JPS633795A - モノクローナル抗体 - Google Patents

モノクローナル抗体

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JPS633795A
JPS633795A JP61146252A JP14625286A JPS633795A JP S633795 A JPS633795 A JP S633795A JP 61146252 A JP61146252 A JP 61146252A JP 14625286 A JP14625286 A JP 14625286A JP S633795 A JPS633795 A JP S633795A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 a、産業上の利用分野 本発明はヒトプラスミノーゲン(Plaaminoga
nンに対するモノクローナル抗体、特にプラスミン(P
1aamiz+ )には結合せず、プラスミノーゲン(
対して特異的に結合するモノクローナル抗体、該モノク
ローナル抗体を産生ずるハイブリドーマ細胞及び該モノ
クローナル抗体の製造方法に関するものである。
b、従来技術 プラスミノーゲン(Plasrninog*n )は、
血漿中の唯一の消化性プロテアーゼ前駆体であり、その
活性型のプラスミンは、主に#固反応の結果生じるフィ
ブリンJlK作用して、それ?溶解する。この現象は線
維素溶解(線溶ンと呼ばれ、プラスミンは七の線溶機s
K関与する主因子である。
プラスミノーゲンは、肝で合成されるが、その血中含量
は150〜200 j!l/dと非常に高いことが知ら
れている。精製はLys−セフ70−ス力ラムによる7
フイニテイクロマトグラフイー及びDEAEイオン交換
カラムクロマトグラフィーの2段隋の操作ではぼ定量的
に単一成分として分離することができる。ヒトプラスミ
ノーゲンは、総アミノ酸約800塩基からなる、分子量
90,000〜94,000の1本鎖の糖タンパク質で
ある。また、シトプラスミノーゲンには、NH,末端に
グルタミン酸残基な有するGlu−プラスミノーゲンと
りジン残基を有するLye −プラスミノーゲンが知ら
れているが、前者が1ntact  なプラスミノーゲ
ンであり、後者はプラスミノーゲンの活性化の際にプラ
スミンによってGlu−プラスミノーゲンのNH,末地
領域にあるLys −Lys結合が切断されて生成した
ものである。従って、 Lym−プラスミノーゲンの分
子量は1ntactのものより81000はど小さい。
−方、プラスミノーゲンはウロキナーゼや種々のml!
(メラノーマ、血管内皮細胞など)の分泌す、る組織ア
クチベータ−により560番目のArgと561番目の
Valの結合、すなわちArg −Malが切断され、
2本鎖のプラスミンに変換する。
このプラスミンは2本鎖からなり、NH,末端側が分子
量の大きいHllであり、C0OH末端側がL鎖である
。H−L鏡開のS−8結合は2カ所存在する。酵素活性
に重要な働きをしている部位はL鎖に存在する。H鎖に
は糖鎖のほか、アミノ酸配列の上で相互に酷似するドメ
イン(それぞれ約80残基)が5つ存在する。これらの
ドメインは、−般K kringleと呼ばれ、約34
%の相同配列が各ドメイン間に見出されている。これら
Kringl・領域はフィブリンやα、−プラスミンイ
ンしビターとの相互作用部位としての機能を果しており
、中でもリジン結合部位(LBS)は重要である。C−
7ミノカプロン酸は、このLBS K反応し、高次構造
を変化させ、フィブリンやα、−プラスミンインしビタ
ーとの作用圧影響を及ばすことが知られている( E。
5uenaon & S、Thorsen : Bio
ch*m、J、t 197 。
619−628(1981)参照ン。
従つ又、プラスミノーゲン、プラスミンを抗原として選
択的にvlRするモノクローナル抗体を提供できれば、
これを使用することによって線溶系を生化学的、生理学
的により一層広(研究することができるので、非常に興
味あることである。
例えば、ヒト血液中のプラスミノーゲン量を特異的に、
モノクローナル抗体を用いて測定できれば、生体内の凝
固線溶の状nM握、血栓症。
汎発性静脈血栓症(DIC)等の病状の診断に有効であ
ると考えられる。また、プラスミノーゲンのタンパク分
子異常等の解析などタンパク生化学的な面からも、非常
九興味あることである。
C0本発明の構成 本発明者の研究によれば、ヒトプラスミノーゲンに対す
るモノクローナル抗体、特にヒトプラスミンには全く結
合せず、ヒトプラスミノーゲンを抗原として選択的に結
合する性質を有する高度°rc特異的なモノクローナル
抗体(mono−clonal antibodies
 )、それらを分泌するへイプリドーマ細胞(hybr
idoma cell )および該モノクローナル抗体
の製造方法が提供される。
本発明のへイプリドーマ細胞は、ケーラーとミルシュタ
インの方法(K’jhler & Milatein 
eNature 256.495−497.(1975
ン〕 としてそれ自体知られた手法によって産生される
すなわち、ヒトプラスミノーゲンでマウスを免疫した後
、このマウスの膵臓細胞を取り出しこれとマウスミエロ
ーマ細胞とを融合させ、得られた目的とするハイブリド
ーマ細胞はマイクロタイタープレート(m1croti
ter platea ) K固定されたヒトプラスミ
ノーゲンと反応する抗体罠対し、系統的(検査し選択さ
れる。
このよ5に:L、て、ヒトプラスミノーゲンに対する抗
体を合成し、分泌するハイブリドーマ細胞を選別する。
得られたへイプリドーマJa砲の培養上清中に分泌され
たヒトプラスミノーゲンに対する抗体は、Immuno
 −Blotting法を用いて、プラスξン、プラス
ミンーα、−プラスミンインヒビタ−複合体そしてプラ
スミン−α、−マクーグロブリン複合体との反応性につ
いて検査を行なう。その結果、ヒトプラスミンには全く
反応性、結合性を示さず、シトプラスミノーゲンに対し
て選択的、特異的に反応し結合す唇モノクローナル抗体
を産生ずる・〜イプリドーマ細胞が単離された。
本発明のモノクローナル抗体は、かかる^イプリドーム
細胞が産生ずる産生物から分離することによって得られ
る。
かくして得られた七ツクローナル抗体はヒトプラスミノ
ーゲンとプラスミンを区別して認識し、特異的にヒトプ
ラスミノーゲンに結合する。
次に本発明のハイブリドーマ細胞を産生ずる具体的方法
について詳細に説明する。
抗原に用いるヒトプラスミノーゲンはウオーレンとライ
−マン(Wall!n & Wiman )  の方法
に従い、Lysin@S@pharoae  カラムク
ロマト、及びDEAE 5ephad@x Jyラムク
Ill マドによりヒト血漿中より単離、)11gされ
た。
塩Ba1b/cマウスを用いるが、他の系(5trai
ns )のマウスを使用することもできる。その際、免
疫計画及びしトプラスミノーゲンの濃度は十分な童の抗
原刺−激を受けたリンパ球が形成されるよう選ばれるべ
きである。
例えばマウスに少量のプラスミノーゲンで戒ろ間隔で腹
腔に数回免疫の後、さらに数回靜脈罠投与した。最終免
疫の数日後に融合の為に膵臓細胞を取り出す。
膵臓を無菌的に取り出し、それから単細胞懸濁液を調製
する。それらの膵臓細胞を適当なラインからのマウス骨
髄腫細胞と適当な融合促進剤の使用によりam融合させ
る。膵臓細胞対骨髄腫細胞の好ましい北軍は約20:1
〜約2:lの範囲である。約106個の膵臓細胞につい
て0.5〜1.5−の融合媒体の使用が適当である。
細胞融合に用いる骨髄腫111B胞は多く知られている
が、本発明ではP3−X63−Ag8−Ul細胞(以下
P3−Ulと略記する) (Yelton*D、 E、
 at al、w Current Topics i
n Micro−biology and Immun
ologyt 81* 1 (1978)参照〕を用い
た。これは、8−7ザグアニン耐性のll181i!ラ
インであり、酵素Lポキサンチンークアニンホスホリボ
シルトラやス7エラーゼ(hypoxanthin@−
guanine phoaphoribosyltra
nsf*rat@)が欠失しており、それゆえにHAT
 (ヒポキサンチン、アミノプテリン。
チミジン)培地中では生存しない。また、この細胞ライ
ンは、それ自体抗体を分泌しない、いわゆる非分gmで
ある。
好ましい融合促進剤としては例えば平均分子量が1.0
00〜4.000のポリエチレングリコールを有利に使
用できるが、この分野で知られている他の融合促進剤を
使用することもできる。本発明の実施例では平均分子蓋
1、s4oのポリエチレングリコールを用いた。
D、融合した細胞の選択: 別の容器内(例えばマイクロタイタープレート)で未融
合のJt[I#ill牌、未融合の骨髄腫細胞および触
合した細胞の混合物を、未融合の骨髄腫細胞を支持しな
い選択培地で希釈し、未融合の1*砲を死滅させるの罠
十分な時間(約1週間)培養する。培地は薬物抵抗性(
例えば8−7ザグアニン抵抗性)で未融合の骨髄mIa
胞を支持しないもの(例えば前記HAT培地)が使用さ
れる。この選択培地中では未融合の骨髄am胞は死滅す
る。この未融合の膵臓a旭は非腫瘍性細胞なのである一
定期間後(約1週間後)死滅する。これらに対して融合
した細胞は骨髄腫の親細抱のm優性とfi祥臓細抱の性
質をあわせ持つため(選択培地中で生存できる。
かくしてハイグリドーマ細胞が検出された後、その培養
上清を採取し、ヒトプラスミノーゲンに対する抗体くつ
いて酵素免疫定量法(Enzym@Linked Im
muno 5orbent As5ay )によりスク
リーニングする。
ヒトプラスミン、フラスミンーα、−フラスミンインL
ビクー複合体、プラスミン−α、−マクログロブリン複
合体及びプラスミノーゲンを5DS−ポリアクリルアミ
ドゲル電気泳動後、ニトロセルロース膜に電気的に移行
(Blotting ) L、前項Eでスクリーニング
し、得られたノーイブリドーマ細胞の培養上清と反応さ
せた。抗原タンパク質と結合した抗体の検出は酵素標識
化した抗マウスIy  抗体を用いた。このよ5KL、
て、ヒトプラスミンとプラスミノーゲンを選択的に認識
し、プラスミノーゲンに対して特異的に結合する抗体を
産生ずるハイグリドーマ細胞を選択する。
目的の抗体を産生ずるノーイブリドーマ細亀を適当な方
法(例えば限定希釈法)でクローン化すると、抗体は2
つの異なった方法で産生される。その第1の方法によれ
ば・・イブリドーマ細胞を一定時間適当な培地で培養す
ることにより、その培養上清からそのハイブリドーマ細
胞の産生ずるモノクローナル抗体を得ることができる。
第2の方法によれば/1イプリドーマ細胞は同質遺伝子
又は半同質遺伝子を持つマクスの腹腔に注射することが
でき ;る。−定時間後の宿主動物の血液中及び腹水中
より、七〇へイブリドーマ細胞の産生ずるモノクローナ
ル抗体を得ることができる。
以下実施例を掲げ本発明の詳細な説明する。
実施例1 リジン−七フ70−スとDEAg−8@phadexに
よりLト血漿200dからヒトプラスミノーゲン14ダ
を得た。
(2)  マウスの免疫 准のBa1b/cマウスをヒトプラスミノーゲン100
 ttjlと完全な7aインドの7ジユバン) (Co
mplet@Freund’s adjuvant )
とのエマルジョン(@mulsion )で14日間の
間隔をおいて2回腹腔に免疫した。さらに7日後にヒト
プラスミノーゲン50μ9を生理食塩水とと ・もに静
脈に追加投与した。最終免疫の4日後にその牌am胞を
細胞融合のために用いた。
3) 膵臓細胞の懸濁液の調製 膵臓を無菌的に取り出し、ステンレス製メツシュを通過
させることにより単細胞懸濁液が得られた。amをL−
グルタミン0.391/l 、硫酸カナマイシン0.2
1/l及びNaHCOs 2 、OI / lを補充し
たRPMI−1640培地(GIBCO製ンに移した。
増殖した細胞なRPMI−1640で3回洗浄しRPM
I−1640培地に再懸濁させた。
マウス骨髄腫IIIa砲P3−Ulは、L−グルタミン
0.391/l−硫酸カナマイシン0.29/)、 N
aHCo、 2.OJi’ / l及び10%のウシ胎
児血清で補充されたRPMI−1640培地(10%F
C8−RPMI−1640と略記する)中で培養した。
骨髄!!細抱は細胞融合の時点Km胞分裂の対数期にあ
った。
15)  m胞融合 膵臓細胞と骨髄腫細胞とを7:1の比率で無血清RPM
I−1640培地中に懸濁し、5分間約2009で遠心
分離した。上澄液培地を除去した後、沈降物を平均分子
量1.540の50%ポリエチレングリコ−/し溶液(
pH8,2ン1dと共に2分間37℃でインキュベーシ
ョンした。次いで無血清RPMI−1640培地9−を
加え、細胞を5分間注意深(再懸濁した。
次いでこの懸濁徹を5分間約200yで遠心分離し、そ
の後8X10@細胞/−の濃度が得られるように10%
FC8−RPMI−1640培地に再懸濁し、久いで9
6マイクロウエルプレート上に分配した(ウェル1個に
つき約100μ!ン。この融合細胞は37℃におい又5
%CO1を使用して培養した。
細胞融合の1日後にHAT培地をウェル1個につき10
0μ!加えた。以後2日間隔で半分量の培地を新たなH
AT培地と交換して培養した。8日後、ハイブリドーマ
細胞砲の培養上澄液中に含まれる抗体罠ついて酵素面積
定量法によりスクリーニングをおこなった。スクリーニ
ングに用いられた抗原はヒトプラスミノーゲン、第2抗
体はアルカリフォスファターゼ(alkali pho
sphatas@)標識対のヤギ抗マウス抗体であった
総数464個のウェルの全てが酵素免疫定量法により陽
性であり、ヒトプラスミノーゲンに対する抗体を産生し
℃いるという結果が得られた。
maの増′清が活発(なったと観察されたとき、f(T
培地を加えた。1日間隔で計4回HT培地を用いて培地
交換をおこない、その後は通常の10%FC3−RPM
I−1640培地を用いて培養した。
実施例2 上記、ヒトプラスミノーゲンに対する抗体を産生じてい
るハイブリドーマ細胞中からヒトプラスミノーゲンに特
異的に結合し、ヒトプラスミンには結合しない性質を有
する抗体を産生ずるハイブリドーマ細胞を、その培養上
澄液を用いて酵素免疫定量法によりスクリーニングをお
こなった。
スクリーニングに用いられた抗ぶはtヒトプラスミン、
プラスミン−α、−プラスミンインヒビター複合体及び
プラスミン−α、−マクログロブリン複合体であり、第
2抗体は、アルカリ7オスフアターゼ凛識付のヤギ抗マ
ウス抗体であった。
前記、ヒトプラスミノーゲンに対する抗体を産生じてい
るウェルのうち、18個のウェルがヒトプラスミン、プ
ラスミン−α、−プラスミンインヒビター複合体、並び
罠プラスミンーα、−マクログロブリン複合体、いずれ
にも結合せず、ヒトプラスミノーゲンにのみ特異的に結
合することを認めた。
実施例3 実施例2においてスクリーニングしたハイブリドーマ細
胞(31(1)を久の方法でクローン化した。
3HIJIBmを96ウエルマイクロタイタープレート
のlウェルあたり0.9 m胞となるよ5に希釈し、B
a1b/cマウス胸腺細胞ttフイーダー細胞として加
えフレートに分配し10%FC8−RPMI−1640
培地で培養した。顕微鏡下で観察し、確実にシングルセ
ルコロニーでアルことを認めた。ハイブリドーマ細胞の
培養上澄液中のヒトプラスミノーゲンに対する抗体につ
き酵素免疫定量法により、スクリーニングをおこなった
総数23個のウェルが#素免疫定量法により陽性であり
ヒトプラスミノーゲンに特異的に結合する七ツクp−ナ
ル抗体を産生じていた。
他のハイブリドーマ細胞も同様の操作を行ない、モノク
ローン化を行なった。
にツクローナル抗体の精製; 大量のヒトプラスミノーゲンに対するモノクローナル抗
体を産生させるために、約10’個のへイプリドーマ細
胞をプリスタンで前処理したBa1b/cマウスに腹腔
内注射した。約1週間抜採取された腹水液よりEYらの
方法(P、 1.、 EyeS、J、 Provse 
and C,R,Jenkinw Irmnunoch
emistryt15.429−436(1978)#
照〕に従いプロティンA−セフ7o−ス4 B (pr
ot@in A −8epharose 4 B )カ
ラムを用いて抗体を精製した。腹水液2.5dよりヒト
プラスミノーゲンに対するモノクローナル抗体20ダを
得た。
fallしたモノクローナル抗体の特定のクラスを、ク
ラス特異性抗マウス抗血清を使用してオフタロニーゲル
拡散試験で決定した。その結果を下紀表IK示した。
表1  モノクローナル抗体のクラス 以下の実施例においては上記、allモノクローナル抗
体3HIE6及び4A3E8の2111類について、さ
らに詳′aK諸性質を検討した。
実施例4 ヒトプラスミノーゲンとモノクローナル抗体3HIE6
、あるいは4A3E8を表2に示すようなモル比で混合
し、37℃で30分間反応し、4℃で終夜放置した。
この溶液(ウロキナーゼ200単位を加え、37℃で2
5分間反応後、攪拌し、10μjをフィブリンプレート
のウェルに添加した。37℃で4時間反応後、溶解面積
を測定した。モノクローナル抗体と反応させていないプ
ラスミノーゲンをウロキナーゼにより活性化した反応混
液を添加したウェルなControlとし、その溶解面
積を100とした。
表2  フィブリン溶解面積 フィブリン溶解面積の測定の結果、抗プラスミノーゲン
モノクローナル抗体4A3E8及び3HIE6は、ウロ
キナーゼによるプラスミ/−ゲンの活性化には影響を及
ぼさないこと、すなわち、抗体に結合したプラスミノー
ゲンは、阻害されることな(、ウロキナーゼ等のプラス
ミノーゲン活性化因子の作用でプラスミンに変換し工い
ることがわかる。
実施例5 ! 20 mM t−7ミノカプロン酸(gAcA)共存下
での結合性を酵素免疫測定法により調べた。
抗原として、プラスミノーゲン、プラスミンを96ウエ
ルマイクロタイタープレートに5μl/−の濃度、10
0μl/ウエルで添加し、4℃、−晩装置して吸着させ
た。20mM  gAcAと1% BSAを含む、リン
酸緩衝液(以下、PBSと記す)をisoμl/’)エ
ルで添加し、Blocking後、0.05%Tvee
n 20を含むPBSで3回、ウェルを洗浄した。続い
”C20mMεACAを含むPBSを用いて、0.5μ
jllLlf1度に希釈した各種抗体溶液を100 A
t/ウェルで添加し、37℃で2時間反応させた。洗浄
後、20 mM gAcAを含むPBS  を用いて3
000倍希釈したアルカリフォスファターゼI@識化ヤ
ギ抗マウス抗体溶液、あるいはヤギ抗ウサギ抗体溶液を
100μj/ワエルで添加し、37℃、2時間反応させ
た。洗浄後、1m9ZKt濃五の77レカリ7オスフア
ターゼ基質溶液を100μl/ウエルで添加し、30分
後に波長405 nmにおける吸光度を測定した。
尚、対照とし″″CgACA非共存化での反応も、上記
と同じ方法で行ない、その結果を表3にまとめて示す。
表3 ■−アミノカプロン酸(gAcA)による、プラ
スミノーゲン、プラス ミンに対する抗体の結合性への影響 この結果から、31(1g6.4A3E8 2種のモノ
クローナル抗体は、e−7ミノカブロン酸と反応し、構
造変化を受けたプラスミノーゲン(あるいはプラスミン
ンに対しても結合することがわかる。
実施例6 の反応性 各種抗原(タンパク量0.5μy)を10%グル濃度の
5DS−ポリアクリルアミド電気泳動を行すい、続いて
ニトロセルロース膜に電気的に50V、1時間でタンパ
クを固定化した。このニトロセルロース膜を3%wow
 Ge1atin  を含むトリス緩(IiifL(以
下TBSと記すンでBlocking L、3HIE6
及び4A3E8モノクロ一ナル抗体溶液(1μi/−濃
度、1%Ge1atin −TBS希釈溶液)と室温で
一晩反応させた。
0.05%Tween 20を含むTBSで3回洗浄後
、1%Ge1atin −T B S  で3000倍
に希釈したパーオキシダーゼ標識化ヤギ抗マウス抗体溶
液を加え、室温で2時間反応させた。O,OS%Twe
@n 20− T B Sでニトロセルロース膜を洗浄
後、パーオキシダーゼ基質溶gに移し、5分間放置し取
り出し水洗した。モ/り冒−ナル抗体が反応した抗原は
、磯肯色のバンドとして認めることができた。
その結果、3H116,4A3E8モノクロ一ナル抗体
は、Glu−ブラスミ/−ゲン、 Lya−プラスミノ
ーゲン両方に結合し、いずれを還元したプラスミノーゲ
ンにも結合しなかった。また、組織型プラスミノーゲン
活性化因子(t−PA)のKringle領域(構造)
とプラスミ/−ゲンのKringl@領域の相同性は高
いが、どちらのモノクローナル抗体もt−PAに41反
応しなかった2、表4 K3)11E6.4A3E8モ
ノクロ一ナル抗体の抗原反応性並びに諸性質をまとめて
示す。
表4 抗Plasminogenモノクローナル抗体の
性質 手続補正書 昭和61年2月9゜日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ヒトプラスミノーゲンに対するモノクローナル抗体
    。 2、ヒトGlu−プラスミノーゲンおよびLys−プラ
    スミノーゲンに対して特異的な結合性を示し、ヒトプラ
    スミンに対しては結合性を示さない第1項記載のモノク
    ローナル抗体。 3、■−アミノカプロン酸によつて、プラスミノーゲン
    に対する結合を阻害されない第1項記載のモノクローナ
    ル抗体。 4、プラスミノーゲンアクチベーターによるプラスミノ
    ーゲンの活性化に対して影響を及ぼさない第1項記載の
    モノクローナル抗体。 5、ヒトプラスミノーゲンに対するモノクローナル抗体
    を産生するハイブリドーマ細胞。 6、ヒトプラスミノーゲンで免疫された哺乳動物から得
    られた細胞とミエローマ細胞とを融合させて、ヒトプラ
    スミノーゲンに対するモノクローナル抗体を産生するハ
    イブリドーマ細胞を選択し、そのハイブリドーマ細胞の
    産生するモノクローナル抗体を他の産生物と分離、精製
    し取得することを特徴とするヒトプラスミノーゲンに対
    するモノクローナル抗体の製造方法。 7、前記哺乳動物から得られた細胞がマウス細胞である
    第6項のモノクローナル抗体の製造方法。
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Cited By (1)

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JPH074270B2 (ja) 1995-01-25

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