JPH09240266A - 冷暖房装置 - Google Patents

冷暖房装置

Info

Publication number
JPH09240266A
JPH09240266A JP8049179A JP4917996A JPH09240266A JP H09240266 A JPH09240266 A JP H09240266A JP 8049179 A JP8049179 A JP 8049179A JP 4917996 A JP4917996 A JP 4917996A JP H09240266 A JPH09240266 A JP H09240266A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
expansion valve
cooling
heat exchanger
heating
refrigerant
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP8049179A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3354378B2 (ja
Inventor
Yoshitoshi Noda
圭俊 野田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Calsonic Corp filed Critical Calsonic Corp
Priority to JP04917996A priority Critical patent/JP3354378B2/ja
Publication of JPH09240266A publication Critical patent/JPH09240266A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3354378B2 publication Critical patent/JP3354378B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 サイクル構成がシンプルな「冷暖房装置」を
提供する。 【構成】 コンプレッサ6、車室内側熱交換器4、第1
の膨張弁8a、車室外側熱交換器5、第2の膨脹弁8
b、および冷却器3がこの順に配管で連結され、暖房運
転時には第1の膨張弁8aで冷媒を断熱膨張させ、冷房
運転時には第1の膨張弁8aで冷媒を断熱膨張させな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ヒートポンプシス
テムを用いた冷暖房装置に関し、特に、サイクル構成が
簡素な冷暖房装置に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、電気自動車は、走行駆動源が電
気モータであるため、高温のエンジン冷却水を利用する
エンジン搭載車に比べて暖房熱源が不足する。このた
め、従来の電気自動車用冷暖房装置は、冷房のみならず
暖房にも冷媒を用いてサイクル運転を行ない、窓曇りを
防止しながら車室内を暖房する除湿ヒートポンプ式エア
コンが開発されている(例えば、特開平5−20124
3号参照)。
【0003】この種の電気自動車用冷暖房装置は、図4
に示すように、ダクト2内に、空気を取り入れるブロア
装置1と、冷却器3と、主に暖房運転時に機能する車室
内側熱交換器4とが配設され、さらに、ダクト2外に、
主に冷房運転時に機能する車室外側熱交換器5が配設さ
れている。
【0004】これら熱交換器4、5は、サイクル中に設
けられた三方弁9によって暖房運転時と冷房運転時とで
切り換えられ、暖房運転時においては、冷媒が車室外側
熱交換器5をバイパスして流れるようにし、コンプレッ
サ6からの冷媒は、三方弁9、バイパス通路11、車室
内側熱交換器4、膨脹弁8、冷却器3の順に流れる。こ
の過程において、コンプレッサ6から吐出され三方弁9
で車室外側熱交換器5をバイパスしたガス状冷媒は、車
室内側熱交換器4で凝縮液化されて放熱を行うので、冷
却器3で冷却された空気は、加熱され車室内が暖房され
ることになる。
【0005】ところが、このような電気自動車用冷暖房
装置は、システム上、暖房運転時には、冷却器3と車室
内側熱交換器4とが同時に働くため、取入空気は、常に
冷却器3で冷却されてから車室内側熱交換器4で加熱さ
れることになり、暖房性能が向上しないのみでなく、不
必要な除湿を行う場合もある点で問題があった。
【0006】そこで、不必要な除湿暖房を改善して省電
力化を図ることを目的として、車室外に設けられた車室
外側熱交換器5を暖房時にはエバポレータとして機能さ
せる一方で、冷房時にはコンデンサとして機能させるエ
アコンシステムも提案されている。
【0007】このエアコンシステムは、図5にその概要
を示すように、暖房時においては、コンプレッサ6から
吐出された高温高圧のガス状冷媒は、三方弁9の切り換
えにより車室内に設けられた車室内側熱交換器4に導か
れて、取入空気を加熱しながら凝縮液化されたのち、車
室外側熱交換器5の入口に設けられた第1の膨張弁8a
によって断熱膨張して低温低圧の液状冷媒となって、車
室外側熱交換器5に導かれる。
【0008】車室外側熱交換器5においては、低温低圧
の液状冷媒は、外気を冷却しながら低温低圧のガス状冷
媒となり、バイパス管11を介してコンプレッサ6に戻
される。すなわち、暖房時においては車室外側熱交換器
5はエバポレータとして機能するとともに、車室内の冷
却器3には、冷媒が導かれないので、不必要な除湿暖房
が改善されることになる。
【0009】なお、窓ガラスの曇りを晴らすモードにお
いては、上記サイクルにおいて、車室外側熱交換器5か
らの冷媒の一部が冷却器3に導かれる。
【0010】一方、冷房時においては、コンプレッサ6
から吐出された高温高圧のガス状冷媒は、三方弁9の切
り換えにより車室外側熱交換器5に導かれて外気を加熱
しながら凝縮液化されたのち、冷却器3の入口に設けら
れた第2の膨張弁8bによって断熱膨張して低温低圧の
液状冷媒となって冷却器3に導かれる。
【0011】この低温低圧の液状冷媒は、冷却器3にお
いて取入空気を冷却しながら低温低圧のガス状冷媒とな
り、コンプレッサ6に戻される。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
エアコンシステムでは、コンプレッサ6の出口に設けら
れた三方弁9、バイパス管11及び当該バイパス管11
に設けられた電磁弁が必要となるため、サイクル構成が
複雑化し、製品コストもアップすることになり、また、
構成部品の増加にともない冷媒漏れや作動不良などの信
頼性が低下する虞れがある。
【0013】本発明は、上述した課題に鑑みてなされた
もので、シンプルな構成の冷暖房装置を提供することを
目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の冷暖房装
置は、コンプレッサ、室内側熱交換器、第1の膨張弁、
室外側熱交換器、第2の膨脹弁、および冷却器がこの順
に配管で連結された冷暖房装置であって、暖房運転時に
は第1の膨張弁で冷媒を断熱膨張させ、冷房運転時には
第1の膨張弁で冷媒を断熱膨張させないことを特徴とす
る。
【0015】この冷暖房装置は、室外側熱交換器の上流
に第1の膨張弁が設けられ、この膨張弁においては、暖
房運転時には冷媒が断熱膨張し、冷房運転時には冷媒が
断熱膨張しないので、暖房運転時及び冷房運転時におけ
るサイクル作動は以下のようになる。
【0016】すなわち、暖房運転時には、コンプレッサ
から吐出された高温高圧のガス状冷媒は、室内側熱交換
器に導かれて取入空気を加熱しながら凝縮液化されたの
ち、第1の膨張弁によって断熱膨張されて低温低圧の液
状冷媒となって室外側熱交換器に導かれる。
【0017】この低温低圧の液状冷媒は、室外側熱交換
器において外気を冷却しながら低温低圧のガス状冷媒と
なったのち、第2の膨張弁及び冷却器にてさらに取入空
気を冷却し、コンプレッサに戻される。
【0018】すなわち、本発明に係る室外側熱交換器
は、暖房時においては、エバポレータとして機能する。
また、第2の膨張弁を通過する冷媒は、既に低温低圧の
液状冷媒となっており、若干取入空気を冷却するのみで
あることから、不必要な除湿暖房が改善されることにな
る。同時に、全く除湿を行わないものではないため、窓
ガラスの曇りを晴らすこともできる。
【0019】一方、冷房運転時には、コンプレッサから
吐出された高温高圧のガス状冷媒は、室内側熱交換器に
導かれて取入空気との熱交換を行ったのち、第1の膨張
弁をそのまま通過して室外側熱交換器に導かれる。これ
ら室内側熱交換器及び室外側熱交換器において、高温高
圧のガス状冷媒は、外気と熱交換しながら凝縮液化され
たのち、冷却器の入口に設けられた第2の膨張弁によっ
て断熱膨張して低温低圧の液状冷媒となり、冷却器に導
かれる。
【0020】そして、この低温低圧の液状冷媒は、冷却
器において取入空気を冷却しながら低温低圧のガス状冷
媒となり、コンプレッサに戻される。
【0021】すなわち、本発明に係る室外側熱交換器
は、冷房時においては、コンデンサとして機能すること
になる。
【0022】このように本発明の冷暖房装置は、1つの
サイクルによって冷暖房を行うことができるので、従来
必要とされた切換弁やバイパス管を省略することがで
き、これにより、構成部品が少なくシンプルなサイクル
となり、製品コストや専有スペースの低減のみならず、
冷媒の漏洩や作動不良といった問題も解消することがで
きる。
【0023】請求項2記載の冷暖房装置は、暖房運転時
及び冷房運転時の第1の膨張弁における冷媒の断熱膨張
の有無は、第1の膨張弁の弁開度を調節することにより
制御されることを特徴とする。
【0024】冷暖房に応じて第1の膨張弁における冷媒
の断熱膨張を制御するにあたり、第1の膨張弁の弁開度
を調節することにより簡単に制御することができる。暖
房時には、断熱膨張が必要であるため、第1の膨張弁の
弁開度は狭小なコントロールモードとし、冷房時には断
熱膨張させないために、第1の膨張弁の弁開度は全開と
する。
【0025】請求項3記載の冷暖房装置は、暖房運転時
及び冷房運転時の第1の膨張弁における冷媒の断熱膨張
の有無は、第1の膨張弁を迂回するバイパス管を流れる
冷媒量を調節することにより制御されることを特徴とす
る。
【0026】上記第1の膨張弁の弁開度による制御以外
にも、サイクルを構成する配管に第1の膨張弁を迂回す
るバイパス管を設け、第1の膨張弁の弁開度を調節する
ことなく当該バイパス管を流れる冷媒量を調節すること
によっても制御することができる。すなわち、暖房時に
は、断熱膨張が必要であるため、冷媒を全て第1の膨張
弁に流し、冷房時には断熱膨張させないために、冷媒を
全てバイパス管に流すようにする。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1及び図2は、本発明の電気自
動車用冷暖房装置の実施の形態を示す概略構成図であ
る。なお、同図中、図4及び図5と共通する部分には同
一の符号を付している。
【0028】本実施の形態に係る電気自動車用冷暖房装
置は、冷房、暖房共に冷媒を用いたサイクル運転を行う
ことによって車室内の冷房と除湿暖房を行うヒートポン
プ式エアコンである。
【0029】このエアコンのサイクルCは、コンプレッ
サ6、車室内側熱交換器4、リキッドタンク7a、第1
の膨張弁8a、車室外側熱交換器5、リキッドタンク7
b、第2の膨脹弁8b、及び冷却器3を配管で連結し、
その中に冷媒を封入して構成されている。
【0030】また、図示はしないが、車室外側熱交換器
5の背面には、この車室外側熱交換器5に空気を送るた
めのファン装置が設けられている。
【0031】このようなサイクルCは、暖房運転時にお
いても冷房運転時においても、図1及び図2に示すよう
に、コンプレッサ6から吐出された冷媒が、車室内側熱
交換器4→リキッドタンク7a→第1の膨脹弁8a→車
室外側熱交換器5→リキッドタンク7b→第2の膨張弁
8b→冷却器3→コンプレッサ6へと循環する同じ循環
経路が形成される。
【0032】なお、場合によっては、構成を簡単にする
ために、リキッドタンク7a,7bの全部または一部を
省略してもよい。また、コンプレッサ6は、電気モータ
によって直接または図示しないベルト等を介して駆動さ
れる。つまり、バッテリーで、電気自動車の走行駆動と
コンプレッサ6の駆動とが行われる。
【0033】本実施の形態に係る電気自動車用冷暖房装
置は、取入空気の風路を構成するダクト2を有し、上流
側に、ブロアファンとこれを駆動するブロアファンモー
タとから構成されたブロア装置1が設けられ、これによ
り取入空気が車室内に送られる。
【0034】冷却器3と車室内側熱交換器4は、ダクト
2内に、上流側からこの順で配置され、車室内側熱交換
器4の上流側には、エアミックスドア13が回動自在に
設けられ、車室内側熱交換器4を通過する風量と当該車
室内側熱交換器13を迂回する風量との比率が調節され
る。
【0035】さらに、ダクト2の下流部には、混合室1
8が形成され、この混合室18では、車室内側熱交換器
4を通過した温風と車室内側熱交換器4を迂回した冷風
とが混合され、所望の温度の空気流となるように温調さ
れる。
【0036】なお、温調された空気は、図示しない各種
の吹出口、例えば、ベント吹出口、フット吹出口、デフ
吹出口等から車室内所定場所に向かって吹き出される。
【0037】本実施の形態において、暖房運転と冷房運
転とは、第1の膨張弁8aの作用が相違する。すなわ
ち、第1の膨張弁8aは、冷却器3の入口に設けられた
第2の膨張弁8bと同様に熱交換器の出口側冷媒の温度
に応じて弁開度がコントロールされる電磁膨張弁であ
り、暖房時においては、車室外側熱交換器5の出口側配
管に設けられた感温筒(図示せず)により、図1(B)
に示すように第1の膨張弁8aの弁開度が制御され、車
室外側熱交換器5をエバポレータとして機能させる。し
かしながら、冷房時には、当該車室外側熱交換器5をコ
ンデンサとして機能させるために、図2(B)に示すよ
うに第1の膨張弁8aの弁開度を強制的に全開とする。
【0038】このような弁開度のコントロールは、電磁
膨張弁8aへの出力電圧によって容易に行うことができ
るが、それ以外にも第1の膨張弁8aを迂回するバイパ
ス管15aによって行うこともできる。図3は、本発明
の他の実施の形態を示す概略図であり、この場合、第1
の膨張弁8aを迂回するようにバイパス管15aが設け
られ、さらにこのバイパス管15aに電磁弁15bが設
けられている。
【0039】そして、暖房時には、第1の膨張弁8aが
通常のコントロールを行うように電磁弁15bを全閉
し、全ての冷媒を第1の膨張弁8aに流す。これに対し
て冷房時には、電磁弁15bを全開して殆どの冷媒をバ
イパス管15aに流し、第1の膨張弁8aにおける冷媒
の断熱膨張を抑制する。
【0040】次に、実施の形態の作用を説明する。例え
ば、エアコンスイッチがオンされると、システムが起動
してコンプレッサ6がオンし、車室内の必要とされる空
調状態に応じて第1の膨張弁8aの弁開度が切り換えら
れる。この弁開度によって、上述したように、暖房運転
時と冷房運転時とで車室外側熱交換器5の機能が切り換
えられる。
【0041】まず、温調制御を含む暖房運転をする場合
には、第1の膨張弁8aの弁開度を通常のコントロール
モードとする。これにより車室外側熱交換器5は、エバ
ポレータとして機能し、サイクルC内の冷媒は、コンプ
レッサ6→車室内側熱交換器4→リキッドタンク7a→
第1の膨張弁8a→車室外側熱交換器5→リキッドタン
ク7b→第2の膨脹弁8b→冷却器3→コンプレッサ6
という回路を循環する。
【0042】この過程において、車室内側熱交換器4に
おいては、取入空気との熱交換が行われてこれを加熱
し、このときの放熱は、車室外側熱交換器5によって外
部の空気から吸熱される。また、冷却器3においても熱
交換が行われ、取入空気を若干冷却する。したがって、
過剰ではない若干の除湿をともなう暖房が実現され、窓
ガラスの曇りを晴らす機能を果たすこととなる。
【0043】なお、温調制御は、車室内側熱交換器4の
上流に設けられたエアミックスドア13の開度を調節す
ることにより行われる。
【0044】暖房時に車室外側熱交換器5が凍結した場
合には、第1の膨張弁8aを一時的に全開にすることに
よって短時間で解凍することができる。また、車室外側
熱交換器5が凍結したとしても、車室内側熱交換器4は
凍結することなく暖房性能を発揮することができる。
【0045】冷房運転をする場合には、第1の膨張弁8
aの弁開度を全開にするとともに、エアミックスドア1
3を全閉状態かあるいはそれに近い状態とする。
【0046】これにより、車室外側熱交換器5はコンデ
ンサとして機能し、サイクルC内の冷媒は、コンプレッ
サ6→車室内側熱交換器4→リキッドタンク7a→第1
の膨脹弁8a→車室外側熱交換器5→リキッドタンク7
b→第2の膨張弁8b→冷却器3→コンプレッサ6とい
う回路、すなわち上述した暖房時と同じ回路を循環す
る。
【0047】この過程において、第2の膨張弁8bは通
常のコントロールモードで作動するので、冷却器3は、
取入空気との熱交換を行ってこれを冷却し、このときの
吸熱は、主として車室外側熱交換器5において外気に放
出される。つまり、第1の膨張弁8aの弁開度は、全開
となっているので、車室外側熱交換器5は、コンデンサ
として機能し、コンプレッサ6によって高温高圧となっ
たガス状冷媒を凝縮液化させる。ただし、エアミックス
ドア13を開くと、車室内側熱交換器4によっても熱交
換が行われ、冷却器3によって冷却された取入空気を加
熱することができ、その結果、温調及び除湿されること
となる。
【0048】なお、本発明は、上述した実施の形態のみ
に限定されるものではなく、特許請求の範囲内において
種々改変することができるものである。例えば、上述し
た実施の形態では、電気自動車用冷暖房装置について説
明したが、本発明は、これのみに限定されるものではな
く、一般家庭に使用される通常の冷暖房装置にも適用す
ることができることはいうまでもない。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る請求
項1記載の冷暖房装置によれば、方向制御弁やバイパス
冷媒配管を設けていないので、回路構成がシンプルとな
り、製品コストやスペースの低減に加えて、構成部品か
らの冷媒漏洩や作動不良などの問題を解消できる。
【0050】また、請求項2記載の冷暖房装置によれ
ば、電気的制御によって簡単に断熱膨張の有無を制御で
きるのでコストアップを最小限に抑制できる。
【0051】また、請求項3記載の冷暖房装置によれ
ば、バイパス管を設けることにより第1の膨張弁の目詰
まりに拘わらず確実に断熱膨張の有無を制御できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態を示す概略構成図(暖房運
転時)である。
【図2】 本発明の実施形態を示す概略構成図(冷房運
転時)である。
【図3】 本発明の他の実施形態を示す概略構成図であ
る。
【図4】 従来の電気自動車用冷暖房装置を示す概略構
成図である。
【図5】 従来の電気自動車用冷暖房装置を示す概略構
成図である。
【符号の説明】
1…ブロア装置、 2…ダクト、 3…冷却器、 4…(車)室内側熱交換器、 5…(車)室外側熱交換器、 6…コンプレッサ、 8…膨張弁、 8a…第1の膨張弁、 8b…第2の膨張弁、 15a…バイパス管、 15b…電磁弁。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コンプレッサ(6)、室内側熱交換器
    (4)、第1の膨張弁(8a)、室外側熱交換器(5)、第2の
    膨脹弁(8b)、および冷却器(3)がこの順に配管で連結さ
    れた冷暖房装置であって、 暖房運転時には第1の膨張弁(8a)で冷媒を断熱膨張さ
    せ、冷房運転時には前記第1の膨張弁(8a)で冷媒を断熱
    膨張させないことを特徴とする冷暖房装置。
  2. 【請求項2】 前記暖房運転時及び冷房運転時の第1の
    膨張弁(8a)における冷媒の断熱膨張の有無は、第1の膨
    張弁(8a)の弁開度を調節することにより制御されること
    を特徴とする請求項1記載の冷暖房装置。
  3. 【請求項3】 前記暖房運転時及び冷房運転時の第1の
    膨張弁(8a)における冷媒の断熱膨張の有無は、第1の膨
    張弁(8a)を迂回するバイパス管(15a)を流れる冷媒量を
    調節することにより制御されることを特徴とする請求項
    1記載の冷暖房装置。
JP04917996A 1996-03-06 1996-03-06 冷暖房装置 Expired - Fee Related JP3354378B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04917996A JP3354378B2 (ja) 1996-03-06 1996-03-06 冷暖房装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP04917996A JP3354378B2 (ja) 1996-03-06 1996-03-06 冷暖房装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH09240266A true JPH09240266A (ja) 1997-09-16
JP3354378B2 JP3354378B2 (ja) 2002-12-09

Family

ID=12823834

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP04917996A Expired - Fee Related JP3354378B2 (ja) 1996-03-06 1996-03-06 冷暖房装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3354378B2 (ja)

Cited By (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11198638A (ja) * 1997-11-13 1999-07-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 車両用空調装置
JP2011196427A (ja) * 2010-03-18 2011-10-06 Tgk Co Ltd 制御弁および車両用冷暖房装置
JP2011225039A (ja) * 2010-04-16 2011-11-10 Tgk Co Ltd 制御弁および車両用冷暖房装置
JP2011226622A (ja) * 2010-04-23 2011-11-10 Tgk Co Ltd 差圧弁、制御弁および車両用冷暖房装置
WO2011145277A1 (ja) 2010-05-17 2011-11-24 株式会社テージーケー 車両用冷暖房装置
WO2012032739A1 (ja) 2010-09-07 2012-03-15 株式会社テージーケー ステッピングモータ駆動式の制御弁
WO2012120845A1 (ja) 2011-03-08 2012-09-13 株式会社テージーケー 制御弁
WO2012144137A1 (ja) 2011-04-20 2012-10-26 株式会社テージーケー 制御弁
JP2012225405A (ja) * 2011-04-19 2012-11-15 Tgk Co Ltd 制御弁
WO2013128899A1 (ja) 2012-02-28 2013-09-06 株式会社日本クライメイトシステムズ 車両用空調装置
WO2014016981A1 (ja) 2012-07-24 2014-01-30 株式会社日本クライメイトシステムズ 車両用空調装置
WO2014155980A1 (ja) 2013-03-29 2014-10-02 株式会社日本クライメイトシステムズ 車両用空調装置
WO2014155981A1 (ja) 2013-03-29 2014-10-02 株式会社日本クライメイトシステムズ 車両用空調装置
EP3031641A4 (en) * 2013-08-09 2017-08-09 Japan Climate Systems Corporation Vehicle air-conditioning device

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0596940A (ja) * 1991-10-07 1993-04-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電気駆動自動車用空気調和装置
JPH06341732A (ja) * 1993-05-28 1994-12-13 Zexel Corp 空気調和装置
JPH07132729A (ja) * 1993-11-11 1995-05-23 Zexel Corp 空気調和装置
JPH07186684A (ja) * 1993-12-28 1995-07-25 Zexel Corp 車両用空調装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0596940A (ja) * 1991-10-07 1993-04-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電気駆動自動車用空気調和装置
JPH06341732A (ja) * 1993-05-28 1994-12-13 Zexel Corp 空気調和装置
JPH07132729A (ja) * 1993-11-11 1995-05-23 Zexel Corp 空気調和装置
JPH07186684A (ja) * 1993-12-28 1995-07-25 Zexel Corp 車両用空調装置

Cited By (21)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11198638A (ja) * 1997-11-13 1999-07-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 車両用空調装置
JP2011196427A (ja) * 2010-03-18 2011-10-06 Tgk Co Ltd 制御弁および車両用冷暖房装置
JP2011225039A (ja) * 2010-04-16 2011-11-10 Tgk Co Ltd 制御弁および車両用冷暖房装置
JP2011226622A (ja) * 2010-04-23 2011-11-10 Tgk Co Ltd 差圧弁、制御弁および車両用冷暖房装置
WO2011145277A1 (ja) 2010-05-17 2011-11-24 株式会社テージーケー 車両用冷暖房装置
WO2012032739A1 (ja) 2010-09-07 2012-03-15 株式会社テージーケー ステッピングモータ駆動式の制御弁
CN103080621A (zh) * 2010-09-07 2013-05-01 株式会社Tgk 步进电机驱动式的控制阀
WO2012120845A1 (ja) 2011-03-08 2012-09-13 株式会社テージーケー 制御弁
JP2012225405A (ja) * 2011-04-19 2012-11-15 Tgk Co Ltd 制御弁
WO2012144137A1 (ja) 2011-04-20 2012-10-26 株式会社テージーケー 制御弁
WO2013128899A1 (ja) 2012-02-28 2013-09-06 株式会社日本クライメイトシステムズ 車両用空調装置
EP3222449A1 (en) 2012-02-28 2017-09-27 Japan Climate Systems Corporation Vehicle air conditioner
US9878593B2 (en) 2012-02-28 2018-01-30 Japan Climate Systems Corporation Vehicle air conditioner
US10189331B2 (en) 2012-02-28 2019-01-29 Japan Climate Systems Corporation Vehicle air conditioner
WO2014016981A1 (ja) 2012-07-24 2014-01-30 株式会社日本クライメイトシステムズ 車両用空調装置
US10160289B2 (en) 2012-07-24 2018-12-25 Japan Climate Systems Corporation Air conditioning device for vehicle
WO2014155980A1 (ja) 2013-03-29 2014-10-02 株式会社日本クライメイトシステムズ 車両用空調装置
WO2014155981A1 (ja) 2013-03-29 2014-10-02 株式会社日本クライメイトシステムズ 車両用空調装置
US10000107B2 (en) 2013-03-29 2018-06-19 Japan Climate Systems Corporation Vehicle air conditioner
US10052939B2 (en) 2013-03-29 2018-08-21 Japan Climate Systems Corporation Vehicle air conditioner
EP3031641A4 (en) * 2013-08-09 2017-08-09 Japan Climate Systems Corporation Vehicle air-conditioning device

Also Published As

Publication number Publication date
JP3354378B2 (ja) 2002-12-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3156801B2 (ja) 自動車用空調装置
JP6838518B2 (ja) 冷凍サイクル装置
JP3325421B2 (ja) 電気自動車用冷暖房装置
JP2000052757A (ja) 自動車用冷暖房装置
JP2011195021A (ja) 車両用ヒートポンプ装置
JP3354378B2 (ja) 冷暖房装置
JP3145757B2 (ja) 自動車用空調装置
JP2961196B2 (ja) 車両用空調装置
KR101941026B1 (ko) 차량용 히트 펌프 시스템
JP2022051623A (ja) 冷凍サイクル装置
WO2022163712A1 (ja) 温度制御システム
JP2998115B2 (ja) 自動車用空調装置
JP2955899B2 (ja) 自動車用空調装置
JP2001030743A (ja) 電気自動車用ヒートポンプ式空気調和装置
JP2004106799A (ja) 車両用空調装置
JP2746013B2 (ja) 車両用ヒートポンプ式冷暖房装置
JPH06206439A (ja) 車両用ヒートポンプ式空調装置
JP2531165B2 (ja) 車両用空調装置
WO2023002993A1 (ja) 車両用空調装置
WO2022163194A1 (ja) 温度制御システム
JP3275661B2 (ja) 車両用ヒートポンプ式冷暖房装置
JPH1071848A (ja) ブライン式空調装置
JPH106763A (ja) 冷暖房装置
JP3360428B2 (ja) 車両用冷暖房装置
JP3301246B2 (ja) 車両用冷暖房装置

Legal Events

Date Code Title Description
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20020910

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees