JPH0664055A - 繊維強化プラスチック製曲管の製造方法 - Google Patents
繊維強化プラスチック製曲管の製造方法Info
- Publication number
- JPH0664055A JPH0664055A JP4218014A JP21801492A JPH0664055A JP H0664055 A JPH0664055 A JP H0664055A JP 4218014 A JP4218014 A JP 4218014A JP 21801492 A JP21801492 A JP 21801492A JP H0664055 A JPH0664055 A JP H0664055A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reinforced plastic
- fiber
- mold
- plastic material
- curved
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 肉厚が一定で、強度的に優れた繊維強化プラ
スチック製曲管が得られる製造方法を提供する。 【構成】 所望の曲率で湾曲した成形型1を回転させて
その外周面に繊維強化プラスチック材料を巻き付けると
共に、大円弧状湾曲面側aに繊維マットを介在させる。 【効果】 肉厚が一定で、強度的に優れた繊維強化プラ
スチック製曲管を製造することができる。
スチック製曲管が得られる製造方法を提供する。 【構成】 所望の曲率で湾曲した成形型1を回転させて
その外周面に繊維強化プラスチック材料を巻き付けると
共に、大円弧状湾曲面側aに繊維マットを介在させる。 【効果】 肉厚が一定で、強度的に優れた繊維強化プラ
スチック製曲管を製造することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、繊維強化プラスチック
製曲管の製造方法に関する。
製曲管の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】従来から繊維強化プラスチッ
ク製曲管を製造する場合には、所望の曲率で湾曲した成
形型を回転させつつその外周面に繊維強化プラスチック
材料を巻き付けることが行なわれている。しかしなが
ら、一定量の繊維強化プラスチック材料を連続して成形
型の外周面に巻き付けていくと、軸方向の表面積が大き
い大円弧状湾曲面側(図1の符合a側)の肉厚が小円弧
状湾曲面側(図1の符号b側)の肉厚よりも薄くなり、
強度が低下するという問題があった。
ク製曲管を製造する場合には、所望の曲率で湾曲した成
形型を回転させつつその外周面に繊維強化プラスチック
材料を巻き付けることが行なわれている。しかしなが
ら、一定量の繊維強化プラスチック材料を連続して成形
型の外周面に巻き付けていくと、軸方向の表面積が大き
い大円弧状湾曲面側(図1の符合a側)の肉厚が小円弧
状湾曲面側(図1の符号b側)の肉厚よりも薄くなり、
強度が低下するという問題があった。
【0003】本発明はかかる課題を解決したものであっ
て、肉厚が均一で、強度的に優れた繊維強化プラスチッ
ク製曲管が得られる製造方法を提供するものである。
て、肉厚が均一で、強度的に優れた繊維強化プラスチッ
ク製曲管が得られる製造方法を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、所望の曲率で
湾曲した成形型の外周面に繊維強化プラスチック材料を
巻き付けて曲管を成形するに当り、成形型を回転させて
その外周面に繊維強化プラスチック材料を巻き付けると
共に、大円弧状湾曲面側に繊維マットを介在させたこと
を特徴とするものである。
湾曲した成形型の外周面に繊維強化プラスチック材料を
巻き付けて曲管を成形するに当り、成形型を回転させて
その外周面に繊維強化プラスチック材料を巻き付けると
共に、大円弧状湾曲面側に繊維マットを介在させたこと
を特徴とするものである。
【0005】
【作用】所望の曲率で湾曲した成形型の外周面に繊維強
化プラスチック材料を巻き付けると共に、成形型の大円
弧状湾曲面側に繊維マットを介在させると、大円弧状湾
曲面側が増肉されて補強される。
化プラスチック材料を巻き付けると共に、成形型の大円
弧状湾曲面側に繊維マットを介在させると、大円弧状湾
曲面側が増肉されて補強される。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面にて詳細に説明
する。図1は本発明の製造工程を示す断面図であって、
図中1は成形型、2は曲管である。成形型1は2個の中
央型11を組み合わせると共に、その両側に受口型12
を組み合わせて所望の曲率に湾曲させたものであって、
受口型12の端部には支持棒13が設けられている。
する。図1は本発明の製造工程を示す断面図であって、
図中1は成形型、2は曲管である。成形型1は2個の中
央型11を組み合わせると共に、その両側に受口型12
を組み合わせて所望の曲率に湾曲させたものであって、
受口型12の端部には支持棒13が設けられている。
【0007】本発明では、まず成形型1の両端部から突
出している支持棒13、13を適宜の回転装置にセット
し、該成形型1を回転させつつその外周面にガラスロー
ビング等の長繊維に不飽和ポリエステル等の熱硬化性樹
脂と適宜の硬化剤を含浸させた繊維強化プラスチック材
料を巻き付ける。そして、成形型1の大円弧状湾曲面側
aに繊維マットを当てがい、大円弧状湾曲面側aと小円
弧状湾曲面側bの肉厚が等しくなるように調整しつつ所
望の肉厚となるまで繊維強化プラスチック材料を巻き付
ける。
出している支持棒13、13を適宜の回転装置にセット
し、該成形型1を回転させつつその外周面にガラスロー
ビング等の長繊維に不飽和ポリエステル等の熱硬化性樹
脂と適宜の硬化剤を含浸させた繊維強化プラスチック材
料を巻き付ける。そして、成形型1の大円弧状湾曲面側
aに繊維マットを当てがい、大円弧状湾曲面側aと小円
弧状湾曲面側bの肉厚が等しくなるように調整しつつ所
望の肉厚となるまで繊維強化プラスチック材料を巻き付
ける。
【0008】尚、前記繊維マットとしては、チョップド
ストランドマット、不織布、クロス等が挙げられるが、
繊維マットの肉厚、形状等は適宜設定することができ
る。また、この繊維マットに不飽和ポリエステル等の熱
硬化性樹脂と硬化剤を含浸させてもよい。
ストランドマット、不織布、クロス等が挙げられるが、
繊維マットの肉厚、形状等は適宜設定することができ
る。また、この繊維マットに不飽和ポリエステル等の熱
硬化性樹脂と硬化剤を含浸させてもよい。
【0009】このようにして、所望の肉厚となるまで繊
維強化プラスチック材料を巻き付けてから、樹脂が硬化
するのを待って受口型12及び中央型11を順次抜き出
すと、所望の曲率に湾曲した曲管2が得られる。
維強化プラスチック材料を巻き付けてから、樹脂が硬化
するのを待って受口型12及び中央型11を順次抜き出
すと、所望の曲率に湾曲した曲管2が得られる。
【0010】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明は所望の曲率
で湾曲した成形型を回転させつつその外周面に繊維強化
プラスチック材料を巻き付けると共に、大円弧状湾曲面
側に繊維マットを介在させたので、肉厚が均一で、大円
弧状湾曲面側が繊維マットで補強された曲管を製造する
ことができる。
で湾曲した成形型を回転させつつその外周面に繊維強化
プラスチック材料を巻き付けると共に、大円弧状湾曲面
側に繊維マットを介在させたので、肉厚が均一で、大円
弧状湾曲面側が繊維マットで補強された曲管を製造する
ことができる。
【図1】図1は本発明の曲管の製造工程を示す断面図で
ある。
ある。
1 成形型 2 曲管 a 大円弧状湾曲面側 b 小円弧状湾曲面側
Claims (1)
- 【請求項1】 所望の曲率で湾曲した成形型の外周面に
繊維強化プラスチック材料を巻き付けて曲管を成形する
に当り、成形型を回転させてその外周面に繊維強化プラ
スチック材料を巻き付けると共に、大円弧状湾曲面側に
繊維マットを介在させたことを特徴とする繊維強化プラ
スチック製曲管の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4218014A JPH0664055A (ja) | 1992-08-17 | 1992-08-17 | 繊維強化プラスチック製曲管の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4218014A JPH0664055A (ja) | 1992-08-17 | 1992-08-17 | 繊維強化プラスチック製曲管の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0664055A true JPH0664055A (ja) | 1994-03-08 |
Family
ID=16713277
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4218014A Pending JPH0664055A (ja) | 1992-08-17 | 1992-08-17 | 繊維強化プラスチック製曲管の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0664055A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009137066A (ja) * | 2007-12-04 | 2009-06-25 | Toyota Motor Corp | 繊維強化樹脂部材およびその製造方法 |
CN103317625A (zh) * | 2013-06-21 | 2013-09-25 | 南京新核复合材料有限公司 | 多瓣式弯头模具 |
-
1992
- 1992-08-17 JP JP4218014A patent/JPH0664055A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009137066A (ja) * | 2007-12-04 | 2009-06-25 | Toyota Motor Corp | 繊維強化樹脂部材およびその製造方法 |
CN103317625A (zh) * | 2013-06-21 | 2013-09-25 | 南京新核复合材料有限公司 | 多瓣式弯头模具 |
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