JPS6341568B2 - - Google Patents

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JPS6341568B2
JPS6341568B2 JP6458678A JP6458678A JPS6341568B2 JP S6341568 B2 JPS6341568 B2 JP S6341568B2 JP 6458678 A JP6458678 A JP 6458678A JP 6458678 A JP6458678 A JP 6458678A JP S6341568 B2 JPS6341568 B2 JP S6341568B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
main body
bottom wall
reinforcing member
seat
frame
Prior art date
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Expired
Application number
JP6458678A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS54155287A (en
Inventor
Shigeru Yasuda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NHK Spring Co Ltd
Original Assignee
NHK Spring Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NHK Spring Co Ltd filed Critical NHK Spring Co Ltd
Priority to JP6458678A priority Critical patent/JPS54155287A/ja
Publication of JPS54155287A publication Critical patent/JPS54155287A/ja
Publication of JPS6341568B2 publication Critical patent/JPS6341568B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はプラスチツク・シートフレームに関
し、特に自動車用に好適なプラスチツク・シート
フレームに関する。
自動車用シートフレームは一般に鋼板から形成
されているが、燃料消費料の節減を主な目的とす
る軽量化促進のために、近来は繊維強化プラスチ
ツク(FRP)製に代る傾向にある。しかしなが
ら、現状においては在来の鋼板製シートフレーム
を材料だけFRPに置換えてみても強度および剛
性に不足することを免れない。また、通常の自動
車用リクライニング装置においては、シートクツ
シヨン・フレームに対しシートバツク・フレーム
の一側が回転自在に軸支されるとともに他側がリ
クライニング・デバイスを介して所望の傾斜角度
に選択的に固定されるように構成されている。す
なわち、一側が回動自在で、他側が回動不能な状
態で使用されるために、シートバツク・フレーム
に対して後向きの着座荷重が加えられると、シー
トクツシヨン・フレームに対しては捩れ荷重が加
わり、リクライニング・デバイスがわの側壁に対
し内がわに向うモーメントが作用することにな
る。この側壁は底壁の縁辺部に立上げられ前後方
向に延在しているので、断面2次モーメントが横
方向軸線周りには充分大きいが前後方向軸線回り
には小さく、上記内がわに向うモーメントにより
容易に変形されてしまい、底壁との間に通常の補
強用リブを設けただけでは充分ではない。したが
つて、従来の鋼板製シートフレームにおいても、
通常のはりにおけるモーメント計算の結果に大き
な安全係数を設定し、充分厚い鋼板を用いるよう
にしているので重量がさらに増大する傾向があつ
た。また、上述のようにシートクツシヨン・フレ
ームはリクライニング・デバイスを取付けるため
の堅牢な側壁を必要とするが、リクライニング・
デバイスは車体の外がわに近い方に設けられるの
で、左,右両席のシートクツシヨン・フレームは
左,右対称に形成しなければならない。ところ
が、長繊維を含有したFRPをスタンピング成形
する場合には材料に対し静水圧的な成形圧力を加
える必要があるので、成形用型のいわゆるかみ合
い刃部のクリアランスを3/100〜5/100mm程度にし
なければならない。したがつて、高価な型を2種
類用意しなければならないことになる。
本発明は上記事情に基づいてなされたもので、
その目的とするところは、所望の強度および剛性
を備え、軽量であり、かつ生産効率が高くコスト
の低廉なプラスチツク・シートフレームを提供す
ることにある。
以下、本発明を図示の一実施例について説明す
る。図面は本発明を自動車用シートクツシヨン・
フレームに適用した場合を例示し、本体1はほぼ
板状をなす底壁2と、この底壁から立上げられ周
縁部に設けられた側壁3とを有し、前後方向の中
心軸線X―Xに対し左右対称をなしている。底壁
2にはシートアジヤスタまたは車体の底面等(い
ずれも図示略)に取付けるための孔4…が開設さ
れている。5はシートスライドアジヤスターの解
放レバー機構が入るための逃げである。上記側壁
3には上縁部に沿つて外がわに張り出すように鍔
部6が形成されている。上記底壁2および側壁3
はそれぞれの各部位に加えられる荷重に適応する
ように各部位の厚さが設定されている。また、必
要に応じ底壁2および側壁3には、それぞれに単
独にまたは両者にまたがるようにして適宜の補強
用リブ(図示略)が形成される。
上記本体1には横方向一側に位置して補強部材
7が取付けられている。この補強部材7は、一端
部が側壁3に取付けられるとともに他端部が下方
に延在する第1脚部8と、一端部が底壁2に取付
けられるとともに他端部が下方に延在して第1の
脚部8と間隔的に対向する第2の脚部9と、これ
ら脚部8,9の各下端を連結するとともに底壁2
と間隔的に対向する底部10とを一体に備えて断
面ほぼコ字状をなしている。これら脚部8,9お
よび底部10は互いにほぼ相等しい長さを有して
おり、かつ上記軸線X―X回りおよびこれと直交
する横軸線Y―Y回りにおけるモーメント分布に
適応するように、上記本体1の底壁2および側壁
3との関連において、適宜の断面係数および断面
2次モーメント等が設定されている。すなわち、
図示例においては第1の脚部8の高さおよび厚さ
が前部より後部の方において大きく形成されてい
る。また、第1の脚部8にはリクライニング・デ
バイス15取付用の孔11が、底部10にはシー
トアジヤスタまたは車体の床等に取付けるための
孔12がそれぞた開設されている。
上記本体1および補強部材7は、長繊維を含有
したFRP材料からそれぞれ一体にスタンピング
成形される。FRP材料としてはたとえばガラス
繊維40%、ポリプロピレン60%(重量比)の混合
剤を基準とするがこれに限られることはなく、組
成の異なる他の適宜材料であつてもよい。そし
て、上記材料をたとえば赤外線加熱炉等により熱
変形温度まで加熱し、所定の成形用型により加圧
成形する。
上記本体1と補強部材7とを連結する手段は、
たとえば第3図に示すように本体1に係止孔13
を開設するとともに補強部材7には係止突起14
を一体に形成し、この係止突起14を係止孔13
に圧入、係止させるようにするのが簡便でよい。
この際本体の側壁3と補強部材7の第1の脚部8
との連結部と、本体1の底壁面との距離lはでき
るだけ小さくする方がよい。すなわち、上述のよ
うに本体1と補強部材7との組合せによるほぼロ
字状をなす閉断面構造の場合には上記lをOに近
ずけることにより一体構造の筒状体に近ずき、補
強効率が向上するからである。なお、上記連結手
段に接着剤ないしは超音波または電波等による加
熱接着手段を併用してもよく、また上記連結手段
に代えてその他の適宜手段を用いるようにしても
よい。また、上記係止孔13を補強部材7に、係
止突起14を本体1にそれぞれ形成してもよい。
そして、上記補強部材7の第1の脚部8にはリ
クライニング・デバイス15が、また上記本体の
他方の側壁3にはヒンジブラケツト16がそれぞ
れ取付けられ、これらデバイス15およびブラケ
ツト16を介してシートバツク・フレーム(図示
略)が上記軸線Y―Yの回りに回動自在に支持さ
れる。また、上記本体1およびシートバツク・フ
レームにはそれぞれ適宜のクツシヨン体が取付け
られ、シートが構成される。
上述のように構成された装置においては、本体
1および補強部材7が共に長繊維を含有する
FRP材料からそれぞれスタンピング成形されて
いるので、材料の比重が小さいこと、ならびに厚
さの異なる部分を一体に成形し得るので、各部を
所望の強度および剛性に適合する厚さとして無駄
な肉付けを無くし得ることなどにより、従来の鋼
性のものに比し重量を大幅に軽減することができ
る。
また、上記シートバツク・フレームに対し上記
軸線Y―Y周りのモーメントが加えられた場合に
は、リクライニング・デバイス15が取付けられ
る一側に補強部材7が取着されているので、上記
モーメントに基づいて第1の脚部8およびこれが
取着された本体の側壁3に上記軸線X―Xと平行
な軸線周りの2次的なモーメントが生じても、こ
れら側壁4および脚部8は実質的に変形されるこ
とがない。なぜならば、本体1の底壁2の一部
と、補強部材7の各脚部8,9および底部10と
により実質的な閉断面構造をなしているからであ
る。しかも、補強部材7は上記モーメント分布に
適応するように断面係数および断面2次モーメン
トが設定されているので、各部に材料の無駄を生
ずることがなく、かつ過大な安全係数を見込む必
要もないから補強効率を著しく向上することがで
きる。
さらに、上記本体1は軸線X―Xに対し左右対
称に形成可能であるから、この本体1については
1種類の成形用型により左,右両席用のシートク
ツシヨン・フレーム用本体を成形することができ
る。したがつて、本体用として高価な型を2種類
整備しておく必要もなく、関連製造設備を含めて
設備投資額を節減し得るとともに生産効率を向上
することができ、上述のように材料を無駄に使用
するようなことがないのと相まつてコストの節減
に大きく寄与することができる。
また、補強部材7は上述のように本体1の一側
下面に突出しているので、車体中央部の前後方向
に延在するドライブシヤフト用トンネルaなどを
有して車体の床に左右の段差のあるような場合
(第2図参照)に特に好都合である。
なお、本発明は上記実施例のみに限定されるも
のではなく、たとえば、上記補強強部材は必要に
応じて本体1の何れの部分に設けてもよく、その
方向も任意である。また、単にシートクツシヨ
ン・フレームのみに限らず、シートバツク・フレ
ームに設けるようにしてもよい。さらに、底壁2
には軽量化のために適宜の窓等を形成するように
してもよく、あるいは一部または全部を適宜の曲
面状に形成してもよい。その他、本発明の要旨と
するところの範囲内で種々の変更、応用が可能で
ある。
本発明は、上述したように底壁およびこれの縁
辺部に設けられた側壁を備え長繊維を含有する繊
維強化プラスチツク材料から一体にスタンピング
成形された本体を有するものにおいて、一対の脚
部を有して断面ほぼコ字状をなし長繊維を含有す
る繊維強化プラスチツク材料から一体にスタンピ
ング成形された補強部材を設けるとともに、これ
ら一対の脚部の一方を上記底壁に連結しかつ他方
の脚部を上記側壁に連結することにより、この補
強部材と上記本体の一部とで囲まれる□状の閉断
面構造部を設けたので、所望の強度および剛性を
備え、軽量であり、かつ生産効率が高く低コスト
な、特に自動車用に好適なプラスチツク・シート
フレームを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す斜視図、第2
図は第1図の―線に沿う縦断面図、第3図は
第2図の○

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 クツシヨン体を保持可能に底壁およびこれの
    縁辺部に設けられた側壁を備え長繊維を含有する
    繊維強化プラスチツク材料から一体にスタンピン
    グ成形された本体を有するプラスチツク・シート
    フレームにおいて、一対の脚部を有して断面ほぼ
    コ字状をなし長繊維を含有する繊維強化プラスチ
    ツク材料から一体にスタンピング成形された補強
    部材を設けるとともに上記一対の脚部の一方を上
    記底壁に連結しかつ他方の脚部を上記側壁に連結
    することにより、この補強部材と上記本体の一部
    とで囲まれる□状閉断面構造部となしたことを特
    徴とするプラスチツク・シートフレーム。
JP6458678A 1978-05-30 1978-05-30 Plastics sheet flame Granted JPS54155287A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6458678A JPS54155287A (en) 1978-05-30 1978-05-30 Plastics sheet flame

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6458678A JPS54155287A (en) 1978-05-30 1978-05-30 Plastics sheet flame

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS54155287A JPS54155287A (en) 1979-12-07
JPS6341568B2 true JPS6341568B2 (ja) 1988-08-17

Family

ID=13262490

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6458678A Granted JPS54155287A (en) 1978-05-30 1978-05-30 Plastics sheet flame

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JP (1) JPS54155287A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005160851A (ja) * 2003-12-04 2005-06-23 Okamura Corp 椅子の座の支持構造

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005160851A (ja) * 2003-12-04 2005-06-23 Okamura Corp 椅子の座の支持構造

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JPS54155287A (en) 1979-12-07

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