
ンク圧力センサの発生するタンク圧力信号に基づいて、
リザーバタンク内の圧力を検出して、ステップ1012
にて検出した各リザーバタンクの圧力を図示しないデイ
スプレィ上に表示する。
一方、コントロールユニット300は、ステップ101
4にてタンク圧力信号の信号値をリザーバタンクの設定
圧力を示す基準値と比較する。タンク圧力が、設定圧力
に到達し、タンク圧力信号の信号値が基準値以上となる
までの間、ステップ1012.1014が反復して実行
される。全部のリザーバタンクの内部圧力が設定圧力に
達し、全タンク圧力信号の信号値が基準値以上になると
、ステップ1016でシステムを吹き込み許可の状態と
する。なお、システムの吹き込み許可/禁止は、吹き込
み禁止フラッグのセット、リセットにて行われ、フラッ
グのセット状態では吹き込みを禁止し、ステップ1o1
6でこのフラッグをリセットすることによって、吹き込
みを許可するようにする。ステップ1016にてシステ
ムを吹き込み許可状態としたのち、コントロールユニッ
ト300は、ステップ1018にて制御盤304の吹き
込みスタートボタンが操作されたか否かをチエツクする
。吹き込みスタートボタンの操作が行われるまでの間、
ステップ1016.1018が反復して実行され、シス
テムは吹き込みスタンバイ状態に維持される。制御盤3
04の吹き込みスタートボタンが操作されると、コント
ロールユニット300はこれを検出して、第一の制御ル
ープを終了する。
なお、吹き込みスタートボタンの操作によって反応剤の
吹き込みが開始された後も、上記した第一の制御ループ
は間欠的に実行されて、装置各部の動作状態の監視を継
続する。
第12(b)図は、反応剤の吹き込みを制御する第二の
制御ループを示している。この第二の制御ループにおい
ては、まず、ステップ1102にてシステムの動作状態
がチエツクされる。このステップ1102においては、
システムの反応剤の吹き込みが可能な状態か否かのチエ
ツクが行われる。即ち、このステップ1102における
主なチエツク項目は、リザーバタンクの圧力、合流官内
部の圧力、供給ラインの圧力及び吹き込みランスの圧力
である。従って、コントロールユニット300はリザー
バタンクの圧力、合流官内部の圧力、供給ラインの圧力
及び吹き込みランスの圧力を各部において設定された基
準圧力と比較して、各部の圧力が対応した基準圧力より
も高いか否かをチエツクする。ステップ1102におけ
るチエツク結果に基づいて、コントロールユニット30
0はステップ1104にてシステムの状態が吹き込み可
能な状態か、否かを判別する。ステップ1104後も判
別結果が、システムの状態が吹き込み不可後も状態を示
す場合には、コントロールユニット300はステップ1
106にて警報を発生する。
一方、ステップ1104にてシステムの状態が吹き込み
可能な状態と判断された場合には、吹き込みスタートボ
タンの操作が行われたか否かが、ステップ1108にて
チエツクされる。吹き込みスタートボタンの操作が行わ
れない間、ステップ+102.1104.1108が反
復して実行されて、システムを吹き込みスタンバイ状態
に維持する。コントロールユニット300は、制御盤3
04の吹き込みスタートボタンの操作をステップ110
8で検出すると、ステップ1110にて、制御信号を発
生して、計量供給装置224.226.228.230
のロータリーフィーダを駆動して、上記のパターンテー
ブルより選択された吹き込みパターンに従って各反応剤
の供給量を制御する。
ステップ1110の処理において、コントロールユニッ
ト300は吹き込み開始からの経過時間をパラメータと
してパターンテーブルにセットされた吹き込みデータを
読み出す。コントロールユニット300は、読み出した
吹き込みデータに基づいて、各反応剤の吹き込み量及び
これに対応したリザーバタンクより搬送ラインへの供給
量を決定し、計量供給装置のロータリフィーダの回転数
を制御するフィーダ制御信号を発生して、リザーバタン
クよりロータリフィーダによって切り出される反応剤の
量を制御する。ステップ1110の処理において決定さ
れた各反応剤の吹き込み量は、デイスプレィ上に表示さ
れる。
ステップ1110の処理を終了したのち、コントロール
ユニット300は、ステップ1112にて吹き込み終了
条件が満足されたか否かをチエツクする。このときチエ
ツクされる吹き込み終了条件は、予定された量の反応剤
の吹き込みが完了したか否かと、制御盤に設ける吹き込
み停止ボタンの操作が行われたか否かである。ステップ
122において、吹き込み終了条件が満足されているこ
とが、検出された場合には、コントロールユニット30
0は吹き込み停止指令を発生するとともに。
第二の制御ループの実行を終了する。
一方、ステップ1112におけるチエツクにおいて吹き
込み終了条件が満足されていないことが検出された場合
には、ステップ1110にもどって、スッテブ1110
実行時点に対応した吹き込みデータを読み出し、各反応
剤の吹き込み量を制御しつつ、吹き込み作業を継続する
。ステップ1110及び1112は上記した吹き込み終
了条件が満足されるまで反復して実行される。これによ
り、パターンテーブルより選択された吹き込みパターン
に従って反応剤の吹き込み虫が制御される。
第12 (c)図は、パターンテーブルより吹き込みパ
ターンを選択するための第三の制御ループを示している
。前記したように、吹き込みパターンの選択は、制御盤
304よりパターン選択コマンドを入力して行われる。
従って、この第三の制御ループは、パターン選択コマン
ドの入力によってトリガされ、ステップ1202が実行
されて、パターン選択コマンドにて選択されたパターン
によって反応剤の吹き込みに用いるパターンが更新され
る。
なお、本実施例においては、パターンの選択が、吹き込
み作業中にも行い得るようにしている。操業中にパター
ン選択を行うために、パターン選択コマンドの入力にお
うじてデイスプレィ上には現在使用されている吹き込み
パターンが時間データとともに表示される。操業途中で
吹き込みパターンを変更する場合には、操業経過時間の
現在時間よりあとの部分の吹き込みパターンのみが変更
される。即ら、例えば第1θ図のパターン■を用いて吹
き込み作業が行われて、5分経過後に、選択パターンを
パターン■に変更したとするとパターン■による反応剤
吹き込みは、パターン■の5分経過時以降の吹き込みデ
ータを用いて行われることとなる。
[効  果] 本発明は粉体の混合・搬送にポストミックス方式を採用
することによって、混合する粉体の混合比、銘柄等の選
択自由度が飛躍的に向上する。さらに、本発明の粉体の
混合・搬送装置を精練に於ける溶銑予備処理に用いた場
合には、−回の処理にて脱珪、脱燐、脱硫の処理を行う
ことができるものとなり、従って溶銑予備処理の作業性
を飛躍的に向上しうるちのとなる。
本発明による装置及び方法の効果を確かめるために、第
13図A、B、C,D及び第14図A。
B、C,Dの吹き込みパターンを用いて溶銑の脱燐、脱
硫処理を行った。この処理中における燐、硫黄の濃度変
化は第15図に示めされている。この第15図の結果よ
り明白なように、パターンの変化にともなって燐、硫黄
濃度の減少率が変化しており、第13図及び第14図の
パターンによる処理が有効に行われていることがわかる
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の好適実施例による粉体の混合・搬送装
置を示す系統図、 第2図は第1図に示す装置のl粉体搬送系統の回路図、 第3図は第1図の粉体の混合・搬送装置の制御システム
を示すブロック図、  ・ 第4図は第1図の粉体の混合・搬送装置において採用す
る合流管の詳細を示す断面図、第5図は、第1図の粉体
の混合・搬送装置各部における粉体流量と圧力の関係を
説明的に示す図、第6図A、B、C9Dは、それぞれ異
なる粉体の吹き込みパターンを示す図、 第7図へ、B、C,Dは、第6図A、 B、C。 Dの吹き込みパターンにそれぞれ対応した、圧力の変化
パターンを示す図、 第8図は、第6図及び第7図A、B、C,Dのパターン
で粉体の吹き込みを行った場合の、実際の粉体吹き込み
量の変化を示す図、 第9図は、本発明の具体実施例による溶銑予備処理設備
の概略を示す系統図、 第10図は、種々の吹き込みパターンを記憶したテーブ
ルの一例を示す図、 第11図は、第1O図のパターン■を選択した場合にお
ける実際の反応剤吹き込み量の変化パターンを示す図、 第12(a)図、第12 Cb’)図、第12(c)図
はそれぞれ、第9図の溶銑予備処理設備におけるコント
ロールユニットが実行する第一、第二、第三の制御ルー
プを示すフローチャート、第13図及び第14図は溶銑
予備処理における反応剤の吹き込み量変化パターンの例
を示す図、及び、 第15図は第14図のパターンを用いて溶銑予備処理を
行った場合における、処理時間と燐、硫黄の0度変化を
示す図、 である。 10A、10B・・・粉体材料リザーバタンク12A、
12B・・・ロータリーフィーダ14A、14B・・・
搬送ライン 16・・・合流管 18・・・混合粉体供給ライン 20・・・噴射ノズル 22・・・容器 23・・・加圧ガス供給ライン 23A、23B・・・バルブユニット 24A、24B・・・加圧ライン 26A、26B・・・搬送ガス供給ライン28・・・圧
力制御弁 30・・・搬送ガス制御弁 34A、34B・・・粉体材料供給制御井g閏−一 碕駅 埼二一 第10図 (にg/m1ni    第1I図 υI Z J 4 fi    To    15  
 20  埼問妥理隅 手続補正書(方式) 1、事件の表示 2、発明の名称 粉体の混合・搬送方法及びその装置 3、 補正をする者 事件との関係  出願人 (125)川tq製鉄株式会社 4、代理人〒104 東京都中央区明石町1番29号 液済会ビル明細書の図
面の簡単な説明の欄。 2@正の内容 (1) 明細書の慎75頁$20行目に「第61’NA
B、C,Dは、それぞれ異なる粉体」とあるの全「第6
図は、それぞれ異なる粉体A、B、C,D−と訂正する
。 (2)明細書の第76頁第2行目に「第7図A。 B、O,Dは、第6図A、B、c、Jとあるのを[第7
図は、第6図のA 、 B 、 C!IJと訂正する。 (3)明細書の第76頁第5行目に[第7図A。 B、O,D Jとあるのと「第7図OA、B、O。 D」と訂正する0 」

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)それぞれ異なる粉体が収納された複数の圧力容器
    を加圧しながら、各圧力容器に接続された各輸送管内に
    各収納粉体を切出して搬送気体で気送し、該各輸送管の
    合流点で気送粉体を混合し、混合粉体を該合流点下流側
    のランス先端から熔融金属中に吹込む粉体混合搬送方法
    であって、前記搬送気体を送給するラインとして、前記
    圧力容器を加圧し、且つ、前記粉体を気送する容器加圧
    吹込みラインと、気体送給ラインを、各圧力容器とそれ
    に接続される輸送管中へ設け、 前記粉体の切出し気送中は前記加圧吹込みラインから、
    前記粉体の切出し停止中は前記気体送給ラインから搬送
    気体をそれぞれ供給して輸送管内に搬送気体を流出させ
    る一方、 前記ランスに熔融金属が逆流するのを阻止し得る該ラン
    スの所定の背圧を得るため、前記合流点において必要と
    される圧力を導出し、 前記合流点の圧力が導出された圧力となるように各圧力
    容器内の圧力を設定し、 前記ランスの背圧を前記所定背圧に確保した状態で、設
    定された圧力を基準とすると共に、各粉体毎の切出し量
    に応じて該粉体の気送に要求される固気比をもとに、前
    記加圧吹込みラインの搬送気体流量をそれぞれ制御する
    ことを特徴とする粉体の混合・搬送方法。
  2. (2)それぞれ異なる粉体が収納された複数の圧力容器
    を加圧しながら、各圧力容器に接続された各輸送管内に
    各収納粉体を切出して搬送気体で気送し、該各輸送管の
    合流点で気送粉体を混合し、混合された粉体を該合流点
    下流側のランス先端から熔融金属中に吹込む粉体の混合
    搬送方法であって、 前記搬送気体を送給するラインとして、前記圧力容器を
    加圧し、且つ、前記粉体を気送する容器加圧吹込みライ
    ン及び気体送給ラインを各圧力容器とそれに接続される
    輸送管中へ設け、 前記粉体の切出し気送中は、前記加圧吹込みラインと気
    体送給ラインから、前記粉体の切出し停止中は、前記気
    体送給ラインから前記搬送気体をそれぞれ供給して前記
    輸送管内に搬送気体を流出させる一方、 前記ランスに前記熔融金属が逆流するのを阻止できる所
    定背圧を該ランスで得るため、前記合流点において必要
    とされる圧力を求め、 前記合流点の圧力が求められた圧力となるように各圧力
    容器内の圧力を設定し、 前記ランスの背圧を前記所定背圧に確保した状態で、設
    定された圧力を基準とすると共に、前記各粉体毎の切出
    し量に応じて該粉体の気送に要求される固気比を基に、
    前記気体送給ラインの搬送気体流量をそれぞれ制御する
    ことを特徴とする粉体の混合・搬送方法。
  3. (3)複数のリザーバタンク内にそれぞれ異なる粉体を
    収容し、各リザーバタンク内の粉体を各リザーバタンク
    に対応するとともにそれぞれの端部を共通の合流管に接
    続した搬送路に供給し、前記搬送路に供給された粉体を
    搬送路に導入する搬送気体にて搬送し、前記粉体を前記
    搬送気体とともに前記搬送路を介して前記合流管に導入
    して、各リザーバタンクより前記合流管に導入される粉
    体を混合して混合粉体を形成し、合流管に接続された供
    給管に前記混合粉体を導入し、前記合流管を通って前記
    供給管に流れる搬送気体によって前記混合粉体を供給先
    に供給するようにしたことを特徴とする粉体の混合・搬
    送方法。
  4. (4)複数のリザーバタンク内にそれぞれ異なる粉体を
    収容し、各リザーバタンク内の粉体を各リザーバタンク
    に対応するとともにそれぞれの端部を共通の合流管に接
    続した搬送路に供給するとともに、該粉体供給量を経時
    的に制御し、前記搬送路に供給された粉体を搬送路に導
    入する搬送気体にて搬送するとともに、該搬送気体の圧
    力を所定圧力に制御し、前記粉体を前記搬送気体ととも
    に前記搬送路を介して前記合流管に導入して、各リザー
    バタンクより前記合流管に導入される粉体を混合して混
    合粉体を形成し、合流管に接続された供給管に前記混合
    粉体を導入し、前記合流管を通って前記供給管に流れる
    搬送気体によって前記混合粉体を供給先に供給するよう
    にしたことを特徴とする粉体の混合・搬送方法。
  5. (5)複数のリザーバタンク内にそれぞれ異なる粉体を
    収容するとともに、各リザーバタンクを搬送通路、合流
    管及び供給管を介して熔融金属を収容した容器に接続し
    、前記リザーバタンク内を所定圧力に加圧し、前記粉体
    を各リザーバタンクに対応するとともにそれぞれの端部
    を合流管に接続した搬送路に供給し、前記搬送路に供給
    された粉体を搬送路に導入する加圧された搬送気体にて
    搬送し、前記粉体を前記搬送気体とともに前記搬送路を
    介して前記合流管に導入するとともに、該合流管内の圧
    力を前記供給管内圧力が前記容器に収容された熔融金属
    の逆流を防止するのに十分な背圧として機能するように
    設定し、各リザーバタンクより前記合流管に導入される
    粉体を混合して形成した混合粉体を搬送気体とともに供
    給管に導入し、前記混合粉体を前記容器内に挿入された
    前記供給管の端部より混合粉体を前記容器内の熔融金属
    に吹き込むようにしたことを特徴とする粉体の混合・搬
    送方法。
  6. (6)異なる精錬材料の粉体を収容した複数のリザーバ
    タンクをそれぞれに対応し、相互に独立した搬送通路を
    介して共通の合流管に接続し、該合流管を熔融金属を収
    容した精錬容器に挿入した吹き込みランスに供給管を介
    して接続し、各精錬材料の所定精錬時間内に於ける吹き
    込み量の変化パターンと上記吹き込み量の変化パターン
    に応じてリザーバタンク、合流管及び吹き込みランスに
    付与する搬送気体圧力を設定し、前記変化パターンに応
    じて精錬作業の経過時間に応じて各リザーバタンク内の
    圧力を設定圧力に自動制御するとともに、各リザーバタ
    ンクより搬送通路への粉体供給量を自動制御し、前記搬
    送通路に供給された粉体を搬送路に導入する加圧された
    搬送気体とともに前記合流管に導入・混合して混合粉体
    を形成し、合流管に接続された供給管に前記混合粉体を
    導入し、前記供給管内の背圧を所定圧力に調整しつつ前
    記吹き込みランスに供給して熔融金属内に吹き込み前記
    熔融金属の精錬を行うようにしたことを特徴とする粉体
    の混合・搬送方法。
  7. (7)それぞれ異なる粉体が収納された複数の圧力容器
    と、各圧力容器に接続され、該圧力容器からロータリフ
    ィーダで切出された前記粉体を搬送ガスで気送するため
    の各輸送管と、を備え、該各輸送管の合流点で気送粉体
    を混合し、混合粉体を該合流点下流側のランス先端から
    熔融金属に吹込むようにされた粉体混合搬送方法であっ
    て、前記各圧力容器とその輸送管中に設けられた、前記
    圧力容器を加圧し、且つ、粉体を気送する容器加圧吹込
    みラインとガス送給ラインからなる搬送ガスの送給ライ
    ンと、 前記粉体の切出し気送中は前記容器加圧吹込みラインか
    ら、前記粉体の切出し停止中は前記ガス送給ラインから
    搬送ガスをそれぞれ供給して輸送管内に搬送ガスを流出
    させる手段と、 前記ランスに熔融金属が逆流するのを阻止し得る該ラン
    スの所定背圧を得るため、前記合流点において必要とさ
    れる圧力を導出する手段と、前記合流点の圧力が導出さ
    れた圧力となるように各圧力容器内の圧力を設定する手
    段と、 前記ランスの背圧が前記所定背圧となった場合に、該ラ
    ンスを前記熔融金属中に浸漬する手段と、浸漬されたラ
    ンスの背圧を前記所定背圧に確保する手段と、 設定された圧力を基準とすると共に、各粉体毎の切出し
    量に応じて該粉体の気送に要求される固気比に基づき、
    各輸送管内のガス流量を制御する手段と、 を備えたことを特徴とする粉体の混合・搬送装置。
  8. (8)それぞれに異なる材料を収容した複数のリザーバ
    タンクと、各リザーバタンクより供給される粉体を混合
    して混合粉体を形成する合流管と、前記リザーバタンク
    と合流管間を接続する粉体搬送通路と、前記合流管と前
    記混合粉体を供給する容器とを接続する供給管と、各リ
    ザーバタンクとこれに対応する搬送通路間に介在し、所
    定量の粉体をリザーバタンクより切り出す粉体切り出し
    手段と、前記搬送通路に前記粉体を搬送するための加圧
    気体を導入する搬送気体導入手段とにて構成したことを
    特徴とする粉体の混合・搬送装置。
  9. (9)それぞれに異なる材料を収容した複数のリザーバ
    タンクと、各リザーバタンクより供給される粉体を混合
    して混合粉体を形成する合流管と、前記リザーバタンク
    と合流管間を接続する粉体搬送通路と、前記合流管と前
    記混合粉体を供給する容器とを接続する供給管と、各リ
    ザーバタンクとこれに対応する搬送通路間に介在し、リ
    ザーバタンク内の粉体を経時的に粉体供給量変化を設定
    した供給パターンに応じて切り出す粉体切り出し手段と
    、前記搬送通路に前記粉体を搬送するための加圧気体を
    導入するとともに、前記搬送気体の圧力を前記供給管内
    圧力が所定圧力に保持されるように設定するよう制御す
    るに搬送気体導入手段とにて構成したことを特徴とする
    粉体の混合・搬送装置。
  10. (10)それぞれに異なる精錬材料にてなる粉体を収容
    した複数のリザーバタンクと、各リザーバタンクより供
    給される粉体を混合して混合粉体を形成する合流管と、
    前記リザーバタンクと合流管間を接続する粉体搬送通路
    と、熔融金属を収容した熔融金属収容容器と、該熔融金
    属収容容器に挿入された粉体吹き込みランスと、該ラン
    スを前記合流管に接続する供給管と、各リザーバタンク
    とこれに対応する搬送通路間に介在し、所定量の粉体を
    リザーバタンクより切り出す粉体切り出し手段と、前記
    搬送通路に前記粉体を搬送するための加圧気体を導入す
    る搬送気体導入手段と、あらかじめ設定され、所定の精
    錬時間内における精錬材料の吹き込み量の経時変化を設
    定する複数の精錬材料吹き込みパターンより選択された
    吹き込みパターンに従って前記粉体切り出し手段の動作
    を制御する制御手段とにて構成され、前記熔融金属収容
    容器内の熔融金属にそれぞれの精錬操業時間及び選択し
    た吹き込みパターン応じて各精錬材料の混合割合を変化
    する混合粉体を吹き込むようにしたことを特徴とする粉
    体の混合・搬送装置。
  11. (11)溶銑予備処理に用いるそれぞれに異なる精錬材
    料の粉体を収容した複数のリザーバタンクと、前記リザ
    ーバタンクに加圧気体を導入してリザーバタンク内を所
    定圧力に加圧するタンク加圧手段と、リザーバタンク内
    の圧力を検出しタンク圧力を示す第一のセンサ信号を発
    生する第一のセンサと、各リザーバタンクより供給され
    る粉体を混合して混合粉体を形成する合流管と、該合流
    管内の圧力を検出して合流管圧力を示す第二のセンサ信
    号を発生する第二のセンサと、前記リザーバタンクと合
    流管間を接続する粉体搬送通路と、溶銑を収容したトピ
    ードカーと、該トピードカー内の溶銑内に挿入された粉
    体吹き込みランスと、該ランスに付与される背圧を検出
    し、該背圧を示す第三のセンサ信号を発生する第三のセ
    ンサと、前記ランスを前記合流管に接続する供給管と、
    各リザーバタンクとこれに対応する搬送通路間に介在し
    、所定量の粉体をリザーバタンクより切り出す粉体切り
    出し手段と、前記搬送通路に前記粉体を搬送するための
    加圧気体を導入する搬送気体導入手段と、前記第一、第
    二及び第三のセンサ信号値をそれぞれに関して設定する
    基準値と比較して、各部の圧力がそれぞれに設定する圧
    力に保持するように前記タンク加圧手段及び前記搬送気
    体導入手段を制御するとともに、あらかじめ設定され、
    所定の精錬時間内における精錬材料の吹き込み量の経時
    変化を設定する複数の精錬材料吹き込みパターンより選
    択された吹き込みパターンに従って前記粉体切り出し手
    段の動作を制御する制御手段とにて構成され、前記トピ
    ードカー内の溶銑にそれぞれの精錬操業時間及び選択し
    た吹き込みパターン応じて各精錬材料の混合割合を変化
    する混合粉体を吹き込み脱珪、脱燐及び脱硫の少なくと
    も二つを一回の精錬作業にて行うようにしたことを特徴
    とする溶銑予備処理のための粉体の混合・搬送装置。
JP62100755A 1986-04-23 1987-04-23 粉体の混合・搬送方法及びその装置 Expired - Lifetime JP2569324B2 (ja)

Applications Claiming Priority (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9356786 1986-04-23
JP61-93567 1986-04-28
JP9883486 1986-04-28
JP61-98834 1986-04-28

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6345332A true JPS6345332A (ja) 1988-02-26
JP2569324B2 JP2569324B2 (ja) 1997-01-08

Family

ID=26434898

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP62100755A Expired - Lifetime JP2569324B2 (ja) 1986-04-23 1987-04-23 粉体の混合・搬送方法及びその装置

Country Status (7)

Country Link
EP (1) EP0243269B1 (ja)
JP (1) JP2569324B2 (ja)
KR (1) KR960003189B1 (ja)
CN (1) CN1010222B (ja)
AU (1) AU604015B2 (ja)
BR (1) BR8701941A (ja)
DE (1) DE3787193T2 (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02152819A (ja) * 1988-07-23 1990-06-12 Kawasaki Steel Corp 粉体の混合・搬送における閉塞検知方法
JPH03120306A (ja) * 1989-09-29 1991-05-22 Kawasaki Steel Corp 粉粒体吹込量変更時の圧力制御方法
JPH0579939A (ja) * 1991-09-20 1993-03-30 Yokogawa Electric Corp ランス詰まり検出装置
JP2017082308A (ja) * 2015-10-30 2017-05-18 Jfeスチール株式会社 溶銑の予備処理方法

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH674096A5 (ja) * 1988-01-19 1990-04-30 Lonza Ag
US4844190A (en) * 1988-05-03 1989-07-04 Ishida Scales Manufacturing Company, Ltd. Combinational weigher for multiple operations
JP2737575B2 (ja) * 1992-10-01 1998-04-08 株式会社タツノ・メカトロニクス 給液装置
CN102270003B (zh) 2010-06-03 2016-06-15 通用电气公司 控制输送固体燃料的干法进料系统的控制系统及控制方法
KR101254668B1 (ko) * 2012-09-07 2013-04-15 (주) 화승소재 카본 마스터배치 제조시스템, 그 카본 마스터배치 제조시스템의 친환경 정량 플러그식 원료 이송시스템 및 원료 이송방법
CN105151797B (zh) * 2015-08-28 2017-06-27 西安交通大学 一种多物料同步混合与连续微量给粉装置
CN108059134A (zh) * 2017-12-07 2018-05-22 四川义结科技有限责任公司 一种氢热等离子体法制备高纯纳米氮化铝的方法

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB808293A (en) * 1956-05-29 1959-02-04 Int Meehanite Metal Co Improvements in or relating to devices for feeding powdered or granular materials to baths of molten metal
AU494431B2 (en) * 1976-06-21 1976-08-26 Pennsylvania Engineering Corp. Conversion of pig iron to steel
DE2943396A1 (de) * 1979-10-26 1981-05-14 Krupp Polysius Ag, 4720 Beckum Anlage zur foerderung von feinkoernigem gut
US4277279A (en) * 1980-03-24 1981-07-07 Jones & Laughlin Steel Corporation Method and apparatus for dispensing a fluidized stream of particulate material
JPS5993813A (ja) * 1982-11-18 1984-05-30 Nippon Steel Corp 溶銑の脱珪脱硫連続処理法
JPS59115981A (ja) * 1982-12-22 1984-07-04 川崎製鉄株式会社 精錬炉等への粉粒体吹込み方法およびその装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02152819A (ja) * 1988-07-23 1990-06-12 Kawasaki Steel Corp 粉体の混合・搬送における閉塞検知方法
JPH03120306A (ja) * 1989-09-29 1991-05-22 Kawasaki Steel Corp 粉粒体吹込量変更時の圧力制御方法
JPH0579939A (ja) * 1991-09-20 1993-03-30 Yokogawa Electric Corp ランス詰まり検出装置
JP2017082308A (ja) * 2015-10-30 2017-05-18 Jfeスチール株式会社 溶銑の予備処理方法

Also Published As

Publication number Publication date
EP0243269A3 (en) 1989-04-26
AU7186787A (en) 1987-10-29
EP0243269B1 (en) 1993-09-01
CN1010222B (zh) 1990-10-31
KR870010372A (ko) 1987-11-30
CN87103098A (zh) 1987-11-11
BR8701941A (pt) 1988-02-02
DE3787193T2 (de) 1994-02-03
DE3787193D1 (de) 1993-10-07
AU604015B2 (en) 1990-12-06
EP0243269A2 (en) 1987-10-28
KR960003189B1 (ko) 1996-03-06
JP2569324B2 (ja) 1997-01-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6345332A (ja) 粉体の混合・搬送方法及びその装置
US4835701A (en) Post-mix method and system for supply of powderized materials
CN103380072B (zh) 粉体供给装置和粉体供给方法
JPS6317650Y2 (ja)
CN109607235B (zh) 一种带自循环的煤粉进料系统
EP0116764B1 (en) Apparatus for blowing powdery refining agent into refining vessel
EP2702179B1 (en) Gas and particulate delivery system and method for metallurgical vessel
JPH09208050A (ja) 粉粒体吹込制御装置
JP2007254788A (ja) 粉体吹き込み装置およびその制御方法
JPH0662216B2 (ja) 粉体の混合・搬送における閉塞検知方法
TW202129445A (zh) 用於批量生產耐火組成物並連續施加耐火組成物至表面的方法及設備
JPH0210111Y2 (ja)
SU1440828A1 (ru) Устройство дл пневматической подачи порошкообразного материала
JPS5823301B2 (ja) 粉体供給方法およびその装置
US4414025A (en) Process for addition of silicon to iron
JPH04365725A (ja) 粉体供給装置
SU749908A1 (ru) Установка дл продувки металла порошками
EP2297366B1 (en) Dual outlet injection system
SU687134A1 (ru) Способ подачи порошкообразных материалов в сталеплавильную печь и устройство дл его осуществлени
JP2003253666A (ja) 粉体噴射攪拌工の粉体輸送方法
JPS60162712A (ja) 溶銑中への粉体吹込み法
JPS62230927A (ja) 反応容器への粉粒体吹込制御方法
SU1440338A3 (ru) Пневматическое загрузочное устройство дл подачи пульверизированного и гранулированного материала в металлические расплавы
RU1786100C (ru) Установка дл ввода порошкообразных материалов в струе несущего газа в жидкий металл
SU785366A1 (ru) Способ управлени процессом дефосфорации металлов при продувке порошками

Legal Events

Date Code Title Description
R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20071024

Year of fee payment: 11