JPH0235525Y2 - - Google Patents

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JPH0235525Y2
JPH0235525Y2 JP1986147782U JP14778286U JPH0235525Y2 JP H0235525 Y2 JPH0235525 Y2 JP H0235525Y2 JP 1986147782 U JP1986147782 U JP 1986147782U JP 14778286 U JP14778286 U JP 14778286U JP H0235525 Y2 JPH0235525 Y2 JP H0235525Y2
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JP
Japan
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heating
vehicle
air
heater
duct
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JP1986147782U
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JPS6353810U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (考案の利用分野) 本考案は車両等に装備する車両用温蔵庫にかか
わるものであり、とくにその温蔵性能を向上させ
た車両用温蔵庫に関するものである。
(従来技術) 従来より、車両用の温蔵庫には実公昭49−
34262号、実公昭51−14360号、実公昭54−8509号
などによるものがあるが、いずれも車両用の暖房
装置とは独立して冷温蔵庫として取付けたり、あ
るいは主暖房装置内に組み込んで、この主暖房装
置からの暖気によつて温蔵庫部分を暖め、該暖気
はその後、車室内に吹き出し供給するようにして
いたため、暖房性能を低下させたり、温蔵性能が
低くなるなどの問題があつた。
また実開昭58−167234号のように空気の流路を
変更する構造もあるが、センターコンソールボツ
クス側と、バイパス通路側との流路を切り変える
のみで、空気がセンターコンソールボツクス部分
を通過する回数は一回であることに変りはなく、
保冷および保温効果の性能が低いことは同様であ
る。
第1図はこのような従来の温蔵庫の一例を概略
的に示すもので、この温蔵庫1は基本的には送風
機2と、ヒータ3と、温蔵庫本体4とからなつて
いる。
送風機2は車室5内の空気を吸い込み、ヒータ
3がこの空気を加熱し、この加熱空気によつて温
蔵庫本体4内の収容物、たとえばカンジユースや
おしぼりなどを温蔵するようになつている。
なお、ヒータ3は主暖房装置6の主ヒータ7を
採用することもできるし、あるいはこの主ヒータ
7から並列ないし直列に分岐させた補助ヒータと
して構成することもできるものである。
しかしながら、いずれの構成においても、加熱
された空気は温蔵庫1を通過して温度が低下した
のち、車室5に吹き出されるので、暖房性能の低
下はまぬがれえず、また温蔵効果も低いという問
題があるわけである。
(考案の目的) そこで、本考案はとくに寒冷地の車両に搭載し
て暖房性能を向上させ、また温蔵性能も向上でき
て商品力増強をはかつた車両用温蔵庫を提供する
ことを目的とする。
(問題点を解決するための手段) すなわち、本考案は、温蔵庫本体の下流側に切
変えダンパを設け、この切変えダンパによつて車
室内の内気の吸込みと遮断とを切り変えるように
して、内気遮断状態では暖房装置による暖気が温
蔵庫本体部分を循環して温蔵性能を向上させるこ
とができるようにした車両用温蔵庫である。
(実施例) つぎに、本考案の一実施例を第2図にもとづき
説明する。なお、第1図と同一部分については同
一符号を付し、その詳述は省略する。
第2図は、本考案による車両用温蔵庫10を概
略的に示すもので、前記送風機2が吸込み口11
およびダクト12を介して車室5内の内気を吸い
込み、下流側のヒータ3に供給するようになつて
いる。
このヒータ3によつて加熱された空気は、温蔵
庫本体4を暖め、吹出しダクト13および吹出し
口14から車室5に吹き出されるようになつてい
る。
ただし、図示のごとく、温蔵庫本体4の下流側
には切変えダンパ15を設けてあり、この切変え
ダンパ15を切り変えることによつて、温蔵庫本
体4を加熱した空気を、車室5に吹き出す状態A
(実線)と、該空気をふたたびダクト12を通し
てヒータ3に還流させる状態B(仮想線)とに切
り変えることができるものである。
このような構成の車両用温蔵庫10の作用につ
いて以下説明する。
まず、切変えダンパ15を状態Aに切変えてお
けば、車室5内から内気が送風機2によつて吸い
込まれ、ヒータ3によつて加熱された空気が温蔵
庫本体4内の収容物を暖める。このあと、この暖
気は吹出しダクト13および吹出し口14を通つ
てふたたび車室5に吹き出され、車室5内を暖房
することになる。
また、車室5内を補助暖房する必要がないとき
などには、切変えダンパ15を状態Bに切り変え
れば、温蔵庫本体4を暖めたあとの空気はダクト
12を通つてふたたびヒータ3によつて加熱さ
れ、車両用温蔵庫10を通つて循環するため、温
蔵庫本体4の加熱効果が高まることとなる。
すなわち、従来の車両用温蔵庫においては暖気
が温蔵庫本体4部分に一回通過するのみで、加熱
効率が悪いが、この車両用温蔵庫10では、暖気
を循環させることにより何回も温蔵庫本体4部分
を加熱可能で、その効率を向上させることができ
る。
なお、温蔵庫本体4内に温度センサ16を取り
付けておき、ヒータ3への温水の供給を制御して
任意の設定温度に温蔵庫本体4内の温度を調節す
るように構成することもできる。
あるいは温蔵庫本体4内の温度に応じて切変え
ダンパ15をたとえば状態C(図中仮想線)等に
セツトするようにして一部の暖気を車室5へ吹き
出しするようにすれば、車室5の暖房効率を向上
させることもできる。
つぎに第3図は、本考案の温蔵庫を既存の暖房
装置に温蔵庫アタツチメント20として適時装着
できるように構成した場合を示しており、前記ダ
クト12と送風機2との間、およびヒータ3と温
蔵庫本体4との間に任意の着脱機構21を設けて
おくものとする。
このように構成すれば、車両に既設の暖房装置
にあとから温蔵庫装備が可能であるとともに、不
必要時には取り外ずしておくことができるもので
ある。
(効果) 以上説明したごとく、本考案によれば、温蔵庫
本体を加熱した暖房を、ダクトを介してヒータお
よび温蔵庫本体を循環するように切変えダンパを
設けたので、温蔵効果を向上させることができる
とともに、暖房性能も低下させるおそれが少ない
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来からの温蔵庫の一例を示す概略説
明図、第2図は本考案の一実施例の説明図、第3
図は本考案の他の実施例の説明図である。 1……車両用温蔵庫、2……送風機、3……ヒ
ータ、4……温蔵庫本体、5……車室、6……主
暖房装置、7……主ヒータ、10……車両用温蔵
庫、11……吸込み口、12……ダクト、13…
…吹出しダクト、14……吹出し口、15……切
変えダンパ、16……温度センサ、20……温蔵
庫アタツチメント、21……着脱機構。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車両内の内気をダクトを介して吸い込み供給す
    る送風機と、 この送風機の下流側に設けたヒータと、 このヒータの下流側に設けた温蔵庫本体とを有
    する車両用温蔵庫であつて、 前記温蔵庫本体の下流側にあつて内気吸込みお
    よび遮断の切り変えを行なう切変えダンパを設け
    るとともに、 この切変えダンパから前記ダクトを介して前記
    送風機に空気を循環可能としたことを特徴とする
    車両用温蔵庫。
JP1986147782U 1986-09-29 1986-09-29 Expired JPH0235525Y2 (ja)

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JP1986147782U JPH0235525Y2 (ja) 1986-09-29 1986-09-29

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JP1986147782U JPH0235525Y2 (ja) 1986-09-29 1986-09-29

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Publication Number Publication Date
JPS6353810U JPS6353810U (ja) 1988-04-11
JPH0235525Y2 true JPH0235525Y2 (ja) 1990-09-27

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JP1986147782U Expired JPH0235525Y2 (ja) 1986-09-29 1986-09-29

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58167234U (ja) * 1982-05-06 1983-11-08 日産自動車株式会社 自動車用コンソ−ルボツクス

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Publication number Publication date
JPS6353810U (ja) 1988-04-11

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