JP2001150266A - 切断加工方法及び切断加工機 - Google Patents

切断加工方法及び切断加工機

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JP2001150266A
JP2001150266A JP33143099A JP33143099A JP2001150266A JP 2001150266 A JP2001150266 A JP 2001150266A JP 33143099 A JP33143099 A JP 33143099A JP 33143099 A JP33143099 A JP 33143099A JP 2001150266 A JP2001150266 A JP 2001150266A
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cutting machine
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワークにおいて互いに直交する隣接した二側
面を容易に効率よく切断する。 【解決手段】 切断加工機1の近傍に設けたワーク搬送
装置43によりワークWを所定位置へ搬送し、このワー
クWを両側面からプッシャ装置51の左右プッシャアー
ム59,63によりクランプする。この状態で左右プッ
シャアームにより切断加工機1とワーク搬送装置43と
の間に橋渡し状態にしたターンテーブル83上を経て切
断加工機1へ移動し切断加工する。このワークWを左右
プッシャアームでクランプしてターンテーブル83へ移
動する。ワークWの隣接した他の面を切断すべくワーク
Wがターンテーブル83により旋回されてから、左右プ
ッシャアーム59,63により再び切断加工機1へ移動
され切断される。ターンテーブル83を橋渡し状態に旋
回し、加工済のワークWは左右プッシャアーム59,6
3によりターンテーブル83を経てワーク搬送装置43
へ移動搬出される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、切断加工方法及び
切断加工機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、切断機としての例えば横型帯鋸盤
においては、箱形のベースが備えられており、このベー
スには走行可能なエンドレス状の帯鋸刃を備えた鋸刃ハ
ウジングがワークを切断加工するために昇降可能に設け
られている。
【0003】さらに、ワークを鋸刃ラインに位置するよ
うに搬送方向へワークを搬送位置決めするための送りバ
イス装置が、前記搬送方向からみて鋸刃ラインの後方側
に搬送方向へ往復動可能に設けられている。この送りバ
イス装置はワークをクランプする一対の送りバイスジョ
ーが備えられている。
【0004】また、前記搬送方向からみて送りバイス装
置の前方にあってしかも鋸刃ラインの後側には、本体バ
イス装置が搬送方向へ移動不能に設けられており、この
本体バイス装置はワークWをクランプする一対の本体バ
イスジョーが備えられている。
【0005】上記の搬送方向からみて鋸刃ラインの前側
には切断加工済のワークを搬出するためのワーク搬出装
置が設けられている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の横型
帯鋸盤においては、ワークの一側面を切断するものであ
り、互いに直交する二側面を切断するには作業者がワー
クを90°旋回して再びワークを横型帯鋸盤の鋸刃ライ
ンにセットすること必要があるので、手間がかかるとい
う問題点があった。
【0007】また、ワークを切断したときの端材はその
都度作業者が除去するので、手間がかかるという問題点
があった。
【0008】本発明は上述の課題を解決するためになさ
れたもので、その目的は、ワークにおいて互いに直交す
る隣接した二側面を容易に効率よく切断し得る切断加工
方法及び切断加工機を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明の切断加工方法は、切断加工
機の切断工具が走行する切断ラインにほぼ並行してワー
クを搬送するワーク搬送装置により前記ワークを前記切
断加工機の切断位置と並んだ所定位置へ搬送し、この所
定位置のワークをワーク搬送方向の両側面から左右アー
ムによりクランプし、このクランプした状態で左右アー
ムにより前記ワークを切断加工機とワーク搬送装置との
間に橋渡し状態に設けたターンテーブル上を移動せしめ
て前記切断加工機の切断位置へ位置決めし、前記ワーク
を左右アームで保持した状態で切断加工機により切断加
工し、この切断加工したワークを前記左右アームでクラ
ンプした状態でターンテーブルへ移動すると共にこのワ
ークの切断された切断面に隣接した他の面を切断加工す
べく前記ワークを前記ターンテーブルにより旋回し、こ
の旋回されたワークを前記左右アームにより再び前記切
断加工機の切断位置へ移動位置決めし、前記左右アーム
で保持した状態で切断加工機により切断加工し、この切
断加工したワークを前記左右アームでクランプした状態
で橋渡し状態にあるターンテーブルから前記ワーク搬送
装置へ移動して搬出することを特徴とするものである。
【0010】したがって、ワーク搬送装置と切断加工機
との間に設けたターンテーブルとクランプ式移送手段の
左右アームによりワークの互いに直交する隣接した二側
面が切断加工機の切断位置に容易に位置決めされ切断加
工される。
【0011】請求項2によるこの発明の切断加工方法
は、切断加工機の切断工具が走行する切断ラインにほぼ
並行してワークを搬送するワーク搬送装置により前記ワ
ークを前記切断加工機の切断位置と並んだ所定位置へ搬
送し、この所定位置のワークをワーク搬送方向の両側面
から左右アームによりクランプし、このクランプした状
態で左右アームにより前記ワークを切断加工機とワーク
搬送装置との間に橋渡し状態に設けたほぼ半円状のター
ンテーブル上を移動せしめて前記切断加工機の切断位置
へ位置決めし、前記ワークを左右アームで保持した状態
で切断加工機により切断加工し、前記ターンテーブルの
円弧の端面を左右アームによるワークの搬送軌跡上に位
置せしめると共に端材を搬出せしめる端材搬出部の上方
に前記円弧の端面を位置する端材搬出状態へ前記ターン
テーブルを旋回せしめ、この端材搬出状態のターンテー
ブルへ前記切断加工したワーク及び端材を左右アームで
保持した状態で移動して前記端材を前記円弧の端面から
前記端材搬出部へ落下搬出せしめ、前記切断加工された
ワークの切断された切断面に隣接した他の面を切断加工
すべく前記ワークをターンテーブルにより旋回した後
に、この旋回されたワークを前記左右アームにより再び
前記切断加工機の切断位置へ移動位置決めし、前記左右
アームで保持した状態で切断加工機により切断加工し、
この切断加工したワーク及び端材を左右アームで保持し
た状態で移動して前記端材を前記端材搬出状態のターン
テーブルの円弧の端面から端材搬出部へ落下搬出せし
め、前記ワークを左右アームによりクランプした状態で
前記ターンテーブルを橋渡し状態に旋回し、前記ワーク
を左右アームによりターンテーブルから前記ワーク搬送
装置へ移動して搬出することを特徴とするものである。
【0012】したがって、ワーク搬送装置と切断加工機
との間に設けたターンテーブルとクランプ式移送手段の
左右アームによりワークの互いに直交する隣接した二側
面が切断加工機の切断位置に容易に位置決めされ切断加
工される。
【0013】しかも、ターンテーブルの円弧の端面が下
方の端材搬出部に位置するようにターンテーブルが旋回
された状態で、切断されたワークと端材が左右アームに
よりクランプされた状態で移動されるので、前記端材が
ターンテーブルの円弧の端面から端材搬出部へ容易に落
下され搬出される。
【0014】請求項3によるこの発明の切断加工機は、
切断加工機の切断工具が走行する切断ラインにほぼ並行
してワークを搬送するワーク搬送装置を設け、このワー
ク搬送装置で前記切断加工機の切断位置と並んだ所定位
置へ搬送されたワークをワーク搬送方向の両側面からク
ランプする左右アームを備えると共に前記左右アームに
よりクランプしたワークを前記切断加工機の切断位置へ
搬入し且つこの切断加工で切断されたワークを前記ワー
ク搬送装置へ搬出するクランプ式移送手段を設け、この
クランプ式移送手段によるワークの搬送軌跡上の途中に
ワークを載置してほぼ水平面で旋回するターンテーブル
を設けてなることを特徴とするものである。
【0015】したがって、請求項1記載の作用と同様で
あり、ワーク搬送装置と切断加工機との間に設けたター
ンテーブルとクランプ式移送手段の左右アームによりワ
ークの互いに直交する隣接した二側面が切断加工機の切
断位置に容易に位置決めされ切断加工される。
【0016】請求項4によるこの発明の切断加工機は、
請求項3記載の切断加工機において、前記ターンテーブ
ルをほぼ半円状に設けると共にこのターンテーブルの円
弧の端面をクランプ式移送手段によるワークの搬送軌跡
上に位置すべく前記ターンテーブルを旋回した位置で前
記円弧の端面の下方に端材を搬出する端材搬出部を設け
てなることを特徴とするものである。
【0017】したがって、ターンテーブルの円弧の端面
が下方の端材搬出部に位置するようにターンテーブルが
旋回された状態で、切断されたワークと端材が左右アー
ムによりクランプされた状態で移動されるので、前記端
材がターンテーブルの円弧の端面から端材搬出部へ容易
に落下され搬出される。
【0018】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の切断加工方法及
び切断加工機の実施の形態について図面を参照して説明
する。
【0019】図1ないしは図3を参照するに、本実施の
形態に係わる切断加工機としての例えば横型帯鋸盤1
は、箱状のベース3と切断工具としての帯鋸刃Bを内装
したカッティングヘッド5(鋸刃ハウジングと称するこ
ともある)などから構成されており、ベース3の一側に
はガイドポスト7が立設されている。このガイドポスト
7にはカッティングヘッド5が上下動可能に案内されて
いる。カッティングヘッド5はベース3上に設けられた
昇降用シリンダ9のピストンロッド11によってガイド
ポスト7に案内されて上下動するように構成されてい
る。
【0020】ベース3の上部にはワークWを載置するワ
ークテーブル13が設けられており、このワークテーブ
ル13にはワークWを挟持固定自在の固定バイスジョー
15と可動バイスジョー17とを備えてなる本体バイス
装置19が設けられている。
【0021】カッティングヘッド5は両側に離隔してハ
ウジング部21,23を備えており、各ハウジング部2
1,23はビーム部材25によって連結されている。
【0022】カッティングヘッド5のハウジング部2
1,23には駆動ホイール27、従動ホイール29がそ
れぞれ軸31,33を介して内装されており、駆動ホイ
ール27と従動ホイール29にはエンドレス状の帯鋸刃
Bが掛回されている。したがって、駆動ホイール27の
駆動によって切断工具としての帯鋸刃BはワークWを切
削すべく走行駆動されるものである。
【0023】ビーム部材25に固定された案内部材35
には固定ガイド部材37、可動ガイド部材39が装着さ
れており、この固定ガイド部材37と可動ガイド部材3
9とにより、帯鋸刃BがワークWを切削する切削領域に
おいて、帯鋸刃Bの刃先部が垂直下方を向くように帯鋸
刃Bが案内支持されている。また、固定ガイド部材37
は案内部材35に固定的に取り付けられており、可動ガ
イド部材39はワークWの大きさに対応すべく位置調節
自在に取り付けられている。
【0024】駆動ホイール27と従動ホイール29には
エンドレス状の帯鋸刃Bが掛回されており、駆動ホイー
ル27の軸31には図示せざる駆動モータが連動連結さ
れている。なお、操作ボタンを備えたコントロールボッ
クス41は、図3において横型帯鋸盤1の左側上部に設
けられている。
【0025】上記構成により、駆動モータを駆動させる
と、軸31を介して駆動ホイール27が回転されるか
ら、駆動ホイール27と従動ホイール29に掛回された
帯鋸刃Bが走行駆動される。
【0026】カッティングヘッド5は昇降用シリンダ9
の作用によってワークWに対する帯鋸刃Bの切り込みや
上昇離反が制御される。
【0027】図1を参照するに、カッティングヘッド5
が上昇位置から下降するときに、当該カッティングヘッ
ド5に備えた帯鋸刃Bによって切断されるワークWを把
持固定するための本体バイス装置19がワークWの切断
ラインとしての例えば鋸刃ラインCLの図1において左
側に設けられている。
【0028】より詳細には、本体バイス装置19は、ワ
ークWの幅方向の位置決め基準側に設けた固定バイスジ
ョー15及び当該固定バイスジョー15に対して接近離
反する方向へ移動自在の可動バイスジョー17を備えて
なるものである。
【0029】本発明の実施の形態の主要部をなすワーク
及び製品の搬入出装置について説明する。
【0030】図1及び図2を参照するに、横型帯鋸盤1
の近傍にはワークW並びに製品Gを搬送するワーク搬送
装置としての例えばローラコンベア43が横型帯鋸盤1
の鋸刃ラインCLにほぼ並行してワークW並びに製品G
を搬送する方向に延伸して設けられている。このローラ
コンベア43は正逆回転可能に設けられている。
【0031】ローラコンベア43には搬送されるワーク
Wを横型帯鋸盤1の切断位置と並んだ所定の位置で停止
せしめて加工済の製品Gを搬出するための製品搬出ゲー
ト45が設けられている。
【0032】製品搬出ゲート45は図4に示されている
ように門型のアーム47で構成されており、この両側の
アーム47がローラコンベア43の両側に設けたブラケ
ット49に回動自在に設けられている。ローラコンベア
43上のワークWが停止されるときは製品搬出ゲート4
5が図4の実線の位置になり、製品搬出ゲート45が開
放されるときは図4の2点鎖線の位置になって製品Gが
製品搬出ゲート45の下を通過する。
【0033】なお、製品搬出ゲート45としては、図5
に示されているようにほぼ水平方向に開閉自在に構成さ
れたものであっても構わない。
【0034】図1及び図2を参照するに、ローラコンベ
ア43で搬送されて製品搬出ゲート45で停止されたワ
ークWを両側面からクランプして横型帯鋸盤1の鋸刃ラ
インCLへ搬入すると共に横型帯鋸盤1で切断された製
品Gをクランプしてローラコンベア43へ搬出するクラ
ンプ式移送手段としての例えばプッシャ装置51が設け
られている。
【0035】より詳しくは、プッシャ装置本体53の上
部には図1及び図2において左右方向に延伸するレール
用架台55が設けられており、レール用架台55は本実
施の形態では図4に示されているように逆L字形の板状
であり、図2に示されているようにローラコンベア43
の上方にワークWを通過可能なワーク通過用切欠部57
が設けられている。
【0036】レール用架台55の図1及び図2において
右側にはワークWの右端面を左方向へ押圧する右アーム
としての例えば右プッシャアーム59を備えた右プッシ
ャ部61がレール用架台55を走行自在に設けられてお
り、レール用架台55の図1及び図2において左側には
横型帯鋸盤1で切断された製品Gの左端面を右方向へ押
圧する左アームとしての例えば左プッシャアーム63を
備えた左プッシャ部65がレール用架台55を走行自在
に設けられている。
【0037】右プッシャ部61及び左プッシャ部65は
ほぼ同様の構造で構成されており、右プッシャ部61に
ついて説明すると、図4に示されているように右プッシ
ャアーム本体67が例えば多数のコロからなるスライド
部材69と側面のガイドローラ71を介してレール用架
台55の上部を走行自在に設けられており、レール用架
台55の右側面にはラック73が図4の紙面に対して垂
直方向に延伸されている。右プッシャアーム本体67に
はプッシャ用駆動モータ75が設けられており、プッシ
ャ用駆動モータ75の駆動軸77にはラック73に噛合
するピニオン79が設けられている。
【0038】したがって、右プッシャ部61及び左プッ
シャ部65はそれぞれのプッシャ用駆動モータ75の駆
動によりレール用架台55を走行する。
【0039】また、左プッシャ部65には右プッシャア
ーム59に対してワークWを左プッシャアーム63によ
りクランプしたときにワークWのクランプ長さを測定す
るための図示せざる測長装置が備えられている。この測
長装置としては例えば各プッシャ用駆動モータ75の駆
動軸77にロータリエンコーダを設け、このロータリエ
ンコーダで各プッシャアーム59,63の位置を測定す
ることにより各プッシャアーム59,63でクランプさ
れたときのワークWのクランプ長さを測ることができ
る。
【0040】図1を参照するに、ローラコンベア43と
横型帯鋸盤1のベース3との間には端材を搬出するため
の端材搬出部としての端材搬出用ボックス81が設けら
れている。また、ローラコンベア43と横型帯鋸盤1の
ワークテーブル13との間には、ワークW並びに製品G
を橋渡しするためのターンテーブル83が設けられてい
る。つまり、ターンテーブル83はプッシャ装置51の
ワークW並びに製品Gの搬送軌跡上の途中に設けられて
いる。
【0041】より詳しくは、ターンテーブル83はワー
クW又は製品Gを載置してほぼ水平面で旋回するもので
あり、平面形状が円弧状の切欠部85を備えたほぼ半円
状に近い形状をなしており、図1において2点鎖線の状
態に位置したときの円弧状の切欠部85の下方に上記の
端材搬出用ボックス81が位置するように構成されてい
る。なお、上記の円弧状の切欠部85と端材搬出用ボッ
クス81との間には図4に示されているように落下する
端材を搬出するための端材搬出部を構成する端材シュー
タ87が設けられている。
【0042】ターンテーブル83の回転軸89は図2に
示されているようにプッシャ装置本体53に軸承されて
おり、回転軸89の下端には図1に示されているように
駆動用アーム91が設けられており、駆動用アーム91
の先端にはプッシャ装置本体53に設けたターンテーブ
ル駆動シリンダ93のピストンロッド95の先端が連結
されている。したがって、ターンテーブル駆動シリンダ
93の作動により駆動用アーム91がほぼ90°旋回さ
れ、ターンテーブル83が図1において実線の橋渡し状
態と2点鎖線の端材搬出状態に切り替わるように動作す
る。
【0043】図5(A)を参照するに、ワークWはロー
ラコンベア43上を矢印の方向に搬送されると、製品搬
出ゲート45に突き当てられ所定の位置で停止する。
【0044】プッシャ装置51の右プッシャアーム59
と左プッシャアーム63がワークWに近づく方向に移動
されてワークWのA面とC面の両端面がクランプされ
る。ワークWの両端面がクランプされた状態で、図5
(B)に示されているようにローラコンベア43が逆転
することにより、後続のワークWが後退して上記のクラ
ンプされたワークWと分離される。
【0045】図5(C)を参照するに、ターンテーブル
83は橋渡し状態に位置されており、ワークWは右プッ
シャアーム59と左プッシャアーム63でクランプされ
た状態で図において左方向へ押圧されて、ターンテーブ
ル83上を経て横型帯鋸盤1のワークテーブル13上へ
搬入され、ワークWのA面側が鋸刃ラインCLへ位置決
めされる。
【0046】ワークWの姿勢が正しく保たれるようにす
るために本体バイス装置19の固定バイスジョー15に
対してワークWが可動バイスジョー17により押圧され
て位置決めされクランプされる。ワークWのA面側が横
型帯鋸盤1にて切断され、この間ワークWは右プッシャ
アーム59と左プッシャアーム63で保持されており、
端材の倒れが防止される。
【0047】図6(A)を参照するに、ワークWが切断
されている間に、ターンテーブル83が端材搬出状態に
旋回されると共にローラコンベア43が逆転されて後続
のワークWがさらに後退されることによりローラコンベ
ア43上に切断加工済の製品Gを載置するスペースが確
保される。
【0048】横型帯鋸盤1による切断加工終了後、ワー
クWと端材は右プッシャアーム59と左プッシャアーム
63でクランプされた状態でワークWのA面側の切断面
がターンテーブル83の切欠部85の端面位置まで図に
おいて右方向へ押圧される。
【0049】その後、右プッシャアーム59が右方向へ
移動してワークWのクランプ力が弛むために端材が下方
へ落下し端材シュータ87を下降して端材搬出用ボック
ス81へ搬出される。なお、鋸刃ラインCLからターン
テーブル83の切欠部85の端面までの距離Lは一定で
ある。
【0050】図6(B)を参照するに、ワークWのB面
が横型帯鋸盤1にて切断加工されるための準備として、
ワークWは右プッシャアーム59と左プッシャアーム6
3でクランプされた状態でターンテーブル83は橋渡し
状態の位置へ旋回される。
【0051】図6(C)を参照するに、後にワークWが
ターンテーブル83により回転されてからワークWが確
実に本体バイス装置19の基準面に当てられるようにす
るために、前もってワークWは右プッシャアーム59と
左プッシャアーム63でクランプされた状態で右方向へ
移動されてワークWのC面がターンテーブル83の回転
中心位置へ位置決めされる。
【0052】図7(A)を参照するに、右プッシャアー
ム59と左プッシャアーム63はワークWから離反され
る。次いで、ターンテーブル83は端材搬出状態の位置
へ旋回されてワークWがほぼ水平面で90°回転される
ことになる。
【0053】図7(B)を参照するに、右プッシャアー
ム59と左プッシャアーム63がワークWに近づく方向
に移動されてワークWのB面とD面の両端面がクランプ
される。
【0054】図7(C)を参照するに、ワークWは右プ
ッシャアーム59と左プッシャアーム63でクランプさ
れた状態で図において左方向へ押圧されて、ターンテー
ブル83上から横型帯鋸盤1のワークテーブル13上へ
移動され、ワークWのB面側が鋸刃ラインCLへ位置決
めされる。
【0055】ワークWの姿勢が正しく保たれるようにす
るために本体バイス装置19の固定バイスジョー15に
対してワークWが可動バイスジョー17により押圧され
て位置決めされクランプされる。ワークWのB面側が横
型帯鋸盤1にて切断され、この間ワークWは右プッシャ
アーム59と左プッシャアーム63で保持されており、
端材の倒れが防止される。
【0056】図8(A)を参照するに、横型帯鋸盤1に
よる切断加工終了後、ワークWと端材は右プッシャアー
ム59と左プッシャアーム63でクランプされた状態で
ワークWのB面側の切断面がターンテーブル83の切欠
部85の端面位置まで図において右方向へ押圧される。
その後、右プッシャアーム59が右方向へ移動してワー
クWのクランプ力が弛むために端材が下方へ落下し端材
シュータ87を下降して端材搬出用ボックス81へ搬出
される。
【0057】図8(B)を参照するに、ワークWは右プ
ッシャアーム59と左プッシャアーム63でクランプさ
れた状態でターンテーブル83は橋渡し状態の位置へ旋
回される。この間に製品搬出ゲート45は開放される。
【0058】図8(C)を参照するに、ワークWは右プ
ッシャアーム59と左プッシャアーム63でクランプさ
れた状態で図において右方向へ押圧されて、ターンテー
ブル83上を経てローラコンベア43上へ移動される。
次いで、右プッシャアーム59と左プッシャアーム63
はワークWから離れた後にローラコンベア43が正転駆
動され、製品Gが搬出される。
【0059】製品搬出後、製品搬出ゲート45は再び閉
じられる。後続するワークWは上述した手順と同様にし
てプッシャ装置51やターンテーブル83により横型帯
鋸盤1へ位置決めされ切断加工されて切断加工済の製品
Gが搬出される。
【0060】以上のように、ローラコンベア43と横型
帯鋸盤1との間に設けたターンテーブル83とプッシャ
装置51の右プッシャアーム59と左プッシャアーム6
3によりワークWの互いに直交する隣接した二側面が横
型帯鋸盤1の鋸刃ラインCLに容易に位置決めされて切
断加工できる。
【0061】なお、この発明は前述した実施の形態に限
定されることなく、適宜な変更を行うことによりその他
の態様で実施し得るものである。本実施の形態では切断
加工機として横型帯鋸盤を例にとって説明したが竪型帯
鋸盤や他の帯鋸盤およびその他の切断加工機であっても
構わない。
【0062】
【発明の効果】以上のごとき発明の実施の形態の説明か
ら理解されるように、請求項1の発明によれば、ワーク
搬送装置と切断加工機との間に設けたターンテーブルと
クランプ式移送手段の左右アームを用いることによりワ
ークの互いに直交する隣接した二側面を切断加工機の切
断位置に容易に位置決めでき切断加工できる。
【0063】請求項2の発明によれば、ワーク搬送装置
と切断加工機との間に設けたターンテーブルとクランプ
式移送手段の左右アームを用いることによりワークの互
いに直交する隣接した二側面を切断加工機の切断位置に
容易に位置決めでき切断加工できる。
【0064】さらに、ターンテーブルの円弧の端面を端
材搬出部の上方に位置するようにターンテーブルを旋回
でき、この状態のターンテーブルへ切断されたワークと
端材を左右アームによりクランプされた状態で移動する
ので、前記端材をターンテーブルの円弧の端面から端材
搬出部へ容易に落下せしめて搬出できる。
【0065】請求項3の発明によれば、請求項1記載の
効果と同様であり、ワーク搬送装置と切断加工機との間
に設けたターンテーブルとクランプ式移送手段の左右ア
ームを用いることによりワークの互いに直交する隣接し
た二側面を切断加工機の切断位置に容易に位置決めでき
切断加工できる。
【0066】請求項4の発明によれば、ターンテーブル
の円弧の端面を端材搬出部の上方に位置するようにター
ンテーブルを旋回でき、この状態のターンテーブルへ切
断されたワークと端材を左右アームによりクランプされ
た状態で移動するので、前記端材をターンテーブルの円
弧の端面から端材搬出部へ容易に落下せしめて搬出でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すもので、ワーク搬送
装置並びにプッシャ装置を備えた切断加工機の平面図で
ある。
【図2】図1の切断加工機の部分的な側面図である。
【図3】本発明の実施の形態を示すもので、切断加工機
の正面図である。
【図4】図1におけるプッシャ装置の右側面図である。
【図5】図5(A)〜(C)は切断加工機の概略的な動
作状態説明図である。
【図6】図6(A)〜(C)は図5(C)に続く切断加
工機の概略的な動作状態説明図である。
【図7】図7(A)〜(C)は図6(C)に続く切断加
工機の概略的な動作状態説明図である。
【図8】図8(A)〜(C)は図7(C)に続く切断加
工機の概略的な動作状態説明図である。
【符号の説明】
1 横型帯鋸盤(切断加工機) 5 カッティングヘッド 13 ワークテーブル 19 本体バイス装置 43 ローラコンベア(ワーク搬送装置) 45 製品搬出ゲート 51 プッシャ装置(クランプ式移送手段) 55 レール用架台 59 右プッシャアーム(右アーム) 61 右プッシャ部 63 左プッシャアーム(左アーム) 65 左プッシャ部 81 端材搬出用ボックス(端材搬出部) 83 ターンテーブル 85 切欠部 91 駆動用アーム 93 ターンテーブル駆動シリンダ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 切断加工機の切断工具が走行する切断ラ
    インにほぼ並行してワークを搬送するワーク搬送装置に
    より前記ワークを前記切断加工機の切断位置と並んだ所
    定位置へ搬送し、この所定位置のワークをワーク搬送方
    向の両側面から左右アームによりクランプし、このクラ
    ンプした状態で左右アームにより前記ワークを切断加工
    機とワーク搬送装置との間に橋渡し状態に設けたターン
    テーブル上を移動せしめて前記切断加工機の切断位置へ
    位置決めし、 前記ワークを左右アームで保持した状態で切断加工機に
    より切断加工し、 この切断加工したワークを前記左右アームでクランプし
    た状態でターンテーブルへ移動すると共にこのワークの
    切断された切断面に隣接した他の面を切断加工すべく前
    記ワークを前記ターンテーブルにより旋回し、 この旋回されたワークを前記左右アームにより再び前記
    切断加工機の切断位置へ移動位置決めし、前記左右アー
    ムで保持した状態で切断加工機により切断加工し、 この切断加工したワークを前記左右アームでクランプし
    た状態で橋渡し状態にあるターンテーブルから前記ワー
    ク搬送装置へ移動して搬出することを特徴とする切断加
    工方法。
  2. 【請求項2】 切断加工機の切断工具が走行する切断ラ
    インにほぼ並行してワークを搬送するワーク搬送装置に
    より前記ワークを前記切断加工機の切断位置と並んだ所
    定位置へ搬送し、この所定位置のワークをワーク搬送方
    向の両側面から左右アームによりクランプし、このクラ
    ンプした状態で左右アームにより前記ワークを切断加工
    機とワーク搬送装置との間に橋渡し状態に設けたほぼ半
    円状のターンテーブル上を移動せしめて前記切断加工機
    の切断位置へ位置決めし、 前記ワークを左右アームで保持した状態で切断加工機に
    より切断加工し、前記ターンテーブルの円弧の端面を左
    右アームによるワークの搬送軌跡上に位置せしめると共
    に端材を搬出せしめる端材搬出部の上方に前記円弧の端
    面を位置する端材搬出状態へ前記ターンテーブルを旋回
    せしめ、 この端材搬出状態のターンテーブルへ前記切断加工した
    ワーク及び端材を左右アームで保持した状態で移動して
    前記端材を前記円弧の端面から前記端材搬出部へ落下搬
    出せしめ、 前記切断加工されたワークの切断された切断面に隣接し
    た他の面を切断加工すべく前記ワークをターンテーブル
    により旋回した後に、この旋回されたワークを前記左右
    アームにより再び前記切断加工機の切断位置へ移動位置
    決めし、前記左右アームで保持した状態で切断加工機に
    より切断加工し、 この切断加工したワーク及び端材を左右アームで保持し
    た状態で移動して前記端材を前記端材搬出状態のターン
    テーブルの円弧の端面から端材搬出部へ落下搬出せし
    め、 前記ワークを左右アームによりクランプした状態で前記
    ターンテーブルを橋渡し状態に旋回し、前記ワークを左
    右アームによりターンテーブルから前記ワーク搬送装置
    へ移動して搬出することを特徴とする切断加工方法。
  3. 【請求項3】 切断加工機の切断工具が走行する切断ラ
    インにほぼ並行してワークを搬送するワーク搬送装置を
    設け、このワーク搬送装置で前記切断加工機の切断位置
    と並んだ所定位置へ搬送されたワークをワーク搬送方向
    の両側面からクランプする左右アームを備えると共に前
    記左右アームによりクランプしたワークを前記切断加工
    機の切断位置へ搬入し且つこの切断加工で切断されたワ
    ークを前記ワーク搬送装置へ搬出するクランプ式移送手
    段を設け、このクランプ式移送手段によるワークの搬送
    軌跡上の途中にワークを載置してほぼ水平面で旋回する
    ターンテーブルを設けてなることを特徴とする切断加工
    機。
  4. 【請求項4】 前記ターンテーブルをほぼ半円状に設け
    ると共にこのターンテーブルの円弧の端面をクランプ式
    移送手段によるワークの搬送軌跡上に位置すべく前記タ
    ーンテーブルを旋回した位置で前記円弧の端面の下方に
    端材を搬出する端材搬出部を設けてなることを特徴とす
    る請求項3記載の切断加工機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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