JPS6341768A - 暖房装置 - Google Patents

暖房装置

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JPS6341768A
JPS6341768A JP18340786A JP18340786A JPS6341768A JP S6341768 A JPS6341768 A JP S6341768A JP 18340786 A JP18340786 A JP 18340786A JP 18340786 A JP18340786 A JP 18340786A JP S6341768 A JPS6341768 A JP S6341768A
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air
cylinder
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heat exchanger
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Hideo Kawamura
英男 河村
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、内燃機関等を搭載した車両、トレーラ等の
車両、家庭用部屋、乾燥室、事務所、ビニールハウス等
の室内を暖房するための燃焼器及び熱交換器を備えた暖
房装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、車両の室内暖房については、内燃機関の冷却水を
温水配管で取出し、これをヒータ装置に導き、間接的に
熱交換を行って温風を室内に送り込んで室内暖房を行っ
ているものがある。また、エンジンの吸気通路にバーナ
即ち燃焼器及び熱交換器を設け、エンジン始動直後に燃
焼器に点火し、その熱を利用して熱交換器で空気を暖め
、暖まった温風を車両室内に導入する装置、言い換えれ
ば、内燃機関とは無関係に燃焼器によって燃料を燃焼さ
せて発生する熱量によって室内暖房を行う自動車用味r
7!j装置(例えば、特開昭60−252018号公報
参照)が開示されている。更に、燃焼器の燃焼ガスを熱
交換器を経゛ζ機関の吸気ポートへ供給すると共に、こ
の熱交換器により加熱される空気を車室内へ導くように
したエンジンのL1jm装置(例えば、特開昭61−7
9864号公報参照)が開示されている。
先行技術として、例えば、本出願人による出願である特
願昭60−026578号に開示されているような車両
暖房用熱交換器がある。この車両暖房用熱交換器につい
て、第4図及び第5図を参照し゛ζ概説する。
第4図において、車両暖房用熱交換器50については、
吸熱通路内に熱流通路が配置されているものである。前
記熱流通路は第1円筒51及び第2円筒52によって構
成され、前記吸熱通路は第3円筒53によって構成され
ている。第1円筒51、第2円筒52及び第3円筒53
は同軸上に配置されている。第1円筒51の一端に燃焼
器55が連結され、燃焼器55の燃焼ガスが第1円筒5
1内に送り込まれる。第1円筒51の他端は折り返しガ
イド54を介して第2円筒52の一端と連通し、第2円
筒52の他端にはガス出口56が連結されている。前記
吸熱通路を構成する第3円筒53の一端には冷風である
空気を取り入れる空気人口57が形成され、その他端に
は温風である空気を送り出す空気出口59が形成されて
いる。通常、空気人口57にはブロワ61から冷気Cが
吹き込まれ、空気出口59からの温風Hは下流に設置さ
れた空調装置62に送り込まれる0次いで、温風Hは空
調装置62から車両室内に送り込まれる。第5図は第4
図の線rV−IVにおける断面図である。第5図に示す
ように、第1円筒51と第2円筒52との間には熱伝達
用フィン58が設けられ、第2円筒52と第3円筒53
との間には熱交換用フィン60が設けられている。
また、先行技術として、例えば、本出願人による出願で
ある特願昭60−096077号に開示されているよう
な車両用暖房装置がある。この車両用暖房装置について
は、図示していないが、エアクリーナと車室に連なる運
気ダクトとに接続するブロワにより空気の一部を燃焼器
へ送ると共に、残余の空気を前記燃焼器の燃焼用空気に
より加熱される熱交換器を経て車室に連なる吹出ダクト
へ送ることを特徴とするものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記内燃機関の冷却水を利用して室内暖
房を行うものについては、冷却水の温度上昇の速度が緩
慢であるためヒータ本体が温風を送り出すまでに長時間
を要し、その間はヒータの暖房機能はほとんどない状態
である。即ら、エンジンの暖機が完了するまでは、ガソ
リンエンジンで約10分間以上、ディーゼルエンジンで
約20分間以上を要しているのが現状である。この間、
特に寒冷地、冬季等では車内は寒く、しかも車両の窓等
の霜、氷等を除去するデフロスタは充分に機能すること
ができないという問題点を有している。
また、上記内燃機関とは無関係に燃焼器を用いる自動車
用暖房装置又はエンジンの暖機装置については、燃焼の
周期、排ガスの処理等に時間、手数を要し、複雑な機構
、制御装置等を必要とするという問題点を有している。
また、先行技術としての上記熱交換器については、エン
ジンとは別の燃焼器を設け、急速着火システムと急速気
化システムによって速やかに液体燃料を燃焼させ、この
燃焼熱から効率的に且つ迅速に暖房用空気を生成して車
内に送り込み、排気ガスが混入していないクリーンな暖
房空気を送り込むことができるが、その反面この熱交換
器の構造上、暖房空気即ち温風の流れ抵抗が大きく、温
風側の圧力損失が生じるという点でなお満足できるとい
うものではない。
また、先行技術としての上記車両用暖房装置については
、1つのブロワから暖房用空気と燃焼用空気とを供給す
るように構成されているが、熱交換効率、空気量の調節
、装置自体のコンパクト化等については考慮されておら
ず、種々の暖房装置として幅広く適用して使用する場合
、充分に満足できるものではなく、問題点を有している
この発明の目的は、上記の問題点を解消することであり
、燃料を気化して気化燃料を燃焼させる燃焼器を設け、
急速着火システムと急速気化システムによって速やかに
液体燃料を気化燃料に気化して燃焼させ、この燃焼熱か
ら効率的に且つ迅速に暖房用空気を生成して、排気ガス
が混入していないクリーンな暖房空気を車両、部屋等の
室内に送り込むもので、特に、空気の流れ抵抗を小さく
するような配管装置を使用して温風側の圧力損失を低減
させると共に暖房程度に対応して温風量を調節して温風
を供給でき、更に室内に送り込む空気の送風通路にバイ
パス通路を取付け、それを前記燃焼器の燃焼空気取入パ
イプに構成し、部品点数を少なくして暖房装置自体の構
造を簡素化した暖房装置を提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は、上記の問題点を解消し、上記の目的を達成
するために、次のように構成されている。
即ち、この発明は、内側及び外側にフィンを有する筒体
によって外筒内が仕切られた熱交換器の一端部に燃焼器
を取付け、前記熱交換器の他端部にブロワのスクロール
を直接的に連結し、前記スクロールに取付けたバイパス
管を前記燃焼器に連結したことを特徴とする暖房装置に
関し、更に具体的に詳述すると、前記スクロールに開閉
弁を設置し、前記バイパス管が前記開閉弁と前記ブロワ
のブロワフィンとの間に取付けられ、前記燃焼器の燃焼
ガス出口に取付けた燃焼ガス筒体が前記熱交換器の前記
筒体内に挿入設置されており、前記開閉弁が開閉弁アク
チュエータによって制御されることを特徴とする暖房装
置に関する。
〔作用〕
この発明による暖房装置は、上記のように構成されてお
り、次のように作用する。即ら、この暖房装置は、筒体
によって外筒内が仕切られた熱交換器の一端部に燃焼器
を取付け、前記熱交換器の他端部にブロワのスクロール
を直接的に連結したので、温風の流れはダイレクトスル
ー即ち直線的に流れることができ、空気に対して低抵抗
に作用し、温風の圧力損失は大きく低減でき、空気の流
入ベクトルを弱めることがなく、空気をスムースに流す
ことができ、即ち温風の流れは妨げられることなく極め
て流暢に即ちスムースに流すことができ、燃焼ガスと導
入される空気とに対して効率的に且つ迅速に熱交換を行
わせることができる。
また、前記スクロールに開閉弁を設置しているので、温
風量を調節して空気を供給することができ、更に、前記
燃焼器に設けた燃焼ガス筒体が前記熱交換器の前記筒体
内に挿入設置されているので、Vzl自体を極めてコン
パクトに構成することができ且つ熱交換効果を向上させ
ることができる。また、前記開閉弁が開閉弁アクチュエ
ータによって制御されるので、直ちに順応して暖房用空
気を最適量に調節して供給することができ、レスポンス
を向上させることができる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して、この発明による暖房装置の一実
施例を詳述する。
第1図において、この発明による暖房装置が符号10に
よって全体的に示されている。この暖房!aii 21
0については、例えば、ディーゼルエンジン又はガソリ
ンエンジンのエアクリーナ、単独のエアクリーナ等を通
じて取り入れる空気、あるいは直接的に外気又は室内か
ら取り入れる空気は、ブロワ4の吸込口30から遠心式
送風機等のブロワ4によって吸い込まれ、次いで、スク
ロール6から熱交換器l及び燃焼器3に送り込まれるよ
うに構成されている。スクロール6に取付けられたバイ
パス管16を通じて燃焼用空気は燃焼器3に送り込まれ
、燃焼器3で発生した燃焼ガスを下流に設置された熱交
換器1に送り込んで熱交換させて、暖房等に供するもの
である。熱交換器1の一端部に燃焼器3を取付け、熱交
換器lの他端部にブロワ4のスクロール6を直接的に連
結している。
スクロール6には開閉弁24(第2図参照)が設置され
ており、開閉弁24は開閉弁アクチュエータ25によっ
てレバー31を揺動させることによって枢支軸26を中
心に回転制御される。熱交換′R1によって暖められた
空気即ち温風は、温風送出口14から暖房するべき室、
例えば、内P、機関等を搭載した車両、トレーラ等の車
両、家庭用部屋、乾燥室、事務所、ビニールハウス等の
室内へと送り出される。
第2図において、第1図の暖房装置が更に詳細に図示さ
れている。熱交換器1は、全体的に筒状に形成されてお
り、主として外筒2、外筒2内に配置された筒体8及び
筒体8内に挿入配置された燃焼ガス筒体9から成る。熱
交換器1における外筒2の一端部には送風機即ちブロワ
4のスクロール6の出口が一体的に取付けられ、また、
外筒2の他端部には温風送出口14が形成されている。
熱交換器lにブロワ4が取付けられた側とは反対側には
、燃焼器3が配置されている。F焼器3の燃焼筒19は
、燃焼ガス筒体9に直結して連結されている。筒体8の
一端部にはカップ状蓋体7が取付けられ、筒体8の他端
部は端部壁32に当接している。従って、燃焼ガス筒体
9の内側には燃焼ガス通路13が形成され、燃焼ガス筒
体9と筒体8との間には熱伝達通路11が形成され、及
び筒体8と外筒2との間には熱交換通路即ち冷風を温風
にする吸熱通路12が形成されている。また、吸熱通路
12と熱伝達通路11とは流体的には遮断された状態に
構成されている。筒体8には内側と外側とにフィン5,
15が設けられており、更にカップ状蓋体7にも内側と
外側とにフィン33゜28が設けられている。燃焼ガス
筒体9には、燃焼ガスを外部に排気するため燃焼ガス排
気口23が設けられている。燃焼ガス排気口23には燃
焼ガス排気パイプ(図示省略)が連結されており、該燃
焼ガス排気パイプは吸熱通路12及び熱交換器lの外筒
2を貫通して外部、エンジンの吸気系等に開放している
。ブロワ4のスクロール6には、開閉弁24が設置され
ている。開閉弁24は枢支軸26を中心にレバー31を
揺動させることによって回転制御される。スクロール6
において、開閉弁24とブロワフィン29との間の位置
即ちバイパス管人口27にバイパス管16が取付けられ
ている。バイパス管16は燃焼器3の外筒18に連結さ
れ、燃焼器3へ燃焼用空気を供給する作用を果す。この
発明による暖房装置lOは、上記のような構成であるの
で、ブロワ4のスクロール6と熱交換器1とはは一直線
的に連通しており、従って温風の流れに対してもは一直
線的に連通ずることになる。また、燃焼器3の燃焼ガス
出口21と熱交換器1とはは一直線的に連通しており、
従って燃焼ガスの流れに対してもは一直線的に即ちダイ
レクトスルーの状態に連通することになる。
また、燃焼器3の構造については、詳細には図示されて
いないが、例えば、次のような構成ををしているものを
使用することができる。燃焼器3は、セラミック製の燃
焼筒19から成る。燃焼筒19を開口を有する仕切機2
0によって気化室34と燃焼室35とに仕切り、気化用
グロープラグ(図示省略)を内蔵した気化装置17を燃
焼室35を貫通して配置し、気化装置17によって液体
燃料を気化して生成された気化燃料を噴出する噴出口3
6を気化室34に開口し、更に、気化室34には点火用
グロープラグ37を設置する。気化装置17内に設けら
れた気化用グロープラグによって液体燃料を気化させて
気化燃料にすると共に、燃焼空気を取り入れて気化燃料
と混合気を生成し。
僅かに存在する油滴あるいは混合気に点火用グロープラ
グ37によって点火し、燃焼室35において混合気を完
全に燃焼させる。このような燃焼器3を使用することに
よって、液体燃料は急速に気化して気化燃料となり、気
化燃料は迅速に点火即ち着火され、迅速な燃焼が可能に
なる。その結果、燃焼器3は直らに燃焼ガスを熱交換器
lに送り込むことができるようになる。
更に、熱交換器lの構造については、第3図に示すよう
に、円筒状の外筒2内に燃焼ガスが流れる円筒状の筒体
を配置した構成を有する。この筒体は、二重筒体であり
、円筒状の燃焼ガス筒体9とその外周に配置された円筒
状の筒体8から成る。
燃焼器3の燃焼ガス出口21は、燃焼ガス筒体9の一端
部にはソ直線状に直接的に取付けられている。従って、
熱交換器1は、中央部に燃焼器3からの燃焼ガスが通る
燃焼ガス通路13、中間部に燃焼ガスの燃焼熱を外周側
に伝達する熱伝達通路11、及び外側部に燃焼熱を放熱
して冷風を温風にする吸熱通路12から構成されている
。しかも、燃焼ガス通路13、熱伝達通路11及び吸熱
通路12は、互いに同軸上に配置されている。外筒2は
、熱交換器1の外側ケースを構成しており、通常断熱材
等(図示省略)で覆われている。燃焼器3が取付けられ
た側とは反対側の筒体8の端部には、内側に多数の受熱
フィン33及び外側に多数の放熱フィン28を備えたカ
ップ状の蓋体7が固定されている。この構造によって、
燃焼ガスの流れ通路即ち燃焼ガス通路13及び熱伝達通
路11と加熱されて暖房に供される空気の流れ通路即ち
吸熱通路12とは、端部において完全に遮断されている
。また、燃焼ガス筒体9の端部と筒体8の一端部とはカ
ップ状蓋体7によって導通しており、筒体8の他端部に
は燃焼ガス排出パイプ等に通じる燃焼ガスの排気口23
が設けられている。更に、筒体8には、内側に多数の受
熱フィン15が配置され且つ外側に多数の放熱フィン5
が配置されている。これらの受熱フィン15及び放熱フ
ィン5は、筒体8に一体的に設けられることが熱伝導の
点から好ましい。筒体8及びカップ状蓋体7に設けられ
た各々の受りサフィン15.33及び放熱フィン5.2
8を整合状態に配置すれば、燃焼ガスの流れは受熱フィ
ン15.33によって妨げられることなくスムースに流
れることができる。また、燃焼ガスによって暖められる
空気の流れも放熱フィン5.28によって妨げられるこ
となくスムースに流れることができる。上記のようにブ
ロワ4、燃焼器3及び熱交換器1はは\ストレート即ち
直線的に配置されているので、温風及び燃焼ガスの流れ
を妨げることがない。
この発明による暖房装置1は、以上のように構成されて
おり、次のように作用する。
まず、ブロワ4が作動され、例えば、ディーゼルエンジ
ン又はガソリンエンジンのエアクリーナ、単独のエアク
リーナ等を通じて取り入れる空気、あるいは直接的に外
気又は室内から取り入れる空気は、ブロワ4の吸込口3
0から吸い込まれ、次いで、スクロール6のバイパス管
人口27からバイパス管16に送り込まれる。バイパス
管16を通った空気は、燃焼用空気として燃焼器3の環
状通路22から燃焼筒19に多数形成された空気導入孔
(図示省略)から燃焼室35に吹き込まれる。
一方、液体燃料は気化装置17に内蔵された気化用グロ
ープラグ(図示省略)によって気化されて気化燃料にさ
れ、その気化燃料は気化装置17の噴出口36から気化
室34に噴出される。この気化燃料は点火用グロープラ
グ37によって点火され、次いで、燃焼室35において
気化燃料と燃焼用空気とは混合気となって、盛んな燃焼
状態にされる。燃焼器3によって発生した燃焼ガスは燃
焼ガス出口21から燃焼ガス筒体9内の燃焼ガス通路1
3に吹き込まれる。燃焼ガス通路13に吹き込まれた燃
焼ガスは、燃焼ガス筒体9の燃焼ガス通路13から蓋体
7によって矢印方向にガイドされてUターンし、次いで
、筒体8内の熱伝達通路+1に送り込まれる。熱伝達通
路11には受熱フィン15が半径方向に多数設置されて
いるので、燃焼ガスは受熱フィン15によって燃焼熱を
奪われ、最後に燃焼ガスの排気口23から熱交換器1の
外部に放出される0例えば、熱交換器1が車両に適用さ
れる場合には、放出される排気ガスをエンジンの吸気系
(図示省略)に送り込んで更に完全に燃焼することもで
きる。一方、暖房用空気はブロワ4によって吸込口30
から吸込まれ、ブロワ4からスクロール6及び開閉弁2
4を通って外筒2内に位置するカップ状差体7の放熱フ
ィン28の間を通り抜け、吸熱通路12に吹込まれる。
次いで、送り込まれた空気は、吸熱通路12内に設置さ
れている放熱フィン5の間を通って流れる。
暖房用空気は放熱フィン5の間を通って放熱フィン5か
ら燃焼熱を吸熱して即ち奪って暖められる。
暖められた空気は温風となって、最後に、温風送出口1
4から所定の暖房すべき室、乾燥室等に送り出される。
更に、温風用空気の送り込みfitffi従って温風流
産は、開閉弁24の開閉程度によって調節されるもので
あり、所定の暖房すべき室、乾燥室等の室の状況、所定
の要求量に応じて調節することができる。そして、開閉
弁24の開閉制御は開閉弁アクチエエータ25によって
調節され、この開閉弁アクチエエータ25は、手動的に
制御するか、又は所定の暖房すべき室、乾燥室等の室に
設置された温度センサー、タイマー等に連動して自動的
に制御するように構成することもできることは勿論であ
る。
以上のように、この発明による暖房装置の実施例につい
て詳述したが、この発明による暖房装置は必ずしもこれ
らの細部に限定されるものではない0例えば、図では、
熱交換器における燃焼ガス筒体、筒体及び外筒について
は、流量面積、流れ抵抗、流速、フィンの取付け、数及
び形状等を考慮して最も好ましい円筒状に形成されてい
るが、場所の制約がある場合には、その他の形状、例え
ば、角筒状、楕円筒状であってもよい、また、暖FA’
装置を水平に設置した状態が示されているが、必ずしも
水平である必要はなく、斜め方向に設置されてもよく、
また竪型、例えば、燃焼器を上部に且つ下部にブロワを
設置してもよいことは勿論である。燃焼器を熱交換器に
対して熱交換器の一端にストレートに配置しているが、
取付は角度については何ら限定されるものでないことは
勿論である。更に、蓋体に受熱フィン及び放熱フィンを
一体的に設けているが、受熱フィンに関しては筒体の受
熱フィンを延長させてもよく、また、蓋体の受熱フィン
及び放熱フィンの数についても必ずしも筒体内及び吸熱
通路内に設けた受熱フィン及び放熱フィンの数と同数に
する必要もないことは勿論である0両者の受熱フィン及
び放熱フィンを整合状態に配置させてもよく、場合によ
ってはその必要もない。更に、受熱フィン及び放熱フィ
ンの形状についても種々に形成できることも勿論である
〔発明の効果〕
この発明による暖房装置は、上記のように構成されてお
り、次のような効果を有する。即ち、この暖房装置は、
内側及び外側にフィンを有する筒体によって外筒内が仕
切られた熱交換器の一端部に燃焼器を取付け、前記熱交
換器の他端部にブロワのスクロールを直接的に連結し、
前記スクロールに取付けたバイパス管を前記燃焼器に連
結したので、温風の流れはダイレクトスルー即ち直線的
に流すことができ、空気に対して低抵抗の配管を提供で
き、温風の圧力損失は大きく低減でき、空気の流入ヘク
トルを弱めることがなく、空気をスムースに前記放熱フ
ィンの間に流入させることができ、温風の流れは妨げら
れることなく極めて流暢に即ちスムースに流れることが
でき、そのためブロワは送風能力の小さいもので済み、
小型にすることができると共に、燃焼ガスと温風にされ
るべき空気とは効率的に熱交換を行うことができる。
それ故に、この暖房装置の作動後、直ちに且つ橿めて迅
速に暖房等に供することができるようになる。しかも、
装置自体を掻めてコンパクトに構成することができると
共に、燃焼用空気を送風通路からバイパスさせて取り入
れるように構成したので、送風機を1基のみで済み、部
品点数を少な(することができ、構造を簡素化すること
ができ、しかもそれだけ安価に製造することができる。
前記スクロールに開閉弁を設置しているので、暖房程度
即ち暖房温度(高温又は低温)、暖房すべき室内の広さ
、昼間、夜間等の時間的要素、微風又は強制循環等の暖
房態様に対応して温風量を調節して空気を供給すること
ができ、また、前記開閉弁が開閉弁アクチュエータによ
って制御されるので、暖房すべき室内の状況に直ちに順
応して暖房用空気を最適量に調節して供給することがで
き、レスポンスの良い暖房装置を提供できる。更に、前
記燃焼器に設けた燃焼ガス筒体を前記熱交換器の前記筒
体内に挿入設置しているので、前記燃焼器と前記熱交換
器とが直結状態に取付けられ、装置自体を極めてコンパ
クトに構成することができ且つ熱交換効果を向上させる
ことができる。また、前記筒体の端部には内側に受熱フ
ィン及び外側に放熱フィンを備えたカップ状の蓋体が固
定されているので、前記筒体全長にわたって熱伝達面積
を効果的に広くすることができ、熱交換は掻めて良好に
且つ効率的に行われる。しかも、装置全体の構造が極め
て@車であり、取り扱いも容易であり、故障等も少なく
、メインテナンス等も容易である等、種々の効果を奏す
るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による暖房装置の一実施例を示す平面
図、第2図は第1図の線■−■における断面図、第3図
は第2図の線ト1における断面図、第4図は先行技術で
ある熱交換器の一例を示す断面図、及び第5図は第4図
の線rV−rVに於ける断面図である。 1−−−−一熱交換器、2・−・−・−・外筒、3・・
−・・・・燃焼器、4−・−・ブロワ、5・・・・・・
・放熱フィン、6・−・・・−スクロール、7・−・−
・−カップ状蓋体、8−一−−−−−筒体、9−・−・
・燃焼ガス筒体、10−・−暖房装置、l 1−−−一
熱伝達通路、12・・・・・・・吸熱通路、13・−・
・・燃焼ガス通路、14−・・−温風送出口、15−−
−−一−−受熱フイン、16−−−−−バイパス管、1
7−・−・・−気化装置、18−−外筒、19−−一燃
焼筒、20−・−仕切板、21−−−−一燃焼ガス出口
、22−・−環状通路、23−・−・・排気口、24・
−・・−開閉弁、25・・・−・−開閉弁アクチエエー
タ、26−・・−・−枢支軸、27−・・・・バイパス
管入口、2 B−−−−−一放熱フイン、29−−−−
−−ブロワフィン、30−・−吸込口、31−−−レバ
ー、32− ・端部壁、33−−−m−受熱フイン、3
4−−−−気化室、35− 燃焼室、36〜−−一噴出
口、37− 点火用グロープラグ。 特許出願人   いす−自動車株式会社代理人 弁理士
    尾 仲 −宗 第  1   図 第  2  図 m」

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)内側及び外側にフィンを有する筒体によって外筒
    内が仕切られた熱交換器の一端部に燃焼器を取付け、前
    記熱交換器の他端部にブロワのスクロールを直接的に連
    結し、前記スクロールに取付けたバイパス管を前記燃焼
    器に連結したことを特徴とする暖房装置。
  2. (2)前記スクロールに開閉弁を設置したことを特徴と
    する特許請求の範囲第1項に記載の暖房装置。
  3. (3)前記バイパス管は前記開閉弁と前記ブロワのブロ
    ワフィンとの間に取付けられていることを特徴とする特
    許請求の範囲第2項に記載の暖房装置。
  4. (4)前記燃焼器の燃焼ガス出口に取付けた燃焼ガス筒
    体は前記熱交換器の前記筒体内に挿入設置されているこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の暖房装置
  5. (5)前記開閉弁は開閉弁アクチュエータによって制御
    されることを特徴とする特許請求の範囲第2項に記載の
    暖房装置。
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