JPS6333835Y2 - - Google Patents

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JPS6333835Y2
JPS6333835Y2 JP11114083U JP11114083U JPS6333835Y2 JP S6333835 Y2 JPS6333835 Y2 JP S6333835Y2 JP 11114083 U JP11114083 U JP 11114083U JP 11114083 U JP11114083 U JP 11114083U JP S6333835 Y2 JPS6333835 Y2 JP S6333835Y2
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JP
Japan
Prior art keywords
bolt
tank
cover body
head
storage chamber
Prior art date
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JP11114083U
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JPS6018993U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は設置式タンク底を、架台へ取付けるボ
ルト構造に関するものである。
〔従来技術及びその問題点〕
従来、設置式タンク底を架台に取付ける据付ボ
ルトの取付構造として特開昭51−121820号公報が
ある。
この先行技術はタンク底に通し孔を穿設してお
き、現場においてその通し孔に据付ボルトを挿通
し、架台にナツトで締着させた後、タンク底の据
付ボルト回りに強化プラスチツクス材を接着積層
した構造である。
上記した先行技術ではタンク底と架台とを、据
付ボルト、ナツトを利用して取付けた後、接着積
層される強化プラスチツクス材が固化に要する期
間タンクを利用できず、使用勝手の面で問題があ
つた。
この問題点は第4図に示すようにタンク底Aに
予め取付用ボルトBを吊持し、洩れ防止の為にそ
の取付用ボルトBの頭部101を、FRPのライ
ニング層5で被覆したタンクを直接現場に搬入
し、ナツト102止めすることによつて架台Eに
接続すれば解決できる。
しかし、取付用ボルトBの螺軸部103が下方
へ突出している為、輸送時、取扱い時等で誤つて
その螺軸部103が突き上げられた場合、FRP
のライニング層5が剥離、破損して再度ライニン
グする必要が生じライニング層5の補修作業を行
なわなければならない。
〔技術的課題〕
本考案の技術的課題は、架台との取付用のボル
トが仮にタンク底内に突き上げられてもシール層
(ライニング層)を破損させないようにすること
にある。
〔技術的手段〕
上記技術的課題を達成する為に講じた技術的手
段は次の通りである。
設置式タンクのフラツトな底面に座金を介して
ボルトを吊持して内部をボルト収納室とするカバ
ー体で前記ボルト頭部をカバーし、該カバー体の
下端外周縁を前記底面に密封状に固着し、ボルト
収納室を、ボルトを底面下から押し上げた際ボル
ト頭部との間に若干の空間が確保される高さに形
成すると共に、上記座金に、ボルト頭部の最長間
寸法よりも短く且つボルト頭部の相対する平行面
間寸法よりも長い間隔をもつて一対のガイド面を
立設したことである。
〔作用〕
本考案の技術的手段による作用は次の通りであ
る。
Γ 輸送、取扱い時に設置式タンク底から突出し
ているボルトの螺軸部が突き上げられても、ボ
ルトの頭部はボルト収納室内を上下動するに止
まり、ボルト収納室を有するカバー体及びこの
カバー体を密封状にタンク底に固着するライニ
ング層に、突き上げ力を作用させない。
Γ ボルト頭部の最長間寸法よりも短く且つボル
ト頭部の相対する平行面間寸法よりも長い間隔
をもつて立設した一対のガイド面で突き上げに
伴うボルトの傾動を阻止し、ボルト頭部をボル
ト収納室を形成するカバー体に衝合させない。
Γ ガイド面でボルトの空回りを阻止し、ナツト
を確実にタンク底から突出している螺軸部に締
着させる。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
タンク本体は、FRP、その他の合成樹脂にて
形成された球形、円筒、角形状等の高置、低置を
問わない所謂設置式として使用される周知の形態
のタンク類であり、このタンク底Aに数箇所の挿
通孔a′を開孔し、この挿通孔a′にボルトBを挿通
して吊持する。
ボルトBは、受架台Eにタンク本体を取付ける
ためのもので、タンク底Aに開孔した挿通孔a′に
座金Dを介して吊持せしめてなり、このボルトB
を、内部をボルト収納室cとするカバー体Cでカ
バーする。
カバー体Cは、タンク輸送時や取扱い時等にお
けるトラツクの荷台への載置や取付前の仮設置に
よつて押し上げられるボルトBを出入り可能とす
る内部にボルト収納室cの空間を有するもので、
塩ビ等の合成樹脂やその他の防錆性の金属材にて
底面を開口した箱状等所望な形状に形成してなり
下端口縁をロービングクロスを有するライニング
材やパテ等の接着層1を介してタンク底A内面に
水密状に固着すると共にFRPのライニング層2
で被覆する。
ボルト収納室cは、ボルトBをいつぱいに押し
上げた際カバー体Cとの間に若干の空間3が生じ
る程度の高さとしてカバー体Cにボルト頭部bが
突き当らないようにする(第1図)。
座金Dは、受架台Eに固定する際のボルトBの
空回りを阻止するためのもので、タンク底A内面
にエポキシ樹脂等所望の接着剤4を介して貼着固
定してなり、この座金Dにボルト頭部bのガイド
面dを立設する。
ガイド面dは、ボルトBが斜め上方へ押し上げ
られた際にその頭部bをガイドする為のもので、
ボルトBをいつぱいに押し上げた際のそのボルト
Bの最上面とほぼ同一高さをもつてボルト頭部b
の両サイドに立設して、ボルトB押し上げ時の螺
軸部b′による挿通孔a′の切損やカバー体Cへの衝
突を阻止する。尚このガイド面dは、ボルト頭部
bを囲むように輪状に形成しても良い。またこの
ガイド面d,dは、ボルト頭部b最長間寸法より
も短く且つボルト頭部の相対する平行面間寸法よ
りも長い間隔をもつて立設して受架台のナツトの
取付時にボルトBが空回りしないように配慮して
いる。
〔考案の効果〕
本考案は以上のように構成したので下記の利点
がある。
Γ タンク底から突出しているボルトの螺軸部
が、輸送時、取扱い時に突き上げられてもボル
ト頭部はボルト収納室内において上下動するだ
けであるから、ボルト収納室を有するカバー体
や、ライニング層に負荷をかけず、防水処理層
の剥離や破損を招かず、ライニングの後処理作
業を必要としない。
Γ 座金にボルト頭部のガイド面を立設したの
で、輸送や取扱い時においてボルトが斜め上方
へ押し上げられたとしても、ボルト頭部のカバ
ー体への衝突や螺軸部によるボルトの挿通孔に
損傷を与えないばかりか、このガイド面はボル
ト頭部の空回りをも阻止する機能をもつている
から、受台に対するタンク底のナツト止めも支
障なく行なえる。
依つて所期の目的を達成できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案ボルト構造の実施例を示し、第1
図は縦断面図、第2図は2−2断面図、第3図は
受架台への取付状態を仮想として示す縦断面図、
第4図は従来例の縦断面図である。 尚図中、A……タンク底、B……ボルト、c…
…ボルト収納室、C……カバー体、D……座金、
d……ガイド面、b……ボルト頭部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 設置式タンクのフラツトな底面に座金を介して
    ボルトを吊持して内部をボルト収納室とするカバ
    ー体で前記ボルト頭部をカバーし、該カバー体の
    下端外周縁を前記底面に密封状に固着し、ボルト
    収納室を、ボルトを底面下から押し上げた際ボル
    ト頭部との間に若干の空間が確保される高さに形
    成すると共に、上記座金に、ボルト頭部の最長間
    寸法よりも短く且つボルト頭部の相対する平行面
    間寸法よりも長い間隔をもつて一対のガイド面を
    立設したことを特徴とする設置式タンク底のボル
    ト構造。
JP11114083U 1983-07-16 1983-07-16 設置式タンク底のボルト構造 Granted JPS6018993U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11114083U JPS6018993U (ja) 1983-07-16 1983-07-16 設置式タンク底のボルト構造

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11114083U JPS6018993U (ja) 1983-07-16 1983-07-16 設置式タンク底のボルト構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6018993U JPS6018993U (ja) 1985-02-08
JPS6333835Y2 true JPS6333835Y2 (ja) 1988-09-08

Family

ID=30258193

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JP11114083U Granted JPS6018993U (ja) 1983-07-16 1983-07-16 設置式タンク底のボルト構造

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JPS6018993U (ja) 1985-02-08

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