JPH0640006Y2 - 車載用冷却装置 - Google Patents

車載用冷却装置

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JPH0640006Y2
JPH0640006Y2 JP9140388U JP9140388U JPH0640006Y2 JP H0640006 Y2 JPH0640006 Y2 JP H0640006Y2 JP 9140388 U JP9140388 U JP 9140388U JP 9140388 U JP9140388 U JP 9140388U JP H0640006 Y2 JPH0640006 Y2 JP H0640006Y2
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JP
Japan
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chamber
blower
temperature
cooling
cooling unit
Prior art date
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JP9140388U
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JPH0213978U (ja
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茂 秋池
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Sanden Holdings Corp
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Sanden Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は冷却装置に関し、特に冷却物品配送車両への搭
載に適した車載用冷却装置に関する。
(従来の技術) 従来のこの種の冷却装置は冷却庫が1つのものが多い。
このため、配送先が同じであっても冷却温度の異なる物
品は別の配送車両で配送しなければならない。このよう
な問題点を解消するために、冷却庫を仕切壁で2つの室
に仕切り、それぞれの室を別温度で冷却できるようにし
たものである。すなわち、各室に冷却ユニットを設けて
各室を独立させて温度制御するものである。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、室毎に冷却ユニットを設けると、コスト
高となるだけでなくその設置スペースのために物品の収
容スペースが狭くなってしまう。また、冷却ユニットを
2基設けると、冷媒配管が複雑となるうえ、重量も大き
くなり、しかもコスト高になってしまう。
それ故、本考案の技術的課題は、仕切壁で仕切られた2
つの室の一方に冷却ユニットを配設するだけでも2つの
室をそれぞれ別の冷却温度に維持することのできる車載
用冷却装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本考案による車載用冷却装置は、1つの庫内を仕切壁に
より、第1、第2の室に仕切り、第1の室には速度可変
の第1の送風機を有する冷却ユニットを配設し、前記仕
切壁には開口を設けると共に、一方の開口には第1の室
から第2の室へ送風する第2の送風機を設けて、前記第
2の室に設けた温度センサの検出信号にもとづいて該第
2の送風機を制御し、庫外には外気温度センサを設け、
前記第2の送風機が停止し、かつ外気温度があらかじめ
定められた設定値より低くなると前記第1の送風機の速
度を低下させるようにしたことを特徴とする。
(作用) 本考案による冷却装置は、外気温度が設定値より高けれ
ば、第1の室は第1の室の温度にもとづいて冷却ユニッ
トに冷媒を供給する圧縮機をオン、オフすることで温度
制御が行われる。この間、第1の送風機はオン状態のま
まである。また、第2の室は第2の室に設置された温度
センサの検出信号にもとづいて第2の送風機をオン、オ
フすることで温度制御がなされる。一方、外気温度が設
定値より低くなると、第2の送風機が停止しても第1の
送風機がオン状態にあることによって第2の室が設定温
度より低くなる,いわゆる過冷却のおそれがある。しか
し、本冷却装置は、外気温度が設定値より低くなり第2
の送風機も停止状態にある間は第1の送風機の回転速度
を低下させることで、第1の室から第2の室への冷気侵
入を防止する。
(実施例) 本考案の冷却装置についてこれを概略的に示した第3図
を参照して説明する。車両に固定して搭載されたコンテ
ナ1は、中間部分に設けられた仕切壁2で第1、第2の
室3,4に仕切られている。車両の運転席寄りとなる第1
の室3には第1の送風機(図示せず)を内蔵した冷却ユ
ニット5が配設されている。第1の送風機は定格速度と
低速とに切換え可能なものが用いられる。仕切壁2には
第1の室3と第2の室4とを結ぶ2つの開口(後述す
る)が設けられ、一方の開口には第2の送風機6が設け
られている。
冷却装置は、冷却ユニット5と、エンジンルームに取付
けてある圧縮機7、庫外に取付けてある凝縮ユニット8
の3つの部分から成り、これらは冷媒配管で結ばれてい
る。冷却運転について説明すると、まず液化した冷媒が
凝縮ユニット8から冷媒配管を通じて冷却ユニット5の
蒸発器へ流入する。蒸発器の入口には膨張弁がついてお
り、冷媒は少しずつ蒸発器の中へ噴出し、ここで周辺の
熱を奪って気化する。気化した冷媒は冷媒配管を通って
圧縮機7に吸い込まれて高温、高圧の気体になって凝縮
ユニット8に送り出される。高温、高圧の気化冷媒は凝
縮ユニット8で外気により冷却されて液化し、再び蒸発
器へ流入して庫内の熱を奪う。この繰り返しにより庫内
は低温に維持される。
各室の冷却運転について言えば、第1の室3は、この室
3に設けた温度センサ(図示せず)で温度を検知し、エ
ンジンの動力の一部を圧縮機7に伝達する電磁クラッチ
(図示せず)をオン、オフすることで所定の設定温度に
維持するように温度制御を行う。なお、冷却ユニット5
の第1の送風機(図示せず)は連続送風である。
第2の室4は、この室4に設けた温度センサ(図示せ
ず)で温度を検知し、第2の送風機6をオン、オフする
ことで第1の室3の設定温度よりやや高めの設定温度に
維持するように温度制御を行う。
第1図、第2図を参照して詳しく説明する。
第1の室3の天井壁には、第4図にも示すように、冷却
ユニット5の冷気の出口から第2の送風機6の近くまで
延びる2つのダクト31,32が設けられている。仕切壁2
には、2つの開口21,22が設けられ、第5図に示すうに
中央の開口21に第2の送風機6が、側部寄りの開口22に
は後述する電圧降下用の抵抗装置9がそれぞれ設けられ
ている。抵抗装置9は第1の室3と第2の室4との間の
空気の出入りを妨げないように設けられる。車体の前方
下部には外気温度検出用の温度センサ10が設置されてい
る。
第1の室3と第2の室4の温度制御は上述した通りであ
り、第1の室3については図中黒塗りの矢印の如き風格
が形成され、第2の室4については図中白抜きの矢印で
示す風格が形成される。本考案では更に第2の室4の過
冷却防止のための運転が行われる。すなわち、冬期の外
気温度が低い時には、第2の室4の庫内温度が外気温度
の影響で第1の室3からの冷気を導入しなくても設定温
度まで低下することがある。この場合、第2の送風機6
は勿論停止しているが、冷却ユニット5の第1の送風機
は運転を継続しているので、第1の室3の冷気が開口2
1,22を通して第2の室4へ流入し、第2の室4が設定温
度以下の過冷却状態になるおそれがある。そこで、本考
案では温度センサ10からの検出信号を利用して、外気温
度があらかじめ定められた温度より低くなると、第1の
送風機を定格速度運転から低速運転に切換える。このこ
とにより、第1の室3内を循環する風量を大幅に減少さ
せ、開口21,22を通して第1の室3から第2の室4へ流
入する冷気が実質上無くなるようにする。
なお、第1の送風機の速度切換えは、前述したように、
温度センサ10からの検出信号にもとづいて第1の送風機
のモータに抵抗装置9を接続することで電圧を降下させ
て低速運転に切換える。このような制御装置は、通常の
運転時の制御と合わせて周知技術で容易に実現できるの
で説明は省略する。また、実施例では第2の室を第1の
室の設定温度よりやや高めになるように設定している
が,それに限らず,同じか又はやや低めに設定しても良
い。
(考案の効果) 以上説明してきた通り、本考案では仕切壁で区画された
2つの室の一方に冷却ユニットを設け、仕切壁には2つ
の室を結ぶ開口と送風機とを設けて冷却ユニットと送風
機の運転を各室の温度に応じて制御することで、2つの
室を1つの冷却ユニットで異なる冷却温度に維持でき
る。しかも、外気温度を検出するセンサを設けて、冷却
ユニットの無い室に過冷却の生ずるおそれがある場合に
はこのセンサの出力信号で冷却ユニットに内蔵された送
風機の速度をも制御するようにしたことにより、冷却ユ
ニットの無い室の過冷却を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本考案の一実施例の平面図、側面図、
第3図は本考案の概略構成を示す断面図、第4図は第1
図に示した冷却ユニットの設置状態を概略的に示す斜視
図、第5図は第1図に示した第2の送風機と抵抗装置の
設置状態を概略的に示す斜視図。 図中、1はコンテナ、2は仕切壁、3は第1の室、4は
第2の室、5は冷却ユニット、6は第2の送風機、9は
抵抗装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】1つの庫内を仕切壁により、第1、第2の
    室に仕切り、第1の室には速度可変の第1の送風機を有
    する冷却ユニットを配設し、前記仕切壁には2つの開口
    を設けると共に、一方の開口には第1の室から第2の室
    へ送風する第2の送風機を設けて、前記第2の室に設け
    た温度センサの検出信号にもとづいて該第2の送風機を
    制御し、庫外には外気温度センサを設け、前記第2の送
    風機が停止し、かつ外気温度があらかじめ定められた設
    定値より低くなると前記第1の送風機の速度を低下させ
    るようにしたことを特徴とする車載用冷却装置。
JP9140388U 1988-07-12 1988-07-12 車載用冷却装置 Expired - Lifetime JPH0640006Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9140388U JPH0640006Y2 (ja) 1988-07-12 1988-07-12 車載用冷却装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP9140388U JPH0640006Y2 (ja) 1988-07-12 1988-07-12 車載用冷却装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0213978U JPH0213978U (ja) 1990-01-29
JPH0640006Y2 true JPH0640006Y2 (ja) 1994-10-19

Family

ID=31315885

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9140388U Expired - Lifetime JPH0640006Y2 (ja) 1988-07-12 1988-07-12 車載用冷却装置

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4717912U (ja) * 1971-04-05 1972-10-30
JPH10205953A (ja) * 1997-01-24 1998-08-04 Sanyo Electric Co Ltd 冷却貯蔵庫

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Publication number Publication date
JPH0213978U (ja) 1990-01-29

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