JPS6336821Y2 - - Google Patents

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JPS6336821Y2
JPS6336821Y2 JP4433882U JP4433882U JPS6336821Y2 JP S6336821 Y2 JPS6336821 Y2 JP S6336821Y2 JP 4433882 U JP4433882 U JP 4433882U JP 4433882 U JP4433882 U JP 4433882U JP S6336821 Y2 JPS6336821 Y2 JP S6336821Y2
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JP
Japan
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cross member
support bracket
power plant
vertical
frame members
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JP4433882U
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JPS58146718U (ja
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  • Arrangement Of Transmissions (AREA)
  • Vibration Prevention Devices (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動車のパワープラントの支持構造に
関するものである。
エンジンとクラツチ、トランスミツシヨン等を
一体化したパワープラントを自動車のフロントの
エンジンルーム内に配置する場合、このパワープ
ラントは車体に何点か(普通3点ないし4点)で
支持されるが、特にパワープラントを車体に対し
て横向きに配置する場合等においては、支持点の
1つをパワープラント前部に設定することが多
い。すなわちパワープラント前部にブラケツトを
固定し、このブラケツトを車幅方向に延びる横部
材に固定された支持ブラケツトに支持するもの
で、例えば実開昭56−124526号公報にはその一例
が示されている。
フロントのエンジンルーム周囲には、エンジン
ルームの左右側壁を構成する左右ホイルエプロ
ン、この左右のホイルエプロンの各々上端および
下端に沿つて車体前後方向に延びるアツパフレー
ムメンバーおよびロアフレームメンバー、左右両
アツパフレームメンバーの前端部を連結するシユ
ラウドアツパメンバー、および左右両ロアフレー
ムメンバーの前端部を連結するクロスメンバーが
配置されるのが一般的であり、前記パワープラン
ト前部を支持する支持ブラケツトを固定する横部
材としては、上記クロスメンバーが用いられるこ
とが多い。
上述のようにクロスメンバーに固定した支持ブ
ラケツトにパワープラントの前部を支持するよう
にした支持構造においては、支持ブラケツトはク
ロスメンバーの上面に設けられるとは限らず、レ
イアウトの制約により、第5A図に示すようにク
ロスメンバー50の後方側壁50a上に設けられ
ることもある。このように支持ブラケツト51が
クロスメンバー50の後方側壁50a上に固定さ
れる場合、支持ブラケツト51はクロスメンバー
50本体から後方側に該メンバー50と略直角に
張り出した複数(通常1対)のマウント用側壁5
1aにパワープラント前部のブラケツトを受ける
ように形成される。このような構造においては、
支持ブラケツト51とクロスメンバー50の接合
部と、上記マウント用側壁51aにおけるパワー
プラント前部の軸支点51bとの間に距離がある
ため、支持ブラケツト51にはパワープラント荷
重Pにより、第5B図に概略的に示すように、ク
ロスメンバー50から剥離させる向き(矢印H方
向)の力が主に加わるようになる。従来この種の
パワープラント支持構造においては、通常上記支
持ブラケツトは溶接によりクロスメンバーに接合
されているが、上記のような剥離方向の力によつ
てクロスメンバーから引き剥がされないように、
支持ブラケツトを大きく設定してスポツト溶接点
を増やしたりあるいは長いビード長の隅肉溶接を
行なう等、この支持ブラケツトの強化のために各
種面倒な加工が必要となつていた。
本考案は上記事情に鑑みてなされたものであ
り、前記のような支持ブラケツトが簡単な加工で
しかも強固なものに形成され得る、自動車のパワ
ープラントの支持構造を提供することを目的とす
るものである。
本考案の自動車のパワープラントの支持構造
は、前述のようなクロスメンバーとシユラウドア
ツパメンバーとは、フレーム構造強化のために
各々の略中央部が縦メンバーによつて連結される
ことが多いことに着目してなされたものであり、
この縦メンバーに、クロスメンバーに対して略直
角な竪面を形成し、この竪面に前記支持ブラケツ
トのマウント用側壁の少なくとも1つを接合した
ことを特徴とするものである。
上記のように支持ブラケツトと縦メンバーとを
接合すると、支持ブラケツトに加わるパワープラ
ントの荷重はシユラウドアツパメンバーによつて
も受けられるようになり、支持ブラケツトとクロ
スメンバーとはスポツト溶接等により簡単に固定
するだけでよくなる。また支持ブラケツトと縦メ
ンバーとの接合部は前記のような竪面であるの
で、パワープラント荷重はこの接合部には主にせ
ん断方向に加わり剥離方向の大きな力は作用しな
いので、この部分の接合もスポツト溶接等の簡単
な加工によつて行なえる。
以下、図面を参照して本考案の実施例について
説明する。
第1図は本考案の1実施例によるパワープラン
ト支持構造を用いてパワープラントを支持する自
動車を示すものである。この第1図の自動車にお
いて、エンジン、クラツチ、トランスミツシヨン
等が一体化されたパワープラント1は、フロント
のエンジンルーム2内に横向きに配され、3つの
ブラケツト3a,3b,3cがそれぞれ、車体側
の支持ブラケツト4a,4b,4cに受けられて
車体に支持されている。
エンジンルーム2の左右側壁部は、車体前後方
向に延びるアツパフレームメンバー5とロアフレ
ームメンバー6、およびこれらの間に配されたホ
イルエプロン7から構成されており、パワープラ
ント1の側部のブラケツト3cを支持する支持ブ
ラケツト4cは上記ホイルエプロンに固定されて
いる。またパワープラント1の後部のブラケツト
3bを支持する支持ブラケツト4bは例えば車幅
方向に延びる横部材(図示せず)に固定される。
そしてパワープラント1の前部のブラケツト3a
を支持する支持ブラケツト4aは、車幅方向に延
びて上記1対のロアフレームメンバー6の前端部
を連結するクロスメンバー8に固定されている
(なお、この第1図においては後述するシユラウ
ドアツパメンバー、縦メンバーを省略してある)。
この支持ブラケツト4aは本考案独特の構造で車
体側に固定され、十分な強度を備えている。以下
第2図、第3図を参照してこの部分について詳細
に説明する。
第2図は第1図の自動車のエンジンルーム2前
部を拡大して詳しく示すものである。前述したよ
うに左右のロアフレームメンバー6の前端部はク
ロスメンバー8によつて連結され、一方左右のア
ツパフレームメンバー5の前端部はパネル9を介
して、車幅方向に延びるシユラウドアツパメンバ
ー10によつて連結されている。そしてクロスメ
ンバー8とシユラウドアツパメンバー10は、略
中央部において縦メンバー11によつて連結され
ている。第3図は上記縦メンバー11とクロスメ
ンバー8の接合部を、エンジンルーム2側から見
たところを示すものである。この第3図に示され
ているように縦メンバー11は略L字状の断面形
状を有し、クロスメンバー8の長手方向と平行な
基部11aが該クロスメンバーに沿つて延ばさ
れ、スポツト溶接によつてクロスメンバー8に接
合されている(なお図中のX印はスポツト溶接点
を示している)。そして前述した支持ブラケツト
4aは、クロスメンバー8の長手方向と直角な縦
メンバー11の竪面11bと接する位置におい
て、該クロスメンバー8に固定されている。この
支持ブラケツト4aの固定は、図中同じくX印で
示す点でクロスメンバー8の上面8a,後面8b
にスポツト溶接することにより行なわれている。
上記支持ブラケツト4aは、下側が開いたコの
字状部分を有するもので、クロスメンバー8から
後方に屹立する1対のマウント用側壁12,1
2′を備えている。パワープラント1前部に固定
されたブラケツト3aは、この支持ブラケツト4
a内に収められた後、上記マウント用側壁12,
12′のボルト穴13,13′に受けられるボルト
14が挿通され、このボルト14がナツト15に
て固定されることによつて該支持ブラケツト4a
に支持される。
ここで上記1対のマウント用側壁12,12′
のうち、前記縦メンバー11の竪面11bに接す
る方の側壁12は、この竪面11bとスポツト溶
接により接合されている(当然ながらこの竪面1
1bには前記ボルト穴13と整合するボルト穴が
開設される)。したがつて上記のようにしてパワ
ープラント1のブラケツト3aが支持ブラケツト
4aに支持されたとき、パワープラント1の荷重
は、該支持ブラケツト4aを固定するクロスメン
バー8に受けられるとともに、この縦メンバー1
1を介して前記シユラウドアツパメンバー10に
よつても受けられるようになる。そのため前述し
たように支持ブラケツト4aとクロスメンバー8
とが簡単なスポツト溶接で固定されていても、支
持ブラケツト4aがクロスメンバー8から引き剥
がされるようなことがない。
またパワープラント1の荷重は、支持ブラケツ
ト4aのマウント用側壁12と縦メンバー11の
竪面11bの接合部と、該接合部に対して直角方
向に離れたマウント用側壁12′とクロスメンバ
ー8の接合部とに分散して加わるため、これら両
接合部の一方に対して剥離方向の向きとなる力は
他方の接合部に対してせん断方向に加わるのでそ
こで強固に受け止められ、反対に他方の接合部に
対して剥離方向の向きとなる力は上記一方の接合
部に対してせん断方向に加わるのでそこで強固に
受け止められるようになる(なお第3図に、マウ
ント用側壁12と竪面11bの接合面に対するせ
ん断方向、および剥離方向の力の向きをそれぞれ
矢印A,Bで示す)。上述のようにしてパワープ
ラント荷重が受け止められるので、両接合部の一
方あるいは双方に剥離方向の大きな力が作用する
ことがなくなり、こうして各接合部は互いに補強
し合う形で、大きな荷重に充分に耐え得るものと
なる。また縦メンバー11は、クロスメンバー8
に加えてシユラウドアツパメンバー10にも接合
されているので、上記剥離方向の力はより確実に
受け止められる。
以上、左右アツパフレームメンバー5の前端部
がシユラウドアツパメンバー10により連結さ
れ、このシユラウドアツパメンバー10とクロス
メンバー8が付加的な縦メンバー11により連結
されるエンジンルーム前部構造を有する自動車に
本考案を適用した例について説明したが、このエ
ンジンルーム前部は、第4図に示すように片側
(この場合は図中左方)のアツパフレームメンバ
ー5の前端部に連結するパネルがほぼ車体中央ま
で延ばされて枠状に形成されたシユラウド20
と、このシユラウド20と他方のアツパフレーム
メンバー5の前端部を連結する短いシユラウドア
ツパメンバー21とにより構成されることもあ
る。本考案はこのようなエンジンルーム前部構造
に対しても適用可能である。すなわち第4図に示
すようにシユラウド20の車体中央部の縦メンバ
ー20aに、前述した実施例における縦メンバー
11の竪面11bと同様の竪面20bを形成し、
この竪面20bに支持ブラケツトの側面を接合す
ればよい。なおこの第4図においては、前述した
実施例における部品と同等の部品には、第2図の
部品番号と同じ部品番号を付してある。
以上縦メンバーに1面だけ竪面が形成され、こ
の竪面に支持ブラケツトのマウント用側壁の一方
が接合される実施例を説明したが、例えばチヤン
ネル状の縦メンバーを使用して上記のような竪面
を2面設定し、支持ブラケツト側壁の双方をこれ
ら竪面に各々接合することも勿論可能である。
以上詳細に説明した通り本考案の自動車のパワ
ープラント支持構造は、充分な強度を備えしかも
従来のこの種の支持構造に比較すると加工も容易
である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1実施例を示す平面図、第2
図、第3図は第1図の実施例の一部を拡大して示
す斜視図、第4図は本考案の異なる実施例を示す
斜視図、第5A図は従来のパワープラント支持構
造を示す一部破断側面図、第5B図は上記従来の
支持構造におけるパワープラント荷重の作用の仕
方を説明する説明図である。 1……パワープラント、2……エンジンルー
ム、3a……ブラケツト、4a……支持ブラケツ
ト、5……アツパフレームメンバー、6……ロア
フレームメンバー、7……ホイルエプロン、8…
…クロスメンバー、10,21……シユラウドア
ツパメンバー、11,20a……縦メンバー、1
1b,20b……竪面、12……マウント用側
壁。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. エンジンルームの左右側壁を構成する左右ホイ
    ルエプロンと、この左右ホイルエプロンの各々上
    端および下端に沿つて車体前後方向に延びるアツ
    パフレームメンバーおよびロアフレームメンバー
    と、左右両アツパフレームメンバーの前端部を連
    結するシユラウドアツパメンバーと、左右両ロア
    フレームメンバーの前端部を連結するクロスメン
    バーとを有する自動車において、前記クロスメン
    バーに対して略直角な竪面を有する縦メンバーに
    より該クロスメンバーおよび前記シユラウドアツ
    パメンバーの各々の略中央部を連結して成り、前
    記クロスメンバーの後方に該クロスメンバーに対
    して略直角な互いに対向するマウント用側壁を有
    する支持ブラケツトが固定されており、前記側壁
    の少なくとも1つと前記縦メンバーの竪面とが接
    合され、この支持ブラケツトにパワープラントの
    前部を支持してなる自動車のパワープラント支持
    構造。
JP4433882U 1982-03-29 1982-03-29 自動車のパワ−プラント支持構造 Granted JPS58146718U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4433882U JPS58146718U (ja) 1982-03-29 1982-03-29 自動車のパワ−プラント支持構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4433882U JPS58146718U (ja) 1982-03-29 1982-03-29 自動車のパワ−プラント支持構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58146718U JPS58146718U (ja) 1983-10-03
JPS6336821Y2 true JPS6336821Y2 (ja) 1988-09-29

Family

ID=30055395

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4433882U Granted JPS58146718U (ja) 1982-03-29 1982-03-29 自動車のパワ−プラント支持構造

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JP (1) JPS58146718U (ja)

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Publication number Publication date
JPS58146718U (ja) 1983-10-03

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