JP4450910B2 - 切断加工方法及び切断加工機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、切断加工方法及び切断加工機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、切断機としての例えば横型帯鋸盤においては、箱形のベースが備えられており、このベースには走行可能なエンドレス状の帯鋸刃を備えた鋸刃ハウジングがワークを切断加工するために昇降可能に設けられている。
【0003】
さらに、ワークを鋸刃ラインに位置するように搬送方向へワークを搬送位置決めするための送りバイス装置が、前記搬送方向からみて鋸刃ラインの後方側に搬送方向へ往復動可能に設けられている。この送りバイス装置はワークをクランプする一対の送りバイスジョーが備えられている。
【0004】
また、前記搬送方向からみて送りバイス装置の前方にあってしかも鋸刃ラインの後側には、本体バイス装置が搬送方向へ移動不能に設けられており、この本体バイス装置はワークWをクランプする一対の本体バイスジョーが備えられている。
【0005】
上記の搬送方向からみて鋸刃ラインの前側には切断加工済のワークを搬出するためのワーク搬出装置が設けられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来の横型帯鋸盤においては、ワークの一側面を切断するものであり、互いに直交する二側面を切断するには作業者がワークを90°旋回して再びワークを横型帯鋸盤の鋸刃ラインにセットすること必要があるので、手間がかかるという問題点があった。
【0007】
また、ワークを切断したときの端材はその都度作業者が除去するので、手間がかかるという問題点があった。
【0008】
本発明は上述の課題を解決するためになされたもので、その目的は、ワークにおいて互いに直交する隣接した二側面を容易に効率よく切断し得る切断加工方法及び切断加工機を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1によるこの発明の切断加工方法は、切断加工機の切断工具が走行する切断ラインにほぼ並行してワークを搬送するワーク搬送装置により前記ワークを前記切断加工機の切断位置と並んだ所定位置へ搬送し、この所定位置のワークをワーク搬送方向の両側面から左右アームによりクランプし、このクランプした状態で左右アームにより前記ワークを切断加工機とワーク搬送装置との間に橋渡し状態に設けたターンテーブル上を移動せしめて前記切断加工機の切断位置へ位置決めし、
前記ワークを左右アームで保持した状態で切断加工機により切断加工し、
この切断加工したワークを前記左右アームでクランプした状態でターンテーブルへ移動すると共にこのワークの切断された切断面に隣接した他の面を切断加工すべく前記ワークを前記ターンテーブルにより旋回し、
この旋回されたワークを前記左右アームにより再び前記切断加工機の切断位置へ移動位置決めし、前記左右アームで保持した状態で切断加工機により切断加工し、
この切断加工したワークを前記左右アームでクランプした状態で橋渡し状態にあるターンテーブルから前記ワーク搬送装置へ移動して搬出することを特徴とするものである。
【0010】
したがって、ワーク搬送装置と切断加工機との間に設けたターンテーブルとクランプ式移送手段の左右アームによりワークの互いに直交する隣接した二側面が切断加工機の切断位置に容易に位置決めされ切断加工される。
【0011】
請求項2によるこの発明の切断加工方法は、切断加工機の切断工具が走行する切断ラインにほぼ並行してワークを搬送するワーク搬送装置により前記ワークを前記切断加工機の切断位置と並んだ所定位置へ搬送し、この所定位置のワークをワーク搬送方向の両側面から左右アームによりクランプし、このクランプした状態で左右アームにより前記ワークを切断加工機とワーク搬送装置との間に橋渡し状態に設けたほぼ半円状のターンテーブル上を移動せしめて前記切断加工機の切断位置へ位置決めし、
前記ワークを左右アームで保持した状態で切断加工機により切断加工し、前記ターンテーブルの円弧の端面を左右アームによるワークの搬送軌跡上に位置せしめると共に端材を搬出せしめる端材搬出部の上方に前記円弧の端面を位置する端材搬出状態へ前記ターンテーブルを旋回せしめ、
この端材搬出状態のターンテーブルへ前記切断加工したワーク及び端材を左右アームで保持した状態で移動して前記端材を前記円弧の端面から前記端材搬出部へ落下搬出せしめ、
前記切断加工されたワークの切断された切断面に隣接した他の面を切断加工すべく前記ワークをターンテーブルにより旋回した後に、この旋回されたワークを前記左右アームにより再び前記切断加工機の切断位置へ移動位置決めし、前記左右アームで保持した状態で切断加工機により切断加工し、
この切断加工したワーク及び端材を左右アームで保持した状態で移動して前記端材を前記端材搬出状態のターンテーブルの円弧の端面から端材搬出部へ落下搬出せしめ、
前記ワークを左右アームによりクランプした状態で前記ターンテーブルを橋渡し状態に旋回し、前記ワークを左右アームによりターンテーブルから前記ワーク搬送装置へ移動して搬出することを特徴とするものである。
【0012】
したがって、ワーク搬送装置と切断加工機との間に設けたターンテーブルとクランプ式移送手段の左右アームによりワークの互いに直交する隣接した二側面が切断加工機の切断位置に容易に位置決めされ切断加工される。
【0013】
しかも、ターンテーブルの円弧の端面が下方の端材搬出部に位置するようにターンテーブルが旋回された状態で、切断されたワークと端材が左右アームによりクランプされた状態で移動されるので、前記端材がターンテーブルの円弧の端面から端材搬出部へ容易に落下され搬出される。
【0014】
請求項3によるこの発明の切断加工機は、切断加工機の切断工具が走行する切断ラインにほぼ並行してワークを搬送するワーク搬送装置を設け、このワーク搬送装置で前記切断加工機の切断位置と並んだ所定位置へ搬送されたワークをワーク搬送方向の両側面からクランプする左右アームを備えると共に前記左右アームによりクランプしたワークを前記切断加工機の切断位置へ搬入し且つこの切断加工で切断されたワークを前記ワーク搬送装置へ搬出するクランプ式移送手段を設け、このクランプ式移送手段によるワークの搬送軌跡上の途中にワークを載置してほぼ水平面で旋回するターンテーブルを設けてなることを特徴とするものである。
【0015】
したがって、請求項1記載の作用と同様であり、ワーク搬送装置と切断加工機との間に設けたターンテーブルとクランプ式移送手段の左右アームによりワークの互いに直交する隣接した二側面が切断加工機の切断位置に容易に位置決めされ切断加工される。
【0016】
請求項4によるこの発明の切断加工機は、請求項3記載の切断加工機において、前記ターンテーブルをほぼ半円状に設けると共にこのターンテーブルの円弧の端面をクランプ式移送手段によるワークの搬送軌跡上に位置すべく前記ターンテーブルを旋回した位置で前記円弧の端面の下方に端材を搬出する端材搬出部を設けてなることを特徴とするものである。
【0017】
したがって、ターンテーブルの円弧の端面が下方の端材搬出部に位置するようにターンテーブルが旋回された状態で、切断されたワークと端材が左右アームによりクランプされた状態で移動されるので、前記端材がターンテーブルの円弧の端面から端材搬出部へ容易に落下され搬出される。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の切断加工方法及び切断加工機の実施の形態について図面を参照して説明する。
【0019】
図1ないしは図3を参照するに、本実施の形態に係わる切断加工機としての例えば横型帯鋸盤1は、箱状のベース3と切断工具としての帯鋸刃Bを内装したカッティングヘッド5(鋸刃ハウジングと称することもある)などから構成されており、ベース3の一側にはガイドポスト7が立設されている。このガイドポスト7にはカッティングヘッド5が上下動可能に案内されている。カッティングヘッド5はベース3上に設けられた昇降用シリンダ9のピストンロッド11によってガイドポスト7に案内されて上下動するように構成されている。
【0020】
ベース3の上部にはワークWを載置するワークテーブル13が設けられており、このワークテーブル13にはワークWを挟持固定自在の固定バイスジョー15と可動バイスジョー17とを備えてなる本体バイス装置19が設けられている。
【0021】
カッティングヘッド5は両側に離隔してハウジング部21,23を備えており、各ハウジング部21,23はビーム部材25によって連結されている。
【0022】
カッティングヘッド5のハウジング部21,23には駆動ホイール27、従動ホイール29がそれぞれ軸31,33を介して内装されており、駆動ホイール27と従動ホイール29にはエンドレス状の帯鋸刃Bが掛回されている。したがって、駆動ホイール27の駆動によって切断工具としての帯鋸刃BはワークWを切削すべく走行駆動されるものである。
【0023】
ビーム部材25に固定された案内部材35には固定ガイド部材37、可動ガイド部材39が装着されており、この固定ガイド部材37と可動ガイド部材39とにより、帯鋸刃BがワークWを切削する切削領域において、帯鋸刃Bの刃先部が垂直下方を向くように帯鋸刃Bが案内支持されている。また、固定ガイド部材37は案内部材35に固定的に取り付けられており、可動ガイド部材39はワークWの大きさに対応すべく位置調節自在に取り付けられている。
【0024】
駆動ホイール27と従動ホイール29にはエンドレス状の帯鋸刃Bが掛回されており、駆動ホイール27の軸31には図示せざる駆動モータが連動連結されている。なお、操作ボタンを備えたコントロールボックス41は、図3において横型帯鋸盤1の左側上部に設けられている。
【0025】
上記構成により、駆動モータを駆動させると、軸31を介して駆動ホイール27が回転されるから、駆動ホイール27と従動ホイール29に掛回された帯鋸刃Bが走行駆動される。
【0026】
カッティングヘッド5は昇降用シリンダ9の作用によってワークWに対する帯鋸刃Bの切り込みや上昇離反が制御される。
【0027】
図1を参照するに、カッティングヘッド5が上昇位置から下降するときに、当該カッティングヘッド5に備えた帯鋸刃Bによって切断されるワークWを把持固定するための本体バイス装置19がワークWの切断ラインとしての例えば鋸刃ラインCLの図1において左側に設けられている。
【0028】
より詳細には、本体バイス装置19は、ワークWの幅方向の位置決め基準側に設けた固定バイスジョー15及び当該固定バイスジョー15に対して接近離反する方向へ移動自在の可動バイスジョー17を備えてなるものである。
【0029】
本発明の実施の形態の主要部をなすワーク及び製品の搬入出装置について説明する。
【0030】
図1及び図2を参照するに、横型帯鋸盤1の近傍にはワークW並びに製品Gを搬送するワーク搬送装置としての例えばローラコンベア43が横型帯鋸盤1の鋸刃ラインCLにほぼ並行してワークW並びに製品Gを搬送する方向に延伸して設けられている。このローラコンベア43は正逆回転可能に設けられている。
【0031】
ローラコンベア43には搬送されるワークWを横型帯鋸盤1の切断位置と並んだ所定の位置で停止せしめて加工済の製品Gを搬出するための製品搬出ゲート45が設けられている。
【0032】
製品搬出ゲート45は図4に示されているように門型のアーム47で構成されており、この両側のアーム47がローラコンベア43の両側に設けたブラケット49に回動自在に設けられている。ローラコンベア43上のワークWが停止されるときは製品搬出ゲート45が図4の実線の位置になり、製品搬出ゲート45が開放されるときは図4の2点鎖線の位置になって製品Gが製品搬出ゲート45の下を通過する。
【0033】
なお、製品搬出ゲート45としては、図5に示されているようにほぼ水平方向に開閉自在に構成されたものであっても構わない。
【0034】
図1及び図2を参照するに、ローラコンベア43で搬送されて製品搬出ゲート45で停止されたワークWを両側面からクランプして横型帯鋸盤1の鋸刃ラインCLへ搬入すると共に横型帯鋸盤1で切断された製品Gをクランプしてローラコンベア43へ搬出するクランプ式移送手段としての例えばプッシャ装置51が設けられている。
【0035】
より詳しくは、プッシャ装置本体53の上部には図1及び図2において左右方向に延伸するレール用架台55が設けられており、レール用架台55は本実施の形態では図4に示されているように逆L字形の板状であり、図2に示されているようにローラコンベア43の上方にワークWを通過可能なワーク通過用切欠部57が設けられている。
【0036】
レール用架台55の図1及び図2において右側にはワークWの右端面を左方向へ押圧する右アームとしての例えば右プッシャアーム59を備えた右プッシャ部61がレール用架台55を走行自在に設けられており、レール用架台55の図1及び図2において左側には横型帯鋸盤1で切断された製品Gの左端面を右方向へ押圧する左アームとしての例えば左プッシャアーム63を備えた左プッシャ部65がレール用架台55を走行自在に設けられている。
【0037】
右プッシャ部61及び左プッシャ部65はほぼ同様の構造で構成されており、右プッシャ部61について説明すると、図4に示されているように右プッシャアーム本体67が例えば多数のコロからなるスライド部材69と側面のガイドローラ71を介してレール用架台55の上部を走行自在に設けられており、レール用架台55の右側面にはラック73が図4の紙面に対して垂直方向に延伸されている。右プッシャアーム本体67にはプッシャ用駆動モータ75が設けられており、プッシャ用駆動モータ75の駆動軸77にはラック73に噛合するピニオン79が設けられている。
【0038】
したがって、右プッシャ部61及び左プッシャ部65はそれぞれのプッシャ用駆動モータ75の駆動によりレール用架台55を走行する。
【0039】
また、左プッシャ部65には右プッシャアーム59に対してワークWを左プッシャアーム63によりクランプしたときにワークWのクランプ長さを測定するための図示せざる測長装置が備えられている。この測長装置としては例えば各プッシャ用駆動モータ75の駆動軸77にロータリエンコーダを設け、このロータリエンコーダで各プッシャアーム59,63の位置を測定することにより各プッシャアーム59,63でクランプされたときのワークWのクランプ長さを測ることができる。
【0040】
図1を参照するに、ローラコンベア43と横型帯鋸盤1のベース3との間には端材を搬出するための端材搬出部としての端材搬出用ボックス81が設けられている。また、ローラコンベア43と横型帯鋸盤1のワークテーブル13との間には、ワークW並びに製品Gを橋渡しするためのターンテーブル83が設けられている。つまり、ターンテーブル83はプッシャ装置51のワークW並びに製品Gの搬送軌跡上の途中に設けられている。
【0041】
より詳しくは、ターンテーブル83はワークW又は製品Gを載置してほぼ水平面で旋回するものであり、平面形状が円弧状の切欠部85を備えたほぼ半円状に近い形状をなしており、図1において2点鎖線の状態に位置したときの円弧状の切欠部85の下方に上記の端材搬出用ボックス81が位置するように構成されている。なお、上記の円弧状の切欠部85と端材搬出用ボックス81との間には図4に示されているように落下する端材を搬出するための端材搬出部を構成する端材シュータ87が設けられている。
【0042】
ターンテーブル83の回転軸89は図2に示されているようにプッシャ装置本体53に軸承されており、回転軸89の下端には図1に示されているように駆動用アーム91が設けられており、駆動用アーム91の先端にはプッシャ装置本体53に設けたターンテーブル駆動シリンダ93のピストンロッド95の先端が連結されている。したがって、ターンテーブル駆動シリンダ93の作動により駆動用アーム91がほぼ90°旋回され、ターンテーブル83が図1において実線の橋渡し状態と2点鎖線の端材搬出状態に切り替わるように動作する。
【0043】
図5(A)を参照するに、ワークWはローラコンベア43上を矢印の方向に搬送されると、製品搬出ゲート45に突き当てられ所定の位置で停止する。
【0044】
プッシャ装置51の右プッシャアーム59と左プッシャアーム63がワークWに近づく方向に移動されてワークWのA面とC面の両端面がクランプされる。ワークWの両端面がクランプされた状態で、図5(B)に示されているようにローラコンベア43が逆転することにより、後続のワークWが後退して上記のクランプされたワークWと分離される。
【0045】
図5(C)を参照するに、ターンテーブル83は橋渡し状態に位置されており、ワークWは右プッシャアーム59と左プッシャアーム63でクランプされた状態で図において左方向へ押圧されて、ターンテーブル83上を経て横型帯鋸盤1のワークテーブル13上へ搬入され、ワークWのA面側が鋸刃ラインCLへ位置決めされる。
【0046】
ワークWの姿勢が正しく保たれるようにするために本体バイス装置19の固定バイスジョー15に対してワークWが可動バイスジョー17により押圧されて位置決めされクランプされる。ワークWのA面側が横型帯鋸盤1にて切断され、この間ワークWは右プッシャアーム59と左プッシャアーム63で保持されており、端材の倒れが防止される。
【0047】
図6(A)を参照するに、ワークWが切断されている間に、ターンテーブル83が端材搬出状態に旋回されると共にローラコンベア43が逆転されて後続のワークWがさらに後退されることによりローラコンベア43上に切断加工済の製品Gを載置するスペースが確保される。
【0048】
横型帯鋸盤1による切断加工終了後、ワークWと端材は右プッシャアーム59と左プッシャアーム63でクランプされた状態でワークWのA面側の切断面がターンテーブル83の切欠部85の端面位置まで図において右方向へ押圧される。
【0049】
その後、右プッシャアーム59が右方向へ移動してワークWのクランプ力が弛むために端材が下方へ落下し端材シュータ87を下降して端材搬出用ボックス81へ搬出される。なお、鋸刃ラインCLからターンテーブル83の切欠部85の端面までの距離Lは一定である。
【0050】
図6(B)を参照するに、ワークWのB面が横型帯鋸盤1にて切断加工されるための準備として、ワークWは右プッシャアーム59と左プッシャアーム63でクランプされた状態でターンテーブル83は橋渡し状態の位置へ旋回される。
【0051】
図6(C)を参照するに、後にワークWがターンテーブル83により回転されてからワークWが確実に本体バイス装置19の基準面に当てられるようにするために、前もってワークWは右プッシャアーム59と左プッシャアーム63でクランプされた状態で右方向へ移動されてワークWのC面がターンテーブル83の回転中心位置へ位置決めされる。
【0052】
図7(A)を参照するに、右プッシャアーム59と左プッシャアーム63はワークWから離反される。次いで、ターンテーブル83は端材搬出状態の位置へ旋回されてワークWがほぼ水平面で90°回転されることになる。
【0053】
図7(B)を参照するに、右プッシャアーム59と左プッシャアーム63がワークWに近づく方向に移動されてワークWのB面とD面の両端面がクランプされる。
【0054】
図7(C)を参照するに、ワークWは右プッシャアーム59と左プッシャアーム63でクランプされた状態で図において左方向へ押圧されて、ターンテーブル83上から横型帯鋸盤1のワークテーブル13上へ移動され、ワークWのB面側が鋸刃ラインCLへ位置決めされる。
【0055】
ワークWの姿勢が正しく保たれるようにするために本体バイス装置19の固定バイスジョー15に対してワークWが可動バイスジョー17により押圧されて位置決めされクランプされる。ワークWのB面側が横型帯鋸盤1にて切断され、この間ワークWは右プッシャアーム59と左プッシャアーム63で保持されており、端材の倒れが防止される。
【0056】
図8(A)を参照するに、横型帯鋸盤1による切断加工終了後、ワークWと端材は右プッシャアーム59と左プッシャアーム63でクランプされた状態でワークWのB面側の切断面がターンテーブル83の切欠部85の端面位置まで図において右方向へ押圧される。その後、右プッシャアーム59が右方向へ移動してワークWのクランプ力が弛むために端材が下方へ落下し端材シュータ87を下降して端材搬出用ボックス81へ搬出される。
【0057】
図8(B)を参照するに、ワークWは右プッシャアーム59と左プッシャアーム63でクランプされた状態でターンテーブル83は橋渡し状態の位置へ旋回される。この間に製品搬出ゲート45は開放される。
【0058】
図8(C)を参照するに、ワークWは右プッシャアーム59と左プッシャアーム63でクランプされた状態で図において右方向へ押圧されて、ターンテーブル83上を経てローラコンベア43上へ移動される。次いで、右プッシャアーム59と左プッシャアーム63はワークWから離れた後にローラコンベア43が正転駆動され、製品Gが搬出される。
【0059】
製品搬出後、製品搬出ゲート45は再び閉じられる。後続するワークWは上述した手順と同様にしてプッシャ装置51やターンテーブル83により横型帯鋸盤1へ位置決めされ切断加工されて切断加工済の製品Gが搬出される。
【0060】
以上のように、ローラコンベア43と横型帯鋸盤1との間に設けたターンテーブル83とプッシャ装置51の右プッシャアーム59と左プッシャアーム63によりワークWの互いに直交する隣接した二側面が横型帯鋸盤1の鋸刃ラインCLに容易に位置決めされて切断加工できる。
【0061】
なお、この発明は前述した実施の形態に限定されることなく、適宜な変更を行うことによりその他の態様で実施し得るものである。本実施の形態では切断加工機として横型帯鋸盤を例にとって説明したが竪型帯鋸盤や他の帯鋸盤およびその他の切断加工機であっても構わない。
【0062】
【発明の効果】
以上のごとき発明の実施の形態の説明から理解されるように、請求項1の発明によれば、ワーク搬送装置と切断加工機との間に設けたターンテーブルとクランプ式移送手段の左右アームを用いることによりワークの互いに直交する隣接した二側面を切断加工機の切断位置に容易に位置決めでき切断加工できる。
【0063】
請求項2の発明によれば、ワーク搬送装置と切断加工機との間に設けたターンテーブルとクランプ式移送手段の左右アームを用いることによりワークの互いに直交する隣接した二側面を切断加工機の切断位置に容易に位置決めでき切断加工できる。
【0064】
さらに、ターンテーブルの円弧の端面を端材搬出部の上方に位置するようにターンテーブルを旋回でき、この状態のターンテーブルへ切断されたワークと端材を左右アームによりクランプされた状態で移動するので、前記端材をターンテーブルの円弧の端面から端材搬出部へ容易に落下せしめて搬出できる。
【0065】
請求項3の発明によれば、請求項1記載の効果と同様であり、ワーク搬送装置と切断加工機との間に設けたターンテーブルとクランプ式移送手段の左右アームを用いることによりワークの互いに直交する隣接した二側面を切断加工機の切断位置に容易に位置決めでき切断加工できる。
【0066】
請求項4の発明によれば、ターンテーブルの円弧の端面を端材搬出部の上方に位置するようにターンテーブルを旋回でき、この状態のターンテーブルへ切断されたワークと端材を左右アームによりクランプされた状態で移動するので、前記端材をターンテーブルの円弧の端面から端材搬出部へ容易に落下せしめて搬出できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すもので、ワーク搬送装置並びにプッシャ装置を備えた切断加工機の平面図である。
【図2】図1の切断加工機の部分的な側面図である。
【図3】本発明の実施の形態を示すもので、切断加工機の正面図である。
【図4】図1におけるプッシャ装置の右側面図である。
【図5】図5(A)〜(C)は切断加工機の概略的な動作状態説明図である。
【図6】図6(A)〜(C)は図5(C)に続く切断加工機の概略的な動作状態説明図である。
【図7】図7(A)〜(C)は図6(C)に続く切断加工機の概略的な動作状態説明図である。
【図8】図8(A)〜(C)は図7(C)に続く切断加工機の概略的な動作状態説明図である。
【符号の説明】
1 横型帯鋸盤(切断加工機)
5 カッティングヘッド
13 ワークテーブル
19 本体バイス装置
43 ローラコンベア(ワーク搬送装置)
45 製品搬出ゲート
51 プッシャ装置(クランプ式移送手段)
55 レール用架台
59 右プッシャアーム(右アーム)
61 右プッシャ部
63 左プッシャアーム(左アーム)
65 左プッシャ部
81 端材搬出用ボックス(端材搬出部)
83 ターンテーブル
85 切欠部
91 駆動用アーム
93 ターンテーブル駆動シリンダ

Claims (4)

  1. 切断加工機の切断工具が走行する切断ラインにほぼ並行してワークを搬送するワーク搬送装置により前記ワークを前記切断加工機の切断位置と並んだ所定位置へ搬送し、この所定位置のワークをワーク搬送方向の両側面から左右アームによりクランプし、このクランプした状態で左右アームにより前記ワークを切断加工機とワーク搬送装置との間に橋渡し状態に設けたターンテーブル上を移動せしめて前記切断加工機の切断位置へ位置決めし、
    前記ワークを左右アームで保持した状態で切断加工機により切断加工し、
    この切断加工したワークを前記左右アームでクランプした状態でターンテーブルへ移動すると共にこのワークの切断された切断面に隣接した他の面を切断加工すべく前記ワークを前記ターンテーブルにより旋回し、
    この旋回されたワークを前記左右アームにより再び前記切断加工機の切断位置へ移動位置決めし、前記左右アームで保持した状態で切断加工機により切断加工し、
    この切断加工したワークを前記左右アームでクランプした状態で橋渡し状態にあるターンテーブルから前記ワーク搬送装置へ移動して搬出することを特徴とする切断加工方法。
  2. 切断加工機の切断工具が走行する切断ラインにほぼ並行してワークを搬送するワーク搬送装置により前記ワークを前記切断加工機の切断位置と並んだ所定位置へ搬送し、この所定位置のワークをワーク搬送方向の両側面から左右アームによりクランプし、このクランプした状態で左右アームにより前記ワークを切断加工機とワーク搬送装置との間に橋渡し状態に設けたほぼ半円状のターンテーブル上を移動せしめて前記切断加工機の切断位置へ位置決めし、
    前記ワークを左右アームで保持した状態で切断加工機により切断加工し、前記ターンテーブルの円弧の端面を左右アームによるワークの搬送軌跡上に位置せしめると共に端材を搬出せしめる端材搬出部の上方に前記円弧の端面を位置する端材搬出状態へ前記ターンテーブルを旋回せしめ、
    この端材搬出状態のターンテーブルへ前記切断加工したワーク及び端材を左右アームで保持した状態で移動して前記端材を前記円弧の端面から前記端材搬出部へ落下搬出せしめ、
    前記切断加工されたワークの切断された切断面に隣接した他の面を切断加工すべく前記ワークをターンテーブルにより旋回した後に、この旋回されたワークを前記左右アームにより再び前記切断加工機の切断位置へ移動位置決めし、前記左右アームで保持した状態で切断加工機により切断加工し、
    この切断加工したワーク及び端材を左右アームで保持した状態で移動して前記端材を前記端材搬出状態のターンテーブルの円弧の端面から端材搬出部へ落下搬出せしめ、
    前記ワークを左右アームによりクランプした状態で前記ターンテーブルを橋渡し状態に旋回し、前記ワークを左右アームによりターンテーブルから前記ワーク搬送装置へ移動して搬出することを特徴とする切断加工方法。
  3. 切断加工機の切断工具が走行する切断ラインにほぼ並行してワークを搬送するワーク搬送装置を設け、このワーク搬送装置で前記切断加工機の切断位置と並んだ所定位置へ搬送されたワークをワーク搬送方向の両側面からクランプする左右アームを備えると共に前記左右アームによりクランプしたワークを前記切断加工機の切断位置へ搬入し且つこの切断加工で切断されたワークを前記ワーク搬送装置へ搬出するクランプ式移送手段を設け、このクランプ式移送手段によるワークの搬送軌跡上の途中にワークを載置してほぼ水平面で旋回するターンテーブルを設けてなることを特徴とする切断加工機。
  4. 前記ターンテーブルをほぼ半円状に設けると共にこのターンテーブルの円弧の端面をクランプ式移送手段によるワークの搬送軌跡上に位置すべく前記ターンテーブルを旋回した位置で前記円弧の端面の下方に端材を搬出する端材搬出部を設けてなることを特徴とする請求項3記載の切断加工機。
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