JP2002066836A - 切断加工方法及びその装置 - Google Patents

切断加工方法及びその装置

Info

Publication number
JP2002066836A
JP2002066836A JP2000267367A JP2000267367A JP2002066836A JP 2002066836 A JP2002066836 A JP 2002066836A JP 2000267367 A JP2000267367 A JP 2000267367A JP 2000267367 A JP2000267367 A JP 2000267367A JP 2002066836 A JP2002066836 A JP 2002066836A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
manipulator
work
shearing machine
shearing
auxiliary feeding
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000267367A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Onari
弘史 大成
Hitoshi Nakajima
均 中島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Amada Co Ltd
Original Assignee
Amada Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Amada Co Ltd filed Critical Amada Co Ltd
Priority to JP2000267367A priority Critical patent/JP2002066836A/ja
Publication of JP2002066836A publication Critical patent/JP2002066836A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Accessories And Tools For Shearing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 製品加工のタクトタイムを長くすることなく
加工効率を向上せしめると共に厚板のワークにも対応可
能とする。 【解決手段】 ワークをマニピュレータ13により旋回
並びに前進してシャーリングマシン1の剪断加工部7に
位置決めして切断する。シャー1のフロント側にマニピ
ュレータ13の中心位置に対して少なくとも左右に亘っ
て複数の補助送り込み装置49を設ける。各補助送り込
み装置49の上部側のローラ55を待機位置から下降せ
しめて切断加工されたワークを下部側のローラ53との
間で挟み込む。上部側及び下部側のローラ55,53の
少なくとも一方を駆動せしめてワークをシャー1の剪断
加工部7の後方へ搬出する。上部側のローラ55は待機
位置へ上昇する。マニピュレータ13ではワークを持ち
替えることなく補助送り込み装置49へ受け渡される。
フロント側のテーブルに切欠部71を設ける必要もな
い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マニピュレータを
備えたシャーリングマシン等の剪断加工装置による切断
加工方法及びその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、シャーリングマシン101には図
7及び図8に示されているようにシャーリングマシン1
01に対してワークWを旋回及び進退して位置決めする
マニピュレータ103が加工テーブル105のフロント
側に隣接して設けられている。また、シャーリングマシ
ン101の上刃107と下刃109とからなる剪断加工
部の後方側には切断加工された製品を搬出する搬送装置
としての例えばベルトコンベア111が設けられてい
る。
【0003】例えば、マニピュレータ103で旋回並び
に進退してワークWの4辺が耳切りされ、この製品をマ
ニピュレータ103で搬出するには、図7及び図8に示
されているようにマニピュレータ103の把持装置11
3の部分が進入可能で剪断加工部の近くまで位置する大
きな切欠部115が加工テーブル105に設けられてお
り、マニピュレータ103の把持装置113で把持され
た製品は把持装置113が切欠部115に進入してシャ
ーリングマシン101の剪断加工部の近くにまで移動さ
れて上記のベルトコンベア111に載せられて搬出され
る。
【0004】あるいは、図9に示されているようにマニ
ピュレータ103の前進方向の先端部に補助クランプ装
置117が設けられ、マニピュレータ103の把持装置
113にクランプされている製品が補助クランプ装置1
17で製品の端面に持ち替えられてから、マニピュレー
タ103が前進して製品が上記のベルトコンベア111
に載せられて搬出される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のシャ
ーリングマシン101においては、前者の場合は加工テ
ーブル105が剪断加工部の近くまで大きく切欠かれて
いるので加工テーブル105が強度的に弱くなるために
厚板の切断加工に対応しにくいという問題点があった。
【0006】後者の場合は製品がマニピュレータ103
から補助クランプ装置117に持ち替えられるのでタク
トタイムが長くなって加工効率が低下するという問題点
があった。
【0007】本発明は上述の課題を解決するためになさ
れたもので、その目的は、製品加工のタクトタイムを長
くすることなく加工効率を向上せしめると共に厚板のワ
ークにも対応可能な切断加工方法及びその装置を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明の切断加工方法は、ワークを
マニピュレータにより旋回並びに前進してシャーリング
マシンの剪断加工部に位置決めして切断し、シャーリン
グマシンのフロント側に前記マニピュレータの中心位置
に対して少なくとも左右に亘って設けた複数の補助送り
込み装置の上部側のローラを待機位置から下降せしめて
前記切断加工されたワークを前記補助送り込み装置の下
部側のローラとの間で挟み込み、前記複数の各補助送り
込み装置の上部側及び下部側のローラの少なくとも一方
を駆動せしめて前記ワークをシャーリングマシンの剪断
加工部の後方へ搬出し、ワークを搬出後に前記各上部側
のローラを待機位置へ上昇せしめることを特徴とするも
のである。
【0009】したがって、マニピュレータにより旋回並
びに前後に移動位置決めされてシャーリングマシンによ
り切断されたワークは、マニピュレータによりシャーリ
ングマシンのフロント側の複数の補助送り込み装置まで
搬送される。複数の各補助送り込み装置の上部側のロー
ラが下降して下部側のローラとの間で前記ワークが挟み
込まれると、マニピュレータがワークをアンクランプし
て原位置に復帰する。
【0010】ワークは駆動側のローラにより剪断加工部
の方向へ搬送されてシャーリングマシンの上刃と下刃と
の間を通過して後方側の例えばコンベア等の搬送装置に
より搬出される。その後、上部側のローラは待機位置ま
で上昇される。
【0011】マニピュレータではワークを持ち替えるこ
となく補助送り込み装置へ受け渡すことができるので効
率よくワークが搬出される。また、フロント側のテーブ
ルに大きな切欠部を設ける必要がないので、シャーリン
グマシンは厚板切断に十分対応可能となる。
【0012】請求項2によるこの発明の切断加工装置
は、シャーリングマシンに対してワークの旋回動作及び
前後動作の位置決めをするマニピュレータを設け、この
マニピュレータの中心位置に対して少なくとも左右に亘
って前記シャーリングマシンのフロント側に複数の補助
送り込み装置を設け、この複数の各補助送込み装置が上
下一対の駆動ローラと従動ローラとからなると共に前記
上部側のローラを送り込み位置と待機位置の間で上下動
自在に構成してなることを特徴とするものである。
【0013】したがって、請求項1記載の作用と同様で
あり、マニピュレータにより旋回並びに前後に移動位置
決めされてシャーリングマシンにより切断されたワーク
は、マニピュレータによりシャーリングマシンのフロン
ト側の複数の補助送り込み装置まで搬送される。複数の
各補助送り込み装置の上部側のローラが下降して下部側
のローラとの間で前記ワークが挟み込まれると、マニピ
ュレータがワークをアンクランプして原位置に復帰す
る。
【0014】ワークは駆動側のローラにより剪断加工部
の方向へ搬送されてシャーリングマシンの上刃と下刃と
の間を通過して後方側の例えばコンベア等の搬送装置に
より搬出される。その後、上部側のローラは待機位置ま
で上昇される。
【0015】マニピュレータではワークを持ち替えるこ
となく補助送り込み装置へ受け渡すことができるので効
率よくワークが搬出される。また、フロント側のテーブ
ルに大きな切欠部を設ける必要がないので、シャーリン
グマシンは厚板切断に十分対応可能となる。
【0016】請求項3によるこの発明の切断加工装置
は、シャーリングマシンに対してワークの旋回動作及び
前後動作の位置決めをするマニピュレータを設け、この
マニピュレータの中心位置に対して少なくとも左右に亘
って前記シャーリングマシンのフロント側に複数の補助
送り込み装置を設け、この複数の各補助送込み装置がシ
ャーリングマシンの加工テーブルに載置されたワークの
前方端縁を剪断加工部の方向へ押圧可能な係合部材を昇
降自在であると共に前後方向へ移動自在に構成してなる
ことを特徴とするものである。
【0017】したがって、マニピュレータより旋回並び
に前後に移動位置決めされてシャーリングマシンにより
切断されたワークは、マニピュレータによりシャーリン
グマシンのフロント側の複数の補助送り込み装置まで搬
送され、マニピュレータはワークをアンクランプして原
位置に復帰する。複数の各補助送り込み装置の係合部材
が下降して加工テーブルに載置されているワークの前方
端縁に係合し、ワークは係合部材により剪断加工部の方
向へ搬送されてシャーリングマシンの上刃と下刃との間
を通過して後方側の例えばコンベア等の搬送装置により
搬出される。その後、係合部材は上昇されて原位置まで
復帰し待機する。
【0018】フロント側のテーブルに切欠部を設ける必
要がないので、シャーリングマシンは厚板切断に十分対
応可能となりワークも効率よく搬出される。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の切断加工方法及
びその装置の実施の形態について、図面を参照して説明
する。
【0020】図1及び図2を参照するに、本実施の形態
に係わる剪断加工装置としての例えばシャーリングマシ
ン1には上刃3と下刃5とからなる剪断加工部7へ板状
のワークWを搬入する際にワークWを支持するための加
工テーブル9と、予め基準位置に位置決めされたワーク
Wを搬入するためのフロントテーブル11(ワーク搬入
テーブル)が加工テーブル9の前方側に隣接して設けら
れている。
【0021】フロントテーブル11の上面にはワークW
がいずれの方向にも円滑に移動自在となるよう多数のフ
リーベア(フリーベアリング)が設けられている。
【0022】なお、ワークWはX軸方向からフロントテ
ーブル11へ搬送され、フロントテーブル11上のワー
クWはシャーリングマシン1の剪断加工部7へY軸方向
に前進して搬入される。なお、フロントテーブル11の
X軸方向の長さのほぼ中央を通過するY軸方向に向かう
中心線は「Y軸」とされる。シャーリングマシン1によ
るワークWの剪断線はX軸方向となる。
【0023】上記のフロントテーブル11にはワークW
を位置決めするためにフロントテーブル11の上面に出
没自在に設けた図示せざる突当て部材に突き当ててワー
クWを原点位置決めするワーク原点位置決め装置が設け
られている。
【0024】また、フロントテーブル11には、ワーク
Wを上下からクランプ・アンクランプ自在で把持したワ
ークWを水平方向に90°単位で所望の角度回転すると
共にワークWをY方向に前後動せしめるマニピュレータ
13(ワーク位置決め搬入装置)が設けられている。
【0025】より詳しくは、マニピュレータ13はY軸
と平行なボールねじ(図示省略)をサーボモータ15等
で適宜駆動制御することによって、ベース17の上をY
軸方向に走行自在に設けられている。
【0026】さらに、マニピュレータ13は上フレーム
19、支柱フレーム21、下フレーム23からなり、上
フレーム19と下フレーム23のY軸方向前方側の先端
にはワークWをクランプして回転位置決めするクランプ
装置25が設けられている。このクランプ装置25は上
フレーム19のY軸方向前方側の先端の上クランパ27
と下フレーム23のY軸方向前方側の先端の下クランパ
29とから構成されている。
【0027】図1を参照するに、クランプ装置25は、
下フレーム23の先端にC軸用モータにより回転駆動さ
れるワーククランプ軸31が垂直方向に軸承されてお
り、このワーククランプ軸31(C軸)の先端には下ク
ランパ29が装着されている。一方、上フレーム19の
先端には図1に示されているようにブラケット33が固
定されており、このブラケット33の上部に設けられた
クランプ装置用シリンダ35のピストンロッド37の下
端に上クランパ27が設けられており、前記ワーククラ
ンプ軸31の先端の下クランパ29に接離可能に昇降自
在にであって、回転自在である。
【0028】なお、マニピュレータ13の前述した各駆
動装置は制御装置に電気的に接続されている。
【0029】図1を参照するに、シャーリングマシン1
は上下の直線刃3,5を有する一般的な剪断加工装置で
あって、39はワークWを押える板押え装置、41は上
刃3を上下動せしめるラムで、しかも43はラム41を
駆動する流体圧シリンダとしての例えば油圧シリンダで
ある。
【0030】ラム41の前方には複数個の板押え装置3
9が適宜間隔を介して前板45に並設されている。な
お、この板押え装置39はシャーリングマシン1に附属
するもので、剪断前に下降してワークWを押え、ラム4
1が上昇後にワークWを離すのが一般的であるが、前述
した上・下クランパ27,29のアンクランプ時の押え
具としても機能させるためにアンクランプ時にラム41
の上下動とは連動せずに独自に作動することも可能なよ
うに設定されている。
【0031】また、シャーリングマシン1の剪断加工部
7の後方側には切断加工された製品を搬出する搬送装置
としての例えばベルトコンベア47が設けられている。
【0032】シャーリングマシン1の前方側にはマニピ
ュレータ13の中心位置に対して少なくとも左右に亘っ
て複数の補助送り込み装置49が設けられている。本実
施の形態では図2に示されているように2つの補助送り
込み装置49がマニピュレータ13の中心位置に対して
ほぼ対称の位置にマニピュレータ13の上・下クランパ
27,29が進入可能な幅で設けられている。
【0033】また、加工テーブル9には図2に示されて
いるように上記の2つの補助送り込み装置49の間にマ
ニピュレータ13のクランプ装置25で把持したワーク
Wを複数の補助送り込み装置49へ受け渡しするために
少しの切欠部51が設けられている。なお、この切欠部
51は必ずしも設けなくともよい。
【0034】複数の各補助送り込み装置49は上下一対
の駆動ローラ53と従動ローラ55とからなるもので、
例えば、図1に示されているように駆動モータ57によ
りベルト、チェーン、プーリ、スプロケット等の回転伝
達手段を介して回転駆動される駆動ローラ53が加工テ
ーブル9に設けられている。
【0035】より詳しくは、図3に示されているように
2つの駆動ローラ53は1つの回転軸59に設けられて
おり、この回転軸59の一端にスプロケット61が設け
られている。駆動モータ57は加工テーブル9の下面に
設けたモータ用ブラケット63に取り付けられており、
駆動モータ57の駆動軸65に設けたスプロケット67
と前記スプロケット61にチェーン69が掛け回されて
いる。なお、加工テーブル9にはチェーン69が通過可
能な切欠部71が設けられている。
【0036】なお、駆動ローラ53はマグネットローラ
でもよく、非鉄材の対応としてマグネットローラでなく
他の一般的なローラでも構わない。
【0037】前板45の前方にはブラケット73を介し
て下方へ伸縮自在なピストンロッド75を備えた昇降シ
リンダ77が設けられており、ピストンロッド75の先
端には上記の駆動ローラ53とワークWを挟み込んで従
動する従動ローラ55が軸承されている。
【0038】上記構成により、ワークWの4辺が図2に
おいて斜線部で示されているように耳切り切断されると
きは、クランプ装置25により旋回される旋回動作があ
る。ワークWはクランプ装置25の上・下クランパ2
7,29により把持される。マニピュレータ13はY軸
方向に前進してワークWの所望の位置をシャーリングマ
シン1の剪断加工部7へ搬入したときに停止する。
【0039】剪断加工後にワークWが上・下クランパ2
7,29によりクランプされマニピュレータ13が後退
し、ワーククランプ軸31(C軸)の回転によりワーク
Wがフロントテーブル11上で適宜角度回転される。マ
ニピュレータ13が再びY軸方向へ前進し、ワークWの
所望の位置がシャーリングマシン1の加工位置へ位置決
めされ剪断加工される。以上の工程が繰り返されて、図
4のフローチャートに示されているようにワークWの4
辺が耳切り切断される(ステップS1)。
【0040】上記の耳切り切断されたときの耳部はスク
ラップ処理されて排出される(ステップS2)。
【0041】マニピュレータ13が図2に示されている
ようにY軸方向の加工テーブル9の切欠部71内へ前進
し、上・下クランパ27,29によりクランプされてい
る製品は補助送り込み装置49に受け渡される。つま
り、昇降シリンダ77の作動により従動ローラ55が下
降して図1の2点鎖線で示されているようにワークWが
駆動ローラ53と従動ローラ55に挟み込まれる(ステ
ップS3)。
【0042】なお、上記の従動ローラ55は最後の耳切
り切断をするためにワークWが剪断加工部に位置決めさ
れたときに下降するように構成されても構わない。ある
いは、切断加工しているときにすでに下降されていても
構わない。このようにすれば、スクラップ処理は1〜2
秒程度の瞬時に終わるので上・下クランパ27,29が
アンクランプされるとすぐに駆動ローラ53を回転して
マシンタクトを短縮できるという利点がある。
【0043】その後、マニピュレータ13の上・下クラ
ンパ27,29がワークWをアンクランプし、マニピュ
レータ13は原位置へ復帰される(ステップS4及びS
5)。
【0044】駆動モータ57の回転により上記の駆動ロ
ーラ53が回転されるので、ワークWが上刃3と下刃5
との間を通過して図1において右方向へ移動され搬出さ
れる(ステップS6及びS7)。
【0045】次の加工すべきワークWが図2においてフ
ロントテーブル11に搬入され、ワーク原点位置決め装
置により移動され突当て部材に突き当てられて原点位置
決めされる(ステップS8及びS9)。
【0046】ワークWはすでに原位置へ復帰されている
マニピュレータ13の上・下クランパ27,29により
クランプされて耳切り切断加工するためにマニピュレー
タ13がシャーリングマシン1の剪断加工部7に向けて
前進する(ステップS10及びS11)。
【0047】以上のようにして、ステップS1〜S11
が繰り返し行われる。
【0048】なお、この発明は前述した実施の形態に限
定されることなく、適宜な変更を行うことによりその他
の態様で実施し得るものである。
【0049】本実施の形態では補助送り込み装置49と
して上下一対のローラのうち、下部側のローラが駆動ロ
ーラ53で、上部側のローラが従動ローラ55である場
合を例にとって説明したが、他の実施の形態としては、
図5に示されているように上下動自在な上部側のローラ
が例えば駆動モータ79に直結して駆動される駆動ロー
ラ81とされ、下部側のローラがワークWを挟み込んで
従動する従動ローラ83として構成しても構わない。
【0050】また、補助送り込み装置49は図6に示さ
れているように前板45のフロント側にブラケット85
が設けられており、このブラケット85の下面には下方
へ伸縮自在なピストンロッド87を備えた送込み用シリ
ンダ89がガイドレール91を介して前後方向に移動自
在に設けられている。
【0051】ピストンロッド87の先端には加工テーブ
ル9に載置されたワークWの前方端縁を剪断加工部7の
方向へ押圧可能な係合部材としての例えば爪部93が設
けられている。
【0052】上記構成により、送込み用シリンダ89の
ピストンロッド87が作動して爪部93がワークWの前
方端縁に係合する位置まで下降する。
【0053】送込み用シリンダ89がガイドレール91
に沿って図6において右方向へ移動されるので加工テー
ブル9上のワークWが爪部93により押圧され、ワーク
Wは上刃3と下刃5との間を通過して搬送装置としての
ベルトコンベア47上へ載置され搬出される。
【0054】
【発明の効果】以上のごとき発明の実施の形態の説明か
ら理解されるように、請求項1の発明によれば、マニピ
ュレータにより旋回並びに前後に移動位置決めされてシ
ャーリングマシンにより切断されたワークは、マニピュ
レータによりシャーリングマシンのフロント側の複数の
補助送り込み装置まで搬送されると、複数の各補助送り
込み装置の上部側のローラが下降して下部側のローラと
の間で前記ワークが挟み込んでマニピュレータによるワ
ークのクランプを解除しマニピュレータは原位置に復帰
して次のワークの準備作業をすることができる。
【0055】一方、駆動側のローラによりワークを剪断
加工部の方向へ搬送してシャーリングマシンの上刃と下
刃との間を通過せしめて後方側の例えばコンベア等の搬
送装置により搬出できる。
【0056】マニピュレータではワークを持ち替えるこ
となく補助送り込み装置へ受け渡すことができるので効
率よくワークを搬出できる。また、フロント側のテーブ
ルに大きな切欠部を設ける必要がないので、シャーリン
グマシンを厚板切断に十分対応可能にできる。
【0057】請求項2の発明によれば、請求項1記載の
効果と同様であり、マニピュレータにより旋回並びに前
後に移動位置決めされてシャーリングマシンにより切断
されたワークは、マニピュレータによりシャーリングマ
シンのフロント側の複数の補助送り込み装置まで搬送さ
れると、複数の各補助送り込み装置の上部側のローラが
下降して下部側のローラとの間で前記ワークが挟み込ん
でマニピュレータによるワークのクランプを解除しマニ
ピュレータは原位置に復帰して次のワークの準備作業を
することができる。
【0058】一方、駆動側のローラによりワークを剪断
加工部の方向へ搬送してシャーリングマシンの上刃と下
刃との間を通過せしめて後方側の例えばコンベア等の搬
送装置により搬出できる。
【0059】マニピュレータではワークを持ち替えるこ
となく補助送り込み装置へ受け渡すことができるので効
率よくワークを搬出できる。また、フロント側のテーブ
ルに大きな切欠部を設ける必要がないので、シャーリン
グマシンを厚板切断に十分対応可能にできる。
【0060】請求項3の発明によれば、マニピュレータ
より旋回並びに前後に移動位置決めされてシャーリング
マシンにより切断されたワークは、マニピュレータによ
りシャーリングマシンのフロント側の複数の補助送り込
み装置まで搬送され、マニピュレータはワークをアンク
ランプして原位置に復帰して次のワークの準備作業をす
ることができる。
【0061】一方、複数の各補助送り込み装置の係合部
材が下降して加工テーブルに載置されているワークの前
方端縁に係合し、係合部材によりワークを剪断加工部の
方向へ搬送してシャーリングマシンの上刃と下刃との間
を通過せしめて後方側の例えばコンベア等の搬送装置に
より搬出できる。
【0062】フロント側のテーブルに切欠部を設ける必
要がないので、シャーリングマシンは厚板切断に十分対
応可能となりワークも効率よく搬出される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示すもので、マニピュレ
ータとシャーリングマシンの側面図である。
【図2】本発明の実施の形態を示すもので、マニピュレ
ータとシャーリングマシンの平面図である。
【図3】図1の矢視III−III線に沿った拡大正面
図である。
【図4】本発明の実施の形態を示すもので、切断加工方
法のフローチャートである。
【図5】本発明の他の実施の形態の概略を示す正面図で
ある。
【図6】本発明の他の実施の形態の概略を示す側面図で
ある。
【図7】従来のマニピュレータで製品を搬出する概略説
明図である。
【図8】図7の平面図である。
【図9】従来のマニピュレータに備えた補助クランプ装
置で製品を搬出する概略説明図である。
【符号の説明】
1 シャーリングマシン(剪断加工装置) 3 上刃 5 下刃 7 剪断加工部 9 加工テーブル 11 フロントテーブル 13 マニピュレータ 25 クランプ装置 27 上クランパ 29 下クランパ 41 ラム 43 油圧シリンダ(流体圧シリンダ) 47 ベルトコンベア(搬送装置) 49 補助送り込み装置 51 切欠き 53 駆動ローラ(下部側の) 55 従動ローラ(上部側の) 57 駆動モータ 71 切欠部 77 昇降シリンダ 79 駆動モータ 81 駆動ローラ(上部側の) 83 従動ローラ(下部側の) 89 送込み用シリンダ 93 爪部(係合部材)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークをマニピュレータにより旋回並び
    に前進してシャーリングマシンの剪断加工部に位置決め
    して切断し、 シャーリングマシンのフロント側に前記マニピュレータ
    の中心位置に対して少なくとも左右に亘って設けた複数
    の補助送り込み装置の上部側のローラを待機位置から下
    降せしめて前記切断加工されたワークを前記補助送り込
    み装置の下部側のローラとの間で挟み込み、 前記複数の各補助送り込み装置の上部側及び下部側のロ
    ーラの少なくとも一方を駆動せしめて前記ワークをシャ
    ーリングマシンの剪断加工部の後方へ搬出し、ワークを
    搬出後に前記各上部側のローラを待機位置へ上昇せしめ
    ることを特徴とする切断加工方法。
  2. 【請求項2】 シャーリングマシンに対してワークの旋
    回動作及び前後動作の位置決めをするマニピュレータを
    設け、このマニピュレータの中心位置に対して少なくと
    も左右に亘って前記シャーリングマシンのフロント側に
    複数の補助送り込み装置を設け、この複数の各補助送込
    み装置が上下一対の駆動ローラと従動ローラとからなる
    と共に前記上部側のローラを送り込み位置と待機位置の
    間で上下動自在に構成してなることを特徴とする切断加
    工装置。
  3. 【請求項3】 シャーリングマシンに対してワークの旋
    回動作及び前後動作の位置決めをするマニピュレータを
    設け、このマニピュレータの中心位置に対して少なくと
    も左右に亘って前記シャーリングマシンのフロント側に
    複数の補助送り込み装置を設け、この複数の各補助送込
    み装置がシャーリングマシンの加工テーブルに載置され
    たワークの前方端縁を剪断加工部の方向へ押圧可能な係
    合部材を昇降自在であると共に前後方向へ移動自在に構
    成してなることを特徴とする切断加工装置。
JP2000267367A 2000-09-04 2000-09-04 切断加工方法及びその装置 Pending JP2002066836A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000267367A JP2002066836A (ja) 2000-09-04 2000-09-04 切断加工方法及びその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000267367A JP2002066836A (ja) 2000-09-04 2000-09-04 切断加工方法及びその装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002066836A true JP2002066836A (ja) 2002-03-05

Family

ID=18754307

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000267367A Pending JP2002066836A (ja) 2000-09-04 2000-09-04 切断加工方法及びその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002066836A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103990731A (zh) * 2014-05-22 2014-08-20 广东明泰电力装备制造有限公司 一种全自动数控剪切机的送料机构

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103990731A (zh) * 2014-05-22 2014-08-20 广东明泰电力装备制造有限公司 一种全自动数控剪切机的送料机构

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102363265B (zh) 一种集装箱门板的自动化生产线
JP2020199601A (ja) 搬送装置および工作機械
CN113601013A (zh) 切焊一体设备
CN217193826U (zh) 一种高效型热管加工装置
JP2002066836A (ja) 切断加工方法及びその装置
JP2579850B2 (ja) Ncランニングソー装置
JPH10296334A (ja) 板材加工方法およびその装置
JPH06206201A (ja) ランニングソーシステム
JP4708544B2 (ja) ワーク位置決め搬入装置
JP4668485B2 (ja) 板材加工機
JP4412961B2 (ja) 溶接システム及び溶接方法
JP2000202537A (ja) 板材加工方法及び複合加工機
JPH10314859A (ja) 板材加工方法およびその装置
JP2000246364A (ja) 板材加工方法およびその装置
JPH1128528A (ja) パンチプレスにおけるワーク搬入方法およびその装置
JP3297557B2 (ja) 切断機
JPH11347832A (ja) 剪断加工方法およびその装置
JP2004167563A (ja) 板材加工機におけるワーク搬入出システム及び板材加工機におけるワーク搬入出方法
JP2002066838A (ja) シャーリングマシン
JP2000263324A (ja) 切断機におけるワークの切断方法及び同方法に使用する切断機
JP2529794B2 (ja) サイザ―装置
JPH08183001A (ja) スライスソ−
JP2000033602A (ja) 木材またはその類似物を切削加工するかんな盤
JP2529796B2 (ja) サイザ―装置
JPH06155156A (ja) 切断機の送材装置