JP2002097952A - 車両用排気マニホールド装置 - Google Patents

車両用排気マニホールド装置

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JP2002097952A
JP2002097952A JP2000289172A JP2000289172A JP2002097952A JP 2002097952 A JP2002097952 A JP 2002097952A JP 2000289172 A JP2000289172 A JP 2000289172A JP 2000289172 A JP2000289172 A JP 2000289172A JP 2002097952 A JP2002097952 A JP 2002097952A
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JP
Japan
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exhaust manifold
air
outlet port
outside air
tube body
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JP2000289172A
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English (en)
Inventor
Atsushi Ito
篤史 伊藤
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Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 排気マニホールドの熱を吸気に伝達させる筒
体内の排気マニホールドの溶損を防止する。 【解決手段】 シリンダヘッド側に排気マニホールド2
の一部を覆う筒体9を有し、筒体の内部に外気を送る入
口ポートと、排気マニホールド6によって加熱された筒
体内の外気をエンジンの吸気系に供給する出口ポート
と、排気マニホールドの温度に応じて筒体の開口を開閉
し外気の供給を制御する弁部材18を備えている。出口
ポートは吸気系のエアクリーナに11連通し、両者の連
通を制御するパルプ15によりその開閉が制御される。
筒体が上カバーとしたカバーとからなり、両カバーを排
気マニホールドに固定し、かつその側縁を密接させる。
弁部材をバイメタルにより作動させる。エアクリーナに
外気を導入する低温空気吸入ダクト5を設け、その下流
側に筒体の出口ポートを接続しかつ低温空気吸入ダクト
と出口ポートとの連通量を調整可能なパルプが設けられ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両エンジンの吸
気系に加熱空気を供給可能にしてかつ排気マニホールド
を冷却可能とした車両用排気マニホールド装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】車両エンジンはエアクリーナを介して吸
気マニホールドに供給された吸入空気と、噴射弁を介し
て吸気マニホールドまたはシリンダ内の燃焼室に噴射し
た燃料とを混合させかつ燃焼させてピストンを往復動さ
せて出力を得ている。混合気の燃焼後の燃焼ガスは排気
マニホールドを介して外部へ排出される。この種のエン
ジンにおいて、たとえば、燃焼室内の燃料霧化を促進し
て燃焼を安定させたいとき或いはエンジンの低負荷領域
の運転時スロットルバルブをより開けてポンピングロス
を低減したいときには、吸入空気温度を上げることが望
まれる。
【0003】この要望に応える技術手段の一つが、実開
昭63−90017号公報に開示される。この公知例
は、シリンダヘッドの排気孔に接続される排気マニホー
ルドの複数の枝管を少なくとも覆うように上下対のカバ
ーからなる筒体を配し、吸入空気をこの筒体内に一旦入
れ、次いで枝管を介して排気ガスと熱交換させて吸入空
気の温度を上昇させた後、加熱吸入空気を常時吸気マニ
ホールドへ供給するものである。これは、特に、寒冷期
のエンジンの通常運転時には有効な手段と言える。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】エンジンの運転状況が
高負荷、高回転領域では、排気ガスの温度が相当上昇す
る。このため、筒体で覆れた排気マニホールドの枝管が
800〜900℃迄上昇し、排気マニホールドが溶損す
る危険が生じる。このため、吸入空気を加熱させるとい
う考えを実用化させるためには、排気マニホールドの溶
損を解消させる手段の開発が必要となっている。
【0005】さらに、前述従来例では吸入空気を常時筒
体内に入れ、排気マニホールドと熱交換した吸入空気を
吸気マニホールドに送っている。この手段では、暖機時
にも拘らず高温の吸入空気が燃焼室内に供給されること
になり、燃焼効率を下げることになる。
【0006】それ故に、本発明は、排気マニホールドの
溶損がなくかつ実用化できる車両用排気マニホールドを
提供することを解決すべき課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述した課題
を解決するために、基本的には、排気マニホールドの枝
管を少なくとも覆う筒体に感温部材により開閉される弁
を設ける技術的手段を採用する。この手段の採用は、排
気マニホールドが高温になると、弁が開き冷気を排気マ
ニホールドまわりに送り放熱させ、排気マニホールドの
冷却を可能にさせる。これにより排気マニホールドの溶
損は防止できる。さらに、本発明は、排気マニホールド
により加熱した吸入空気の供給、外気をそのまゝ吸入空
気として供給を選択的に可能にさせる。
【0008】本発明によれば、シリンダヘッド側に排気
マニホールドの一部を少なくとも覆う筒体を有し、該筒
体が該筒体の内部に外気を送る入口ポートと、排気マニ
ホールドによって加熱された筒体内の外気をエンジンの
吸気系に供給する出口ポートと、および排気マニホール
ドの温度に応じて筒体の開口を開閉し外気の筒体内への
供給を制御する弁部材を備えることを特徴とする車両用
排気マニホールド装置が提供される。
【0009】
【発明の実施の形態】図1にエンジン1の基本構成を示
す。エンジン1のシリンダヘッドに接続された吸気マニ
ホールド2は、スロットルバルブ3、エアフィルタ4を
介して外気に開放された低温空気吸入ダクト5に連通す
る。エアフィルタ4はエアクリーナ11の内部に取り付
けられている。また、エアクリーナ11には大気と連通
する低温空気吸入ダクト5と、高温空気吸入ダクト12
の2つの入口が設けられている。エンジン1のシリンダ
ヘッドの排気側には気筒数に応じた枝管を有する排気マ
ニホールド6が接続される。
【0010】排気マニホールド6の枝管を覆うように上
カバー7と下カバー8とからなる筒体9を配す。図2と
図3に示すように、上カバー7と下カバー8の側縁を係
止させることで内部空間を画定し、筒体9とする。上下
カバー7,8はビス10を用いて排気マニホールド6に
保持させる。上カバー7は、エアクリーナ11に設けた
高温空気吸入ダクト12に結合される出口ポート13を
有し、この出口ポート13とは、好ましくは、対角的に
配される入口ポート14を下カバー8に設ける。この結
果、入口ポート14から筒体9内に入った外気は排気マ
ニホールド6の熱により昇温し、加熱外気が出口ポート
13、高温空気吸入ダクト12を介して加熱吸入空気と
してエアクリーナ11内に供給される。
【0011】低温空気吸入ダクト5と高温空気吸入ダク
ト12との間に切換バルブ15を配す。この切換バルブ
15は、車両の運転状態の信号を受けるコントローラ1
6により作動させられ、低温空気吸入ダクト5の開閉、
高温空気吸入ダクト12の開閉、並びに両ダクト5,1
2の開の度合いの制御を行なう。コントローラ16は、
エアクリーナ11に外気を100%供給し、又、エアク
リーナ11に排気マニホールド6により加熱された加熱
吸気を100%供給し、或いはエアクリーナ11に外気
と加熱空気との混合吸気を供給することを車両の運転状
態に応じて選択的に可能にさせる。
【0012】筒体9の上カバー7に開口17を設ける
(図4参照)。この開口17は、好ましくは、車両の進
行方向に向け、この開口17より筒体9内に外気を充分
取り込み、排気マニホールド6を冷却した後、該外気を
入口ポート14から外部へ放出するか、又は出口ポート
13からエアクリーナ11に供給する。この開口17は
排気マニホールド6を冷却させるために用いられるもの
であるから、通常は閉じられる
【0013】開口17を閉じる板状の弁部材18はその
一端に軸部19を有し、この軸部19を上カバー7の切
り起し片からなる対の軸受け部20,20により回動自
在に上カバー7に対して支持する。軸部19の一端に渦
巻き形のバイメタル21の一端を係止させかつバイメタ
ル21の他端を上カバー7に設けたストッパ22に係止
させる。バイメタル21には、常時は弁部材18を閉じ
る方向に負荷を予め与えておくとよい。この負荷が弁部
材18のガタ付きを防止するのに役立つ。
【0014】排気マニホールド6の温度が冷却を必要と
する程に上昇すると、バイメタル21が動作し、弁部材
18を開け、開口17から外気を筒体9内に送り、排気
マニホールド6を冷却させる。排気マニホールド6の温
度が下がり、その溶損の危険が下がると、バイメタル2
1が弁部材18を動かして開口17を閉じ、開口17を
介しての外気の吸入を停止する。開口17から筒体9内
に入った外気は入口ポート14又は/および出口ポート
13に送られる。
【0015】図5に示すように、バイメタル21を上カ
バー7の内側に配し、排気マニホールド6の熱をバイメ
タル21に伝達させ易いようにさせ得る。バイメタル2
1に代えてワックスのような他の感温部材を用いて弁部
材18を作動させても良い。筒体9の内部容積は、エア
クリーナ11へ供給される加熱空気の量、高温の排気マ
ニホールド6を空冷するに要する空気量を考慮して適宜
決められる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例の縦断面図である。
【図2】筒体部分を示す平面図である。
【図3】筒体の上下カバーの側縁部分を示す部分断面図
である。
【図4】上カバーの開口を開閉させる弁部材を示す部分
分解斜視図である。
【図5】バイメタルの取付の別の例を示す部分断面図で
ある。
【符号の説明】
1 エンジン 2 吸気マニホールド 5 低温空気吸入ダクト 6 排気マニホールド 7,8 カバー 9 筒体 11 エアクリーナ 12 高温空気吸入ダクト 13,14 ポート 15 切換バルブ 16 コントローラ 17 開口 18 弁部材 21 バイメタル

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダヘッド側に排気マニホールドの
    一部を少なくとも覆う筒体を有し、該筒体が該筒体の内
    部に外気を送る入口ポートと、排気マニホールドによっ
    て加熱された筒体内の外気をエンジンの吸気系に供給す
    る出口ポートと、および排気マニホールドの温度に応じ
    て筒体の開口を開閉し外気の筒体内への供給を制御する
    弁部材を備えることを特徴とする車両用排気マニホール
    ド装置。
  2. 【請求項2】 出口ポートは吸気系のエアクリーナに連
    通し、両者の連通を制御するバルブによりその開閉が制
    御される請求項1記載の車両用排気マニホールド装置。
  3. 【請求項3】 筒体が上カバーと下カバーとからなり両
    カバーを排気マニホールドに固定しかつその側縁を互い
    に密接させている請求項1又は2記載の車両用排気マニ
    ホールド装置。
  4. 【請求項4】 弁部材がバイメタルにより作動させられ
    る請求項3記載の車両用排気マニホールド装置。
  5. 【請求項5】 エアクリーナに外気を導入する低温空気
    吸入ダクトを設け、その下流側に筒体の出口ポートを接
    続しかつ低温空気吸入ダクトと出口ポートとの連通量を
    調整可能なバルブが設けられる請求項2記載の車両用排
    気マニホールド装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101144039B1 (ko) 2005-08-23 2012-05-23 현대자동차주식회사 자동차용 디젤엔진의 흡기시스템
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US20150330284A1 (en) * 2014-05-13 2015-11-19 Hyundai Motor Company Cooling system for engine room
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