JPS62771B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPS62771B2 JPS62771B2 JP54099783A JP9978379A JPS62771B2 JP S62771 B2 JPS62771 B2 JP S62771B2 JP 54099783 A JP54099783 A JP 54099783A JP 9978379 A JP9978379 A JP 9978379A JP S62771 B2 JPS62771 B2 JP S62771B2
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- JP
- Japan
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- fiber
- resin
- reinforced plastic
- heat curing
- curing
- Prior art date
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- Expired
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Landscapes
- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Description
本発明は繊維強化プラスチツクス（以下FRP
と略記）円筒の製造方法に関するものである。 一般にFRP円筒の製造方法は、ガラス繊維、
炭素繊維、ケブラー繊維（デイポン社の商品名）
等の強化材の連続繊維にエポキシ樹脂、ポリエス
テル樹脂等の樹脂を含浸させながら金型に巻きつ
けて製品形状にし、加熱硬化後脱型するウエツト
ワインデイング法とよばれる方法と、予め繊維に
樹脂を含浸させそれを加熱し半硬化させいわゆる
プリプレグを形成し、そのプリプレグの金型に巻
きつけ製品形状にし、加熱硬化、脱型を行なうド
ライワインデイング法とがある。 両方法とも硬化に際しては残留応力、残留歪を
軽減する目的で、一次加熱硬化（予備硬化）を行
なつた後一次加熱硬化より20℃〜100℃程高い温
度にて二次加熱硬化を行なうのが普通である。 一次、二次加熱硬化後の円筒表面は第１図に示
すごとく過剰の樹脂１でおおわれている。特にウ
エツトワインデイング法の場合にはボイドレスに
するために繊維束に十分に樹脂を含浸させ巻き付
けテンシヨンにより過剰の樹脂をしみ出させる方
法を用いるため、ドライワインデイング法に比べ
巻付け品の表面に過剰の樹脂が残る。なお図中２
は繊維と樹脂の巻き付け部分、３は円筒状金型で
ある。 この過剰の樹脂の影響により残留応力、残留歪
が発生し硬化脱型後の円筒の内径の真円度が悪く
なる現象がみられる。 特に表面の過剰樹脂が不均一であり円筒が薄肉
でしかも径が大きい場合円筒の内径は樹脂の多い
部分に引つ張られた状態になり内径が大きくなり
真円度が非常に悪くなる。この場合、表面過剰樹
脂を機械加工により取りのぞけば真円度は若干良
くなるが、真円にはならずやはり最初にみられた
真円度の悪い傾向は同じであり内径値としては機
械加工前と比べ小さくなり接合あるいははめ合せ
の場合に支障をきたすことがある。 上記の点に鑑み本発明は考究されたものであ
る。即ち本発明はFRP円筒の製造において真円
度の良いFRP円筒を得るため一次加熱硬化後表
面の過剰樹脂を機械加工により取りのぞいたのち
二次加熱硬化を行なうことを特徴とするものであ
る。（以下加熱硬化を単に硬化と略記する） 以下に本発明を詳細に説明する。FRP円筒の
製造において繊維とともに円筒状金型に巻き付け
られた樹脂は硬化時の加熱により温度上昇ととも
に一時的に粘度が下がり巻き付けを行なつた円筒
表面にしみ出てくる。通常この過剰樹脂の厚さは
巻き付け肉厚により異なるが0.2〜2.0mmにもな
る。 第２図に示すごとく回転硬化をしない場合には
樹脂は円筒表面をつたわり円筒下部に流れ、上部
には樹脂がほとんどなく下部には十数mmの肉厚の
樹脂１のたまりができる。なお図中２は円筒を形
成する繊維と樹脂の巻付け部分である。 この場合硬化後の円筒の内径の真円度は悪く第
１表に示すように内径200mmの円筒において0.2〜
0.3mmとなる。そのためFRP円筒の製造において
は回転硬化を行なうことが必要不可欠であるが通
常行なわれる一次、二次連続回転硬化をしても内
径200mmの円筒の真円度は0.05〜0.15mmであり、
さらに機械加工により過剰樹脂を取りのぞいたと
しても0.04〜0.13mmの真円度である。 本発明に於いては、回転硬化による一次硬化後
得られた円筒を機械加工により表面の過剰樹脂を
取りのぞき、一次硬化よりさらに高温（一次硬化
より20℃〜100℃）で二次硬化を行なう、これに
より一次硬化において表面過剰樹脂の影響により
発生した残留応力、残留歪を緩和し、二次硬化に
おいては表面過剰樹脂をとりのぞいているため残
留応力、残留歪はなく硬化後十分徐冷を行なえば
真円度の良いFRP円筒が得られる。 本発明の方法によれば、例えば内径200mmのＦ
RP円筒の場合では第１表に示すごとく真円度
0.005〜0.01mmのほぼ真円に近いFRP円筒が得ら
れた。
と略記）円筒の製造方法に関するものである。 一般にFRP円筒の製造方法は、ガラス繊維、
炭素繊維、ケブラー繊維（デイポン社の商品名）
等の強化材の連続繊維にエポキシ樹脂、ポリエス
テル樹脂等の樹脂を含浸させながら金型に巻きつ
けて製品形状にし、加熱硬化後脱型するウエツト
ワインデイング法とよばれる方法と、予め繊維に
樹脂を含浸させそれを加熱し半硬化させいわゆる
プリプレグを形成し、そのプリプレグの金型に巻
きつけ製品形状にし、加熱硬化、脱型を行なうド
ライワインデイング法とがある。 両方法とも硬化に際しては残留応力、残留歪を
軽減する目的で、一次加熱硬化（予備硬化）を行
なつた後一次加熱硬化より20℃〜100℃程高い温
度にて二次加熱硬化を行なうのが普通である。 一次、二次加熱硬化後の円筒表面は第１図に示
すごとく過剰の樹脂１でおおわれている。特にウ
エツトワインデイング法の場合にはボイドレスに
するために繊維束に十分に樹脂を含浸させ巻き付
けテンシヨンにより過剰の樹脂をしみ出させる方
法を用いるため、ドライワインデイング法に比べ
巻付け品の表面に過剰の樹脂が残る。なお図中２
は繊維と樹脂の巻き付け部分、３は円筒状金型で
ある。 この過剰の樹脂の影響により残留応力、残留歪
が発生し硬化脱型後の円筒の内径の真円度が悪く
なる現象がみられる。 特に表面の過剰樹脂が不均一であり円筒が薄肉
でしかも径が大きい場合円筒の内径は樹脂の多い
部分に引つ張られた状態になり内径が大きくなり
真円度が非常に悪くなる。この場合、表面過剰樹
脂を機械加工により取りのぞけば真円度は若干良
くなるが、真円にはならずやはり最初にみられた
真円度の悪い傾向は同じであり内径値としては機
械加工前と比べ小さくなり接合あるいははめ合せ
の場合に支障をきたすことがある。 上記の点に鑑み本発明は考究されたものであ
る。即ち本発明はFRP円筒の製造において真円
度の良いFRP円筒を得るため一次加熱硬化後表
面の過剰樹脂を機械加工により取りのぞいたのち
二次加熱硬化を行なうことを特徴とするものであ
る。（以下加熱硬化を単に硬化と略記する） 以下に本発明を詳細に説明する。FRP円筒の
製造において繊維とともに円筒状金型に巻き付け
られた樹脂は硬化時の加熱により温度上昇ととも
に一時的に粘度が下がり巻き付けを行なつた円筒
表面にしみ出てくる。通常この過剰樹脂の厚さは
巻き付け肉厚により異なるが0.2〜2.0mmにもな
る。 第２図に示すごとく回転硬化をしない場合には
樹脂は円筒表面をつたわり円筒下部に流れ、上部
には樹脂がほとんどなく下部には十数mmの肉厚の
樹脂１のたまりができる。なお図中２は円筒を形
成する繊維と樹脂の巻付け部分である。 この場合硬化後の円筒の内径の真円度は悪く第
１表に示すように内径200mmの円筒において0.2〜
0.3mmとなる。そのためFRP円筒の製造において
は回転硬化を行なうことが必要不可欠であるが通
常行なわれる一次、二次連続回転硬化をしても内
径200mmの円筒の真円度は0.05〜0.15mmであり、
さらに機械加工により過剰樹脂を取りのぞいたと
しても0.04〜0.13mmの真円度である。 本発明に於いては、回転硬化による一次硬化後
得られた円筒を機械加工により表面の過剰樹脂を
取りのぞき、一次硬化よりさらに高温（一次硬化
より20℃〜100℃）で二次硬化を行なう、これに
より一次硬化において表面過剰樹脂の影響により
発生した残留応力、残留歪を緩和し、二次硬化に
おいては表面過剰樹脂をとりのぞいているため残
留応力、残留歪はなく硬化後十分徐冷を行なえば
真円度の良いFRP円筒が得られる。 本発明の方法によれば、例えば内径200mmのＦ
RP円筒の場合では第１表に示すごとく真円度
0.005〜0.01mmのほぼ真円に近いFRP円筒が得ら
れた。
【表】
以上の様に本発明によると真円度の良いFRP
円筒が得られる。真円度の良いFRP円筒は機械
加工が容易に行なえ（内径は機械加工を行なわず
外径のみを加工するとき内径の真円度が良ければ
外径の加工が非常にやり易い）、均一肉厚の容器
用には最適である。又金属あるいはFRPのフラ
ンジを接着接合する場合とか、円筒どおしの接合
あるいは他部材との接合をなす場合には真円度が
良いことにより接合は容易であり接合面の接着は
安定したものとなる。 特に本発明の方法は比強度、比弾性率が高い理
由によりガラス繊維強化プラスチツク円筒の代替
としてより薄肉の円筒が可能なCFRP円筒の製造
には非常に有効である。
円筒が得られる。真円度の良いFRP円筒は機械
加工が容易に行なえ（内径は機械加工を行なわず
外径のみを加工するとき内径の真円度が良ければ
外径の加工が非常にやり易い）、均一肉厚の容器
用には最適である。又金属あるいはFRPのフラ
ンジを接着接合する場合とか、円筒どおしの接合
あるいは他部材との接合をなす場合には真円度が
良いことにより接合は容易であり接合面の接着は
安定したものとなる。 特に本発明の方法は比強度、比弾性率が高い理
由によりガラス繊維強化プラスチツク円筒の代替
としてより薄肉の円筒が可能なCFRP円筒の製造
には非常に有効である。
FRP円筒の製造を説明する図に於いて、第１
図は巻き付け円筒の軸方向断面図、第２図は硬化
した円筒の周方向断面図を示しており、１は樹
脂、２は繊維と樹脂の巻き付け部分、３は金型を
示す。
図は巻き付け円筒の軸方向断面図、第２図は硬化
した円筒の周方向断面図を示しており、１は樹
脂、２は繊維と樹脂の巻き付け部分、３は金型を
示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 繊維強化プラスチツクス円筒の製造に於い
て、一次加熱硬化後円筒表面の過剰樹脂分を機械
加工により取り除き偏肉を小さくしその後一次加
熱硬化より高温での硬化たる二次加熱硬化を行う
ことを特徴とする繊維強化プラスチツクス円筒の
製造方法。 ２ 強化材の連続繊維に樹脂を含浸させながら金
型に巻きつけて製品形状にし、一次加熱硬化後円
筒表面の過剰樹脂分を機械加工により取り除き偏
肉を小さくしその後二次加熱硬化を行い脱型する
特許請求の範囲第１項記載の繊維強化プラスチツ
クス円筒の製造方法。 ３ 予め強化材の連続繊維に樹脂を含浸させてそ
れを加熱し半硬化させ、これを金型に巻きつけて
製品形状にし、一次加熱硬化後円筒表面の過剰樹
脂分を機械加工により取り除き偏肉を小さくしそ
の後二次加熱硬化を行い脱型する特許請求の範囲
第１項記載の繊維強化プラスチツクス円筒の製造
方法。 ４ 繊維強化プラスチツクスが炭素繊維強化プラ
スチツクスである特許請求の範囲第１項記載の繊
維強化プラスチツクス円筒の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9978379A JPS5624128A (en) | 1979-08-02 | 1979-08-02 | Manufacture of fiber-reinforced plastic cylinder |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9978379A JPS5624128A (en) | 1979-08-02 | 1979-08-02 | Manufacture of fiber-reinforced plastic cylinder |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5624128A JPS5624128A (en) | 1981-03-07 |
| JPS62771B2 true JPS62771B2 (ja) | 1987-01-09 |
Family
ID=14256530
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9978379A Granted JPS5624128A (en) | 1979-08-02 | 1979-08-02 | Manufacture of fiber-reinforced plastic cylinder |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5624128A (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5218744A (en) * | 1975-08-04 | 1977-02-12 | Ikegai Corp | Method and apparatus for manufacturing a thermosetting powder coating |
-
1979
- 1979-08-02 JP JP9978379A patent/JPS5624128A/ja active Granted
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5218744A (en) * | 1975-08-04 | 1977-02-12 | Ikegai Corp | Method and apparatus for manufacturing a thermosetting powder coating |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5624128A (en) | 1981-03-07 |
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