JPH07329553A - 車両用冷房装置 - Google Patents

車両用冷房装置

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JPH07329553A
JPH07329553A JP14703594A JP14703594A JPH07329553A JP H07329553 A JPH07329553 A JP H07329553A JP 14703594 A JP14703594 A JP 14703594A JP 14703594 A JP14703594 A JP 14703594A JP H07329553 A JPH07329553 A JP H07329553A
Authority
JP
Japan
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air
nap
fan
cooling
evaporator
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP14703594A
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English (en)
Inventor
Takahide Yamamoto
隆英 山本
Hajime Yamamoto
肇 山本
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 空気を蓄冷ユニット3によって効果的に冷却
するとともに冷気が広範囲に届くようにする。 【構成】 蓄冷ユニット3を覆うケース4の下部及び上
部に空気取入口13、14を設け、かつ、上記ケース4内に
空気を強制対流させるフアン15を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はトラックの仮眠室を冷房
するための蓄冷ユニットを有する車両用冷房装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種車両用空気調和装置の1例
が図4に示されている。インストルメントパネル53の下
部には主空調用蒸発器25、ブロア26等を有する主冷却ユ
ニットAが設置され、キャビン50内後部に形成された仮
眠室51には蓄冷用蒸発器29、蓄冷材28等を有する蓄冷ユ
ニットBが設置されている。
【0003】図示しない走行用エンジンからクラッチ20
を介して駆動される圧縮機21から吐出された冷媒はコン
デンサ22に入り、ここで外気に放熱することによって凝
縮液化する。この液冷媒はレシーバ23を経て分岐し、そ
の大部分は膨張弁24で断熱膨張した後、主空調用蒸発器
25で車室内空気を冷却することによって蒸発し、圧力調
整弁17を通って圧縮機21に戻る。
【0004】分岐した他方は膨張弁27で断熱膨張した
後、蓄冷用蒸発器29で蓄冷材28を冷却することによって
蒸発し、圧力調整弁17から流出した冷媒と合流して圧縮
機21に吸入される。
【0005】圧力調整弁17の設定圧力を調整することに
より蓄冷用蒸発器29に流入する冷媒量は調節される。な
お、図7において、52はカーテン、54は仮眠用ベット、
56はドレンパン、57はドレンホースである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の装置におい
ては、蓄冷ユニットBによって冷却された冷気は自然対
流により下方に向かって流れるので、冷気は仮眠室51の
下部に滞留し易く、また、比較的狭い範囲しか冷やせな
いという問題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために発明されたものであって、その要旨とすると
ころは、蓄冷用蒸発器と蓄冷材を内蔵する蓄冷ユニット
によりキャビン内の仮眠室を冷房する車両用冷房装置に
おいて、上記蓄冷ユニットを覆うケースの下部及び上部
に空気出入口をを設けるとともに上記ケース内に空気を
強制対流させるフアンを設けたことを特徴とする車両用
冷房装置にある。
【0008】上記フアンを正転及び逆転させる手段を設
けることができる。
【0009】上記フアンの回転数を負荷に応じて変速す
る手段を設けることができる。
【0010】上記フアンの駆動モータを上記キャビンの
外側に面して設置された太陽電池に接続することができ
る。
【0011】
【作用】本発明においては、車両用冷房装置の放冷運転
時フアンを起動して冷気を強制対流させる。フアンを逆
転させれば冷気をケースの上部に設けられた空気出入口
から吹き出して広範囲に拡散させることができる。負荷
が大きいときフアンの回転数を増大することによって仮
眠室を急速に冷房できる。エンジンの停止時においても
車載電池の電気を消費することなく太陽電池からの電気
によってフアンを駆動できる。
【0012】
【実施例】本発明の1実施例が図1ないし図3に示され
ている。図1において、3はパネル状の蓄冷ユニット
で、矩形板状の容器19内に蓄冷用蒸発器1と蓄冷材2と
を内蔵してなる。この蓄冷ユニット3はケース4によっ
て覆われ、このケース4の頂面板4aの前縁に沿ってほぼ
全巾に亘る第1の空気出入口13が形成され、前面板4bの
下部にはその全巾に亘る第2の空気出入口14が形成され
ている。第2の空気出入口14にはこれを開閉するための
ルーバ7が水平軸8まわりに回動可能に設けられてい
る。
【0013】ケース4内上部には蓄冷ユニット3の前方
に位置するように貫流フアン等からなるフアン15が設置
され、このフアン15はモータ16により駆動されて水平軸
まわりに回転するようになっている。
【0014】モータ16は図示しない制御手段からの指令
により正転及び逆転し、かつ、負荷に応じて回転数が変
更されるようになっている。なお、図1においては、9
はドレンパン、10はドレンホース、11は断熱材、12は取
付板である。
【0015】このようにして構成された蓄冷装置Aは、
図2に示すように、トラックのキャビンB内後部に形成
された仮眠室Cの後壁Hの中段にほぼ水平に設置され
る。そして、キャビンBの上面には太陽電池17が設置さ
れ、この太陽電池17に蓄えられた電気はスイッチ18を投
入することによってモータ16に供給される。なお、図2
において、Dはカーテン、Eは運転席、Fは操向輪、G
は仮眠用ベットである。
【0016】図3には冷媒回路が示されている。図示し
ない走行用エンジンによってクラッチ30を介して圧縮機
31を駆動すると、圧縮機31から吐出されたガス冷媒はコ
ンデンサ32で凝縮する。液冷媒はレシーバ33を経て分岐
し、その大部分は膨張弁34で断熱膨張し、主空調用蒸発
器35で車室内空気を冷却することによって蒸発した後、
圧力調整弁39を通って圧縮機31に戻る。
【0017】分岐した他方は電磁開閉弁36を経てキャピ
ラリチューブ37で断熱膨張した後、蓄冷用蒸発器1で蓄
冷材2を冷却することによって蒸発し、圧力調整弁39か
ら流出した冷媒と合流して圧縮機31に吸入される。
【0018】蓄冷用蒸発器1に流入する冷媒量は圧力調
整弁39の設定圧力を調整することにより調整される。そ
して、電磁開閉弁36を閉とすれば、蓄冷用蒸発器1には
冷媒は流入しない。
【0019】しかして、夏季昼間等冷房負荷が大きいと
きは、電磁開閉弁36は閉とされ、圧縮機31から吐出され
た冷媒の全量が主空調用蒸発器32を流過するので、この
主空調用蒸発器32によって車室内空気が冷却される。
【0020】夜間冷房負荷が小さくなったとき、電磁開
閉弁36を開とすることにより蓄冷運転が行われる。この
蓄冷運転時、冷媒は主空調用蒸発器32及び蓄冷用蒸発器
1を流過する。蓄冷材2は蓄冷用蒸発器1を流過する冷
媒と熱交換して冷却されて相変化し固体となることによ
って冷熱を貯える。なお、この際、フアン15は停止さ
れ、かつ、ケース4の第2の空気出入口14はルーバ7に
よって閉とされるので、ケース4内を室内空気が循環す
ることはなく、従って、蓄冷ユニット3から放冷するこ
とはない。
【0021】早朝トラックを駐車して運転手が仮眠室C
内で仮眠する際、放冷運転が行われる。この放冷運転
時、エンジンは停止される。そして、第2の空気出入口
14はルーバ7を開とすることによって開とされ、フアン
15はモータ16によって正転せしめられる。
【0022】すると、車室内空気は第1の空気出入口13
からケース4内に吸引される。そして、フアン15により
付勢されて蓄冷ユニット3に沿って下降する過程で蓄冷
ユニット3からの輻射及び熱伝達により冷却されて冷気
となり第2の空気出入口14から仮眠室C内に流出して、
仮眠室Cを冷房し、その温度上昇を一定時間(例えば2
時間)抑制する。この放冷により蓄冷材2は相変化して
ゲル状に戻る。
【0023】かくして、空気はケース4内を強制対流せ
しめられるので、蓄冷ユニット3との熱伝達率が向上し
空気は効果的に冷却される。また、冷気は第2の空気出
入口14から強制的に吹き出されるので、仮眠室Cの空気
循環が向上する。これによって仮眠室C内の温度分布の
むらが少なくなり効率的に冷房できる。
【0024】モータ16を逆転させると、車室内空気は第
2の空気出入口14からケース4内に吸入されて蓄冷ユニ
ット3に沿って上昇することにより冷却された後、フア
ン15によって付勢されて第1の空気出入口13から上方に
向かって吹き出される。これにより冷気は広い範囲に届
くとともに冷気が上から降りてくるので、ベッドGで仮
眠中の運転手の快適度が向上する。そして、冷気を第1
の空気出入口13から吹き出すようにすれば、蓄冷装置A
を仮眠室C内の任意の場所に設置しうるので、その据付
け場所の自由度が拡大する。
【0025】なお、モータ16の回転数を冷房負荷に応じ
て変速することにより風量を変化させれば、運転手の快
適度を更に向上しうる。
【0026】また、スイッチ18を投入することにより太
陽電池17に蓄えられた電気によってモータ16を駆動すれ
ば、走行エンジンを停止した場合でも車載電池の電気を
使用することなく放冷運転が可能となる。
【0027】
【発明の効果】本発明においては、車両用冷房装置の放
冷運転時、フアンにより空気を強制対流させることがで
きるので、空気と蓄冷ユニットとの熱伝達率が向上す
る。また、冷気は空気出入口から強制的に仮眠室に吹き
出されるので、仮眠室内の温度むらが少なくなり仮眠室
を効率的に冷房できる。
【0028】また、フアンを逆転させれば、冷気をケー
スの上部に設けられた空気出入口から吹き出して広範囲
に拡散させることができる。また、冷気が仮眠室内を下
から降りて来るので仮眠中の運転手の快適度を向上でき
る。
【0029】また、負荷が大きいときフアンの回転数を
増大することによって仮眠室内を急速に冷房できる。
【0030】エンジンの停止時においても車載電池の電
気を用いることなく太陽電池からの電気によってフアン
を駆動できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例に係わる車両用冷房装置の蓄
冷装置を示し、(A) は外観斜視図、(B) は(A) のB−B
線に沿う縦断面図である。
【図2】上記蓄冷装置の据付要領を示す略示的側面図で
ある。
【図3】上記実施例の冷媒回路図である。
【図4】従来の車両用冷房装置の略示的構成図である。
【符号の説明】
A 蓄冷装置 3 蓄冷ユニット 1 蓄冷用蒸発器 2 蓄冷材 4 ケース 13、14 空気出入口 15 フアン 16 モータ 17 太陽電池

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 蓄冷用蒸発器と蓄冷材を内蔵する蓄冷ユ
    ニットによりキャビン内の仮眠室を冷房する車両用冷房
    装置において、上記蓄冷ユニットを覆うケースの下部及
    び上部に空気出入口をを設けるとともに上記ケース内に
    空気を強制対流させるフアンを設けたことを特徴とする
    車両用冷房装置。
  2. 【請求項2】 上記フアンを正転及び逆転させる手段を
    設けたことを特徴とする請求項1記載の車両用冷房装
    置。
  3. 【請求項3】 上記フアンの回転数を負荷に応じて変速
    する手段を設けたことを特徴とする請求項1記載の車両
    用冷房装置。
  4. 【請求項4】 上記フアンの駆動モータを上記キャビン
    の外側に面して設置された太陽電池に接続したことを特
    徴とする請求項1記載の車両用冷房装置。
JP14703594A 1994-06-07 1994-06-07 車両用冷房装置 Withdrawn JPH07329553A (ja)

Priority Applications (1)

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JP14703594A JPH07329553A (ja) 1994-06-07 1994-06-07 車両用冷房装置

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JP14703594A JPH07329553A (ja) 1994-06-07 1994-06-07 車両用冷房装置

Publications (1)

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JPH07329553A true JPH07329553A (ja) 1995-12-19

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ID=15421057

Family Applications (1)

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JP14703594A Withdrawn JPH07329553A (ja) 1994-06-07 1994-06-07 車両用冷房装置

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JP (1) JPH07329553A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001301444A (ja) * 2000-04-20 2001-10-31 Seirei Ind Co Ltd 車両の空気調節装置
CN113959141A (zh) * 2021-06-16 2022-01-21 东南大学 太阳能驱动的蓄冷式冷链快递柜

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001301444A (ja) * 2000-04-20 2001-10-31 Seirei Ind Co Ltd 車両の空気調節装置
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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

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Effective date: 20010904