JPS63137015A - 車両用保温装置 - Google Patents

車両用保温装置

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Publication number
JPS63137015A
JPS63137015A JP28312086A JP28312086A JPS63137015A JP S63137015 A JPS63137015 A JP S63137015A JP 28312086 A JP28312086 A JP 28312086A JP 28312086 A JP28312086 A JP 28312086A JP S63137015 A JPS63137015 A JP S63137015A
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JP
Japan
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air
vehicle
heat
blower
combustor
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Application number
JP28312086A
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English (en)
Inventor
Hideo Kawamura
英男 河村
Keiichi Yamashita
山下 恵一
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Isuzu Motors Ltd
Original Assignee
Isuzu Motors Ltd
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Publication date
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Publication of JPS63137015A publication Critical patent/JPS63137015A/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/00007Combined heating, ventilating, or cooling devices
    • B60H1/00014Combined heating, ventilating, or cooling devices for load cargos on load transporting vehicles

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Air-Conditioning For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、内燃機関等を搭載した車両、トレーラ、鉄
道等の車両における室内を保温即ち暖房するための燃焼
器、送風機、熱交換器等から成る暖房ユニットを搭載し
た車両用保温装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、車両の室内暖房については、内燃機関の冷却水を
温水配管で取出し、これをヒータ装置に導き、間接的に
熱交換を行って温風を室内に送込んで室内暖房を行って
いるものがある。また、エンジンの吸気通路にバーナ即
ち燃焼器及び熱交換器を設け、エンジン始動直後に燃焼
器に点火し、その熱を利用して熱交換器で空気を暖め、
暖められた温風を車両室内に導入する装置、言い換えれ
ば、内燃機関とは無関係に燃焼器によって燃料を燃焼さ
せて発生する熱量によって室内暖房を行う自動車用暖房
装置(例えば、特開昭60−252018号公報参照)
が開示されている。更に、燃焼器の燃焼ガスを熱交換器
を経て機関の吸気ポートへ供給すると共に、この熱交換
器により加熱される空気を車室へ導くようにしたエンジ
ンの暖機装置(例えば、特開昭61−79864号公報
参照)が開示されている。
また、例えば、特開昭61−188216号公報に開示
されているような車両暖房用熱交換器等を適用した車両
用保温装置、例えば、特開昭61−211118号公報
に開示されているような車両用保温庫の燃焼装置がある
。これについて第3図及び第4図を参照して概説する。
第3図において、車両用保温庫の燃焼装置60について
は、内燃機関61の吸気マニホルドとエアクリーナ63
とが吸気管62によって接続されている。吸気管62の
途中にバイパス管64を設け・バイパス管64にバーナ
65を連結し、バーナ65の下流に熱交換器66が配置
されている。
熱交換器66によって暖められた温風は、導通路69を
通じて温風吹出口68から保温庫67内に吹出される。
第4図において、車両用保温庫の燃焼装置60の概略が
示されている。熱交換器66は空気取入口よりの車外の
空気を、エアクリーナ63、送風機77を介して空気取
入ロア9より熱交換器66の内部に導入し、バーナ65
からの燃焼ガスと熱交換を行って、温風となった空気を
空気送出口80より導通路69に送出す。バーナ65に
は、燃料供給装置74に連結した気化プラグ75及び着
火プラグ76が設置されている。制御装置70は、保温
庫67内に設けた室温センサー78からの温度信号を受
けてバーナ65を制御する0図中、71は制御装置70
の動作スイッチ、72はパンテリ、73は燃料タンクを
示す。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、上記内燃機関の冷却水を利用して室内暖
房を行うものについては、冷却水の温度上昇の速度が緩
慢であるためヒータ本体が温風を送り出すまでに長時間
を要し、その間はヒータの暖房機能はほとんどない状態
である。即ち、エンジンの暖機が完了するまでは、ガソ
リンエンジンで約10分間以上、ディーゼルエンジンで
約20分間以上を要しているのが現状である。この間、
特に寒冷地、冬季等では車内は寒く、また車両の急等の
霜、氷等を除去するデフロスタは充分に機能できないと
いう問題点を存している。また、上記内燃機関とは無関
係に燃焼器を用いる自動車用暖房装置又はエンジンの暖
機装置については、燃焼の周期、排ガスの処瞳等に時間
、手数を要し、複雑な機構、制御装置を必要左する等の
問題点を有している。
また、第3図に示す前記車両用保温庫の燃焼装置につい
ては、急速着火システムと急速気化システムによって速
やかに液体燃料を燃焼させ、この燃焼熱から効率的に且
つ迅速に暖房用空気を生成し、排気ガスが混入していな
いクリーンな暖房空気を車内に送込むことができるが、
積荷庫内に異なった温度分布の領域を室内に形成し、所
定の室に必要な温風を効果的に且つ強力に供給し、しか
も循環風量を増大させるという点では改善されるべき問
題点を有している。
この発明の目的は、上記の問題点を解消することであり
、軽油、灯油等の液体燃料を使用する燃焼器を設け、急
速着火システムと急速気化システムによって速やかに液
体燃料を気化燃料にして燃焼させ、この燃焼熱から効率
的に且つ迅速に暖房用空気を生成して排気ガスが混入し
ていないクリーンな暖房空気を車両等の室内に送込むと
共に、特に、車両の荷台等の室内を暖房即ち保温するよ
うに構成し、積荷庫内を複数の室に分割し、各々の室を
異なった温度領域に制御し、積荷品等の相違に応じて各
々の室の温度を調節し、温風を効果的に且つ最適量の温
風を所定の室内に吹出させるように制御し、更に前記燃
焼器、前記熱交換器等を安全上極めて好ましい状態に配
置して室内の暖房即ち保温を図ることができる車両用保
温装置を提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
この発明は、上記の問題点を解消し、上記の目的を達成
するために、次のように構成されている。
即ち、この発明は、燃焼器、送風機、熱交換器等から成
る暖房ユニットを車両に搭載し、積荷庫内を仕切壁によ
って複数の室に分割し、前記仕切壁には各々の前記室を
連通ずる通孔が形成され、更に各々の前記室には温風を
吸込み且つ前記送風機に通じる空気吸込口を設け、また
温風吹出し用の多数の温風吹出口を一方の前記室に設け
たことを特徴とする車両用保温装置に関し、更に具体的
に詳述すると、少なくとも前記燃焼器と前記熱交換器と
を室外に配置し、前記温風吹出口を設けた前記室の前記
空気吸込口に開閉シャッタを設け、また前記仕切壁には
開閉ドアを設け、更に前記仕切壁の前記通孔を開閉でき
る開閉シャッタを設け、また前記暖房ユニットを後輪の
後方側部、前輪と後輪との間の側部又は前記車両の積荷
庫とキャブと間で且つ前記車両の上部に配置し、更に前
記車両の側壁部を二重壁に形成し、前記二重壁内に温風
通路を形成し、前記燃焼器がグロープラグを使用して液
体燃料を気化燃料に気化して燃焼させるものであり、前
記燃焼器に燃焼空気を供給する送風機が温風を循環させ
る前記送風機と兼用又は独立して設け、更に前記暖房ユ
ニットを作動する電源は交流電源又は直流電源に切換え
可能であることを特徴とする車両用保温装置に関する。
〔作用〕
この発明による車両用保温装置は、上記のように構成さ
れており、次のように作用する。即ち、この車両用保温
装置は、燃焼器、送風機、熱交換器等から成る暖房ユニ
ットを車両に搭載し、積荷庫内を仕切壁によって複数の
室に分割し、前記仕切壁には各々の前記室を連通ずる通
孔が形成され、更に各々の前記室には温風を吸込み且つ
前記送風機に通じる空気吸込口を設け、温風吹出し用の
多数の温風吹出口を一方の前記室に設けたので、積荷庫
内を分割した各々の前記室を異なった温度領域に制御で
き、積荷品等の相違に応じて各々の前記室の温度を調節
でき、温風を効果的に且つ最適量の温風を所定の前記室
内に吹出させるように制御できる。また、一方の室のみ
に温風を送込み、一方の室のみを保温即ち暖房すること
もできるように構成できる。前記燃焼器、前記熱交換器
等を安全上極めて好ましい状態に配置して各々の前記室
内の暖房即ち保温を図ることができる。また、前記送風
機、前記熱交換器、前記燃焼器等の配置上、循環空気の
流れを低抵抗にでき、温風の流れを極めてスムースにす
ることができる。更に前記車両の両側壁部を二重壁に構
成し、循環用の温風通路を形成すると、前記室内の断熱
即ち保温の機能を果たす。更に、前記燃焼器はグロープ
ラグを使用して液体燃料を迅速に気化燃料に気化して燃
焼させるものであるから、2速着火システムと急速気化
システムによって速やかに液体燃料を気化燃料にして燃
焼させることができる。
〔実施例〕
以下、図面を参照して、この発明による車両用保温装置
の実施例を詳述する。
第1図において、この発明の一実施例である車両用保温
装置が符号10によって全体的に示されている。第1図
はこの車両用保温装置10を搭載したキャブ16及び積
荷重13から成る車両の側面図を示す。第2図は第1図
の平面図である。この車両用保温装置10については、
例えば、ディーゼルエンジン又はガソリンエンジンのエ
アクリーナ、単独のエアクリーナ等を通じて取り入れる
空気、或いは直接的に外気又は室内から取り入れる空気
を、送風機(図示省略)によって空気取入パイプ(図示
省略)から燃焼器1に取り入れ、燃焼器1で発生した燃
焼ガス即ち熱風を燃焼器1の下流に設置された熱交換器
2に送込み、熱交換器2によって空気と熱交換して、送
風部8を通じて複数個の温風吹出口12から積荷重13
等の室内4に温風を送込んで室内の保温即ち暖房を行う
ものである9例えば、この車両用保温装置10について
は、積荷重13内にパン等の食料品、野菜等の生鮮食品
等の積荷重を積込んで、それら積荷重を所定の温度に維
持して輸送、保管等を行ったり、あるいは室内を暖房す
るのに利用できるものである。車両の前輪15と後輪1
4との間には、燃焼器1、この燃焼器1に燃焼空気を供
給する送風機(図示省略)、熱交換器2、暖房空気循環
用の送風897等から成る暖房ユニットが配置されてい
る。
積荷重13の室内については、前部の室4との後部の室
19に仕切壁9によって二分割されている。
一方の室4の下部には、熱交換器2の出口と連通ずる送
風部8に形成された温風吹出口12が直接開口しており
、他方の室19は仕切壁9に形成された通孔11を通じ
て室4と連通している。従って、熱交換器2からの温風
の流れの上流側に室4が配置され、温風の流れの下流側
に室19が配置されている。それ故に、室4は高温領域
Aを構成し、室19は低温領域Bを構成するようになる
室4の壁面部には、温風の空気吸込口22が形成されて
おり、その空気吸込口22は循環空気通路18、次いで
温風循環パイプ21を通って送風機7の人口に連通して
いる。しかも、熱交換器2の下流には、積荷重13の一
方の室内4に温風を送込むために温風を温風吹出口12
に連通ずる送風部8が設けられ、また、温風の上流側に
位置する室4の側壁部に形成した温風吹出口12は積荷
重13の下部に長手方向に複数個設けられている。
また、室19の下部及び後部には温風通路6が形成され
ており、この温風通路6には多数の空気吸込口5が形成
されている。温風通路6は循環空気通路17、次いで温
風循環パイプ21を通って温風循環用の送風機7の入口
に連通している。しかも、温風の下流側に位置する室1
9の壁部に形成した空気吸込口5は、室19の下部長手
方向に及び積荷重13の開閉扉3に近接した高さ方向に
複数個設けられている。積荷重13内を分割している仕
切壁9には、室4と室19を連通ずる多数の通孔11が
形成されており、また積荷重、人等の出入のために開閉
ドア(図示省略)が形成されている。また、通孔11に
は場合によっては温風の流動を阻止するために開閉シャ
ッタ(図示省略)を設けることができる。異なった温度
領域、例えば、A領域、BN域等を構成する領域の適宜
の部位に、温度センサーをそれぞれ設置することもでき
、これらの温度センサーの信号に応答して、空気吸込口
22に設けた開閉シャッタ20及び通孔11に設けた開
閉シャッタの開閉作動を制御するように構成することも
できることは勿論である。
また、積荷重13の両側壁は、2つの壁(図示省略)か
ら成る二重壁に形成することもでき、その場合には二重
壁内に温風通路(図示省略)を形成できる。更に、空気
吸込口5,22には、フィルタ等を設置して、そのフィ
ルタによって室内4の空気を清浄して循環させてもよい
ことは勿論である。暖房ユニットにおける送風機7は、
温風循環パイプ21から温風を吸込んで熱交換器2に空
気を送込み、次いで、熱交換器2の送風部8を通って温
風吹出口12から積荷庫13の室4へ温風を送込み、空
気を循環させる機能を果たしている。
燃焼器lに燃焼空気を供給するために、送風機(図示省
略)が設けられており、燃焼器1で発生した排気ガス即
ち燃焼ガスは、エンジン又は大気に排気されるように構
成されている。この燃焼器1用の送風機は、温風循環用
の送風機7と兼用あるいは独立して設けることができる
ことは勿論である。この車両用保温装置10に使用する
暖房ユニット、言い換えれば、燃焼器1、熱交換器2、
送風機7等及びこれらを制御する制御装置等を作動する
電源については、車両に搭載されているバッテリ、発電
機、電動機等の直流電源は勿論のこと、家庭用、業務用
等の交流電源のいずれにも適用できるように、燃焼器1
、熱交換器2、送風機7等、及びこれらを制御する制御
装置等は電源の切換えができるように構成できる。
次に、燃焼器1及び熱交換器2については、それらの詳
細を図示していないが、例えば、次のような構成を有す
るものを使用すると好ましいものである。
まず、熱交換器1についての一例を説明する。
熱交換器2の上流には、空気取入管等を通じて送風m7
が設置されている。熱交換器2は、二重筒体である熱流
通路筒体の外周に吸熱通路筒体が配置された構成を有す
る。前記熱流通路筒体は、熱流往路筒体とその外周囲に
配置された熱流復路筒体から成る。前記熱流往路筒体の
一端部に燃焼器1が取付けられている。従って、熱交換
器2は、中央部に燃焼器1からの燃焼ガスが通る熱流通
路、中間部に燃焼ガスの燃焼熱を外周側に伝達する熱伝
達通路、及び外側部に燃焼熱を放熱して冷風を温風にす
る吸熱通路から構成されている。しかも、前記熱流通路
、前記熱伝達通路及び前記吸熱通路は、互いに同軸上に
配置されている。前記吸熱通路筒体は、熱交換器2の外
側ケースを構成しており、断熱材等で覆われている。前
記外側ケースの両端部は、一端部に空気取入管及び他端
部に空気送出管即ち送風部が形成されている。前記熱流
復路筒体の端部には、フィン付のカップ状蓋体が固定さ
れている。この構造によって、燃焼ガスの流れ通路即ち
前記熱流通路及び熱伝達通路と、加熱されて暖房に供さ
れる空気の流れ通路即ち前記吸熱通路とは完全に遮断さ
れている。また、前記熱流往路筒体の他端部と前記熱流
復路筒体の一端部とは連通しており、前記熱流復路筒体
の他端部には燃焼ガス排出口が形成されている。この燃
焼ガスはエンジンの吸気系に送込むように構成してもよ
く、その場合には外部に直接排気する排気管とエンジン
に送込む送込管とのいずれかに切換えることができるよ
うに構成してもよい、更に、前記熱流復路筒体の内側に
は前記受熱フィンが形成され、前記熱流復路筒体の外側
には前記放熱フィンが形成されている。
次に、燃焼器1についての一例を説明する。燃焼器1は
燃焼筒から成り、前記燃焼筒を連通孔を有する仕切板に
よって気化室と燃焼室とに仕切り、気化用グロープラグ
を内蔵した気化装置を前記燃焼室を貫通して配置し、前
記気化装置によって気化された気化燃料を噴出する噴出
口を前記気化室に開口し、更に、前記気化室には点火用
グロープラグを設置する。前記気化用グロープラグによ
って液体燃料を気化させて気化燃料にすると共に、燃焼
空気を取り入れて気化燃料と混合気を生成し、僅かに存
在する油滴あるいは混合気に前記点火用グロープラグに
よって点火し、前記燃焼室において混合気を燃焼させる
。このような燃焼器1を使用することによって、液体燃
料は急速に気化して気化燃料となり、気化燃料は急速に
点火即ち着火され、急速燃焼が可能になる。その結果、
燃焼器1は直ちに燃焼ガスを熱交換器2に送込む、:と
ができ、熱交換器2の機能を迅速に果たすことができ、
車両の室内を急速に暖房することができる。
この発明による車両用保温装置は、上記のようにそれぞ
れ構成されており、次のように作動する。
作動の説明に当たって一層理解し易くするために、燃焼
器lと熱交換器2については上記に説明したものを使用
した場合について説明する。
車両におけるエンジンが動作している場合には、車両に
搭載されているバッテリ、発電機あるいは電動機から直
流電源又は動力源を使用し、又は車両におけるエンジン
が動作していない場合即ち車両が駐車等でエンジンが動
作していない場合には、車両に搭載されているバッテリ
、又は家庭用(100V@源)、業務用等(200V等
電源)の交流電源を使用して、暖房ユニット、即ち送風
機7、燃焼器1用の送風機、燃料供給装置、点火用グロ
ープラグ、気化用グロープラグ、それらを制御する制御
装置等を作動する。これらが作動することによって、燃
焼器lに液体燃料が供給され、気化用グロープラグによ
って気化燃料に気化され、点火用グロープラグによって
点火即ち着火され、気化燃料は送風機からの燃焼空気と
混合気を生成されて燃焼状態になる。燃焼器1によって
発生した燃焼ガスは熱流往路筒体内の熱流通路に吹込ま
れる。熱流通路に吹込まれた燃焼ガスは、熱流往路筒体
の熱流通路から蓋体によってガイドされてUターンし、
熱流復路筒体内の熱伝達通路を流れる。
熱伝達通路には受熱フィンが半径方向に多数設置されて
いるので、燃焼ガスは受熱フィンによって燃焼熱を奪わ
れ、最後に燃焼ガス排出口(図示省略)からエンジン内
又は大気に放出される。一方、暖められる空気は送風機
7によって空気循環通路17から吸込まれ、送風機7が
ら空気取入管等を通って熱交換器2の吸熱通路筒体内に
吹込まれる。
送込まれた空気は、吸熱通路内に設置されている放熱フ
ィンの間を通って流れる。吸熱通路には多数の半径方向
の放熱フィンが熱流復路筒体の外周に固定して配置され
ており、空気は放熱フィンの間を通って放熱フィンから
燃焼熱を吸熱して即ち奪って暖められる。暖められた空
気は温風となって、次いで、蓋体の外周に半径方向に多
数設けられた放熱フィンの間を通って更に暖められて流
れる。次いで、暖められた温風は送風部8へと送込まれ
る。送風部8に送込まれた温風は、積荷庫13の内側の
側壁に形成された温風吹出口I2から室4内に吹出され
る。温風は、室4内を保温即ち暖房する。
ところで、積荷庫13内は仕切壁9によって2つの室4
.19に分割され、各々の室4.19は仕切壁9に形成
された通孔11によって連通している。そこで、まず、
一方の室4のみに積荷品を積込み、その室4のみを暖房
する場合について説明する。空気吸込口22に設けた開
閉シャッタ20を開放し、仕切壁9に形成した通孔11
に設けた開閉シャッタを閉鎖する。上記のように暖房ユ
ニットを作動することによって、温風は熱交換器2から
送風部8を通って温風吹出口12から室4内に吹出され
、室4内を暖房した後に、空気吸込口22から循環空気
通路18、次いで温風循環パイプ21を通って送風機7
に吸込まれる。更に、回収された空気は、送風機7から
熱交換器2に送込まれ、そこで燃焼器1の燃焼ガスと熱
交換され、暖められて温風となり、再び多数の温風吹出
口12から室4内に吹出される。温風はこのような経路
を繰り返し循環して室4を暖房することができる。
次に、両方の室4及び室19に積荷品を積込み、両方の
室4及び室19を暖房する場合について説明する。空気
吸込口22に設けた開閉シャッタ20を閉鎖し、仕切壁
9に形成した通孔11に設けた開閉シャッタも開放する
。上記のように暖房ユニットを作動することによって、
温風は温風吹出口12から室4内に吹出され、室4内を
暖房する。
その後に、温風は仕切壁9に形成した多数の通孔11を
通過し、室19に送込まれる。温風は室19を暖房した
後に、壁面に形成された空気吸込口5から温風通路6、
循環空気通路17、次いで温風循環バイブ21を通って
送風機7に吸込まれる。
更に、回収された空気は、送風機7から熱交換器2に送
込まれ、そこで燃焼器1の燃焼ガスと熱交換され、暖め
られて温風となり、再び温風吹出口12から室4内に吹
出される。温風はこのような経路を繰り返し循環して室
4及び室19を暖房することができる。従って、室4は
高温状態に暖房され、また、室19は室4よりも低温状
態に暖房されるようになる。それ故に、積荷庫13に積
込まれる積荷品に応じて積込む室を決定すればよい。
ここで、室4及び室19内に温度センサーをそれぞれ設
置し、これらの温度センサーの信号に応答して暖房ユニ
ント即ち開閉シャッタを作動するように構成できること
は勿論である。
以上、この発明による車両用保温装置の実施例について
詳述したが、必ずしもこれらの細部に限定されるもので
なく、例えば、図では、室内を2つに分割しているが、
3つ以上に分割してもよいことは勿論である。また、室
内の一方の側壁の二重壁内に形成しているが、この温風
通路は二重壁内を直接的又は二重壁内に固定した温風管
等を介して間接的な構造に構成してもよく、積荷床の両
側壁部を二重壁に構成し、内壁に空気吸込口を形成し、
それらの空気吸込口から回収される温風を吸込み、温風
循環パイプを通って循環させるように構成することもで
きる。また、温風吹出口を積荷床の下部に形成している
が、中間部又は上部に形成してもよい。更に、図では、
温風吹出口を一方の側壁部に形成した状態のみが示され
ているが、一方の側壁部に限らず、例えば、熱交換器の
送風部に分配管を設けて、両側壁部にも温風吹出口を設
けることもできることは勿論である。また、積荷庫内の
積荷の種類、サイズ等、あるいは積荷庫内に形成された
例えば種類等によっても、温風吹出口及び空気取入口の
位置、大きさ、形状等は最適状態に変更され得ることは
勿論である。また、送風機、熱交換器、燃焼器等から成
る暖房ユニットの配置についても必ずしもこの配置に限
定されるものでなく、例えば、車両の後輪の後方側部に
設置することもでき、大型車、フラットロー車等の車両
では暖房ユニットをルーフ部に配置することもでき、ま
たキャブと積荷床から成る大型車では暖房ユニットをキ
ャブと積荷床との間の上部即ちルーフ部に配置すること
もできる。更に、この発明による車両用保温装置をキャ
ブと積荷床から成る車両に適用しているが、ワンボック
スカー、鉄道車両、トレーラ等に適用できることも勿論
である。また、場合によっては、空気循環通路について
は単なる同一流量面積を有する循環パイプであってもよ
いことは勿論である。更に、湿度に関しては、積荷床に
荷積みしている品物、例えば、生鮮食品、野菜等によっ
ては、超音波等の加湿器等を組込んで、湿度センサー等
を用いて湿度を温度に関連させて調節することもできる
ことは勿論である。また、室内の空気を攪拌する必要が
ある場合には、空気攪拌用のファンを室内の上部に設置
することもできることは勿論である。更に、図では、高
温領域を形成する室の空気吸込口を1個、また低温領域
を形成する室の空気吸込口を複数個示しているが、場合
によっては高さ方向に空気吸込口を複数個形成してもよ
く、空気吸込口の形成場所、サイズ、数等についても車
両の積荷床に応じて適宜に選定して構成すればよいこと
も勿論である。
〔発明の効果〕
この発明による車両用保温装置は、上記のように構成さ
れており、次のような効果を有する。即ち、この車両用
保温装置は、燃焼器、送風機、熱交換器等から成る暖房
ユニットを車両に搭載し、積荷庫内を仕切壁によって複
数の室に分割し、前記仕切壁には各々の前記室を連通ず
る通孔が形成され、更に各々の前記室には温風を吸込み
且つ前記送風機に通じる空気吸込口を設け、温風吹出し
用の多数の温風吹出口を一方の前記室に設けたので、積
荷庫内を分割した各々の前記室を異なった温度領域に制
御でき、積荷品等の相違に応じて各々の前記室の温度を
調節でき、温風を効果的に且つ最適量の温風を所定の前
記室内に吹出させるように制御できる。また、一方の室
のみに温風を送込み、一方の室のみを保温即ち暖房する
こともできるように構成できる。前記燃焼器及び前記熱
交換器を室外に設置することによって、火災、排気ガス
に対して安全上極めて好ましい構造に構成し、各々の前
記室内の暖房即ち保温を図ることができる。また、前記
送風機、前記熱交換器、前記燃焼器等の配置上、循環空
気の流れを低抵抗にでき、温風の流れを極めてスムース
にすることができる。
更に前記車両の両側壁部を二重壁に構成し、循環用の温
風通路を形成すると、前記室内の断熱即ち保温の機能を
果たすことができる。更に、前記燃焼器はグロープラグ
を使用して液体燃料を迅速に気化燃料に気化して燃焼さ
せるものであるから、急速着火システムと急速気化シス
テムによって速やかに液体燃料を気化燃料にして燃焼さ
せることができる。また、前記燃焼器に燃焼空気を供給
する前記送風機と前記温風を循環させる前記送風機とは
兼用可能又は独立して設けることができ、使用目的、暖
房能力の大きさ、室のサイズ等によって選定することが
でき、極めて適用範囲を拡げることができる。更に、前
記燃焼器及び前記送風機等を作動する電源は交流電源又
は直流電源に切換え可能に構成できるので、例えば、内
燃機関が作動している時には、車両に搭載している発t
8!、電動機、バッテリ等を使用して、前記燃焼器及び
前記送風機等を作動することができる。これに対して、
内燃機関が作動していない時には、バッテリも使用でき
るが、家庭用(100V電源)、業務用等(200V電
源)の交2itt、源を使用でき、掻めて有効に活用で
きる。しかも、構造が極めて間単であり、取り扱いも容
易であり、故障等も少なく、メインテナンス等も容易で
ある等、種々の効果を奏するものである
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明による車両用保温装置の一実施例を示
す側面図、第2図は第1図の平面図、第3図は従来の車
両用保温庫を示す側面図、及び第4図は第3図に示す車
両用保温庫に使用されている燃焼装置を示す構成説明図
である。 1・−・−・燃焼器、2−・−熱交換器、3−・−一一
一一開閉扉、4.19−・・・・−・室、5.22・−
・・−・−空気吸込口、6−・・−・温風通路、7−・
−・・送風機、8−・・−送風部、9−・−−・仕切壁
、10−・・・車両用保温装置、11・・−・・−・通
孔、12−−−−−一温風吹出口、13−・・・・・積
荷庫、14−・−後輪、15・−・・前輪、16−・−
・−キャブ、17゜18・−・・・・・循環空気通路、
20・−一一一一・開閉シャッタ、21・−・・−・−
温風循環バイブ、A−・−・・−高温領域、B・・−・
・・低温領域。 特許出願人   いす−゛自動車株式会社代理人 弁理
士    尾 仲 −宗 #!1図 1フ 第  2  図 第3図 ′$ 4  図

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)燃焼器、送風機、熱交換器等から成る暖房ユニッ
    トを車両に搭載し、積荷庫内を仕切壁によって複数の室
    に分割し、前記仕切壁には各々の前記室を連通する通孔
    が形成され、更に各々の前記室には温風を吸込み且つ前
    記送風機に通じる空気吸込口を設け、また温風吹出し用
    の多数の温風吹出口を一方の前記室に設けたことを特徴
    とする車両用保温装置。
  2. (2)少なくとも前記燃焼器と前記熱交換器とを室外に
    配置したことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載
    の車両用保温装置。
  3. (3)前記温風吹出口を設けた前記室の前記空気吸込口
    に開閉シャッタを設けたことを特徴とする特許請求の範
    囲第1項に記載の車両用保温装置。
  4. (4)前記仕切壁には開閉ドアが設けられていることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の車両用保温装
    置。
  5. (5)前記仕切壁の前記通孔を開閉できる開閉シャッタ
    を設けたことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載
    の車両用保温装置。
  6. (6)前記暖房ユニットを後輪の後方側部に配置したこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の車両用保
    温装置。
  7. (7)前記暖房ユニットを前輪と後輪との間の側部に配
    置したことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の
    車両用保温装置。
  8. (8)前記暖房ユニットを前記積荷庫とキャブと間で且
    つ前記車両の上部に配置したことを特徴とする特許請求
    の範囲第1項に記載の車両用保温装置。
  9. (9)前記車両の側壁部を二重壁に形成し、前記二重壁
    内に温風通路を形成したことを特徴とする特許請求の範
    囲第1項に記載の車両用保温装置。
  10. (10)前記燃焼器はグロープラグを使用して液体燃料
    を気化燃料に気化して燃焼させるものであることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項に記載の車両用保温装置。
  11. (11)前記燃焼器に燃焼空気を供給する送風機を温風
    を循環させる前記送風機と兼用させたことを特徴とする
    特許請求の範囲第1項に記載の車両用保温装置。
  12. (12)前記燃焼器に燃焼空気を供給する送風機と温風
    を循環させる前記送風機とは独立していることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項に記載の車両用保温装置。
  13. (13)前記暖房ユニットを作動する電源は交流電源又
    は直流電源に切換え可能であることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項に記載の車両用保温装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0389278A2 (en) * 1989-03-22 1990-09-26 York Trailer Company Limited Improvements in and relating to refrigerated vehicles or containers
US7507461B2 (en) 2004-09-01 2009-03-24 Hexcel Corporation Edge coating for honeycomb used in panels with composite face sheets
US7550190B2 (en) 2004-09-01 2009-06-23 Hexcel Corporation Rubber-modified edge coating for honeycomb used in panels with composite face sheets
US7581366B2 (en) 2004-09-01 2009-09-01 Hexcel Corporation Aircraft floor panels using edge coated honeycomb
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