JPS62173314A - 温蔵車用加温装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は保温を必要とする品物の輸送、配送を行う温蔵
車に搭載される加温装置に関するものである。

（従来技術とその問題点） 従来のこの種の加温装置として実開昭５８−２５２４１
号に開示されているように、温蔵庫に設置したケース内
に、エンジン冷却水を利用した温水ヒータ、外部電源に
より通電加熱する電気ヒータ、温水ヒータまたは電気ヒ
ータとともに作動するファンを設け、ｎ７１記ケースに
連通ずるダクトを庫内床部に配設し、車両停止時には車
外の市中電源を使用して電気ヒータで加温し、車両走行
時にはエンジンの冷却水を利用した温水ヒータで加温し
、これらの熱をファンによりダクトを介して温蔵庫の下
部から供給するようにしたものがあった。

しかし、走行中エンジンの負荷・回転数により供給でき
る熱量は変化し、特に供給熱量が不足するときには温蔵
車としての役割を果たすことが困難になっていた。

（発明の目的） 本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、常に安定し
た必要熱量を温蔵庫内に供給することが可能になり、輸
送途中において品物が冷めてしまうというような欠点が
解消でき、また翌朝近くの深夜に製造しなければ、翌朝
温い状態で配送できなかったものを前日に製造し、保温
しておくことを可能にする温蔵車用加温装置を堤供する
ことを目的とする。

（問題点を解決するための手段） 上記の目的を達成するために１本発明は、温蔵庫内の空
気を燃焼式ヒータを用いて過熱して温風にしこの温風を
温蔵庫内に循環させる温風送風手段と、この温風送風手
段の電気回路に設けられて市中電源を降圧して利用する
市中電源利用手段と、温風送風手段の電気回路に設けら
れて庫内温度が設定温度に近づくとコントロールユニッ
トに燃焼式ヒータの制御指令を出す庫内温度センサとを
備えた構成にしである。

（作用） エンジン停止時等においては市中電源利用手段により市
中電源を電気回路の電源に利用して温風送風手段により
温蔵庫内に温風を循環させ、また庫内の温度を庫内温度
センサで検出し、コントロールユニットにおいて燃焼式
ヒータを制御して常に庫内温度を予め設定した温度にす
るものである。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。温蔵
庫１の左右には隔壁２，３が配設してあり、これらの隔
壁２，３の後部には立ち上がり部４が形成しである。そ
して、左側の隔壁２と温蔵庫１の左側壁部５との間に左
側風路６が形成してあり、右側の隔壁３と温蔵庫１の右
側壁部７との間に右側風路８が形成しである。

これら左、右側風路６．８の後端は上方に向かって開口
しており、また左右の隔壁２，３には複数の通風孔９が
設けである。

また前記温蔵庫１の床面の略中夫にはダクト１０が設置
してあり、このダクト１０の下面中央には風入口１１が
設けてあり、ダクト１０の左側吹出口１２は左側風路６
に開口しており、ダクト１０の右側吹出口１２′は右側
風路８に開口している。

前記温蔵庫１の前壁部には吸入口１３が設けである。温
蔵庫１の下方には支持手段を介して燃焼式ヒータ１４、
送風ブロワ１５．変圧器１６、燃焼式ヒータ１４に燃焼
空気を送るための燃焼空気送風ブロワ１７が配設しであ
る。

そして、前記送風ブロワ１５の吸込側は吸込ダクト１８
を介して吸込口１３に接続してあり、送風ブロワ１５の
吐出側は吐出ダクト１９を介して燃焼式ヒータ１４の空
気入口２０に接続しである。

この燃焼式ヒータ１４の空気出口２１はダクト２２を介
して前記ダクト１０の風入口１１に接続しである。

前記燃焼式ヒータ１４には燃料ポンプ２３により燃料タ
ンク２４内の燃料が供給されるようになされており、ま
た排ガスは排気管２５を介して機関の排気系２６に接続
しである。排気管２５には消音器２７が設けである。

上記のように構成された温蔵庫用加温装置の電気回路を
第３図に示す。第３図中２８は燃料ポンプ２３のソレノ
イド、２９は燃焼空気送風ブロワ１７のモータ、３０は
送風ブロワ１５のモータ、Ｒ，、Ｒ２，Ｒ，はリレー、
Ｓｌ、Ｓ２．Ｓ、はリレーＲ，，Ｒ２，Ｒ，の常開接点
、３２はコントロールユニット、３３は操作盤、３４は
着火センサ、３５は着火プラグ、３６は庫内温度センサ
、１６は上記した変圧器、３７はレギュレ−タ リである。

前記コントロールユニット３２の入力側に着火センサ３
４、庫内温度センサ３６、操作盤３３及び電源回路３９
がそれぞれ接続しである。この電源回路３９はバッテリ
３８を有するバッテリ回路Ａと接続用のコンセント４０
、変圧器１６．レギュレータ３７を有する市中電源利用
回路Ｂとより成る。

前記リレーＲ工、　Ｒ２，Ｒ，は電源回路３９とコント
ロールユニット３２との接続回路４１．４２．４３に設
けてあり、また前記燃料ポンプ２３のソレノイド２８は
電源回路３９とコントロールユニット３２との接続回路
４４に設けである。前記燃焼空気送風ブロワ１７のモー
タ２９はヒユーズ４５及びリレーＲ１の常開接点Ｓ１と
電源回路３９に対して直列に接続してあり、送風ブロワ
１５のモータ３０は、ヒユーズ４６及びリレーＲ２の常
開接点Ｓ２と電源回路３９に対して直列に接続してあり
、前記着火プラグ３５はリレーＲ１の常開接点Ｓ、と電
源回路３９に対して直列に接続しである。

次に上記した温蔵車用加温装置の作動を説明する。

操作盤３３の燃焼式ヒータ作動スイッチの操作によりコ
ントロールユニット３２から所定の信号が出力されてリ
レーＲ□、　Ｒ２，Ｒ３に通電されて、これらリレーＲ
□、Ｒ２，Ｒ３の励磁により常開接点Ｓ１．Ｓ２．Ｓ、
がオン（ＯＮ）作動し、ソレノイド２８及びモータ２９
，３０が１駆動されると共に着火プラグ３５に通電され
る。

また、コントロールユニット３２の作動により燃料ポン
プ２３のソレノイド２８が駆動される。

前記送風ブロワ１５により温蔵庫１内の空気は吸込口１
３より吸込ダクト１８．送風ブロワ１５゜吐出ダクト１
９を介して燃焼式ヒータ１４の熱交換器に送られる。そ
して空気は熱交換器により熱を与えられて昇温し、この
昇温した空気（黒塗矢印で示す）はダクト２２．１０を
介して温蔵庫１内の左、右側風路６，８に供給されて、
前後に流れて各通風孔９から品物２側に送風される。工
場、家庭等で用いる電源、即ち市中電源が使用可能な時
（エンジン停止時）、市中電源にｉ’ｉ？ｆ記電源回路
３９の市中電源利用回路Ｂのコンセント４ｏを接続し、
変圧器１６によりバッテリ電圧に降圧し電流を電源回路
３９に供給して利用する。この場合バッテリ３８の充電
も行う。

また、庫内温度が上昇し、予め操作盤３３に取り付けら
れた温度設定つまみにより設定された温度に近づくと庫
内温度センサ３６によりコントロールユニット３２に指
令を出して燃料ポンプ２３のソレノイド２８を制御して
燃料を絞り、あるいは燃料の供給を停止し燃焼式ヒータ
１４を制御して庫内温度を設定温度に保つ。

（発明の効果） 以上詳述したように、本発明に係る温蔵車用加温装置は
、温蔵庫内の空気を燃焼式ヒータを用いて過熱して温風
にしこの温風を温蔵庫内に循環させる温風送風手段と、
この温風送風手段の電気回路に設けられて市中電源を降
圧して利用する市中電源利用手段と、温風送風手段の電
気回路に設けられて庫内温度が設定温度に近づくとコン
トロールユニットに燃焼式ヒータの制御指令を出す庫内
温度センサとを備えたことを特徴とするものである。

したがって、エンジン停止時等においては市中電源利用
手段により市中電源を加温装置の電源に利用して温風送
風手段により温蔵庫内に温風を循環させることができ、
また庫内温度を庫内温度センサで検出しコントロールユ
ニットにおいて燃焼式ヒータを制御して常に庫内温度を
予め設定した温度に保つことができる。

このために常に安定した必要熱量を温蔵庫内に供給する
ことができる。したがって、輸送途中において品物が冷
めてしまうというような欠点が解消され、また早朝小売
店へ品物を温い状態で輸送する場合に、深夜等のように
嫌われる就業時間帯ではなく１通常の就業時間帯に製造
し保温しておいて翌朝：輸送することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す概略的な側面図、第２
図は同平面図、第３図は電気回路図である。 １・・・温蔵庫、１４・・・燃焼式ヒータ、１５・・・
送風ブロワ、１６・・・変圧器、３６・・・庫内温度セ
ンサ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、温蔵庫内の空気を燃焼式ヒータを用いて過熱して温
   風にしこの温風を温蔵庫内に循環させる温風送風手段と
   、この温風送風手段の電気回路に設けられて市中電源を
   降圧して利用する市中電源利用手段と、温風送風手段の
   電気回路に設けられて庫内温度が設定温度に近づくとコ
   ントロールユニットに燃焼式ヒータの制御指令を出す庫
   内温度センサとを備えたことを特徴とする温蔵車用加温
   装置。