JP7171453B2 - サーモバルブ一体型のオイルクーラまたはオイルウォーマ - Google Patents
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Description
そこで、コンパクト化のため、サーモバルブ51のハウジング5a1の長さL0を縮小すると、漏れ溝6a1とトッププレート31の出入口3b1との距離が短くなり、冷却水41がサーモエレメント71の外周全体に供給されることなく、直接出入口3b1に流入し、サーモバルブ51の開閉動作を制御することができない欠点が生じる。
さらには、サーモバルブ51のハウジング5a1の外周が円筒に形成されているので、それに内装されるリテーナ61はハウジング5a1内で任意の方向に回転してしまい、リテーナ61の漏れ溝6a1の方向を特定できない欠点があった。
そこで、本発明はサーモバルブ51のコンパクト化を図ると共に、内装されたリテーナ61の漏れ溝6a1の方向を最適な位置に固定することを課題とする。
コア2の端部に配置されて取付座3aが外面側に突設されたトッププレート3と、
トッププレート3の取付座3aの頂部に着座されて、前記トッププレート3の出入口3bに流入する冷却水4の流通を制御するサーモバルブ5と、を有し、
サーモバルブ5は、その外周に形成されたハウジング5aと、ハウジング5aに内装されたリテーナ6と、リテーナ6に対向するピストン7aを介してその軸線s方向に移動し、内部に感温体が封入されたサーモエレメント7と、サーモエレメント7を前記リテーナ6方向に付勢するスプリング8と、を具備し、
前記リテーナ6は、サーモエレメント7の外周に冷却水4を供給する漏れ溝6aを有し、漏れ溝6aからの冷却水4の温度に応じて、サーモエレメント7に内封の感温体を膨張させるサーモバルブ一体型のオイルクーラまたはオイルウォーマにおいて、
円筒状に形成された前記ハウジング5aの外周の一部に、前記軸線sに平行な平坦面5bが形成され、その平坦面5bに、前記トッププレート3の出入口3bに少なくとも一部が整合する冷却水の開口5cが形成され、前記取付座3aが前記平坦面5bに整合する平面3cに形成され、
前記リテーナ6の前記軸線sに直交する横断面が、前記ハウジング5aの横断面に整合し、
前記リテーナ6に、前記軸線sの回りで、前記平坦面5b以外の位置に前記漏れ溝6aが形成されたことを特徴とするサーモバルブ一体型のオイルクーラまたはオイルウォーマである。
その第1突起部9に対して前記軸線s回りに離間し、前記リテーナ6の外周面に突設されて、リナーナ6がハウジング5aに挿入される途中では接触せず、ハウジング5aの端部で接触する第2突起部10と、を具備する請求項1または請求項2に記載のサーモバルブ一体型のオイルクーラまたはオイルウォーマである。
このように、ハウジング5aとリテーナ6との各横断面を整合させて、リテーナ6の回り止めを行いつつ、リテーナ6の漏れ溝6aを軸線の回りで平坦面5b以外の位置に配置することにより、漏れ溝6aとトッププレート3の出入口3bとの距離が十分に確保されるので、漏れ溝6aから流出する冷却水4をサーモエレメント7の外周に確実に導き、サーモバルブ5の開閉動作の制御を容易に行える。また、漏れ溝6aの位置を上記のようにしたので、ハウジング5aの軸方向の長さを縮小しても、漏れ溝6aから流出する冷却水4をサーモエレメント7の外周に確実に導くことができる。そして、サーモバルブ5全体のコンパクト化を図ることができる。
実験によれば、コンパクト化のため、従来のハウジング5a1の長さを縮小し且つ、漏れ溝6a1の位置を開口5c1に向けると、漏れ溝6a1から流出する冷却水41は、直接開口から流出し、サーモエレメント71の外周全体に供給されないので、サーモバルブ51の開閉動作の制御ができない。しかし、本発明によれば、その漏れ溝6aの位置を平坦面5b以外の位置にしているので、その制御を容易に行える。
実験によれば、その漏れ溝6aの位置を、上部(平坦面5bから180度離れた位置)にすると、漏れ溝6aから流出する冷却水4は、ハウジング5aの上部とサーモエレメント7との間隙をとおってサーモエレメント7の背部に回り込み、ハウジング5aの下部から流出するので、冷却水4はサーモエレメント7の背部にしか触れない。
ところが、その漏れ溝6aの位置を、横部位(平坦面5bから45~135度離れた位置、より好ましくは90度離れた位置)にすると、漏れ溝6aから流出する冷却水4は、ハウジング5aとサーモエレメント7との間隙をとおってサーモエレメント7の外周を横方向に循環した後に、ハウジング5aの下部から流出するので、冷却水4はサーモエレメント7の外周全体に万遍なく行きわたる。
この実施例では、エンジン冷却水により高温のオイルを冷却する場合と、低温のオイルを温める場合とのいずれにも適応できるオイルクーラまたはオイルウォーマとなるものである。
この実施例では、図2に示す如く、トッププレート3とサーモバルブ5とを有する。
トッププレート3は、図1(B)に示す如く、コア2の頂部に配置される。そして、トッププレート3には、図2に示す如く、その外面側に取付座3aが形成され、その頂部に平面3cが設けられている。それと共に、平面3cに方形の出入口3bが形成されると共に、その孔縁に一対の爪部3dが突設されている。
サーモエレメント7は、図1において右端部にフランジ部が突設され、そこにスプリング8の一端が当接し、その他端がスプリング受け11の凹陥部に着座する。
エンジンの始動時において、冷却水4が比較的低温の場合には、図1においてハウジング5a内に流入した冷却水4は、リテーナ6の漏れ溝6aからサーモエレメント7の外周に供給される。冷却水4が低温であると内部の感温体が膨張せず、サーモエレメント7のピストン7aは図1(A)の状態にある。
次いで、エンジンが温まり冷却水4が加温されると、リテーナ6の漏れ溝6aから流入した冷却水4は、サーモエレメント7の外周に隈なく供給され、内部の図示しない感温体を膨張させる。それにより、図1(B)に示す如く、サーモエレメント7に設けられたピストン7aを伸長して、サーモエレメント7はスプリング8に抗して左方に移動する。それにより、サーモエレメント7とトッププレート3との隙間が広がり、冷却水4はトッププレート3の出入口3bからコア2に供給される。
即ち、オイルが高温の場合にはそれを冷却水4により冷却し、低温の場合には冷却水4によって加温するものである。
本発明は、図2に示す如く、ハウジング5aの平坦面5bがトッププレート3の取付座3aの平面3cに整合する。それと共に、図4においてリテーナ6の外周に一対の第2突起部10と一対の第1突起部9が突設され且つ、同図においてリテーナ6の下面がハウジング5aの平坦面5bに整合する。
さらには、リテーナ6の漏れ溝6aが図3において平坦面5bに対して軸線sの回りに90度の位置に形成されている。
なお、リテーナ6を挿入する際には、図5においてリテーナ6は平坦面5bに接触することなく挿入され、それがトッププレート3の爪部3dに接触することなく先端側に移動し、次いで、リテーナ6がハウジング5aの先端部に着座される。そのとき、リテーナ6の平坦な下端面がハウジング5aの平坦面5bに整合する。それにより、リテーナ6はハウジング5aに着座され、その漏れ溝6aが軸線sの回りに90度の位置に特定される。
即ち、本発明の前記構成により、ハウジング5aの長さL1を従来の長さL0よりも縮小することができる。そして、図1においてサーモエレメント7の後端とスプリング受け11の先端との長さA1を、従来の長さA0よりも短くできる。
2 コア
3 トッププレート
31 トッププレート
3a 取付座
3a1 取付座
3b 出入口
3b1 出入口
3b2 湾曲面
3c 平面
3d 爪部
3d1 爪部
4 冷却水
41 冷却水
51 サーモバルブ
5a ハウジング
5a1 ハウジング
5b 平坦面
5c 開口
5c1 開口
6 リテーナ
61 リテーナ
6a 漏れ溝
6a1 漏れ溝
6b ピストン座
6b1 ピストン座
6c 腕部
6c1 腕部
71 サーモエレメント
7a ピストン
7a1 ピストン
8 スプリング
81 スプリング
9 第1突起部
10 第2突起部
11 スプリング受け
111 スプリング受け
12 Oリング
121 Oリング
13 取付バネ
131 取付バネ
14 オイル出入口
15 冷却水出口
L0 長さ
L1 長さ
A0 長さ
A1 長さ
Claims (3)
- 複数のプレート(1)の積層体からなるコア(2)と、
コア(2)の端部に配置されて取付座(3a)が外面側に突設されたトッププレート(3)と、
トッププレート(3)の取付座(3a)の頂部に着座されて、前記トッププレート(3)の出入口(3b)に流入する冷却水(4)の流通を制御するサーモバルブ(5)と、を有し、
サーモバルブ(5)は、その外周に形成されたハウジング(5a)と、ハウジング(5a)に内装されたリテーナ(6)と、リテーナ(6)に対向するピストン(7a)を介してその軸線(s)方向に移動し、内部に感温体が封入されたサーモエレメント(7)と、サーモエレメント(7)を前記リテーナ(6)方向に付勢するスプリング(8)と、を具備し、
前記リテーナ(6)は、サーモエレメント(7)の外周に冷却水(4)を供給する漏れ溝(6a)を有し、漏れ溝(6a)からの冷却水(4)の温度に応じて、サーモエレメント(7)に内封の感温体を膨張させるサーモバルブ一体型のオイルクーラまたはオイルウォーマにおいて、
円筒状に形成された前記ハウジング(5a)の外周の一部に、前記軸線(s)に平行な平坦面(5b)が形成され、その平坦面(5b)に、前記トッププレート(3)の出入口(3b)に少なくとも一部が整合する冷却水の開口(5c)が形成され、前記取付座(3a)が前記平坦面(5b)に整合する平面(3c)に形成され、
前記リテーナ(6)の前記軸線(s)に直交する横断面が、前記ハウジング(5a)の横断面に整合し、
前記リテーナ(6)に、前記軸線(s)の回りで、前記平坦面(5b)以外の位置に前記漏れ溝(6a)が形成されたことを特徴とするサーモバルブ一体型のオイルクーラまたはオイルウォーマ。 - 前記漏れ溝(6a)が前記軸線(s)の回りで、前記平坦面(5b)から45度より大きく135度より小さい範囲に離間して配置された請求項1に記載のサーモバルブ一体型のオイルクーラまたはオイルウォーマ。
- 前記リテーナ(6)の外周面の半径方向外方に突設されて、リテーナ(6)をハウジング(5a)に挿入する際に接触または案内する第1突起部(9)と、
その第1突起部(9)に対して前記軸線(s)回りに離間し、前記リテーナ(6)の外周面に突設されて、リナーナ(6)がハウジング(5a)に挿入される途中では接触せず、ハウジング(5a)の端部で接触する第2突起部(10)と、を具備する請求項1または請求項2に記載のサーモバルブ一体型のオイルクーラまたはオイルウォーマ。
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