JPH03161326A - 繊維強化複合材料製フランジ付パイプおよびその製造方法 - Google Patents
繊維強化複合材料製フランジ付パイプおよびその製造方法Info
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- JPH03161326A JPH03161326A JP1301648A JP30164889A JPH03161326A JP H03161326 A JPH03161326 A JP H03161326A JP 1301648 A JP1301648 A JP 1301648A JP 30164889 A JP30164889 A JP 30164889A JP H03161326 A JPH03161326 A JP H03161326A
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Landscapes
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は繊維強化複合材料製フランジ付パイプ(以下
、フランジ付パイプと略記する.)に関するものである
. 〔従来の技術〕 第5図は従来のフランジ付パイプの断面図であり、図に
おいて(1)はフランジ付パイプ、(2)は繊維強化プ
ラスチックにより戒形、加工されたパイプ部、(3)は
あらかじめ繊維強化プラスチックにより成形され、パイ
プ部(2)に挿入できるように機械加工されたフランジ
部、(4)はパイプ部(2)上にフランジ部(3)を固
定させるための補強材である,パイプ部(2)、フラン
ジ部(3)および補強材(4)はそれぞれ,熱硬化性樹
脂等のマトリックス(5)中に炭素繊維、ガラス繊維等
の強化繊維(6)を埋設した繊維強化複合材料からなる
. 上記のフランジ付パイプ(1)は、フランジ部(3)に
パイプ部(2)を挿入し、熱硬化性樹脂からなるマトリ
ックス(5)を含浸した未硬化の補強材(4)によりパ
イプ部(2)とフランジ部(3)を接着し、治工兵(図
示していない)等を使用して加圧保持し、補強材(4)
のマトリックス(5)を加熱硬化することにより製造さ
れる。
、フランジ付パイプと略記する.)に関するものである
. 〔従来の技術〕 第5図は従来のフランジ付パイプの断面図であり、図に
おいて(1)はフランジ付パイプ、(2)は繊維強化プ
ラスチックにより戒形、加工されたパイプ部、(3)は
あらかじめ繊維強化プラスチックにより成形され、パイ
プ部(2)に挿入できるように機械加工されたフランジ
部、(4)はパイプ部(2)上にフランジ部(3)を固
定させるための補強材である,パイプ部(2)、フラン
ジ部(3)および補強材(4)はそれぞれ,熱硬化性樹
脂等のマトリックス(5)中に炭素繊維、ガラス繊維等
の強化繊維(6)を埋設した繊維強化複合材料からなる
. 上記のフランジ付パイプ(1)は、フランジ部(3)に
パイプ部(2)を挿入し、熱硬化性樹脂からなるマトリ
ックス(5)を含浸した未硬化の補強材(4)によりパ
イプ部(2)とフランジ部(3)を接着し、治工兵(図
示していない)等を使用して加圧保持し、補強材(4)
のマトリックス(5)を加熱硬化することにより製造さ
れる。
しかるに上記のような従来のフランジ付パイプにおいて
は、パイプ部(2)の繊維(6)とフランジ部(3)の
繊維(6)は連続しておらず,補強材(4)のマトリッ
クス(5)の接着力のみでフランジ部(3)が取付けら
れているため固着力が小さく,フランジ部(3)を他の
構造部材と接続した状態で曲げモーメント等の応力を受
けると破損しやすく、フランジ部(3)の接合強度を上
げるためには補強材(4)を複数層積層する等の必要が
あり、フランジ部(3)が厚内になるなどの問題点があ
った. この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、ねじり強度,曲げ強度等の強度が大きく、か
つパイプ部とフランジ部との固着力が大きくて曲げモー
メント等の応力により破損しにくく、補強材等が不要で
、フランジ部をパイプ部と一体に、しかも繊維密度が高
く薄肉化および軽量化でき、安価で高品質の繊維強化複
合材料製フランジ付パイプ、およびその製造方法を提供
することを目的とする. 〔課題を解決するための手段〕 本発明は次の繊維強化複合材料製フランジ付パイプおよ
びその製造方法である. (1)パイプ部およびフランジ部を通して連続した交差
方向の20〜45゜配向連続繊維およびO゜配向連続繊
維の編組織と、90゜配向連続繊維とからなる強化繊維
、ならびにこの強化繊維を埋設した状態で硬化したマト
リックスからなる繊維強化複合材料製フランジ付パイプ
. (2)交差方向の20〜45゜配向連続繊維およびO゜
配向連続繊維からなるスリーブ状の編組織にフランジ形
成部を形成する工程と、前記スリーブ状の編繊維をマン
ドレルに装着してパイプ形成部を形成する工程と、マン
ドレルに装着した編組織の上に90゜配向連続繊維を巻
付けて強化繊維を形成する工程と、連続したパイプ或形
キャビティおよびフランジ成形キャビティを有する成形
型に、前記マンドレルに装着した強化繊維をセットする
工程と、強化繊維にマトリックスを含浸させる工程と、
マトリックスを硬化させる工程とからなる繊維強化複合
材料製フランジ付パイプの製造方法.本発明のフランジ
付パイプは繊維強化複合材料からなるフランジ部とパイ
プ部とからなり、形状としては円筒、円錐,角筒、ある
いは角錐等任意の形状が採用できる. 本発明で用いる繊維強化複合材料としては、たとえばマ
トリックスとしてアルミニウムやマグネシウム等の金属
や合金を用いる繊維強化金属(FRM)や,ポリアミド
等の樹脂を用いる繊維強化プラスチック(FRP)など
があげられ、樹脂としては熱硬化性樹脂でも熱可塑性樹
脂でもよい.強化繊維としては、炭素繊維、ガラス繊維
、アラミド繊維、あるいはこれらの混合物などを例示で
きる。
は、パイプ部(2)の繊維(6)とフランジ部(3)の
繊維(6)は連続しておらず,補強材(4)のマトリッ
クス(5)の接着力のみでフランジ部(3)が取付けら
れているため固着力が小さく,フランジ部(3)を他の
構造部材と接続した状態で曲げモーメント等の応力を受
けると破損しやすく、フランジ部(3)の接合強度を上
げるためには補強材(4)を複数層積層する等の必要が
あり、フランジ部(3)が厚内になるなどの問題点があ
った. この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、ねじり強度,曲げ強度等の強度が大きく、か
つパイプ部とフランジ部との固着力が大きくて曲げモー
メント等の応力により破損しにくく、補強材等が不要で
、フランジ部をパイプ部と一体に、しかも繊維密度が高
く薄肉化および軽量化でき、安価で高品質の繊維強化複
合材料製フランジ付パイプ、およびその製造方法を提供
することを目的とする. 〔課題を解決するための手段〕 本発明は次の繊維強化複合材料製フランジ付パイプおよ
びその製造方法である. (1)パイプ部およびフランジ部を通して連続した交差
方向の20〜45゜配向連続繊維およびO゜配向連続繊
維の編組織と、90゜配向連続繊維とからなる強化繊維
、ならびにこの強化繊維を埋設した状態で硬化したマト
リックスからなる繊維強化複合材料製フランジ付パイプ
. (2)交差方向の20〜45゜配向連続繊維およびO゜
配向連続繊維からなるスリーブ状の編組織にフランジ形
成部を形成する工程と、前記スリーブ状の編繊維をマン
ドレルに装着してパイプ形成部を形成する工程と、マン
ドレルに装着した編組織の上に90゜配向連続繊維を巻
付けて強化繊維を形成する工程と、連続したパイプ或形
キャビティおよびフランジ成形キャビティを有する成形
型に、前記マンドレルに装着した強化繊維をセットする
工程と、強化繊維にマトリックスを含浸させる工程と、
マトリックスを硬化させる工程とからなる繊維強化複合
材料製フランジ付パイプの製造方法.本発明のフランジ
付パイプは繊維強化複合材料からなるフランジ部とパイ
プ部とからなり、形状としては円筒、円錐,角筒、ある
いは角錐等任意の形状が採用できる. 本発明で用いる繊維強化複合材料としては、たとえばマ
トリックスとしてアルミニウムやマグネシウム等の金属
や合金を用いる繊維強化金属(FRM)や,ポリアミド
等の樹脂を用いる繊維強化プラスチック(FRP)など
があげられ、樹脂としては熱硬化性樹脂でも熱可塑性樹
脂でもよい.強化繊維としては、炭素繊維、ガラス繊維
、アラミド繊維、あるいはこれらの混合物などを例示で
きる。
本発明の製造方法においては、各工程は前記順序で行う
必要はなく、順序を入替えて行ってもよい. 〔作 用〕 本発明の繊維強化複合材料製フランジ付パイプは、パイ
プ部とフランジ部を通して連続した交差方向の20〜4
5゜配向連続繊維およびO゜配向連続繊維の編組織と、
90゜配向連続繊維とからなる強化繊維を埋設して、パ
イプ部とフランジ部が一体に形成されているため、20
〜45゜配尚の連続繊維はねじり強度を増加させ,0゜
配向連続繊維は曲げ強度を増加させ、90゜配向連続繊
維はねじり強度を増加させる.また、パイプ部とフラン
ジ部との固着力が大きく、応力を受けても破損しにくい
。
必要はなく、順序を入替えて行ってもよい. 〔作 用〕 本発明の繊維強化複合材料製フランジ付パイプは、パイ
プ部とフランジ部を通して連続した交差方向の20〜4
5゜配向連続繊維およびO゜配向連続繊維の編組織と、
90゜配向連続繊維とからなる強化繊維を埋設して、パ
イプ部とフランジ部が一体に形成されているため、20
〜45゜配尚の連続繊維はねじり強度を増加させ,0゜
配向連続繊維は曲げ強度を増加させ、90゜配向連続繊
維はねじり強度を増加させる.また、パイプ部とフラン
ジ部との固着力が大きく、応力を受けても破損しにくい
。
本発明の繊維強化複合材料製フランジ付パイプの製造方
法では、交差方向の20〜45゜配向連続繊維およびO
0配向連続繊維からなるスリーブ状の編組織を手繰り寄
せて、フランジ形成部を形威することにより、パイプ形
成部とフランジ形成部の繊維を連続させることができる
。そしてその上から90゜配向連続繊維をフィルムワイ
ンディングにより券付けることにより、編組織を巻締め
て配向の乱れを防止するとともに、繊維密度を高め、薄
肉化および軽量化することができる。そしてこのように
して形處される強化繊維をマンドレルに装着した状態で
成形型に配直し、マトリックスを含浸、硬化させること
によりパイプ部とフランジ部が一体化したフランジ付パ
イプが容易に製造される。
法では、交差方向の20〜45゜配向連続繊維およびO
0配向連続繊維からなるスリーブ状の編組織を手繰り寄
せて、フランジ形成部を形威することにより、パイプ形
成部とフランジ形成部の繊維を連続させることができる
。そしてその上から90゜配向連続繊維をフィルムワイ
ンディングにより券付けることにより、編組織を巻締め
て配向の乱れを防止するとともに、繊維密度を高め、薄
肉化および軽量化することができる。そしてこのように
して形處される強化繊維をマンドレルに装着した状態で
成形型に配直し、マトリックスを含浸、硬化させること
によりパイプ部とフランジ部が一体化したフランジ付パ
イプが容易に製造される。
以下、この発明の一実施例を図について説明する。第1
図は実施例のフランジ付パイプの断irti図、第2図
は成形型の断面図、第3図は編組織の正[「11図、第
4図(a)は予備成形後の編組織の正面図、(b)はそ
の側面図であり、図において、第5図と同一符号は同一
または相当部分を示す。
図は実施例のフランジ付パイプの断irti図、第2図
は成形型の断面図、第3図は編組織の正[「11図、第
4図(a)は予備成形後の編組織の正面図、(b)はそ
の側面図であり、図において、第5図と同一符号は同一
または相当部分を示す。
第1図において、フランジ付パイプ(1)はパイプ部(
2)およびフランジ部(3)を通して連続した繊維のg
!和織(6A)と、その上に巻込まれた90゜配向連続
繊維(6B)とからなるスリーブ状の強化繊維(6)、
ならびにこの強化繊維(6)を埋設した状態で硬化した
マトリックス(5)からなる繊維強化複合材料により一
体的に形成されている。編組wt(6A)は第3図に示
すように、長手方向に対して交差方向の20〜45゜配
向連続繊維(6a)、(6b)と、O゜配向連続繊維(
6c)のスリーブ状の編組織からなり、パイプ部(2)
およびフランジ部(3)に対応してパイプ形威部(7)
およびひだ状のフランジ形戊部(8)が形成されている
。
2)およびフランジ部(3)を通して連続した繊維のg
!和織(6A)と、その上に巻込まれた90゜配向連続
繊維(6B)とからなるスリーブ状の強化繊維(6)、
ならびにこの強化繊維(6)を埋設した状態で硬化した
マトリックス(5)からなる繊維強化複合材料により一
体的に形成されている。編組wt(6A)は第3図に示
すように、長手方向に対して交差方向の20〜45゜配
向連続繊維(6a)、(6b)と、O゜配向連続繊維(
6c)のスリーブ状の編組織からなり、パイプ部(2)
およびフランジ部(3)に対応してパイプ形威部(7)
およびひだ状のフランジ形戊部(8)が形成されている
。
第2図において、(11)は強化繊維(6)を装着する
マンドレル、(12)は成形型で、パイプ成形型(l3
)およびフランジ威形型(l4)からなり、それぞれ割
型であって、マンドレル(ll)との間に連続したパイ
プ成形キャビティ(l5)およびフランジ或形キャビテ
ィ(l6)を形成し、ボルト(17)により締付けられ
るようになっている. フランジ付パイプ(1)の製造方法は,まず第3図に示
す状態のスリーブ状の編組織(6A)の両端部を手繰り
寄せて、第4図に示すように、ひだ状のフランジ形威部
(8)を形成して予備成形する。この状態で編組m (
6A)をマンドレル(11)に装着してパイプ形成部(
7)を形成する。この上にフランジ形成部(8)を形戊
した他の編組織(6A)を被せて、第1図に示すように
編組wi(6A)を積層する。フランジ形成部(8)の
形成はマンドレル装着後に積層状態で行ってもよい。そ
の後、パイプ形成部(7)の上に90’配向連続繊維(
6B)をフィルムワインディングにより巻付けて強化繊
維(6)を形成する。
マンドレル、(12)は成形型で、パイプ成形型(l3
)およびフランジ威形型(l4)からなり、それぞれ割
型であって、マンドレル(ll)との間に連続したパイ
プ成形キャビティ(l5)およびフランジ或形キャビテ
ィ(l6)を形成し、ボルト(17)により締付けられ
るようになっている. フランジ付パイプ(1)の製造方法は,まず第3図に示
す状態のスリーブ状の編組織(6A)の両端部を手繰り
寄せて、第4図に示すように、ひだ状のフランジ形威部
(8)を形成して予備成形する。この状態で編組m (
6A)をマンドレル(11)に装着してパイプ形成部(
7)を形成する。この上にフランジ形成部(8)を形戊
した他の編組織(6A)を被せて、第1図に示すように
編組wi(6A)を積層する。フランジ形成部(8)の
形成はマンドレル装着後に積層状態で行ってもよい。そ
の後、パイプ形成部(7)の上に90’配向連続繊維(
6B)をフィルムワインディングにより巻付けて強化繊
維(6)を形成する。
そして成形型(12)のパイプ或形型(13)およびフ
ランジ成形型(l4)をマンドレル(1l)の周囲に装
着して、強化繊維(6)のパイプ形成部(7)をパイプ
或形キャビティ(l5)に、またフランジ形成部(8)
をフランジ成形キャビティ(16)にセットし、ボルト
(l7)により固定する。その後、真空含浸等の手段に
より,キャビティ(15)、(l6)にマトリックス(
5)を導入し、強化繊維(6)に含浸させ、この状態で
マトリックス(5)を硬化させてフランジ付パイプ(1
)を得る。マトリックス(5)の含浸は硬化前の任意の
段階で行うことができ,樹脂等の場合は予め含浸させた
強化繊維を用いてもよい. 上記により得られるフランジ付パイプ(1)は、パイプ
部(2)とフランジ部(3)を通して連続した20〜4
5゜配向連続繊維(6a) , (6b)およびO゜配
向連続繊維(6c)のスリーブ状の編組織(6A)と、
90’配向連続繊維(6B)とからなる強化繊維(6)
を埋設して、パイプ部(2)とフランジ部(3)が一体
に形成されているため,20〜45゜配向連続繊維(6
a) , (6b)および90゜配向連続繊維(6B)
はねじり強度を増加させ、O゜配向連続繊維(6c)は
曲げ強度を増加させる.またパイプ部(2)とフランジ
部(3)との固着力が大きく、応力を受けても破損しに
くい. 上記の製造方法では、連続した編組織からなるスリーブ
状の編組織(6A)を手繰り寄せて、フランジ形成部(
8)を形威することにより、パイプ形戊部(7)とフラ
ンジ形成部(8)の繊維を容易に連続させることができ
る。そしてその上から90゜配向連続繊維(6B)をフ
ィルムワインデイングにより巻付けることにより、編組
織(6A)を巻締めて配尚の乱れを防止するとともに、
繊維密度を高め、薄肉化および軽量化することができる
。そしてこのようにして形成された強化繊維(6)をマ
ンドレル(1l)に装着した状態で成形型(l2)に配
置し、マトリックス(5)を含浸,硬化させることによ
り、パイプ部(2)とフランジ部(3)が一体化したフ
ランジ付パイプ(1)が効率よく製造される。
ランジ成形型(l4)をマンドレル(1l)の周囲に装
着して、強化繊維(6)のパイプ形成部(7)をパイプ
或形キャビティ(l5)に、またフランジ形成部(8)
をフランジ成形キャビティ(16)にセットし、ボルト
(l7)により固定する。その後、真空含浸等の手段に
より,キャビティ(15)、(l6)にマトリックス(
5)を導入し、強化繊維(6)に含浸させ、この状態で
マトリックス(5)を硬化させてフランジ付パイプ(1
)を得る。マトリックス(5)の含浸は硬化前の任意の
段階で行うことができ,樹脂等の場合は予め含浸させた
強化繊維を用いてもよい. 上記により得られるフランジ付パイプ(1)は、パイプ
部(2)とフランジ部(3)を通して連続した20〜4
5゜配向連続繊維(6a) , (6b)およびO゜配
向連続繊維(6c)のスリーブ状の編組織(6A)と、
90’配向連続繊維(6B)とからなる強化繊維(6)
を埋設して、パイプ部(2)とフランジ部(3)が一体
に形成されているため,20〜45゜配向連続繊維(6
a) , (6b)および90゜配向連続繊維(6B)
はねじり強度を増加させ、O゜配向連続繊維(6c)は
曲げ強度を増加させる.またパイプ部(2)とフランジ
部(3)との固着力が大きく、応力を受けても破損しに
くい. 上記の製造方法では、連続した編組織からなるスリーブ
状の編組織(6A)を手繰り寄せて、フランジ形成部(
8)を形威することにより、パイプ形戊部(7)とフラ
ンジ形成部(8)の繊維を容易に連続させることができ
る。そしてその上から90゜配向連続繊維(6B)をフ
ィルムワインデイングにより巻付けることにより、編組
織(6A)を巻締めて配尚の乱れを防止するとともに、
繊維密度を高め、薄肉化および軽量化することができる
。そしてこのようにして形成された強化繊維(6)をマ
ンドレル(1l)に装着した状態で成形型(l2)に配
置し、マトリックス(5)を含浸,硬化させることによ
り、パイプ部(2)とフランジ部(3)が一体化したフ
ランジ付パイプ(1)が効率よく製造される。
なお、第1図ないし第5図では、強化繊維(6)として
1〜2層を図示しているが、実際には多数の繊維が編込
まれたり、積層されたものが使用できる. 〔発明の効果〕 以上の通り,本発明のフランジ付パイプは、パイプ部お
よびフランジ部を通して連続した交差方向の20〜45
゜配向連続繊維およびO゜配向連続繊維の編組織と、9
0゜配向連続繊維とからなる強化繊維をマトリックス中
に埋設しているため、全体のねじり強度、曲げ強度等の
強度が大きく,またパイプ部とフランジ部との固着力が
大きくて曲げモーメント等の応力により破損しに<<,
補強材等が不要で、フランジ部をパイプ部と一体に、し
かも配尚の規則性および繊維密度を高め、薄肉化および
軽量化することができる. 本発明のフランジ付パイプの製造方法によれば、マンド
レルおよび成形型を使用して、パイプ形成部およびフラ
ンジ形成部の形成と、フィラメントワインディング,マ
トリックスの含浸,硬化によりフランジ付パイプを或形
するため、上記のような優れた品質のフランジ付パイプ
を効率よく、安価にvli造することができる.
1〜2層を図示しているが、実際には多数の繊維が編込
まれたり、積層されたものが使用できる. 〔発明の効果〕 以上の通り,本発明のフランジ付パイプは、パイプ部お
よびフランジ部を通して連続した交差方向の20〜45
゜配向連続繊維およびO゜配向連続繊維の編組織と、9
0゜配向連続繊維とからなる強化繊維をマトリックス中
に埋設しているため、全体のねじり強度、曲げ強度等の
強度が大きく,またパイプ部とフランジ部との固着力が
大きくて曲げモーメント等の応力により破損しに<<,
補強材等が不要で、フランジ部をパイプ部と一体に、し
かも配尚の規則性および繊維密度を高め、薄肉化および
軽量化することができる. 本発明のフランジ付パイプの製造方法によれば、マンド
レルおよび成形型を使用して、パイプ形成部およびフラ
ンジ形成部の形成と、フィラメントワインディング,マ
トリックスの含浸,硬化によりフランジ付パイプを或形
するため、上記のような優れた品質のフランジ付パイプ
を効率よく、安価にvli造することができる.
第1図は実施例のフランジ付パイプの断面図、第2回は
成形型の断面図、第3図は編組織の正面図、第4図(a
)は予備成形後の編組織の正面図,(b)はその側面図
、第5図は従来のフランジ付パイプの断面図である.
成形型の断面図、第3図は編組織の正面図、第4図(a
)は予備成形後の編組織の正面図,(b)はその側面図
、第5図は従来のフランジ付パイプの断面図である.
Claims (2)
- (1)パイプ部およびフランジ部を通して連続した交差
方向の20〜45゜配向連続繊維および0゜配向連続繊
維の編組織と、90゜配向連続繊維とからなる強化繊維
、ならびにこの強化繊維を埋設した状態で硬化したマト
リックスからなることを特徴とする繊維強化複合材料製
フランジ付パイプ。 - (2)交差方向の20〜45゜配向連続繊維および0゜
配向連続繊維からなるスリーブ状の編組織にフランジ形
成部を形成する工程と、前記スリーブ状の編組織をマン
ドレルに装着してパイプ形成部を形成する工程と、マン
ドレルに装着した編組織の上に90゜配向連続繊維を巻
付けて強化繊維を形成する工程と、連続したパイプ成形
キャビティおよびフランジ成形キャビティを有する成形
型に、前記マンドレルに装着した強化繊維をセットする
工程と、強化繊維にマトリックスを含浸させる工程と、
マトリックスを硬化させる工程とからなることを特徴と
する繊維強化複合材料製フランジ付パイプの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1301648A JPH03161326A (ja) | 1989-11-20 | 1989-11-20 | 繊維強化複合材料製フランジ付パイプおよびその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1301648A JPH03161326A (ja) | 1989-11-20 | 1989-11-20 | 繊維強化複合材料製フランジ付パイプおよびその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH03161326A true JPH03161326A (ja) | 1991-07-11 |
Family
ID=17899467
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1301648A Pending JPH03161326A (ja) | 1989-11-20 | 1989-11-20 | 繊維強化複合材料製フランジ付パイプおよびその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH03161326A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009107337A (ja) * | 2007-10-16 | 2009-05-21 | General Electric Co <Ge> | ほぼ円筒形の複合材物品及びファンケーシング |
JP2016145584A (ja) * | 2015-02-06 | 2016-08-12 | 株式会社ジェイテクト | 軌道輪 |
JP2017165087A (ja) * | 2016-01-06 | 2017-09-21 | ザ・ボーイング・カンパニーThe Boeing Company | 熱可塑性強化ダクト及びその製造 |
JP2021138120A (ja) * | 2020-03-09 | 2021-09-16 | キヤノン株式会社 | 繊維強化樹脂成形体の製造方法、繊維強化樹脂成形体の製造システム、および繊維強化樹脂成形体 |
JP2021138005A (ja) * | 2020-03-03 | 2021-09-16 | マツダ株式会社 | 繊維強化樹脂製部材とその製造方法 |
-
1989
- 1989-11-20 JP JP1301648A patent/JPH03161326A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JP2016145584A (ja) * | 2015-02-06 | 2016-08-12 | 株式会社ジェイテクト | 軌道輪 |
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