JP2603619Y2 - 切断機における残材処理装置 - Google Patents

切断機における残材処理装置

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JP2603619Y2 JP1993012819U JP1281993U JP2603619Y2 JP 2603619 Y2 JP2603619 Y2 JP 2603619Y2 JP 1993012819 U JP1993012819 U JP 1993012819U JP 1281993 U JP1281993 U JP 1281993U JP 2603619 Y2 JP2603619 Y2 JP 2603619Y2
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、例えば鋸盤のごとき切
断機における、残材を処理する残材処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】鋸盤のごとき切断機により長尺の素材に
対して複数回の切断加工を行うことにより、1本の長尺
の素材から複数本の製品を取出すことができる。一方に
おいて搬送ライン上に製品とならない不要の残材が残
る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところで、近年、製品
の歩留りを上げるため、残材の長さをできる限り短くし
ようとするユーザーが増加している。しかし、短い残材
は搬送ライン上において倒れたり、搬送ライン上におけ
る間隙部(例えば鋸刃ハウジングの下方の間隙)に落下
したり等することによって、次の素材の搬送の妨げとな
り、素材の自動切断作業を適切に行い得ないという問題
があった。
【0004】そこで、本考案は、上記の問題点を解決す
ることができる切断機における残材処理装置を提供する
ことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述のごとき従来の問題
点を解決するため、本考案においては、第1の手段とし
て、長尺の素材を搬送方向へ位置決めして切断加工を行
う切断機において、上記搬送方向からみて切断位置より
も上流側に、残材に相当する部分を保持する残材保持装
置を設けてなり、上記残材保持装置は電磁マグネットを
備えてなることを特徴とする。
【0006】更に、第2の手段として、第1の手段の構
成要件の他に、前記残材保持装置により保持された残材
を、当該残材保持装置から受け取って搬送ラインから外
れた場所へ搬出せしめる残材搬出装置を、切断位置の下
流側に設けてなることを特徴とする。
【0007】
【作用】前記の構成において、長尺の素材を搬送方向へ
位置決めして、切断加工を行う。これによって、素材か
ら製品を取出すことができる。1本の素材に対して複数
回の切断加工を行うことにより、1本の素材から複数本
の製品を取出すことができる。
【0008】一方において、搬送ライン上に製品となら
ない不要の短い残材が残る。ここで、1本の素材から最
後の製品を取出す前に、残材保持装置における電磁マグ
ネットを励磁して残材に相当する部分を保持しているた
め、短い残材が搬送ライン上に倒れたり、又は搬送ライ
ン上の間隙内に落下したり等することがない。
【0009】1本の素材に対して複数回の切断加工を行
った後に、電磁マグネットを消磁して残材との保持状態
を解除し、残材搬出装置に受け渡すことにより残材を搬
送ラインから外れた場所へ搬出せしめる。
【0010】
【実施例】以下、本実施例に係る考案について図面を参
照して説明する。
【0011】図1、図2、図3を参照するに、切断機の
一例としての鋸盤1は前後方向(図1、図2において左
右方向、図3において紙面に向って裏表方向)へ延伸し
たベースフレーム3を備えており、このベースフレーム
3の中央部には箱形の支持フレーム5が設けてある。
【0012】上記支持フレーム5の後側には複数の支持
プレート7が設けてあり、この支持フレーム5の前側に
は前方向へ突出した支持プレート9が設けてある。ここ
で、上記支持プレート7,9は長尺の素材(本実施例で
はH形鋼)Wを支持する作用を有する。上記支持フレー
ム5における支持プレート9の後側には、駆動モータ
(図示省略)の駆動により回転駆動可能な駆動ローラ1
1が設けてある。
【0013】上記支持フレーム5には、図示は省略した
けれども、鋸刃ハウジングが油圧シリンダの作動により
上下方向へ揺動可能に設けてあり、この鋸刃ハウジング
内には帯鋸刃Bが走行駆動可能に設けてある。なお、上
記鋸刃ハウジングが下方向へ揺動するときに帯鋸刃Bは
一対の支持プレート7の間を通過することができるもの
であり、この帯鋸刃Bが一対の支持プレートの間を通過
するときにおける、帯鋸刃Bの前後方向の位置が切断位
置になる。
【0014】図1、図2、図4を参照するに、上記支持
フレーム5における切断位置の前側(図4において紙面
に向って表側)には素材Wを挟持固定する本体バイス装
置13が設けてある。より詳細には、支持フレーム5に
おける切断位置の前側(素材の搬送方向にみて上流側)
には左右方向(図1において紙面に向って裏表方向、図
2において上下方向、図4において左右方向)へ移動不
能な固定バイス15、及び左右方向へ移動自在なL型の
バイス支持部材17が設けてあり、このバイス支持部材
17には固定バイス15に左右に対向した可動バイス1
9が設けてある。
【0015】上記バイス支持部材17(及び可動バイス
19)を左右方向へ移動させるため、支持フレーム5に
は左右方向へ移動可能なピストンロッド21を備えたバ
イスシリンダ23が設けてあり、このピストンロッド2
1の先端部がバイス支持部材17に連結してある。上記
可動バイス19における左右方向の位置を検出するた
め、バイスシリンダ23の本体における適宜位置にはピ
ニオン25を備えたエンコーダ27が支持ブラケット2
9を介して設けてあり、バイス支持部材17にはこのピ
ニオン25に噛合したラック部材31が設けてある。
【0016】上記ベースフレーム3における支持フレー
ム5の後側(素材の搬送方向に見て下流側)には補助テ
ーブル装置33が設けてある。より詳細には、ベースフ
レーム3における支持フレーム5の後側には補助テーブ
ル装置33の一部を構成するテーブルフレーム35が設
けてあり、このテーブルフレーム35の上部には左右に
対向した一対(図1には1つのみ図示)のローラ支持部
材37が設けてある。一対のローラ支持部材37には素
材Wを支持する複数の支持ローラ39が前後方向へ回転
自在に設けてあり、また、一対のローラ支持部材37に
おける隣接する支持ローラ39の間には連結プレート4
1が設けてある。
【0017】上記補助テーブル装置33の後方には素材
(又は製品)Wを搬送支持する搬送テーブル装置43が
設けてある。より詳細には、補助テーブル装置33の後
方には搬送テーブル装置43の一部を構成するテーブル
フレーム45が前後方向へ延伸して設けてあり、このテ
ーブルフレーム45の上部には素材(又は製品)Wを支
持する複数の搬送ローラ47が前後方向へ回転自在に設
けてある。上記搬送ローラ47に支持された素材(又は
製品)Wを後方向(搬送方向)へ搬送するため、複数の
搬送ローラ47は駆動モータ(図示省略)の駆動によっ
て回転駆動可能に構成するか、或は図示省略の公知の搬
送バイス装置を搬送テーブル装置43に前後方向へ移動
可能に設けても差し支えない。
【0018】図1、図3を参照するに、上記搬送テーブ
ル装置43と補助テーブル装置33の間には傾斜テーブ
ル装置49が設けてあり、この傾斜テーブル装置49
は、素材(又は製品)Wを支持する他に、床Fに設けた
ピット51に残材WAを搬出する作用を有している。
【0019】より詳細には、搬送テーブル装置49と補
助テーブル装置33の間にはL型の支持フレーム53が
設けてあり、このL型の支持フレーム53の上部には揺
動フレーム55がヒンジピン57を介して上下方向へ揺
動自在に設けてある。この揺動フレーム55を上下方向
へ揺動させるため、支持フレーム53の下部には上下方
向へ移動可能なピストンロッド59を備えた揺動シリン
ダ61がヒンジピン63を介して上下方向へ揺動自在に
設けてあり、ピストンロッド59の先端部が揺動フレー
ム55が連結してある。上記揺動フレーム55には素材
(製品)Wを支持する複数の支持ローラ65が前後方向
へ回転自在に設けてある。
【0020】上記構成により、補助テーブル装置33に
おける支持ローラ39、支持プレート7,9等に素材W
Aを支持せしめた後に、駆動ローラ11を後方向へ回転
駆動させたり、搬送ローラ47を後方向へ回転駆動(或
は搬送バイス装置により素材Wを挟持して後方向へ移
動)させたりする。これによって、素材Wを搬送方向の
所定位置に位置決めすることができる。
【0021】素材Wを搬送位置決めした後に、バイスシ
リンダ23の作動により可動バイス19を固定バイス1
5に対して接近する左方向へ移動させることにより、固
定バイス15と可動バイス19の協働により素材Wを挟
持固定することができる。そして、帯鋸刃Bを走行駆動
させた状態の下で、鋸刃ハウジングを下方向へ揺動させ
る。これによって、素材Wに対して所望の切断加工を行
うことができる。
【0022】本実施例の鋸盤1は、残材WAを処理する
残材処理装置67を備えており、この残材処理装置67
は、残材に相当する部分WAを保持する残材保持装置6
9と残材WAを搬送する残材搬出装置71とを、表材の
搬送方向にみて切断位置を間にして上流側と下流側に備
えている。
【0023】上記残材保持装置69の詳細について図
2、図4、図5を参照して説明すると、バイス支持部材
17の上部にはコの字形の支持ブロック73が設けてあ
り、この支持ブロック73にはスライドバー75が前後
方向(図2、図5において左右方向、図4において紙面
に向って表裏方向)へ移動自在に設けてある。上記スラ
イドバー75を前後方向へ移動させるため、支持ブロッ
ク73の適宜位置にはピニオン77を回転駆動させる駆
動モータ79が設けてあり、スライドバー75にはこの
ピニオン77に噛合したラック部材81が設けてある。
そして、上記スライドバー75の後端部には残材WAの
端面を磁着保持する電磁マグネット83が設けてあり、
この電磁マグネット83における前後方向の位置は駆動
モータ79に備えたエンコーダ85により検出される。
【0024】特に、本実施例においては、残材に相当す
る部分WAの端面を磁着保持する電磁マグネット87
は、素材Wの搬送長さを測定する測定装置89において
も設けられている。なお、測定装置89について簡単に
説明すると、本体バイス装置13における固定バイス1
5の前方適宜位置には測定スライダ91が前後方向へ移
動自在に設けてあり、この測定スライダ91には測定杆
93が後方向へ延伸して設けてある。そして、この測定
杆93の後端部の前後方向の位置を検出するため、固定
バイス15の前方の適宜位置には前後方向へ延伸したラ
ック部材95が設けてあり、測定スライダ91の適宜位
置にはエンコーダ97を備えたピニオン99がこのラッ
ク部材95に噛合して設けてある。
【0025】なお、電磁マグネット83,87の表面を
覆うように後述の非磁性体フィルムを設けても差し支え
なく、電磁マグネット83を本体バイス装置13におけ
るバイス支持部材17に付属装置として設ける代わり
に、本体バイス装置13とは独立の装置として設けても
差し支えない。
【0026】前記残材搬出装置71の詳細について図
1、図2、図3を参照して説明すると、補助テーブル装
置33の右側(図1において紙面に向って表側、図2に
おいて下側、図3において左側)及び搬送テーブル装置
43の右側にはポスト101が立設してあり、一対のポ
スト101の上部には前後方向(図1、図2において前
後方向、図3において紙面に向って裏表方向)へ延伸し
た支持フレーム103が設けてある。
【0027】上記支持フレーム103には一対のガイド
レール105が前後方向へ延伸して設けてあり、一対の
ガイドレール105には第1スライダ107が前後方向
へ移動自在に設けてある。第1スライダ107を前後方
向へ移動させるため、支持フレーム103には第1送り
モータ109に連動連結した第1送りねじ111が設け
てあり、第1スライダ107にはこの第1送りねじ11
1に螺合したナット部材113が設けてある。
【0028】上記第1スライダ107には上下方向へ延
びた一対のガイド溝115が設けてあり、一対のガイド
溝115には図2に示すようにコの字形の第2スライダ
117がスライドバー119を介して昇降自在に設けて
ある。上記第2スライダ117を昇降させるため、第2
スライダ117の上部には第2送りモータ121に連動
連結した第2送りねじ123が設けてあり、この第2送
りねじ123に螺合したナット部材125が第1スライ
ダ107に一体的に設けてある。
【0029】上記第2スライダ117の下部には左右方
向へ延びたガイドバー127が設けてあり、このガイド
バー127には第3スライダ129が左右方向へ移動自
在に設けてある。上記第3スライダ129は図2に示す
ように一対のアーム129a,129bを備えたコの字
形状に形成してある。上記第3スライダ129を左右方
向へ移動させるため、第2スライダ117には第3送り
モータ131に連動連結し、かつ左右方向へ延びた第3
送りねじ133が設けてあり、第3スライダ129には
この第3送りねじ133に螺合したナット部材135が
設けてある。
【0030】上記第3スライダ129における一対のア
ーム部129a,129bの間には揺動ブロック137
が揺動軸139を介して上下方向へ揺動自在に設けてあ
り、この揺動ブロック137を揺動させるため、第3ス
ライダ129の適宜位置には上下方向へ移動自在なピス
トンロッド141を備えた揺動シリンダ143がピンを
介して上下方向へ揺動自在に設けてあり、このピストン
ロッド141の先端部が揺動ブロック137へ適宜位置
に連結してある。そして、上記揺動ブロック137の適
宜面には残材WAを保持する複数の電磁マグネット14
5が埋設してあり、電磁マグネット145に切粉が付着
するのを防止するため、揺動ブロック137の適宜面に
は非磁性体フィルム147が複数の電磁マグネット14
5の表面を覆うように設けてある(図6(a),(b)
参照)。
【0031】前述のごとき構成に基づいて本実施例の作
用について説明する。
【0032】補助テーブル装置33における支持ローラ
39、支持プレート7,9等に素材Wを支持せしめた後
に、駆動ローラ11を後方向へ回転駆動させたり等する
ことにより、素材Wを搬送方向の所定位置に位置決めす
ることができる。ここで、予め電磁マグネット87を励
磁して素材W(この部分は残材に相当する部分WAにな
る)の前端面を磁着保持させておくことにより、素材W
の後方向の移動と一体的に測定スライダ91、測定杆9
3が後方向へ移動してエンコーダ97により素材Wの移
動量を検出することができる。
【0033】次に、本体バイス装置13における固定バ
イス15と可動バイス19により素材Wを挟持する。そ
して、帯鋸刃Bを走行駆動させつつ、鋸刃ハウジングを
下方向へ揺動させることにより、素材Wに対して所望の
切断加工を行い、素材Wから製品Wを取出す。製品Wを
取出した後に、駆動ローラ11を後方向へ回転駆動させ
たり、或は搬送バイス装置により製品Wを挟持してこの
搬送バイス装置を後方向へ移動させることにより、製品
Wを後方向へ搬送させて所定位置に位置せしめることが
できる。ここで、素材W、製品Wを搬送方向へ移動させ
るときに、第3スライダ129が適宜高さ位置まで上昇
しているため残材保持装置69と素材Wの間には干渉は
生じない。
【0034】1本の素材Wに対して複数回の切断加工を
行うことにより、1本の素材Wから複数本の製品Wを取
出すことができる。
【0035】1本の素材Wから最後の製品Wを取出す前
に、バイスシリンダ23及びエンコーダ27の作動によ
りピストンロッド21を左方向へ移動させて電磁マグネ
ット83を残材に相当する部分WAにおけるウェブ部に
前後に対向させる。次に、駆動モータ79の駆動により
スライドバー75を後方向へ移動させて電磁マグネット
83を残材に相当する部分WAにおけるウェブ部の端面
に当接せしめる。そして、電磁マグネット83を励磁し
て残材に相当する部分WAの端面を磁着保持する。
【0036】そして、1本の素材Wに対して最後の切断
加工を行うことにより、1本の素材Wから最後の製品W
を取出すことができる。一方において、補助テーブル装
置33における支持ローラ39上に製品とならない不要
の残材WAが残る。ここで、上述のごとく、予め電磁マ
グネット83,87により残材に相当する部分WAを保
持しているため、残材WAが支持プレート7、補助テー
ブル装置33における支持ローラ39上に倒れたり、又
は一対の支持プレート7の間隙内に落下したり等するこ
とがない。
【0037】1本の素材Wから最後の製品Wを取出した
後に、第1送りモータ109を駆動制御して第1スライ
ダ107を前方向へ移動させると共に、第2送りモータ
121を駆動制御して第2スライダ117を適宜に昇降
させ、かつ第3送りモータ131を駆動制御して第3ス
ライダ129を左右方向へ移動させる。これによって、
磁性体フィルム147を上記残材WAの端面に当接せし
めることができる。
【0038】次に、電磁マグネット145を励磁して電
磁マグネット145により残材WAを保持せしめると共
に、電磁マグネット83,87を消磁して電磁マグネッ
ト83,87と残材WAの保持状態を解除することによ
り、残材WAを受け渡すことができる。そして、揺動シ
リンダ143の作動により揺動ブロック137を下方向
へ揺動させて残材WAを図1において仮想線で示すよう
に水平位置に位置せしめ、第1送りモータ109を駆動
制御して残材WAを後方向へ移動させて傾斜テーブル装
置49の上方位置に位置せしめる。
【0039】上記残材WAを傾斜テーブル装置49の上
方位置に位置せしめた後に、第2送りモータ121を駆
動制御して残材WAを傾斜テーブル装置49における支
持ローラ65に支持せしめる。そして、電磁マグネット
145を消磁して電磁マグネット145と残材WAの保
持状態を解除し、揺動シリンダ61の作動により揺動フ
レーム55を下方向へ揺動させる。これによって、残材
WAを搬送ラインから外れたピッド51に搬出せしめる
ことができる。
【0040】以上のごとき本実施例によれば、1本の素
材Wから最後の製品Wを取出す前に予め残材保持装置6
9により残材に相当する部分WAを保持しているため、
短くなって不安定な残材WAが搬送ライン(例えば支持
プレート7、支持ローラ39)上に倒れたり、又は搬送
ライン上の間隙(例えば一対の支持プレート7の間隙)
内に落下したり等することがない。したがって、残材W
Aを適宜に搬送ラインから外れた場所へ搬出することが
でき、素材Wの自動切断作業を適切に行い得るものであ
る。
【0041】なお、本考案は、前述のごとき実施例の説
明に限るものではなく、適宜の変更を行うことによりそ
の他種々の態様で実施可能である。
【0042】
【考案の効果】以上のごとき実施例の説明により理解さ
れるように、1本の素材から最後の製品を取出す前に予
め残材保持装置により残材に相当する部分を保持してい
るため、短くなって不安定な残材が搬送ライン上で倒れ
たり、又は搬送ライン上の間隙内に落下したり等するこ
とがない。したがって、残材を適宜に搬送ラインから外
れた場所へ搬出することができ、素材の自動切断作業を
適切に行い得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】残材処理装置の側面図である。
【図2】残材処理装置の平面図である。
【図3】図1におけるIII −III 線に沿った図である。
【図4】本体バイス装置の正面図である。
【図5】図4におけるV−V線に沿った図である。
【図6】電磁マグネット装着状態を示す図である。
【符号の説明】
1 鋸盤 67 残材処理装置 69 残材保持装置 71 残材搬出装置 83,87 電磁マグネット
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平5−50327(JP,A) 特開 平3−98710(JP,A) 特開 平4−135117(JP,A) 特開 平4−146020(JP,A) 特開 平4−217420(JP,A) 特開 平3−208516(JP,A) 実開 平4−80603(JP,U) 実開 平2−139019(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23D 55/04 B23D 55/00 B23D 47/00 B23D 47/04 B23Q 7/04

Claims (2)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 長尺の素材を搬送方向へ位置決めして切
    断加工を行う切断機において、上記搬送方向からみて切
    断位置よりも上流側に、残材に相当する部分を保持する
    残材保持装置を設けてなり、上記残材保持装置は電磁マ
    グネットを備えてなることを特徴とする切断機における
    残材処理装置。
  2. 【請求項2】 残材保持装置により保持された残材を、
    当該残材保持装置から受け取って搬送ラインから外れた
    場所へ搬出せしめる残材搬出装置を、切断位置の下流側
    に設けてなることを特徴とする請求項1記載の切断機に
    おける残材処理装置。
JP1993012819U 1993-03-22 1993-03-22 切断機における残材処理装置 Expired - Lifetime JP2603619Y2 (ja)

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