JPS635247B2 - - Google Patents
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- JPS635247B2 JPS635247B2 JP54002716A JP271679A JPS635247B2 JP S635247 B2 JPS635247 B2 JP S635247B2 JP 54002716 A JP54002716 A JP 54002716A JP 271679 A JP271679 A JP 271679A JP S635247 B2 JPS635247 B2 JP S635247B2
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- Japan
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- mold
- thermal expansion
- reinforced plastic
- fiber
- cfrp
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- Expired
Links
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Landscapes
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、繊維強化プラスチツク（以下FRP
と略す）円筒の製造方法に関するものである。
と略す）円筒の製造方法に関するものである。
一般にFRP円筒の製造方法は、ガラス繊維、
炭素繊維、ケブラー繊維（デユポン社の商品名）、
ボロン繊維等の強化材の特性を最高に発揮させる
ために連続繊維にエポキシ樹脂、ポリエステル樹
脂等の樹脂を含浸させながら、金型に巻き付けて
製品形状にし、加熱硬化脱型するウエツトワイン
デング法とよばれる方法と、予め繊維に樹脂を含
浸させ、それを加熱し、半硬化させ、いわゆるプ
リプレグを形成し、そのプリプレグを金型に巻き
つけ、製品形状にし、加熱硬化後、脱型するドラ
イワインデング法とがある。両方法とも金型は、
加熱硬化時には熱膨脹により、径が大きくなり、
ワインデングした製品の内面を外側に押し広げて
いる。そのため、冷却時には製品の熱膨脹係数に
比べ金型の熱膨脹係数が大きいため、金型と製品
との間に径が100mm〜600mmの場合0.1〜0.5mmのす
き間が生じ、脱型が容易になる。しかしこの場合
製品内面付近は硬化時に金型により押しつぶされ
た状態になり、繊維含有率が外面付近に比べ高く
なつている。又、内面付近は巻き付けを行なつた
状態よりも径が大きくなつており、そのため残留
応力が発生し、層間の接着力が低い場合には層間
はくりが起こることがある。加えて第１図に示す
金型の場合、１の部分の影響により両端がより広
げられるため、両端部の内径が中央部に比較し、
より大きくなることも考えられる。
炭素繊維、ケブラー繊維（デユポン社の商品名）、
ボロン繊維等の強化材の特性を最高に発揮させる
ために連続繊維にエポキシ樹脂、ポリエステル樹
脂等の樹脂を含浸させながら、金型に巻き付けて
製品形状にし、加熱硬化脱型するウエツトワイン
デング法とよばれる方法と、予め繊維に樹脂を含
浸させ、それを加熱し、半硬化させ、いわゆるプ
リプレグを形成し、そのプリプレグを金型に巻き
つけ、製品形状にし、加熱硬化後、脱型するドラ
イワインデング法とがある。両方法とも金型は、
加熱硬化時には熱膨脹により、径が大きくなり、
ワインデングした製品の内面を外側に押し広げて
いる。そのため、冷却時には製品の熱膨脹係数に
比べ金型の熱膨脹係数が大きいため、金型と製品
との間に径が100mm〜600mmの場合0.1〜0.5mmのす
き間が生じ、脱型が容易になる。しかしこの場合
製品内面付近は硬化時に金型により押しつぶされ
た状態になり、繊維含有率が外面付近に比べ高く
なつている。又、内面付近は巻き付けを行なつた
状態よりも径が大きくなつており、そのため残留
応力が発生し、層間の接着力が低い場合には層間
はくりが起こることがある。加えて第１図に示す
金型の場合、１の部分の影響により両端がより広
げられるため、両端部の内径が中央部に比較し、
より大きくなることも考えられる。
本発明の目的とするところは、上記問題点をな
くすため熱膨脹係数が０又は−２〜２×10-6／℃
の炭素繊維強化プラスチツク円筒（CFRP円筒）
の型を使用し、繊維含有率が均一で、残留応力の
少ないFRP円筒を製造することにある。
くすため熱膨脹係数が０又は−２〜２×10-6／℃
の炭素繊維強化プラスチツク円筒（CFRP円筒）
の型を使用し、繊維含有率が均一で、残留応力の
少ないFRP円筒を製造することにある。
以下に本発明について説明する。一般にCFRP
の熱膨脹係数は巻き付け角度により異なり第２図
に示すような特徴をもつている。この熱膨脹係数
の一種及び二種以上の巻角を組合せることによ
り、円周方向の熱膨脹係数を０又は−２〜２×
10-6／℃の範囲にすることが可能である。
の熱膨脹係数は巻き付け角度により異なり第２図
に示すような特徴をもつている。この熱膨脹係数
の一種及び二種以上の巻角を組合せることによ
り、円周方向の熱膨脹係数を０又は−２〜２×
10-6／℃の範囲にすることが可能である。
例えば、単独巻きにて熱膨脹係数０の45゜巻円
筒型の場合について第３図にて説明する。
CFRP45゜巻円筒（熱膨脹係数０）２をフイラメ
ントワインデング法にて成形し、機械加工にて表
面を仕上げる。フランジ部分３はCFRPの織物を
プレス成形にて作成したCFRP積層板にて製作す
る。これらを金属製のシヤフト４にとりつけ、
CFRP円筒型を形成する。CFRP円筒の表面に離
型剤を塗布したのち金型に巻き付けを行なうのと
同様の巻き付けを行ない、加熱硬化すればFRP
円筒が製作できる。CFRP型の熱膨脹係数が０の
ため脱型は若干困難であるが、500〜1000Kgの圧
力をかけるか、テーパー型にすれば容易に脱型で
きる。このようにして得られたFRP円筒は、残
留応力も少なく、肉厚方向では繊維含有率の均一
な円筒であり、層間ハクリの現象もみられない。
筒型の場合について第３図にて説明する。
CFRP45゜巻円筒（熱膨脹係数０）２をフイラメ
ントワインデング法にて成形し、機械加工にて表
面を仕上げる。フランジ部分３はCFRPの織物を
プレス成形にて作成したCFRP積層板にて製作す
る。これらを金属製のシヤフト４にとりつけ、
CFRP円筒型を形成する。CFRP円筒の表面に離
型剤を塗布したのち金型に巻き付けを行なうのと
同様の巻き付けを行ない、加熱硬化すればFRP
円筒が製作できる。CFRP型の熱膨脹係数が０の
ため脱型は若干困難であるが、500〜1000Kgの圧
力をかけるか、テーパー型にすれば容易に脱型で
きる。このようにして得られたFRP円筒は、残
留応力も少なく、肉厚方向では繊維含有率の均一
な円筒であり、層間ハクリの現象もみられない。
特にこの円筒がCFRP円筒の場合、残留応力が
少なく大いに効果がある。又、型の円筒部は
CFRP円筒型のみでなく、第４図に示すごとく円
周方向の熱膨脹係数０のCFRP円筒５を準備し、
加熱硬化時に熱膨脹により、この円筒５の内径と
同寸法になる外径をもつた金型６にはめこみ、巻
き付け型にする方法も可能である。これらの型は
肉厚方向の残留応力の大きい肉厚円筒の製造には
特に有効である。
少なく大いに効果がある。又、型の円筒部は
CFRP円筒型のみでなく、第４図に示すごとく円
周方向の熱膨脹係数０のCFRP円筒５を準備し、
加熱硬化時に熱膨脹により、この円筒５の内径と
同寸法になる外径をもつた金型６にはめこみ、巻
き付け型にする方法も可能である。これらの型は
肉厚方向の残留応力の大きい肉厚円筒の製造には
特に有効である。
第１図は一般的な金型、第２図はCFRPの巻角
と熱膨脹係数の関係、第３図はCFRP円筒型、第
４図は金型にCFRP円筒をはめこんだ型を示して
おり、１は金属製フランジ、２はCFRP円筒、３
はCFRPクロス積層板、４は金属製シヤフト、５
はCFRP円筒、６は一般的な金型である。
と熱膨脹係数の関係、第３図はCFRP円筒型、第
４図は金型にCFRP円筒をはめこんだ型を示して
おり、１は金属製フランジ、２はCFRP円筒、３
はCFRPクロス積層板、４は金属製シヤフト、５
はCFRP円筒、６は一般的な金型である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 繊維強化プラスチツク円筒の製造において、
円周方向の熱膨張係数を、０又は−２〜２×
10-6／℃の範囲に設計した炭素繊維強化プラスチ
ツク円筒を巻き付け型に用いる周方向熱膨張係数
２×10-6／℃以下の繊維強化プラスチツク円筒の
製造方法。 ２ 金属の円筒型に円周方向の熱膨張係数を０又
は−２〜２×10-6／℃の範囲に設計した炭素繊維
強化プラスチツク円筒をはめこみ、型を形成し、
その型を巻き付け型に用いる周方向熱膨張係数２
×10-6／℃以下の繊維強化プラスチツク円筒の製
造方法。 ３ 繊維強化プラスチツクが炭素繊維強化プラス
チツク（CFRP）である特許請求の範囲第２項記
載の繊維強化プラスチツク円筒の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP271679A JPS5593418A (en) | 1979-01-11 | 1979-01-11 | Preparation of fiber reinforced plastic cylinder |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP271679A JPS5593418A (en) | 1979-01-11 | 1979-01-11 | Preparation of fiber reinforced plastic cylinder |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5593418A JPS5593418A (en) | 1980-07-15 |
| JPS635247B2 true JPS635247B2 (ja) | 1988-02-02 |
Family
ID=11537023
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP271679A Granted JPS5593418A (en) | 1979-01-11 | 1979-01-11 | Preparation of fiber reinforced plastic cylinder |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5593418A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009126090A (ja) * | 2007-11-26 | 2009-06-11 | Univ Nihon | 炭素繊維強化樹脂製中空ロール及びその製造方法並びに炭素繊維強化樹脂製グラビア製版ロール |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2888664B2 (ja) * | 1991-03-30 | 1999-05-10 | 日本石油株式会社 | Ｃｆｒｐ製光学用筒 |
| JPH10693A (ja) * | 1996-06-13 | 1998-01-06 | Fuji Heavy Ind Ltd | 繊維強化樹脂複合材製円筒部品およびその製造方法 |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5319383A (en) * | 1976-08-08 | 1978-02-22 | Sumitomo Electric Industries | Metaod of molding of plastic * reinforced with fiber |
-
1979
- 1979-01-11 JP JP271679A patent/JPS5593418A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5319383A (en) * | 1976-08-08 | 1978-02-22 | Sumitomo Electric Industries | Metaod of molding of plastic * reinforced with fiber |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009126090A (ja) * | 2007-11-26 | 2009-06-11 | Univ Nihon | 炭素繊維強化樹脂製中空ロール及びその製造方法並びに炭素繊維強化樹脂製グラビア製版ロール |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5593418A (en) | 1980-07-15 |
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