JPS6340472A - 画像処理方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （１）分腎 本発明は中間調画像の画１制御装置に関する。

（２）従来技術 従来より中間調原稿を読取り処理または出力する画像読
み取り装置が考案されているか、画像読取装置及び処理
または出力装置の階調表現能力には限度があり、濃度分
布か一部分に集中しているような原稿すなわちコントラ
ストのないような原稿を読取った場合、画像の階調性が
失われ、特に画像処理及び出力装置の階調表現能力か読
取装置のそれよりも劣っている場合には、顕著な画像の
劣化として表れる。

（３）目的 本発明は、以上の点に鑑み、原稿の濃度分布に応じて濃
度変換を行うことにより、階調を失うことなく原稿再生
可能とすることを目的とする。

（４）実施例 以下、本発明の実施例について図を参照しながら説明す
る。

第１図（ａ）に本実施例における機械的構成を示す。１
０１は原稿台で、ここに置かれた原稿は、１ランプ１０
２により照明され、ミラー１０３．１０４を経てレンズ
１０５によりＣＣＤ１０６に結像される。

ＣＣＤ１０６は電気的に一次元読取り走査（以下主走査
）を行い、ランプ１０２及びミラー１０３，１０４は機
械的に移動走査（以下副走査）を行う。

第１図（ｂ）に電気的ブロック図を示す。画像読取り時
には、発振器１１５によって発生されたＣＬＫによって
ＣＣＤ駆動回路１１６か作動し、ＣＣＤｌ０６か主走査
を行なう。ＣＣＤ１０６により読取られた画像はＡ／Ｄ
変換器１０７によりディジタル値に変換され、セレクタ
１０８を経て濃度変換ＲＡＭのアドレスに入り、？Ｒ度
変換されたデータがセレクタ１１０を通じて出力側１７
Ｆ１１９に出力される。

また濃度変１ｆｉＲＡＭ１０９のアドレスバスはＡ／Ｄ
変換器１０７の出力とＭＰＵＩＩＩのアドレスバスとの
切換えがＭＰＵｌ１１の指示によりセレクタ１０８によ
って行なわれる。

同様に、濃度変換ＲＡＭ１０９のデータバスは装置の出
力１／Ｆ１１９とＭＣｕｌｌｌのデータバスとの切り換
えかＭＰＵ１１１の指示によりセレクタ１．１０によっ
て行なわれる。

１１２はＲＯＭてあり、ＭＰＵＩＩＩの動作内容がプロ
グラムされており、１１３はワークエリアとしてのＲＡ
Ｍである。また、ＭＰＵ１１１は予め比較器１１７にラ
ッチ１１８を通じて値を保持しておくことにより、ＣＣ
Ｄ主走査のアドレス又は上位アｌ−レス数ビットと比較
し、一致したところで割込み信号を受け、そのタイミン
グでラッチ１１９を経てＡ／Ｄ変換器１０７の出力値を
読取ることかできる。

第２図に木発明におりる動作の順序を示す。

ステップ２ＣＩ＋において前スキャンを行ない、ステッ
プ２０２において原稿中の濃度ヒストグラムを作成する
。続いてステップ２０３において得られたヒストグラム
により濃度変換テーブルを作成し、２０４において木ス
キャンを行ない画像を読取る。

まず、前スキャン及びヒストグラム作成の手順について
説明する。前スキャンは実際に画像を読取る木スキャン
の前に、原稿の濃度ヒストグラムを得るために行うスキ
ャニングである。前スキャン時には、あらかじめＭＰＵ
１１１によって設定されている値Ｂと、ＣＣＤ駆動回路
１１６から出力されたアドレスは、アドレスの上位数ビ
ットか比較器１１７によって比較され、ＡとＢが等しく
なった場合ＭＰｔＪ１１１に割込み信号として通知され
る。

ＭＰＵＩＩＩは、前記割込み信号のタイミングにより、
ラッチ１１４を経てＣＣＤの読取りデータを取り込み、
ＲＡＭ１１３をワークエリアとしてヒストグラムを作成
する。

次に、得られたヒストグラムによって濃度変換曲線を得
る方法について説明する。

第３図では例として（ａ）に濃度変換前のヒストグラム
（ｂ）には定数α、βなる上限・下限をもって（ａ）の
ヒストグラム曲線を整形したもの、（Ｃ）に濃度変換曲
線（ｄ）には濃度変換後のヒストグラムを示す。

木発明においては、濃度変換曲線（ｃ）として、上・下
限付ヒストグラム曲線（ｂ）を積分したものに相似なる
曲線を用いる。その結果としては、Ａて示す区間のよう
に比較的頻度の低い部分は階調が圧縮され、Ｂて示す区
間のように比較的頻度の高い部分は階調か伸縮され多く
の階調を割当てることかできる。

例えは、濃度変換の前後でそれぞれＯ〜６３の６４階調
の場合には、次式をもって濃度変換曲線を表１−濃度変
換テーブルとする。

ここで、濃度変換曲線（ｃ）の最小傾きａ。

最大傾きｂは次式で表される。

上式かられかるように、αを大きく（小さく）とればａ
も大きく（小さく）なる傾向にあり、βを大きく　（小
さく）とればｂも大きく（小さく）なる傾向にある。

また、ａの値は頻度の低い部分の階調圧縮の限度を示す
パラメータであり、ａの値を小さくしすきると、頻度が
低い部分の階調が圧縮されすきて不自然な画像となる。

またａの値を大きくしすぎると、階調圧縮の効果は薄れ
る。

ｂの値は、頻度の高い部分の階調伸長の限度を示すパラ
メータであり、ｂの値を大きくしすぎると頻度の高い部
分の階調が伸長されすぎて画像に疑似輪郭が表われるこ
とがある。

また、ｂの値を小さくしすぎると階調伸長の効果は薄れ
る。

そこでＭＰＵＩ　１１は上式を計算し、適当と思われる
ａ、ｂの値が所定の値となるようにα、βを決定する。

次にＭＰＵＩＩＩは前スキャン終了の後、得られたヒス
トグラムにより前記濃度変換テーブルの値を割算し、セ
レクタ１０８及び１１０をＭＰＵ側に切り替えた後に、
これを濃度変換ＲＡＭ１０９に書き込む。

すなわち、前述１（ｉ＝ｏ〜６３）に相当するアドレス
に前述ｊ　（ｊ＝ｏ〜６３）に相当するデータが書き込
まれる。

次に濃度変換テーブルの値がＲＡＭ１０９に書き込まれ
た後、ＭＰＵＩ　１１はセレクタ１０８と１１０をそれ
ぞれＡ／Ｄ変換器１０７側及び出力Ｉ／Ｆ１１９側に切
り換え、画像読取り動作である本スキャンを開始する。

本発明実施例は、濃度変換前後の有効な階調としてそれ
ぞれ０〜６３の６４階調としたが、それぞれ独立に任意
に選べることは云うまでもない。

また、本実施例においては、原稿の一部を間引いてサン
プリングすることにより濃度ヒストグラムを得たが、原
稿全面における濃度ヒストグラムや、あるいは、濃度ヒ
ストグラムの代わりに主走査中の濃度最大レベル又は最
小レベル信号のヒストグラムをあるいはそれらを合成し
たものを用いてもよい。

〔効果〕

以上、本発明の実施例について説明してきたが、本発明
によれば、濃度分布の一部に集中しているようなコント
ラストの低い画像について、自動的に、頻度の低い濃度
分布には階調を圧縮し、頻度の高い部分については、階
調を多く割り合てることにより、階調性に豊む画像を得
ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明実施例における基本構成を示す図、 第２図は、画像読取りのための手順を示す図、第３図は
、濃度ヒストグラムと濃度変換曲線を示す図である。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）中間画像の一部又は全部の濃度ヒストグラムを求
   める手段とを有する装置において、濃度変換特性曲線と
   して、前記濃度ヒストグラムの累積度数曲線に相似なる
   曲線を用いることを特徴とする画質制御装置。
2. （２）特許請求の範囲第（１）項において、濃度ヒスト
   グラムを上・下限を設けて整形した後に累積度数をとる
   画質制御装置。
3. （３）特許請求の範囲第（１）項又は（２）項において
   ヒストグラムに設けられる上・下限値は濃度変換曲線の
   許容される最大及び最小傾きによって算出する画質制御
   装置。