JP2000198341A - 車両用空調装置 - Google Patents
車両用空調装置Info
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Abstract
バ内に流れる風量を一定にできる車両用空調装置の提
供。 【解決手段】 仕切壁10により、助手席側空気吹出口
に連通するフロント助手席側チャンバ11、運転席側空
気吹出口に連通するフロント運転席側チャンバ12、お
よびリア側空気吹出口に連通するリアチャンバ13に区
画したダクト1と、内外気導入口から各空気吹出口へ向
かう空気流をダクト1内に発生させる送風機と、ダクト
1内に配設されたエバポレータおよびヒータコアと、リ
アチャンバ13の入口近傍の仕切壁10に配設される配
風ドア5とを備え、該配風ドア5を駆動手段により回動
させて配風割合を操作する空調ユニットAにおいて、配
風ドア5の基部に通気穴520を設けた。
Description
車両用空調装置に関する。
め、左右独立温度制御、左右独立風量制御、前後独立温
度制御の要求がある。そこで、助手席側空気吹出口に連
通するフロント助手席側チャンバ、運転席側空気吹出口
に連通するフロント運転席側チャンバ、およびリア側空
気吹出口に連通するリアチャンバに区画したダクトと、
ダクト内に各空気吹出口へ向かう空気流を発生させる送
風機と、各チャンバを流れる空気流の冷却や加熱を行う
空調手段と、リアチャンバの入口近傍の仕切壁に軸止さ
れる回動軸、および該回動軸に連結される回動板からな
る配風ドアとを備え、該配風ドアの回動具合により、フ
ロント助手席側チャンバとフロント運転席側チャンバへ
の配風割合を調整する車両用空調装置が従来より知られ
ている。
は、リアチャンバの入口近傍の仕切壁の存在によって、
フロント助手席側チャンバ- フロント運転席側チャンバ
間の空気の流通が阻止されるので左右独立した温度制御
を容易に行える。しかし、フロント助手席側チャンバ内
(又はフロント運転席側チャンバ)に流す風量が略全閉
となる回動位置では、配風ドアの回動板の基部がリアチ
ャンバの入口の略半分を塞ぐのでリア風量が半減する状
態が生じる。この場合、リア側空調エリアにおいて空調
能力が低下する。
ンバに、配風ドアを取り付ければ上記の不具合は起きな
いが、ダクトの幅が広くなってしまうとともに、二つの
配風ドアを制御する必要がありコストがかかる。本発明
の目的は、配風ドアの回動位置に関わらず、リアチャン
バ内に流れる風量を一定にできる車両用空調装置の提供
にある。
り、助手席側空気吹出口に連通するフロント助手席側チ
ャンバ、運転席側空気吹出口に連通するフロント運転席
側チャンバ、およびリア側空気吹出口に連通するリアチ
ャンバに区画されている。送風機が作動すると、内外気
導入口から各空気吹出口へ向かう空気流がダクト内に発
生する。
冷却や加熱を行う。駆動手段に配風ドアは、リアチャン
バの入口近傍の仕切壁に軸止される回動軸、および該回
動軸に連結される回動板からなり、回動により各フロン
トチャンバ内に流れる風量を操作する。配風ドアが、フ
ロント助手席側チャンバ内(又はフロント運転席側チャ
ンバ内)に流す風量が全閉となる回動位置になると、配
風ドアの回動板の基部がリアチャンバの入口の略半分を
塞ぐ。しかし、配風ドアの回動板の基部に通気穴を設け
ているので空気流が通気穴を通ってリアチャンバ内に入
るので、リア風量の低下が防止できる。これにより、リ
ア側空調エリアにおける空調能力の低下が起きない。
基づいて説明する。車両用空調装置の空調ユニットA
は、ダクト1と、ダクト1内に空気流を発生させる送風
機2と、各チャンバを流れる空気流の冷却および加熱を
行うエバポレータ3およびヒータコア4と、リアチャン
バ13の入口近傍に配される配風ドア5とを備え、ダッ
シュボードの下方に組み付けられている。
助手席側チャンバ11、フロント運転席側チャンバ1
2、およびリアチャンバ13に区画されている。ダクト
1の上流側には、内気を導入するための内気導入口、外
気を導入するための外気導入口、内気と外気とを切り替
える内外気切替ドア、および内外気切替ドアを駆動する
サーボモータを有する内外気切替箱(何れも図示せず)
が連結されている。
は、助手席側デフロスタ空気吹出口(助手席側空気吹出
口)に連通するデフロスタダクトと、助手席側センター
フェイス吹出口(助手席側空気吹出口)および手動で開
閉可能な助手席側サイドフェイス吹出口(助手席側空気
吹出口)に連通するフェイスダクトと、助手席側フット
空気吹出口(助手席側空気吹出口)に連通するフットダ
クトとに分岐している。そして、吹き出しモードを切り
替えるためのモードフィルムドアが各ダクトの入口を跨
いで配設されている。
は、運転席側デフロスタ空気吹出口(運転席側空気吹出
口)に連通するデフロスタダクトと、運転席側サイドフ
ェイス吹出口(運転席側空気吹出口)および運転席側セ
ンターフェイス吹出口(運転席側空気吹出口)に連通す
るフェイスダクトと、運転席側フット空気吹出口(運転
席側空気吹出口)に連通するフットダクトとに分岐して
いる。そして、吹き出しモードを切り替えるためのモー
ドフィルムドア120が各ダクトの入口を跨いで配設さ
れている(図2参照)。
ト空気吹出口(リア側空気吹出口)に連通するリアフッ
トダクトと、後席側フェイス空気吹出口(リア側空気吹
出口)に連通するリアフェイスダクトとに分岐してい
る。そして、この分岐部には、各ダクトへの通路を開閉
するためのリアモードドア(板状)が配設されている。
を駆動するブロワモータとを有し、内外気切替箱の出口
に臨むダクト1の上流のブロワケース内に配設されてい
る。この送風機2は、ブロワモータへの通電量に応じた
回転数で遠心式ファンが回転する。
器、レシーバ、減圧器とともに配管接続してなる冷凍サ
イクルを構成する熱交換器であり、各チャンバを跨いで
ダクト1の略中央に配設されている。冷媒圧縮機は、エ
ンジンによって駆動され冷媒を圧縮する。冷媒凝縮器
は、冷媒圧縮機で圧縮された高温高圧の冷媒をクーリン
グファンの送風を受けて凝縮液化させる。レシーバは、
冷媒凝縮器で凝縮された冷媒を一時蓄えて液冷媒のみ流
す。減圧器は、レシーバにより導かれた液冷媒を減圧膨
張させる。エバポレータ3は、減圧器で減圧した低温低
圧の冷媒を送風機2の送風を受けて蒸発させ、導入空気
を冷却する。
タコア4は、エンジン冷却水を熱源とする熱交換器であ
り、エバポレータ3を通過して冷却した空気を加熱す
る。そして、ヒータコア4を迂回する各チャンバ毎に三
つのバイパス路が設けられている。
バイパス路の入口には、バイパス路とヒータコア4とを
通る空調風の割合を操作するためのエアミックスフィル
ムドアと、MAX COOL時に全開するマックスクー
ルドアとが配設されている。また、フロント運転席側チ
ャンバ12のバイパス路の入口には、バイパス路とヒー
タコア4とを通る空調風の割合を操作するためのエアミ
ックスフィルムドア121と、MAX COOL時に全
開するマックスクールドア122(板ドア)とが配設さ
れている。さらに、リアチャンバ13の入口には、バイ
パス路とヒータコア4とを通る空調風の割合を操作する
ためのエアミックスドア(板ドア)が配設されている。
運転席側チャンバ12とへの配風割合を調整するための
配風ドア5は、図4に示す様に、回動軸51、およびこ
の回動軸51に連結される長方形の回動板52(60m
m×215mm)からなる。回動軸51は、リアチャン
バの入口近傍の仕切壁10に軸止され、駆動手段である
サーボモータ(図示せず)により回動する。回動板52
の基部中央には長方形(15mm×135mm)の通気
穴520が設けられている。
る。車両用空調装置の制御装置は、後述する複数のセン
サが出力する複数のセンサ信号と、各空調エリア(フロ
ント助手席空調エリア、フロント運転席空調エリア、リ
ア席空調エリア)の室温を設定する各車室温設定器で設
定された各目標車室温度を各TAO演算式に代入して各
吹出口の目標吹出温度TAOを算出する。
フロント運転席側に配設され、フロント助手席空調エリ
アおよびフロント運転席空調エリアの車室温度を検出す
る。外気温センサは、車室外に配設され外気温を検出す
る。日射センサはリアトレイ上に配設され日射量を検出
する。エバ後センサは、エバポレータに配設され、エバ
ポレータを通過直後の空気温度を検出する。水温センサ
は、ラジエータ内に配設され、エンジン冷却水の温度を
検出する。
調エリア、フロント運転席空調エリア、およびリア席空
調エリアにおける各目標吹出温度TAOの中の最大のも
のを用い、目標吹出温度TAO- 通電量チャートに基づ
いて決定される。
ロント運転席空調エリアへの吹出口モードは、フロント
助手席空調エリアおよびフロント運転席空調エリアの各
目標吹出温度TAOから決定される。
よび配風ドア5の開度は、各目標吹出温度TAO、エバ
後温度、および冷却水温度を用い、目標開度算出式に基
づいて算出される。なお、フロント助手席空調エリアま
たはフロント運転席空調エリアの室温を設定する車室温
設定器でMAX COOLが設定されるとその空調エリ
アのマックスクールドアを全開にする。
に、フロント助手席空調エリアの車室温を設定する車室
温設定器で高い温度が設定されると、制御装置は、フロ
ント運転席側チャンバ12内へ流す空気量を絞る様に配
風ドア5を回動させる。この結果、フロント運転席側チ
ャンバ12の入口が配風ドア5の回動板52の先部で塞
がれるとともに、リアチャンバ13の入口が配風ドア5
の回動板52の基部で塞がれる状態となり、リアチャン
バ13内へ流れる空気量が半減するのでリア席空調エリ
アの空調状態を充分コントロールできなくなる。
ユニットAでは、回動板52の基部中央に通気穴520
を設けているので、通気穴520を通って空気が流れる
ので、リアチャンバ13内へ流れる空気量の低下が防止
できる。このため、配風ドア5の回動位置に関わらずリ
ア席空調エリアの空調状態を充分コントロールすること
ができる。なお、回動板52の基部中央に通気穴520
を開けるだけなので、コストの上昇は極僅かである。
ユニットの構造説明図である。
説明図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 仕切壁により、助手席側空気吹出口に連
通するフロント助手席側チャンバ、運転席側空気吹出口
に連通するフロント運転席側チャンバ、およびリア側空
気吹出口に連通するリアチャンバに区画したダクトと、 内外気導入口から各空気吹出口へ向かう空気流をダクト
内に発生させる送風機と、 各チャンバを流れる空気流の冷却や加熱が可能な空調手
段と、 リアチャンバの入口近傍の仕切壁に軸止される回動軸、
および該回動軸に連結される回動板からなる配風ドアと
を備え、該配風ドアを駆動手段により回動させて配風割
合を操作する車両用空調装置において、 前記配風ドアの前記回動板の基部に通気穴を設けたこと
を特徴とする車両用空調装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00185699A JP3951489B2 (ja) | 1999-01-07 | 1999-01-07 | 車両用空調装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP00185699A JP3951489B2 (ja) | 1999-01-07 | 1999-01-07 | 車両用空調装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000198341A true JP2000198341A (ja) | 2000-07-18 |
JP3951489B2 JP3951489B2 (ja) | 2007-08-01 |
Family
ID=11513196
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP00185699A Expired - Fee Related JP3951489B2 (ja) | 1999-01-07 | 1999-01-07 | 車両用空調装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3951489B2 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20160067044A (ko) * | 2014-12-02 | 2016-06-13 | 한온시스템 주식회사 | 차량용 좌,우 독립 공조장치 |
JP2018192859A (ja) * | 2017-05-15 | 2018-12-06 | 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 | 車両用空調装置 |
CN110329040A (zh) * | 2019-08-22 | 2019-10-15 | 重庆松芝汽车空调有限公司 | 一种车载空调进风箱风门结构 |
CN114777377A (zh) * | 2022-03-14 | 2022-07-22 | 青岛海尔电冰箱有限公司 | 风冷冰箱 |
-
1999
- 1999-01-07 JP JP00185699A patent/JP3951489B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR20160067044A (ko) * | 2014-12-02 | 2016-06-13 | 한온시스템 주식회사 | 차량용 좌,우 독립 공조장치 |
KR102470409B1 (ko) * | 2014-12-02 | 2022-11-28 | 한온시스템 주식회사 | 차량용 좌,우 독립 공조장치 |
JP2018192859A (ja) * | 2017-05-15 | 2018-12-06 | 三菱重工サーマルシステムズ株式会社 | 車両用空調装置 |
CN110329040A (zh) * | 2019-08-22 | 2019-10-15 | 重庆松芝汽车空调有限公司 | 一种车载空调进风箱风门结构 |
CN114777377A (zh) * | 2022-03-14 | 2022-07-22 | 青岛海尔电冰箱有限公司 | 风冷冰箱 |
CN114777377B (zh) * | 2022-03-14 | 2023-10-24 | 重庆海尔制冷电器有限公司 | 风冷冰箱 |
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JP3951489B2 (ja) | 2007-08-01 |
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