JPS6338595A - 良好な加工性を有するNiめつき鋼板の製造法 - Google Patents

良好な加工性を有するNiめつき鋼板の製造法

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JPS6338595A
JPS6338595A JP18249586A JP18249586A JPS6338595A JP S6338595 A JPS6338595 A JP S6338595A JP 18249586 A JP18249586 A JP 18249586A JP 18249586 A JP18249586 A JP 18249586A JP S6338595 A JPS6338595 A JP S6338595A
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JP
Japan
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plating
plated
steel sheet
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plated steel
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Pending
Application number
JP18249586A
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English (en)
Inventor
Yasusuke Irie
入江 泰佑
Masayoshi Tadano
政義 多々納
Kaname Yamamoto
要 山本
Eiji Watanabe
栄次 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Nisshin Co Ltd
Original Assignee
Nisshin Steel Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は酸性硫酸塩浴にて高電流密度で鋼板にNiめっ
きを施した後、めっ!1層のNiと鋼板のFeとを合金
化させない砲口で焼鈍し、めっき層の加工性を向上させ
る生産性の高い旧めっき鋼板の製造法に関する。
(従来技術) 従来旧めっき鋼板製造の際の旧めっきは硫酸塩と塩化物
とを混合したワット浴で電気めっきする方法により行な
われている。このワット浴は工業的規模で連続旧めっき
ができ、かつ加工性に富んだ旧めっきが得られるからで
ある。
しかしワット浴によるめりきの場合、良好な加工性のN
iめっきが得られるのは電流密度が高々10 八/d+
*2までで、生産性を高めるために電流密度をそれ以上
高めるとめっき層の加工性は損なわれてしまう。またワ
ット浴は陽極として可溶性1極を使用するため、電流密
度を高めるとN1極の未溶解成分がめつき浴中に混入し
、これが絞りロールの間に巻き込まれ、鋼板に押込み疵
を発生させる。
このためワット浴の場合一般に陽極管理に常に細心の注
意を必要とする。
これに対して酸性硫酸塩浴によれば、陽極に不溶性電極
を使用するので、押し込み疵の発生はないが、電流密度
を10^/dm2より高くするとめっき層がワット浴に
よる場合より硬くなり、加工性はさらに低下する。この
ため従来硫酸塩浴による場合もめっき層の加工性を良好
にするにはワット浴の場合と同様に電流密度を10^/
dTa”以下にし、pH63,5〜4.5と高くする必
要があった。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明はこのように従来の製造法では高電流密度でめっ
きして、生産性を高めようとするとめっき層の加工性が
良好なNiめっき鋼板を製造できなかった点に鑑み、酸
性硫酸塩浴による製造法で高電流密度でめっきしてもめ
っき層の加工性が良好な旧めっき鋼板を製造することが
できる方法を提供するものである。
(問題、貞を解決するための手段) 本発明者らは酸性硫酸塩浴を使用する旧めっき鋼板の製
造法において、10^/d+*”以上の高電流密度でめ
っきしでも加工性の良好なめっき層が得られる方法を開
発すべく種々検討した結果、めっき後めっき層がNi−
Fe合金化しない範囲で鋼板な焼鈍して、めっき層を軟
化させる方法を開発したのである。すなわち本発明は酸
性硫酸塩浴にて10^/dm2以上高電流密度で鋼板に
Niめっきを施し、しかる後に無酸化性もしくは還元性
雰囲気中にて200〜800℃の温度で1分〜10時間
めっき層を旧−Fe合金化させない時間だけ焼鈍を施す
ことを特徴とする良好な加工性を有する旧めっ島鋼板の
製造法を提供するものである。
本発明ではめっき後焼鈍を施してめっき層を軟化させる
ので、めっき直後の加工性は低くてもよく、このため電
流密度はめっき浴やめっき条件を高電流密度用に調整す
れば150^/dm2程度まで高めることができる。
本発明において、Niめっき鋼板の焼鈍をめっき層が合
金化しない範囲で施すのは、めっき層を合金化させると
加工を施した場合に耐パウダリング性が劣るからである
めっき層を合金化させない焼鈍方法としては焼鈍を無酸
化性もしくは還元性雰囲気中にて200〜800℃の温
度で1分〜10時間の範囲内で、めっき層が合金化しな
いように時間だけ施せばよい。ここで焼鈍温度を200
〜800℃の範囲にしたのは、200 ’C未満である
とめっき層の加工性が改善されず、800℃を越えると
めっき原板の結晶成長が起こり、fi ?4的特性が損
なわれるからであり、また焼鈍時間を1分〜10時間の
範囲にしたのは、1分未満であると温度を高くしてもめ
っき層の加工性が改善されず、10時間より長くしても
それ以上実施するまでもなくめっき層の加工性は十分改
善されているからである。なお焼鈍時の雰囲気を無酸化
性もしくは還元性にするのはめっき層の酸化とその酸化
に伴う光沢の低下を防止するためである。
ところで硫酸塩浴を使用して高電流密度で鋼板に旧めっ
きを施す場合めっき浴のpa+が3.5〜4.5である
と、鋼板のエツジにめっきヤケが発生する。
このため、めっきヤケを防止するのにめっき浴のpHを
1.5〜3.5に、またN1濃度を35〜1009/C
にし、かつめっき液と鋼板の相対速度を0.4〜4+n
/secにするのが好ましい。ここで1)11を1.5
〜3.5にするのは、pHが1.5未満であると陰極の
電流効率が急激に低下し、省エネルギーの観点がら好ま
しくなく 、3.5を越えると高電流密度でめっきした
場合めっきヤケが発生するからである。また旧濃度を3
5〜1009/8にしたのは、3597C未満であると
高電流密度によるめっきでめっきヤケが発生し、100
97eを越えると電流密度を高めても生産性は100g
/l以下の場合と変わらず、濃度的には十分であるから
である。、さらにめっき液と鋼板の相対速度を0.4〜
4τa/secにするのは、0.4+/sec未満であ
るとめっきヤケが発生し易く、4 m/secより速く
しても高流速による高電流密度めっき効果はそれ以上変
わらないからである。
以上のようなめっき条件でめっきすればめっきヤケは防
止でき、特に50^/dv2以上の高電流密度でめっき
するとめっき層は従来のワット浴でめっきしたものより
高光沢になる。この光沢は焼鈍後も保持され、光沢仕上
げが極めて容易となり、機械的研摩やドライスキンパス
により簡単に光沢仕上げすることができる。
次に実施例により本発明を説明する。
(実施例) 板厚0.3mmの冷延鋼板を常法により脱脂、酸洗した
後、第1表に示す条件で旧めっきを施し、しかる後に第
1表に示す条件で焼鈍を施して旧めっき鋼板を製造した
次にこのNiめっき鋼板1を、添付図面に示すように、
111のV字型金型2の間にはさんで一旦V字型に曲げ
て、一方向に(例えば矢印方向に)引張ることでNiめ
っき鋼板1を再び曲げ戻す方法により耐パウダリング性
試験を行った。めっき層の耐パウダリング性の評価は曲
げ戻し部分にセロテープを張り付けて剥離することによ
りセロテープに付着しためっき金属の重量を測定する方
法で行った。
第2表はこの耐パウダリング性試験の結果を示したもの
であるが、本発明法により製造した旧めっき銅板は高電
流密度でめっきしたものであるのにもかかわらずめっき
層の耐パウダリング性は従来のワット浴でめっきしたも
のと同等以上である。
本実施例では酸性硫酸塩浴によるNi単独めっきのめっ
き鋼板だけの製造法を示したが、本発明は旧をベースに
^1201、SiO□、TiO2等をめっき層に分散析
出させた旧めっき鋼板やCo、 Fe、 Cu、 Zn
MO等の金属を1種または2#gi以上微量添加したN
iめっき鋼板の製造にも適用できる。
(発明の効果) 以上のごとく、本発明によるNiめっき鋼板の製造は酸
性硫酸塩浴により高電流密度でめっきしでもめっき層の
加工性が良好な製品を製造することができるので、生産
性を向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
添付図面は実施例においてめっき層の耐パウダリング性
試験を行う際に旧めっき鋼板の曲げ曲げ戻し試験方法を
示すものである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)酸性硫酸塩浴にて10A/dm^2以上高電流密
    度で鋼板にNiめっきを施し、しかる後に無酸化性もし
    くは還元性雰囲気中にて200〜800℃の温度で1分
    〜10時間めっき層をNi−Fe合金化させない時間だ
    け焼鈍を施すことを特徴とする良好な加工性を有するN
    iめっき鋼板の製造法。
  2. (2)酸性硫酸塩浴のpHを1.5〜3.5、Ni濃度
    を35〜100g/lにし、かつめっき液と鋼板の相対
    速度を0.4〜4m/secにしてNiめっきを施すこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の良好な加
    工性を有するNiめっき鋼板の製造法。
JP18249586A 1986-08-02 1986-08-02 良好な加工性を有するNiめつき鋼板の製造法 Pending JPS6338595A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016089269A (ja) * 2014-11-06 2016-05-23 テーイー・アウトモティーフェ(ハイデルベルク)ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング 多重壁管及びその製造方法

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JP2016089269A (ja) * 2014-11-06 2016-05-23 テーイー・アウトモティーフェ(ハイデルベルク)ゲゼルシャフト・ミト・ベシュレンクテル・ハフツング 多重壁管及びその製造方法

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