JPS6340857A - Sh化合物の定量方法 - Google Patents

Sh化合物の定量方法

Info

Publication number
JPS6340857A
JPS6340857A JP18474686A JP18474686A JPS6340857A JP S6340857 A JPS6340857 A JP S6340857A JP 18474686 A JP18474686 A JP 18474686A JP 18474686 A JP18474686 A JP 18474686A JP S6340857 A JPS6340857 A JP S6340857A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compound
reaction
endogenous
surfactant
compounds
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP18474686A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0664055B2 (ja
Inventor
Yoshifumi Totsu
吉史 渡津
Magohei Yamada
孫平 山田
Masamitsu Takahashi
正光 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KOKUSAI SHIYAKU KK
Original Assignee
KOKUSAI SHIYAKU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KOKUSAI SHIYAKU KK filed Critical KOKUSAI SHIYAKU KK
Priority to JP61184746A priority Critical patent/JPH0664055B2/ja
Publication of JPS6340857A publication Critical patent/JPS6340857A/ja
Publication of JPH0664055B2 publication Critical patent/JPH0664055B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〕 未発明は主として臨床検査の分野での利用を目的とした
SH化合物の定量方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、Si(基を有するSH化合物の5HAXの定量方
法に:よ種々のものがあるが、中でも放射化学的方法や
メルカプチド生成反応による方法は操作が繁雑な事や、
前者は放射性物質、後者は水銀化合物を用いるため安全
面や公害の点などから問題があり、現在ではS H−S
 S交換反応が最もよく用いられている。
S H−S S交換反応によるS11基の定量方法は、
SII化合物がSS化合物と反応し、SH5の存在によ
りSS化合物はそのSHIの量に相当する■のSS結合
が切断されてチオールを生成することから、その千オー
ルの量を分光光学的に吸収を測定することによって、S
 H基を定量するものである。このようなSS化合物と
しては一般には、5゜5“ −ジチオビス(2−ニトロ
安息香M)(以下、DTNBと略)、2.2° −ジチ
オジピリジン、4.4°−ジチオジピリジン、6.6゛
 −ジチオジピリジンなどが知られている。
これらは分子吸光係数が大きく感度が高いため微量のS
 H基の定■が可能で、なかでもD TN Bはエール
マン試薬とも呼ばれ、これ自体は325nI11に吸収
極大を持つが、5Hj5との反応により生成されるチオ
ールの吸収極大はそれとは重なるない412nmにある
という利点からよく利用されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかし、S H−S S交換反応によるS II基の定
量方法をり一床検査に用いた場合は次のような問題があ
る。すなわち、臨床検査で検体とする血液、特に血清に
はタンパク質を始め種々のS H基を有する化合物、い
わゆる内因性S H化合物が混在しており、これが非特
異反応を与え、当該定量における特異性を低下さセる原
因となることである。
そのため、まず内因性SH化合物とSS化合物とを反応
させて、非特異反応を除去してから、木来定壇を目的と
するS H化合物による特異反応を生起させてS HJ
Jの定量を行う必要がある。ところが、一般に内因性S
 H化合物は、SS化合物との反応性に欠けることが多
く、反応に長時間を要するのが実情である。従って、従
来は定量全体の反応時間としてはこのような内因性S 
I−+化合物の影響を避けるだけでも約30分間を要す
ることになる。もし、この内因性S H化合物による非
特異反応を除去する時間を省略して直ちに目的とするS
H基の測定すれば、このような内因性SH化合物をも加
えて定量したことになり、特異性が低下する。従って短
時間に測定する場合に(よ、このような内因性S H化
合物の影響を避けることが不可能となり問題がある。
本発明の目的は、従来の5H−5S交換反応によるSH
基の定量方法を改良し、検体中の内因性S H化合物の
影響を受けることなく短時間で測定できるようにするこ
とにある。
c問題点を解決するための手段〕 本発明者らは1.このような問題を解決し上述の目的を
達成するため鋭意研究を進めた結果、S H−SS交換
反応によるSH基の定量の際に、界面活性剤の存在下で
は、内因性Sll化合物とSS化合物との反応が著しく
促進されて、−ffa的には1分程度で当該反応が終了
することを見い出し、さ、らに研究を重ねた結果、本発
明を完成した。
すなわち、本発明は5H−3S交換反応によりSHiを
定量するSH化合物の定量方法において、界面活性剤の
存在下に、検体中に存在する非特異反応を生起する物質
とSS化合物とを反応させて非特異反応を除去する工程
を含むことを特徴とするS H化合物の定量方法に関す
るものである。
本発明に用いる界面活性剤としては本発明の目的を満足
するものはすべて用いることができるが、中でも非イオ
ン界面活性剤、アニオン界面活性剤、両性イオン界面活
性剤の群から選択することができる。そのような界面活
性剤の種類の例としては、ポリオキシエチレンアルキル
エーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェノールエー
テル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、
ポリオキシエチレンアルキルアミン、ポリオキシエチレ
ン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪
酸エステル、第2級直鎮アルコールエトキシレート、ノ
ニルフェノールエトキシレート等の非イオン界面活性剤
や、ポリオキシアルキル硫酸エステル塩、アルキルベン
ゼンスルホンam、フルキルリン酸エステル塩、アルキ
ルナフタレンスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸
エステル塩、アルキル硫酸エステル塩、脂肪酸塩等のア
ニオン界面活性剤があり、両性イオン界面活性剤の!、
1!lとしてはアルキルヘタイン等があげられるが、こ
れらの例に限定されるものではない。なお本発明で用い
る界面活性剤は通常1種類で良いが、2種類以上を併用
して用いることもできる。また、本発明で用いる界面活
性剤の濃度は反応条件により一概に限定されないが、通
常は0.001〜40w / v%、好ましくは0.0
02〜20 w/ v%を用いることができる。
本発明の方法はS H−S S交換反応によるSH基の
定量において、内因性S H化合物による非特異反応を
防止するために、まずSS化合物と内因性SH化合物と
を反応させて非特異反応を除去するに際して、当該反応
を界面活性剤の存在下に行うものである。かくして、当
該反応は検体や添加した界面活性剤によりやや異なるが
、反応の短い場合ではほとんど瞬時にその反応を終了さ
せろことができる。
上記の反応で非特異反応を除去した後、本来のSH基の
定量が行われる。たとえば、生体内酵素による基質の分
解によって生成したSH化合物を定量して生体内酵素を
定量する場合を例にとる。
まず、上述の反応で非特異反応を除去された検体中に7
3質をいれると、基質は当該酵素によって分解されてS
H化合物を生成するが、このSH化合物はSS化合物と
5H−5S交換反応を起こしてSS化合物のSS結合が
切断される。かくして生したチオール化合物を定量すれ
ば、基質の分解によって生じたSH化合物ひいては生体
内の酵素を定量することが出来る。かくして、内因性S
I+化合物による非特異反応を伴わない、正確なSH基
の迅速な定量が可能となる。
本発明において、その定量の目的とされるSt(基を有
するSH化合物には、特に限定はないが、好ましくは臨
床検査において、生体内における酵素などの作用で基質
から遊離した31(化合物が例示され、具体的には、ア
セチルチオコリンハライド、ブチリルチオコリンハライ
ド、2,3−ジメトキシベンゾイルチオコリンハライド
、イソブチリルチオコリンハライド、シクロヘキサンカ
ルボニルチオコリンハライド、プロピオニルチオコリン
ハライド、サクシエルチオコリンハライド、2゜3−ジ
メルカプトプロパン−1−オール、トリブチロエイトな
どが例示される。ここに生体内における酵素としては、
たとえばコリンエステラーゼ、リパーゼ、エステラーゼ
などが例示される。従って、本発明における検体として
は、体液、ながでも血液、特に血l#や血漿、及び尿な
どが代表的なものとして例示される。
また、本発明で使用されるSS化合物としては、たとえ
ば上述したS H化合物とS I(−S S交換反応を
起こすもの、たとえばDTNB、2.2’−ジチオジピ
リジン、4.4′−ジチオジピリジン、6.6′−ジチ
オジピリジンなどが例示される。
〔発明の作用・効果〕
本発明により、内因性SH化合物とSS化合物との反応
をごく短時間に終了させることができるので、定量を目
的とするS H化合物との反応を短時間で開始させるこ
とができる。たとえば、検体中の酵素コリンエステラー
ゼの作用で基質から遊離したS H化合物を定量し、該
酵素の活性を測定する場合、従来は先に述べたように検
体中の内因性S H化合物との反応に長時間を要するた
め、自動分析装置には応用できないか、あるいは無理に
応用した場合は特異性が低くなる問題があった。
それが本発明では内因性S H化合物との反応をごく短
時間に終了させることができることから、自動分析装置
でコリンエステラーゼをその特異性を低くすることなく
測定することが可能となった。
特に近年臨床検査は高速の自動分析装置が背反し、より
迅速な方法が要求されているため、本発明は臨床検査に
広く汎用できる方法として有用なものである。
〔実施例〕
以下に本発明の実施例を示すが、本発明はこれら実施例
に限定されるものではない。
実施例1 DTNBを15■/d!含む100d)リス緩衝?&(
pH8,0)にそれぞれ界面活性剤としてポリオキシエ
チレンアルキルフェノールエーテル系の商品名:H5−
240(日本油脂(I鳶製品〕、ポリオキシエチレンア
ルキルフェニルエーテル系の商品名:  Triton
 X−100(片山化学9m製品〕、第2級直鎮アルコ
ールエトキシレート系の商品名ニアデカトールSo−+
60(旭電化工業■製品〕、アルキル硫酸エステル塩系
のラウリル硫酸ナトリウム、アルキルベタイン系の商品
名:アンヒトール24B〔花王アトラス0荀製品〕をI
g/d!添加する。これをそれぞれ2.5mlとり、更
に検体として血清を3例準θmし、各0.1mlをそれ
ぞれ添加して反応させ、反応温度37℃で波長412n
mにおける喚光度をチエツクして反応の開始から終了ま
での反応所要時間を調べた。その結果は表1のようにな
り、いずれも1分間以内で反応が終了することがわかっ
た。なお、界面活性剤を添加しない場合は20分間程度
反応が持続した。
(以下余白) 表1 数値は反応所要時間(分)を示す。
*はほとんど瞬時に反応が終了する。
実施例2 実施例1で用いた界面活性剤HS −240についてそ
の添加濃度を変化させ、実施例1と同様に操作して反応
所要時間を調べた。その結果は表2のようになり、添加
濃度0.05W/V%から反応所要時間の短縮が認めら
れ、特に1.Qw/v%を越えると非常に短い時間で反
応が終了することがわかった。
表2 表1と同様数値は反応所要時間(分)を示す。
*はほとんど瞬時に反応が終了する。
実施例3 DTNBを12■/dI含む10011Mトリス緩衝液
(pH8,0)に界面活性剤MS−240をIg/a添
加する。(なお対照として界面活性剤を添加しないもの
を準備し以下同様に操作する。)これを2.4mlとり
、これに検体として血清10例を0゜11それぞれ添加
し、37℃で5分間加温する。
更に2.3−ジメトキシベンゾイルチオコリンヨーダイ
ドを0.25g/a含む水溶液を0.5m17JIIt
て波長412nmにおける吸光度の上昇を測定した後、
それぞれについてあらかじめ得られた検量線からコリン
エステラーゼの活性値に換算した。その結果は表3のよ
うになり、界面活性剤を無添加の場合のほうがすべて高
値を示し、検体中の内因性SH化合物の影響を受けてい
ることが示唆された。
(以下余白) 表3 数値はコリンエステラーゼ活性値(10/ 1 )を示
す。
実施例4 実施例3で用いた血清のうち3例(覧1〜3)について
それぞれ検体中の内因性SH化合物の歴をff111定
し、それをコリンエステラーゼの活性値に換算した(検
体ブランク)。ずなわち、DTNBを12ttw/dl
含むloOmMトリスKi 117ej、 (pH8,
O)を2.4mlとり、検体として血清(覧1〜3)を
0.1mlそれぞれ添加し、37゛Cで30分間加温す
る。
更に精製水を0.51加えて波長412nmにおける吸
光度の上昇を測定した後、それぞれについてあらかじめ
得られた検量線からコリンエステラーゼの活性値に換算
した。その結果は表4のようになり、実施例3で界面活
性剤を無添加の場合の値からこの検体ブランク値を差し
引くと、界面活性剤を添加した場合の値とほとんど一致
することがわかった。このことから、本発明の方法はコ
リンエステラーゼの活性値の測定に際して、検体中の内
因性S H化合物の影響を受けないことが認められ表1 数値はコリンエステラーゼ活性値(10/ l )に相
当量を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. SH−SS交換反応によりSH基を定量するSH化合物
    の定量方法において、界面活性剤の存在下に、検体中に
    存在する非特異反応を生起する物質とSS化合物とを反
    応させて非特異反応を除去する工程を含むことを特徴と
    するSH化合物の定量方法。
JP61184746A 1986-08-05 1986-08-05 Sh化合物の定量方法 Expired - Lifetime JPH0664055B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61184746A JPH0664055B2 (ja) 1986-08-05 1986-08-05 Sh化合物の定量方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61184746A JPH0664055B2 (ja) 1986-08-05 1986-08-05 Sh化合物の定量方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6340857A true JPS6340857A (ja) 1988-02-22
JPH0664055B2 JPH0664055B2 (ja) 1994-08-22

Family

ID=16158617

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61184746A Expired - Lifetime JPH0664055B2 (ja) 1986-08-05 1986-08-05 Sh化合物の定量方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0664055B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5301178A (en) * 1990-02-22 1994-04-05 Olypus Optical Co., Ltd. Drive unit for optical memory device with portion of drive means mounted outside a sealing means
WO2011000190A1 (zh) * 2009-07-02 2011-01-06 张艳芳 便携式长效快速体液巯基测定试剂盒

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5433757A (en) * 1977-08-19 1979-03-12 Aloka Co Ltd Ultrasonic wave receiver

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5433757A (en) * 1977-08-19 1979-03-12 Aloka Co Ltd Ultrasonic wave receiver

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5301178A (en) * 1990-02-22 1994-04-05 Olypus Optical Co., Ltd. Drive unit for optical memory device with portion of drive means mounted outside a sealing means
US5532996A (en) * 1990-02-22 1996-07-02 Olympus Optical Co., Ltd. Drive unit for optical memory device having a first housing enveloping a second housing
US5732057A (en) * 1990-02-22 1998-03-24 Olympus Opitcal Co., Ltd. Drive unit for optical memory device having first and second front covers
WO2011000190A1 (zh) * 2009-07-02 2011-01-06 张艳芳 便携式长效快速体液巯基测定试剂盒

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0664055B2 (ja) 1994-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5886083A (ja) グリセロ−ル−3−リン酸オキシダ−ゼの安定化剤
CA1203154A (en) Rapid assaying method for guanase
JP4639287B2 (ja) 酵素的測定試薬の安定化方法
JPH042240B2 (ja)
JPS6340857A (ja) Sh化合物の定量方法
Hynie et al. Determination of phosphodiesterase I activity in human blood serum
KR910005633B1 (ko) Ldh₁의 분석법
JP4194158B2 (ja) 尿素窒素測定方法および尿素窒素測定用試薬
JP2005292110A (ja) 非特異的発色の抑制方法
JP2694004B2 (ja) 血清又は血漿中のフルクトサミンの測定法
JPS59140899A (ja) オキシダ−ゼによる基質の新規定量法
Haije Influence of buffer conditions on the activities of some iso-enzymes of alkaline phosphatase in the serum
JP2922267B2 (ja) 成分の分析法
JPH01231896A (ja) カルシウムの測定法
JPH0775553B2 (ja) 特異的な酵素活性測定法
JPS6121546B2 (ja)
JPS5966899A (ja) 過酸化水素定量方法
US5470715A (en) Composition for determination of chloride ion
JPH06339398A (ja) ナトリウムイオンの定量方法
JPS63245696A (ja) セルロプラスミン活性の測定方法
JPH11194A (ja) 測定用試薬及び測定方法
JPH1014597A (ja) 体液中のカルシウムイオン測定用試薬組成物および測定方法
JPS6264955A (ja) 発色の安定化法
JPH07111899A (ja) 酵素活性測定用基質液
JPH11266898A (ja) 塩素イオン測定用試薬組成物

Legal Events

Date Code Title Description
S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term