JPS6143537A - 断熱層を有する繊維強化プラスチツクス製円筒体の製造方法 - Google Patents
断熱層を有する繊維強化プラスチツクス製円筒体の製造方法Info
- Publication number
- JPS6143537A JPS6143537A JP59165794A JP16579484A JPS6143537A JP S6143537 A JPS6143537 A JP S6143537A JP 59165794 A JP59165794 A JP 59165794A JP 16579484 A JP16579484 A JP 16579484A JP S6143537 A JPS6143537 A JP S6143537A
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- JP
- Japan
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- layer
- winding
- resin
- winding layer
- circumferential
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、断熱層を有する繊維強化プラスチックス(
以下、単にFRPという)製置筒体の製造方法に関し、
更に詳しくは、断熱層がゴム状の粘弾性体であるFRP
製円筒体の製造方法に関するものである。
以下、単にFRPという)製置筒体の製造方法に関し、
更に詳しくは、断熱層がゴム状の粘弾性体であるFRP
製円筒体の製造方法に関するものである。
FR’P製円筒体は、比強度、比弾性にすぐれているた
め、種々の耐圧容器として使用されているが、例えばロ
ケットエンジンの燃焼室などの高熱或いは火炎に直接曝
される場合はFRP単独では使用することができないの
で、内壁に何らかの熱防護対策が講じられる。その熱防
護対策として、一般的にはゴム状粘弾性体を用いる場合
が多い。
め、種々の耐圧容器として使用されているが、例えばロ
ケットエンジンの燃焼室などの高熱或いは火炎に直接曝
される場合はFRP単独では使用することができないの
で、内壁に何らかの熱防護対策が講じられる。その熱防
護対策として、一般的にはゴム状粘弾性体を用いる場合
が多い。
上記のゴム状粘樹性体をFRP円筒体に内張すする方法
としては、FRP円筒体とゴム状弾性体を別々に成形し
たのちに接着によって一体化する方法と、成形したゴム
状粘弾性体を金型上に配置し、その上からFRP/iを
形成することにより一体化する方法等が考えられる。
としては、FRP円筒体とゴム状弾性体を別々に成形し
たのちに接着によって一体化する方法と、成形したゴム
状粘弾性体を金型上に配置し、その上からFRP/iを
形成することにより一体化する方法等が考えられる。
しかし、前者の方法は接着工程が必要であって煩雑であ
る。後者の方法は量産性、信頼性に優れているといえる
が後者の方法においてもなお次のごとき問題がある。
る。後者の方法は量産性、信頼性に優れているといえる
が後者の方法においてもなお次のごとき問題がある。
〔発明によって解決しようとする問題点〕すなわち、耐
圧性能を決するFRPの構成は−義的ではなく、熱残留
応力および力の分布状態に応じて繊維の配列を決定する
必要がある。そのため、FRPの構成としては、2軸応
力に耐えるため一般的にはフィラメントワインディング
法によるヘリカル巻或いはクロス(R物)の巻付は手段
がとられる。
圧性能を決するFRPの構成は−義的ではなく、熱残留
応力および力の分布状態に応じて繊維の配列を決定する
必要がある。そのため、FRPの構成としては、2軸応
力に耐えるため一般的にはフィラメントワインディング
法によるヘリカル巻或いはクロス(R物)の巻付は手段
がとられる。
しかしながら、このような構成のF RP 層は、周方
向に均質に巻付けることが難しく、偏肉が生じ易い。そ
の結果、硬化した円筒体は真円度が極めて悪くなる傾向
がある。
向に均質に巻付けることが難しく、偏肉が生じ易い。そ
の結果、硬化した円筒体は真円度が極めて悪くなる傾向
がある。
一方、脱型に関し、ライニング層の無い円筒体の場合は
、軸方向に荷重をかけたり、或いは金型とFRP層との
熱膨張係数の差を利用して脱型する手段がとられるが、
ライニング層を有する円筒体においてこのような手段を
とると、ライニング層自体或いはそのライニング層のF
RP層との接着に悪影響を及ぼし、性能上の問題が生じ
る。
、軸方向に荷重をかけたり、或いは金型とFRP層との
熱膨張係数の差を利用して脱型する手段がとられるが、
ライニング層を有する円筒体においてこのような手段を
とると、ライニング層自体或いはそのライニング層のF
RP層との接着に悪影響を及ぼし、性能上の問題が生じ
る。
そこで、この発明は、上記の問題点を解決してFRP層
の真円度を向上させるとともに脱型を容易し、また外周
を機械加工を行う場合にも真円度が良好であり偏肉の少
ない円筒体を製造できる方法を提供することを目的とす
るものである。
の真円度を向上させるとともに脱型を容易し、また外周
を機械加工を行う場合にも真円度が良好であり偏肉の少
ない円筒体を製造できる方法を提供することを目的とす
るものである。
上記の問題点を解決するために、この発明は、金型上に
配置したゴム粘弾性体等の断熱用ライニング層上に樹脂
を含浸した連続繊維によるヘリカル巻層と樹脂を含浸し
た織物によるクロス巻層のいずれか一方または百方の層
を形成したのち、その層の上に樹脂含浸した連続繊維に
より円周巻を施し、その後硬化成形するようにしたもの
である。
配置したゴム粘弾性体等の断熱用ライニング層上に樹脂
を含浸した連続繊維によるヘリカル巻層と樹脂を含浸し
た織物によるクロス巻層のいずれか一方または百方の層
を形成したのち、その層の上に樹脂含浸した連続繊維に
より円周巻を施し、その後硬化成形するようにしたもの
である。
図面に示した実施例は、円筒形金型1の外周に、予め円
筒状に成形したゴム状弾性体によるライニング層2を配
直し、その上に樹脂を含浸した炭素繊維等の連続繊維に
よるヘリカル巻層3を形成する。
筒状に成形したゴム状弾性体によるライニング層2を配
直し、その上に樹脂を含浸した炭素繊維等の連続繊維に
よるヘリカル巻層3を形成する。
上記のヘリカル巻層3の上に樹脂を含浸した連続繊維に
よる円周巻層4を形成し、その後全体を □加熱硬化
する。
よる円周巻層4を形成し、その後全体を □加熱硬化
する。
なお、上記のヘリカル巻層3に代えて、樹脂を含浸した
織物を巻付けたクロス巻層3′を形成してもよく、或い
はこれらの層3.3’を重ねて形成してもよい。
織物を巻付けたクロス巻層3′を形成してもよく、或い
はこれらの層3.3’を重ねて形成してもよい。
上記の円周巻層4は、ヘリカル巻)F!I3やクロス巻
層3′に比べて周方向の弾性率が高く、かつ周方向のノ
ω厚のバラツキが小さいため、硬化成形品は円周巻層4
に追従して全体として真円度が良好になる。
層3′に比べて周方向の弾性率が高く、かつ周方向のノ
ω厚のバラツキが小さいため、硬化成形品は円周巻層4
に追従して全体として真円度が良好になる。
また、上記の硬化成形品を脱型後機械加工を施すには、
前記の金型1より若干外径の大きい円筒型を用意し、こ
れに成形品を外嵌したうえで外周面を加工する。
前記の金型1より若干外径の大きい円筒型を用意し、こ
れに成形品を外嵌したうえで外周面を加工する。
なお、円周巻N4の無い場合は、真円度が悪いために脱
型が困難であるとともに、脱型後の外周加工が難しい。
型が困難であるとともに、脱型後の外周加工が難しい。
すなわち前記のような円筒型にぴったり外嵌することが
困難であり、このような型に嵌めずに加工すれば外周は
真円になるか、真円度の悪い分だけ偏向を生じる。
困難であり、このような型に嵌めずに加工すれば外周は
真円になるか、真円度の悪い分だけ偏向を生じる。
前記の実施例において、炭素繊維によりヘリカル巻層を
形成し、そのうえに同じく炭素繊維により円周巻層を形
成したものと、円周巻層を形成しないものを2種類(直
径140順、長さ300 mm )製作した。
形成し、そのうえに同じく炭素繊維により円周巻層を形
成したものと、円周巻層を形成しないものを2種類(直
径140順、長さ300 mm )製作した。
■円周巻層がある場合
・人手によって引張るだけで脱型可能。
・真円度 20μ
(2)円周巻層のない場合
・脱型に際し軸方向に1 tonの荷重が必要。
・機械加工後の偏肉 1,0龍
〔効 果〕
以上のように、この発明は最外層に円周巻層を形成した
ことにより、真円度が良好で偏肉の少ないFRP’l!
l!円筒体を製作することができる。また、真円度が良
好であるため脱型が容易であり、その結果断熱用ライニ
ング層の性能を低下するおそれがない。
ことにより、真円度が良好で偏肉の少ないFRP’l!
l!円筒体を製作することができる。また、真円度が良
好であるため脱型が容易であり、その結果断熱用ライニ
ング層の性能を低下するおそれがない。
添付図面は製造時の一部省略断面図である。
Claims (1)
- 金型上に配置したゴム粘弾性体等の断熱用ライニング層
上に樹脂を含浸した連続繊維によるヘリカル巻層と、樹
脂を含浸した織物によるクロス巻層のいずれか一方また
は両方の層を形成したのち、その層の上に樹脂含浸した
連続繊維により円周巻を施し、その後硬化成形すること
を特徴とする断熱層を有する繊維強化プラスチックス製
円筒体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59165794A JPS6143537A (ja) | 1984-08-07 | 1984-08-07 | 断熱層を有する繊維強化プラスチツクス製円筒体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59165794A JPS6143537A (ja) | 1984-08-07 | 1984-08-07 | 断熱層を有する繊維強化プラスチツクス製円筒体の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6143537A true JPS6143537A (ja) | 1986-03-03 |
JPH0380617B2 JPH0380617B2 (ja) | 1991-12-25 |
Family
ID=15819114
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59165794A Granted JPS6143537A (ja) | 1984-08-07 | 1984-08-07 | 断熱層を有する繊維強化プラスチツクス製円筒体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6143537A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6391228A (ja) * | 1986-10-06 | 1988-04-21 | Fuji Heavy Ind Ltd | 構造用部材の製造方法 |
WO2011055778A1 (ja) * | 2009-11-06 | 2011-05-12 | 株式会社Ihi | 円筒構造体およびその製造方法 |
WO2011055779A1 (ja) * | 2009-11-06 | 2011-05-12 | 株式会社Ihi | 円筒構造体およびその製造方法 |
JP2013202814A (ja) * | 2012-03-27 | 2013-10-07 | Toho Tenax Co Ltd | フィラメントワインド成形物及びその製造方法 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5753322A (en) * | 1980-08-07 | 1982-03-30 | Uranit Gmbh | Method and device for manufacturing wound drum body reinforced by fiber |
-
1984
- 1984-08-07 JP JP59165794A patent/JPS6143537A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5753322A (en) * | 1980-08-07 | 1982-03-30 | Uranit Gmbh | Method and device for manufacturing wound drum body reinforced by fiber |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS6391228A (ja) * | 1986-10-06 | 1988-04-21 | Fuji Heavy Ind Ltd | 構造用部材の製造方法 |
WO2011055778A1 (ja) * | 2009-11-06 | 2011-05-12 | 株式会社Ihi | 円筒構造体およびその製造方法 |
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JP2011098524A (ja) * | 2009-11-06 | 2011-05-19 | Ihi Corp | ケースの製造方法、及びケース |
JP2011098523A (ja) * | 2009-11-06 | 2011-05-19 | Ihi Corp | ケースの製造方法、及びケース |
CN102656004A (zh) * | 2009-11-06 | 2012-09-05 | 株式会社Ihi | 圆筒结构体及其制造方法 |
JP2013202814A (ja) * | 2012-03-27 | 2013-10-07 | Toho Tenax Co Ltd | フィラメントワインド成形物及びその製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0380617B2 (ja) | 1991-12-25 |
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