JPH0533330U - 回転磁気ヘツド装置 - Google Patents

回転磁気ヘツド装置

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JPH0533330U
JPH0533330U JP7886691U JP7886691U JPH0533330U JP H0533330 U JPH0533330 U JP H0533330U JP 7886691 U JP7886691 U JP 7886691U JP 7886691 U JP7886691 U JP 7886691U JP H0533330 U JPH0533330 U JP H0533330U
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JP
Japan
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magnetic tape
magnetic head
drum
magnetic
rotary
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Pending
Application number
JP7886691U
Other languages
English (en)
Inventor
拓己 貴島
Original Assignee
三菱電機株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ドラムの磁気テー摺接面における出口部分
付近での、磁気ヘッドと磁気テープとの接触状態を良好
に保持できる回転磁気ヘッド装置を得る。 【構成】 固定ドラム2の磁気テープ摺接面22の一
部、本実施例では出口部分22C手前のリード21上部
約2mmの位置に、幅約0.7mm、長さ約30mm、
突出量約50μmの概略形状を持つ凸部をリード21に
ほぼ平行に形成する。これにより磁気テープ5のテンシ
ョン分布が変化し、磁気ヘッド4と磁気テープ5との接
触状態が保持され、出力が出口部分付近で低下すること
もない。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ビデオテープレコーダ等の磁気記録再生装置に用いられる回転磁 気ヘッド装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図6は例えば特開昭58−85965号公報に示された従来の回転磁気ヘッド 装置を示す側面図であり、図7はその平面図、図8はドラム部の斜視図である。 図において、1はデッキベース、2はこのデッキベース1に固定された固定ドラ ム、3はこの固定ドラム2に回転自在に支承された回転ドラム、4はこの回転ド ラム3の下端部に固着され、映像信号を記録再生する磁気ヘッドである。5はこ の磁気ヘッド4が記録再生する媒体となる磁気テープ、6はこの磁気テープが走 行する際の走行方向、位置を規制するテープガイドである。また、上記固定ドラ ム2において、21は上記磁気テープ5がこの固定ドラム2に所定角度巻装して 走行するのを案内するために上記固定ドラム2に設けられた段差で、リードと称 し、22は上記固定ドラム2の側面のうち、上記リード21の上方部分で、磁気 テープ摺接面と称す。なお、磁気テープ5は図中矢印で示すように右方向に走行 するが、これに合わせて磁気テープ摺接面22において、22aで示す磁気テー プ5の巻装開始部付近の領域を入口部分、22bで示す磁気テープ5の巻装中央 部付近の領域を中央部分、22cで示す磁気テープ5の巻装終了部付近の領域を 出口部分と称す。また、7は上記固定ドラム2、回転ドラム3、磁気ヘッド4を 総称したドラムである。
【0003】 次に動作について説明する。一般に、この種の磁気記録再生装置は、ドラム7 に磁気テープ5が所定角度螺旋状に巻装され、回転ドラム3が高速で回転し、こ の回転ドラムに180°対向して搭載された一対の磁気ヘッド4が磁気テープ5 に対して斜めに走査して磁気記録、再生を行うものである。この際、安定した記 録、再生を行うためには、磁気ヘッド4と磁気テープ5との接触状態を良好に保 持することが重要である。
【0004】 ところが、磁気テープ5は固定ドラム2と接触しながら走行するので、磁気テ ープ5と磁気テープ摺接面22との間に摩擦が生じ、入口部分から出口部分にか けて磁気テープ5に加わる長手方向のテンションは徐々に大きくなる。
【0005】 さらに、磁気テープ5が安定してリード21に下端部を当接させながらドラム 7上を走行するために、テープガイド6において、その立設角度を図7の下向き の矢印で示す方向に幾何学的理想値からわざとずらして、リード21に磁気テー プ5を押え付ける方向の規制を行っている。これをオフセットと称するが、これ により磁気テープ5はその幅方向において下側の方ほどテンションが大きくなっ ている。
【0006】 以上の磁気テープ5の長手方向と幅方向のテンション分布を総合すると以下の ようになる。図9はドラム7に巻装している部分の磁気テープ5のテンション分 布を示した図で、テンションが等しい点を連ねた線(以下等張線と称す)で表現 しているが、入口部分の上側が一番テンションが小さく、出口部分の下側の最大 点に向かって徐々に大きくなっていることがわかる。
【0007】 また、図において、51はこの時の磁気ヘッド4の磁気テープ5上の走査軌跡 であるが、これと前述の等張線との関係を見ると、図中A部で示す、出口部分の 手前付近(以下、出口部分付近と称す)で一旦テンションが下がる領域ができ、 出口部分で再び上昇している。
【0008】
【考案が解決しようとする課題】
従来の回転磁気ヘッド装置は以上のように構成されているので、出口部分付近 での磁気ヘッド4と磁気テープ5との十分な接触状態が得られず、微小なスペー スを生じ、図10に示す自己録再RFエンベロープのように、この出口部分付近 に相当する部分で出力の低下が起こる場合がある、という問題点があった。
【0009】 この考案は上記のような問題点を解消するためになされたもので、磁気テープ 摺接面の出口部分付近での、磁気ヘッドと磁気テープとの接触状態を良好に保つ ことができる回転磁気ヘッド装置を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
この考案に係る回転磁気ヘッド装置は、固定ドラムの一部に磁気テープが接触 する凸部を設けたものである。
【0011】
【作用】
この考案における回転磁気ヘッド装置は、固定ドラムの凸部により磁気テープ のテンション分布が変化し、磁気ヘッドと磁気テープとの接触不良部分が改善さ れ、磁気テープ摺接面の全体において良好な接触状態が得られる。
【0012】
【実施例】
実施例1. 図1は本考案による回転磁気ヘッド装置の一実施例を示す側面図であり、図2 は図1の平面図、また、図3はドラム部の斜視図である。なお、図6、図7の従 来例に示す構成要素に対応するものには同一の符号を付すが、この一実施例にお ける具体的な寸法を添えて説明する。1はデッキベース、2はこのデッキベース 1に固定された固定ドラムで直径は62mmである。3はこの固定ドラム2に回 転自在に支承された回転ドラムで直径は上記固定ドラムと同様に62mmで、5 400rpmで図2において左回りに回転する。4はこの回転ドラム3の下端部 に固着された磁気ヘッドで、上記回転ドラム3に対して約50μm突出している 。7は上記固定ドラム2、回転ドラム3、磁気ヘッド4を総称したドラムである 。5は磁気テープで幅12.65mm、厚さは約13μmで、上記ドラム7に1 80°巻装して、矢印で示す右方向に走行する。また、上記固定ドラム2におい て、21は上記磁気テープ5の上記固定ドラム2上の走行を案内するリードで、 上記固定ドラムに約150μmの段差にて形成されている。22は磁気テープ摺 接面であり、22aは入口部分、22bは中央部分、22cは出口部分である。 23は上記磁気テープ摺接面22の一部に形成された凸部であり、出口部分付近 のリード21上部約2mmの位置に、幅約0.7mm、長さ約30mm、突出量 約50μmの概略形状でリード21にほぼ平行に形成されている。また、6はテ ープガイドである。
【0013】 次に動作について説明する。磁気テープ5は固定ドラム2と接触しながら走行 するので、磁気テープ5と磁気テープ摺接面22との間に摩擦が生じ、入口部分 から出口部分にかけて磁気テープ5加わる長手方向のテンションは徐々に大きく なる。
【0014】 また、前記従来例にて説明したと同様に、テープガイド6において、0.3° 前後のオフセットを行っているので、磁気テープ5はその幅方向において下側の 方ほどテンションが大きくなっている。
【0015】 さらに、磁気テープ摺接面22に形成された凸部23により、これに当接する 磁気テープ5のテンション分布が変化し、凸部23の周囲を中心としてテンショ ンが上昇する領域ができる。
【0016】 以上の要素を総合して、磁気テープ5のテンション分布をまとめると以下のよ うになる。図4は本実施例においてドラムに巻装している部分の磁気テープのテ ンション分布を示す図である。図に示すように、入口部分の上側が一番テンショ ンが小さく、出口部分の下側の最大点に向って徐々に大きくなっているが、凸部 23に当接する部分において、等張線は左方向に曲がったものとなっている。
【0017】 これにより、磁気ヘッド4の磁気テープ5上の走査軌跡51とテンションとの 関係は、走査軌跡における入口部分から出口部分にかけてテンションが下がる部 分のない、ほぼ単調増加するものとなっている。
【0018】 図5は本実施例における回転磁気ヘッド装置による自己録再RFエンベロープ であるが、図10に示す従来例のように出力の低下している部分を有するものに 対しても、図5のように改善効果が見られる。
【0019】 実施例2. なお、上記実施例で示した凸部23は、固定ドラム2と一体の、切削加工によ って得られるものでも、別部品の、固定ドラム2への接着等により得られるもの でもよい。
【0020】 また、凸部23の具体的形状または位置は上記実施例のものに限定されるもの ではなく、磁気ヘッド4の走査軌跡51におけるテンションが、入口部分から出 口部分にかけて減少する部分のないように補正されるものであればよい。
【0021】
【考案の効果】
以上のように、この考案によれば、固定ドラムの一部に磁気テープが当接する 凸部を設けたので、磁気テープ摺接面の出口部分付近での磁気ヘッドと磁気テー プとの接触状態が入口部分や中央部分と同様に良好になる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例による回転磁気ヘッド装置
を示す側面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1のドラム部の斜視図である。
【図4】この考案の一実施例による回転磁気ヘッド装置
における磁気テープのテンション分布を示す図である。
【図5】この考案の一実施例による回転磁気ヘッド装置
における自己録再RFエンベロープである。
【図6】従来の回転磁気ヘッド装置を示す側面図であ
る。
【図7】図5の平面図である。
【図8】図5のドラム部の斜視図である。
【図9】従来の回転磁気ヘッド装置における磁気テープ
のテンション分布を示す図である。
【図10】従来の回転磁気ヘッド装置における自己録再
RFエンベロープである。
【符号の説明】
2 固定ドラム 3 回転ドラム 4 磁気ヘッド 5 磁気テープ 21 リード 22 磁気テープ摺接面 23 凸部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成4年5月21日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周面に磁気テープの走行を案内するリ
    ードを有する固定ドラム、この固定ドラムに回転可能に
    支承された回転ドラム、およびこの回転ドラムに取付け
    られ上記リードに沿って走行する磁気テープに情報を記
    録再生する磁気ヘッドを備えた磁気記録再生装置の回転
    磁気ヘッド装置において、上記固定ドラム上の上記磁気
    テープ摺接面の一部に凸部を設けたことを特徴とする回
    転磁気ヘッド装置。
JP7886691U 1991-09-30 1991-09-30 回転磁気ヘツド装置 Pending JPH0533330U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7886691U JPH0533330U (ja) 1991-09-30 1991-09-30 回転磁気ヘツド装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP7886691U JPH0533330U (ja) 1991-09-30 1991-09-30 回転磁気ヘツド装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0533330U true JPH0533330U (ja) 1993-04-30

Family

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JP7886691U Pending JPH0533330U (ja) 1991-09-30 1991-09-30 回転磁気ヘツド装置

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