JPS6362671A

JPS6362671A - 溶断長尺板の処理装置

Info

Publication number: JPS6362671A
Application number: JP61204849A
Authority: JP
Inventors: Toshiharu Matsushita; 松下　俊治; Kenichi Sakagami; 阪上　健一; Yasushi Miyano; 靖宮野
Original assignee: KATSUSHIRO YOUDAN KK
Current assignee: KATSUSHIRO YOUDAN KK
Priority date: 1986-08-31
Filing date: 1986-08-31
Publication date: 1988-03-18
Also published as: JPH0478431B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、鋼板をガス切断法等により溶断した長尺の溶
断晶に固着したノロ、スパッタ及びスケール等を除去す
る装置に関するものである。

〔従来の技術、１鋼板をガス切断法により切断した溶断品には、溶断品の
両面の切断縁に沿って、溶融した鉄が粒状に連続して付
着したスパッタや鉄の溶滓が固着したノロ及び、ガス切
断時の高温の加熱により、表面に生成した酸化皮膜より
なるスケール等が表面に固着している。

その溶断品が板状の長尺物である場合には、従来は上記
固着物を除去するために、作業者がハンマーやグライン
ダを用い手作業で研削除去していた。これらの固着物の
うち最も多量に固着するノロは溶断品の裏面の切断縁に
沿って固着するため、これを手動で除去するためには長
尺の溶断品をマグネットクレーン等で吊り上げた状態で
裏側を手動で研摩したり、マグネットクレーン等により
溶断品の片側を吊上げて反転させたりして研削作業を行
っていた。

〔発明が解決しようとする問題点」従来の手動による溶断品の固着物の研削除去作業は作業
能率が悪く、特に重量の大きい長尺板の場合は、これを
マグネットク１）−ン等で吊り上げた状態で研削作業し
たり、マグネットクレーンで反転したりする際に、落下
事故が発生する虞れがあり、作業の安全上問題があった
。

従って本発明は長尺の溶断品の固着物を自動及び一部手
動により能率よく安全に除去することができる処理装置
を提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段）上記目的を達成すべく本発明者が研究を重ねた結果、溶
断晶をコンベヤで搬送しつつ両面を回転ワイヤブラシで
研摩すれば、溶断晶の上面のスパッタの大部分及び、両
面のスケールは全て除去することができるが、下面の切
断縁に強く固着したノロはワイヤブラシのみでは完全に
除去することができないので、ワイヤブラシで研摩した
のち、残留するノロ等の付着物を手動でグラインダ等に
より研削することにより容易に固着物を完全に除去でき
ること、及びワイヤブラシで耐摩後残留する固着物は主
として溶断品の裏面の切断縁に沿って残留するため、予
め溶断晶を自動的に表裏反転したのち、回転ワイヤブラ
シの間を通過させ、更に表面に残留する固着物を手動で
グラインダ等により研削除去して仕上げることにより、
能率よく固着物の除去処理を行うことができることを見
出し本発明を完成するに到った。

次に図面により本発明の内容について詳細に説明する。

第１図は本発明の溶断長尺板の処理装置の平面図、第２
図は同側面図、第３図はＡ−Ａ矢視図、第４図はＢ−Ｂ
矢視図である。

（１）は搬入用マグネツＩ・クレーンであって、レール
（２）上を転勤する台甫（３）と台車（３）の中央に取
付けられ、モータにより駆動されるホイスト（４）と、
該ホイストにより懸吊され、円筒状ガイド（５）とガイ
ド棒（６）により案内されて常に水平に保たれて昇降す
るクレーン枠（７）と、該クレーン枠に固着された複数
の電磁石（８）よりなる３３（９）は板状長尺品の反転装置であって、モータ００に
よりチェノＯＤを介し駆動されて回動する回動軸（１ツ
と、回動軸０つに対し直角方向に固着され、回動軸と一
体に回動するように互に平行に取付けられた複数のアー
ムを備えた回動枠（１３を有し、回動軸Ｑツに固着した
ブラケット（］、４）に枢支され、回動枠０浄と平行な
平面内で回動可能に回動アームＱつが取付けられ、各回
動アーム００に一定の角度を以って駆動アーム０６）が
固着され、駆動アームＯＱの先端は一本の連結棒０７）
に枢着されている。一方前記回動軸０２に基端部を枢着
して流体圧シリンダ（］８）が取付けられ、そのピスト
ンロッド０９）の先端は連結棒に連繋されている。従っ
て流体圧シリンダ０８）の作動により、連結棒θカを介
して各回動アーム００は一斉に回動するようになってい
る。そして、各回動アーム０句と回動枠０３のアームが
平行になったとき一定の間隔を隔てるように配置され、
両者が一体に回動軸０２のまわりを１８０°回動しうる
ようになっている。

ｉｎ　、　（２１）は搬送用チェンコンベアであって、
複数本のチェンコンベアが平行に設けられ、各チェンコ
ンベアはモータ＠により駆動軸（ハ）を介して駆動され
長尺板を上下より挾んで搬送するように狭い間隔を隔て
て平行に配設した上下２本のチェンコンベアカ一対とな
っている。第１段のチェンコンベア（イ）は、第１図に
は下側のもののみを図示し上側のものは図示していない
が、第２図に示すように、第１段のチェンコンベアは下
側のコンベア（２０ａ）が長く上側のコンベア（２０＋
））は短い。

第２段のチェンコンベア■１）は第１段の各チェンコン
ベア（ホ）の丁度中間に位置し、第１段のチェンコンベ
ア（イ）と第２段のチェンコンベアＣＤはコンベアの搬
送方向に沿って一部が重なり合うように配置されている
。第２段のチェンコンベアＣ］）は」二下のコンベアが
同じ長さとなっている。

第１段の各チェンコンベア（イ）の間及び第２段の各チ
ェンコンベア■υの間及び両側にそれぞれ円筒状の回転
ワイヤブラシ■、　（３３）が配置されている。

回転ワイヤブラシは、チェンコンベアによる長尺板の搬
送路の上下に沿って、搬送される長尺板に摺動するよう
に配置され、」二下が二対となり、各チェンコンベアの
間に複数対ずつ配置される。回転ワイヤブラシ■は鋼線
等を放射状に植設して円筒状に形成され、それぞれ図示
しないモータにより回転駆動される。回転ワイヤブラシ
■、　（３３）の回転方向は長尺板に搬送方向と同−又
は逆方向に摺動するように回転させる。

（ハ）は長尺板の回動装置であって、互に同期して軸（
イ）を中心に回動する複数の回動台（イ）とその一端に
中心にロークリアクチュエータ（ハ）等により２７０゜
回動するＬ字アーム翰を備え、回動台（イ）の上面は第
２チエンコンベア■０の出口の高さかられずかに下方に
傾斜して配置され、その」二面にはコロが埋設され、第
２チエンコンベアＣ１）により搬出された長尺板（ト）
が自然に回動台（財）上を滑動するようになっている。

（３１）は、滑動する長尺板を受出めるストッパーであ
る。

ｊ３２）は搬出用マグネットクレーンであって、搬入用
マグネットクＩ／−ン（１）とほぼ同じ構造を有する。

〔作　用」次に本発明の溶断長尺板の処理装置の動作について説明
する。ガス切断機等により切断された鋼板よりなる溶断
長尺板をフォークリフト等により第１図の（８０ａ）の
位４輌重ねて載置する。

先ず、流体圧シリンダ（１８）を作動させて、回動アー
ム０υを連結棒０７）と平行な位置に回動しておき、搬
入用マグネツＩ・クレーン（１）にまり長尺板（至）を
吊」二げ回動枠０３上に載置する。流体圧シリンダθ８
）により、回動アーム０５ｉを９０°回動し、回動枠（
至）と回動アームＱ５１により長尺板（ト）を挾むよう
にしたのち、モータ００により回動枠θ→及び回動アー
ム００を回動軸０２を中心に１８０°回動して、長尺板
（ト）を反転させ、第１段のチェンコンベア（イ）上に
載置する。

チェンコンベア（イ）は常に運転されているので、長尺
板（７）は第１段の上下のチェンコンベア（イ）により
挾まれて強制的に搬送され、その搬送路の」二下に沿っ
て配置された回転ワイヤブラシ（至）により長尺板（７
）の両面が研摩される。

長尺板は第１段のチェンコンベア翰から第２段のチェン
コンベア１２］）に受渡され、引き続き搬送され、後段
の回転ワイヤブラシ（３３）により前段の回転ワイヤブ
ラシ（ハ）では研摩できなかった部分が研摩されて、長
尺板（７）の両側全面が研摩され、長尺板両面のスケー
ル、及び大部分のスパッタ及びノロが除去される。

第２チエンコンベア０１）から搬出された長尺板は回動
台（イ）上を滑り、ストッパ（３１）に当接して停止す
る。この状態で長尺板上面（切断時は下面であった面）
になお残留するノロ等の固着物を携帯用グラインダ等に
より、手動で研削除去する。

必要があれば、ロータリーアクチュエータ（ハ）の作動
によりＬ字アーム（イ）を２７０°回動させて、回動台
（５）とＬ字アーム（イ）にまり長尺板を挾むようにし
たのち、回動台（イ）を長尺板と共に９０°回動して長
尺板を垂直に立て、長尺板の裏面（切断時の」−面）に
残留している固着物があればこれを同様に手動で研摩除
去する。

その後回動台（イ）及びＬ字アーム（イ）を順次もとの
位置に回動復帰する。次いで搬出用マグネットクレーン
（３２）にまり長尺板（ト）を吊上げ、所定位置に降ろ
して積重ねる。

尚長尺板（７）を反転する必要のない場合には搬入用マ
グネットクレーン（１）により長尺板グを直接第１段の
チェンコンベア翰上に載置することができる。

〔発明の効果〕

本発明の溶断長尺板の処理装置によれば、溶断長尺板の
両面の固着物が、一部のノロ及びスパッタを残し自動的
に除去され、残りの固着物も大部分が、搬出された長尺
板の上面に固着しているため、容易にグラインダ等を用
い手動によりこれを除去することができ、極めて能率よ
く固着物の除去が行なわれると共にその除去作業におけ
る事故をなくすることができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の溶断長尺板の処理装置の平面図、第２
図は同側面図、第３図は第１図におけるＡ、−Ａ矢視図
、第４図は同Ｂ−Ｂ矢視図である。（１）・搬入用マグネットクレーン、（２）　　レール、　　　　（３）台車、（４）　　ホ
イスト、（５）・円筒状ガイド、（６）・ガイド棒、　
　　　（７）・クレーン枠、（８）電磁石、　　　　（
９）・反転装置、００　　モータ、　　　　　０］）　
　チェノ、ｑ功　回動軸、　　　　Ｑ３・・・回動枠、
０４）　　ブラケット、０句・・・回動アーム、ｑＯ・
・・駆動アーム、　　α力・連結棒、α８）・・・流体
圧シリンダ、０（）・ビスＩ〜ンロッド、（イ）、■］
）ｍｌチェンコンベア、（イ）　モータ、　　　　　（ハ）・・駆動軸、（財）
、　（３：’（）・回転ワイヤブラシ、（ハ）・・・回
動装置、　　　い■・・・軸、＠・・回動台、（ト）・　ロータリアクチュエータ、（イ）　Ｌ字アーム、　　（至）・長尺板、（３１）・
ストッパ、（３２）・搬出用マグネットクＩノーン。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）ガス切断等により溶断した長尺板を所定位置に搬
入する搬入手段と、該長尺板を上下より挾んで１８０°
回動して表裏反転する反転手段と、該長尺板を強制的に
水平方向に搬送する搬送手段と、該搬送手段の長尺板の
搬送路を上下より挾み、該長尺板の両面に摺動する位置
に配設された回転駆動される円筒状回転ワイヤブラシと
、該搬送手段により搬送された長尺板を載置して上下よ
り挾み長尺板が略垂直になるように回動し、復帰させる
回動手段と、該長尺板を搬出する搬出手段を備え有する
ことを特徴とする溶断長尺板の処理装置。
（２）該搬入手段がマグネットクレーンである特許請求
の範囲第１項記載の溶断長尺板の処理装置。
（３）該搬送手段がチエンコンベアである特許請求の範
囲第１項記載の溶断長尺板の処理装置。
（４）該チエンコンベアが互に平行に配列された複数の
第１段のチエンコンベアと、該第１段のチエンコンベア
の中間位置で、第１段のチエンコンベアと平行に配列さ
れた複数の第２段のチエンコンベアよりなり、第２段の
チエンコンベアは第１段のチエンコンベアよりも搬送方
向後方にずれて配置すると共に第１段のチエンコンベア
の間及び第２段のチエンコンベアの間にそれぞれ該回転
ワイヤブラシを配置した特許請求の範囲第１項記載の溶
断長尺板の処理装置。
（５）該搬出手段がマグネットクレーンである特許請求
の範囲第１項記載の溶断長尺板の処理装置。