JPH03155736A - 釣竿およびその製造方法 - Google Patents
釣竿およびその製造方法Info
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- JPH03155736A JPH03155736A JP1294360A JP29436089A JPH03155736A JP H03155736 A JPH03155736 A JP H03155736A JP 1294360 A JP1294360 A JP 1294360A JP 29436089 A JP29436089 A JP 29436089A JP H03155736 A JPH03155736 A JP H03155736A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、釣竿に係わり、特に、竿本体に釣糸ガイドを
着脱自在に装着してなる釣竿、および、竿本体に弾力性
ある表面層を形成した釣竿の製造方法に関する。
着脱自在に装着してなる釣竿、および、竿本体に弾力性
ある表面層を形成した釣竿の製造方法に関する。
〔従来の技術]
一般に、釣竿では、釣竿を構成する各継部材の先端に釣
糸ガイドが固定状態で配置され、一方、穂先あるいは穂
先下等の細い部分の中間部において竿軸方向に移動して
釣糸ガイドが所定位置に着脱自在に配置されて使用され
る。
糸ガイドが固定状態で配置され、一方、穂先あるいは穂
先下等の細い部分の中間部において竿軸方向に移動して
釣糸ガイドが所定位置に着脱自在に配置されて使用され
る。
しかしながら、このような従来の釣竿では、竿本体に着
脱自在に配置される釣糸ガイドが、釣りの最中に回転し
、あるいは、軸方向に移動するという問題があった。
脱自在に配置される釣糸ガイドが、釣りの最中に回転し
、あるいは、軸方向に移動するという問題があった。
このような釣糸ガイドの回転、あるいは、移動を防止し
た釣竿としては、実開昭64−45964号公報等に開
示されるものが知られており、この釣竿では、合成樹脂
塗料により、竿本体の外周に弾性力を有する表面層から
なる装着部を形成し、この表面層に釣糸ガイドの装着筒
を被嵌し、表面層の弾性力により、釣糸ガイドの回転お
よび移動を防止している。
た釣竿としては、実開昭64−45964号公報等に開
示されるものが知られており、この釣竿では、合成樹脂
塗料により、竿本体の外周に弾性力を有する表面層から
なる装着部を形成し、この表面層に釣糸ガイドの装着筒
を被嵌し、表面層の弾性力により、釣糸ガイドの回転お
よび移動を防止している。
一方、良好な把持感を得るために、竿本体の表面に弾力
性ある表面層を形成Qた釣竿として、特公昭33−10
168号公報に開示されるものが知られており、この釣
竿では、マンドレルに編組縁を密着した後、編組縁にゴ
ム系材料を浸透付着することにより釣竿を形成している
。
性ある表面層を形成Qた釣竿として、特公昭33−10
168号公報に開示されるものが知られており、この釣
竿では、マンドレルに編組縁を密着した後、編組縁にゴ
ム系材料を浸透付着することにより釣竿を形成している
。
しかしながら、実開昭64−45964号公報に開示さ
れる釣竿では、合成樹脂塗料により、竿本体の外周に弾
性力を有する表面層からなる装着部を形成しているため
、表面層が磨耗し易く、また、表面層への装着筒の圧入
後にも、表面層が比較的大きな弾性を有するため、装着
筒への負荷により表面層がさらに変形し、釣糸ガイドが
回転するという問題があった。
れる釣竿では、合成樹脂塗料により、竿本体の外周に弾
性力を有する表面層からなる装着部を形成しているため
、表面層が磨耗し易く、また、表面層への装着筒の圧入
後にも、表面層が比較的大きな弾性を有するため、装着
筒への負荷により表面層がさらに変形し、釣糸ガイドが
回転するという問題があった。
一方、特公昭33−10168号公報に開示される釣竿
では、マンドレルに編組縁を密着した後、編組縁にゴム
系材料を浸透付着するため、ゴム系材料の付着量が一定
しないという問題があった。
では、マンドレルに編組縁を密着した後、編組縁にゴム
系材料を浸透付着するため、ゴム系材料の付着量が一定
しないという問題があった。
すなわち、ゴム系材料の付着量が一定しないため、高い
外径精度を得ることができず、外径精度の必要な場合、
あるいは、繊細な調子を求められる穂先等には適さず、
また、把持部等に適用する場合にも、凹凸あるいは肉厚
にむらがあるため、良好な把持感を得ることができない
という問題があった。
外径精度を得ることができず、外径精度の必要な場合、
あるいは、繊細な調子を求められる穂先等には適さず、
また、把持部等に適用する場合にも、凹凸あるいは肉厚
にむらがあるため、良好な把持感を得ることができない
という問題があった。
本発明は、かかる従来の問題を解決するためになされた
もので、釣糸ガイドの回転および移動を確実に防止する
ことができる釣竿、および、外径精度および強度の高い
釣竿を容易に製造することのできる釣竿の製造方法を提
供することを目的と と、少なくとも前記繊維補強ゴ
ム状弾性体層を焼する。
成する工程とを有するものである。
もので、釣糸ガイドの回転および移動を確実に防止する
ことができる釣竿、および、外径精度および強度の高い
釣竿を容易に製造することのできる釣竿の製造方法を提
供することを目的と と、少なくとも前記繊維補強ゴ
ム状弾性体層を焼する。
成する工程とを有するものである。
〔課題を解決するための手段]
請求項1の釣竿は、竿本体の外周に装着部を形成し、こ
の装着部に、釣糸ガイドの装着筒を着脱自在に被嵌して
なる釣竿において、前記竿本体を、高強度繊維に合成樹
脂をマトリックスとしたプリプレグシートを巻装して形
成するとともに、畢なくとも前記装着部を、高強度繊維
にゴム系材料を1マトリツクスとしたプリプレグシート
を竿本体に巻装して竿本体に一体形成される繊維補強ゴ
ム状弾性体層により形成してなるものである。
の装着部に、釣糸ガイドの装着筒を着脱自在に被嵌して
なる釣竿において、前記竿本体を、高強度繊維に合成樹
脂をマトリックスとしたプリプレグシートを巻装して形
成するとともに、畢なくとも前記装着部を、高強度繊維
にゴム系材料を1マトリツクスとしたプリプレグシート
を竿本体に巻装して竿本体に一体形成される繊維補強ゴ
ム状弾性体層により形成してなるものである。
請求項2の釣竿の製造方法は、高強度繊維に合成樹脂を
マトリックスとしたプリプレグシートをマンドレルに巻
装して竿本体を形成する工程と、この竿本体の外周に、
高強度繊維にゴム系材料をマトリック・スとしたプリプ
レグシートを巻装して繊維補強ゴム状弾性体層を形成す
る工程と、この繊維補強ゴム状弾性体層にテープを巻回
する工程〔作 用〕 請求項1の釣竿では、少なくとも装着部が、高強度繊維
にゴム系材料をマトリックスとしたプリプレグシートを
竿本体に巻装して竿本体に一体形成される繊維補強ゴム
状弾性体層により形成され、この繊維補強ゴム状弾性体
層に、釣糸ガイドの装着筒が着脱自在に被嵌される。
マトリックスとしたプリプレグシートをマンドレルに巻
装して竿本体を形成する工程と、この竿本体の外周に、
高強度繊維にゴム系材料をマトリック・スとしたプリプ
レグシートを巻装して繊維補強ゴム状弾性体層を形成す
る工程と、この繊維補強ゴム状弾性体層にテープを巻回
する工程〔作 用〕 請求項1の釣竿では、少なくとも装着部が、高強度繊維
にゴム系材料をマトリックスとしたプリプレグシートを
竿本体に巻装して竿本体に一体形成される繊維補強ゴム
状弾性体層により形成され、この繊維補強ゴム状弾性体
層に、釣糸ガイドの装着筒が着脱自在に被嵌される。
請求項2の釣竿の製造方法では、高強度繊維に合成樹脂
をマトリックスとしたプリプレグシートをマンドレルに
巻装して竿本体が形成され、この竿本体の外周に、高強
度繊維にゴム系材料をマトリックスとしたプリプレグシ
ートを巻装して繊維補強ゴム状弾性体層が形成され、こ
の後、この繊維補強ゴム状弾性体層にテープが巻回され
、少なくとも繊維補強ゴム状弾性体層が焼成される。
をマトリックスとしたプリプレグシートをマンドレルに
巻装して竿本体が形成され、この竿本体の外周に、高強
度繊維にゴム系材料をマトリックスとしたプリプレグシ
ートを巻装して繊維補強ゴム状弾性体層が形成され、こ
の後、この繊維補強ゴム状弾性体層にテープが巻回され
、少なくとも繊維補強ゴム状弾性体層が焼成される。
〔実施例]
以下、本発明の詳細を図面に示す実施例について説明す
る。
る。
第1図および第2図は、本発明の釣竿の一実施例を示し
ている。
ている。
図において符号11は、竿本体を示しており、この竿本
体11の外側には、繊維補強ゴム状弾性体層13が形成
されている。
体11の外側には、繊維補強ゴム状弾性体層13が形成
されている。
すなわち、第3図の(a)に示すように、竿本体11は
、カーボン繊維、アラミド繊維、ガラス繊維等の高強度
繊維15に、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂等の合成
樹脂からなるマトリックス17を含浸したプリプレグシ
ート19を複数回巻回して形成されている。
、カーボン繊維、アラミド繊維、ガラス繊維等の高強度
繊維15に、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂等の合成
樹脂からなるマトリックス17を含浸したプリプレグシ
ート19を複数回巻回して形成されている。
そして、この竿本体11の外側には、高強度繊維21に
ゴム系材料をマトリックス23としたプリプレグシート
25を竿本体11に巻装して竿本体11に一体形成され
る繊維補強ゴム状弾性体層13が形成されている。
ゴム系材料をマトリックス23としたプリプレグシート
25を竿本体11に巻装して竿本体11に一体形成され
る繊維補強ゴム状弾性体層13が形成されている。
すなわち、この繊維補強ゴム状弾性体層13は、カーボ
ン繊維、アラミド繊維、ガラス繊維、ボロン繊維等の高
強度繊維21あるいは合成樹脂繊維。
ン繊維、アラミド繊維、ガラス繊維、ボロン繊維等の高
強度繊維21あるいは合成樹脂繊維。
天然繊維等に、クロロスルホン化ポリエチレン。
クロロプレン等の合成ゴムあるいはエストラマー樹脂、
天然ゴム等からなるマトリックス23を含浸したプリプ
レグシート25を巻回して形成されている。
天然ゴム等からなるマトリックス23を含浸したプリプ
レグシート25を巻回して形成されている。
なお、マトリックス23に使用されるゴム系材料には、
硬化温度が120°C±20°Cで硬化時間が2時間以
内のものが適している。
硬化温度が120°C±20°Cで硬化時間が2時間以
内のものが適している。
また、プリプレグシート25には、第4図の(a)に示
すように、織布27にマトリックス23を含浸したもの
、(b)に示すように、短繊維29にマトリックス23
を含浸したもの、(c)に示すように、引揃シート31
にマトリックス23を含浸したもの、(d)に示すよう
に、例えば、0.2mm以下の薄肉厚のゴムシート33
等を使用することができる。
すように、織布27にマトリックス23を含浸したもの
、(b)に示すように、短繊維29にマトリックス23
を含浸したもの、(c)に示すように、引揃シート31
にマトリックス23を含浸したもの、(d)に示すよう
に、例えば、0.2mm以下の薄肉厚のゴムシート33
等を使用することができる。
以上のように構成された釣竿は、以下述べるようにして
製造される。
製造される。
すなわち、先ず、第3図の(a)に示したように、外周
をテーパ面35とされるマンドレル37に、高強度繊維
15にマトリックス17を含浸したプリプレグシー1−
19が複数回巻回され竿本体11が形成される。なお、
この時に、マンドレル37の先端側に補助パターン39
が巻回される。
をテーパ面35とされるマンドレル37に、高強度繊維
15にマトリックス17を含浸したプリプレグシー1−
19が複数回巻回され竿本体11が形成される。なお、
この時に、マンドレル37の先端側に補助パターン39
が巻回される。
この後、この竿本体11の外周に、高強度繊維21にゴ
ム系材料をマトリックス23としたプリプレグシート2
5が巻回され繊維補強ゴム状弾性体層13が形成される
。
ム系材料をマトリックス23としたプリプレグシート2
5が巻回され繊維補強ゴム状弾性体層13が形成される
。
この後、第3図の(c)に示したように、繊維補強ゴム
状弾性体層13の外周にテープ41が巻回され、竿本体
11および繊維補強ゴム状弾性体層13が焼成され、マ
ンドレル37を引き抜くことにより釣竿が製造される。
状弾性体層13の外周にテープ41が巻回され、竿本体
11および繊維補強ゴム状弾性体層13が焼成され、マ
ンドレル37を引き抜くことにより釣竿が製造される。
そして、この釣竿では、第5図および第6図に示すよう
に、装着部となる所定の位置に、釣糸ガイド115の装
着筒131が着脱自在に被嵌される。
に、装着部となる所定の位置に、釣糸ガイド115の装
着筒131が着脱自在に被嵌される。
なお、釣糸ガイド115は、釣糸を挿通する案内孔11
7の形成されるガイド部119と、このガイド部119
を支持する装着筒121とから形成されており、装着筒
121を、ガイド部119の筒部123に嵌挿すること
により、ガイド部119が装着筒121に固定されてい
る。
7の形成されるガイド部119と、このガイド部119
を支持する装着筒121とから形成されており、装着筒
121を、ガイド部119の筒部123に嵌挿すること
により、ガイド部119が装着筒121に固定されてい
る。
以上のように構成された釣竿では、竿本体11を、高強
度繊維15に合成樹脂をマトリックス17としたプリプ
レグシート19を巻装して形成するとともに、装着部を
、高強度繊維21にゴム系材料をマトリックス23とし
たプリプレグシート25を竿本体11に巻装して竿本体
llに一体形成される繊維補強ゴム状弾性体層13によ
り形成したので、釣糸ガイド115の回転および移動を
確実に防止することが可能となる。
度繊維15に合成樹脂をマトリックス17としたプリプ
レグシート19を巻装して形成するとともに、装着部を
、高強度繊維21にゴム系材料をマトリックス23とし
たプリプレグシート25を竿本体11に巻装して竿本体
llに一体形成される繊維補強ゴム状弾性体層13によ
り形成したので、釣糸ガイド115の回転および移動を
確実に防止することが可能となる。
すなわち、以上のように構成された釣竿では、高強度繊
維21にゴム系材料をマトリックス23としたプリプレ
グシート25を竿本体11に巻装して繊維補強ゴム状弾
性体層13を形成したので、磨耗し難く、高強度となり
、また、高強度繊維21により釣糸ガイド115の動き
を止め、弾力性も充分に確保できるため、釣糸ガイド1
15に対する係止力が大きくなり、釣糸ガイド115の
回転および移動を確実に防止することが可能となる。
維21にゴム系材料をマトリックス23としたプリプレ
グシート25を竿本体11に巻装して繊維補強ゴム状弾
性体層13を形成したので、磨耗し難く、高強度となり
、また、高強度繊維21により釣糸ガイド115の動き
を止め、弾力性も充分に確保できるため、釣糸ガイド1
15に対する係止力が大きくなり、釣糸ガイド115の
回転および移動を確実に防止することが可能となる。
すなわち、釣糸ガイド115は、繊維補強ゴム状弾性体
層13の弾性によりある程度変形しながら、高強度繊維
21により一定量以上の変形が防止されるため、装着筒
131の内面形状に沿って食い込み状態で係合するため
、釣糸ガイド115に負荷が作用しても、釣糸ガイド1
15が回転し、移動することがない。
層13の弾性によりある程度変形しながら、高強度繊維
21により一定量以上の変形が防止されるため、装着筒
131の内面形状に沿って食い込み状態で係合するため
、釣糸ガイド115に負荷が作用しても、釣糸ガイド1
15が回転し、移動することがない。
また、以上のように構成された釣竿では、高強度繊維2
1にゴム系材料をマトリックス23としたプリプレグシ
ート25を竿本体11に巻装して繊維補強ゴム状弾性体
層13を形成したので、従来のように、樹脂量がバラツ
キ、あるいは、繊維の配列がバラバラになることがなく
、均一肉厚の外径精度の高い、かつ、高強度の釣竿とな
り、調子の繊細な、あるいは、把持感の良好な釣竿とな
り、さらに、釣糸ガイド115位置のバラツキのない釣
竿となる。
1にゴム系材料をマトリックス23としたプリプレグシ
ート25を竿本体11に巻装して繊維補強ゴム状弾性体
層13を形成したので、従来のように、樹脂量がバラツ
キ、あるいは、繊維の配列がバラバラになることがなく
、均一肉厚の外径精度の高い、かつ、高強度の釣竿とな
り、調子の繊細な、あるいは、把持感の良好な釣竿とな
り、さらに、釣糸ガイド115位置のバラツキのない釣
竿となる。
そして、本発明の釣竿の製造方法では、製造工程を、高
強度繊維15に合成樹脂をマトリ・7クス17としたプ
リプレグシート19をマンドレル37に巻装して竿本体
11を形成する工程と、この竿本体11の外周に、高強
度繊維21にゴム系材料をマトリックス23としたプリ
プレグシート25を巻装して繊維補強ゴム状弾性体層1
3を形成する工程と、この繊維補強ゴム状弾性体層13
にテープ41を巻回する工程と、繊維補強ゴム状弾性体
層13を焼成する工程とから構成したので、外径精度お
よび強度の高い釣竿を容易に製造することが可能となる
。
強度繊維15に合成樹脂をマトリ・7クス17としたプ
リプレグシート19をマンドレル37に巻装して竿本体
11を形成する工程と、この竿本体11の外周に、高強
度繊維21にゴム系材料をマトリックス23としたプリ
プレグシート25を巻装して繊維補強ゴム状弾性体層1
3を形成する工程と、この繊維補強ゴム状弾性体層13
にテープ41を巻回する工程と、繊維補強ゴム状弾性体
層13を焼成する工程とから構成したので、外径精度お
よび強度の高い釣竿を容易に製造することが可能となる
。
第7図ないし第9図は、本発明の釣竿の他の実施例を示
すもので、この実施例では、竿本体11の外周には、所
定間隔を置いて繊維補強ゴム状弾性体層13からなる装
着部113が形成されており、この装着部113には、
釣糸ガイド115が配置されている。
すもので、この実施例では、竿本体11の外周には、所
定間隔を置いて繊維補強ゴム状弾性体層13からなる装
着部113が形成されており、この装着部113には、
釣糸ガイド115が配置されている。
また、装着筒121の内周には、装着筒121の軸長方
向に、多数の微細な鋸歯状の凹凸125が形成されてい
る。
向に、多数の微細な鋸歯状の凹凸125が形成されてい
る。
このような釣竿は、竿本体11の装着部113となる位
置にのみ、高強度繊維21にゴム系材料をマトリックス
23としたプリプレグシート25を巻装し、この位置に
繊維補強ゴム状弾性体層13を形成することにより製造
される。
置にのみ、高強度繊維21にゴム系材料をマトリックス
23としたプリプレグシート25を巻装し、この位置に
繊維補強ゴム状弾性体層13を形成することにより製造
される。
以上のように構成された釣竿においても第5図に示した
実施例とほぼ同様の効果を得ることができる。
実施例とほぼ同様の効果を得ることができる。
なお、以上述べた実施例では、竿本体11と繊維補強ゴ
ム状弾性体層13とを同時に焼成した例について述べた
が、本発明は、かかる実施例に限定されるものではなく
、例えば、繊維補強ゴム状弾性体Jii13の硬化温度
が80°C程度で、竿本体11の硬化温度と太き(異な
る場合には、マンドレル37にプリプレグシート19を
巻回して竿本体11のみを形成した時点で、竿本体11
を加熱硬化させ、この後、この竿本体11にゴム系材料
からなるプリプレグシート25を巻回し、加硫硬化する
ようにするのが望ましい。
ム状弾性体層13とを同時に焼成した例について述べた
が、本発明は、かかる実施例に限定されるものではなく
、例えば、繊維補強ゴム状弾性体Jii13の硬化温度
が80°C程度で、竿本体11の硬化温度と太き(異な
る場合には、マンドレル37にプリプレグシート19を
巻回して竿本体11のみを形成した時点で、竿本体11
を加熱硬化させ、この後、この竿本体11にゴム系材料
からなるプリプレグシート25を巻回し、加硫硬化する
ようにするのが望ましい。
また、以上述べた実施例では、高強度繊維21にゴム系
材料をマトリックス23としたプリプレグシート25を
巻装し繊維補強ゴム状弾性体層13を形成した例につい
て述べたが、薄肉厚のゴムシートと通常の繊維補強プリ
プレグシートとを別々に巻回し、繊維補強ゴム状弾性体
層を形成するようにしても良い。
材料をマトリックス23としたプリプレグシート25を
巻装し繊維補強ゴム状弾性体層13を形成した例につい
て述べたが、薄肉厚のゴムシートと通常の繊維補強プリ
プレグシートとを別々に巻回し、繊維補強ゴム状弾性体
層を形成するようにしても良い。
以上述べたように、請求項1の釣竿では、竿本体を、高
強度繊維に合成樹脂をマトリックスとしたプリプレグシ
ートを巻装して形成するとともに、少なくとも前記装着
部を、高強度繊維にゴム系材料をマトリックスとしたプ
リプレグシートを竿本体に巻装して竿本体に一体形成さ
れる繊維補強ゴム状弾性体層により形成したので、釣糸
ガイドの回転および移動を確実に防止することができる
。
強度繊維に合成樹脂をマトリックスとしたプリプレグシ
ートを巻装して形成するとともに、少なくとも前記装着
部を、高強度繊維にゴム系材料をマトリックスとしたプ
リプレグシートを竿本体に巻装して竿本体に一体形成さ
れる繊維補強ゴム状弾性体層により形成したので、釣糸
ガイドの回転および移動を確実に防止することができる
。
また、請求項2の釣竿の製造方法では、製造工程を、高
強度繊維に合成樹脂をマトリックスとしたプリプレグシ
ートをマンドレルに巻装して竿本体を形成する工程と、
この竿本体の外周に、高強度繊維にゴム系材料をマトリ
ックスとしたプリプレグシートを巻装して繊維補強ゴム
状弾性体層を形成する工程と、この繊維補強ゴム状弾性
体層にテープを巻回する工程と、少なくとも前記繊維補
強ゴム状弾性体層を焼成する工程とから構成したので、
外径精度および強度の高い釣竿を容易に製造することが
できるという利点がある。
強度繊維に合成樹脂をマトリックスとしたプリプレグシ
ートをマンドレルに巻装して竿本体を形成する工程と、
この竿本体の外周に、高強度繊維にゴム系材料をマトリ
ックスとしたプリプレグシートを巻装して繊維補強ゴム
状弾性体層を形成する工程と、この繊維補強ゴム状弾性
体層にテープを巻回する工程と、少なくとも前記繊維補
強ゴム状弾性体層を焼成する工程とから構成したので、
外径精度および強度の高い釣竿を容易に製造することが
できるという利点がある。
第1図は第2図の1−1線に沿う横断面図である。
第2図は本発明の釣竿の一実施例を示す側面図である。
第3図は本発明の釣竿の製造方法の一実施例を示す説明
図である。 第4図はゴム系材料からなるプリプレグシートを示す説
明図である。 第5図は第2図の釣竿に釣糸ガイドを装着した状態を示
す縦断面図である。 第6図は第5図のVl−Vl線に沿う横断面図である。 第7図は本発明の釣竿の他の実施例を示す側面図である
。 第8図は第7図の■−■線に沿う横断面図である。 第9図は第8図のIX−IX線に沿う縦断面図である。 〔主要な部分の符号の説明〕 11・・・竿本体 13・・・繊維補強ゴム状弾性体層 15.21・・・高強度繊維 17.23・・・マトリックス 19.25・・・プリプレグシート 37・・・マンドレル 41・・・テープ 113・・・装着部 115・・・釣糸ガイド 131・・・装着筒。 第1図 第3図 謄 4−1 ( 第4図 7 S \ 3 第 6 図 第 図 ヒ□
図である。 第4図はゴム系材料からなるプリプレグシートを示す説
明図である。 第5図は第2図の釣竿に釣糸ガイドを装着した状態を示
す縦断面図である。 第6図は第5図のVl−Vl線に沿う横断面図である。 第7図は本発明の釣竿の他の実施例を示す側面図である
。 第8図は第7図の■−■線に沿う横断面図である。 第9図は第8図のIX−IX線に沿う縦断面図である。 〔主要な部分の符号の説明〕 11・・・竿本体 13・・・繊維補強ゴム状弾性体層 15.21・・・高強度繊維 17.23・・・マトリックス 19.25・・・プリプレグシート 37・・・マンドレル 41・・・テープ 113・・・装着部 115・・・釣糸ガイド 131・・・装着筒。 第1図 第3図 謄 4−1 ( 第4図 7 S \ 3 第 6 図 第 図 ヒ□
Claims (2)
- (1)竿本体の外周に装着部を形成し、この装着部に、
釣糸ガイドの装着筒を着脱自在に被嵌してなる釣竿にお
いて、前記竿本体を、高強度繊維に合成樹脂をマトリッ
クスとしたプリプレグシートを巻装して形成するととも
に、少なくとも前記装着部を、高強度繊維にゴム系材料
をマトリックスとしたプリプレグシートを竿本体に巻装
して竿本体に一体形成される繊維補強ゴム状弾性体層に
より形成してなることを特徴とする釣竿。 - (2)高強度繊維に合成樹脂をマトリックスとしたプリ
プレグシートをマンドレルに巻装して竿本体を形成する
工程と、この竿本体の外周に、高強度繊維にゴム系材料
をマトリックスとしたプリプレグシートを巻装して繊維
補強ゴム状弾性体層を形成する工程と、この繊維補強ゴ
ム状弾性体層にテープを巻回する工程と、少なくとも前
記繊維補強ゴム状弾性体層を焼成する工程とを有するこ
とを特徴とする釣竿の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1294360A JPH03155736A (ja) | 1989-11-13 | 1989-11-13 | 釣竿およびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1294360A JPH03155736A (ja) | 1989-11-13 | 1989-11-13 | 釣竿およびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03155736A true JPH03155736A (ja) | 1991-07-03 |
Family
ID=17806704
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1294360A Pending JPH03155736A (ja) | 1989-11-13 | 1989-11-13 | 釣竿およびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03155736A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0539267U (ja) * | 1991-10-31 | 1993-05-28 | 株式会社シマノ | 釣り竿 |
US5419075A (en) * | 1991-07-05 | 1995-05-30 | Daiwa Seiko, Inc. | Fishing line guide |
US6141899A (en) * | 1997-03-28 | 2000-11-07 | Kyocera Corporation | Fishline guide member and manufacturing method thereof |
CN103039413A (zh) * | 2009-03-30 | 2013-04-17 | 大和精工株式会社 | 钓线导向件 |
US20160286771A1 (en) * | 2015-03-30 | 2016-10-06 | Globeride, Inc. | Fixing structure for fishing line guide, and fishing rod |
CN106857435A (zh) * | 2017-02-28 | 2017-06-20 | 威海东澳渔具有限公司 | 一种钓鱼竿导眼的制备方法 |
-
1989
- 1989-11-13 JP JP1294360A patent/JPH03155736A/ja active Pending
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5419075A (en) * | 1991-07-05 | 1995-05-30 | Daiwa Seiko, Inc. | Fishing line guide |
JPH0539267U (ja) * | 1991-10-31 | 1993-05-28 | 株式会社シマノ | 釣り竿 |
US6141899A (en) * | 1997-03-28 | 2000-11-07 | Kyocera Corporation | Fishline guide member and manufacturing method thereof |
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US10463031B2 (en) * | 2015-03-30 | 2019-11-05 | Globeride, Inc. | Fixing structure for fishing line guide, and fishing rod |
CN106857435A (zh) * | 2017-02-28 | 2017-06-20 | 威海东澳渔具有限公司 | 一种钓鱼竿导眼的制备方法 |
CN106857435B (zh) * | 2017-02-28 | 2021-01-22 | 威海东澳渔具有限公司 | 一种钓鱼竿导眼的制备方法 |
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