JPS6343370Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPS6343370Y2
JPS6343370Y2 JP1981065962U JP6596281U JPS6343370Y2 JP S6343370 Y2 JPS6343370 Y2 JP S6343370Y2 JP 1981065962 U JP1981065962 U JP 1981065962U JP 6596281 U JP6596281 U JP 6596281U JP S6343370 Y2 JPS6343370 Y2 JP S6343370Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
valve body
temperature
cooler
passage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1981065962U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57178106U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1981065962U priority Critical patent/JPS6343370Y2/ja
Publication of JPS57178106U publication Critical patent/JPS57178106U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS6343370Y2 publication Critical patent/JPS6343370Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Temperature-Responsive Valves (AREA)
  • Safety Valves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本案はエンジンの潤滑油還流装置に関するもの
である。
エンジンの暖機向上のためにオイルポンプから
の潤滑油を低温時にはオイルクーラをバイパスさ
せ、高温時にはオイルクーラを通過させるように
した感温式制御弁を備えた潤滑油還流装置が採用
されている。ところが従来の感温式制御弁では、
オイルクーラへ連結するメインポートの開口断面
が第2図に示すごとく、ほゞ四角形(矩形)を成
していたので、開口すると直ちに多量の油がオイ
ルクーラに導びかれるようになつていた。そのた
め、第5図に特性曲線Aで示すように油温が極端
に低下し、感温式制御弁が再び閉じるという動
作、即ちハンチング現象が生じ、これが制御弁の
切換温度付近で続くことにより油温は安定せず、
エンジンの耐久性が問題となつていた。
本考案は、前記問題に着目して成されたもので
あり、潤滑油温度の変化によりメインポートが開
閉する際に、オイルクーラに流れる潤滑油量が
徐々に変化し急激な温度変化をしない潤滑油感温
式制御弁を提供することを目的としている。
以上の目的を達成するための本考案のエンジン
の潤滑油感温式制御弁の構成は、オイルクーラの
上流側油通路に介装するシリンダ状弁本体の側面
に、前記クーラに通じる幅広の開口間口を有する
メインポートと、その下流側に該クーラをバイパ
スさせるバイパスポートとを開口させ、前記シリ
ンダに嵌装されて前記開口を切り換えるピストン
状弁体は、軸方向に貫通する開口と、該弁体の上
流側端部周面にスリツトとを有し、且つ前記油通
路に油温を感知して前記弁体を駆動する感温エレ
メントを設けたことを特徴とするものである。
前記幅広の開口間口を有するメインポートは、
ピストン状弁体の僅かな移動で大量の潤滑油をオ
イルクーラに供給することができ、しかもかかる
開弁が行われる以前に、前記スリツトから潤滑油
をオイククーラに流して予冷するので、実際にメ
インポートが開弁した場合の急激な油温の低下を
回避して、開弁の際のハンチング動作を防止す
る。
1はエンジンのシリンダボデー内に形成された
油通路で、その入口路11はオイルポンプ2を介
してオイルパン3に連結されている。その出口側
は仕切壁12によつてバイパス路13とメイン通
路14とに分岐され、バイパス路13はオイルク
ーラ6をバイパスしてオイルフイルタ4、オイル
ギヤラリ5、オイルパン3に連結する。一方メイ
ン通路14はオイルクーラ6を介してからオイル
フイルタ4、オイルギヤラリ5に連結している。
また、7は油通路1内に配設された本実施例の
感温式制御弁で、シリンダから成る本体71の前
方中央部には感温エレメント(以下エレメントと
いう)72がねじ結合され、そのエレメント72
の作動に伴つて前後方向に変移する作動ロツド7
3には、本体71の内側に摺動自在に嵌挿された
カツプ状の弁体74の底部74aが連結されてい
る。
また、本体71には、バイパス路13とメイン
通路14とに夫々連結するバイパスポート75と
メインポート76が形成され、ピストン状の弁体
74によつて選択的に開放されるように成つてい
る。
更に、制御弁7の底部74aの外周面にメイン
ポート76への油流に絞りを与える一個又は複数
のスリツト74sを設けるようにしたものであ
る。
尚、71a及び74cは本体71及び弁体74
の底部74aに夫々設けられた油導入用の開口で
ある。
また、16は弁体74の戻しばねであり、17
はばね16のシートを兼ねた弁体71のキヤツプ
である。
以上のように構成された本考案によるエンジン
の潤滑油装置では、油温が低温時にはエレメント
72及び作動ロツド73が作動せず、弁体74が
バイパスポート75を開口し、メイン通路76を
閉鎖する状態にあるので、オイルポンプ2から圧
送された潤滑油は油通路1内を通り開口71a及
び74c、バイパスポート75、バイパス路13
を経てオイルクーラ6をバイパスしてオイルフイ
ルタ4、オイルギヤラリ5に導びかれ、各潤滑部
に供給される、 従つて、油がオイルクーラ6に入り冷却水の熱
を奪うことが防止されるから、エンジンの暖機は
促進される。
次に、油温が高温に達するとエレメント72及
び作動ロツド73が作動し、弁体74をばね16
に抗して図で左方に押圧するから、弁体74はバ
イパスポート75を閉鎖し、先ずスリツト74s
がメインポート76と連通し、そのスリツト74
sから油が流れるのみなので、油の高温時初期時
の急激な流れ込みが抑止されるため、その特性曲
線は第5図のBのようになり、ハンチング現象が
抑止される。
以上説明したように本考案のエンジンの潤滑油
感温式制御弁は、オイルクーラの上流側油通路に
介装するシリンダ状弁本体の側面に、前記クーラ
に通じる幅広の開口間口を有するメインポート
と、その下流側に該クーラをバイパスさせるバイ
パスポートとを開口させ、前記シリンダに嵌装さ
れて前記開口を切り換えるピストン状弁体は、軸
方向に貫通する開口と、該弁体の上流側端部周面
にスリツトとを有し、且つ前記油通路に油温を感
知して前記弁体を駆動する感温エレメントを設け
る構成としたので以下の効果を得ることができ
る。
即ちエンジンの始動後、潤滑油の油温が上昇し
てオイルクーラを始動させる際に、迅速に冷却動
作を開始することができ、しかも油温の上昇に伴
い開弁する以前から前記スリツトを通じて潤滑油
がオイルクーラに流入して該クーラが作動を開始
するので、開弁により油温が急下降して再びメイ
ンポートが閉じる、いわゆるハンチング動作を回
避して安定した暖機を行うことができ、エンジン
の耐久性、信頼性を向上させることのできるエン
ジンの潤滑油感温式制御弁を提供することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本案実施例を示す要部縦断系統図、第
2図は従来装置のメインポートの開口断面を示す
概略図、第3図は本案実施例の弁体を示す側面
図、第4図は同実施例の弁体の正面図、第5図は
時間に対する油温の関係を示す特性曲線図であ
る。 1……油通路、2……オイルポンプ、3……オ
イルパン、4……オイルフイルタ、5……オイル
ギヤラリ、6……オイルクーラ、7……感温式制
御弁、13……バイパス路、14……メイン通
路、71……本体(シリンダ)、72……感温エ
レメント、74……弁体、74s……スリツト、
75……バイパスポート、76……メインポー
ト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. オイルクーラの上流側油通路に介装するシリン
    ダ状弁本体の側面に、前記クーラに通じる幅広の
    開口間口を有するメインポートと、その下流側に
    該クーラをバイパスさせるバイパスポートとを開
    口させ、前記シリンダに嵌装されて前記開口を切
    り換えるピストン状弁体は、軸方向に貫通する開
    口と、該弁体の上流側端部周面にスリツトとを有
    し、且つ前記油通路に油温を感知して前記弁体を
    駆動する感温エレメントを設けたエンジンの潤滑
    油感温式制御弁。
JP1981065962U 1981-05-07 1981-05-07 Expired JPS6343370Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981065962U JPS6343370Y2 (ja) 1981-05-07 1981-05-07

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1981065962U JPS6343370Y2 (ja) 1981-05-07 1981-05-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57178106U JPS57178106U (ja) 1982-11-11
JPS6343370Y2 true JPS6343370Y2 (ja) 1988-11-11

Family

ID=29861990

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1981065962U Expired JPS6343370Y2 (ja) 1981-05-07 1981-05-07

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6343370Y2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS611610U (ja) * 1984-06-11 1986-01-08 日産ディーゼル工業株式会社 水冷エンジンの潤滑油回路
JP2013213462A (ja) * 2012-04-03 2013-10-17 Yamada Seisakusho Co Ltd リリーフバルブ
JP6459125B2 (ja) * 2015-01-19 2019-01-30 三菱重工エンジニアリング株式会社 安全弁、圧縮機、タンク、ブレーキ制御装置、ブレーキシステム及び車両
CN107314150B (zh) 2016-04-26 2019-09-17 浙江三花汽车零部件有限公司 调温阀
JP7171453B2 (ja) * 2019-01-18 2022-11-15 株式会社ティラド サーモバルブ一体型のオイルクーラまたはオイルウォーマ

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5744263B2 (ja) * 1975-07-14 1982-09-20

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5744263U (ja) * 1980-08-28 1982-03-11

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5744263B2 (ja) * 1975-07-14 1982-09-20

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57178106U (ja) 1982-11-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4748941A (en) Cooling system for an engine
US4288031A (en) Thermostatic control valve
US4512300A (en) Oil temperature control system for internal combustion engine
JPS636739B2 (ja)
US4393851A (en) Diesel fuel temperature controlling apparatus
JPH0768897B2 (ja) エンジンの冷却装置
JPS6343370Y2 (ja)
KR950006422A (ko) 내연기관용 온도 제어 시스템
JPS63104209U (ja)
JPS63246463A (ja) 燃料調整器
US3946943A (en) Cooling system of an internal combustion engine incorporating a by-pass flow control system
US2968292A (en) Marine engine cooling systems
JP4109788B2 (ja) スロットルボディにおけるバイパス路制御装置
JPS6030403Y2 (ja) エンジンの潤滑油還流装置
JPS6032330Y2 (ja) エンジンの滑潤油還流装置
JP2559230Y2 (ja) エンジン冷却装置
JPH0893430A (ja) 内燃機関の潤滑システム
JPH01165335U (ja)
JPS6211287Y2 (ja)
JPS6224743Y2 (ja)
JPH0248692Y2 (ja)
JPH0618017Y2 (ja) エンジンの潤滑油圧調整装置
JPH0330584Y2 (ja)
JPS6124656Y2 (ja)
JPS6240084Y2 (ja)