JPH1086654A - ブライン式空調装置 - Google Patents

ブライン式空調装置

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JPH1086654A
JPH1086654A JP8245065A JP24506596A JPH1086654A JP H1086654 A JPH1086654 A JP H1086654A JP 8245065 A JP8245065 A JP 8245065A JP 24506596 A JP24506596 A JP 24506596A JP H1086654 A JPH1086654 A JP H1086654A
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美光 井上
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    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60HARRANGEMENTS OF HEATING, COOLING, VENTILATING OR OTHER AIR-TREATING DEVICES SPECIALLY ADAPTED FOR PASSENGER OR GOODS SPACES OF VEHICLES
    • B60H1/00Heating, cooling or ventilating [HVAC] devices
    • B60H1/32Cooling devices
    • B60H1/3204Cooling devices using compression
    • B60H1/3228Cooling devices using compression characterised by refrigerant circuit configurations
    • B60H1/32281Cooling devices using compression characterised by refrigerant circuit configurations comprising a single secondary circuit, e.g. at evaporator or condenser side

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブラインを室内冷却器に循環して、室内の冷
房を行うブライン式空調装置において、ブラインを冷却
する冷凍サイクルの省エネルギーを図る。 【解決手段】 冷媒として可燃性ガスを用いてブライン
を冷却する冷凍サイクル2と、このブラインが循環する
ブライン回路10と、エンジン9にて加熱された温水が
循環する温水回路22と、車室内前部を空調する前部ユ
ニット13と、車室内後部を空調する後部ユニット14
とを備える。前部ユニットにはブラインにより空調空気
を冷却する冷却器15と温水により空調空気を加熱する
加熱器17と送風機16とを備え、後部ユニットには、
ブラインにより空調空気を冷却するとともに、温水によ
り空調空気を加熱することが可能な冷却・加熱兼用の空
調熱交換器18と送風機19とを備える。低温側の温度
調整は、加熱器17による加熱量を零にし、冷凍サイク
ル2の能力可変によりブライン温度を可変する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は冷凍サイクルに備え
られたブライン−冷媒熱交換器にて冷却されたブライン
を室内の冷却器に循環して、室内の冷房を行うブライン
式空調装置に関するもので、車両用として好適なもので
ある。
【0002】
【従来の技術】近年、地球温暖化防止のために、冷凍サ
イクルの冷媒をフロンからプロパンガスのような可燃性
ガスに変更して、室内の冷房を行う車両用空調装置が提
案されている(例えば、実開昭58−54904号公報
参照)。上記の車両用空調装置において、可燃性ガスの
蒸発潜熱にて空調空気を冷却する冷却器(蒸発器)は車
室内に設置されるので、この冷却器の配管接続部等から
可燃性ガスが密閉空間である車室内へ洩れる危険があ
る。
【0003】そこで、車室内へのガス洩れを回避するた
めに、本発明者らは、車室外のエンジンルーム(大気へ
の開放空間)にブライン−冷媒熱交換器を設置し、この
熱交換器においてて可燃性ガスの蒸発潜熱にて一旦、ブ
ライン(凍結温度を低くする成分を添加した水)を冷却
し、この低温ブラインを車室内に設置した冷却器に循環
して、室内の冷房を行うようにしたブライン式の車両用
空調装置の開発を試みている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このブライ
ン式空調装置において、車室内への吹出空気温度の制御
方式として、本発明者らは、まず、自動車で通常用いら
れている温水(エンジン冷却水)を用いた加熱器での加
熱量を調整する方式(例えば、冷風と温風の風量割合を
調整するエアミックス方式)を検討した。
【0005】この温度制御方式によれば、0°C付近ま
で冷却された低温ブラインにて空調空気を冷却、除湿し
た後に、その冷却空気を所望温度まで再加熱するので、
空調機能的には良好なものであるが、その反面、冷凍サ
イクルとしては、常に、ブラインを0°C付近まで冷却
しているので、春秋の中間シーズンのように加熱器での
再加熱量が大きくなると、冷凍サイクルでのエネルギー
消費の無駄が大きくなる。
【0006】本発明は上記点に鑑みてなされたもので、
冷凍サイクルで冷却されたブラインを室内冷却器に循環
して、室内の冷房を行うブライン式空調装置において、
冷凍サイクルでのエネルギー消費量を低減することを目
的とする。また、本発明は、冷凍サイクルでのエネルギ
ー消費量の低減と、除湿機能の確保とを両立させること
を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、以下の技術的手段を採用する。請求項1〜4
記載の発明では、冷媒として可燃性ガスを循環させ、ブ
ライン−冷媒熱交換器(7)にて、冷媒をブラインから
吸熱して蒸発させる冷凍サイクル(2)と、前記ブライ
ン−冷媒熱交換器(7)にて冷却されたブラインが循環
するブライン回路(10)と、温水源(9)にて加熱さ
れた温水が循環する温水回路(22)と、室内の第1区
域を空調する第1空調ユニット(13)と、室内の第2
区域を空調する第2空調ユニット(14)とを備え、前
記第1空調ユニット(13)には、ブライン回路(1
0)のブラインにより空調空気を冷却する冷却器(1
5)と、この冷却器(15)の空気下流側に配置され、
温水回路(22)の温水により空調空気を加熱する加熱
器(17)と、空調空気を送風する送風機(16)とを
設け、前記第2空調ユニット(14)には、ブライン回
路(10)のブラインにより空調空気を冷却するととも
に、温水回路(22)の温水により空調空気を加熱する
ことが可能な冷却・加熱兼用の空調熱交換器(18)
と、空調空気を送風する送風機(19)とを設け、室内
への目標吹出空気温度が所定温度より低いときは、冷凍
サイクル(2)の能力を可変して、ブライン回路(1
0)のブラインの温度を可変することにより、第1空調
ユニット(13)および第2空調ユニット(14)の低
温側の温度制御を行い、室内への目標吹出空気温度が前
記所定温度以上に上昇した後は、第1空調ユニット(1
3)では、加熱器(17)の加熱量を制御して高温側の
温度制御を行い、一方、第2空調ユニット(14)で
は、前記空調熱交換器(18)への流入媒体を前記ブラ
イン回路(10)のブラインと前記温水回路(22)の
温水との間で切り替えるとともに、この流入媒体の流量
を調整することにより高温側の温度制御を行うことを特
徴としている。
【0008】上記技術的手段によると、冷媒として可燃
性ガスを用いた冷凍サイクル(2)を室外に設置できる
ので、可燃性ガスが室内に漏洩する恐れがない。しか
も、低温側の温度制御では、冷凍サイクル(2)の能力
可変によりブライン回路(10)のブラインの温度を可
変しているため、ブラインの温度を常に0度C近辺の低
温まで冷却する方式に比して、ブラインの温度を可変す
る(高める)分だけ、冷凍サイクル(2)のエネルギー
消費を低減できる。
【0009】さらに、第1空調ユニット(13)では、
冷却器15に流入するブライン温度の制御と加熱器(1
7)の加熱量制御との組み合わせにより、低温域(冷房
側)から高温域(暖房側)まで、良好に室温の制御が可
能であるとともに、第2空調ユニット(14)では、冷
却・加熱兼用の空調熱交換器(18)に流入するブライ
ン温度の制御と、ブラインと温水の切替導入と、ブライ
ンと温水の流量制御との組み合わせにて、低温域(冷房
側)から高温域(暖房側)まで、良好に室温の制御が可
能である。特に、第2空調ユニット(14)では、冷却
・加熱兼用の1つの空調熱交換器(18)を用いるのみ
で、広範な温度範囲の制御が可能であり、構成が簡潔で
ある。
【0010】また、請求項4記載の発明では、室内の湿
度を検出する湿度検出手段(31)を備え、前記所定温
度として、湿度検出手段(31)の検出湿度に応じて定
まる除湿限界温度を設定し、高温側の温度制御を行うと
きは、冷却器15の温度が除湿限界温度に維持されるよ
うに冷凍サイクル(2)の能力を制御することを特徴と
している。
【0011】このように、高温側の温度制御を行うとき
にも、冷却器15の温度を除湿限界温度に維持すること
により、必要最小限の除湿能力を確保することができ、
窓ガラスの曇り等の不具合の発生を未然に防止できる。
また、請求項6記載の発明では、冷媒として可燃性ガス
を循環させ、ブライン−冷媒熱交換器(7)にて、冷媒
をブラインから吸熱して蒸発させる冷凍サイクル(2)
と、ブライン−冷媒熱交換器(7)にて冷却されたブラ
インが循環するブライン回路(10)と、温水源(9)
にて加熱された温水が循環する温水回路(22)と、室
内を空調する空調ユニット(13)とを備え、この空調
ユニット(13)には、ブライン回路(10)のブライ
ンにより空調空気を冷却する冷却器(15)と、この冷
却器(15)の空気下流側に配置され、温水回路(2
2)の温水により空調空気を加熱する加熱器(17)
と、空調空気を送風する送風機(16)とを設け、室内
への目標吹出空気温度が所定温度より低いときは、冷凍
サイクル(2)の能力を可変して、ブライン回路(1
0)のブラインの温度を可変することにより、空調ユニ
ット(13)の低温側の温度制御を行い、室内への目標
吹出空気温度が前記所定温度まで上昇した後は、加熱器
(17)の加熱量を制御して、空調ユニット(13)の
高温側の温度制御を行うことを特徴としている。
【0012】これにより、1つの空調ユニット(13)
を有するものにおいて、可燃性ガスの室内への漏洩防止
効果、および冷凍サイクル(2)のエネルギー消費低減
効果を発揮できる。なお、上記各手段の括弧内の符号
は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を
示すものである。
【0013】
【発明の実施の形態】図1〜図5は本発明を車両用空調
装置に適用した一実施形態を示すもので、図1は本発明
空調装置を搭載した状態を示す自動車の概略平面配置図
である。自動車の車室の床下に走行用エンジン9が搭載
され、エンジンルーム1が形成されている。この床下の
エンジンルーム1内に、プロパンガスのような可燃性ガ
スを冷媒として用いる冷凍サイクル2が設置されてい
る。
【0014】この冷凍サイクル2は、冷媒を圧縮し、吐
出する圧縮機3を備え、この圧縮機3の吐出ガス冷媒を
凝縮器4により冷却し、凝縮させる。この凝縮器4から
の冷媒は受液器5内に蓄え、ここで冷媒の気液を分離す
る。この受液器5からの液冷媒は次に、減圧手段として
の膨張弁6により減圧され、気液2相状態となる。この
膨張弁6にて減圧された冷媒はブライン−冷媒熱交換器
7内に流入し、ここでブラインから吸熱して蒸発し、ブ
ラインを冷却する。この熱交換器7で蒸発したガス冷媒
は再度圧縮機3に吸入され,圧縮される。
【0015】上記ブラインは水に凍結温度を下げる成
分、防錆成分等を添加した不凍液からなり、後述の温水
回路22を循環するエンジン冷却水と同一のものでよ
い。なお、図1、2では、圧縮機3を車両エンジン9か
ら離れた配置状態を図示しているが、実際は圧縮機3を
車両エンジン9に近接配置して、圧縮機3は車両エンジ
ン9の回転動力にて電磁クラッチ8(図2)を介して駆
動される。
【0016】ブライン−冷媒熱交換器7は、冷凍サイク
ルの冷媒が通過して蒸発する冷媒通路部7aと、この冷
媒通路部7aに対して熱交換可能に配設されたブライン
通路部7bとを有している。次に、上記ブライン−冷媒
熱交換器7にて冷却されたブラインが循環するブライン
回路10について説明すると、このブライン回路10に
はブライン循環用の電動水ポンプ11がエンジンルーム
1内にてブライン−冷媒熱交換器7と隣接して設置され
ている。
【0017】一方、自動車の車室内前部の計器盤周辺に
は、前部空調ユニット(第1空調ユニット)13が設置
され、車室内後部には後部空調ユニット14が設置され
ている。前部空調ユニット13には、ブライン回路10
を循環する低温ブライン(冷水)により空気を冷却する
冷却器15、電動タイプの送風機16および加熱器17
が備えられており、加熱器17は冷却器15の空気流れ
下流側に設置されている。この加熱器17はエンジン9
の冷却水(温水)を熱源として空気を再加熱するもの
で、空調空気は、この加熱器17を通過して温度調整さ
れた後に、車室内の前部側(第1区域)に吹き出す。
【0018】そして、後部空調ユニット14には、冷却
・加熱兼用の空調熱交換器18が設置されている。この
空調熱交換器18はブライン回路10を循環する低温ブ
ラインが流入することにより空気を冷却するものであっ
て、ブライン回路10において、前部空調ユニット13
の冷却器15と並列に設けられている。また、後部空調
ユニット14には電動タイプの送風機19が設置され、
その送風空気は空調熱交換器18と熱交換して冷却また
は加熱された後に車室内の後部側に吹き出す。
【0019】また、空調熱交換器18は冷却・加熱兼用
のものであるため、冷温水切替弁20を空調熱交換器1
8の冷温水入口側に設置して、この切替弁20により温
水回路22からのエンジン冷却水(温水)と、ブライン
回路10からの低温ブラインとを空調熱交換器18内に
切替導入できるようにしてある。このために、空調熱交
換器18に温水とブラインの両方を流すための共用通路
部18aが設けられており、この共用通路部18aのう
ち、空調熱交換器18への入口側における温水回路22
とブライン回路10との合流点に冷温水切替弁20が配
置されている。
【0020】この冷温水切替弁20はモータのような電
気的アクチュエータにより開閉駆動されるものであっ
て、本例では、図2に示すごとき直角状に屈折した流路
20aを持つ弁体(ロータ)20bを回動させて流路を
切り替えるとともに、上記温水と低温ブラインの流量を
調整し得る構成になっている。この流量調整作用を発揮
するために、弁体20b内の流路20aの断面形状を図
2(b)の最大冷房時に示すように、弁体20b外周面
の円周方向に沿って円形大面積部20cと細長の小面積
部20dとを連結した形状にしてある。
【0021】次に、エンジン冷却水を循環させる温水回
路22について説明すると、車両エンジン9は水冷式の
ものであり、温水源としての役割を兼ねている。車両エ
ンジン9にて直接駆動される水ポンプ23を有し、この
水ポンプ23にてエンジン冷却水が循環するラジエータ
24と、このラジエータ24と並列に設けられたバイパ
ス回路25が備えられている。
【0022】さらに、ラジエータ24とバイパス回路2
5とからの冷却水の合流点に、冷却水の流れを切り替え
る周知のサーモスタット(温度応答弁)26が備えられ
ており、冷却水の温度が所定温度(例えば、80°C)
以上になると、サーモスタット26がラジエータ24へ
の流路を開放して、ラジエータ24によりエンジン冷却
水が冷却される。また、前部空調ユニット13におい
て、加熱器17の冷却水入口側には、加熱器17への冷
却水を断続する電動式の開閉弁28が備えられている。
【0023】なお、前部空調ユニット13の通風路内に
は、加熱器17を通過する温風と加熱器17をバイパス
する冷風との風量割合を調整する周知のエアミックスド
ア29が備えられている。このエアミックスドア29は
冷却器15を通過した空気に対する加熱量を制御して車
室内への吹出空気温度を調整する加熱量制御手段(温度
制御手段)としての役割を果たすもので、モータのよう
な電気的アクチュエータにより開閉駆動されるものであ
る。
【0024】図3は電気制御ブロック図であり、空調用
電子制御装置30はマイクロコンピュータから構成さ
れ、後述のセンサ等からの信号が入力され、その入力信
号に基づいて演算処理を行って、上記した各空調機器
(8、11、16、19、20、28、29)の作動を
制御するものである。湿度センサ31は車室内前部の計
器盤周辺に設置され、車室内前部の湿度Stを検出する
ものである。冷却器温度センサ32は、冷却器15直後
の空気通路中に設置され、冷却器15直後の空気温度T
eを検出するものである。加熱器吹出空気温度センサ3
3は、加熱器17直後の空気通路中に設置され、加熱器
17直後の空気温度Taを検出するものである。
【0025】車室内前部の温度設定器34は、車室内計
器盤周辺に設置される空調操作パネル(図示せず)に設
けられ、車室内前部の設定温度Tsetfを設定するも
のである。また、車室内後部の温度設定器35は、上記
空調操作パネルまたは後部空調ユニット14のケース外
表面に設置される空調操作パネル(図示せず)に設けら
れ、車室内後部の設定温度Tsetrを設定するもので
ある。
【0026】空調熱交換器吹出空気温度センサ36は、
空調熱交換器18直後の空気通路中に設置され、空調熱
交換器18直後の空気温度Thを検出するものである。
外気温センサ37、内気温センサ38、および日射量セ
ンサ39は、それぞれ外気温Tam、内気温(車室内温
度)Tr、日射量Tsを検出する周知のセンサである。
【0027】次に、上記構成において作動を説明する。
いま、空調操作パネルにおけるスイッチ操作により空調
装置の自動運転状態が設定されると、図4のフローチャ
ートにおいて、ステップ100にて空調装置の自動制御
処理が開始される。次のステップ101にて図3の各種
センサ等からの信号を読み込む。次のステップ102に
て、車室内前部側に吹き出す空気の目標吹出空気温度T
AOF 、および車室内後部側に吹き出す空気の目標吹出
空気温度TAOR を下記の数式1、2にて算出する。
【0028】
【数1】TAOF =Kset×Tsetf −Kr×Tr−Kam ×Tam −K
s×Ts+C
【0029】
【数2】TAOR =Kset×Tsetr −Kr×Tr−Kam ×Tam −K
s×Ts+C (但し、上記数式1、2において、Kset:温度設定ゲイ
ン、Kr:内気温度ゲイン、Kam :外気温度ゲイン、Ks:
日射量ゲイン、C :補正用の定数) 次のステップ103 にて、除湿限界温度Toを湿度セン
サ31により検出される車室内前部側の湿度Stに基づ
いて設定する。ここで、除湿限界温度Toは前部空調ユ
ニット13の冷却器15による必要最小限の除湿能力を
確保するために設定するもので、冷却器15による除湿
能力が不足すると、車室内湿度Stの上昇により車両の
窓ガラスが曇るという不具合が発生するからである。
【0030】除湿限界温度Toは、具体的には、湿度S
tに逆比例する関係で設定する。つまり、湿度Stが上
昇する程、除湿限界温度Toは低下する関係に設定す
る。次のステップ104にて、車室内前部側の目標吹出
空気温度TAOF が除湿限界温度Toより低いか判定
し、その判定がYESであるときは、次のステップ10
5にて、冷却器15直後の空気温度Teが目標吹出空気
温度TAOF となるように、冷凍サイクル2の能力が制
御される。
【0031】すなわち、空気温度Teが目標吹出空気温
度TAOF より低くなると、圧縮機3の電磁クラッチ8
の通電を遮断して、圧縮機3を停止する。逆に、空気温
度Teが目標吹出空気温度TAOF より高くなると、圧
縮機3の電磁クラッチ8に通電して、圧縮機3を作動さ
せる。このように、圧縮機3の運転を断続することによ
り、冷凍サイクル2の能力が制御され、その結果、ブラ
イン回路10のブラインの温度が変化して、空気温度T
eが制御される。
【0032】そして、次のステップ106にて、エアミ
ックスドア29が最大冷房位置(加熱器17への通風路
を全閉し、加熱器17のバイパス路を全開する位置)に
操作される。これと同時に、開閉弁28は閉弁され、加
熱器17への温水流入が遮断される。以上の結果、加熱
器17による加熱量は零となるため、送風機16により
送風される空調空気は冷却器15にて目標吹出空気温度
TAOF となるように冷却された後、加熱器17により
再加熱されることなく、そのままの温度で車室前部側へ
吹出し、車室前部側の空調を行う。
【0033】次のステップ107にて、後部空調ユニッ
ト14の空調熱交換器18の直後の空気温度Thが、車
室内後部側に吹き出す空気の目標吹出空気温度TAOR
となるように、冷温水切替弁20の回転角度(開度)が
制御される。すなわち、冷温水切替弁20はその回転角
度を調整することにより、図2(b)に示すように、ブ
ライン(冷水)と温水の切替および流量の調整を行うこ
とができるものであり、この冷温水切替作用と流量調整
作用とにより空調熱交換器18の直後の空気温度Thを
制御できる。
【0034】但し、車室内前部側の目標吹出空気温度T
AOF が除湿限界温度Toより小さいときは、上記した
ように冷凍サイクル2の能力制御にてブラインの温度が
変化するため、冷温水切替弁20を図2(b)右端の最
大冷房位置に維持しても、TAOF の変化に伴って空調
熱交換器18への流入ブラインの温度が変化する。従っ
て、この流入ブラインの温度変化によって基本的には空
調熱交換器18直後の空気温度Thを変化させ、温度制
御を行うことができる(図5(c)参照)。
【0035】ところで、車室内前部側の目標吹出空気温
度TAOF が除湿限界温度Toより小さい領域、すなわ
ち、低温側の温度制御領域では、図5(a)に示すよう
に、エアミックスドア29を最大冷房位置に維持したま
ま、ブライン回路10のブラインの温度を可変して、冷
却器15直後の空気温度Teおよび空調熱交換器18直
後の空気温度Thを制御して、車室内への吹出温度を制
御することができる。
【0036】そのため、車室内前部側の目標吹出空気温
度TAOF が除湿限界温度Toに向かって高くなるにつ
れて、冷凍サイクル2における圧縮機3の停止期間が長
くなり(圧縮機3の稼働率が低下し)、冷凍サイクル2
のエネルギー消費を低減できる。なお、後部空調ユニッ
ト14において、図5(c)に示すように、ブラインの
流量を最大流量状態に維持し、空調熱交換器18への流
入ブラインの温度変化により、空調熱交換器18の直後
の空気温度Thを制御している場合に、流入ブラインの
温度変化だけでは、空気温度Thを後部側の目標吹出空
気温度TAOR となるように制御できない場合(例え
ば、車室内前部の設定温度Tsetfに対して車室内後
部の設定温度Tsetrがかなり大きく異なる場合等)
は、冷温水切替弁20により流入ブラインの流量調整を
行えばよい。
【0037】次に、ステップ104の判定にて、車室内
前部側の目標吹出空気温度TAOFが除湿限界温度To
より高いときは、ステップ108に進み、冷却器15直
後の空気温度Teが除湿限界温度Toに維持されるよう
に、冷凍サイクル2の能力が制御される。すなわち、圧
縮機3の運転を断続することにより、冷凍サイクル2の
能力を制御して、空気温度Teが除湿限界温度Toに維
持されるようにする。これにより、冷却器15による窓
ガラスの曇り防止のための必要最小限の除湿能力を確保
でき、窓ガラスの曇りの発生を未然に防止できる。
【0038】次のステップ109にて加熱器17直後の
空気温度Taが前部側の目標吹出空気温度TAOF とな
るように、エアミックスドア29の開度を調整する。す
なわち、図5(a)、(b)に示すようにエアミックス
ドア29の開度調整により加熱器17の加熱量が調整さ
れて、加熱器17直後の空気温度Taが制御される。こ
れにより、前部空調ユニット13の高温側の温度制御が
行われる。なお、開閉弁28はエアミックスドア29が
最大冷房位置以外の位置にあるときは開弁状態になり、
前部空調ユニット13の加熱器17に温水が循環する。
【0039】次のステップ110にて、後部空調ユニッ
ト14の空調熱交換器18直後の空気温度Thが、後部
側の目標吹出空気温度TAOR となるように、冷温水切
替弁20の回転角度が制御される。このステップ110
による制御は、図5(c)に示すように、最初は冷温水
切替弁20の弁体20bを図2(b)の右端の最大冷房
位置から反時計方向に回転させることにより、ブライン
流量を減少させて、空調熱交換器18直後の空気温度T
hを上昇させる。
【0040】そして、後部側の目標吹出空気温度TAO
R が外気温Tamと一致する温度になると、冷温水切替
弁20の弁体20bを図2(b)中央の位置まで回転さ
せて、冷温水切替弁20を閉弁(締切り)状態とし、空
調熱交換器18の共用通路部18a入口側をブライン回
路10および温水回路22の双方から遮断する。後部側
の目標吹出空気温度TAOR が外気温Tamより高くな
ると、冷温水切替弁20の弁体20bを図2(b)中央
の閉弁位置からさらに反時計方向に回転させて、空調熱
交換器18の共用通路部18a入口側を温水回路22に
連結する。これにより、空調熱交換器18に温水が流れ
始め、TAOR の上昇につれて、この温水流量を増加さ
せることにより、空調熱交換器18直後の空気温度Th
が後部側の目標吹出空気温度TAOR となるように制御
できる。
【0041】なお、後部空調ユニット14の空調熱交換
器18のブライン出口側(図1の上端側)は、常に温水
回路22に結合されているが、冷房時には、温水回路2
2から空調熱交換器18へ温水が流れないとともに、温
水回路22に対して空調熱交換器18は長い温水配管で
結合されているので、温水回路22からの熱伝導にて空
調熱交換器18が温度上昇する恐れはない。
【0042】また、車室内の後部側を空調する必要がな
いときは、後部空調ユニット14の送風機19を停止す
ればよい。また、上述した作動説明から理解されるよう
に、請求項3における目標吹出空気温度の算出手段はス
テップ102にて構成され、除湿限界温度(所定温度)
Toの設定手段はステップ103にて構成され、室内へ
の目標吹出空気温度と除湿限界温度との大小を判定する
判定手段はステップ104にて構成され、制御手段はス
テップ105〜110にて構成されている。また、請求
項4における湿度検出手段は湿度センサ31にて構成さ
れている。 (他の実施形態)なお、上記実施形態では、前部空調ユ
ニット13の通風路に、エアミックスドア29を設け
て、冷風と温風との風量割合を調整して吹出空気温度を
調整するエアミックス方式を採用しているが、開閉弁2
8を温水流量を制御する流量制御弁として構成し、この
流量制御弁の開度により加熱器17への温水量を調整し
て吹出空気温度を調整する温水流量調整方式としてもよ
い。
【0043】また、上記実施形態では、冷凍サイクル2
の能力を制御するために、圧縮機3の電磁クラッチ8へ
の通電を断続して、圧縮機3の運転を断続する方式を採
用している。つまり、冷凍サイクル2の能力可変手段と
して圧縮機3と電磁クラッチ8の組み合わせを用いてい
るが、この方式に限らず、例えば、圧縮機3として容量
可変型のものを採用し、圧縮機3の容量を制御装置30
からの制御信号に従って電気的に制御することにより、
冷凍サイクル2の能力を制御するようにしてもよい。
【0044】また、上記実施形態では、車両走行エンジ
ン9にて圧縮機3を駆動する場合について説明したが、
電気自動車等では、圧縮機3をモータにより駆動する電
動タイプとすればよい。この場合、電動圧縮機をインバ
ータにより回転数制御可能な構成とし、制御装置30か
らの制御信号に従ってインバータ電流を制御し、圧縮機
回転数を電気的に制御することにより、冷凍サイクル2
の能力を制御するようにしてもよい。
【0045】また、走行用の原動機としてエンジンとモ
ータの両方を備えるハイブリッド車、あるいは走行用の
原動機としてモータのみを備え、エンジンを持たない電
気自動車においては、温水回路22に、加熱器17等に
対して温水を循環する電動式の水ポンプを追加設置する
ことにより、本発明を同様に実施できる。また、本発明
は車室内に前部側の空調ユニット13のみを設置し、後
部側の空調ユニット14を持たないブライン式空調装置
に適用できる。さらに、本発明は車両用以外の用途にお
いても、同様に実施できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す車両の概略平面配置
図である。
【図2】(a)は上記実施形態の冷凍サイクル、温水回
路、ブライン回路の回路図、(b)は(a)に示す冷温
水切替弁の作動説明図である。
【図3】上記実施形態の電気制御系統図である。
【図4】上記実施形態の作動説明用のフローチャートで
ある。
【図5】上記実施形態の作動説明用のグラフである。
【符号の説明】
1…エンジンルーム、2…冷凍サイクル、3…圧縮機、
4…凝縮器、6…膨張弁、7…ブライン−冷媒熱交換
器、9…車両エンジン、10…ブライン回路、13…前
部空調ユニット、14…後部空調ユニット、15…冷却
器、16、19…送風機、17…加熱器、18…空調熱
交換器、18a…共用通路部、20…冷温水切替弁、2
2…温水回路。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 冷媒として可燃性ガスを循環させ、ブラ
    イン−冷媒熱交換器(7)にて、冷媒をブラインから吸
    熱して蒸発させる冷凍サイクル(2)と、 前記ブライン−冷媒熱交換器(7)にて冷却されたブラ
    インが循環するブライン回路(10)と、 温水源(9)にて加熱された温水が循環する温水回路
    (22)と、 室内の第1区域を空調する第1空調ユニット(13)
    と、 室内の第2区域を空調する第2空調ユニット(14)
    と、 前記第1空調ユニット(13)に設けられ、前記ブライ
    ン回路(10)のブラインにより空調空気を冷却する冷
    却器(15)と、 前記第1空調ユニット(13)において前記冷却器(1
    5)の空気下流側に配置され、前記温水回路(22)の
    温水により空調空気を加熱する加熱器(17)と、 前記第1空調ユニット(13)に設けられ、空調空気を
    送風する送風機(16)と、 前記第2空調ユニット(14)に設けられ、前記ブライ
    ン回路(10)のブラインにより空調空気を冷却すると
    ともに、前記温水回路(22)の温水により空調空気を
    加熱することが可能な冷却・加熱兼用の空調熱交換器
    (18)と、前記第2空調ユニット(14)に設けら
    れ、空調空気を送風する送風機(19)とを備え、 前記室内への目標吹出空気温度が所定温度より低いとき
    は、前記冷凍サイクル(2)の能力を可変して、前記ブ
    ライン回路(10)のブラインの温度を可変することに
    より、前記第1空調ユニット(13)および前記第2空
    調ユニット(14)の低温側の温度制御を行い、 前記室内への目標吹出空気温度が前記所定温度以上に上
    昇した後は、前記第1空調ユニット(13)では、前記
    加熱器(17)の加熱量を制御して高温側の温度制御を
    行い、一方、前記第2空調ユニット(14)では、前記
    空調熱交換器(18)への流入媒体を前記ブライン回路
    (10)のブラインと前記温水回路(22)の温水との
    間で切り替えるとともに、この流入媒体の流量を調整す
    ることにより高温側の温度制御を行うことを特徴とする
    ブライン式空調装置。
  2. 【請求項2】 冷媒として可燃性ガスを循環させ、ブラ
    イン−冷媒熱交換器(7)にて、冷媒をブラインから吸
    熱して蒸発させる冷凍サイクル(2)と、 前記ブライン−冷媒熱交換器(7)にて冷却されたブラ
    インが循環するブライン回路(10)と、 温水源(9)にて加熱された温水が循環する温水回路
    (22)と、 室内の第1区域を空調する第1空調ユニット(13)
    と、 室内の第2区域を空調する第2空調ユニット(14)
    と、 前記第1空調ユニット(13)に設けられ、前記ブライ
    ン回路(10)のブラインにより空調空気を冷却する冷
    却器(15)と、 前記第1空調ユニット(13)において前記冷却器(1
    5)の空気下流側に配置され、前記温水回路(22)の
    温水により空調空気を加熱する加熱器(17)と、 前記第1空調ユニット(13)に設けられ、前記空調空
    気を送風する送風機(16)と、 前記第2空調ユニット(14)に設けられ、前記ブライ
    ン回路(10)のブラインにより空調空気を冷却すると
    ともに、前記温水回路(22)の温水により空調空気を
    加熱することが可能な冷却・加熱兼用の空調熱交換器
    (18)と、 前記第2空調ユニット(14)に設けられ、空調空気を
    送風する送風機(19)と、 前記冷凍サイクル(2)の能力を可変して、前記ブライ
    ン回路(10)のブラインの温度を可変する能力可変手
    段(3、8)と、 前記加熱器(17)による加熱量を制御する加熱量制御
    手段(29)と、 前記空調熱交換器(18)への流入媒体を、前記ブライ
    ン回路(10)のブラインと前記温水回路(22)の温
    水とに切り替えるとともに、この流入媒体の流量を調整
    可能な弁手段(20)とを備え、 前記室内への目標吹出空気温度が所定温度より低いとき
    は、前記能力可変手段(3、8)により前記冷凍サイク
    ル(2)の能力を可変して、前記ブライン回路(10)
    のブラインの温度を可変することにより、前記第1空調
    ユニット(13)および前記第2空調ユニット(14)
    の低温側の温度制御を行い、 前記室内への目標吹出空気温度が前記所定温度まで上昇
    した後は、前記第1空調ユニット(13)では前記加熱
    量制御手段(29)により高温側の温度制御を行い、一
    方、前記第2空調ユニット(14)では、前記弁手段
    (20)により高温側の温度制御を行うことを特徴とす
    るブライン式空調装置。
  3. 【請求項3】 前記室内への目標吹出空気温度を算出す
    る算出手段(102)と、 前記所定温度を設定する設定手段(103)と、 前記室内への目標吹出空気温度と前記所定温度との大小
    を判定する判定手段(104)と、 前記室内への目標吹出空気温度が前記所定温度より低い
    間は、前記低温側の温度制御を行い、前記室内への目標
    吹出空気温度が前記所定温度まで上昇した後は、前記高
    温側の温度制御を行う制御手段(105〜110)とを
    備えることを特徴とする請求項1または2に記載のブラ
    イン式空調装置。
  4. 【請求項4】 前記第1空調ユニット(13)および前
    記第2空調ユニット(14)により空調される室内の湿
    度を検出する湿度検出手段(31)を備え、 前記設定手段(103)は、前記所定温度として、前記
    湿度検出手段(31)の検出湿度に応じて定まる除湿限
    界温度を設定し、 前記制御手段(105〜110)は、前記高温側の温度
    制御を行うときに、前記冷却器15の温度が前記除湿限
    界温度に維持されるように前記冷凍サイクル(2)の能
    力を制御することを特徴とする請求項3に記載のブライ
    ン式空調装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれか1つに記載
    のブライン式空調装置が車両搭載用として構成され、 前記第1空調ユニット(13)は車室内の前部に配置さ
    れて、車室内前部を空調するように構成されており、 前記第2空調ユニット(14)は車室内の後部に配置さ
    れて、車室内後部を空調するように構成されており、 前記温水源は車両のエンジン(9)であることを特徴と
    するブライン式空調装置。
  6. 【請求項6】 冷媒として可燃性ガスを循環させ、ブラ
    イン−冷媒熱交換器(7)にて、冷媒をブラインから吸
    熱して蒸発させる冷凍サイクル(2)と、 前記ブライン−冷媒熱交換器(7)にて冷却されたブラ
    インが循環するブライン回路(10)と、 温水源(9)にて加熱された温水が循環する温水回路
    (22)と、 室内を空調する空調ユニット(13)と、 この空調ユニット(13)に設けられ、前記ブライン回
    路(10)のブラインにより空調空気を冷却する冷却器
    (15)と、 前記空調ユニット(13)において前記冷却器(15)
    の空気下流側に配置され、前記温水回路(22)の温水
    により空調空気を加熱する加熱器(17)と、 前記空調ユニット(13)に設けられ、空調空気を送風
    する送風機(16)とを備え、 前記室内への目標吹出空気温度が所定温度より低いとき
    は、前記冷凍サイクル(2)の能力を可変して、前記ブ
    ライン回路(10)のブラインの温度を可変することに
    より、前記空調ユニット(13)の低温側の温度制御を
    行い、 前記室内への目標吹出空気温度が前記所定温度まで上昇
    した後は、前記加熱器(17)の加熱量を制御して、前
    記空調ユニット(13)の高温側の温度制御を行うこと
    を特徴とするブライン式空調装置。
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