JP2004042218A - 板材の反転装置 - Google Patents

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JP2004042218A JP2002204937A JP2002204937A JP2004042218A JP 2004042218 A JP2004042218 A JP 2004042218A JP 2002204937 A JP2002204937 A JP 2002204937A JP 2002204937 A JP2002204937 A JP 2002204937A JP 2004042218 A JP2004042218 A JP 2004042218A
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Shigeharu Shirai
白井 重治
Takeshi Tanaka
田中 武
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Shinx Ltd
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Abstract

【課題】所定枚数の板材を水平から垂直状態に自動的に反転し、これを切断加工機への搬出位置に設定することによって、作業者の労力負担を軽減し、また落下などによる事故を無くして不良品の発生を防止する。
【解決手段】板材Wの一側面aに対応する長尺の第1の支え片13と、板材Wの他側面bに対応する短尺の第2の支え片14と、板材Wの端面cに対応する端部支え片15を備えた支持部材12を設ける。この支持部材12を空圧シリンダ17によって構成した回動駆動手段によって、水平とほぼ垂直の二位置に設定する。また上記の支持部材12を昇降作動手段によって上下に位置調整する。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
この発明は、板材の反転装置に係り、詳細には、水平に積み重ねた板材を所定枚数づつ支持してほぼ垂直状態に反転し、切断加工機械の加工位置に対応させる板材の反転装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
大版の板材を切断加工する機械として、たて型走行丸のこ盤があり、このものはパネルソーと呼称されて、家具、建具製造業界などにおいて広く使用されている。この従来のパネルソーによる作業方法を、機械構成と共に図5によって説明する。
【0003】
この機械によって多量の板材を切断加工する場合においては、まずフォークリフトなどの運搬操作によって、機械の前側に板材層Wnを設置し、そして、この状態において、上層のものから順に板材Wを取って、テーブル101の下部にある水平定規102上に供給する。
【0004】
この定規板102上の板材Wは、水平定規102上を横移動し、端部を幅決め定規103に当接して位置決めする。位置決め完了後においては、板材Wをクランプ手段104によって固定し、続いて走行路105から突出して走行する丸鋸106によって立方向に切断加工する。上記の切断作業は、板材層Wnがなくなるまで繰り返して行われる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
このように従来のパネルソーによる切断加工においては、水平の板材層から所定枚数の板材Wを取って、これを水平定規102上にセットする作業を人為的に行ったものである。上記の作業は、板材Wを持ち上げたままの状態で90度反転させる操作を伴うものであり、終日の作業では大きな労力負担を強いることになる。このため、作業能率の著しい低下は否めず、また板材Wを落下するなどの事故が多く、不良品の発生率も高いという問題点があった。
【0006】
本発明は、上記した従来の問題点に着目してなされたものであり、作業者の労力負担を軽減することができ、併せて落下などによる事故、不良品の発生をなくすることができる板材の反転装置を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記の目的を達成するために、本発明に係る板材の反転装置は、次のように構成したものである。
【0008】
すなわち、その要旨とするところは、板材の一側面に対応する長尺の第1の支え片と、板材の他側面に対応する短尺の第2の支え片と、板材の端面に対応する端部支え片を備えた支持部材を設け、この支持部材を回動駆動手段によって水平とほぼ垂直の二位置に設定すると共に、支持部材を昇降作動手段によって上下位置調整したことにある。
【0009】
図1のように、支持部材を水平状態に保持して、長尺の第1の支え片を板材の上面に接する位置に設定する。この状態において、上層部の板材を後方へ押し込むと、この板材の端面を端部支え片に当接し、さらに下面を短尺の第2の支え片に対応することができる。
【0010】
この状態において、支持部材を水平からほぼ垂直に回動すると、板材もほぼ垂直に姿勢を変換する。このとき、板材は下端を端部支え片上に載置され、背面を長尺の第1の支え片に支持されて安定する。この状態において、支持部材を下降移動すると、板材がその姿勢を保持したまま下降する。この動作によって、板材の高さをパネルソーへの搬出に適合する位置に設定することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、この発明に係る板材の反転装置を一実施例について説明する。図1は側面図、図2は平面図にして、1は図示しないたて型走行丸のこ盤(パネルソー)の側方に配設したベース 2はベース1に樹立したコラム状のフレーム 3はフレーム2の前面部配設した上下方向のガイドレール 4はガイドレール3に昇降自在に配設した昇降移動ベースである。
【0012】
5は昇降移動ベース4の背面部に設けた受動ナット 6はガイドレール3と胴方向にしてフレーム2に回転自在に配設した送りねじ軸 7はプーリ8,9を介して送りねじ軸6に連係した駆動モータである。これら駆動モータ7、送りねじ軸6、受動ナット5は、昇降移動ベース4の昇降作動手段を構成する。40は昇降移動ベース4の下降限を設定するリミットスイッチである。
【0013】
10は昇降移動ベース4に前向きに突設した取付台 11は取付台10に配設した左右方向の支軸 12は支軸11に回動自在に配設したレバー状の支持部材である。この支持部材12の一端には、板材Wの一側面aに対応する長尺の第1の支え片13、板材Wの他側面bに対応する短尺の第2の支え片14および板材Wの端面cに対応する端部支え片15を設ける。
【0014】
第1の支え片13と第2の支え片14は、板材Wの切断厚さ分だけ空けて平行に配設する。端部支え片15は、第1および第2の支え片13,14の端部を結合するように設けてあり、これらはほぼコ字形に構成される。50は第1の支え片13に配設した板材Wの検出スイッチである。
【0015】
17は昇降移動ベース4の前面部に取付金具18を介して下向きに配設した空圧シリンダ この空圧シリンダ17は、ピストンロッド端を支持部材12の他端に連結してあり、収縮作動時に支持部材12を水平状態に回動し、また伸長作動時に支持部材12をパネルソーのテーブル(図示省略)と同じ傾斜(ほぼ垂直状態)に回動する。上記の空圧シリンダ17は、支持部材12の姿勢を変換する回動駆動手段を構成する。
【0016】
一実施例に係る板材の反転装置の構成は上記の通りであり、次のようにして水平状態の板材Wをほぼ垂直状に反転し、これをパネルソーの加工位置に供給するものである。
【0017】
最初において、支持部材12が図3に示す位置、すなわちほぼ垂直状態にあり、これが上方に待機しているものとして説明を進める。この待機位置にあっては、フレーム1の前方空間が空いており、従って、フォークリフトなどの運搬操作によって積み重ねた板材Wをスムーズにセットすることができる。
【0018】
板材Wのセットが終了したならば、空圧シリンダ17のピストンロッドを収縮作動して支持部材12を水平に回動する。この動作によって、第1および第2の支え片13,14が水平に換向する。この換向動作が終了したならば、昇降作動手段によって昇降移動ベース4を図1の実線のように下降作動する。この動作によって前記の第1および第2の支え片13,14が下降し、そして長尺の第1の支え片13が板材Wの上面に当接する。この下降動作は、検出スイッチ50の検出信号で停止する。
【0019】
この停止状態において、第1の支え片13と第2の支え片14の間隙に積み重ねた板材Wの上層部が対応する。よって、これを人為的に後方へ押し込むことによって、所定枚数の板材Wを支持部材12に挿入することができる。板材Wの押し込み操作は、端面cが端部支え片15に当接するまで行う。
【0020】
板材Wの挿入が終了したならば、空圧シリンダ17のピストンロッドを伸長作動し、支持部材12と共に板材Wをほぼ垂直状態に反転する。反転中において、板材Wは、その下端を端部支え片15に支持され、また背面部を長尺の第1の支え片13に支持される。このため、安定して反転動作を行うことができる。
【0021】
上記の反転が終了したならば、昇降作動手段によって昇降移動ベース4を図1の仮想線で示す下端位置まで移動する。この下端位置にあって、支持部材12の端部支え片15は、パネルソーの水平定規(図示省略)と同じ高さに設定される。また長尺の第1の支え片13は、テーブル面と一致する。従って、板材Wを横方向に押圧することで、スムーズに加工機への搬出を行うことができる。
【0022】
以上のようにして板材Wの搬出を行ったならば、支持部材12を上昇移動して前記の待機位置に戻し、次の板材Wの反転操作に備えるようにする。
【0023】
なお上記の一実施例では、昇降作動手段(駆動モータ7)と回動駆動手段(空圧シリンダ17)の二つの駆動手段によって支持部材12の反転動作と昇降動作を別個に行うようにしたが、以下のようにすることで、駆動手段を一つにまとめ、構成の簡単化を図ることができる。
【0024】
図4において、61はフレーム 62はフレーム61に設けたガイドレール 63は転動ローラ64をガイドレール62に係合して昇降自在とした昇降移動ベース 65は昇降移動ベース63に設けた水平支軸66に回動自在に配設した支持体 67は昇降移動ベース63に設けた中間スプロケット 68はフレーム61の上端に設けた駆動スプロケット 69は駆動スプロケット68を正逆回転する駆動モータ 70は一端を中間スプロケット67を介して支持体65に連結し、他端を自由垂下の重錘71に連係したチェン 72は昇降移動ベース63に設けたブレーキである。
【0025】
上記において、ブレーキ72を掛けた状態で駆動スプロケット68を正逆に回転すると、支持体65を時計方向、反時計方向に回動することができる。またブレーキ72を外した状態で駆動スプロケット68を正逆に回転すると、昇降移動ベース63を介して支持体65を昇降移動することができる。従って、この支持体65の回動および昇降の動作によって、板材Wの挿入位置への設定、板材Wの反転、搬出位置への設定の一連の動作をスムーズに行うことができる。
【0026】
【発明の効果】
このように本発明に係る板材の反転装置によれば、水平の板材を受けて、これをほぼ垂直状態に反転し、自動的に切断加工機への搬出位置に設定することができるものである。このため、作業上の労力負担を大幅に軽減することができる。また反転操作を安定して行うことができるものであり、これによって落下などによる不良品の発生を無くすることができるという優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る板材の反転装置の一実施例を示す側面図である。
【図2】同じく、平面図である。
【図3】支持体の反転作動状態を示す説明図である。
【図4】反転装置の他の実施例を示す説明図である。
【図5】従来のパネルソーによる板材の切断作業を示す説明図である。
【符号の説明】
4  昇降移動ベース
7  駆動モータ
11  支軸
12  支持体
13  長尺の第1の支え片
14  短尺の第2の支え片
15  端部支え片
17  空圧シリンダ
W  板材

Claims (1)

  1. 板材の一側面に対応する長尺の第1の支え片と、板材の他側面に対応する短尺の第2の支え片と、板材の端面に対応する端部支え片を備えた支持部材を設け、この支持部材を回動駆動手段によって水平とほぼ垂直の二位置に設定すると共に,支持部材を昇降作動手段によって上下位置調整するようにしたことを特徴とする板材の反転装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN104148977A (zh) * 2014-07-09 2014-11-19 新昌县三特自动化科技有限公司 新型上料机构
CN115302290A (zh) * 2022-06-21 2022-11-08 意特利(上海)科技有限公司 翻板铣床及其双向运行桁架式翻转机构
CN115365837A (zh) * 2021-05-18 2022-11-22 扬州忠宝精密机械有限公司 一种用于机床一体化加工夹具设备

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