JPS6334124Y2 - - Google Patents

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JPS6334124Y2
JPS6334124Y2 JP1984008881U JP888184U JPS6334124Y2 JP S6334124 Y2 JPS6334124 Y2 JP S6334124Y2 JP 1984008881 U JP1984008881 U JP 1984008881U JP 888184 U JP888184 U JP 888184U JP S6334124 Y2 JPS6334124 Y2 JP S6334124Y2
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JP
Japan
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tape
drum
head
guide
running
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JP1984008881U
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JPS60123743U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はテープ走行装置に関し、特に回転ドラ
ムの外周面を巡つてテープを走行させる場合に適
用して好適なものである。
〔背景技術とその問題点〕
この種のテープ走行装置は例えばビデオテープ
レコーダ(VTR)において回転ヘツドによつて
テープ上に針めに形成されたトラツクにビデオ信
号を記録、再生する構成のものに用いられてい
る。この場合テープ1は第1図に示すように入口
側ガイドローラ2から第1のガイドピンを構成す
るスライドガイド3を通つて回転ドラム4の外周
面上に案内され、このドラム4の外周面から第2
のガイドピンを構成するスラントガイド5及び出
口側ガイドローラ6を通つて外部に導出される。
ドラム装置4は第2図に示すように固定の下ド
ラム11及び回転する上ドラム12を同軸上に近
接して配設した構成を有し、スラントガイド3及
び5間を走行するテープ2を下ドラム11の外周
面上に形成された案内溝13によつて案内しなが
ら斜めに走行させる。かくしてテープ2は下ドラ
ム11及び上ドラム12間の境界位置を斜めに横
切るように走行して行くのに対して上ドラム12
の下面に設けられたヘツド14によつてテープ2
上にその走行方向に対して斜めの方向に記録トラ
ツクを形成させるようになされている。
なお実際上上ドラム12の直径は下ドラム11
より僅かに大きい値に選定され、これによりテー
プ2に対してこれを案内溝13に押付ける方向の
力を与えるようにし、これによりテープ2を上ド
ラム12及び下ドラム11に対して安定に斜め方
向に走行させることができるようになされてい
る。
以上の構成のテープ走行装置において、ドラム
装置4へのテープの巻付角度が大きく例えば344゜
程度のいわゆるΩ巻のVTRにおいては、回転す
る上ドラム12の周囲に粘着して形成されたエア
ーフイルムが上ドラム12の回転方向側のフイル
ム及びドラム間に引込まれてテープをドラムから
浮き上らせる現象が生じ、そのためヘツド14に
よつてテープ上のビデオ信号を再生した場合第4
図に示すようにヘツド14がテープ1に当り始め
て再生信号(RF信号)が発生し始める時点t0
傍のエンベロープの立上がヘツド14及びテープ
1間のスペースロスが大きくなるためになまつて
しまう問題があり、この波形なまり部Wを点線で
示すような早い立上りにできない問題がある。
この問題を解決するため従来は、ヘツド14が
当り始めるテープ側のスラントガイド(この実施
例の場合入口側スラントガイド3)の傾斜角度を
調整することによつてテープ1のテンシヨンを大
きくすることによつて改善する方法が考えられて
いる。すなわち第3図に示すように入口側スラン
トガイド3の下端をドラム12の回転方向K1に
対して逆の方向K2の方向に傾斜させ、これによ
りテープ1の下側縁側のテープテンシヨンを大き
くしてこの部分をドラム装置4の外周面から離れ
ないように抑制する。このようにすればヘツド1
4において再生される再生ビデオ信号VDのエン
ベロープは第5図に示すようにヘツドの当り始め
時点t0に対応する位置近傍においてほぼ目標とす
る波形に近くなる。
しかしヘツド14のテープ1への当り始め時点
t0より少し遅れた時点t1の近傍においてエンベロ
ープ波形が落込む現象が生じ、エンベロープ波形
の改善としては未だ不充分である。因にこのよう
な落込み波形部分Mが生じる理由は次のようにな
ると考えられる。すなわち第3図ついて上述した
ようにテープ1の下側縁部のテンシヨンを大きく
するために当該下側縁を外方に引張るようにスラ
ントガイド3を傾斜させると、この傾斜が増大し
たこと及びテープテンシヨンが上昇したことの総
合作用によつてテープ1のスラントガイド3に接
触する位置が第6図において点線で示すレベル位
置L1から実線で示すレベル位置L2にまで上昇
する現象が生じ、そのためスラントガイド3から
下ドラム11の案内溝13へ引込まれる際にテー
プ1が案内溝13に当たつた後、続いて少し跳返
る現象が生じ、この跳返り部分Yのテープテンシ
ヨンが部分的に少し低下してテープ1とドラム装
置4との間のスペースロスが増加する結果にな
り、このことが再生ビデオ信号VDのエンベロー
プの落込み波形Mの生じる原因になると考えられ
る。
因にテープ1をドラム装置4上に斜めに巻付け
るためにはスラントガイド3及び5によつてテー
プ1をひねる必要があり、このようにしてひねら
れた状態で走行するテープ1に対して部分的に力
を与えた結果第6図の跳返り部分Yが生じ易い状
態になつていると考えられる。
〔考案の目的〕
本考案は以上の点を考慮してなされたもので、
テープがドラム装置の表面から離間してスペース
ロスが大きくなる現象が部分的に生じた場合に当
該スペースロスをできるだけ小さくするようにし
ようとするものである。
〔考案の概要〕
かかる目的を達成するため本考案においては、
回転ヘツドのテープへの当たり開始点近くにテー
プに対して空気流を吹きつけるエアーパツト装置
を設けることによつてドラム装置とテープとの間
のスペーシングロスを小さく押さえるようにす
る。
〔実施例〕
以下図面について本考案の一実施例を詳述す
る。第7図において第3図及び第6図との対応部
分に同一符号に付して示すように、第3図及び第
6図について上述と同様にして、入口側スラント
ガイド3の下端をドラム12の回転方向K1に対
して逆の方向K2の方向に傾斜させ、これよりテ
ープ1の下側縁側のテープテンシヨンを大きくし
てこの部分をドラム装置4の外周面から離れない
ように抑制すると共に、この抑制動作によつて跳
返り部分Yが生じたとき、この跳返り部分Yでの
スペーシングロスを小さくするために、テープ1
の跳返り部分Y(第6図)に対向する位置にエア
ーパツト装置21が配設されている。この実施例
の場合エアーパツト装置21は1つの噴出口を具
える圧縮空気噴出用ノズル22を有し、配管23
を通じて別途圧縮空気源(例えばコンプレツサ)
から送られて来る圧縮空気をノズル22からテー
プ1上にほぼ直角方向に噴射することによつて第
8図に示すようにテープ1のノズル22と対抗す
る部分Zをドラム装置の表面上に押付けるように
なされている。
以上の構成においてテープ1は入口側スラント
ガイド3からドラム装置4の表面に送り込まれて
きたとき、第3図及び第6図について上述したよ
うに一旦案内溝13に当接した後跳返る部分Yが
生じようとするが、これがエアーパツト装置21
から噴射される圧縮空気によつてドラム4の外周
面上に押え込まれ、かくしてテープ1及びドラム
装置4間のスペーシングロスの増加を押えること
ができる。従つてヘツド14において再生される
再生ビデオ信号VDは第9図に示すように落込み
波形部M(第5図)を生じることがなく、しかも
立上りの波形なまりもないエンペロープを呈する
信号を得ることができる。
かくするに付きテープ1に接触する媒質は圧縮
空気であるのでこれが外側から吹き付けられた時
にテープ1の走行状態に悪影響を与えるおそれは
なく、好適なパツト機能を得ることができる。因
にエアーパツト装置21から吹き付けられたエア
ー部分Zはテープ1に対してその走行を妨げるよ
うな摩擦抵抗を生じることはなく、またテープ1
の湾曲形状に適合するように変形しながらテープ
1に対してドラム装置4の直径方向への押付力を
与えることができる。
なお上述においてはエアーパツト装置1として
噴出口が1つのノズル22を用いた場合について
述べたが、複数の空気噴出口を必要に応じて配列
したようなノズルを用いてもよい。
〔考案の効果〕
以上のように本考案によれば、トラツク始端部
側のテープエツジのテンシヨンがトラツク終端部
側のテープエツジのテンシヨンより大きくなるよ
うにすると共に、回転ヘツドのテープへの当り開
始点近傍に生ずるテープの跳返りをエアーパツト
を用いて確実に押え込むようにしたことにより、
ヘツドから再生される再生信号のエンベロープ波
形に波形なまりや変動が生じる原因があるときこ
れを有効に抑制して安定した状態でテープを走行
させることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図、第3図はテープ走行装置のう
ちドラム装置周りの構成を示す平面図、正面図、
側面図、第4図及び第5図はヘツドによつて再生
されたビデオ信号のエンベロープ波形を示す波形
図、第6図はテープの不安定な走行の原因を示す
ドラム装置周りの構成の正面図、第7図及び第8
図は本考案によるテープ走行装置の一実施例をド
ラム装置周りの部分として示す平面図、正面図、
第9図はそのヘツドによつて再生されるビデオ信
号のエンベロープを示す波形図である。 1……テープ、3,5……スラントガイド、4
……ドラム装置、11……下ドラム、12……上
ドラム、13……案内溝、14……ヘツド。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 テープを案内する案内溝が設けられた固定ドラ
    ムと、ヘツドが取り付けられた回転ドラムとを有
    するドラム装置の外周面を巡つて上記テープを走
    行させるテープ走行装置において、 上記テープを上記回転ドラムの外周面を巡らせ
    るように上記テープを案内する一対のガイドピン
    と、上記テープに空気を吹きつけるエアーパツト
    装置とを具え、 上記ヘツドが走査する上記テープ上のトラツク
    の始端部側のテープエツジのテンシヨンが上記ト
    ラツクの終端部側のテープエツジのテンシヨンよ
    りも大きくなるように、上記一対のガイドピンの
    うち上記始端部側のガイドピンを所定の方向に傾
    斜させると共に、上記始端部近傍に空気を吹きつ
    けるように上記エアーパツト装置を配置した ことを特徴とするテープ走行装置。
JP888184U 1984-01-25 1984-01-25 テ−プ走行装置 Granted JPS60123743U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP888184U JPS60123743U (ja) 1984-01-25 1984-01-25 テ−プ走行装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP888184U JPS60123743U (ja) 1984-01-25 1984-01-25 テ−プ走行装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60123743U JPS60123743U (ja) 1985-08-21
JPS6334124Y2 true JPS6334124Y2 (ja) 1988-09-09

Family

ID=30488573

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP888184U Granted JPS60123743U (ja) 1984-01-25 1984-01-25 テ−プ走行装置

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2593517B2 (ja) * 1988-05-13 1997-03-26 シャープ株式会社 磁気記録再生装置
JP2500614Y2 (ja) * 1988-06-20 1996-06-12 シャープ株式会社 磁気記録再生装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5367411A (en) * 1976-11-27 1978-06-15 Nec Corp Rotary head type magnetic tape device

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4876916U (ja) * 1971-12-23 1973-09-22
JPS5798563U (ja) * 1980-12-10 1982-06-17

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5367411A (en) * 1976-11-27 1978-06-15 Nec Corp Rotary head type magnetic tape device

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JPS60123743U (ja) 1985-08-21

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