JPS6343062B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS6343062B2 JPS6343062B2 JP56011955A JP1195581A JPS6343062B2 JP S6343062 B2 JPS6343062 B2 JP S6343062B2 JP 56011955 A JP56011955 A JP 56011955A JP 1195581 A JP1195581 A JP 1195581A JP S6343062 B2 JPS6343062 B2 JP S6343062B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rod
- thread
- layer
- elastic layer
- thermosetting resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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Landscapes
- Fishing Rods (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は竿杆外周面に合成樹脂製のモノフイラ
メント糸を捲着した釣竿の製造方法に関する。
メント糸を捲着した釣竿の製造方法に関する。
従来、釣竿の握り部や導糸環又はリールシート
を竿杆に固定するために撚り糸である綿糸や化繊
糸等を捲回して糸止めをした後、外周に熱硬化性
樹脂溶液を塗布硬化して外側に肉盛樹脂層を形成
し、堅牢に固定することによつて捲回糸の緩み防
止やコンクリート又は岩等の衝接に対して捲回糸
の損傷を防止していた。
を竿杆に固定するために撚り糸である綿糸や化繊
糸等を捲回して糸止めをした後、外周に熱硬化性
樹脂溶液を塗布硬化して外側に肉盛樹脂層を形成
し、堅牢に固定することによつて捲回糸の緩み防
止やコンクリート又は岩等の衝接に対して捲回糸
の損傷を防止していた。
しかしながら、該捲回糸が撚り糸であるため表
面に塗布した熱硬化性樹脂を吸収硬化するので内
外層ともに硬直し過ぎて釣竿が撓む際に竿杆と前
記捲回糸の部分とにおいて弾力性の差が大きく生
じ、釣竿全体として円滑な撓み曲線が得られず、
魚信が感知し難くなると共に撚り糸自体に柔軟性
がないので度び重なる撓みのために捲回糸の緩み
や糸切れが生じ剥離を起こすことによつて固定部
材の緩みや脱落等の原因にもなつていた。
面に塗布した熱硬化性樹脂を吸収硬化するので内
外層ともに硬直し過ぎて釣竿が撓む際に竿杆と前
記捲回糸の部分とにおいて弾力性の差が大きく生
じ、釣竿全体として円滑な撓み曲線が得られず、
魚信が感知し難くなると共に撚り糸自体に柔軟性
がないので度び重なる撓みのために捲回糸の緩み
や糸切れが生じ剥離を起こすことによつて固定部
材の緩みや脱落等の原因にもなつていた。
本発明はこれらの欠点を改善し、堅牢なる糸止
めをすると共に良好なる釣竿調子を得るために、
従来の撚り糸に代えてポリアミド製モノフイラメ
ント糸を固定部材の捲回糸として使用し、その場
合におけるモノフイラメント糸と塗布樹脂層の固
着を強固した釣竿の製造方法であつて、常法によ
り成型した繊維補強樹脂製中空竿杆の外周面上に
部品捲着又は補強装飾用のモノフイラメント糸を
捲回し、その外周に希釈した熱可塑性樹脂溶液を
塗布乾燥後その外周面を研磨して粗面となし、更
にその上に熱硬化性樹脂液を塗布乾燥し、内層に
前記モノフイラメント糸からなる強弾性層をその
外層に前記熱硬化性樹脂からなる弱弾性層を形成
したことを要旨とするものである。
めをすると共に良好なる釣竿調子を得るために、
従来の撚り糸に代えてポリアミド製モノフイラメ
ント糸を固定部材の捲回糸として使用し、その場
合におけるモノフイラメント糸と塗布樹脂層の固
着を強固した釣竿の製造方法であつて、常法によ
り成型した繊維補強樹脂製中空竿杆の外周面上に
部品捲着又は補強装飾用のモノフイラメント糸を
捲回し、その外周に希釈した熱可塑性樹脂溶液を
塗布乾燥後その外周面を研磨して粗面となし、更
にその上に熱硬化性樹脂液を塗布乾燥し、内層に
前記モノフイラメント糸からなる強弾性層をその
外層に前記熱硬化性樹脂からなる弱弾性層を形成
したことを要旨とするものである。
次に本発明製造方法の実施例を図面を用いて説
明する。
明する。
常法により芯金（図示せず）に樹脂含浸繊維補
強シート（図示せず）を捲回硬化後芯金を引抜き
成型した繊維補強樹脂製中空竿杆１の外周面上に
載置した導糸環２等の部品捲着又は竿杆１の補強
兼装飾用としてポリアミド製0.25mm径の透明なモ
ノフイラメント糸３を密着捲回し、その外周にポ
リウレタン等の熱可塑性樹脂を主成分としてシン
ナーで希釈した糸止メ用樹脂溶液を刷毛塗りし２
乃至2.5時間自然乾燥して糸止メ用樹脂層４を形
成した後モノフイラメント糸３の外周面を耐水ペ
ーパー、又はサンドペーパーで研磨し、該モノフ
イラメント糸３の表面を粗面５となし、更にその
上に主剤と硬化剤を混合した熱硬化性エポキシ樹
脂液を0.5〜0.8mm厚に塗布し75〜80℃の炉中で15
〜30分間加熱乾燥して熱硬化性樹脂層６を形成す
ることによつて、内層に密着捲回したモノフイラ
メント糸３からなる強弾性層Ａを、その外層に熱
硬化性樹脂層６からなる弱弾性層Ｂを形成する。
強シート（図示せず）を捲回硬化後芯金を引抜き
成型した繊維補強樹脂製中空竿杆１の外周面上に
載置した導糸環２等の部品捲着又は竿杆１の補強
兼装飾用としてポリアミド製0.25mm径の透明なモ
ノフイラメント糸３を密着捲回し、その外周にポ
リウレタン等の熱可塑性樹脂を主成分としてシン
ナーで希釈した糸止メ用樹脂溶液を刷毛塗りし２
乃至2.5時間自然乾燥して糸止メ用樹脂層４を形
成した後モノフイラメント糸３の外周面を耐水ペ
ーパー、又はサンドペーパーで研磨し、該モノフ
イラメント糸３の表面を粗面５となし、更にその
上に主剤と硬化剤を混合した熱硬化性エポキシ樹
脂液を0.5〜0.8mm厚に塗布し75〜80℃の炉中で15
〜30分間加熱乾燥して熱硬化性樹脂層６を形成す
ることによつて、内層に密着捲回したモノフイラ
メント糸３からなる強弾性層Ａを、その外層に熱
硬化性樹脂層６からなる弱弾性層Ｂを形成する。
本発明製造方法は上記の如く外層に張力と緊締
力は弱いが激しい引かきや摩耗及び打ち傷に耐え
る熱硬化性樹脂からなる弱弾性層を被覆したので
岩やコンクリート等に衝接しても捲回糸を損傷す
ることなく充分保護すると共に内層には伸縮性が
有る上に強い緊締力を有するモノフイラメント糸
を密着捲回した強弾性層Ａを形成したので、釣竿
が撓む際には前記内外層の特性が相乗することに
より釣竿の円滑な撓みを阻害することがないので
魚信を釣人の握り手に鋭敏に伝達する良好な竿調
子が得られる。
力は弱いが激しい引かきや摩耗及び打ち傷に耐え
る熱硬化性樹脂からなる弱弾性層を被覆したので
岩やコンクリート等に衝接しても捲回糸を損傷す
ることなく充分保護すると共に内層には伸縮性が
有る上に強い緊締力を有するモノフイラメント糸
を密着捲回した強弾性層Ａを形成したので、釣竿
が撓む際には前記内外層の特性が相乗することに
より釣竿の円滑な撓みを阻害することがないので
魚信を釣人の握り手に鋭敏に伝達する良好な竿調
子が得られる。
さらにモノフイラメント糸の表面を粗面にした
ことにより熱硬化性樹脂層との密着力が一段と強
化され長期かつ激しい撓み動作に対しても内層と
外層が剥離せず且つ固定部材に緩みを生ずること
のない堅牢な捲回糸補強部を形成する。
ことにより熱硬化性樹脂層との密着力が一段と強
化され長期かつ激しい撓み動作に対しても内層と
外層が剥離せず且つ固定部材に緩みを生ずること
のない堅牢な捲回糸補強部を形成する。
又、透明なモノフイラメント糸を使用したので
竿杆の色調が表面に透出するので外観はあたかも
竿杆と同一体で形成された如くなり意匠的にも商
品価値を高めるのに効果的である等の優れた特徴
を有する。
竿杆の色調が表面に透出するので外観はあたかも
竿杆と同一体で形成された如くなり意匠的にも商
品価値を高めるのに効果的である等の優れた特徴
を有する。
第１図は本発明実施例の製造方法により成型し
た釣竿の一部切欠正面図、第第２図は竿杆に軟質
弾性層を形成した図、第３図は強弾性層の上に弱
弾性層を形成した図。 １…繊維補強樹脂製竿杆、３…モノフイラメン
ト糸、４…糸止メ用樹脂層、５…粗面、６…熱硬
化性樹脂層、Ａ…強弾性層、Ｂ…弱弾性層。
た釣竿の一部切欠正面図、第第２図は竿杆に軟質
弾性層を形成した図、第３図は強弾性層の上に弱
弾性層を形成した図。 １…繊維補強樹脂製竿杆、３…モノフイラメン
ト糸、４…糸止メ用樹脂層、５…粗面、６…熱硬
化性樹脂層、Ａ…強弾性層、Ｂ…弱弾性層。
Claims (1)
- １ 常法により成型した繊維補強樹脂製中空竿杆
の外周面上に部品捲着又は補強兼装飾用のモノフ
イラメント糸を捲回し、その外周に希釈した熱可
塑性樹脂溶液を塗布乾燥後、その外周面を研磨し
て粗面となし、更にその上に熱硬化性樹脂液を塗
布乾燥し、内層に前記モノフイラメント糸からな
る強弾性層を、その外層に前記熱硬化性樹脂から
なる弱弾性層を形成したことを特徴とする釣竿の
製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56011955A JPS57125630A (en) | 1981-01-29 | 1981-01-29 | Production of fishing rod |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56011955A JPS57125630A (en) | 1981-01-29 | 1981-01-29 | Production of fishing rod |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS57125630A JPS57125630A (en) | 1982-08-05 |
| JPS6343062B2 true JPS6343062B2 (ja) | 1988-08-26 |
Family
ID=11792037
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56011955A Granted JPS57125630A (en) | 1981-01-29 | 1981-01-29 | Production of fishing rod |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS57125630A (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR950030566A (ko) * | 1994-04-23 | 1995-11-24 | 조용선 | 단축다이얼번호 자동송출장치 |
| US6003263A (en) * | 1995-08-21 | 1999-12-21 | Zebco Division Of Brunswick Corporation | Fishing rod with marking indicative of species of fish for which rod is designed |
| JP2007326356A (ja) * | 2006-06-07 | 2007-12-20 | Tomooki Kametani | 長物の強度及び反発力の増加加工技術 |
-
1981
- 1981-01-29 JP JP56011955A patent/JPS57125630A/ja active Granted
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS57125630A (en) | 1982-08-05 |
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