JP2603114B2 - ゴルフシャフトの製造方法 - Google Patents

ゴルフシャフトの製造方法

Info

Publication number
JP2603114B2
JP2603114B2 JP63236576A JP23657688A JP2603114B2 JP 2603114 B2 JP2603114 B2 JP 2603114B2 JP 63236576 A JP63236576 A JP 63236576A JP 23657688 A JP23657688 A JP 23657688A JP 2603114 B2 JP2603114 B2 JP 2603114B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
knitted body
golf
golf shaft
fibers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP63236576A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0284973A (ja
Inventor
勇 根岸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Composites Inc
Original Assignee
Fujikura Rubber Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Rubber Ltd filed Critical Fujikura Rubber Ltd
Priority to JP63236576A priority Critical patent/JP2603114B2/ja
Publication of JPH0284973A publication Critical patent/JPH0284973A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2603114B2 publication Critical patent/JP2603114B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Golf Clubs (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 (発明の技術分野) 本発明はゴルフシャフトの製造方法、さらに詳細には
シャフト表面に線模様を設けたゴルフシャフトを容易に
製造する方法に関する。
(従来技術) ゴルフシャフトには、スチール製、カーボンシャフト
などのプラスチック製などのシャフトが一般的である
が、このようなシャフトは通常材質そのものの色彩を有
しており、種々の色彩あるいは模様を設けることはなか
った。すなわち、スチール製シャフトの場合には金属色
であり、またカーボンシャフトの場合は黒色であるとい
うようになっているのが一般的であった。
しかしながら、近年になって女性ゴルファーが増加し
てくるにつれて、種々の色彩のゴルフシャフトが開発さ
れ市販されるようになってきている。
このような材質そのものの色彩と異なる色彩のゴルフ
シャフトは、一般にプラスチック製のゴルフシャフトで
あって、前記シャフト表面に塗装を行なったり、シャフ
トを構成する樹脂に顔料を添加して着色するものであっ
た。
しかしながら、たとえば塗装によってシャフトに色彩
を設ける場合、長年の使用により塗装が剥離し、意匠的
に好ましくなくなったり、顔料を添加したシャフトにあ
ってはプラスチック層が脆くなったりする恐れがあっ
た。さらに、上述のような塗装あるいは顔料添加のよう
な着色方法にあっては、単純な着色以外行なうことが困
難であり、シャフトに模様を設けることは、実質的に不
可能であるという欠点があった。
(発明の目的) 本発明は上述の点に鑑みなされたものであり、線模様
を設けたゴルフシャフトを製造する方法を提供すること
を目的としている。
(発明の概要) 上記目的を達成するため、本発明によるゴルフシャフ
トの製造方法はプラスチック製シャフト本体に、シャフ
ト表面より視認可能な繊維束を筒状に編んだ編状体を被
せると共に、前記編状体上を、さらにガラス繊維を含む
プリプレグシートで覆い、前記プリプレグを硬化させ透
明層を設けることを特徴としている。
本発明によれば、繊維束を筒状に編んだ編状体をシャ
フト本体に被せ、さらに透明なガラス繊維強化樹脂層で
覆うため、前記編状体の模様が透明樹脂層を通して視認
できる。このためシャフト表面に網目模様が施されたシ
ャフトを容易に製造できるという利点を生じる。
(実施例) 第1図は典型的なプラスチック製ゴルフシャフトの一
実施例の一部斜視図であるが、この図より明らかなよう
に、ゴルフシャフトSはまず芯金1に補強繊維をバイア
ス状に配置したプリプレグシートを捲回して捩じり防止
層2とし、この捩じり防止層2にシャフトの軸方向に補
強繊維を引き揃えたプリプレグシートを捲回して剛性保
持層3を形成する。そして前述のプリプレグシートを熱
硬化せしめたのち、この剛性保持層3上にさらに表面層
(図示せず)を任意に設けて製造するものであった。
上述のような製造方法において、本発明によれば、第
2図に示すように、プリプレグの熱硬化前あるいは熱硬
化後のシャフト本体Sを筒状に編んだ編状体4に挿通さ
せる。
このような編状体4は本発明において基本的に限定さ
れるものではないが、例えばアラミド繊維、チラノ繊
維、その他セラミック繊維、ポリエチレン繊維(例えば
三井石油化学社のテクミロンR)などの高強度繊維、
綿、絹糸などを筒状に編んだ編状体であることができ
る。上述の編状体を構成する繊維束は、上述の繊維束の
一種であることもでき、また異なる二種以上の繊維束で
あることもできるのは明らかである。このように二種以
上の繊維束を編むことによって、多色の線模様を形成し
たり、後述のように本発明において使用される編状体が
容易に製造できる。
上記編状体4を構成する繊維束として、特に、高強度
繊維束を使用する場合、シャフトの捩じり防止作用も生
じるため、例えば捩じり防止層2を薄くできるという利
点も生じる。
このような編状体4のシャフトSの長さ方向の見かけ
の本数(製造されたシャフト表面より視認できる線の本
数)は好ましくは0.5〜3本/10mmあるのがよい。0.5本/
10mmより少ないと、線模様が大まかになって、意匠的に
好ましくなくなると共に、視認可能な繊維として高強度
繊維を使用しても捩じり防止効果が発揮されにくい。ま
た3本/10mmを越えると、線繊維が細かくなり過ぎて同
様に意匠的に好ましくなくなるからである。同様に全周
方向の繊維束本数は4〜16本であるのが好ましい。上記
範囲を逸脱すると、捩れ防止効果が発揮されなくなった
り、意匠的に好ましくなくなったりするからである。
上述のような視認可能な繊維束の太さは、好ましくは
50〜600デニールであるのがよい。50デニール未満であ
ると、線模様がシャフト表面より視認しにくく、600デ
ニールより太いと、編状体4が厚くなり、そのためゴル
フシャフトの太さが大きくなり重量が大きくなってしま
うからである。
上述のような視認可能な繊維束本数の編状体4を筒状
に編むことが望ましいわけであるが、繊維束の本数が少
なすぎると、上述の編状体を製造するのが困難になる。
したがって、透明層5を介して視認できないような繊維
束、例えばガラス繊維束を編み込み、見かけの本数を上
述のような本数範囲にすることが可能である。例えば、
打数48本の編状体の視認可能な繊維束の2/3をガラス繊
維にすることによって見かけの本数全周方向16本、長さ
方向2.2本/10mmの編状体4を製造でき、またたとえば11
/12をガラス繊維に置き換えることによって、全周方向
4本、長さ方向1.1本/10mmの編状体とすることができ
る。また、11/24をガラス繊維に置き換えることによっ
て、全周方向8本、長さ方向1.1本/10mmの見かけの編状
体4を製造することができる。
即ち製造されたシャフトの表面より視認可能な繊維
に、製造後に表面より視認できないような繊維(ガラス
繊維など)を編んで編状体を製造することによって、見
かけの本数が少ない編状体も容易に製造することができ
る。
このように編状体4を捲回した後、ガラス繊維を含む
プリプレグシートを捲回し、透明層5を設ける。この透
明層5は前述の編状体4を被せることによって生じる凹
凸を覆いシャフトSの表面を平滑にするものである。
このような透明層5の基材となるプリプレグの樹脂
は、本発明において透明であれば基本的にいかなるもの
でも使用しえる。例えば、エポイキシ樹脂、不飽和ポリ
エステル樹脂、フェノール樹脂、ビニルエステル樹脂な
どであることができる。
このようなプリプレグに含まれるガラス繊維は、好ま
しくは樹脂100容量部に対し、100〜250容量部であるの
が好ましい。100容量部未満であると、透明層5の強度
が十分でない恐れがあり、一方250容量部を越えると、
ガラス繊維が透明層5の透明度を阻害して、意匠的に好
ましくなくなるからである。また、添加されるガラス繊
維の太さは、好ましくは200〜1000デニールであるのが
よい。200デニール未満であると、透明層5の補強効果
があまり期待できず、一方1000デニールを越えると、透
明層5に不透明感を生じ、淡い白濁が形成される恐れを
生じるからである。
このプリプレグの厚さ、即ち透明層5の厚さは好まし
くは100〜300μmであるのが好ましい。100μm未満で
あると、編状体4によって生じる凹凸が平滑にならない
し、一方300μmを越えると、不透明感を生じるからで
ある。
このようにガラス繊維を含むプリプレグを編状体4上
に捲回した後、任意に押さえテープを巻き、樹脂を硬化
させてシャフトとする。
この時、押さえテープを使用したときには、押さえテ
ープの凹凸を生じるので表面を研磨して、任意に透明の
化粧層をコートして製品とする。
(発明の効果) 以上説明したように本発明によるゴルフシャフトの製
造方法によれば、従来のシャフトの表面に編状体を被せ
ると共に、ガラス繊維を含む透明層を設けたため、線模
様を表面に有する平滑なシャフトを容易に製造できると
いう利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はゴルフシャフトの構成を示す一部斜視図、第2
図は本発明の一実施例の一部斜視図である。 1…芯金、2…捩じり防止層、3…剛性保持層、4…編
状体、5…透明層。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラスチック製シャフト本体に、シャフト
    表面より視認可能な繊維束を筒状に編んだ編状体を被せ
    ると共に、前記編状体上を、さらにガラス繊維を含むプ
    リプレグシートで覆い、前記プリプレグを硬化させ透明
    層を設けることを特徴とするゴルフシャフトの製造方
    法。
  2. 【請求項2】前記編状体は製造されたシャフト表面より
    視認可能な繊維と視認できない繊維とを編んで製造した
    ことを特徴とする特許請求の範囲第1項記載のゴルフシ
    ャフトの製造方法。
JP63236576A 1988-09-22 1988-09-22 ゴルフシャフトの製造方法 Expired - Fee Related JP2603114B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63236576A JP2603114B2 (ja) 1988-09-22 1988-09-22 ゴルフシャフトの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63236576A JP2603114B2 (ja) 1988-09-22 1988-09-22 ゴルフシャフトの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0284973A JPH0284973A (ja) 1990-03-26
JP2603114B2 true JP2603114B2 (ja) 1997-04-23

Family

ID=17002682

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63236576A Expired - Fee Related JP2603114B2 (ja) 1988-09-22 1988-09-22 ゴルフシャフトの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2603114B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0615663U (ja) * 1992-08-05 1994-03-01 藤倉ゴム工業株式会社 ゴルフクラブシャフト
JP2011019875A (ja) * 2009-07-13 2011-02-03 Yoshiaki Osawa シャフトの構造

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS555959U (ja) * 1978-06-28 1980-01-16
JPH051384Y2 (ja) * 1985-10-11 1993-01-14

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0284973A (ja) 1990-03-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4937930B2 (ja) 釣糸とその製造方法
US20020082112A1 (en) Golf shaft, forming method therefor and golf club
US5145172A (en) String for racket
JP2603114B2 (ja) ゴルフシャフトの製造方法
JP2007166999A (ja) 管状体およびその製造方法
JP4425956B2 (ja) スポーツ用品
JP2795415B2 (ja) 釣 竿
JP2000253779A (ja) 特殊な装飾性のあるグリップを有する釣り竿及びそのグリップ部の製造方法。
JP3178626B2 (ja) 竿及びその製造方法
JP3178624B2 (ja) 竿及び竿の製造方法
JPS5632109A (en) Unit type optical fiber cable
JP4011392B2 (ja) 管状体および該管状体の製造方法
JPH0316460Y2 (ja)
JP4051161B2 (ja) 管状体及びその製造方法
JP4116180B2 (ja) スポーツ用品
JPS6142941Y2 (ja)
JPS63102467U (ja)
JP4165975B2 (ja) 釣竿
JPH05212141A (ja) ゴルフクラブシャフト
JP2003170506A (ja) 管状体およびその製造方法
JP3721286B2 (ja) 管状体及びその製造方法
JPH0112602Y2 (ja)
JPH0429625Y2 (ja)
JPH0374939U (ja)
JPH0535866U (ja) 手芸用装飾糸

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees