JPS6339747A

JPS6339747A - 溶断品の固着物除去装置

Info

Publication number: JPS6339747A
Application number: JP18068086A
Authority: JP
Inventors: Kenichi Sakagami; 阪上　健一
Original assignee: KATSUSHIRO YOUDAN KK
Current assignee: KATSUSHIRO YOUDAN KK
Priority date: 1986-07-30
Filing date: 1986-07-30
Publication date: 1988-02-20
Also published as: JPH0429499B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は鋼板等をガス切断法等により溶断した溶ｉ折品
に固着したスパッタ、ノロ、スケール等を１＝！！械的
に除去する装置に関するものである。

〔従来の技術〕

板厚数層以上の比較的板厚の厚い鋼板を所定の形状（こ
能率よく切断加工する方法として、ガス切断法が最も広
く用いられている。鋼板をガス切断法により切断した溶
断品には、第３図に示すように、溶断品（１）の表面の
切断縁に沿って、溶融した鉄が粒状に連続して付着した
スパッタ（２）、裏側の切断縁に沿って鉄の溶は滓が不
連続に固着したノロ（３）、及び溶断品の表面に鱗状に
付着した酸化皮膜よりなるスケール（４）、その他鉄粉
、赤錆、塵等が表面に固着している。

これらの固着物を除去して、溶断品を仕上げるために従
来は作業具がハンマーやグラインダーを用い手作業で固
着物を研削除去していた。

又その作業を自動化するために第４図に示すように一定
間隔を隔てて上下２列に水平に配列したフィードローラ
ー（５）の間番こ溶Ｉ祈品（１）を送入して移動させ、
その移動路の上下（こ沿って固着物紮掻取り用の固定刃
（６）及び回転ワイヤブラシ（７）を溶断品に摺動する
ように配置して、固着物を除去する方法も試みられてい
る。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記従来法のうち、ハンマーやグラインダーを用いて手
作業で行う方法では極めて能率が悪く、劣悪な作業環境
下で作業をする必要がある。

又、従来の、溶断品をフィードローラーで搬送しつつ固
定刃を摺動せしめるだけでは、強く固着したスパッタ、
及びノロを完全に除去することは不可能であり、処理後
残留する固着物をグラインダー等をこより手作業で除去
する必要があった。

本発明は、上記従来法の欠点※こ鑑み、自動的に溶断品
の両面に固着した、スパッタ、ノロ、スケール等の固着
物を完全に除去することができる装置を提供することを
目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的を達成すべく、本発明者が鋭意研究を重ねた結
果、板状の溶断品をその板の表面に平行に強制的に搬送
しつつ、その溶断品の搬送路に沿って高速回転するスパ
イラルカッタ及び回転ワイヤブラシを、溶断品に摺動す
るように配設することにより、スパイラルカッタによっ
て固着物が完全に研削除去され、回転ワイヤブラシによ
り、スケール等の付着物も完全に清掃除去されることを
見出し、本発明を完成するに到った。

次に図面により本発明の内容を詳細に説明する。

第１図は本発明の溶断品の固着物除去装置の正面図、第
２図は同平面図である。

（８）は本装置全体を支持する架台であって、上部にロ
ーラコンベア（９）を水平に支持する固定枠００を有す
る。架台（８）の４隅に支柱０１）が立設され、各支柱
頂部に一端を支持されたコイルばね＠により懸吊されて
可動枠ｑ３が固定枠００と平行に、間隔を隔てて昇降可
能に配設されている。

固定枠ａ０及び可動枠α］にはそれぞれ複数本の搬送用
ローラα→が水平に且つ互に平行に取付けられ、それぞ
れ、上下別々のコンベア駆動モーフ０υ（上部の駆動モ
ータは図示せず）をこよりチェンａ０等を介して、同一
速度で回転駆動され、ローラコンベア（９）を構成する
。

（１７）は、本発明の中核をなすスパイラルカッタであ
って、下部の固定枠０１及び上部の可動枠（１３にそれ
ぞれ２本ずつ搬送用ローラ（１４）と平行に設けられて
いる。各スパイラルカッタα力は、固定枠頭又は可動枠
αＪに固着された軸受支持枠α８）に対し、コイルばね
Ｑ＜）を介して上下方向に可動に支持された軸受（１）
により支承され、ばねｑｏにより」二下のスパイラルカ
ッタｑηが互に接近する方向に付勢されている。各スパ
イラルカッタｑηは上下別々のカッタ駆動モータＱ１）
、（ハ）により、チェノ（イ）を介して高速回転駆動さ
れる。

＠はワイヤブラシであって、鋼線を放射状に植設した円
筒状ブラシよりなり、固定枠０１及び可動枠α］にそれ
ぞれ２本ずつ、搬送用ローラ（１４）の間にこれと平行
に配設されている。各ワイヤブラシ（ハ）は上下それぞ
れ別々のブラシ駆動モータ（至）、（２４によりチェノ
＠を介して１駆動される。

溶断晶（１）の板厚に応じて可動＋１鴇［有］の上下位
置を調節するために、支柱Ｑｌ）の頂部を昇降調節可能
にするのが好ましい。

例えば第１図及び第２図では、支柱の周囲に雄ねじを切
り、これと螺合する雌ねじを有するコイルばね係止部材
（イ）を各支柱（こ取付け、そのコイルばね係止部材＠
にコイルばね（イ）の上端を固着し、各支柱（１υは架
台（８）に回転可能に取付けると共に、各支柱下端に固
着したスプロケットホイル勾及び各スプロケットホイル
に掛は廻したチェノを介し、減速機付の昇降用モータ（
ハ）をこより各支柱を同時に回転させるようにする。

又昇降用モータ■の代りに手動ノ）ンドルＧこより回転
するようにしてもよい。この他油圧シリンダ等番こより
支柱を昇降するようにしてもよい。

０１）は研削除去された固着物が飛散しないように装置
全体を覆うカバーである。

ご作用〕本発明の溶断品の固着物除去装置を使用するには、先ず
溶断品の板厚にあわせ、上下の搬送用ローラｑ（４）の
表面の間隔が、板厚よりも若干狭くなるように、昇降用
モータ田を回転して可動枠ａ３を昇降、調節する。上下
の搬送用ローラ（１４）を互に反対方向に回転させ、ス
パイラルカッタＱ７）及び、ワイヤブラシ（ハ）は、同
じ列の搬送用ローラ０４）と同方向又は反対方向に回転
させる。

手動又は自動供給装置Ｏこより搬入部（イ）のローラコ
ンベア（９）上に加工すべき板状の溶断品（１）を載置
スルト、ローラコンベア（９）昏こより、溶断品（１）
は、固定枠α１と可動枠ｌの間に搬入され、」二下の搬
送、用ローラα引こより挾まれて強制的に搬送される。

このとき、可動枠Ｉに取付けた搬送用ローラＱ４）は溶
断品の板厚により可動枠０３と共に懸吊用コイルばね＠
に抗して押上げられ、上側の搬送用ローラ０４）は常に
下方に付勢された状態で溶断品を押圧しつつ回転する。

溶断品の表裏に固着したスパッタ及びノロにより、上下
の搬送用ローラの間隔を押し拡げるような力が加わった
ときは、それに応じて可動枠ａ］が昇降して圧力を吸収
し、搬送用ローラα→に無理な力が加わることがない。

溶断品が上下の高速回転するスパイラルカッタ０力の間
を通過する際にその表裏に固着したスパッタ及びノロは
研削され、２組のスパイラルカッタα力の間を通過する
間に完全に除去される。スパイラルカッタ０７）はそれ
ぞれその軸の両端の軸受（イ）が、軸受支持枠α→に装
着のコイルばねα侍により上下のスパイラルカッタα力
の間隔が挾まる方向に付勢されているので、スパイラル
カッタＱ″！′）？よ常に溶断品の両面に押圧されて回
転し、効率よく研削を行うことができる。

溶断品（１）は更に回転ワイヤブラシ鐙の間に送られて
、その表面に付着したスケーノへ鉄粉、錆等を完全に清
掃されて搬出される。搬出された溶断品は前方に配置し
た搬出用ローラコンベア（７）等により所定場所に搬送
される。

〔発明の効果〕

本発明の溶断品の固着物除去装置によれば、溶断品の表
面に固着したスパッタ、ノロ、スケール等を、自動的に
完全に除去することができる。作業能率が高く、作業員
が劣悪な作業環境に曝されることかない。

可動枠に昇降機構を備えることにより、任意の板厚の溶
断品を処理することができる。

可動枠を固定枠に対し、又スパイラルカッタを可動枠又
は固定枠に対しそれぞればねを介して取付ければ、搬送
用ローラ及びスパイラルカッタに無理な力が働Ｘことが
なく、長期間安定した運転を行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の溶断品の固着物除去装置の正面図、第
２図は同平面図である。第３図は、溶断品の斜視図、第
４図は従来の溶断品の固着物除去装置の正面概略図であ
る。（１）・・・溶断品、（２）・・・スパッタ、（３）・
・・ノロ、（４）・・・スケール）（５）・・・フィー
ドローラ、（６）・・・固定刃、（７）・・・回転ワイ
ヤブラシ、（８）・・・架台、（９）・・・ローラコン
ベア、（＋、０１．．固定枠、０１）・・・支柱、　　
　　　　　　＠・・・コイルばね、Ｑ３・・・可動枠、
ｑ４）・・・搬送用ローラ、卵・・コンベア駆動モータ
、０υ、−２（至）・・・チェノ、（Ｊ７）・・スパイ
ラルカッタ、ｑ８）・軸受支持枠、（，１（至）・・コ
イルばね、　　　　　（１）・・軸受ＣＤ、・コ・・・
カッタ、駆動モータ、＠・・・ワイヤブラシ、１２．４）、ｃ２４・・・ブー１’シ駆動モー１、＆Ｑ
・・・コイルばね係止部材、（５）・・・スプロケットホイル、（至）・・・昇降用
モータ、（支）・・・搬入部、（７）・・搬出用ローラコンベア、６］）・・カバー

Claims

【特許請求の範囲】

（１）板状の溶断品の両面に固着したスパッタ、ノロ等
の固着物を除去する装置において、該溶断品をその板面
に平行に強制的に搬送する搬送手段と、該溶断品が搬送
される搬送路を挾んで該溶断品の板面の両側に摺動する
位置に配設された回転駆動されるスパイラルカッタ及び
回転駆動される円筒状ワイヤブラシとを備え有すること
を特徴とする溶断品の固着物除去装置。
（２）該搬送手段が、固定枠に互に平行に支持された複
数の回転駆動される搬送用ローラと、該固定枠に平行で
固定枠との間隔を可動に配設された可動枠に互に平行に
支持された複数の回転駆動される搬送用ローラとよりな
る特許請求の範囲第１項記載の溶断品の固着物除去装置
。
（３）該可動枠は、該固定枠に立設された支柱頂部に一
端を支持されたコイルばねにより懸吊支持された特許請
求の範囲第２項記載の溶断品の固着物除去装置。
（４）該スパイラルカッタは該可動枠及び該固定枠にそ
れぞれ、コイルばねを介して取付けられた軸受に支承さ
れ、可動枠及び固定枠に取付けられたスパイラルカッタ
が互に接近する方向に付勢されている特許請求の範囲第
３項記載の溶断品の固着物除去装置。
（５）該スパイラルカッターは該搬送用ローラと平行に
固定枠及び可動枠に各々複数本ずつ設けた特許請求の範
囲第２項記載の溶断品の固着物除去装置。
（６）該スパイラルカッタ及びワイヤブラシの回転方向
が同列の搬送用ローラと同方向又は逆方向である特許請
求の範囲第１項記載の溶断品の固着物除去装置。
（７）該支柱の頂部を昇降調節する昇降機構を備えた特
許請求の範囲第３項記載の溶断品の固着物除去装置。