JPH0612637A - 回転磁気ヘッド - Google Patents
回転磁気ヘッドInfo
- Publication number
- JPH0612637A JPH0612637A JP16908592A JP16908592A JPH0612637A JP H0612637 A JPH0612637 A JP H0612637A JP 16908592 A JP16908592 A JP 16908592A JP 16908592 A JP16908592 A JP 16908592A JP H0612637 A JPH0612637 A JP H0612637A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- head
- magnetic tape
- magnetic
- head chip
- center
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ヘリカルスキャン方式の磁気記録再生装置に
適用される回転磁気ヘッドにおいて、磁気テープ出口側
における磁気ヘッドと磁気テープの当たりを改善する。 【構成】 磁気テープ5に摺接されるヘッドチップ4a
の先端面の厚み方向の曲率半径RY の中心を、ヘッドチ
ップ4aの厚み中心よりY寸法だけ上方にずれた位置に
設定する。
適用される回転磁気ヘッドにおいて、磁気テープ出口側
における磁気ヘッドと磁気テープの当たりを改善する。 【構成】 磁気テープ5に摺接されるヘッドチップ4a
の先端面の厚み方向の曲率半径RY の中心を、ヘッドチ
ップ4aの厚み中心よりY寸法だけ上方にずれた位置に
設定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はヘリカルスキャン方式の
磁気記録再生装置に適用される回転磁気ヘッドに関す
る。
磁気記録再生装置に適用される回転磁気ヘッドに関す
る。
【0002】
【従来の技術】図3にヘリカルスキャン方式の磁気記録
再生装置における回転ヘッドドラムを示す。即ちこの回
転ヘッドドラム1は固定側ドラム2とこの固定側ドラム
2に対し高速回転される回転側ドラム3とによりなり、
この回転側ドラム3には磁気ヘッド4が取り付けられて
いる。そしてこの回転ヘッドドラム1の周面に磁気テー
プ5が所定のラップ角で傾斜状に巻き付けられ、この磁
気テープ5の走行と共に回転ヘッドドラム1の回転側ド
ラム3が磁気テープ走行方向と同方向に回転されること
により磁気ヘッド4が磁気テープを下から上へ走査(ス
キャン)し、信号の記録または再生が行なわれる。
再生装置における回転ヘッドドラムを示す。即ちこの回
転ヘッドドラム1は固定側ドラム2とこの固定側ドラム
2に対し高速回転される回転側ドラム3とによりなり、
この回転側ドラム3には磁気ヘッド4が取り付けられて
いる。そしてこの回転ヘッドドラム1の周面に磁気テー
プ5が所定のラップ角で傾斜状に巻き付けられ、この磁
気テープ5の走行と共に回転ヘッドドラム1の回転側ド
ラム3が磁気テープ走行方向と同方向に回転されること
により磁気ヘッド4が磁気テープを下から上へ走査(ス
キャン)し、信号の記録または再生が行なわれる。
【0003】磁気ヘッド4は図4により明らかな如く先
端にヘッドチップ4aが取り付けられてなり、このヘッ
ドチップ4aの先端部がドラム周面より所要量Hで突出
し、磁気テープ5に摺接されるようになっている。一般
にヘッドチップ4aは図5に示すように先端面が曲面状
に形成されており、この曲面状の先端面の中央部をトラ
ック幅TW として磁気テープ5に摺接される。従来の磁
気ヘッドにおいてはヘッドチップ4aの曲面状先端面の
厚み方向の曲率半径RY の中心がヘッドチップ4aの厚
み中心にあり、即ちヘッドチップ4aの先端面はその中
央部分が頂部となっている。
端にヘッドチップ4aが取り付けられてなり、このヘッ
ドチップ4aの先端部がドラム周面より所要量Hで突出
し、磁気テープ5に摺接されるようになっている。一般
にヘッドチップ4aは図5に示すように先端面が曲面状
に形成されており、この曲面状の先端面の中央部をトラ
ック幅TW として磁気テープ5に摺接される。従来の磁
気ヘッドにおいてはヘッドチップ4aの曲面状先端面の
厚み方向の曲率半径RY の中心がヘッドチップ4aの厚
み中心にあり、即ちヘッドチップ4aの先端面はその中
央部分が頂部となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような磁気ヘッド
4を備えた回転ヘッドドラム1を有する磁気記録再生装
置では、回転ヘッドドラムの磁気テープの出口側(回転
ヘッドドラムから磁気テープが離れる側)における磁気
ヘッド4と磁気テープ5の当たりが悪くなる不具合があ
った。即ち、磁気テープの出口側においては図5のよう
に磁気テープ5はその上端部がヘッドチップ4によって
押圧されて外側へ逃げるように屈曲される状態となり、
このときヘッドチップ4aと磁気テープ5の面圧分布は
磁気テープに剛性があるためヘッドチップ4aの前面頂
部の下方側に集中し、このためヘッドチップ4aはトラ
ック幅TW の全体が磁気テープ5に当たらない状態とな
るので、確実な記録または再生が行なわれなくなる問題
を有している。本発明は、このような問題点を解消する
ことを目的としてなされたものである。
4を備えた回転ヘッドドラム1を有する磁気記録再生装
置では、回転ヘッドドラムの磁気テープの出口側(回転
ヘッドドラムから磁気テープが離れる側)における磁気
ヘッド4と磁気テープ5の当たりが悪くなる不具合があ
った。即ち、磁気テープの出口側においては図5のよう
に磁気テープ5はその上端部がヘッドチップ4によって
押圧されて外側へ逃げるように屈曲される状態となり、
このときヘッドチップ4aと磁気テープ5の面圧分布は
磁気テープに剛性があるためヘッドチップ4aの前面頂
部の下方側に集中し、このためヘッドチップ4aはトラ
ック幅TW の全体が磁気テープ5に当たらない状態とな
るので、確実な記録または再生が行なわれなくなる問題
を有している。本発明は、このような問題点を解消する
ことを目的としてなされたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、ヘリカルスキャン方式の磁気記録再生装
置に適用される回転磁気ヘッドにおいて、磁気テープに
摺接されるヘッドチップの先端面の厚み方向の曲率半径
の中心をヘッドチップの厚み中心より上方にずらせて設
定してなるものである。
めに本発明は、ヘリカルスキャン方式の磁気記録再生装
置に適用される回転磁気ヘッドにおいて、磁気テープに
摺接されるヘッドチップの先端面の厚み方向の曲率半径
の中心をヘッドチップの厚み中心より上方にずらせて設
定してなるものである。
【0006】
【作用】上記のように構成することにより、ヘッドチッ
プのトラック幅の全体に磁気テープが当たるようになる
ので、磁気ヘッドと磁気テープの正常な当たりが確保さ
れることになり、確実な記録または再生が行なわれる。
プのトラック幅の全体に磁気テープが当たるようになる
ので、磁気ヘッドと磁気テープの正常な当たりが確保さ
れることになり、確実な記録または再生が行なわれる。
【0007】
【実施例】以下、図1及び図2を参照しながら本発明の
実施例について説明する。本例の磁気ヘッドは、図1に
示す如く磁気テープ5に摺接されるヘッドチップ4aの
先端面の厚み方向の曲率半径RY の中心を、ヘッドチッ
プ4aの厚み中心よりYの寸法だけ上方にずらせて設定
したものであり、即ちこれによって図2からも明らかな
ようにヘッドチップ4aの先端面の頂部は厚み中心より
Yの寸法分上方へずれて形成されることになる。そして
ヘッドチップ4aをこのような形状としたことにより図
から明らかなようにトラック幅TW の全体に磁気テープ
5が当たる状態となるので、磁気テープの出口側におけ
る磁気ヘッド4と磁気テープ5との正常な当たりが維持
でき、その結果確実な記録または再生が行なわれる。
実施例について説明する。本例の磁気ヘッドは、図1に
示す如く磁気テープ5に摺接されるヘッドチップ4aの
先端面の厚み方向の曲率半径RY の中心を、ヘッドチッ
プ4aの厚み中心よりYの寸法だけ上方にずらせて設定
したものであり、即ちこれによって図2からも明らかな
ようにヘッドチップ4aの先端面の頂部は厚み中心より
Yの寸法分上方へずれて形成されることになる。そして
ヘッドチップ4aをこのような形状としたことにより図
から明らかなようにトラック幅TW の全体に磁気テープ
5が当たる状態となるので、磁気テープの出口側におけ
る磁気ヘッド4と磁気テープ5との正常な当たりが維持
でき、その結果確実な記録または再生が行なわれる。
【0008】ところで、本例のように曲率半径RY の中
心が上方にあるヘッドチップ4aの場合、磁気テープの
出口側とは逆に入口側(回転ヘッドドラムに磁気テープ
が進入する側)における当たりが悪化する懸念がある
が、磁気テープの入口側は出口側と異なり、ヘッドチッ
プ4aの突出し量H(図4参照)を大にすれば当たりが
改善されることが確認されている。そしてこのようにヘ
ッドチップ4aの突出し量Hを上げることにより、その
曲面の頂部より下方がさらに磁気テープ5との面圧が高
くなるため、磁気テープの出口側の当たりにも有利とな
り、従って磁気テープの入口側と出口側の両方に有効に
作用することになる。また本例の磁気ヘッドは、ヘッド
チップ4aの厚み寸法が変化してもある程度対応がとれ
るためヘッド耐摩耗にも効果があるものである。
心が上方にあるヘッドチップ4aの場合、磁気テープの
出口側とは逆に入口側(回転ヘッドドラムに磁気テープ
が進入する側)における当たりが悪化する懸念がある
が、磁気テープの入口側は出口側と異なり、ヘッドチッ
プ4aの突出し量H(図4参照)を大にすれば当たりが
改善されることが確認されている。そしてこのようにヘ
ッドチップ4aの突出し量Hを上げることにより、その
曲面の頂部より下方がさらに磁気テープ5との面圧が高
くなるため、磁気テープの出口側の当たりにも有利とな
り、従って磁気テープの入口側と出口側の両方に有効に
作用することになる。また本例の磁気ヘッドは、ヘッド
チップ4aの厚み寸法が変化してもある程度対応がとれ
るためヘッド耐摩耗にも効果があるものである。
【0009】
【発明の効果】以上に説明したように本発明は、ヘリカ
ルスキャン方式の磁気記録再生装置に適用される回転磁
気ヘッドにおいて、磁気テープに摺接されるヘッドチッ
プの先端面の厚み方向の曲率半径の中心をヘッドチップ
の厚み中心よりずれた位置に設定したことにより、磁気
ヘッドと磁気テープの当たりが改善され確実な記録また
は再生が行なわれる。そしてこのように本発明は磁気ヘ
ッド単体でその製造時に決定されるものであるため、磁
気ヘッドを回転ドラムにマウントするときに余分な工数
を必要とせずコスト的なメリットをも有している。
ルスキャン方式の磁気記録再生装置に適用される回転磁
気ヘッドにおいて、磁気テープに摺接されるヘッドチッ
プの先端面の厚み方向の曲率半径の中心をヘッドチップ
の厚み中心よりずれた位置に設定したことにより、磁気
ヘッドと磁気テープの当たりが改善され確実な記録また
は再生が行なわれる。そしてこのように本発明は磁気ヘ
ッド単体でその製造時に決定されるものであるため、磁
気ヘッドを回転ドラムにマウントするときに余分な工数
を必要とせずコスト的なメリットをも有している。
【図1】実施例を示すヘッドチップの側面図である。
【図2】実施例を示すヘッドチップの正面図である。
【図3】ヘリカルスキャン方式の磁気記録再生装置の説
明図である。
明図である。
【図4】回転ヘッドドラムの側面図である。
【図5】従来例を示すヘッドチップの側面図である。
1 回転ヘッドドラム 4 磁気ヘッド 4a ヘッドチップ 5 磁気テープ
Claims (1)
- 【請求項1】 ヘリカルスキャン方式の磁気記録再生装
置に適用される回転磁気ヘッドであって、磁気テープに
摺接されるヘッドチップの先端面の厚み方向の曲率半径
の中心をヘッドチップの厚み中心よりずれた位置に設定
したことを特徴とする回転磁気ヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16908592A JPH0612637A (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | 回転磁気ヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16908592A JPH0612637A (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | 回転磁気ヘッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0612637A true JPH0612637A (ja) | 1994-01-21 |
Family
ID=15880051
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16908592A Pending JPH0612637A (ja) | 1992-06-26 | 1992-06-26 | 回転磁気ヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0612637A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7215510B2 (en) * | 2002-03-28 | 2007-05-08 | Sony Corporation | Magnetic head and magnetic recording/reproducing apparatus for a video tape recorder, and a method of manufacturing the same |
-
1992
- 1992-06-26 JP JP16908592A patent/JPH0612637A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7215510B2 (en) * | 2002-03-28 | 2007-05-08 | Sony Corporation | Magnetic head and magnetic recording/reproducing apparatus for a video tape recorder, and a method of manufacturing the same |
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