JPS5823627Y2 - フランジ構造体 - Google Patents
フランジ構造体Info
- Publication number
- JPS5823627Y2 JPS5823627Y2 JP1979059671U JP5967179U JPS5823627Y2 JP S5823627 Y2 JPS5823627 Y2 JP S5823627Y2 JP 1979059671 U JP1979059671 U JP 1979059671U JP 5967179 U JP5967179 U JP 5967179U JP S5823627 Y2 JPS5823627 Y2 JP S5823627Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flange structure
- neck
- fiber
- reinforcing
- cylindrical
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
- Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)
- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
- Mutual Connection Of Rods And Tubes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は繊維強化複合材料より作られたフランジ構造体
に関するものであり、第1図に示す如く、円筒部1と首
部2とからなるものである。
に関するものであり、第1図に示す如く、円筒部1と首
部2とからなるものである。
前記の如きフランジ構造体は単独で使用されるケースは
少なく、通常、他の構造体に結合して使用される。
少なく、通常、他の構造体に結合して使用される。
このような目的に使用されるために、従来開発されてき
たフランジ構造体は強度を重視する点より金属を原料と
するものがその主流をしめてきた。
たフランジ構造体は強度を重視する点より金属を原料と
するものがその主流をしめてきた。
比較的多目的に使用される上記金属製フランジ構造体は
、その重量が大きいためにその取扱いが難しく、かつ、
その耐蝕性が不足することが、大きな欠点とされており
、このような不都合のないフランジ構造体の開発の要求
が高まってきている。
、その重量が大きいためにその取扱いが難しく、かつ、
その耐蝕性が不足することが、大きな欠点とされており
、このような不都合のないフランジ構造体の開発の要求
が高まってきている。
そこで、本考案者等は、上述した如き不都合を有さす、
しかも従来開発されてきたフランジ構造体の有する優れ
た緒特性をも備えたフランジ構造体を開発するべく検討
した結果、繊維を強化材とし、これに樹脂または無機材
料を母材として複合化したものを素材とし、かつ繊維の
配列方向を特定化することによって、その目的を達成し
得るフランジ構造体が得られることを見出し本考案を完
成した。
しかも従来開発されてきたフランジ構造体の有する優れ
た緒特性をも備えたフランジ構造体を開発するべく検討
した結果、繊維を強化材とし、これに樹脂または無機材
料を母材として複合化したものを素材とし、かつ繊維の
配列方向を特定化することによって、その目的を達成し
得るフランジ構造体が得られることを見出し本考案を完
成した。
本考案のフランジ構造体は、円筒部1と首部2の全部又
は一部が層状構造を有する繊維補強材と母材とからなる
複合材より構成されており、円筒部1の外層部3、当該
外層部と首部2とをつなぐ曲率部4及び首部2の補強部
5に於ける補強繊維が、円筒部の軸方向及び首部の外方
向に連続して配向されたフランジ構造体にある。
は一部が層状構造を有する繊維補強材と母材とからなる
複合材より構成されており、円筒部1の外層部3、当該
外層部と首部2とをつなぐ曲率部4及び首部2の補強部
5に於ける補強繊維が、円筒部の軸方向及び首部の外方
向に連続して配向されたフランジ構造体にある。
本考案のフランジ構造体を、その−例を第1図に示した
が、その特徴はフランジ構造体の円筒部1の外層部3と
首部の補強部2及び円筒部1及び首部2とをつなぐ曲率
部4に配置された補強用繊維が連続したもので構成され
、かつ、その配向が円筒部に於ては円筒の軸方向に、首
部に於てはその外方向に配向せしめられている点である
。
が、その特徴はフランジ構造体の円筒部1の外層部3と
首部の補強部2及び円筒部1及び首部2とをつなぐ曲率
部4に配置された補強用繊維が連続したもので構成され
、かつ、その配向が円筒部に於ては円筒の軸方向に、首
部に於てはその外方向に配向せしめられている点である
。
かくの如き繊維補強層を有しないフランジ構造体におい
てはその使用時に於て円筒部と首部との係合部に繰返し
加えられる曲げ応力によって耐えることができず亀裂が
発生し易く、その耐久性に大きな問題があるのであるが
本考案のフランジ構造体は上記部位における補強繊維が
連続しているため、このような不都合が生ずることを極
めて効率よく防止し得ているのである。
てはその使用時に於て円筒部と首部との係合部に繰返し
加えられる曲げ応力によって耐えることができず亀裂が
発生し易く、その耐久性に大きな問題があるのであるが
本考案のフランジ構造体は上記部位における補強繊維が
連続しているため、このような不都合が生ずることを極
めて効率よく防止し得ているのである。
なお本考案のフランジ構造体の円筒部とは中空柱状体を
意味し、円形、楕円形、矩形状等、種々の形のものを含
むものである。
意味し、円形、楕円形、矩形状等、種々の形のものを含
むものである。
上記した繊維補強層は、二軸方向に引揃えた補強繊維に
母材を含浸せしめた引揃えシート状のもの、これら引揃
えシート状物の繊維軸を変えて積層したもの、或いはこ
れら引揃えシートに織布又は不織布よりなる補強層を設
けたもの又は補強繊維の織布に母材を含浸したものなど
を用いることができる。
母材を含浸せしめた引揃えシート状のもの、これら引揃
えシート状物の繊維軸を変えて積層したもの、或いはこ
れら引揃えシートに織布又は不織布よりなる補強層を設
けたもの又は補強繊維の織布に母材を含浸したものなど
を用いることができる。
補強用繊維としては種々のもの、例えば、ガラス繊維、
炭素繊維、グラファイト繊維などの無機繊維類、ポリエ
ステル繊維、ポリアミド繊維、芳香族ポリアミド繊維、
ポリイミド繊維などを用い得るが、とくに炭素繊維、グ
ラファイト繊維を用いた場合に好しい効果が得られる。
炭素繊維、グラファイト繊維などの無機繊維類、ポリエ
ステル繊維、ポリアミド繊維、芳香族ポリアミド繊維、
ポリイミド繊維などを用い得るが、とくに炭素繊維、グ
ラファイト繊維を用いた場合に好しい効果が得られる。
またフランジ構造体を構成する母材としては不飽和ポリ
エステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、ポリフ
ェニルスルホン樹脂、ポリアミド樹脂などの熱可塑性又
は熱硬化性樹脂や合金材などの無機材料を用いることが
でき、これら母材は本考案のフランジ構造体の用途等を
勘案し適宜選定するのがよく、また、母材の補強用繊維
への含浸は予め含浸する方法又は後に金型などを利用し
て注型する方法などを用い得る。
エステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリイミド樹脂、ポリフ
ェニルスルホン樹脂、ポリアミド樹脂などの熱可塑性又
は熱硬化性樹脂や合金材などの無機材料を用いることが
でき、これら母材は本考案のフランジ構造体の用途等を
勘案し適宜選定するのがよく、また、母材の補強用繊維
への含浸は予め含浸する方法又は後に金型などを利用し
て注型する方法などを用い得る。
本考案のフランジ構造体製造法の一例を第2図に従って
説明する。
説明する。
まず、第2図a、イに示した如き補強用繊維の平織状繊
維材料に樹脂母材を含浸した材料の一端に予め切れ日日
を入れ、本考案のフランジ構造体の首部2の部位5を形
成しうるようにする。
維材料に樹脂母材を含浸した材料の一端に予め切れ日日
を入れ、本考案のフランジ構造体の首部2の部位5を形
成しうるようにする。
かくの如き調製した繊維補強材料の一繊維軸の方向が、
フランジ作成用型への長軸にほぼ平行となるように合わ
せ、第2図すに示す如く型に巻付けた後、口部を同図C
中のへ部の如く成型することによって本考案のフランジ
構造体の首部5を形成する。
フランジ作成用型への長軸にほぼ平行となるように合わ
せ、第2図すに示す如く型に巻付けた後、口部を同図C
中のへ部の如く成型することによって本考案のフランジ
構造体の首部5を形成する。
このよ・の状態のフランジ構造体においては首部の強度
が著るしく不足する場合も多いので、第1図6に示す首
部に繊維補強材料によって補強部を形成する。
が著るしく不足する場合も多いので、第1図6に示す首
部に繊維補強材料によって補強部を形成する。
この場合において、この補強部はフィラメントワインデ
ィング法によって作成してもよく、また第2図C中の二
に示す如く、予め繊維補強用材の織物材や繊維引揃えシ
ートの積層物などによって、円環状成形体を作成してお
き、フランジ構造体の6部に設置し、適宜一体成形する
ことによって本考案のフランジ構造体とすることができ
る。
ィング法によって作成してもよく、また第2図C中の二
に示す如く、予め繊維補強用材の織物材や繊維引揃えシ
ートの積層物などによって、円環状成形体を作成してお
き、フランジ構造体の6部に設置し、適宜一体成形する
ことによって本考案のフランジ構造体とすることができ
る。
また、本考案のフランジ構造体の円筒部の内層は第1図
に示す如く、繊維補強材の繊維軸が円筒の長さ軸の軸方
向と平行とすることもできる。
に示す如く、繊維補強材の繊維軸が円筒の長さ軸の軸方
向と平行とすることもできる。
本考案のフランジ構造体は上述した如く補強用繊維の繊
維軸がそめ円筒部及び首部並びに円筒部と首部を係合す
る曲率部において特定の方向に規定されているため、従
来開発されてきたフランジ構造体に比べ、繰返し曲げ応
力が加わった場合においても極めて耐久性に優れたもの
とすることができる。
維軸がそめ円筒部及び首部並びに円筒部と首部を係合す
る曲率部において特定の方向に規定されているため、従
来開発されてきたフランジ構造体に比べ、繰返し曲げ応
力が加わった場合においても極めて耐久性に優れたもの
とすることができる。
第1図は本考案のフランジ構造体の部分展開部を含む側
面図であり、第2図はフランジ構造体の製造工程を示す
図である。 1・・・・・・フランジ構造体円筒部、2・・・・・・
首部、3・・・・・・円筒体外層部、4・・・・・・円
筒部と首部とを結ぶ曲率部、5・・・・・・首部の補強
部。
面図であり、第2図はフランジ構造体の製造工程を示す
図である。 1・・・・・・フランジ構造体円筒部、2・・・・・・
首部、3・・・・・・円筒体外層部、4・・・・・・円
筒部と首部とを結ぶ曲率部、5・・・・・・首部の補強
部。
Claims (1)
- 円筒部1と首部2の一部又は全部が層状構造を有する繊
維補強材と母材とからなる複合材料より構成されており
、当該円筒部1の外層部3、当該外層部と首部とをつな
ぐ曲率部4、及び首部2の補強部5における補強繊維が
円筒部の軸方向及び首部の外周方向へ連続して配向され
ていることを特徴とするフランジ構造体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979059671U JPS5823627Y2 (ja) | 1979-05-04 | 1979-05-04 | フランジ構造体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1979059671U JPS5823627Y2 (ja) | 1979-05-04 | 1979-05-04 | フランジ構造体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS55159121U JPS55159121U (ja) | 1980-11-15 |
JPS5823627Y2 true JPS5823627Y2 (ja) | 1983-05-20 |
Family
ID=29293662
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1979059671U Expired JPS5823627Y2 (ja) | 1979-05-04 | 1979-05-04 | フランジ構造体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5823627Y2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE102008028337B4 (de) * | 2008-06-13 | 2013-09-26 | Ellergon Antriebstechnik Gmbh | Verfahren zur Herstellung einer Hohlwelle mit mindestens einem integralen Flansch aus Faserverbundwerkstoff |
JP5847430B2 (ja) * | 2011-04-26 | 2016-01-20 | 株式会社Ihi | ケース、ケースの製造方法、及び成形型ユニット |
JP5598528B2 (ja) * | 2012-11-29 | 2014-10-01 | 株式会社豊田自動織機 | 筒状繊維構造体 |
JP6032848B2 (ja) * | 2013-05-17 | 2016-11-30 | 国立研究開発法人海洋研究開発機構 | 接合構造 |
CA2927864C (fr) * | 2013-11-06 | 2020-06-23 | Hutchinson | Dispositif de connexion et canalisation l'incorporant pour tuyauterie de transport de fluide d'un vehicule aerien ou spatial, et procede de fabrication de ce dispositif. |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS479511U (ja) * | 1971-03-03 | 1972-10-04 |
-
1979
- 1979-05-04 JP JP1979059671U patent/JPS5823627Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS55159121U (ja) | 1980-11-15 |
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