JP3221026B2 - 車両用空調装置 - Google Patents

車両用空調装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、暖房運転開始時の補助
熱源として通電発熱体を備えた車両用空調装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】車両用空調装置の暖房用熱源として、エ
ンジン冷却水の廃熱を利用した温水式ヒータを用いる場
合、エンジン始動時はエンジン冷却水の温度が低いため
通電発熱体を補助熱源として用い、暖房運転開始当初か
ら温風を車室内へ供給できるようにしている。現在一般
的には前記通電発熱体として正特性サーミスタ(以下P
TCサーミスタという)が用いられる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記通
電発熱体としてのPTCサーミスタは、通常キュリー点
近傍で安定的に使用されるもので、通電後キュリー点に
達するまでの間は安定時の1.3〜2倍程度の過大電流
が流れる。このため、PTCサーミスタを熱源とするヒ
ータを複数個同時に使用すると、最大消費電力は非常に
大きくなりバッテリの充放電収支が悪化し、電気系統が
不調になったりトラブルが発生する等の虞れがある。ま
た、消費電力を低く抑えたのでは十分な暖房能力が発揮
できないという問題点がある。本発明は上記問題点を解
決するためになされたものであり、暖房運転開始時の最
大消費電力を低減できる車両用空調装置を提供すること
を目的とするものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めの具体的手段として、暖房運転開始時の補助熱源とし
複数の通電発熱体を備えた車両用空調装置において、
前記複数の通電発熱体への通電数を段階的に増加させ
ように、前記複数の通電発熱体への通電を制御する通電
制御回路を設けたことを特徴とする車両用空調装置が提
供される。
【0005】
【作用】上記車両用空調装置によれば、暖房運転開始時
に補助熱源を使用する場合は、通電制御回路により複数
通電発熱体への通電数を段階的に増加させるように通
電が制御されるので、補助熱源の発熱能力を漸次高める
こととなり、複数の通電発熱体に同時に通電した場合に
比し、最大消費電力を低く抑える。
【0006】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。図1は車両用空調装置の概略構成図である。車両用
空調装置1の外郭を形成するダクト2の一端部には、内
外気切替ダンパ3の切替えにより外気導入口4又は内気
導入口5に連通する空気導入口6を設け、該空気導入口
6に対応してブロワモータ7により駆動されるブロワフ
ァン8を配設する。ダクト2の内部には空気流の下流側
に向かって、前記ブロワファン8の他に、エバポレータ
9、温水式ヒータのヒータコア10を順次配置する。前
記ヒータコア10には、エアミックスダンパ11を付設
する。
【0007】そして、前記ダクト2の他端部にはデフロ
スタ吹き出し口12、ベンチレーション吹き出し口13
及びヒート吹き出し口14を形成する。デフロスタ吹き
出し口12にはデフダンパ15、ベンチレーション吹き
出し口13にはベントダンパ16、ヒート吹き出し口1
4にはヒートダンパ17をそれぞれ配置する。さらに、
足元吹き出し口18を形成したダクト19を前記ヒート
吹き出し口14に連通させ、該ダクト19内にPTCヒ
ータ20を配設する。
【0008】前記PTCヒータ20は図2(a)に示すよ
うに、PTCサーミスタ22の上下に放熱フィン構成体
23を配置するとともに、通電(+)端子24と通電(−)
端子25を設けてなるPTCヒータユニット21を複数
個並列に接続して用いるか、或いは図2(b)に示すよう
に前記PTCヒータユニット21を2個用い、そのうち
の1個を上下反転して積層し通電(+)端子24を共通に
したものを用いる。
【0009】図3は2個のPTCヒータユニット21
a,21bを段階的に切替え制御する概略の制御回路で
ある。制御アンプ31にはメインスイッチ33を介装し
た電源回路32を接続し、該電源回路32からPTCヒ
ータユニット21aの駆動回路34とPTCヒータ21
bの駆動回路35を並列に分岐する。前記駆動回路34
及び35には、それぞれリレー36,37を直列に介装
し、該リレー36,37を駆動するリレー駆動回路3
8,39を前記制御アンプ31内のタイマー回路(図示
しない)に接続する。その他40はヒューズ、41はエ
ンジン冷却水温を検出する水温センサである。
【0010】上記構成の車両用空調装置1の暖房運転開
始時の作動について以下に説明する。尚、暖房運転開始
時以外の作動については、本件の要旨外であるとともに
周知事項であるので説明を省略する。寒冷地やエンジン
冷却水温が低い場合に暖房運転を開始すると、ヒータコ
ア10を通過する空気は冷えたままヒート吹き出し口1
4からダクト19へ流入する。このため、メインスイッ
チ33のオンによりダクト19内に配設されたPTCヒ
ータ20のPTCヒータユニット21aに通電し、消費
電力のピークが過ぎる所定時間(10〜30秒)経過後に
前記タイマー回路により他のPTCヒータユニット21
に通電する。なお、ブロアモータ7はPTCヒータユ
ニット21a通電とほぼ同時に作動してブロアファン8
により空気を送給し、足元吹き出し口18から温風を吹
き出す。水温センサ41によりエンジン冷却水温の上昇
が検出され、前記ヒータコア10での熱交換により温風
の供給が可能になると、PTCヒータ20の駆動を停止
する。
【0011】図4(a)は、上記暖房運転開始以後の消費
電力特性を示すグラフであり、同図(b)のPTCヒータ
ユニットを2個同時に通電した場合の消費電力特性に比
し、最大消費電力値Wmaxを大きく低減できる。ま
た、前記実施例の車両用空調装置1は、エンジン冷却水
温が上昇途中にPTCヒータ20を併用することによ
り、大きな暖房能力を得ることができ、エンジン冷却水
温の上昇度合いが低いディーゼルエンジン搭載車におい
ても、十分な暖房能力が得られる。また、冷却水放熱量
の大きいガソリンエンジン搭載車においても、暖房運転
開始時の立上り性能を大幅に向上できる。
【0012】前記実施例は、2個のPTCヒータユニッ
トを備えたPTCヒータであったが、3個以上のPTC
ヒータユニットを備えたPTCヒータを用いることがで
きる。この場合、所定時間経過毎に順次駆動するPTC
ヒータユニットの数を増加してもよく、或いはエンジン
冷却水温に応じて、運転開始当初から複数のPTCヒー
タユニットを通電するようにしてもよい。
【0013】
【発明の効果】本発明は上記した構成を有し、暖房運転
開始時に補助熱源を使用する場合は、通電制御回路によ
複数の通電発熱体への通電数を段階的に増加させるよ
うに通電が制御されるので、補助熱源の発熱能力を漸次
高めることとなり、複数の通電発熱体に同時に通電した
場合に比し、最大消費電力を低く抑えることができるか
ら、バッテリの充放電収支が悪化して電気系統が不調に
なったりトラブルが発生する等の虞れを解消できる効果
がある。また、本発明によれば、複数の通電発熱体への
通電のオンオフのみを制御すればよく、通電発熱体への
電流値または電圧値を変化させる必要がないので、通電
制御回路を単純で簡素な構成にできるとともに、通電制
御回路における電力ロスを無くすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車両用空調装置の概略構成図であ
る。
【図2】PTCヒータの斜視図である。
【図3】PTCヒータの概略制御回路である。
【図4】PTCヒータの消費電力特性を示すグラフであ
る。
【符号の説明】
1...車両用空調装置、20...PTCヒータ、21,2
1a,21b...PTCヒータユニット、22...PTC
サーミスタ(通電発熱体)、23...放熱フィン構成体、
31...制御アンプ、34,35...駆動回路、38,3
9...リレー駆動回路。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−184515(JP,A) 特開 昭63−203410(JP,A) 実開 昭63−189903(JP,U) 特公 昭62−46372(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B60H 1/03

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 暖房運転開始時の補助熱源として複数の
    通電発熱体を備えた車両用空調装置において、 前記複数の通電発熱体への通電数を段階的に増加させ
    ように、前記複数の通電発熱体への通電を制御する通電
    制御回路を設けたことを特徴とする車両用空調装置。
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EP2249618B1 (en) 2008-01-30 2014-10-29 Koshiro Taguchi On-vehicle heater and its manufacturing method
US10500921B2 (en) 2011-08-16 2019-12-10 Hanon Systems Electric heater apparatus for electric vehicle and method of controlling same

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