JPH02261631A - シャフトの製造方法 - Google Patents

シャフトの製造方法

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JPH02261631A
JPH02261631A JP1083785A JP8378589A JPH02261631A JP H02261631 A JPH02261631 A JP H02261631A JP 1083785 A JP1083785 A JP 1083785A JP 8378589 A JP8378589 A JP 8378589A JP H02261631 A JPH02261631 A JP H02261631A
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resin
mandrel
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cylindrical body
fibers
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JP1083785A
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Masahiko Ando
安藤 真彦
Yoichiro Takahara
高原 洋一郎
Hiroyuki Sugiura
杉浦 啓之
Katsuichi Ono
勝一 小野
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Suzuki Motor Corp
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Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、FRPを材質とするシャフト本体の端部に継
手等の金属部品を嵌合固定したシャフトの製造方法に関
する。
〔従来の技術〕
FRP (繊維強化プラスチック)は、単位重量当りの
強度と剛性が卓越していることから、自動車、オートバ
イ等に使用されるシャフトの材質として注目されている
現在試作されているシャフトは、第8図に示すように、
FRPからなる円筒状のシャフト本体1の両端部に取付
用の金属部品2(例えば継手)を嵌合することによって
形成している。
上記シャフト本体1は、フィラメントワインディング成
型法(以下、FW法と略称する)によって成型されてお
り、以下、このFW法について簡単に説明する。
第9図に示すように、このFW法では、繊維ロービング
3中から導出した強化繊維4に樹脂槽5内の熱硬化性樹
脂6を含浸させる工程と、この工程を経た繊維をデリバ
リアイ7で左右に配向しながらマンドレル8に巻重ける
工程と、巻付けられた繊維に含浸された上記樹脂を加熱
硬化させる工程と、この樹脂の硬化後にマンドレル8を
除去する工程とが実施され、これにより、上記繊維4を
レインフォースメント(強化材)とし、上記樹脂6をマ
トリックス(母材)とするFRPiの上記シャフト本体
1が成型される。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来においては、上記シャフト本体1と金属部品2とを
接着材で接合しているが、この接着材のみによる接合で
は高い接合力を得ることができず、このため、たとえば
自動車のドライブシャフト等に上記シャフトを適用した
場合にシャフト本体1から金属部品2が外れる虞れがあ
った。
本発明は、かかる状況に鑑み、上記金属部品を強固に嵌
着させることができるシャフトの製造方法を提供するこ
とにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は係るシャフトの製造方法では、熱硬化性樹脂に
適量の熱可塑性樹脂を混入した混合樹脂を強化繊維に含
浸させる工程と、上記樹脂含浸繊維を柱状のマンドレル
に巻付けて、該繊維の層からなる筒状体を形成する工程
と、上記筒状体に第1の加熱処理を施して、上記繊維に
含浸された熱可塑性樹脂を半硬化させる工程と、上記筒
状体の温度が常温に戻ったのち、上記マンドレルを上記
筒状体から除去する工程と、上記マンドレルの除去によ
り形成された貫通孔の端部に取付は用の金属部品を嵌合
させる工程と、上記筒状体に第2の加熱処理を施して、
上記繊維に含浸された熱硬化性樹脂および熱可塑性樹脂
をそれぞれ完全硬化および熱膨張させる工程とが実施さ
れる。
〔作用〕
上記第1の加熱処理に伴なう上記熱硬化性樹脂の収縮を
利用して上記マンドレルの離脱および金属部品の嵌合が
行なわれる。そして、上記第2の加熱処理に伴なう上記
熱可塑性樹脂の膨脂作用によって、上記熱硬化性が完全
硬化する間に上記金属部品が強く固着される。
〔実施例〕
以下、図面を参照しながら本発明の実施例について説明
する。
この実施例では、前記したFW法を実施するため、第1
図に示すようなマンドレル1oを型材として用いている
このマンドレル10は、円柱状をなし、その−端部およ
び他端部の周面には、それらの周面がら浮き出る態様で
それぞれ網目状のセレーション1]−および]2が形成
されている。
上記マンドレル10には、第2図に示す樹脂含浸繊維1
3が巻着される。
この樹脂含浸繊維13に含浸された樹脂は、熱硬化性樹
脂に適量の熱可塑性樹脂を混入した混合樹脂であり、こ
の実施例では熱硬化性樹脂である不飽和ポリエステルに
熱可塑性樹脂であるアクリル樹脂を5〜30%の割合で
混入した混合樹脂が使用されている。
上記マンドレル10の近傍には、上記混合樹脂が貯えら
れた図示していない樹脂槽が配置されており、上記樹脂
含浸繊維13は強化繊維をこの樹脂槽内で通過させるこ
とによって得られる。
なお、上記強化繊維としては、カーボン繊維、ガラス繊
維、アラミド繊維等が使用される。
上記樹脂含浸繊維13をデリバリアイ14で左右方向に
配向しながらマンドレル1oをその軸線を中心として回
転すれば、マンドレル1oの周面に樹脂含浸繊維13が
一様に巻重ねられ、やがて第5図に一点鎖線で示すよう
な筒状体15が形成される。
ここで、上記筒状体15がマンドレル1oと共に図示し
ていない加熱炉で加熱される。
この加熱は、上記熱硬化性樹脂を半硬化させる温度で所
定時間待なわれ、この実施例では約60℃の温度で60
分程度の時間加熱している。
上記加熱後、筒状体15の温度が常温である20℃程度
まで戻され、そのまま120分程変成置される。
上記のように筒状体15を加熱したのち常温まで戻す処
理を実施すれば、該筒状体15を構成する繊維に含浸さ
れた上記熱硬化性樹脂が収縮し、これに伴って第7図に
示す如く、この筒状体15の内周径りが若干拡大する。
つぎに、半硬化状態の筒状体15からマンドレル10が
除去(脱型)されるが、この作業は上記内周径りの拡大
によってきわめてスムーズに行なうことができる。
第4図には、マンドレル10が除去された中空状の筒状
体15が示されている。同図に示すように、この筒状体
150両端部内周面には、第1図に示したセレーション
11.12によって抑圧形成されたセレーション18.
19が付されており、これらは第5図(a)に示す如く
凹状をなしている。
上記マンドレル1,0が除去された筒状体15の一端部
および他端部には、第4図に示した金属継手16および
17がそれぞれ嵌合される。
継手16および17の各嵌合部16aおよび17aは、
上記拡大した内周径りにほぼ一致する径を有し、かつそ
れらの周面にはセレーション20および21が形成され
ている。
セレーション20および21は、第5図(b)に示すよ
うな凸状をなし、筒状体15のセレーション18および
19と同じ配列模様で形成されている。
上記継手16および17の各嵌合部16aおよび17a
は、セレーション20および21の模様が筒状体15の
セレーション18および19の模様と合致する態様で筒
状体15に嵌合される。
つぎに、筒状体15が継手16.17とともに加熱炉内
で加熱される。
この加熱は、上記熱硬化性樹脂を完全硬化させうる温度
で所定時間待なわれ、この実施例では約130℃の温度
で60分程度加熱している。
上記加熱を行なうと、熱硬化性樹脂が完全硬化する過程
の始めに熱可塑性樹脂が熱膨張し、これに伴って第7図
に示したように筒状体15の内径りが小さくなる。
この結果、継手16.17が筒状体15の内周面で強く
締め付けられ、これに伴い筒状体15の凹状セレーショ
ン18.19内に継手16.17の凸状セレーション2
0.21がそれぞれ抑圧嵌合される。
筒状体15中の熱硬化性樹脂は、上記熱可塑性樹脂の膨
脹作用を受けながら除々に硬化し、一定時間後には完全
に硬化する。そして、この熱硬化性樹脂の完全硬化(こ
より、筒状体15はFRPからなるシャフト本体を構成
する。
かくして、この実施例によれば、継手16゜17が強固
に嵌着された第6図に示すようなシャフトが形成される
なお、上記筒状体15に継手16.17を1茨合するさ
いに、耐熱性の接着材をそれらの接合面に塗付すれば、
より強固に継手16.17を固着することができる。
また、セレーションを省略して、接着材の接着力と上記
熱可塑性樹脂の膨張による締付力とによって継手16.
17を固着することも可能である。
〔発明の効果〕
本発明によれば、熱硬化性樹脂中に熱可塑性樹脂を混入
した混合樹脂を強化繊維に含浸させ、加熱に伴なう上記
熱可塑性樹脂の膨脹作用を利用して金属部品を固着して
いる。したがって、金属部品、が強固に固着された信頼
性の高いシャフトを形成することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るシャフトの製造方法に使用される
マンドレルの一例を概念的に示した側面図、第2図はマ
ンドレルに樹脂含浸繊維が巻付けられている態様を示し
た概念図、第3図はマンドレルの周面に形成された樹脂
含浸繊維の層を概念的に示した斜視図、第4図は金属継
手の構造を示した斜視図、第5図はセレーションの断面
形状を例示した概念図、第6図は本発明によって形成さ
れたシャフトを示す斜視図、第7図は加熱に伴なう筒状
体の内周径の変化を例示したグラフ、第8図は従来のシ
ャフトの製造方法を説明するための斜視図、第9図はフ
ィラメントワインディング成型法を説明するための概念
図である。 0・・・マンドレル、 1 。 12゜ 18〜2 セレ ション、 16゜ 7・・・金属継手、 2・・・シ ャフト。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 熱硬化性樹脂に適量の熱可塑性樹脂を混入した混合樹脂
    を強化繊維に含浸させる工程と、上記樹脂含浸繊維を柱
    状のマンドレルに巻付けて、該繊維の層からなる筒状体
    を形成する工程と、上記筒状体に第1の加熱処理を施し
    て、上記繊維に含浸された熱可塑性樹脂を半硬化させる
    工程と、 上記筒状体の温度が常温に戻ったのち、上記マンドレル
    を上記筒状体から除去する工程と、上記マンドレルの除
    去により形成された貫通孔の端部に取付け用の金属部品
    を嵌合させる工程と、上記筒状体に第2の加熱処理を施
    して、上記繊維に含浸された熱硬化性樹脂および熱可塑
    性樹脂をそれぞれ完全硬化および熱膨脹させる工程とを
    含むシャフトの製造方法。
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JP2011153194A (ja) * 2010-01-26 2011-08-11 Panasonic Electric Works Co Ltd 熱硬化性樹脂成形品
JP2015078260A (ja) * 2013-10-15 2015-04-23 サンデン商事株式会社 高導電性炭素繊維素材及びそれを用いた成形方法

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